JPH065431Y2 - 流体処理装置 - Google Patents

流体処理装置

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JPH065431Y2
JPH065431Y2 JP1986009362U JP936286U JPH065431Y2 JP H065431 Y2 JPH065431 Y2 JP H065431Y2 JP 1986009362 U JP1986009362 U JP 1986009362U JP 936286 U JP936286 U JP 936286U JP H065431 Y2 JPH065431 Y2 JP H065431Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、圧縮空気等の加圧流体によって糸条を交絡
させるために使用される流体処理装置に関する。
(従来の技術とその問題点) 圧縮空気等の加圧流体によって糸条を交絡するために使
用される流体処理装置は公知であって、このようなもの
としては、たとえば、この考案の考案者によって提案さ
れ、特開昭58−65028号として開示された装置が
ある。第3図および第4図はそれぞれこの装置の概略を
示す分解斜視図および断面図である。これらの図におい
て、この装置は、対向する左右一対のハウジング部材5
1,52からなり、このうち、一方のハウジング部材5
1には糸処理領域としての糸処理孔53が設けられてい
る。また、他方のハウジング部材52には、加圧流体導
入孔54と、これに連通する誘導孔55とが設けられて
いる。そして、この加圧流体導入孔54と誘導孔55と
によって、圧縮流体噴出経路が形成される。
さらに、ハウジング部材51,52の間には、外部から
誘導孔55の先端まで続く第1の導糸スリット56が設
けられ、また、誘導孔55の先端から糸処理孔53に続
く第2の導糸スリット57が、ハウジング部材51内に
設けられている。
このような構成において、導糸スリット56,57を通
して糸条を糸処理孔53内に挿通し、加圧流体導入孔5
4から加圧流体を導入すると、それによって糸処理孔5
3内の糸条が激しく運動して互いに交絡する。
糸処理孔53は、その内部における糸条の交絡運動によ
る摩擦と、糸条を糸処理孔53の長手方向に走行させる
ことによる摩擦とを受けるため、耐久性の観点からセラ
ミック等で構成することが望ましい。
上記特開昭58−65028号では、上記装置以外に
も、第5図のような他の構造の装置を提案している。第
5図の装置1では、糸処理部本体2内に設けられた糸処
理孔4と、糸処理部処理孔4内に開口する一対の誘導孔
5a,5b;および、前記第3,4図に示した導糸スリ
ット11bとによって糸処理部3が構成されている。そ
してこの糸処理部3は、ハウジング部6内にOリング7
を介して挿入されている。ハウジング6部には加圧流体
導入孔8が設けられ、この加圧流体導入孔8が2つに分
岐して、第1と第2の加圧流体噴入通路9a,9bとな
る。
そして、これら第1と第2の加圧流体噴入通路9a,9
bは、上記誘導孔5a,5bにそれぞれ対向した一対の
噴出孔10a,10bとして開口している。また、第3
図および第4図の装置と同様に、一方の誘導孔5aと噴
出孔10aとの間には、第1の導糸スリット11aが形
成され、また、誘導孔5aに沿って第2の導糸スリット
11bが形成されている。この装置の場合には、噴出孔
10a,10bと誘導孔5a,5bとのそれぞれの組合
せによって、互いに対向する加圧流体噴出経路が形成さ
れている。
この第5図の装置では、噴出孔10a,10bおよび誘
導孔5a,5bの各断面、特に誘導孔5bおよび噴出孔
10aは実質的に同じ直径で構成されている。このた
め、互いに対向する誘導孔5a,5bから糸処理孔4に
噴出する流体の流れのバランスが不安定となって、糸条
が導糸スリット11a,11bから飛び出してしまうこ
とがあるという問題が存在する。それは、誘導孔5aと
噴出孔10aとの間に導糸スリット11a,11bが存
在するため、誘導孔5a,5bから糸処理孔4に噴出す
る流体のバランスがくずれるものと考えられる。
また、実開昭52−135647号公報には、糸処理孔
に対し、主空気導入孔と副空気導入孔を互いに並行して
設け、主空気導入孔の開口部に直交して糸掛用スリット
を設けると共に、この主空気導入孔の孔径を、もう一方
の副空気導入孔の孔径より大きくしたものが開示されて
いる。
しかし、このような構成においては、糸処理孔に対し同
じ方向から空気を流入させることになるので、口径の大
きな主空気導入孔から流入した加圧流体は、口径の小さ
な副空気導入孔から流入した加圧流体に打ち勝って、全
体として主空気導入孔から流入した加圧流体によって形
成される旋回流が糸処理孔内で発生することになる。
一般に、糸条(マルチフィラメント)を交絡方式により
効率的に継ぐためには、まず、それぞれの糸条の交絡部
分を十分に開繊し、その後にそれぞれの開繊された単糸
を互いに交絡させる必要があるが、上記のような構成で
は、上述のように旋回流が発生するために、せっかくの
加圧流体の力が当該旋回方向に逃がされてしまい、糸条
が当該旋回流に流されて捩られるだけで開繊効果があま
りなく、十分な交絡作用をなすことができなかった。
そのうえ、糸掛用スリットが、主空気導入孔とその開口
部で直交して設けられているため、当該糸条が糸処理孔
の壁面に沿って旋回し、当該旋回の遠心力により糸条が
わずかでも糸掛用スリットの下端にでもひっかかれば主
空気導入孔から流入する空気がその糸条を糸掛用スリッ
トから外に飛び出すように作用するので、安定的な交絡
状態を維持することは到底困難であった。
(考案が解決しようとする課題) この考案は、従来技術における上述の問題を克服するこ
とを意図しており、糸処理孔の軸線に平行に連通する導
糸スリットと、上記導糸スリット側およびそれに対向す
る側から糸処理孔内に開口する一対の加圧流体噴出経路
とを有し、糸処理孔に糸条を挿通して上記加圧流体噴出
経路から糸処理孔内に加圧流体を噴出させる流体処理装
置であって、高い交絡効率を維持した状態で、かつ、糸
処理孔から糸条が飛び出すことなく処理のできる流体処
理装置を提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 上述の目的を達成するため、この考案においては、糸条
の挿通可能な糸処理孔と、前記糸処理孔の軸線に平行に
連通する導糸スリットと、前記導糸スリット側およびそ
れに対向する側からそれぞれ前記糸処理孔に開口する一
対の加圧流体噴出経路とを有し、前記糸処理孔に糸条を
挿通して前記加圧流体噴出経路から前記糸処理孔内に加
圧流体を噴出させる流体処理装置において、 (イ)前記一対の加圧流体噴出経路は、該一対の加圧流
体噴出経路への前記加圧流体の供給圧力が同一になるよ
うに、前記流体処理装置に設けられた一つの加圧流体導
入孔と該流体処理装置内部で連通し、 (ロ)前記一対の加圧流体噴出経路は、それぞれの噴出
経路の軸線を一致させ、 (ハ)前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路の有効噴
出径を、これに対向する側の加圧流体噴出経路の有効噴
出径の1.10倍以上とし、 (ニ)前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路は、前記
糸処理孔に連通する誘導孔と、該誘導孔にさらに連通す
る噴出孔とを備えてなり、前記誘導孔は、該誘導孔の軸
芯方向に前記導糸スリットの一部を含むと共に、該誘導
孔の直径を前記噴出孔の直径の1.06倍以上としたこ
とを特徴とする。
(作用) 一つの加圧流体導入孔から供給された加圧流体は、流体
処理装置内部で分岐されるので、同一の供給圧力がそれ
ぞれの加圧流体噴出経路に作用する。そして、それぞれ
の加圧流体噴出経路から噴出する加圧流体は、糸処理孔
に対して対向する2本の加圧流体噴出経路の軸線が一致
しているので、糸処理孔内で互いに真正面から衝突す
る。したがって、糸処理孔内を走行する糸条は、旋回流
を生じることなく効果的に開繊・交絡される。
また、前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路の有効噴
出径が、これに対向する側の加圧流体噴出経路の有効噴
出径よりも1.10倍以上大きくされているので、交絡
時の糸処理孔内の糸条には、常に導糸スリット側とは反
対方向に押す力が作用する。
さらに、前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路の誘導
孔は、該誘導孔の軸線方向に向う前記導糸スリットの一
部を含むと共に、その直径が噴出孔の直径よりも1.0
6倍以上大きくされているので、上記の導糸スリット側
とは反対方向に押す力の作用領域が、導糸スリット側の
方向に押す力の作用領域よりもより広くなり、上記の導
糸スリット側とは反対方向に押す力がより一層安定化す
る。
これらの力が相互に働くので、糸処理孔内から外部への
糸条の飛び出しがより効果的に抑制される。
(実施例) 第1図は、この考案の一実施例である流体処理装置20
の断面図であり、第2図は、糸処理部3周辺の部分拡大
断面図である。前述した第5図の装置と比較してわかる
ように、この実施例においても、糸処理孔4の軸線と平
行に第1と第2の導糸スリット11a,11bが形成さ
れ、互いに対向する一対の噴出孔10a,10bが誘導
孔5a,5bへと、それぞれ対向している。そして、上
記一対の噴出孔10a,10bは、それぞれ加圧流体噴
入通路9a,9bを経て、一つの加圧流体導入孔8に連
通している。
また、噴出孔10a,10bおよび誘導孔5a,5b
は、同軸になるように形成され、噴出孔10aおよび誘
導孔5aにより形成される第1の加圧流体噴出経路I
と、噴出孔10bおよび誘導孔5bにより形成される第
2の加圧流体噴出経路IIとの軸線が一致するように構成
されている。そして、誘導孔5aは、この誘導孔の軸芯
方向に導糸スリットの一部である第2の導糸スリット1
1bを含むと共に、その直径daが噴出孔10aの直径
Daよりも大きくされている。
第5図の装置では、ほぼ、 da=db=Da=Db …(1) が成立するようにしているが、この実施例では、 Da<da,Db>db …(2) かつ、 Da>db …(3) とする。
ここで、「有効噴出径」なる用語について説明する。こ
の「有効噴出径」とは加圧流体の噴出・誘導に際して、
実質的な加圧流体の噴出の断面積を規制する径のことを
言い、通常の場合には、各加圧流体噴出経路中の噴出端
付近で最小の断面積を有する部分の径に相当する。した
がって、この実施例の場合には、(2)式の条件が存在す
るために、噴出孔10aと誘導孔5aとの組合せによる
第1の加圧流体噴出経路I(図中、概念的に、装置外の
矢符で示す)の有効噴出径はDaとなり、噴出孔10b
と誘導孔5bとの組合せによる第2の加圧流体噴出経路
II(同上)の有効噴出径はdbとなる。そして、(3)式
の条件によって、導糸スリット11a,11b側に存在
する加圧流体噴出経路Iの有効噴出径(Da)を加圧流
体噴出経路IIの有効噴出径(db)よりも大きくするの
である。
このようにすれば、第1と第2の加圧流体噴出経路I,
IIからの糸処理孔4への加圧流体の流入量のうち、前者
が後者よりも大きくなって、糸条の飛び出しが有効に防
止されることになる。また、第2の加圧流体噴出経路II
に於いては、 Db<db …(2)′ Db=db …(2)″ とすることも可能である。(2)′の場合の有効噴出径は
Dbであり、(2)″の場合の有効噴出径はDb=dbと
なる。
このような構成をより具体化して試作を行ない、実験を
行なって得られた実施例と比較例の結果を以下に示す。
以下の実施例と比較例は、いずれも捲縮のかかっていな
い繊度が70デニール、フィラメント数が24のナイロ
ン糸を糸速1000m/分で糸処理孔4内に張力5gで
走行させ、圧空の圧力を実施例1については2Kg/cm2
〜6Kg/cm2の範囲で、その他のものについては1,
3,5Kg/cm2の各圧力の圧空を加圧流体導入孔8に供
給して実験したものである。
[実施例1] Da=0.9mmφ、da=1.0mmφ db=0.8mmφ、Da>db,Db>db すなわち、第1の加圧流体噴出経路Iの有効噴出径と第
2の加圧流体噴出経路IIの有効噴出径との比は、Da/
db=1.12(少数第3位切捨て、以下同じ)であ
り、第1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aの直径da
と噴出孔10aの直径Daとの比は、da/Da=1.
