JPH065633A - 半導体装置 - Google Patents
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- JPH065633A JPH065633A JP18586092A JP18586092A JPH065633A JP H065633 A JPH065633 A JP H065633A JP 18586092 A JP18586092 A JP 18586092A JP 18586092 A JP18586092 A JP 18586092A JP H065633 A JPH065633 A JP H065633A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 GaAsFETの放熱性を向上させ且つ高周
波動作可能にする。 【構成】 FETのキャリアの通路となるGaAs半導
体層13とヒートシンク金属層24との間にシリコンか
ら成る介在層22を設ける。シリコン介在層22はGa
As半導体層13よりも熱伝導率が大きく、且つ比誘電
率が小さい。シリコン介在層22の線膨張係数はGaA
s半導体層12、13のそれよりも小さく、ヒートシン
ク金属層24はGaAs半導体層12、13よりも大き
い。これにより熱膨張の打ち消し合いが生じる。
波動作可能にする。 【構成】 FETのキャリアの通路となるGaAs半導
体層13とヒートシンク金属層24との間にシリコンか
ら成る介在層22を設ける。シリコン介在層22はGa
As半導体層13よりも熱伝導率が大きく、且つ比誘電
率が小さい。シリコン介在層22の線膨張係数はGaA
s半導体層12、13のそれよりも小さく、ヒートシン
ク金属層24はGaAs半導体層12、13よりも大き
い。これにより熱膨張の打ち消し合いが生じる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、GaAs(砒化ガリウ
ム)FET等の半導体装置に関する。
ム)FET等の半導体装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】GaA
s(砒化ガリウム)系半導体はSi(シリコン)半導体
に比べて電子移動度が大きいため、高周波動作が要求さ
れるデバイスの半導体母材として適している。図10及
び図11はGaAsを母材とした電界効果トランジスタ
(以下、GaAsFETと称する)を原理的に示す。こ
のFETは、GaAs半導体基板1とヒートシンク金属
層2とを備えている。半導体基板1は、FETのチャネ
ル領域を含むGaAs半導体層1aと、半絶縁性となる
ように導電性が制御されたGaAsから成る基部層1b
とから成る。半導体層1aの上面にはソース電極S、ゲ
ート電極G、ドレイン電極Dが配設され、これ等は比較
的大面積のソース接続電極3、ゲート接続電極(ゲート
パッド)4、ドレイン接続電極(ドレインパッド)5に
夫々接続されている。ソース電極3を半導体基板1の下
側のヒートシンク金属層2に接続するために、側面の溝
6に導体7が埋め込まれている。なお、溝6の代りに孔
を使用してソース接続電極3をヒートシンク金属層2に
接続することがある。ヒートシンク金属層2は放熱体と
して機能する他にソース接続電極としても機能する。な
お、ゲ−ト電極Gは半導体層1aとの間にショットキー
バリアを形成する。
s(砒化ガリウム)系半導体はSi(シリコン)半導体
に比べて電子移動度が大きいため、高周波動作が要求さ
れるデバイスの半導体母材として適している。図10及
び図11はGaAsを母材とした電界効果トランジスタ
(以下、GaAsFETと称する)を原理的に示す。こ
のFETは、GaAs半導体基板1とヒートシンク金属
層2とを備えている。半導体基板1は、FETのチャネ
ル領域を含むGaAs半導体層1aと、半絶縁性となる
ように導電性が制御されたGaAsから成る基部層1b
とから成る。半導体層1aの上面にはソース電極S、ゲ
ート電極G、ドレイン電極Dが配設され、これ等は比較
的大面積のソース接続電極3、ゲート接続電極(ゲート
パッド)4、ドレイン接続電極(ドレインパッド)5に
