JPH0653980U - Ac続流検出器 - Google Patents

Ac続流検出器

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JPH0653980U
JPH0653980U JP9359092U JP9359092U JPH0653980U JP H0653980 U JPH0653980 U JP H0653980U JP 9359092 U JP9359092 U JP 9359092U JP 9359092 U JP9359092 U JP 9359092U JP H0653980 U JPH0653980 U JP H0653980U
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裕三 山本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 無電源で、閃絡に伴なうAC続流を検知す
る。 【構成】 雷サージ電圧で飽和し、AC続流で電圧を誘
起するCTセンサ10を設け、このCTセンサで誘起さ
れた電圧を整流回路16で整流し、その出力電圧をコン
デンサ20に充電する。このコンデンサ20に、リレー
24のコイル24aを並列接続し、このリレー24の接
点24bの閉成によって、コンデンサ20に充電された
電荷がソレノイド26のコイルに流されてこれを動作さ
せるように回路構成する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、送電線鉄塔、もしくはグランド線または電力線に落雷して閃絡を生 じた場合等の絶縁破壊にともなうAC続流を検知するためのAC続流検出器に関 するものである。
【0002】
【従来の技術】
落雷を受けて閃絡を生じた送電線鉄塔を表示する技術として、例えば実開平4 −79268号公報に示されるごとき閃絡表示器が公知である。この公知技術を 簡単に説明すれば、落雷により塔脚を流れる雷サージ電流によってCTセンサに 電圧を誘起させ、このCTセンサの出力電圧によってスイッチ手段を閉成動作さ せる。このスイッチ手段の閉成により、電池または電池により予め充電されたコ ンデンサからソレノイドのコイルに電流を流し、ソレノイドの動作によって表示 布を落下させるものである。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した従来の閃絡表示器にあっては、落下された表示布をソレノイドに対し て再度適宜に組み付けることで、繰り返して使用が可能である。しかしながら、 ソレノイドを駆動させるために電池を用いており、電池寿命に至る前に交換作業 が必要である。また、予めコンデンサを充電し、その電荷によりソレノイドを動 作させるものにあっては、コンデンサの寿命も問題となる。これらの点から定期 的な交換作業が必要であり、管理が煩雑である。そこで、交換作業の必要でない 機器が要望される。
【0004】 ところで、雷サージ電圧から機器の絶縁破壊を防ぐために避雷器が設備されて いる。この避雷器により、雷サージ電流が放電されて大地に放流され、これが終 るとこれに伴なうAC続流がすみやかに遮断される。しかるに、避雷器が故障す ると、AC続流がすみやかに遮断できない虞がある。従来の閃絡表示器で用いら れる技術は、雷サージ電流を検知するものであって、AC続流を検知するもので なく、避雷器の故障を検出する技術が要望される。
【0005】 本考案は、かかる事情に鑑みてなされたもので、AC続流を検知するとともに 、AC続流により誘起される電圧を検知器の駆動源として無電源としたAC続流 検出器を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するために、本考案のAC続流検出器は、AC続流により電 圧を誘起させるCTセンサと、このCTセンサで誘起された電圧を整流する整流 回路と、この整流回路の出力電圧が充電されるコンデンサと、このコンデンサの 端子電圧がコイルに与えられて所定電圧以上で動作するリレーと、このリレーの 接点の閉成によって前記コンデンサの端子電圧がコイルに与えられて動作するソ レノイドと、を備えて構成されている。
【0007】 また、本考案のAC続流検出器は、AC続流により電圧を誘起させるCTセン サと、このCTセンサで誘起された電圧を整流する整流回路と、この整流回路の 出力電圧が充電されるコンデンサと、半導体スイッチと、前記コンデンサの端子 電圧が所定電圧に達すると前記半導体スイッチを導通状態とする制御回路と、前 記コンデンサの端子電圧が前記半導体スイッチを介してコイルに与えられて動作 するソレノイドと、を備えて構成しても良い。
【0008】
【作用】
CTセンサで誘起された電圧が整流されてコンデンサに充電される。このコン デンサの端子電圧が所定電圧以上となるとリレーが動作して接点を閉成し、コン デンサの電荷がソレノイドに流れてこれを動作させる。
【0009】 また、コンデンサの電荷を半導体スイッチを介してソレノイドに流すようにし 、コンデンサの端子電圧が所定電圧に達すると制御回路で半導体スイッチを導通 させるようにするならば、制御回路を半導体等を用いて形成することでその消費 電力を小さくでき、CTセンサで誘起された電圧を効率良くコンデンサに充電で きる。
【0010】
【実施例】
以下、本考案の実施例を図1を参照して説明する。図1は、本考案のAC続流 検出器の一実施例の回路図である。
【0011】 図1において、送電線の鉄塔の高所に、鉄塔の塔脚を流れるAC続流により、 電磁誘導現象で電圧を誘起するようにCTセンサ10が配設される。このCTセ ンサ10は、商用周波数で200A程度のAC続流では飽和されることなく出力 電圧が誘起され、雷サージ電流に対しては飽和されて出力電圧が誘起されず、誘 起されても小電力であるものが選定される。このCTセンサ10の出力端子が適 宜なケーブルを介して検出器本体の端子12,12に接続される。この端子12 ,12間には、バリスタ等のサージ・アブソーバ14が介装されて高電圧が制限 される。そして、端子12,12が整流回路16に接続され、サージ・アブソー バ14で制限された電圧が整流されて出力される。
【0012】 この整流回路16の一方の出力端が、電流制限用の抵抗18を直列に介してコ ンデンサ20の一端に接続される。また、整流回路16の他方の出力端が、コン デンサ20の他端に接続される。そして、このコンデンサ20に、バリスタ等の 第2のサージ・アブソーバ22とリレー24のコイル24aが並列に接続される 。さらに、リレー24の常開接点24bとソレノイド26のコイルの直列接続体 が、コンデンサ20に並列に接続される。なお、図示しないが、ソレノイド26 には、実開平4−79268号公報で示したものと同様に、プランジャの動作に よって表示布を適宜に落下させるような機構が組み付けられている。
