JPH0655945B2 - 潜熱蓄熱材 - Google Patents
潜熱蓄熱材Info
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- JPH0655945B2 JPH0655945B2 JP62161758A JP16175887A JPH0655945B2 JP H0655945 B2 JPH0655945 B2 JP H0655945B2 JP 62161758 A JP62161758 A JP 62161758A JP 16175887 A JP16175887 A JP 16175887A JP H0655945 B2 JPH0655945 B2 JP H0655945B2
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は加熱により蓄熱材に熱を蓄える潜熱蓄熱材に関
する。
する。
従来の技術 従来より潜熱を利用する潜熱蓄熱材は単位重量当りの蓄
熱量が大きい、一定温度の出力が得られるなどの利点を
有するため、給湯分野および暖房分野で用いられてき
た。ところで、潜熱蓄熱材を採暖暖房装置として利用す
る場合、採暖時に異和感を感じないようにする必要があ
る。しかるに、潜熱蓄熱材は溶融時(蓄熱時)は液体な
ので可撓性があり異和感を感じないが、放熱し固化する
にしたがい固くなりごつごつした異和感を感ずるように
なる。さらに潜熱蓄熱材をヒータで加熱溶融すると熱効
率が悪く蓄熱するのに長時間要する。これを解決するた
めに、マイクロ波で加熱する手法が試みられたが、蓄熱
容器の表面積が大きくなると容器全体を一様に溶融する
のが困難で、容器の一部が融解すると、その部分にマイ
クロ波が集中し他の部分が非常に融解しにくゝなる傾向
にあった。すなわち、マイクロ波加熱により短時間で潜
熱蓄熱材を融解することは困難であった。
熱量が大きい、一定温度の出力が得られるなどの利点を
有するため、給湯分野および暖房分野で用いられてき
た。ところで、潜熱蓄熱材を採暖暖房装置として利用す
る場合、採暖時に異和感を感じないようにする必要があ
る。しかるに、潜熱蓄熱材は溶融時(蓄熱時)は液体な
ので可撓性があり異和感を感じないが、放熱し固化する
にしたがい固くなりごつごつした異和感を感ずるように
なる。さらに潜熱蓄熱材をヒータで加熱溶融すると熱効
率が悪く蓄熱するのに長時間要する。これを解決するた
めに、マイクロ波で加熱する手法が試みられたが、蓄熱
容器の表面積が大きくなると容器全体を一様に溶融する
のが困難で、容器の一部が融解すると、その部分にマイ
クロ波が集中し他の部分が非常に融解しにくゝなる傾向
にあった。すなわち、マイクロ波加熱により短時間で潜
熱蓄熱材を融解することは困難であった。
発明が解決しようとする問題点 本発明は前記潜熱蓄熱材の課題を解決しようとするもの
である。すなわち、採暖時に潜熱蓄熱材が放熱し固化し
ても固くならずごつごつした異和感を感じないようにす
るとともに、マイクロ波で加熱しても容器全体が加熱さ
れ、潜熱蓄熱材の末融解部分が生じないようにするもの
である。
である。すなわち、採暖時に潜熱蓄熱材が放熱し固化し
ても固くならずごつごつした異和感を感じないようにす
るとともに、マイクロ波で加熱しても容器全体が加熱さ
れ、潜熱蓄熱材の末融解部分が生じないようにするもの
である。
問題点を解決するための手段 本発明は前記問題点を解決するために、酢酸ナトリウム
3水塩とチオ硫酸ナトリウム5水塩100重量部に対し
て水1〜25重量部を混合し加熱融解し新たな潜熱蓄熱
材とすることにより目的を達成することができる。
3水塩とチオ硫酸ナトリウム5水塩100重量部に対し
て水1〜25重量部を混合し加熱融解し新たな潜熱蓄熱
材とすることにより目的を達成することができる。
作 用 本発明においては、酢酸ナトリウム3水塩とチオ硫酸ナ
トリウム5水塩と水とを混合し加熱融解することにより
新しい潜熱蓄熱材が形成される。この潜熱蓄熱材は柔ら
かく可撓性があり、マイクロ波をよく吸収する。
トリウム5水塩と水とを混合し加熱融解することにより
新しい潜熱蓄熱材が形成される。この潜熱蓄熱材は柔ら