夫々接続されている。ソース電極3を半導体基板1の下
側のヒートシンク金属層2に接続するために、側面の溝
6に導体7が埋め込まれている。なお、溝6の代りに孔
を使用してソース接続電極3をヒートシンク金属層2に
接続することがある。ヒートシンク金属層2は放熱体と
して機能する他にソース接続電極としても機能する。な
お、ゲ−ト電極Gは半導体層1aとの間にショットキー
バリアを形成する。
【0003】ところで、GaAs半導体の熱伝導率は
0.54W/cm・deg 程度と低く、半導体層1aで発生
した熱をヒートシンク金属層2に伝え難い。このために
GaAs基部層1bを薄く形成することが考えられる。
しかし、半絶縁性半導体領域であり且つ比誘電率が比較
的大きい基部層1bを薄くすると、ゲート電極Gとソー
ス接続電極として働くヒートシンク金属層2との間の静
電容量(寄生容量)及びドレイン電極Dとヒートシンク
金属層2との間の容量の増大を招き、且つFET素子の
機械的強度の低下を招く。ゲート・ソース間容量及びド
レイン・ソース間容量が増大すれば周知のように高周波
動作が不可能になる。今、GaAsFETについて述べ
たが、これと類似の別の半導体装置においても同様な問
題があった。
0.54W/cm・deg 程度と低く、半導体層1aで発生
した熱をヒートシンク金属層2に伝え難い。このために
GaAs基部層1bを薄く形成することが考えられる。
しかし、半絶縁性半導体領域であり且つ比誘電率が比較
的大きい基部層1bを薄くすると、ゲート電極Gとソー
ス接続電極として働くヒートシンク金属層2との間の静
電容量(寄生容量)及びドレイン電極Dとヒートシンク
金属層2との間の容量の増大を招き、且つFET素子の
機械的強度の低下を招く。ゲート・ソース間容量及びド
レイン・ソース間容量が増大すれば周知のように高周波
動作が不可能になる。今、GaAsFETについて述べ
たが、これと類似の別の半導体装置においても同様な問
題があった。
【0004】そこで、本発明の第1の目的は、機械的強
度を低下させることなしに放熱特性を向上させることが
できる半導体装置を提供することにある。本発明の第2
の目的は、容量の増大を伴なうことなしに放熱特性を向
上させることができる半導体装置を提供することにあ
る。
度を低下させることなしに放熱特性を向上させることが
できる半導体装置を提供することにある。本発明の第2
の目的は、容量の増大を伴なうことなしに放熱特性を向
上させることができる半導体装置を提供することにあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的を達成す
るための本発明は、実施例を示す図面の符号を参照して
説明すると、キャリアの通路を含む半導体層13と介在
層22と導電性放熱体層24とを有し、前記介在層22
は前記半導体層13と前記導電性放熱体層24との間に
配置され、前記半導体層13上には複数の電極が配設さ
れ、前記複数の電極の内の1つが前記導電性放熱体層2
4に電気的に接続され、前記介在層22が前記半導体層
13よりも大きな熱伝導率を有する絶縁性または半絶縁
性材料から成り、前記導電性放熱体層24が前記半導体
層13よりも大きな熱伝導率を有し、前記介在層22と
前記導電性放熱体層24の内の一方が前記半導体層13
の線膨張係数よりも大きな線膨張係数を有し、他方が前
記半導体層13の線膨張係数よりも小さい線膨張係数を
有していることを特徴とする半導体装置に係わるもので
ある。上記第2の目的を達成するための本発明は、前記
介在層22は前記半導体層13よりも小さな比誘電率を
有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置に係
わるものである。
るための本発明は、実施例を示す図面の符号を参照して
説明すると、キャリアの通路を含む半導体層13と介在
層22と導電性放熱体層24とを有し、前記介在層22
は前記半導体層13と前記導電性放熱体層24との間に
配置され、前記半導体層13上には複数の電極が配設さ
れ、前記複数の電極の内の1つが前記導電性放熱体層2
4に電気的に接続され、前記介在層22が前記半導体層
13よりも大きな熱伝導率を有する絶縁性または半絶縁