【0013】 かかる構成において、商用周波数のAC続流が塔脚を流れると、これによりC Tセンサ10に電圧が誘起され、その整流電圧がコンデンサ20に充電される。 さらに、コンデンサ20に充電がなされて端子電圧が所定電圧以上にまで達する と、リレー24が動作して接点24bを閉成する。すると、コンデンサ20の電 荷がソレノイド26のコイルを流れて放電され、ソレノイド26を動作させて図 示しない表示布を落下等させる。そして、ソレノイド26の動作によりコンデン サ20の電荷が放電されると、端子電圧が低下してリレー24が復帰する。
【0014】 コンデンサ20に充電の際にも、リレー24のコイル24aを介して放電され るが、コイル24aの抵抗値は比較的に高く、誘起される電圧に対して実質的に 充電がなされる。考案者の実験によれば、CTセンサ10を1次電流200Aに 対して2次電流5Aを出力し、出力容量15VAのものを用い、コンデンサを容 量が220μFの磁器コンデンサを用い、リレー24を定格動作電圧が24Vで コイル24aの抵抗値が2880Ωのものを用いて構成した回路において、AC 10〜50Aで3サイクルの交流電流に対してソレノイド26が動作し、AC5 Aで1サイクルの交流電流では動作せず、また8/20μS,20KAおよび4 /10μS,100KAの雷サージ電流に対しては、ソレノイド26が動作しな い、という実験結果が得られた。なお、コンデンサ20は、小形大容量でしかも 誘電体損失が小さくまた経年変化が少ない点から磁器コンデンサが好適である。
【0015】 上記説明のごとく、本考案のAC続流検出器は、電池等の電源を必要としない ので、電池交換等のための保守作業が不要であり、それだけ人手を必要とせずに 保守管理が簡単容易である。また、CTセンサ10は雷サージ電流に対して飽和 して高い出力電圧を生じることがなく、しかも主たる構成部品としてのコンデン サ20とリレー24およびソレノイド26は耐サージ電圧に優れており、複雑な 半導体回路が用いられておらず、検出器として故障しにくい構成が得られる。
【0016】 ここで、本考案のAC続流検出器は、鉄塔の塔脚を流れるAC続流を検出させ てソレノイド26の動作により表示布を落下させるならば、閃絡表示器として作 用する。また、避雷器のAC続流を検出させて表示を行なわせるならば、避雷器 の故障表示器として作用する。さらに、ソレノイド26の動作に応じて電源を必 要としない適宜な手段で電気または光信号等を有線または無線通信で送信するこ とができるならば、遠隔監視のための装置として用いることも可能である。
【0017】 次に、本考案の他の実施例を図2を参照して以下説明する。図2は、本考案の AC続流検出器の他の実施例の回路図である。図2において、図1と同一回路部 材には同一符号を付けて重複する説明を省略する。
【0018】 図2において、図1と相違するところは、リレー24に代えて、ソレノイド2 6の駆動制御が半導体スイッチとしてのサイリスタ30と、これを制御する制御 回路32が用いられていることにある。具体的に説明すれば、定電圧ダイオード 34と抵抗36の直列接続体と、ソレノイド26のコイルとサイリスタ30の直 列接続体とがともにコンデンサ20と並列に接続されている。そして、抵抗36 にコンデンサ38が並列接続され、定電圧ダイオード34と抵抗36の接続点が サイリスタ30のゲートに接続される。ここで、制御回路32は、定電圧ダイオ ード34と抵抗36およびコンデンサ38で形成されている。
【0019】 かかる構成にあっては、コンデンサ20の端子電圧がツエナ電圧以上に達する と定電圧ダイオード34を電流が流れてコンデンサ38が充電される。そして、 このコンデンサ38の端子電圧がブレークオーバ電圧に達すると、サイリスタ3 0が導通してソレノイド26にコンデンサ20の電荷が流れ、ソレノイド26が 駆動される。コンデンサ20の電荷がソレノイドを介して放電されると、サイリ スタ30が非導通に復帰する。
【0020】 この図2に示す他の実施例では、コンデンサ20の端子電圧が、定電圧ダイオ ード24のツエナ電圧に達するまでは制御回路32に電流が流れず、整流回路1 6の出力電圧が無駄なくコンデンサ20に効率良く充電され得る。しかも、サイ リスタ30を導通させるに必要な消費電力が小さく、コンデンサ20に充電され た電荷を効率良くソレノイド26のコイルを介して放電することができる。さら に、制御回路32の構成によって、コンデンサ20の端子電圧がいかなる電圧値 に達したときにソレノイド26を駆動させるか容易に調整できる。また、ソレノ イド26に電流を放電する際のコンデンサ20の端子電圧を精度良く一定にでき 、コンデンサ20に充電された電荷量が一定であるのでソレノイド26の駆動を 確実かつ迅速になし得る。
【0021】 図2に示す他の実施例にあっても、図1に示す実施例と同様に、電池等の電源 が不要であり、保守管理が容易である。
【0022】 なお、サイリスタ30を導通制御させるための制御回路32の構成は、図2に 示すものに限られず、UJTやダイアックやPUT等のトリガ素子を用いて形成 しても良い。さらに、半導体スイッチとして、サイリスタ30に代えてパワート ランジスタを用い、制御回路32をこのパワトランジスタを適宜に制御できる回 路構成としても良い。
【0023】
【考案の効果】
以上説明したように、本考案のAC続流検出器は構成されているので、以下の ごとき格別な効果を奏する。
【0024】 請求項1記載のAC続流検出器にあっては、雷サージ電圧に対して動作せずに AC続流に対してのみ動作するので、AC続流の伴う閃絡があったことを表示す る閃絡表示器や、AC続流を遮断できない避雷器の故障を表示する故障表示器等 の検出部として用いることができる。そして、電池等の電源を必要としないので 、交換作業が不要である。さらに、複雑な半導体回路が用いられておらず、耐サ ージ電圧に優れていて故障しにくい回路が構成される。したがって、保守管理が 極めて簡単容易である。
【0025】 また、請求項2記載のAC続流検出器にあっては、半導体スイッチを制御する ための制御回路を、消費電力の小さなものとすることができ、CTセンサで誘起 された電圧を効率良くコンデンサに充電できる。しかも、半導体スイッチを導通 させるときのコンデンサの端子電圧を精度良く一定にでき、ソレノイドの駆動が 確実である。さらに、コンデンサの端子電圧がいかなる電圧値に達したときに半 導体スイッチを導通させるか調整が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案のAC続流検出器の一実施例の回路図で
ある。
【図2】本考案のAC続流検出器の他の実施例の回路図
である。
【符号の説明】
10 CTセンサ 16 整流回路 20 コンデンサ 24 リレー 24a コイル 24b 接点 26 ソレノイド 30 サイリスタ 32 制御回路

