JPH0653805A - 変位検出センサ - Google Patents

変位検出センサ

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Publication number
JPH0653805A
JPH0653805A JP22500392A JP22500392A JPH0653805A JP H0653805 A JPH0653805 A JP H0653805A JP 22500392 A JP22500392 A JP 22500392A JP 22500392 A JP22500392 A JP 22500392A JP H0653805 A JPH0653805 A JP H0653805A
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JP
Japan
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input
value
displacement
temperature
output
Prior art date
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Pending
Application number
JP22500392A
Other languages
English (en)
Inventor
Akimitsu Ogata
昭光 小形
Mitsuo Hatada
光男 畠田
Hidetomo Ootsuki
秀智 大槻
Yutaka Iwatsuki
豊 岩月
Toshiki Kitani
敏樹 木谷
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Omron Corp
Original Assignee
Omron Corp
Omron Tateisi Electronics Co
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Publication date
Application filed by Omron Corp, Omron Tateisi Electronics Co filed Critical Omron Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 変位検出センサにおいて使用者が設定した基
準位置を基準として表示し、その位置に対して物体の検
知位置を入力できるようにすること。 【構成】 発振コイル3を有する発振回路4と温度セン
サであるサーミスタ5とをセンサ部1に設ける。サーミ
スタ5にはCR発振回路6を接続する。又この発振回路
4,6の周波数を測定するカウンタ9,10を設ける。
そしてあらかじめ各温度に対するカウンタ9,10の出
力を補正するための補正テーブルメモリ13を設け、こ
れに基づいてカウンタ9の計数値を補正し物体までの距
離を検出する。そして使用者が入力した位置データを測
定された位置データから減算し、使用者の設定した基準
位置からのスケールで表示できるようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は被検出物体の接近による
変位を非接触で検知するための変位検出センサに関し、
特にその閾値の入力方法及び表示に特徴を有する変位検
出センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来高周波発振型の近接スイッチでは発
振コイルを設けた発振回路を有し、一定周波数で発振さ
せており、金属体の接近により発振の振幅や周波数が変
化することに基づいて物体を検出するようにしている。
例えば図14に示す近接スイッチでは、発振回路101
に発振コイル102を設け一定の周波数で発振させてお
り、その出力は検波回路103に与えられる。検波回路
103ではその出力を検波して直流レベルの信号に変換
し、リニアライザ104によって直線化して距離に対応
した信号を得ている。そして比較回路105においてこ
の信号を使用者が設定した設定値で弁別することによっ
て、特定の距離までに物体が近接した場合に出力するよ
うにしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらこのよう
な従来の近接スイッチでは、物体の到来による発振コイ
ル102のコンダクタンスの変化よりも温度変化による
ものの方が大きい。従って温度による影響をなくすため
に、発振回路101の帰還回路部にサーミスタ等の温度
補償素子107を接続し、温度補償を行うようにしてい
る。しかし発振コイル102のコンダクタンスの温度特
性のばらつきや、サーミスタの定数のばらつきが影響す
るため、温度に対して高精度に補償された近接スイッチ
を得ることは難しいという欠点があった。
【0004】又物体の有無の他に検出スイッチからの移
動範囲を指定して出力する領域を判別するためのセンサ
が要望されている。従来の近接スイッチにおいて所定の
範囲内に物体が到来したときに出力を出すように設定し
ようとすれば、複数の閾値を設定する必要があり、物体
までの位置の関係を設定することが必要となる。従って
これらを正確に設定することが難しいという欠点があっ
た。
【0005】本発明はこのような従来の問題点に着目し
てなされたものであって、発振コイルの温度特性のばら
つきやサーミスタの温度のばらつき等の影響がなく、使
用者が設定した基準位置からの物体の変位を高精度で検
知することができる変位センサを提供することを目的と
する。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願の請求項1の発明
は、発振コイルを有し該発振コイルへの被検出物体の接
近によって発振周波数が変化する第1の発振回路と、第
1の発振回路の温度の変化によって発振周波数が変化す
る第2の発振回路と、第1,第2の発振回路の発振周波
数を計数する第1,第2の計数手段と、使用温度範囲で
の第1の発振回路の各温度に対応した第2の計数手段よ
り得られるべき演算値を算出して第1の計数テーブルを
生成し、使用温度範囲での第1の発振回路の各温度に対
応して第1,第2の計数手段より得られる計数値を夫々
第2,第3の計数テーブルとして生成し、第2及び第3
の計数テーブルのデータを比例配分することによって第
1のテーブルの各温度での演算値に対応した第1の計数
手段より得られるべき演算値を算出し、各演算値から第
1の計数手段の基準計数値NR を減算し、各温度での補
正値ΔNの第4の計数テーブルを算出することにより、
得られた第1,第4の計数テーブルを補正テーブルデー
タとする補正テーブルメモリと、補正テーブルに基づき
第2の計数手段により得られる計数値MT に対応する補
正値ΔNを比例配分によって算出する温度補正処理部
と、温度補正処理部より得られる補正値ΔNと基準値N
R とを加算する加算手段と、第1の計数手段の計数値N
sから加算手段の加算値(ΔN+NR )を減算する第1
の減算手段と、第1の減算手段より得られる出力Ndを
発振コイルから物体までの距離dに対して直線化する変
位算出処理部と、変位の基準位置を変位データとして入
力する第1の入力手段と、第1の入力手段によって入力
された基準位置の値を直線化された出力から減算する第
2の減算手段と、第2の減算手段の出力を表示する表示
手段と、を具備することを特徴とするものである。
【0007】本願の請求項2の発明は、第1の入力手段
より入力される基準位置(IN1)からの偏差の範囲
(IN2)を入力する第2の入力手段と、第2の減算手
段の出力と第2の入力手段によって入力された偏差の範
囲とに基づいてこの範囲内か否かを判別する比較手段
と、第2の比較手段の比較信号を出力する出力手段と、
を具備することを特徴とするものである。
【0008】本願の請求項3の発明は、第1の入力手段
より入力される基準位置からの変位を入力する第2の入
力手段と、第2の減算手段の出力と第2の入力手段によ
って入力された変位とを比較する比較手段と、第2の比
較手段の比較信号を出力する出力手段と、を具備するこ
とを特徴とするものである。
【0009】本願の請求項4の発明は、第1の入力手段
より入力される基準位置からの偏差の範囲又は変位を設
定する第1,第2のモードを切換える切換手段と、切換
手段によって第1のモードが選択されたときに第2の入
力手段より入力される基準位置からの偏差の範囲を入力
し、切換手段によって第2のモードが選択されたときに
第1の入力手段より入力される基準位置からの変位を入
力する第2の入力手段と、切換手段によって制御され、
第2の減算手段の出力と第2の入力手段によって入力さ
れる偏差の範囲又は変位とを比較する比較手段と、比較
手段の比較信号を出力する出力手段と、を具備すること
を特徴とするものである。
【0010】
【作用】このような特徴を有する本願の請求項1の発明
によれば、第2の計数手段より得られるべき演算値をま
ず演算によって算出して、第1の計数テーブルを生成し
ている。そして第1の発振回路の温度を使用範囲内で連
続して変化させ、各温度に対応して第1,第2の計数手
段から得られる計数値を第2,第3の計数テーブルとし
ている。そして第2,第3の計数テーブルのデータの比
例配分によって、第1の計数テーブルの各温度での計数
値に対応した第1の計数手段より得られるべき演算値を
算出し、基準計数値NR を減算することによって補正値
ΔNの第4のテーブルを得ている。このΔNの第4の計
数テーブルと第1の計数テーブルとを補正テーブルデー
タとして補正テーブルを生成している。そしてこの補正
テーブルを用い、第2の計数手段から得られる計数値M
T によりそのときの温度に対応した補正値ΔNを得てい
る。そして基準値NR と加算し第1の計数手段からの計
数値NS より減算することによって温度に依存しない距
離情報Ndを得ている。更にこのデータNdを変位算出
処理部によって直線化処理している。そして第1の入力
手段より得られる使用者が設定した基準位置データか
ら、直線化された変位データを減算し、直線化して使用
者が設定した基準位置からの変位を表示手段によって表
示するようにしている。
【0011】又本願の請求項2又は3の発明では、この
基準位置からの偏差の範囲又は変位を第2の入力手段に
よって入力し、その偏差の範囲又は変位を比較手段によ
って比較してその比較信号を出力するようにしている。
更に本願の請求項4の発明では、切換手段によって請求
項2及び3の第1,第2のモードを切換えるようにして
いる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例による変位検出セン
サの全体構成を示すブロック図である。本図においてこ
の変位検出センサはセンサ部1とその他の電子回路部2
から構成される。センサ部1には図示のように発振コイ
ル3を有する第1の発振回路4と温度検出素子、例えば
サーミスタ5が設けられる。ここでセンサ部1はその前
面に発振コイル3を有しており、物体が近接したときに
物体までの距離によって発振周波数fS が変化するもの
とする。
【0013】さて電子回路部2にはサーミスタ5を1つ
の抵抗とする第2のCR発振回路6が設けられている。
このCR発振回路6の発振周波数をfT とする。これら
の発振回路4及びCR発振回路6の出力は夫々分周回路
7,8に与えられる。分周回路7,8は夫々発振周波数
を1/Ks、1/Kt分周するもので、この分周値K
s,Ktは設定できるものとする。そして分周出力は夫
々カウンタ9及び10に与えられる。又電子回路部2内
には、一定の周波数、例えば10MHz及び4000Hzのクロ
ック周波数を有する基準クロック発振器11を有してお
り、夫々のクロック信号はカウンタ9及び10に与えら
れる。カウンタ9及び10は分周出力をゲート信号とし
てこの基準クロック発振器11のクロック数を計数する
カウンタであり、分周回路7,8及び基準クロック発振
器11と共に夫々第1,第2の計数手段を構成してい
る。ここでカウンタ9の計数値をNS とし、カウンタ1
0の計数値をNT とし、これらの出力はマイクロコンピ
ュータ12に与えられる。マイクロコンピュータ12に
は後述する補正用のテーブルである温度補正テーブルメ
モリ13,リニア補正テーブルメモリ14が接続され
る。これらのメモリ13,14は例えばE2 PROMに
よって構成される。マイクロコンピュータ12はこの温
度補正用テーブルによって温度補正処理を行い、変位デ
ータに変換すると共に、リニア補正テーブルによってこ
れを直線化する。そして後述するように入力部15によ
り入力された基準位置のデータに基づいて、変位データ
を使用者が定めたスケールに変換し、このスケール上で
の所定位置との比較によって出力を与えるようにしてい
る。表示部16はユーザスケールでの距離情報を表示す
るものであり、出力部17はこうして得られる判別出力
を出力するものである。
【0014】次にマイクロコンピュータ12内の詳細な
機能ブロックについて図2を参照しつつ説明する。マイ
クロコンピュータ12内には、カウンタ10からの計数
値MT を補正する温度補正テーブルメモリ13に基づい
て、基準温度に対する現在の温度のパルス数での補正値
ΔNを算出する温度補正処理部21が設けられる。又パ
ルス数の基準値NR を出力する基準値出力部22が設け
られている。この基準値NR は本実施例では 25600とす
る。このΔNとパルス数の基準値NR とは加算手段23
に与えられる。加算手段23はこれらを加算するもので
あって、その出力は減算手段24に与えられる。減算手
段24はカウンタ9の計数値NS から加算値NR +ΔN
を減算する第1の減算手段であって、Nd(=NS
(NR +ΔN))が算出される。そしてこのNdが変位
情報として変位算出処理部25に与えられる。変位算出
処理部25はこれを直線化するものであって、変位検出
センサに固有の基準位置からの変位情報±Δdが得られ
る。
【0015】さて入力部15はこの変位検出センサの出
力モードを切換えると共に、夫々の出力モードに応じて
一対の入力IN1及びIN2を入力するものである。そ
してマイクロコンピュータ12内のモード選択手段26
は、入力部25からのモード選択信号を受け、モードA
及びBで夫々のモードに対応した一対の入力IN1及び
IN2の入力をレジスタ27に保持し、IN1を減算手
段28に与える。減算手段28は変位情報Δdから設定
値IN1を減算する第2の減算手段である。こうすれば
ユーザが設定した基準位置IN1からの変位情報に変換
されることとなって、この値が表示部16に表示され
る。又モード選択手段26は後述するようにモードA又
はBに応じて夫々必要な比較値を比較部29に与える。
比較部29は、こうして得られた比較基準値と減算手段
28で減算された値とを比較することによって、一対の
出力OUT1又はOUT2を出力するものである。これ
らの出力は出力部17より外部に出力される。
【0016】図3は本実施例による変位検出センサの構
成を示す正面図である。本図に示すように変位検出セン
サ本体にはケーブルを介して前述したセンサ部1が接続
されており、このケース20の前面には入力部15及び
表示部16が設けられる。入力部15は図示のように、
動作モードを「RUN」及び「SET」モードに切換え
るスライドスイッチ15a、「UP」キー15b、「S
HIFT」キー15c及び「TEACH」キー15dが
設けられている。又表示部16には、A又はBのいずれ
かの動作モードを表示するモード表示部と、入力IN1
又はIN2を切換える表示部、及び動作モードでの物体
の位置を表示する数値表示部が設けられている。
【0017】次に温度補正処理部21での処理について
詳細に説明する。本実施例ではまずセンサ部1の温度
は、センサ部1内のサーミスタ5によって検出される。
CR発振回路6はサーミスタ5の抵抗Rに対応した発振
周波数で発振することとなる。従って発振周波数からセ
ンサ部1の温度情報を得ることができる。さてサーミス
タ5の任意の温度Tでの抵抗値Rは、次式によって定ま
る。 R=R0expB(1/T−1/T0 ) ・・・(1) T :任意の温度(°K) R :温度Tでの抵抗値 T0 :基準温度(°K) R0 :基準温度T0 における抵抗値 B :B定数
【0018】ここで温度補正処理に用いる温度補正テー
ブルの作成について説明する。CR発振回路6の発振周
波数はサーミスタ5の抵抗値R、即ち温度及び固有のB
定数によって変化する。本実施例ではサーミスタ5の個
別のデータ及び発振コイル3の固有のばらつきによるカ
ウンタ9の計数値をデータとして取込み、これに基づい
て補正を行っている。図4はこれらの個別の素子のデー
タに基づいて温度補正テーブル13を作成するための補
正テーブル生成装置30を示すブロック図である。本図
において図1と同一符号の各ブロックは図1と同一のも
のであって、各変位センサ毎に固有の発振コイル3,サ
ーミスタ5を有するセンサ部1自体を恒温槽31に入れ
る。恒温槽31の温度は制御部32によって制御されて
いる。そして所定の温度での発振周波数fS ,fT に夫
々対応したカウンタ9,10の計数値NS 及びNT を求
める。そしてカウンタ9,10からの出力をデータ書込
部33を介してデータメモリ34に書込む。データメモ
リ34はE2 PROMによって構成されている。
【0019】さて恒温槽31で正確に規定できる温度を
例えば−10℃及び+60℃とすると、MT テーブル算
出部35はこの温度での発振周波数からサーミスタ5の
抵抗値を算出し、これによってB定数を算出する。こう
すれば任意の温度でのサーミスタ5の抵抗値を計算によ
って求めることができる。
【0020】次にこの変位センサが使用可能な全ての温
度、本実施例では−30℃〜78℃までの温度につい
て、例えば2℃刻みでのサーミスタの温度に対する抵抗
値を求める。そして各抵抗値からCR発振回路6の発振
周波数及びこの発振周波数に対応したカウンタ10の計
数値MT を計算によって算出する。そして各温度でのM
T 値をデータメモリ36内のMT テーブルエリアに書込
む。図5(a)はこうして演算によって求められたMT
値の変化を示す第1の計数テーブルである。ここでMT
テーブル算出部35は第2の計数手段から得られる各温
度での演算値を算出する第1の計数テーブル算出手段で
ある。
【0021】さて図4に示すように恒温槽31にセンサ
部1を実際に入れて制御部32を動作させ、温度を変化
させる。図7は物体までの距離dに対するカウンタ9の
計数値NS の変化を示すグラフである。本図に示すよう
に物体までの距離dのうち検知領域を 100%として、そ
の1/2までの距離を基準距離dR としている。この基
準距離dR における基準温度、本実施例では24℃のN
S 値を基準値NR とする。NR は 25600パルスとなるよ
うに設定する。例えば基準クロック発振器11の第1の
クロック周波数が10MHzに設定されている場合は、分
周数Ksを変化させて分周回路7の出力パルス幅を2.56
msとする。こうして得られた基準値NRを図2に示す基
準値出力部22から出力できるようにしておく。又この
基準温度でのMT 値を例えば8000パルスとなるように設
定する。この場合には分周回路8の分周数KT を変化さ
せて出力パルス幅を2秒とし、基準クロック発振器11
の4000Hzの第2のクロック周波数を計数することによっ
て、8000のパルス数を得ている。
【0022】そして恒温槽31にセンサ部1を入れた状
態で恒温槽31の温度を連続して変化させることによっ
て、−30℃〜78℃までの各温度で例えば2℃刻みで