性材料から成り、前記導電性放熱体層24が前記半導体
層13よりも大きな熱伝導率を有し、前記介在層22と
前記導電性放熱体層24の内の一方が前記半導体層13
の線膨張係数よりも大きな線膨張係数を有し、他方が前
記半導体層13の線膨張係数よりも小さい線膨張係数を
有していることを特徴とする半導体装置に係わるもので
ある。上記第2の目的を達成するための本発明は、前記
介在層22は前記半導体層13よりも小さな比誘電率を
有することを特徴とする請求項1記載の半導体装置に係
わるものである。
【0006】
【発明の作用及び効果】請求項1に基づく半導体装置に
おいては、介在層22がキャリアの通路(例えばチャネ
ル)を含む半導体層13よりも大きな熱伝導率を有する
絶縁性又は半絶縁性材料から成るので、半導体層13の
熱を導電性放熱体層24に良好に伝える。この介在層2
2は絶縁性又は半絶縁性であるので、半導体層13と導
電性放熱体層24とは電気的分離される。また、介在層
22と導電性放熱体層23との内の一方を半導体層13
の線膨張係数よりも大きくし、他方を小さくしているの
で、熱膨張の打ち消し合いが生じ、熱膨張又は収縮に起
因する歪みによる特性変化及び破壊を防ぐことができ
る。請求項2及び3の発明においては、介在層22が熱
伝導率が大きく且つ比誘電率が小さいので、放熱性の向
上を目的として介在層22を薄く形成しても介在層22
に基づく寄生容量の増大を抑えることができる。
おいては、介在層22がキャリアの通路(例えばチャネ
ル)を含む半導体層13よりも大きな熱伝導率を有する
絶縁性又は半絶縁性材料から成るので、半導体層13の
熱を導電性放熱体層24に良好に伝える。この介在層2
2は絶縁性又は半絶縁性であるので、半導体層13と導
電性放熱体層24とは電気的分離される。また、介在層
22と導電性放熱体層23との内の一方を半導体層13
の線膨張係数よりも大きくし、他方を小さくしているの
で、熱膨張の打ち消し合いが生じ、熱膨張又は収縮に起
因する歪みによる特性変化及び破壊を防ぐことができ
る。請求項2及び3の発明においては、介在層22が熱
伝導率が大きく且つ比誘電率が小さいので、放熱性の向
上を目的として介在層22を薄く形成しても介在層22
に基づく寄生容量の増大を抑えることができる。
【0007】
【実施例】次に、図1〜図9を参照して本発明の実施例
に係わるGaAsFETを説明する。
に係わるGaAsFETを説明する。
【0008】本実施例のGaAsFETを製造するにあ
たっては、まず図1に示すように、導電性が制御された
GaAs半導体から成る半絶縁性半導体層11と、Al
GaAs(砒化アルミガリウム)から成る半絶縁性半導
体層12とGaAsから成るn形半導体層13とを備え
た半導体ウエハ14を用意する。半絶縁性半導体層11
は、厚さが約250μmであり、半絶縁性半導体層12
とn形半導体層13とを支持するサブストレートとして
機能する。半絶縁性半導体層12はキャリア濃度が約1
×106 cm-3以上であり、わずかにp形導電性を示す場
合もある。この半絶縁性半導体層12は半絶縁性基板1
1の上に形成された約5μmの厚さのエピタキシャル成
長層である。n形半導体層13は約1×1017cm-3のキ
ャリア濃度を有するように半絶縁性半導体層12の上に
形成された約0.2〜0.4μmのエピタキシャル成長
層である。ウエハ14は、図10に示すソース電極S、
ゲート電極G、ドレイン電極D、ソース接続電極3、ゲ
ート接続電極(パッド)4、ドレイン接続電極(パッ
ド)5を含むFETと同一の構造のFETを形成するた
めの複数の素子形成予定領域15を含む。素子形成予定
領域15は分離のための素子間領域16によって縦方向
及び横方向に網目状に区画されている。なお、図1〜図
8では省略されているが、図1の工程において半導体層
13の上に図9に示すソ−ス電極S、ゲ−ト電極G、ド
レイン電極D、ソ−ス接続電極3、更に図10に示す接
続電極4及びドレイン接続電極5を形成する。
たっては、まず図1に示すように、導電性が制御された
GaAs半導体から成る半絶縁性半導体層11と、Al
GaAs(砒化アルミガリウム)から成る半絶縁性半導