かく可撓性があり、マイクロ波をよく吸収する。
実施例 以下、本発明の実施例について説明する。
市販の特級試薬の酢酸ナトリウム3水塩(NaCH3C
OO3H2O)80gとチオ酸ナトリウム5水塩(Na
2S2O3・5H2O)20gと水(H2O)10gと
を混合し60℃に加熱したところ、試料は均一な溶液と
なった。この溶液を室温まで冷却し再結晶させた。この
結晶を示差走査熱量計(DSC)を用いて潜熱の大きさ
と転移温度を測定した。潜熱の大きさはDSCカーブの
吸熱部分の面積からまた転移温度はDSCカーブの吸熱
部分の頂点温度から求めた。それによると、前記配合で
融点54℃で潜熱40cal/gの蓄熱材が得られた。
この蓄熱材350gを内寸120×140mmの容器に減
圧封入し蓄熱パック作った。この蓄熱パックを高周波出
力600Wの電子レンジで加熱したところ、3分でほゞ
完全に融解した。さらにこの蓄熱パックを身体採暖装置
として使用したところ、0℃の雰囲気で約4時間採暖す
ることができた。
OO3H2O)80gとチオ酸ナトリウム5水塩(Na
2S2O3・5H2O)20gと水(H2O)10gと
を混合し60℃に加熱したところ、試料は均一な溶液と
なった。この溶液を室温まで冷却し再結晶させた。この
結晶を示差走査熱量計(DSC)を用いて潜熱の大きさ
と転移温度を測定した。潜熱の大きさはDSCカーブの
吸熱部分の面積からまた転移温度はDSCカーブの吸熱
部分の頂点温度から求めた。それによると、前記配合で
融点54℃で潜熱40cal/gの蓄熱材が得られた。
この蓄熱材350gを内寸120×140mmの容器に減
圧封入し蓄熱パック作った。この蓄熱パックを高周波出
力600Wの電子レンジで加熱したところ、3分でほゞ
完全に融解した。さらにこの蓄熱パックを身体採暖装置
として使用したところ、0℃の雰囲気で約4時間採暖す
ることができた。
本発明の潜熱蓄熱材の結晶は強度が弱く、前記採暖状態
では生成した結晶は容易に微細化され、熱放出後におい
てさえスラリー状であった。したがって、装着時には何
ら異和感を感じなかった。また前記潜熱パックを蓄熱
後、静止状態で放熱させ結晶化したところ大きな結晶が
得られた、しかし、この結晶の強度は弱く、わずかな外
部圧力で微細化しスラリー状となった。
では生成した結晶は容易に微細化され、熱放出後におい
てさえスラリー状であった。したがって、装着時には何
ら異和感を感じなかった。また前記潜熱パックを蓄熱
後、静止状態で放熱させ結晶化したところ大きな結晶が
得られた、しかし、この結晶の強度は弱く、わずかな外
部圧力で微細化しスラリー状となった。
また、酢酸ナトリウム3水塩80部とチオ酢酸ナトリウ
ム5水塩20部合計100部に対する水の混合量をいろ
いろ変えて検討した。その結果水と混入量が1部より少
なくなると蓄熱量は増大するが、可撓性は低下し、か
つ、電子レンジでの均一の溶解がしにくゝなってきた。
また、水の混入量が25部を越えると放熱後もしゃぶし
ゃぶで可撓性は有するが、潜熱量が著しく低下してしま
う。したがって、水の混合割合は実用的には5〜25部
程度が良い。
ム5水塩20部合計100部に対する水の混合量をいろ
いろ変えて検討した。その結果水と混入量が1部より少
なくなると蓄熱量は増大するが、可撓性は低下し、か
つ、電子レンジでの均一の溶解がしにくゝなってきた。
また、水の混入量が25部を越えると放熱後もしゃぶし
ゃぶで可撓性は有するが、潜熱量が著しく低下してしま
う。したがって、水の混合割合は実用的には5〜25部
程度が良い。
さらに、酢酸ナトリウム3水塩とチオ硫酸ナトリウムの
混合比を変え、これに対する水の添加量を検討したとこ
ろ前記実験と同様に水の混合割合は実用的には5〜25
部程度が良かった。
混合比を変え、これに対する水の添加量を検討したとこ
ろ前記実験と同様に水の混合割合は実用的には5〜25
部程度が良かった。
本発明の潜熱蓄熱材を収納した前記蓄熱パックを用いて
蓄熱実験をした。蓄熱は前記電子レンジで3分間加熱
し、放熱は10℃の雰囲気中で行なった。前記条件で蓄
熱放熱を150回繰返えし行なったが安定した蓄熱と放
熱とができることを確認した。
蓄熱実験をした。蓄熱は前記電子レンジで3分間加熱
