JPH0654797B2 - Cmos半導体装置 - Google Patents

Cmos半導体装置

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JPH0654797B2
JPH0654797B2 JP61183476A JP18347686A JPH0654797B2 JP H0654797 B2 JPH0654797 B2 JP H0654797B2 JP 61183476 A JP61183476 A JP 61183476A JP 18347686 A JP18347686 A JP 18347686A JP H0654797 B2 JPH0654797 B2 JP H0654797B2
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    • H10—SEMICONDUCTOR DEVICES; ELECTRIC SOLID-STATE DEVICES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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    • H10D84/00—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers
    • H10D84/80—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs
    • H10D84/82—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components
    • H10D84/83—Integrated devices formed in or on semiconductor substrates that comprise only semiconducting layers, e.g. on Si wafers or on GaAs-on-Si wafers characterised by the integration of at least one component covered by groups H10D12/00 or H10D30/00, e.g. integration of IGFETs of only field-effect components of only insulated-gate FETs [IGFET]
    • H10D84/85—Complementary IGFETs, e.g. CMOS
    • H10D84/854—Complementary IGFETs, e.g. CMOS comprising arrangements for preventing bipolar actions between the different IGFET regions, e.g. arrangements for latchup prevention

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  • Metal-Oxide And Bipolar Metal-Oxide Semiconductor Integrated Circuits (AREA)
  • Semiconductor Integrated Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] この発明は、CMOS半導体装置に関し、ラッチアップ
耐量を改善したものである。
[発明の技術的背景とその問題点] CMOS半導体装置は、その構造上、内部にpnpとn
pnのトランジスタが寄生的に生じており、これらのト
ランジスタの相互作用によりラッチアップを引き起し易
い。
いま、このラッチアップの発生機構を第11図および第
12図のCMOS半導体装置(以下これを第1の従来例
という)を用いて説明する(USP4、209、71
3、または電子通信学会論文誌,’78/2 vol
J61−CNO2)。
第11図中、1はn形のSi半導体基板で、半導体基板
1の主面にp形ウェル2が形成されている。
p形ウェル2内には、n+ソース領域3、n+ドレイン
領域4、および図示省略のゲート絶縁膜上にゲート電極
5が形成されて、nチャンネルMOSFET(以下nM
OSのように云う)7が形成されている。6はp+ウェ
ルコンタクト領域で、このp+ウェルコンタクト領域6