体層12とGaAsから成るn形半導体層13とを備え
た半導体ウエハ14を用意する。半絶縁性半導体層11
は、厚さが約250μmであり、半絶縁性半導体層12
とn形半導体層13とを支持するサブストレートとして
機能する。半絶縁性半導体層12はキャリア濃度が約1
×106 cm-3以上であり、わずかにp形導電性を示す場
合もある。この半絶縁性半導体層12は半絶縁性基板1
1の上に形成された約5μmの厚さのエピタキシャル成
長層である。n形半導体層13は約1×1017cm-3のキ
ャリア濃度を有するように半絶縁性半導体層12の上に
形成された約0.2〜0.4μmのエピタキシャル成長
層である。ウエハ14は、図10に示すソース電極S、
ゲート電極G、ドレイン電極D、ソース接続電極3、ゲ
ート接続電極(パッド)4、ドレイン接続電極(パッ
ド)5を含むFETと同一の構造のFETを形成するた
めの複数の素子形成予定領域15を含む。素子形成予定
領域15は分離のための素子間領域16によって縦方向
及び横方向に網目状に区画されている。なお、図1〜図
8では省略されているが、図1の工程において半導体層
13の上に図9に示すソ−ス電極S、ゲ−ト電極G、ド
レイン電極D、ソ−ス接続電極3、更に図10に示す接
続電極4及びドレイン接続電極5を形成する。
【0009】次に、図2に示すように、ウエハ14上面
即ち各電極を有する半導体層13の上面にポリイミド樹
脂から成る接着剤18を塗布し、これを介してSiO2
(酸化シリコン)から成る厚さ約300〜400μmの
絶縁性板材19を貼着する。
即ち各電極を有する半導体層13の上面にポリイミド樹
脂から成る接着剤18を塗布し、これを介してSiO2
(酸化シリコン)から成る厚さ約300〜400μmの
絶縁性板材19を貼着する。
【0010】次に、図2の半導体ウエハ14をエッチン
グ液中に浸漬させてGaAsから成る半絶縁性半導体層
11をエッチングによって除去する。本実施例では、G
aAsに対するエッチング速度がAlGaAsに対する
エッチング速度の100倍程度であるクエン酸:H2 O
=6:1のエッチング液を使用してエッチングを施し
た。このため、AlGaAsから成るn形半導体層12
がエッチングの進行を良好に抑制して、GaAsから成
る半絶縁性半導体層11を選択性良くエッチング除去で
きる。なお、ウエハ14の上面は絶縁性板材19がマス
クとして機能するのでエッチングが施されない。図3に
示すように半絶縁性半導体層11をエッチング除去した
後は、素子の基部層としての半絶縁性半導体層12及び
素子動作領域としてのn形半導体層13が絶縁性板材1
9で保持された構造となり、これ等は十分な機械的強度
を有する。
グ液中に浸漬させてGaAsから成る半絶縁性半導体層
11をエッチングによって除去する。本実施例では、G
aAsに対するエッチング速度がAlGaAsに対する
エッチング速度の100倍程度であるクエン酸:H2 O
=6:1のエッチング液を使用してエッチングを施し
た。このため、AlGaAsから成るn形半導体層12
がエッチングの進行を良好に抑制して、GaAsから成
る半絶縁性半導体層11を選択性良くエッチング除去で
きる。なお、ウエハ14の上面は絶縁性板材19がマス
クとして機能するのでエッチングが施されない。図3に
示すように半絶縁性半導体層11をエッチング除去した
後は、素子の基部層としての半絶縁性半導体層12及び
素子動作領域としてのn形半導体層13が絶縁性板材1
9で保持された構造となり、これ等は十分な機械的強度
を有する。
【0011】次に、周知のフォトリソグラフィー工程を
用いて図4に示すように、素子間領域16に対応する部
分の半絶縁性半導体層12及びn形半導体層13を選択
的にエッチング除去して溝20を形成する。溝20は平
面的に見て網目状に形成され、複数の素子形成予定領域
15は溝20に包囲され、互いに電気的に分離される。
用いて図4に示すように、素子間領域16に対応する部
分の半絶縁性半導体層12及びn形半導体層13を選択
的にエッチング除去して溝20を形成する。溝20は平
面的に見て網目状に形成され、複数の素子形成予定領域
15は溝20に包囲され、互いに電気的に分離される。
