JPH065399A - 粒子加速器におけるアブソーバ - Google Patents

粒子加速器におけるアブソーバ

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JPH065399A
JPH065399A JP15834192A JP15834192A JPH065399A JP H065399 A JPH065399 A JP H065399A JP 15834192 A JP15834192 A JP 15834192A JP 15834192 A JP15834192 A JP 15834192A JP H065399 A JPH065399 A JP H065399A
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JP
Japan
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cooling water
water pipe
absorber
storage ring
light
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP15834192A
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English (en)
Inventor
Harunori Koizumi
治徳 小泉
Mitsunari Shinno
満成 新野
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IHI Corp
Original Assignee
Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication date
Application filed by Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd filed Critical Ishikawajima Harima Heavy Industries Co Ltd
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Publication of JPH065399A publication Critical patent/JPH065399A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 放射光Sを吸収可能な材料により形成された
冷却水管2を、蓄積リング10内に挿入して放射光を遮
蔽吸収するべき位置に配置することにより、その冷却水
管に対して放射光が照射されるようになす。そして、冷
却水管に照射された放射光を冷却水管自体により遮蔽吸
収する。また、冷却水管をその内部に通す冷却水によっ
て冷却する。 【効果】 極めて簡単な構成でありながら、冷却水管に
より確実な遮蔽吸収効果が得られる。また、冷却水によ
り冷却水管の過熱が有効に防止される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、シンクロトロン等の粒
子加速器の蓄積リングに備えられて放射光を遮蔽吸収す
るためのアブソーバに関するものである。
【0002】
【従来の技術】周知のように、シンクロトロン等の粒子
加速器においては、蓄積リング内を周回する荷電粒子ビ
ームの偏向部からシンクロトロン放射光(SOR光)が
放射されるが、近年、そのSOR光をビームラインを通
して取り出し、たとえば超LSI回路の製造、医療分野
における診断、分子解析、構造解析といった様々な分野
において有効に利用することが検討されている。
【0003】ところで、蓄積リング内を周回する荷電粒
子ビームから放射されたSOR光が蓄積リングの内壁面
に不用意に照射されてしまうと、その部分が高温となっ
てそこから脱ガスが生じ、その結果、蓄積リング内の真
空度の低下を招いたり、周回している荷電粒子ビームが
ガス分子に衝突することでその寿命が短くなるといった
問題を生じる。このため、SOR光が内壁面に照射され
てしまうことを防止するべく、SOR光を遮蔽して吸収
するためのアブソーバを蓄積リングの要所に取り付ける
ことが従来より行なわれている。
【0004】そのようなアブソーバとしては、SOR光
を効率良く吸収し得るものであることは勿論のこと、S
OR光を吸収することでそれ自身が高温となるので耐熱
性も要求されるものであり、したがって、従来一般のア
ブソーバは銅材あるいは複数種類の金属材料のクラッド
材によってブロック状の形態とされたものが一般的であ
り、必要に応じてその内部に冷却水を通して強制冷却す
るようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなブロック状の形態のアブソーバでは、内部に冷却
水を通して冷却したとしても必ずしも十分な冷却効果が
得られず、アブソーバ自体が過熱状態となってしまうこ
とがあり、冷却効率に優れたアブソーバの開発が要望さ
れていた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、粒子加速器に
おける蓄積リング内を周回する荷電粒子ビームから放射
される放射光が蓄積リングの内壁面に照射されてしまう
ことを防止するべく、蓄積リングの所定位置に設置され
て放射光を遮蔽吸収するためのアブソーバであって、内
部に冷却水が通される冷却水管を放射光を吸収可能な材
料により形成し、その冷却水管を蓄積リング内に挿入し
て放射光を遮蔽吸収するべき位置に配置することにより
その冷却水管に対して放射光が照射されるようになし、
冷却水管に照射された放射光をこの冷却水管自体によっ
て遮蔽吸収するとともに、その冷却水管を内部に通す冷
却水によって冷却するように構成してなることを特徴と
するものである。この場合、冷却水管の内面には冷却フ
ィンを形成しておくことが好ましい。
【0007】
【作用】本発明のアブソーバでは、放射光を遮蔽吸収す
るべき位置に冷却水管を配置して、その冷却水管に対し
て放射光が照射させる。冷却水管は放射光を吸収し得る
材料によって形成されているので、冷却水管に照射され
た放射光は冷却水管自体によって遮蔽吸収されてしま
う。そして、冷却水管が放射光を吸収するとその温度が
上昇することになるが、冷却水管内に冷却水を通すこと
で冷却水管を直接的に冷却してその過熱を防止する。
【0008】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1ないし図4を
参照して説明する。図1は本実施例のアブソーバ1が備