は、nMOS7の基板・ソース間を共通接続するために
形成されている。なおnMOS7はp形ウェル2の領域
が基板領域となる。
一方、半導体基板1のn形基板領域(以下n形基板領域
という場合も半導体基板と同一符号1を用いる)には、
p+ソース領域8、p+ドレイン領域9、および図示省
略のゲート絶縁膜上にゲート電極11が形成されてpM
OS13が形成されている。12はn+基板コンタクト
領域で、このn+基板コンタクト領域12は、pMOS
13の基板・ソース間を共通接続するために形成されて
いる。
nMOS7とpMOS13とは、ゲート電極5、11同
士が接続されてこれが入力端子14とされ、またドレイ
ン領域4、9同士が接続されてこれが出力端子15とさ
れ、さらにpMOS13のソース領域8に電源電圧Vd
dの電源端子16が接続され、nMOS7のソース領域
3が電位Vssの低電位端子17に接続されてCMOS
インバータが構成されている。
CMOS半導体装置は、上記のように半導体基板1の内
部に、p+形のソース領域8、ドレイン領域9、n形の
基板領域1、p形のウェル領域、およびn+形のソース
領域3、ドレイン領域4が順次に接して作り込まれてい
る。このためこれらの領域により、第11図中に示すよ
うにpnp形のトランジスタQ1、Q3、およびnpn
形のトランジスタQ2、Q4が寄生的に生じ、さらにこ
れらのトランジスタQ1〜Q4の結合によりpnpnサ
イリスタ構造が構成されている。
第12図は、上記の寄生トランジスタQ1〜Q4の接続
関係を等価回路で示したものである。Rn1はトランジ
スタQ1のベース抵抗、Rn3はトランジスタQ3のベ
ース抵抗、RpはトランジスタQ4のベース抵抗であ
る。
そしていま、出力端子15に電源電圧Vdd以上の
(+)サージ電圧が入った場合を考える。
このときトランジスタQ1ベース・エミッタ間にベース
電流Ib1が流れ、その電流増幅率をHfe1とすると
コレクタ電流Ic1=Ib1・Hfe1が、トランジス
タQ4のベース抵抗Rpを通って低電位端子Vssに流
れる。
ベース抵抗Rpでの電圧降下がトランジスタQ4のベー
ス閾値電圧Vbth4以上(Ic1・Rp0.6V)
になると、トランジスタQ4にベース電流Ib4が流れ
込み、当該トランジスタQ4は、その電流増幅率をHf
e4とするとトランジスタQ3のベース抵抗Rn3を通
じて電源端子16からコレクタ電流Ic4=Ib4・H
fe4を引込む。
これにより抵抗Rn3にIc4・Rn3の電圧降下が生
じ、これがトランジスタQ3のベース閾値電圧Vbth
3(0.6V)を超えると、トランジスタQ3のベー
スにも電流Ib3が流れて、これがオン状態となる。
トランジスタQ3の電流増幅率をHfe3とすると、そ
のコレクタ電流Ic3=Ib3・Hfe3がトランジス
タQ4とそのベース抵抗Rpに流れ込む。
pnp形のトランジスタQ3と、npn形のトランジス
タQ4とでpnpnサイリスタ構造が構成されているの
で、上記のようにこの両トランジスタQ3、Q4がとも
にオン状態となると、電源を一旦切らない限り元の状態
に復帰しないというラッチアップの現象を引き起すので
ある。
上記のラッチアップの発生は、出力端子15に電源電圧
Vdd以上の(+)サージ電圧が入った場合であるが、
出力端子15に低電位Vss以下の(−)サージ電圧が
入った場合にも、以下のようにラッチアップの現象が発
生する。
即ち、このときはnpn形のトランジスタQ2にベース
電流Ib2が流れ、このコレクタ電流Ic2がトランジ
スタQ3のベース抵抗Rn3を通じて流れ込む。このベ
ース抵抗Rn3の電圧降下Ic2・Rn3がトランジス
タQ3のベース閾値電圧Vbth3を超えると、トラン
ジスタQ3がオン状態となり、そのコレクタ電流Ic3
がトランジスタQ4のベース抵抗Rpに流れ込む。
Ic3・RpVbth4になるとトランジスタQ4も
オン状態となり、前記と同様にサイリスタ動作を起して
ラッチアップの現象が発生する。
そして以上のようなラッチアップの現象が発生すると、
CMOS半導体装置の正常動作は勿論望めないが、電源
端子16および低電位端子17間に過大な電流が流れ、
これによる電力損失が許容値を超えると素子破壊に結び
つく。
また、上述のラッチアップの発生は、出力端子15側か
ら(+)または(−)のサージが入った場合について説
明した。
入力端子14側についてみると、第11図では図示省略
されているがCMOS半導体装置は、ゲート絶縁膜を絶
縁破壊から保護する目的で拡散層抵抗や、拡散層ダイオ
ードによる電圧クランプ回路を設けることが普通になっ
ている。これらの抵抗またはダイオードを構成する拡散