【0012】次に、半絶縁性半導体層12の全面に感光
性を有するポリイミド系樹脂を塗布する。続いて、この
ポリイミド系樹脂に対して選択的に紫外線を照射して紫
外線照射部と紫外線非照射部との溶解性の差を利用して
図5に示すように溝20に対応させてポリイミド分離層
21を形成する。ポリイミド分離層21は、平面的に見
て網目状に形成され、夫々の素子形成予定領域15を島
状に離間して、これを包囲する。
性を有するポリイミド系樹脂を塗布する。続いて、この
ポリイミド系樹脂に対して選択的に紫外線を照射して紫
外線照射部と紫外線非照射部との溶解性の差を利用して
図5に示すように溝20に対応させてポリイミド分離層
21を形成する。ポリイミド分離層21は、平面的に見
て網目状に形成され、夫々の素子形成予定領域15を島
状に離間して、これを包囲する。
【0013】次に、図6に示すように、n形半導体層1
2及びポリイミド分離層21を含む主面全体に導電性が
制御された半絶縁性のSi(シリコン)半導体から成る
介在層22をプラズマCVD法によって形成し、更にこ
の介在層22の主面全体にAu(金)蒸着層23を周知
の真空蒸着法で形成する。本実施例では半絶縁性介在層
22の厚さを10〜30μmとした。なお、Au蒸着層
23は後述のCu(銅)メッキが良好に行えるように形
成したものであり、1000オングストローム程度の厚
さを有すれば十分であり、本実施例では約5000オン
グストロームとした。
2及びポリイミド分離層21を含む主面全体に導電性が
制御された半絶縁性のSi(シリコン)半導体から成る
介在層22をプラズマCVD法によって形成し、更にこ
の介在層22の主面全体にAu(金)蒸着層23を周知
の真空蒸着法で形成する。本実施例では半絶縁性介在層
22の厚さを10〜30μmとした。なお、Au蒸着層
23は後述のCu(銅)メッキが良好に行えるように形
成したものであり、1000オングストローム程度の厚
さを有すれば十分であり、本実施例では約5000オン
グストロームとした。
【0014】次に、隣り合う素子形成予定領域15の相
互間の素子間領域16即ちポリイミド分離層21が形成
された領域に対応する部分の介在層22及びAu蒸着層
23を図7に示すようにエッチング除去する。但し、隣
り合う素子形成予定領域15の辺が互いに対向する領域
の一部はエッチングせずに介在層22及びAu蒸着層2
3を図6の状態に残存させる。従って、平面的に見る
と、複数の素子形成予定領域15は部分的に残存した介
在層22とAu蒸着層23によって格子状に相互に連結
されている。
互間の素子間領域16即ちポリイミド分離層21が形成
された領域に対応する部分の介在層22及びAu蒸着層
23を図7に示すようにエッチング除去する。但し、隣
り合う素子形成予定領域15の辺が互いに対向する領域
の一部はエッチングせずに介在層22及びAu蒸着層2
3を図6の状態に残存させる。従って、平面的に見る
と、複数の素子形成予定領域15は部分的に残存した介
在層22とAu蒸着層23によって格子状に相互に連結
されている。
【0015】次に、図7に示す組立体をCu(銅)メッ
キ浴槽中に浸漬させて、図8に示すようにAu蒸着層2
3に重ねてCuメッキ層から成るヒートシンク金属層2
4を形成する。ヒートシンク金属層24は約30μmの
厚さを有する。Au蒸着層23とヒートシンク金属層2
4は導電性放熱体層であり、放熱に寄与すると共にソー
ス電極としても使用されるものであり、半導体層13及
び介在層22よりも大きな熱伝導率を有する。
キ浴槽中に浸漬させて、図8に示すようにAu蒸着層2
3に重ねてCuメッキ層から成るヒートシンク金属層2
4を形成する。ヒートシンク金属層24は約30μmの
厚さを有する。Au蒸着層23とヒートシンク金属層2
4は導電性放熱体層であり、放熱に寄与すると共にソー
ス電極としても使用されるものであり、半導体層13及
び介在層22よりも大きな熱伝導率を有する。
【0016】次に、絶縁性基板19、接着剤層18、ポ
リイミド分離層21、更に隣り合う複数の素子形成予定
領域15を連結する部分の介在層22、Au蒸着層23
及びヒートシンク金属層24をエッチング除去し、図9
に示すように個別化したGaAsFETチップを完成さ
せる。なお、ソース接続電極3とAu蒸着層23及びヒ
ートシンク金属層24との電気的接続は、図10と同様
な接続用溝6を設け、ここに導体7を埋設することによ
って達成する。図9の各種の電極は前述したように図1
の工程で設けたものであり、図1〜図8では図示を省略
したものである。
リイミド分離層21、更に隣り合う複数の素子形成予定
領域15を連結する部分の介在層22、Au蒸着層23
及びヒートシンク金属層24をエッチング除去し、図9
に示すように個別化したGaAsFETチップを完成さ
せる。なお、ソース接続電極3とAu蒸着層23及びヒ
ートシンク金属層24との電気的接続は、図10と同様
な接続用溝6を設け、ここに導体7を埋設することによ
って達成する。図9の各種の電極は前述したように図1
の工程で設けたものであり、図1〜図8では図示を省略
したものである。
【0017】このGaAsFETにおいては、キャリア
通路即ちチャネル領域となるn形のGaAs半導体層1
3及びこれに隣接する半絶縁性のAlGaAs半導体層
12は薄く形成されており、これ等の半導体層12、1
3とAu蒸着層23及びヒートシンク金属層24から成
る導電性放熱体層との間の介在層22は熱伝導率がGa
As及びAlGaAsに比べて3倍程度大きく且つ比誘
電率がGaAs及びAlGaAsに比べて小さいSiで
形成されている。このため、高速動作特性が良好で高出
力化が実現されたGaAsFETが得られる。なお、介
在層22を30μm程度の厚さで形成した場合には、図
11の従来例のGaAs基部層1bを30μm程度の厚
さで形成した場合よりも放熱性は3倍程度向上し、高速
動作特性も若干向上する。
通路即ちチャネル領域となるn形のGaAs半導体層1
3及びこれに隣接する半絶縁性のAlGaAs半導体層
12は薄く形成されており、これ等の半導体層12、1
3とAu蒸着層23及びヒートシンク金属層24から成
る導電性放熱体層との間の介在層22は熱伝導率がGa
As及びAlGaAsに比べて3倍程度大きく且つ比誘
電率がGaAs及びAlGaAsに比べて小さいSiで
形成されている。このため、高速動作特性が良好で高出
力化が実現されたGaAsFETが得られる。なお、介
在層22を30μm程度の厚さで形成した場合には、図
11の従来例のGaAs基部層1bを30μm程度の厚
さで形成した場合よりも放熱性は3倍程度向上し、高速
動作特性も若干向上する。
【0018】またこのFETでは、線膨張係数が約1
6.8×10-6deg -1と大きいCuから成るヒートシン
ク金属層24と線膨張係数が約2.6×10-6deg -1と
小さいSi半導体から成る介在層22とが両者の線膨張
係数差を相殺し合い、結果として両者の線膨張係数和が
半導体層12、13の線膨張係数(約6.9×10-6de
g -1)に近づいた値となっている。このため、線膨張係
数差に起因する歪みの発生が抑制され、長期にわたって
電気的特性の変動が少ないGaAsFETが得られる。
6.8×10-6deg -1と大きいCuから成るヒートシン
ク金属層24と線膨張係数が約2.6×10-6deg -1と
小さいSi半導体から成る介在層22とが両者の線膨張
係数差を相殺し合い、結果として両者の線膨張係数和が
半導体層12、13の線膨張係数(約6.9×10-6de
g -1)に近づいた値となっている。このため、線膨張係
数差に起因する歪みの発生が抑制され、長期にわたって
電気的特性の変動が少ないGaAsFETが得られる。
【0019】また、このFETの製造方法によれば、ポ
リイミド分離層21によって素子形成予定領域15を互
いに島状に離間させて半絶縁介在層22及びヒートシン
ク金属層24を形成する。このため、ウエハ半導体層1
2、13と半絶縁介在層22の線膨脹係数差に起因する
歪みが生じ難い。
リイミド分離層21によって素子形成予定領域15を互
いに島状に離間させて半絶縁介在層22及びヒートシン
ク金属層24を形成する。このため、ウエハ半導体層1
2、13と半絶縁介在層22の線膨脹係数差に起因する
歪みが生じ難い。
【0020】また、隣り合う素子形成予定領域15が半