し、放熱は10℃の雰囲気中で行なった。前記条件で蓄
熱放熱を150回繰返えし行なったが安定した蓄熱と放
熱とができることを確認した。
発明の効果 以上のように本発明の潜熱蓄熱材は酢酸ナトリウム3水
塩とチオ硫酸ナトリウム5水塩と水とを混合し加熱溶解
することにより容易に得られる。この潜熱蓄熱材の結晶
は機械的強度が弱く容易に微細化し流動性となるので、
身体採暖装置として身体に装着してもごつごつとした異
和感を感じない。さらに電波吸収がよくマイクロ波によ
り容器全体の蓄熱材を容易に融解することができるた
め、ヒータ加熱方式に比し蓄熱時間を著しく短縮するこ
とができる。
塩とチオ硫酸ナトリウム5水塩と水とを混合し加熱溶解
することにより容易に得られる。この潜熱蓄熱材の結晶
は機械的強度が弱く容易に微細化し流動性となるので、
身体採暖装置として身体に装着してもごつごつとした異
和感を感じない。さらに電波吸収がよくマイクロ波によ
り容器全体の蓄熱材を容易に融解することができるた
め、ヒータ加熱方式に比し蓄熱時間を著しく短縮するこ
とができる。
なお、本発明において、過冷却防止材を用いたり、また
その過冷却防止材の沈降や凝集を防止するために、増粘
剤等を適宜加えてもよいのは当然である。
その過冷却防止材の沈降や凝集を防止するために、増粘
剤等を適宜加えてもよいのは当然である。
Claims (1)
- 【請求項1】酢酸ナトリウム3水塩とチオ硫酸ナトリウ
ム5水塩の混合物、100重量部に対して水1〜25重
量部を混合する潜熱蓄熱材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62161758A JPH0655945B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 潜熱蓄熱材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP62161758A JPH0655945B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 潜熱蓄熱材 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS646084A JPS646084A (en) | 1989-01-10 |
| JPH0655945B2 true JPH0655945B2 (ja) | 1994-07-27 |
Family
ID=15741335
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP62161758A Expired - Fee Related JPH0655945B2 (ja) | 1987-06-29 | 1987-06-29 | 潜熱蓄熱材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0655945B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5309208A (en) * | 1992-12-01 | 1994-05-03 | Xerox Corporation | Method and device for eliminating toner leakage from a toner cartridge |
| US5424519A (en) * | 1993-09-21 | 1995-06-13 | Battelle Memorial Institute | Microwaved-activated thermal storage material; and method |
-
1987
- 1987-06-29 JP JP62161758A patent/JPH0655945B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS646084A (en) | 1989-01-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |