JPH065384Y2 - 装飾ガラス - Google Patents

装飾ガラス

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JPH065384Y2
JPH065384Y2 JP6802890U JP6802890U JPH065384Y2 JP H065384 Y2 JPH065384 Y2 JP H065384Y2 JP 6802890 U JP6802890 U JP 6802890U JP 6802890 U JP6802890 U JP 6802890U JP H065384 Y2 JPH065384 Y2 JP H065384Y2
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JP
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glass
decorative
colored
glass plate
coloring
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JP6802890U
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平次 田渕
正 野口
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Central Glass Co Ltd
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Central Glass Co Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は建築物の窓材、壁材、間仕切り材等に広く利用
でき、彩色性を有する装飾ガラスに関する。
[従来技術とその問題点] ガラス板に着色顔料を塗布し、焼付けて装飾ガラスとな
し、窓材その他に利用することはよく知られるところで
ある。
1例として実開昭49-23540号には板ガラス面に多数のガ
ラス粒を固着した装飾性を有するガラス板が開示されて
いるが、もとよりガラス板表、裏面側からみて互いの色
調を異ならせることはできない。
例えばガラス板面にきわめて薄いガラス膜を形成し、そ
の透過干渉色、反射干渉色による表裏色彩の異なるガラ
ス板を作製することは公知であるが、ガラス膜の成膜が
容易でなく、また膜が極めて薄いため加傷等により傷が
生じ易いし、製造コスト等もきわめて高価なものにな
り、一般的に広く採用するには難点がある。
本考案はこれらの問題点を解消し、きわめて容易に製造
でき、外部の加傷等に対しても強く、強化も可能で窓材
以外に間仕切り材、壁材等に広く利用できるものであっ
て、ガラス表、裏面側からみて互いの色調を異にする装
飾ガラスを提供するものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案は、透明ガラス板面に低融点ガラス粉、着色成
分、有機結合、分散媒を含む着色ガラス調製物を塗着
し、加熱融着して着色ガラス層を形成した装飾ガラスに
おいて、酸化、還元条件により発色色調を異にする前記
着色成分を用いてなり、着色ガラス層の透明ガラス板に
接する内側と、対向する表面側とで発色色調を異ならし
めたこと、好適には通常の酸化性雰囲気下で加熱融着せ
しめること、および加熱融着に際し、着色ガラス層内側
を有機結合、分散媒の揮散による還元条件下に保持する
ことからなる。
前記透明ガラス板としては公知のソーダ石灰ガラス、ア
ルミノ珪酸ガラス、ホウ珪酸ガラス、その他多種のもの
が採用できるが、最も多方面に利用され、安価で入手容
易なソーダ石灰ガラスが推奨できる。
低融点ガラスとしては、特に限定するものではないが、
組成調整により熱処理温度や熱膨張係数等を各種設定し
易く、原料入手の容易なPbO-B2O3系ガラスを推奨するも
のである。
着色成分としては、例えば酸化銅(CuO)を用いれば、酸
化条件においてはCuO系の青〜緑色の発色が得られ、還
元条件においてはCuコロイドによる赤〜褐色の発色を得
ることができる。
また例えば酸化鉄(Fe2O3)においては、酸化条件で黄色
〜褐色、還元条件で青灰色系の発色を得ることができる
等、酸化条件、還元条件により発色色調を異にする成分
の数は少なくなく、色調も多様に選択できる。
ただし単なるイオン発色の場合は、酸化、還元によるイ
オン価数の変化に基づいて異なる発色色調を得ても、着
色ガラス層に透視性がある以上、その表、内側の色調の
差異が明瞭に生じ難く、むしろ透視した際に、混濁した
彩色効果の薄い色調となり易いので注意を要する。
有機結合、分散媒としては、エチルセルローズやエチレ
ングリコールなどを調合し水に溶解したもの等これらに
限定することなく多種のものが使用できる。
これら低融点ガラス、着色成分、有機結合、分散媒を調
製したスラリーを公知の手法で透明ガラス板面の全面ま
たは適所に、所望パターンを以て塗布するが、それに際
し塗膜厚みを100μm以上とすることが好ましく、それ
以下では加熱融着において塗膜のガラス板に接する内側
を還元条件に維持するのが難しく、着色成分を還元発色
させ難い。
なお塗膜厚の上限は規定しないが、1000μmを越えても
本発明の装飾ガラスを製造するうえで何ら意味がなく、
原材料が多くなる分コストを高騰し、また均一厚みを得
難く、あるいは重ね塗りを必要とする等効率、能率、経
済面等からみて好ましくない。
熱処理は通常の電気加熱あるいはガス、重油加熱等によ
り行うもので、格別の雰囲気などの調整を必要としな
い。
熱処理温度は低融点ガラスの転移温度、より好ましくは
軟化温度以上とするもので、前記転移温度は透明ガラス
板のそれより100℃以上低くするように予めガラス成分
を調整することにより透明ガラス板の軟化湾曲を防ぐこ
とができる。
透明ガラス板としてのソーダ石灰ガラスは転移温度が55
0℃以上であるのに対し、前記PbO-B2O3系低融点ガラス
はそれを容易に450℃以下に設定できる。
またソーダ石灰ガラスの熱膨張係数が90×10-7/℃オー
ダー(於300℃付近、以下同じ)であるのに対し、低融
点ガラス、すなわち着色ガラス層のそれを80×10-7/℃
オーダーまたはそれ以下とすることにより、着色ガラス
層の剥離、亀裂等がなく、かつ該着色ガラス層が圧縮応
力を受けた緻密かつ強度の大きいものとすることができ
る。
[実施例] 以下本考案を1実施例に基づき説明する。
透明ガラス板として、SiO272wt%、CaO9wt%、MgO4wt
%、Na2O13wt%を主成分とし、Al2O3、K2O等を若干量含む
ソーダ石灰ガラスを採用した。その転移温度は560℃で
あり、熱膨張係数は93×10-7/℃であった。
低融点ガラスの母ガラスとして、SiO22wt%、PbO69wt%、
B2O321wt%、Al2O34wt%、ZnO3wt%を含む高鉛系ガラ
スの100メッシュ以下の粉砕物を用いた。なおその転移
温度は400℃であり、熱膨張係数は83×10-7/℃であっ
た。
着色、添加成分として酸化銅(CuO)、亜砒酸(As2O3)を採
用し、前記低融点母ガラスに対し夫々1wt%、2wt%添加、
混合した。
前記調製した低融点着色ガラスをエチルセルロース−エ
チレングリコール−水系結合、分散媒に混練し、着色ガ
ラス調製スラリーとした。
該調製スラリーを透明ガラス板上に刷毛塗りにより所望
パターンに塗布し、乾燥後、加熱炉内で徐々に加熱し、
約550℃で1.5時間保持後徐冷して着色ガラス層を形成し
た装飾ガラスを得た。
該装飾ガラスにおいて、ガラス板は変形するようなこと
もなく、着色ガラス層は透明ガラス板に密に接着し、剥
離、亀裂等も認められず、また長石片による加傷試験に
おいても傷が認められない程に堅牢であった。
添付第1図、第2図は該装飾ガラスの斜視図および部分
拡大断面図であり、1は透明ガラス板、は着色ガラス
層よりなるパターンで、その表側はCuO-As2O3系共融物
よりなる青磁色パターン3、透明ガラス板1に接する内
側は、CuOを有機分の揮散に伴う還元作用によりCuコロ
イドとなした赤色発色パターン4である。
これを例えば一般家屋の間仕切りに応用すれば、一方で
青色系の落ち着いた色感を、他方で赤色系の暖か味に富
んだ色感を得ることができる。
勿論着色成分として前記CuOに限らず各種選択すること
により各種の色調のものが得られ、各種パターン、各種
色調のものを組合わせてより装飾効果を増大でき、適用
範囲も広げることができるものである。
[考案の効果] 本考案によればガラス板の表、裏面側からみて互いの色
調を異ならせることによりきわめて装飾性に富んだもの
と為し、建材等として広く適用することができ、またそ
の製造も簡単容易であって低コストで済むという実用上
著効を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図は本考案の斜視図および部分拡大断面図
である。 1……透明ガラス板、……着色パターン 3……青磁色パターン、4……赤色パターン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】透明ガラス板面に低融点ガラス粉、着色成
    分、有機結合、分散媒を含む着色ガラス調製物を塗着
    し、加熱融着して着色ガラス層を形成した装飾ガラスに
    おいて、酸化、還元条件により発色色調を異にする前記
    着色成分を用いてなり、着色ガラス層の透明ガラス板に
    接する内側と、対向する表側とで発色色調を異ならしめ
    たことを特徴とする装飾ガラス。
  2. 【請求項2】通常の酸化性雰囲気下で加熱融着せしめる
    ことを特徴とする請求項1記載の装飾ガラス。
  3. 【請求項3】加熱融着に際し、着色ガラス層内側を有機
    結合、分散媒の揮散による還元条件下に保持することを
    特徴とする請求項1ないし2記載の装飾ガラス。
JP6802890U 1990-06-27 1990-06-27 装飾ガラス Expired - Lifetime JPH065384Y2 (ja)

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JP6802890U JPH065384Y2 (ja) 1990-06-27 1990-06-27 装飾ガラス

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Publication Number Publication Date
JPH0429630U JPH0429630U (ja) 1992-03-10
JPH065384Y2 true JPH065384Y2 (ja) 1994-02-09

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