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 AC続流により電圧を誘起させるCTセ
    ンサと、このCTセンサで誘起された電圧を整流する整
    流回路と、この整流回路の出力電圧が充電されるコンデ
    ンサと、このコンデンサの端子電圧がコイルに与えられ
    て所定電圧以上で動作するリレーと、このリレーの接点
    の閉成によって前記コンデンサの端子電圧がコイルに与
    えられて動作するソレノイドと、を備えて構成したこと
    を特徴とするAC続流検出器。
  2. 【請求項2】 AC続流により電圧を誘起させるCTセ
    ンサと、このCTセンサで誘起された電圧を整流する整
    流回路と、この整流回路の出力電圧が充電されるコンデ
    ンサと、半導体スイッチと、前記コンデンサの端子電圧
    が所定電圧に達すると前記半導体スイッチを導通状態と
    する制御回路と、前記コンデンサの端子電圧が前記半導
    体スイッチを介してコイルに与えられて動作するソレノ
    イドと、を備えて構成したことを特徴とするAC続流検
    出器。
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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5533158A (en) * 1978-08-31 1980-03-08 Canon Inc Electrophotographic method
JPH0479268U (ja) * 1990-11-22 1992-07-10
JPH0488335U (ja) * 1990-12-19 1992-07-31

Patent Citations (3)

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