T値及びNS 値を得る。そしてこのデータを図6
(a)及び(b)に示すようにデータメモリ34に書込
む。尚このときの温度は厳密に規定しておらず、MT
に対するNS 値の関係を知るために用いられる。ここで
データ書込部33は発振回路3の使用範囲の各温度での
第1,第2の計数手段により得られる計数値NS ,MT
を第2,第3の計数テーブルとして生成する第2の計数
テーブル生成手段を構成している。又こうして得られる
図6(a)及び(b)のテーブルは第2,第3のテーブ
ルとなっている。
【0023】さてNS テーブル算出部37はこうして得
られた図6のMT 及びNS のテーブルと図5(a)に示
す計算で求めたMT のテーブルから、各温度でのNS
を算出し、データメモリ36に書込む。即ち図5(a)
のMT テーブルの各MT 値に対応してその前後のMT
を図6(a)のテーブルから捜し出す。そして比例演算
によって図5(a)の各MT 値に対応するNS 値を図5
(b)に示すように算出する。又ΔNテーブル算出部3
8はこうして求められた各温度でのNS 値と基準温度、
ここでは24℃でのNS 値(=NR =25600)との差から
ΔNを演算によって求め、これを図5(c)に示すΔN
テーブル(第4のテーブル)としてデータメモリ36に
書込む。ここでNS テーブル算出部37は図6(a),
(b)に示す計数テーブルのデータを比例配分すること
によって図5(a)のテーブルの各温度での演算値に対
応した第1の計数手段より得られるべき演算値を算出す
る第3の計数テーブル算出手段であり、NS テーブル算
出部38はこのテーブルから基準計数値NR を減算する
ことによって補正値ΔNの第4のテーブルを算出するΔ
Nテーブル算出手段を構成している。
【0024】こうして図5(a),(c)に示すように
各温度でのMT に対応したΔN値を書込んだ一対のテー
ブルを、図1,2に示す温度補正テーブルメモリ13の
2PROMにデータを転送して温度補正テーブルとし
て用いる。尚ここでは図5(b)に示すように一旦各温
度に対応したNS 値を求めてテーブルを形成し、この値
から所定の基準値NR を減算して、図5(c)に示すΔ
Nのテーブルを生成するようにしているが、比例配分の
後、直接ΔNのテーブルを生成するようにしてもよいこ
とはいうまでもない。
【0025】図7において曲線Aは基準温度での距離d
に対するNS 値の変化を示すグラフであり、この曲線は
特定のあらかじめ多数の変位センサからのデータによっ
て求めた曲線をそのまま用いるものとする。そしてこの
基準温度より高い温度では距離dに対するパルス数NS
は例えば曲線Bに示すように変化し、低温では曲線Cに
示すように変化する。このためΔNをNS から減算する
ことによって基準値からの差Ndを算出し、曲線Aに変
換して、修正されたパルス数Ndに基づいて距離のデー
タを得るようにしている。
【0026】図8は距離dに対する温度補正されたパル
ス数Ndの変化を示すグラフである。このグラフは複数
の変位センサのデータに基づいて得られた規定の曲線を
用いて、これにあてはめることによって距離情報dを得
るものとする。そしてNdの256が1%の変化とし、こ
の距離に応じたデータを図9に示すようにリニア補正テ
ーブル14内に保持しておく。この補正テーブルは、例
えば曲線の傾きが小さい部分では 0.5%単位で距離デー
タd10,d11・・・が順次テーブルT1に記録されてい
る。又基準距離dR より距離が近い部分では図示のよう
にテーブルT2,テーブルT3,T4・・・により順次
距離が記録されている。実際の基準距離dR からの距離
Δdは次式(2)によって求まる。
【数1】 ここでPは基準位置からのデータ数である。式(2)の
第1項はnが0〜P−1までの変位の総和であり、第2
項はその変位内でのパルス数Ndに対する距離の比例配
分値を示している。
【0027】次に本実施例の動作について、図10,図
11のフローチャートを参照しつつ説明する。まず動作
を開始するとスライドスイッチ15aをセット状態に設
定し、IN1,IN2を入力する。まず動作を開始する
とステップ41においてスライドスイッチ15aが「S
ET」状態かどうかをチェックする。入力時には「SE
T」モードとしておけばステップ42に進んでモード選
択状態が判別される。ここで図3に示すように「UP」
キー15bによってモードA,Bを切換え、「SHIF
T」キー15cによってそれを固定する。まずモードA
ではステップ43において表示部16に「IN1」の表
示が成される。このとき変位検出センサのセンサ部1の
物体検知の中心位置に物体を配置する。そして入力部の
「TEACH」キー15dを押下することによって中心
値を設定する(ステップ44)。このとき減算手段28
より得られる値を中心値としてレジスタ27に書込む。
【0028】一方モードBではステップ45においてま
ず「IN1」の表示を行う。そして使用者は物体をこの