層は、半導体基板の基板領域との間にpn接合を有して
おり、これがpnpまたはnpnの寄生トランジスタを
形成する。
このためCMOS半導体装置は、入力端子14側に
(+)または(−)の過大サージ電圧が入った場合にも
ラッチアップの現象を引き起すことが知られている。
以上のことから、CMOS半導体装置におけるラッチア
ップの現象は、そのトリガとなる過大サージが、殆んど
の場合、入力端子、または出力端子から半導体チップ内
に入ることにより発生する。
このためCMOS半導体装置におけるラッチアップの対
策は、その多くが入、出力回路周辺を主体として行なわ
れている。
従来採られているこのようなラッチアップ対策例として
は、ほぼ次のようなものがある。
(イ)外来雑音の防止。これは入力端子、または出力端
子に抵抗やコンデンサ等を接続して外来雑音電流の入力
を制限しようとするものである。
(ロ)ターン・オン防止。前記第1の従来例で云えば、
2個の寄生トランジスタQ3、Q4に基づくサイリスタ
構造がターン・オンする条件は、Hfe3・Hfe4
1である。このためHfe3・Hfe4<1となるよう
にCMOSデバイスを設計してサイリスタ構造がターン
・オンするのを防止しようとするものである。
(ハ)電流制限。これは寄生トランジスタに基づくサイ
リスタ構造がターン、オンしてもその電流値がターン・
オン状態を維持するのに必要な保持電流とならないよう
に電流制限しようとするものである。
(ニ)寄生トランジスタのベース抵抗を小さくする。前
記第1の従来例で云えば、例えばトランジスタQ3、Q
4の各ベース抵抗Rn3、Rpを小さくする。ベース抵
抗が小さければ電圧降下が小さくなってトランジスタQ
3、Q4がターン・オンしにくくなる。
上記の諸対策のうち、(イ)、(ハ)はCMOSインバ
ータの出力電流や動作スピードを制限することになるの
で、(ロ)、(ニ)の対策が多用されている。
次にこのようなラッチアップ対策の施された第2の従来
例を第13図および第14図を用いて説明する。
この従来例は、pMOS13の形成領域と、nMOS7
の形成されているp形ウェル2間の間隔dが200μm
程度以上に大きく設定されてベース幅が広げられ、pn
p形の寄生トランジスタQ1、Q3の電流増幅率Hfe
が小さくされている。またこれとともに、pMOS13
およびnMOS7間におけるn形の基板領域1上に別途
にn+基板コンタクト領域18が設けられ、さらにp形
ウェル2内にもnMOS7を取囲むように別途にp+ウ
ェルコンタクト領域19が形成されて、各寄生トランジ
スタQ1、Q3、Q4のベース抵抗Rn1、Rn3、R
pの値が小さくされている。
そして、出力端子15に電源電圧Vdd以上の(+)サ
ージ電圧が入った場合、pMOS13のドレイン領域9
からn形基板領域1中に少数キャリヤであるホール(正
孔)が注入される。
ホールはドレイン領域9とp形ウェル2間の間隔dが2
00μm以上に大きく設定されているので、その殆んど
がn形基板領域1中の電子と再結合し、その極く一部だ
けがトランジスタQ1のコレクタ電流Ic1としてp形
ウェル2中に流れ込み、トランジスタQ4のベース抵抗
Rpを通って低電位端子17に抜け出る。
ベース抵抗Rpの値は、前記のようにp+ウェルコンタ
クト領域19の形成により低くなっているので、その電
圧降下Ic1・Rpは小さく、トランジスタQ4はオン
状態に至るまでにより大きな電流の流れ込みに耐える。
コレクタ電流Ic1が増えて電圧降下Ic1・Rpが増
大し、トランジスタQ1がオン状態に転じたとしても、
そのコレクタ電流Ic1はn+基板コンタクト領域18
の経路から供給される。このためpMOS13のソース
領域8に隣接したn+基板コンタクト領域12側から流
入するコレクタ電流Ic1は極めて少なくなる。
トランジスタQ3のベース抵抗Rn3は、n+基板コン
タクト領域18の経路により低く設定されているので、
これにコレクタ電流Ic1が流れてもトランジスタQ3
はオンしにくくなる。
このようにして第2の従来例は、トランジスタQ3、Q
4等で構成されるサイリスタ構造がターン・オンしにく
くなってラッチアップの耐量が改善されている。
しかしながら第2の従来例にあっては、pMOS13の
形成領域と、p形ウェル2間の間隔dが200μm程度
以上に設定する必要があるため、チップ面積が大きくな
ってコスト高を招く等の問題点があった。
次いで第15図および第16図には、ラッチアップ対策
の施された第3の従来例を示す。
この従来例では、前記第2の従来例の構成に加えて、p
MOS13の形成領域と、n+基板コンタクト領域18
との間のn形基板領域1の部分に、p形のホール抽出領