えられた蓄積リング10の一部分を示す平面図(要部断
面図)である。本実施例における蓄積リング10は、図
2にその横断面形状を示すように、荷電粒子ビームBが
周回するビームチェンバー11と、ゲッタポンプ(図示
略)が配置されるゲッタポンプチェンバー12とが、連
通部13により一体に形成されたものとなっている。符
号14はゲッタポンプチェンバー12から排気を行なう
ことで蓄積リング10内全体を超高真空とするための排
気ポートである。
【0009】上記の蓄積リング10のビームチェンバー
11内を周回する荷電粒子ビームBは、偏向されてその
接線方向にSOR光Sを放射し、そのSOR光Sは連通
部13を通過してゲッタポンプチェンバー12に出射さ
れるが、そのようなSOR光Sが蓄積リング10の内壁
面に達してしまうことを防止するべく、SOR光Sが照
射される位置に本実施例のアブソーバ1が配置されてい
る。
【0010】そのアブソーバ1は、図3に示すように略
U字状に曲げられて形成された冷却水管2からなるもの
である。冷却水管2は、たとえば銅やアルミ合金等のS
OR光Sを吸収可能な材料からなる管材により形成さ
れ、その内面には図4に示すように多数の冷却フィン3
が放射状に形成されたものとなっている。そして、この
冷却水管2は、蓄積リング10の外周側に設けられてい
る取付ポート15からその先端部分が蓄積リング10内
に挿入されて、フランジ4により取付ポート15に対し
て真空保持可能に取り付けられ、図示しない冷却水供給
装置から冷却水が循環供給されるようになっている。
【0011】上記構成のアブソーバ1では、SOR光S
を遮蔽吸収するべき位置に冷却水管2が配置されている
ので、その冷却水管2に対してSOR光Sが照射される
ことになるが、冷却水管2はSOR光Sを吸収し得る材
料によって形成されているので、SOR光Sはその冷却
水管2自体によって遮蔽吸収されてしまい、蓄積リング
10の内壁面に達することが防止される。また、冷却水
管2がSOR光Sを吸収するとその温度が上昇すること
になるが、冷却水管2内に通される冷却水により冷却水
管2の過熱は防止される。特に、冷却水管2の内面には
冷却フィン3が形成されているので、十分な伝熱面積が
確保されて優れた冷却効率が得られる。勿論、冷却水管
2への冷却水の供給量やその水温は十分な冷却効果が得
られるように適宜設定すれば良い。
【0012】なお、冷却水管2の材質は、吸収するべき
SOR光Sのエネルギ(波長)を考慮して適宜選定する
こととし、SOR光Sが高エネルギ(波長が比較的短
い)の場合には銅を用いることが好ましいが、低エネル
ギ(波長が長い)の場合にはより安価なアルミ合金を用
いることで十分な遮蔽吸収効果が得られる。また、アル
ミ合金を用いる場合、図4に示したような冷却フィン3
を有する冷却水管2を押出し成形により容易に成形する
ことができる。
【0013】また、本発明のアブソーバ1における冷却
水管2の形状や寸法、肉厚、冷却フィン3の有無やその
形態等は、放射光を有効に遮蔽吸収でき、かつ、所望の
冷却効果が得られるものである限りにおいて適宜変更し
て良く、たとえば図5に示すように冷却フィン3,3に
より冷却水管2の内部を区画したようなアブソーバ1と
することもできる。さらに、本発明のアブソーバが適用
される蓄積リングの断面形状も上記実施例のようなゲッ
タポンプチェンバー12を有するものに限らず、単なる
円形や長円形断面の蓄積リングに対しても同様に適用で
きることは勿論である。
【0014】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明のアブソ
ーバは、放射光を吸収可能な材料により形成した冷却水
管を蓄積リング内に挿入して放射光を遮蔽吸収するべき
位置に配置し、その冷却水管に対して照射された放射光
を冷却水管自体により遮蔽吸収するとともに、冷却水管
をその内部に通す冷却水によって冷却するようにしたの
で、極めて簡単な構成でありながら確実な遮蔽吸収効果
が得られるとともに、冷却水管の過熱を有効に防止でき
るものであり、特に冷却水管の内面に冷却フィンを形成
しておくことにより冷却効果をより高めることができる
という利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例であるアブソーバを備えた蓄
積リングの一部分を示す平面図である。
【図2】同蓄積リングの断面形状を示すための、図1に
おけるIIーII線矢視拡大断面図である。
【図3】同アブソーバにおける冷却水管を示す図であ
る。
【図4】同冷却水管の断面形状を示すための、図3にお
けるIVーIV線矢視拡大断面図である。
【図5】冷却水管の他の例を示す横断面図である。
【符号の説明】
1 アブソーバ 2 冷却水管 3 冷却フィン 10 蓄積リング B 荷電粒子ビーム S SOR光(放射光)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 粒子加速器における蓄積リング内を周回
    する荷電粒子ビームから放射される放射光が蓄積リング
    の内壁面に照射されてしまうことを防止するべく、蓄積
    リングの所定位置に設置されて放射光を遮蔽吸収するた
    めのアブソーバであって、内部に冷却水が通される冷却
    水管を放射光を吸収可能な材料により形成し、その冷却
    水管を蓄積リング内に挿入して放射光を遮蔽吸収するべ
    き位置に配置することによりその冷却水管に対して放射
    光が照射されるようになし、冷却水管に照射された放射
    光をこの冷却水管自体によって遮蔽吸収するとともに、
    その冷却水管を内部に通す冷却水によって冷却するよう
    に構成してなることを特徴とする粒子加速器におけるア
    ブソーバ。
  2. 【請求項2】 前記冷却水管の内面には冷却フィンが形
    成されていることを特徴とする請求項1に記載の粒子加
    速器におけるアブソーバ。
JP15834192A 1992-06-17 1992-06-17 粒子加速器におけるアブソーバ Withdrawn JPH065399A (ja)

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JPH065399A true JPH065399A (ja) 1994-01-14

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Date Code Title Description
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990831