変位検出センサの検知範囲の最も近い位置に配置する。
そして「TEACH」キー15dを押下することによっ
てそのときに減算手段28より得られる値をMIN値と
してレジスタ27に設定する。このMIN値は変位検出
センサの物体までの最近接点を設定するものである。こ
こでステップ42〜46は、使用者が設定する基準位置
を入力する第1の入力手段を構成している。この場合モ
ードAではこの基準位置は図12に示すように中心値と
なり、モードBでは図13に示すように最近接点とな
る。
【0029】そしてステップ44又は46の処理を終え
ると、ステップ47に進んで「SHIFT」キー15c
の入力を待受ける。「SHIFT」キー15cが入力さ
れれば表示部16に「IN2」の表示を行う(ステップ
48)。次いでステップ49,50において「UP」キ
ー15aを押下して数位の位を選択し、所望の位での
「SHIFT」キー16cを連続して押下する。こうす
ればその位で表示部16内の数値が連続的に変化するこ
ととなり、これによってIN2の入力を行う。そして表
示部16の数値が所望の値になればステップ51に進ん
で「TEACH」キー15dを押下する。こうすればこ
の数値がIN2として確定することとなる。モード選択
手段26はこの値をレジスタ27に保持し、設定を終了
する。ここでIN2はモードAでは図12(a)に示す
ように、中心位置からの偏差の範囲を設定するものであ
る。又モードBでは図13に示すように物体までの最も
近い最近接点からの変位を設定するものである。ここで
ステップ47〜51では基準位置からの変化の範囲又は
基準位置からの変位を入力する第2の入力手段を構成し
ている。次に動作時にはスライドスイッチ15aを「R
UN」モードとする。
【0030】さて動作時にはまず変位検出センサのセン
サ部1を物体の測定領域に配置する。そして発振コイル
3に物体が接近した場合には、その物体までの距離dに
対応した発振周波数で発振回路4が発振することとな
る。又このときの温度に対応した発振周波数fT でCR
発振回路6が発振する。従ってその温度に対応したカウ
ンタ10の計数値MT が求められる。このMT を図5
(a),(c)に示す温度補正テーブルメモリ13によ
って補正し、ΔNの比例配分値を得ることによってセン
サ部1のこの温度でのΔNが得られる。こうしてΔNと
R とを加算手段23によって加算し、減算手段24で
S との差を求めることによって、温度や各変位センサ
の素子に依存しない距離dだけに対応したパルス数Nd
が得られる。そしてこの値を図8,図9に示すように変
換テーブルに基づいて変換することによって、直線化さ
れた位置情報Δdが得られる。このΔdは変位センサに
固有の基準スケールでの基準値dR からの変位を示して
いる。
【0031】さてスイッチが「SET」モードでなけれ
ば、図11のステップ61に進んでまず「RUN」モー
ドかどうかをチェックする。「RUN」モードの場合に
はステップ62に進んで変位算出処理部25よりΔdの
値を取込む。そしてレジスタ27に保持されているIN
1を減算する。IN1はモードAでは中心値、モードB
では最小値MINとなっている。そして得られた値を表
示部16に転送しユーザスケールで表示する。ここでス
テップ62〜64は変位算出処理部25より得られる変
位Δdをユーザスケールに変換する第2の減算手段28
を構成している。そしてステップ65に進んで、モード
選択手段26に設定されているモードがモードAかどう
かをチェックする。モードAの場合にはステップ66に
進んで減算値がレジスタ28に設定されているIN1+
IN2を越えているかどうか、及びIN1−IN2以下
かどうかをチェックする。ステップ66,67の条件が
成立すれば夫々ステップ68,69に進んで出力OUT
2をH、OUT1をHレベルに切換えてステップ62に
戻る。こうすれば図12(a)に示すように、変位検出
センサに固有の基準スケールを、IN1を中心点とする
ユーザスケールに変換し、そのユーザスケールに基づい
て設定されたIN2に対して図12(b)に示すように
距離に対応した一対の出力を得ることができる。
【0032】次にステップ65においてモードBに設定
されている場合には、ステップ70に進み、減算手段2
8で減算した値が負となっているかをチェックし、減算
値が負の場合にはステップ71に進んで出力OUT1を
Hレベルとする。負でなければステップ72において減
算値がIN2を越えているかどうかをチェックする。I
N2を越えている場合にはステップ73においてOUT
2をHレベルとする。こうすれば図13(a),(b)
に示すように、変位検出センサに固有の基準スケールを
ユーザが設定したIN1を最近接点とするユーザスケー
ルに変換し、その位置から設定された変位までの距離に
達しているかどうかによって出力を得ることができる。
【0033】尚本実施例では、ユーザが設定する基準位