域21が形成されている。
ホール抽出領域21は、Vssの低電位点に接続されて
いる。したがってp形のホール抽出領域21は、第16
図の等価回路に示すように、pnp形のトランジスタQ
1のコレクタとして機能する。
そして出力端子15に電源電圧Vdd以上の(+)サー
ジが入ったとき、pMOS13のドレイン領域9からn
形基板領域1に注入されたホールは、ホール抽出領域2
1からVssの低電位点に抜け出る。これによりp形ウ
ェル2中に流れ込むトランジスタQ1のコレクタ電流I
c1が極く低い値に抑えられる。
このように第3の従来例では、前記第2の従来例のよう
にpMOS13の形成領域とp形ウェル2の間隔を大き
くとることに代えてホール抽出領域21を設けることに
より、ラッチアップの耐量改善を図り、且つチップ面積
の増大を抑えるようにしている。
しかしながら上記第3の従来例にあっては、半導体基板
1の主面にホール抽出領域21を作り込み、またこのホ
ール抽出領域21等に接続される低電位Vssの配線
層、およびn+基板コンタクト領域18に接続される電
源電圧Vddの配線層等が半導体基板1の表面部に引き
回されるので、実際にはレイアウトがかなり複雑にな
り、またチップ面積を小さくすることが難しいという問
題点があった。
また近時、MOSのデバイス構造としてショットキ、ソ
ース、ドレイン構造を用いたものも提案されている。こ
の構造のものは、原理的に少数キャリヤの注入が起きな
いのでラッチアップに強くなるが、オフセット電圧が発
生したり、ソース抵抗の増加によって相互コンダクタン
スgmが落ちる等の問題点がある。
[発明の目的] この発明は、上記事情に基づいてなされたもので、比較
的簡単な構造でラッチアップ耐量が改善できてチップ面
積を小さくすることのできるCMOS半導体装置を提供
することを目的とする。
[発明の概要] この発明は上記目的を達成するために、同一の半導体基
板にnチャンネルMOSFETおよびpチャンネルMO
SFETを形成したCMOS半導体装置において、nチ
ャンネルMOSFETおよびpチャンネルMOSFET
の間の領域で且つpチャンネルMOSFETの形成され
たn形領域に、前記nチャンネルMOSFETが形成さ
れているp形領域あるいはpチャンネルMOSFETが
形成されているn形領域と同一電位に接続された少数キ
ャリヤ抽出用のショットキ接合を形成することにより、
比較的構造の簡単なショットキ接合でラッチアップの耐
量を改善し、チップ面積を小さくできるようにしたもの
である。
[発明の実施例] 以下この発明を図面に基づいて説明する。第1図および
第2図は、この発明の第1実施例を示す図である。
第1図はCMOS半導体装置の縦断面図、第2図は同上
CMOS半導体装置内に生じる寄生トランジスタの接続
関係を示す等価回路図である。
なお第1図、第2図、および後述の各実施例を示す第3
図〜第10図において、前記第11図〜第16図に示す
部材および部位等を同一ないし均等のものは、前記と同
一符号を以って示し重複した説明を省略する。
まず構成を説明すると、n+基板コンタクト領域18上
に、このn+基板コンタクト領域18よりも大きな平面
積を有する金属電極22が設けられ、n+基板コンタク
領域18の周囲部に金属電極22とn形基板領域1との
接合により、ショットキ接合23が形成されている。
n形Siに対してショットキ接合を形成する金属材質と
してはAlを用いることができるので、金属電極22は
Al配線層がそのまま用いられて、ショットキ接合23
はAl−nSi接合により形成されている。
金属電極22には、電源電圧Vddが加えられている。
なお金属電極22と、高不純物濃度領域であるn+基板
コンタクト領域18との接合部はオーミックコンタクト
となっている。
ショットキ接合は、格別の工程を必要とせずに通常のC
MOS製造工程の中で製造することができる。即ち、コ
ンタクト孔の開孔工程の際に、半導体基板1の主面上に
形成された図示省略のSiO2膜に、n+基板コンタク
ト領域18を含むオーバーサイズのコンタクト孔を開孔
しておき、次いで通常の配線層形成工程であるAl膜の
堆積およびパターニングを行なえばよい。
次に作用を説明する。
金属電極22には電源電圧Vddが加えられ、n形基板
領域1には、n+基板コンタクト領域18を介して同様
に電源電圧Vddが加えられているので、ショットキ接
合23には、正、逆何れの方向のバイアス電圧も印加さ
れない状態にある。
ここでショットキ接合の一般的な特性を述べると、その
接合に、正、逆何れのバイアス電圧も加わってないと
き、n形半導体側には正イオン化したn形不純物原子が