11である。
このときには、加圧流体(圧空)噴入圧力2Kg/cm2〜
6Kg/cm2の範囲で安定であり、15分間実験を続けた
が、糸処理孔4からの糸条の飛び出しはなく、交絡処理
も十分であった。
[実施例2] Da=1.0mmφ、da=1.1mmφ db=0.9mmφ、Da>db,Db>db この場合の上記加圧流体噴出経路I,IIのそれぞれの有
効噴出径の比は、Da/db=1.22であり、上記第
1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出孔10aの
それぞれの直径比は、da/Da=1.10である。
このときもまた、上記噴入圧力範囲において、糸条の飛
び出しは認められず、交絡処理も十分であった。
[実施例3] Da=1.03mmφ、da=1.1mmφ db=0.9mmφ、Da>db,Db>db とした場合、[実施例2]よりも、被処理系の挙動が安
定しており、糸条の飛び出しはなく、交絡処理効果も大
きかった。
すなわち、この場合の上記加圧流体噴出経路I,IIのそ
れぞれの有効噴出径の比は、Da/db=1.14であ
り、上記第1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出
孔10aのそれぞれの直径比は、da/Da=1.06
である。
[実施例4] Da=0.9mmφ、da=1.0mmφ db=0.82mmφ、Da>db,Db>db この場合の上記加圧流体噴出経路I,IIのそれぞれの有
効噴出径の比は、Da/db=1.10であり、上記第
1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出孔10aの
それぞれの直径比は、da/Da=1.11であり、こ
の場合も、圧空圧力が1,3,5Kg/cm2いずれの圧力
においても糸条の飛び出しは全く認められなかった。ま
た、交絡処理も十分であった。
これに対して、第5図の従来装置についても、次の比較
例の実験を行なった。
[比較例1] Da=0.8mmφ、da=0.9mmφ db=0.8mmφ、Da=db,Db>db この場合のそれぞれの噴出有効径はDaとdbであり、
Da=dbが成立しているが、このときには、圧空圧力
を3Kg/cm2にすると、糸処理孔4から1分以内に1回
以上糸条が飛び出すことがあり、交絡処理を十分に行な
うことができなかった。
すなわち、この場合の上記加圧流体噴出経路I,IIのそ
れぞれの有効噴出径の比は、Da=db=1.00であ
り、上記第1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出
孔10aのそれぞれの直径比は、da/Da=1.12
であり、糸処理孔4からの糸条の飛び出しを抑制し、交
絡処理を十分に行なうには、加圧流体噴出経路I,IIの
それぞれの有効噴出径の比は、1.10以上が必要であ
ることがわかった。
[比較例2] 次に、噴出孔10aの直径Da、誘導孔5bの直径db
および誘導孔5aの直径daの全てを0.8mmφとし
た。すなわち、この場合の上記加圧流体噴出経路I、II
のそれぞれの有効噴出径の比Da/dbと、上記第1の
加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出孔10aのそれ
ぞれの直径比da/Daは、両者とも1.00である。
その結果、圧空圧力が1Kg/cm2の場合でも、糸処理孔
4から糸条が1分以内に飛び出し、交絡処理も十分では
なかった。
[比較例3] 次に、第1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5aと噴出孔
10aのそれぞれの直径比da/Daの影響をみるた
め、上記実施例4において、噴出孔10aの直径Daと
誘導孔5bの直径dbは、同じとし、誘導孔5aの直径
daのみ、da=0.95mmφとし、Da>db,D
b>dbとした。
すなわち、この場合の上記加圧流体噴出経路I,IIのそ
れぞれの有効噴出径の比は、実施例4と同様のDa/d
b=1.10であり、上記第1の加圧流体噴出経路Iの
誘導孔5aと噴出孔10aのそれぞれの直径比は、da
/Da=1.05である。
その結果、圧空圧力が1Kg/cm2の場合は、糸処理孔4
から糸条が15分以内に1回以上飛び出し、3Kg/cm2
にすると1分以内に飛び出し、交絡処理も十分ではなか
った。
以上の実施例と比較例の結果をまとめたのが次の表であ
る。
以上の結果から、糸処理孔4からの糸条の飛び出しを抑
制し、交絡処理を十分に行なうには、上記加圧流体噴出
経路I,IIのそれぞれの有効噴出径の比が1.10以上
であって、かつ、第1の加圧流体噴出経路Iの誘導孔5
aと噴出孔10aのそれぞれの直径比da/Daが1.
06以上必要であることがわかった。
このように、上記実施例の構成によって高い性能を持っ
た流体処理装置が得られるわけであるが、この考案は上
記実施例に限定されるものではなく、糸処理孔4の断面
が、円形、楕円形、矩形等の種々の形状の場合に利用で
きる。
(考案の効果) 以上説明したように、この考案によれば、以下の述べる
優れた効果を奏する。
A.加圧流体を一つの加圧流体導入孔から一対の対向す
る加圧流体噴出経路に装置内部で供給すると共に、糸処
理孔に関して上記対向する加圧流体噴出経路を、その軸
線が一致するように対向させたので、それぞれの加圧流
体噴出経路からは、同一圧力の加圧流体が噴出すると共
に、噴出される加圧流体は、糸処理孔内で真正面から衝
突する。
したがって、糸処理孔内の糸条は、旋回流を生じること
なく効果的に開繊・交絡される。
B.また、導糸スリット側の加圧流体噴出経路の有効噴
出径を、これに対向する側の加圧流体噴出径よりも1.
10倍以上大きくしたので、交絡時の糸処理孔内の糸条
には、導糸スリット側とは反対方向に押す力が大きく作
用し、さらに、導糸スリット側の加圧流体噴出経路の誘
導孔を、該誘導孔の軸線方向に向う前記導糸スリットの
一部を含むと共に、その直径が噴出孔の直径よりも1.
06以上大きくしたので、上記の導糸スリットが位置す
る側とは反対方向の側に押す力の作用領域が、導糸スリ
ット側の方向に押す力の作用領域よりもより広くより、
上記の導糸スリット側とは反対方向に押す力がより一層
安定化し、導糸スリットから糸条が飛び出すようなおそ
れが全くなくなった。
すなわち、本考案は、糸処理孔内での効果的な糸条の開
繊・交絡を維持しながら、糸処理孔内から外部への糸条
の飛び出しを抑制する効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の一実施例の断面図、 第2図は、実施例の部分拡大断面図、 第3図ないし第5図は、従来の流体処理装置を示す図で
ある。 図面中の符号の説明 1,20……流体処理装置、 2……糸処理部本体、 3……糸処理部、4……糸処理孔、 5a,5b……誘導孔、8……加圧流体導入孔、 10a,10b……噴出孔、 11a,11b……導糸スリット、 I,II……加圧流体噴出経路

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】糸条の挿通可能な糸処理孔と、前記糸処理
    孔の軸線に平行に連通する導糸スリットと、前記導糸ス
    リット側およびそれに対向する側からそれぞれ前記糸処
    理孔に開口する一対の加圧流体噴出経路とを有し、前記
    糸処理孔に糸条を挿通して前記加圧流体噴出経路から前
    記糸処理孔内に加圧流体を噴出させる流体処理装置にお
    いて、 (イ)前記一対の加圧流体噴出経路は、該一対の加圧流
    体噴出経路への前記加圧流体の供給圧力が同一になるよ
    うに、前記流体処理装置に設けられた一つの加圧流体導
    入孔と該流体処理装置内部で連通し、 (ロ)前記一対の加圧流体噴出経路は、それぞれの噴出
    経路の軸線を一致させ、 (ハ)前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路の有効噴
    出径を、これに対向する側の加圧流体噴出経路の有効噴
    出径の1.10倍以上とし、 (ニ)前記導糸スリット側の加圧流体噴出経路は、前記
    糸処理孔に連通する誘導孔と、該誘導孔にさらに連通す
    る噴出孔とを備えてなり、前記誘導孔は、該誘導孔の軸
    芯方向に前記導糸スリットの一部を含むと共に、該誘導
    孔の直径を前記噴出孔の直径の1.06倍以上としたこ
    とを特徴とする流体処理装置。
JP1986009362U 1986-01-24 1986-01-24 流体処理装置 Expired - Lifetime JPH065431Y2 (ja)

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