置IN1の入力時に変位検出センサの前面に物体を配置
してそのときの減算値をIN1としているが、直接数値
で入力してもよいことはいうまでもない。又この基準位
置からの偏差の範囲又はこれから変位した第2の位置を
数値で入力するようにしているが、第2の位置の入力時
にも物体をその位置に配置して所定のキーを押下するこ
とによって入力するようにしてもよいことはいうまでも
ない。
【0034】又本実施例では第2の発振回路に接続され
る温度センサとしてサーミスタを用いているが、サーミ
スタに限らず種々の温度センサを用いることができるこ
とはいうまでもない。
【0035】
【発明の効果】以上詳細に説明したように本願の請求項
1の発明によれば、温度の補償を各変位センサに固有の
温度検出手段と発振コイルの温度に対する変化を含めた
補正テーブルメモリを作成し、このデータに基づいて補
正を行っている。従って発振コイルや温度センサのばら
つきによる温度補償の誤差がなくなる。そして使用者が
物体を配置し又は数値で入力した基準位置からの物体の
変位を正確に測定し、表示することができる。又本願の
請求項2の発明では、基準位置とその基準位置からの偏
差の範囲を入力することによって、この範囲内かどうか
の判別信号を得ることができる。又請求項3の発明で
は、この基準位置から一定範囲隔てた位置の範囲内かど
うかを判別することができる。このため位置の入力を極
めて容易に行うことが可能となる。又請求項4の発明で
は、第1,第2のモードを切換え第2の入力手段によっ
て偏差の範囲又は変位を入力し、比較手段によってその
範囲内又は変位を判別することができる。又請求項5の
発明では、第2の入力手段によって直接数値で入力する
ことによって設定を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例による変位検出センサの全体
構成を示すブロック図である。
【図2】本実施例のマイクロコンピュータの機能ブロッ
クを示すブロック図である。
【図3】本実施例の変位検出センサの前面を示す正面図
である。
【図4】本実施例による補正テーブルメモリ13を作成
するための補正テーブル生成装置の構成を示すブロック
図である。
【図5】(a)は本実施例によって演算に求めたMT
ーブル、(b)はこれに対応するパルス数Nd、(c)
は補正値ΔNを示すテーブルである。
【図6】(a)はこの変位検出センサの使用温度範囲で
の恒温槽にセンサ部を挿入したときに得られる各温度で
のMT 値を示すテーブル、(b)はその場合のNT 値を
示すテーブルである。
【図7】本実施例の距離に対するパルス数NS の変化を
示すグラフである。
【図8】本実施例の距離dに対する温度補償されたNd
値の変化を示すグラフである。
【図9】本実施例のNdに対するリニアライズするため
の変換テーブルを示す図である。
【図10】本実施例の位置入力部の動作を示すフローチ
ャートである。
【図11】本実施例の動作を示すフローチャートであ
る。
【図12】Aモードでの基準スケールとユーザスケール
の関係及びユーザスケールでの出力状態を示す図であ
る。
【図13】本実施例の基準スケールとユーザスケールと
の関係及びユーザスケールでの検知距離に対する出力を
示す図である。
【図14】従来の高周波発振型近接スイッチの構成を示
すブロック図である。
【符号の説明】
1 センサ部 2 電子回路部 3 発振コイル 4 発振回路 5 サーミスタ 6 CR発振回路 7,8 分周回路 9,10 カウンタ 11 基準クロック発振器 12 マイクロコンピュータ 13 温度補正テーブルメモリ 14 リニア補正テーブルメモリ 15 入力部 16 表示部 17 出力部 20 ケース 21 温度補正処理部 22 加算手段 23 基準値出力部 24,28 減算手段 25 変位算出処理部 26 モード選択手段 27 レジスタ 29 比較部 30 補正テーブル生成装置 31 恒温槽 32 制御部 33 データ書込部 34,36 データメモリ 35 MT テーブル算出部 37 NS テーブル算出部 38 ΔNテーブル算出部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩月 豊 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 木谷 敏樹 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発振コイルを有し該発振コイルへの被検
    出物体の接近によって発振周波数が変化する第1の発振
    回路と、 前記第1の発振回路の温度の変化によって発振周波数が
    変化する第2の発振回路と、 前記第1,第2の発振回路の発振周波数を計数する第
    1,第2の計数手段と、 使用温度範囲での前記第1の発振回路の各温度に対応し
    た前記第2の計数手段より得られるべき演算値を算出し
    て第1の計数テーブルを生成し、使用温度範囲での前記
    第1の発振回路の各温度に対応して前記第1,第2の計
    数手段より得られる計数値を夫々第2,第3の計数テー
    ブルとして生成し、前記第2及び第3の計数テーブルの
    データを比例配分することによって前記第1のテーブル
    の各温度での演算値に対応した前記第1の計数手段より
    得られるべき演算値を算出し、各演算値から前記第1の
    計数手段の基準計数値NR を減算し、各温度での補正値
    ΔNの第4の計数テーブルを算出することにより、得ら
    れた第1,第4の計数テーブルを補正テーブルデータと
    する補正テーブルメモリと、 前記補正テーブルに基づき前記第2の計数手段により得
    られる計数値MT に対応する補正値ΔNを比例配分によ
    って算出する温度補正処理部と、 前記温度補正処理部より得られる補正値ΔNと基準値N
    R とを加算する加算手段と、 前記第1の計数手段の計数値Nsから前記加算手段の加
    算値(ΔN+NR )を減算する第1の減算手段と、 前記第1の減算手段より得られる出力Ndを前記発振コ
    イルから物体までの距離dに対して直線化する変位算出
    処理部と、 変位の基準位置を変位データとして入力する第1の入力
    手段と、 前記第1の入力手段によって入力された基準位置の値を
    前記直線化された出力から減算する第2の減算手段と、 前記第2の減算手段の出力を表示する表示手段と、を具
    備することを特徴とする変位検出センサ。
  2. 【請求項2】 前記第1の入力手段より入力される基準
    位置(IN1)からの偏差の範囲(IN2)を入力する
    第2の入力手段と、 前記第2の減算手段の出力と前記第2の入力手段によっ
    て入力された偏差の範囲とに基づいてこの範囲内か否か
    を判別する比較手段と、 前記第2の比較手段の比較信号を出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の変位検出セ
    ンサ。
  3. 【請求項3】 前記第1の入力手段より入力される基準
    位置からの変位を入力する第2の入力手段と、 前記第2の減算手段の出力と前記第2の入力手段によっ
    て入力された変位とを比較する比較手段と、 前記第2の比較手段の比較信号を出力する出力手段と、
    を具備することを特徴とする請求項1記載の変位検出セ
    ンサ。
  4. 【請求項4】 前記第1の入力手段より入力される基準
    位置からの偏差の範囲又は変位を設定する第1,第2の
    モードを切換える切換手段と、 前記切換手段によって第1のモードが選択されたときに
    前記第2の入力手段より入力される基準位置からの偏差
    の範囲を入力し、前記切換手段によって第2のモードが
    選択されたときに前記第1の入力手段より入力される基
    準位置からの変位を入力する第2の入力手段と、 前記切換手段によって制御され、前記第2の減算手段の
    出力と前記第2の入力手段によって入力される偏差の範
    囲又は変位とを比較する比較手段と、 前記比較手段の比較信号を出力する出力手段と、を具備
    することを特徴とする請求項1記載の変位検出センサ。
  5. 【請求項5】 前記第2の入力手段は、減算手段の出力
    スケールに対応した数値を入力するものであることを特
    徴とする請求項2,3又は4記載の変位検出センサ。
JP22500392A 1992-07-31 1992-07-31 変位検出センサ Pending JPH0653805A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7833687B2 (en) 2008-06-02 2010-11-16 Canon Kabushiki Kaisha Aqueous dispersion of fine resin particles, method for producing aqueous dispersion of fine resin particles, and method for producing toner particles
JP2017088803A (ja) * 2015-11-16 2017-05-25 大東化成工業株式会社 非球状生分解性ポリマー粉体の製造方法および化粧料
JP2019062268A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 オムロン株式会社 近接センサ
JP2019062269A (ja) * 2017-09-25 2019-04-18 オムロン株式会社 近接センサの製造方法および近接センサの製造システム

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