正の空間電荷として分布し、一方、金属電極側には電子
が負の表面電荷として分布する。このため接合部には半
導体側から金属電極側に向う電界が生じ、電子の移動が
阻止されて平衡状態にある。
またショットキ接合のバリヤハイトφmsは、半導体同
士のpn接合と比べると低い。
第10図の(A)、(B)は、上記のようなショットキ
接合にそれぞれ逆バイアス電圧、順バイアス電圧が加わ
ったときのエネルギーレベルの変化を示す図である。
第10図(A)のように逆バイアス電圧が加わったとき
は、バリヤハイトがこの逆バイアス電圧に対応した分だ
け高くなり、n形半導体から金属電極への電子の移動は
困難となり、n形半導体中のホール(少数キャリヤ)が
金属電極側へ流出する。
一方、第10図(B)のように順バイアス電圧が加わっ
たときは、n形半導体側から金属電極側をみたバリヤハ
イトが低下し、n形半導体中の電子が金属電極側へ流れ
る。なお金属電極中にはホールはないので金属電極から
n形半導体中へのホールの注入はない。
そしてCMOS半導体装置の出力端子15に電源電圧V
dd以上の(+)サージ電圧が入ったとき、pMOS1
3のドレイン領域9からn形基板領域1にホール(少数
キャリヤ)が注入される。
ホールはn形基板領域1を拡散してショットキ接合23
の領域に近づくと、バリヤハイトが低く且つ金属電極2
2側に電子が負の表面電荷として分布するそのショット
キ接合23に吸込まれる。
したがってp形ウェル2中に流れ込むトランジスタQ1
のコレクタ電流Ic1が抑制される。このようにこの実
施例では、前記第3の従来例(第15図)におけるホー
ル抽出領域とほぼ同様の作用をショットキ接合23が果
している。
しかし、この実施例ではショットキ接合23とn+基板
コンタクト領域18とは共通の金属電極22で電源電圧
Vddに接続されているので、前記第3の従来例のよう
に、ホール抽出領域が低電位Vssに接続され、n+基
板コンタクト領域18は電源電圧Vddに接続されてい
るのと比べると、この実施例のものは、レイアウトおよ
び配線がはるかに単純化される。
なお第3の従来例におけるホール抽出領域を、この実施
例のようにn+基板コンタクト領域18と共通に電源電
圧Vddに接続すると、出力端子15に低電位Vss以
下の(−)サージ電圧が入った場合、n+基板コンタク
ト領域18周辺の電圧降下に伴い、p形であるホール抽
出領域がホール注入源として作用し、かえってラッチア
ップの危険性が増してしまうという支障がある。
これに対しショットキ接合23は、本質的に多数キャリ
ヤ素子であるので、次にも述べるようにn形半導体基板
領域1へのホール注入は生じない。
次に出力端子15に低電位Vss以下の(−)サージ電
圧が入ったときは、npn形のトランジスタQ2がオン
状態になる。しかしトランジスタQ2のコレクタ電流I
c2は、n+基板コンタクト領域18から供給される。
このためpMOS13のソース領域8に隣接したn+基
板コンタクト領域12側から流入するコレクタ電流Ic
2は極めて少なくなり、pMOS13のソース領域8近
傍の電圧降下が小さくなるのでpnp形のトランジスタ
Q3がオンしにくくなって、ラッチアップ現象の発生が
抑えられる。
そしてさらに大きな(−)サージ電圧が加わった場合、
トランジスタQ2のコレクタ電流Ic2も大きくなり、
n+基板コンタクト領域18周辺の電圧降下が大きくな
ってショットキ接合23が順バイアスされる。しかし前
記のようにショットキ接合を流れる電流は、多数キャリ
ヤである電子電流だけであるので、これが順バイアスさ
れるとn+基板コンタクト領域18が広がったのと同等
の効果が生じ、n+基板コンタクト領域18およびショ
ットキ接合23の両者からより大きなコレクタ電流Ic
2が供給される。したがってラッチアップの耐量が向上
する。
上記のようにショットキ接合23は、少数キャリヤであ
るホールの抽出作用を有し、一方では寄生トランジスタ
Q2、Q4のコレクタ電流供給源としても作用して
(+)、(−)の両サージに対してラッチアップ耐量の
改善が図られる。
次いで第3図には、この発明の第2実施例を示す。
この実施例は、半導体基板1の主面に溝が掘られ、溝に
金属24が充てんされてショットキ接合23が形成され
ている。溝は公知のRIE(Reactive Ion Etching)法に
よって容易に掘ることができる。
溝に充てんした金属24によってショットキ接合を形成
すると、チップ面積を増やさずにショットキ接合23の
接合面積を大きくとることができる。
したがってこの実施例によれば過大サージ電圧等によっ
てn形基板領域1に注入されたホールの吸込み作用が増
してラッチアップの耐量がより一層向上する。
第4図の(A)、(B)には、この発明の第3実施例を
示す。
第4図(A)の場合は、ショットキ接合23をn+基板
コンタクト領域18の片側の部分に形成したものであ
る。また第4図(B)の場合は、n+基板コンタクト領
域18を複数個設け、これら複数個のn+基板コンタク
ト領域18にまたがるように共通の金属電極22を設け
て、複数個のn+基板コンタクト領域18の間にショッ
トキ接合23を形成したものである。
ショットキ接合23によるn形基板領域1中のホールの
吸込み等の作用は、前記第1実施例のものとほぼ同様で
ある。
第5図には、この発明の第4実施例を示す。
この実施例は、ショットキ接合23をn+基板コンタク
ト領域18から離して形成し、金属電極22に低電位V
ssを加えたものである。
ショットキ接合23は、(Vdd−Vss)の電圧で逆
バイアスされるので、空乏層23aがn形基板領域1中
に伸びる。このためn形基板領域1からのホールの抽出
効果が増してラッチアップの耐量が一層向上する。
第6図には、この発明の第5実施例を示す。
この実施例は、金属電極22を、p+ウェルコンタクト
領域19に接触するようにp形ウェル2とn形基板領域
1の双方にまたがって設け、p形ウェル2に隣接した部
位にショットキ接合23を形成したものである。
作用を述べるとp形ウェル2およびn形基板領域1間の
pn接合、およびショットキ接合23の双方が、(Vd
d−Vss)の電圧で逆バイアスされるので、当該pn
接合からショットキ接合23の部分にかけて空乏層23
aが広がる。
出力端子15に入った(+)サージ電圧によってn形基
板領域1中に注入されたホールは、空乏層23aに流れ
込み、金属電極22に引き込まれる。
また出力端子15に(−)サージ電圧が入ってトランジ
スタQ2がオンしたとき、そのコレクタ電流Ic2は、
n+基板コンタクト領域18から供給されるが、そのコ
レクタ電流Ic2が増えるにつれてショットキ接合23
は順バイアスされる。このためショットキ接合23から
もコレクタ電流Ic2が供給されるようになる。したが
ってラッチアップの耐量が一層増大する。
なお第5実施例によれば、p+ウェルコンタクト領域1
9に接続するVss電位の配線層をn形基板領域1中に
及ぶようにそのパターンを変えるだけでショットキ接合
23が形成されるので、配線層の形成が簡単になるとい
う利点がある。
第7図の(A)、(B)、(C)には、この発明の第6
実施例を示す。
第7図(A)は、n形基板領域1上にp+ガードリング
25を設け、このガードリング25中にショットキ接合
23を形成してその耐圧向上を図ったものである。
第7図(B)は、金属電極22に低電位Vssを加える
ショットキ接合において、溝中に金属24を充てんして
ショットキ接合23を形成し、チップ面積を増やさずに
ショットキ接合23の接合面積を大きくとるようにした
ものである。
また第7図(C)は、トレンチアイソレーション(溝充
てん分離)の変形に相当するもので、p形ウェル2側面
のn形基板領域1との境界部に溝を掘り、これに金属2
4を充てんし、前記第5実施例(第6図)に加えてp形
ウェル2の側面部にもショットキ接合23が形成される
ようにしたものである。
前記第5実施例のものと比べると、ショットキ接合23
の接合面積が増大するので、ラッチアップの耐量がさら
に向上する。
第8図の(A)、(B)には、この発明の第7実施例を
示す。
この実施例は、p形のSi半導体基板31の主面にn形
ウェル32を形成し、p形基板領域31にnMOS7を
形成し、n形ウェル32中にpMOS13を形成したい
わゆるnウェルCMOSにこの発明を適用したものであ
る。
第8図(A)は、前記第3実施例(第4図(A))とほ
ぼ同構造のショットキ接合23をn形ウェル32の表面
部に形成したものである。
また第8図(B)は、前記第6実施例(第7図(C))
と同様のトレンチアイソレーションの変形に相当する構
造によりn形ウェル32の側面部にもショットキ接合2
3を形成したものである。
ショットキ接合23によるn形ウェル32中に注入され
たホールの吸込み等の作用は、前記各実施例のものとほ
ぼ同様である。
第9図には、この発明の第8実施例を示す。
この実施例は、エピタキシャル基板33によるp形ウェ
ル34、およびn形ウェル32中にそれぞれnMOS
7、およびpMOS13を形成したいわゆる両ウェル構
造のCMOSに、この発明を適用しものである。
ショットキ接合23は、前記第7実施例(第8図
(B))とほぼ同様にトレンチアイソレーションの変形
に相当する構造によりn形ウェル32の側面部に形成さ
れている。
上述の第6実施例(第7図(C))、第7実施例(第8
図(B))、および第8実施例(第9図)等のトレンチ
アイソレーションの変形に相当する構造によりショット
キ接合23を形成したものは、最近のメガビット級D−
RAM等に採用されているトレンチアイソレーションと
のマッチングがよく工程も比較的簡単になる。
即ち、従来のトレンチアイソレーションは溝の内部に絶
縁材が埋込まれているが、絶縁材は注入された少数キャ
リヤの拡散を阻止する働きはあるが、積極的にこれを抽
出する作用はない。
これに対し、前記の各実施例では、溝に金属を充てんし
て少数キャリヤを積極的に抽出するので、アイソレーシ
ョンとラッチアップの抑制との両作用を同時に達成でき
るという利点を有している。
なお上述の各実施例は、主としてCMOS半導体装置の
出力端子側から過大サージ電圧が入る場合の対策および
作用等について説明したが、入力端子側から過大サージ
電圧が入った場合、およびオープンドレイン方式の出力
端子から過大サージ電圧等が入った場合にも、同様にラ
ッチアップを抑制し得るものであり、また特にこのよう
な入力端子およびオープンドレインの出力端子に対して
ラッチアップの抑制を目的とする場合には、上記各実施
例の構成を基本としてこれに一部変形を加えることでそ
の目的をよりよく達成することができる。
[発明の効果] 以上説明したように、この発明によれば同一の半導体基
板にnチャンネルMOSFETおよびpチャンネルMO
SFETを形成したCMOS半導体装置において、nチ
ャンネルMOSFETおよびpチャンネルMOSFET
の間の領域で且つpチャンネルMOSFETの形成され
たn形領域に、前記nチャンネルMOSFETが形成さ
れているp形領域あるいはpチャンネルMOSFETが
形成されているn形領域と同一電位に接続された少数キ
ャリヤ抽出用のショットキ接合を形成したので、過大サ
ージの入力等に基づく少数キャリヤがショットキ接合で
抽出されて寄生バイポーラトランジスタのオン状態にな
ることが避けられ、ラッチアップの耐量が改善される。
またショットキ接合は半導体基板のn形領域上に配線層
金属膜を利用して形成することができるので、ラッチア
ップ改善用の素子を設けてもレイアウトが複雑化するこ
とはなくチップ面積を小さくすることができるという利
点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明に係るCMOS半導体装置の第1実施
例を示す縦断面図、第2図は同上実施例における寄生ト
ランジスタの接続関係を示す等価回路、第3図はこの発
明の第2実施例を示す縦断面図、第4図はこの発明の第
3実施例を示す要部縦断面図、第5図はこの発明の第4
実施例を示す縦断面図、第6図はこの発明の第5実施例
を示す縦断面図、第7図はこの発明の第6実施例を示す
要部縦断面図、第8図はこの発明の第7実施例を示す縦
断面図、第9図はこの発明の第8実施例を示す縦断面
図、第10図はショットキ接合のエネルギーレベル図、
第11図はCMOS半導体装置の第1の従来例を示す縦
断面図、第12図は同上第1の従来例における寄生トラ
ンジスタの接続関係を示す等価回路、第13図は第2の
従来例を示す縦断面図、第14図は同上第2の従来例に
おける寄生トランジスタの接続関係を示す等価回路、第
15図は第3の従来例を示す縦断面図、第16図は同上
第3の従来例における寄生トランジスタの接続関係を示
す等価回路である。 1:n形の半導体基板(n形領域)、 2:p側ウェル、 7:nチャンネルMOSFET、 13:pチャンネルMOSFET、 22:金属電極、 23:ショットキ接合、 24:金属、 31:p形の半導体基板、 32:n形ウェル(n形領域)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】同一の半導体基板にnチャンネルMOSF
    ETおよびpチャンネルMOSFETを形成したCMO
    S半導体装置において、 nチャンネルMOSFETおよびpチャンネルMOSF
    ETの間の領域で且つ当該pチャンネルMOSFETの
    形成されたn形領域に、前記nチャンネルMOSFET
    が形成されているp形領域あるいはpチャンネルMOS
    FETが形成されているn形領域と同一電位に接続され
    た少数キャリヤ抽出用のショットキ接合を形成したこと
    を特徴とするCMOS半導体装置。
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