絶縁介在層22及びヒートシンク金属層24の一部で連
結されているので、ウエハの取扱い中の強度が十分に大
きく得られる。
絶縁介在層22及びヒートシンク金属層24の一部で連
結されているので、ウエハの取扱い中の強度が十分に大
きく得られる。
【0021】
【変形例】本発明は上述の実施例に限定されるものでな
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 介在層22はキュービックボロンナイトライド
やダイヤモンドを使用しても良い。キュービックボロン
ナイトライドの熱伝導率及び比誘電率は夫々約6W/cm
・deg 及び6であり、ダイヤモンドの熱伝導率及び比誘
電率は夫々約9〜20W/cm・deg 及び7である。従っ
て、これらの材料を使用すればSiを使用した場合より
も高速動作特性を損なうことなしに介在層22を薄くで
き、更に素子の高出力化が可能となる。なお、両物質と
も線膨張係数がGaAs及びAlGaAsのそれよりも
小さく、Cu材から成るヒートシンク金属層24との組
合せによって実施例と同様にこの組合体の線膨張係数を
半導体層12、13のそれに近づけることができる。ヒ
ートシンク金属層24にAu、Ag、Ni等を使用して
も同様な効果が得られる。 (2) 半導体層12、13にはGaAsの他にInP
やInAsPを使用しても良い。 (3) ヒートシンク金属層24の形成時にポリイミド
分離層21は隣接する素子形成予定領域15を連結する
一部のみに残存させても良い。 (4) ソース接続電極3とAu蒸着層23及びヒート
シンク金属層24の電気的接続をするために、溝6の代
りに孔を形成し、ここに導電体を埋め込むことによって
達成してもよい。 (5) ソース接続電極3の代りにドレイン接続用電極
5をヒートシンク金属層24に接続することができる。
また、FET以外の半導体素子にも本発明を適用するこ
とができる。 (6) 必要に応じて半導体層12とAu蒸着層23と
のいずれか一方又は両方を省くことができる。
く、例えば次の変形が可能なものである。 (1) 介在層22はキュービックボロンナイトライド
やダイヤモンドを使用しても良い。キュービックボロン
ナイトライドの熱伝導率及び比誘電率は夫々約6W/cm
・deg 及び6であり、ダイヤモンドの熱伝導率及び比誘
電率は夫々約9〜20W/cm・deg 及び7である。従っ
て、これらの材料を使用すればSiを使用した場合より
も高速動作特性を損なうことなしに介在層22を薄くで
き、更に素子の高出力化が可能となる。なお、両物質と
も線膨張係数がGaAs及びAlGaAsのそれよりも
小さく、Cu材から成るヒートシンク金属層24との組
合せによって実施例と同様にこの組合体の線膨張係数を
半導体層12、13のそれに近づけることができる。ヒ
ートシンク金属層24にAu、Ag、Ni等を使用して
も同様な効果が得られる。 (2) 半導体層12、13にはGaAsの他にInP
やInAsPを使用しても良い。 (3) ヒートシンク金属層24の形成時にポリイミド
分離層21は隣接する素子形成予定領域15を連結する
一部のみに残存させても良い。 (4) ソース接続電極3とAu蒸着層23及びヒート
シンク金属層24の電気的接続をするために、溝6の代
りに孔を形成し、ここに導電体を埋め込むことによって
達成してもよい。 (5) ソース接続電極3の代りにドレイン接続用電極
5をヒートシンク金属層24に接続することができる。
また、FET以外の半導体素子にも本発明を適用するこ
とができる。 (6) 必要に応じて半導体層12とAu蒸着層23と
のいずれか一方又は両方を省くことができる。
【図1】本発明の実施例のGaAsFETの製造工程を
説明するための半導体ウエハを示す断面図である。
説明するための半導体ウエハを示す断面図である。
【図2】絶縁性板材を貼着したウエハを示す断面図であ
る。
る。
【図3】1つの半導体層をエッチングで除去したウエハ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図4】素子間領域をエッチングしたウエハを示す断面
図である。
図である。
【図5】素子間領域にポリイミド分離層を設けたウエハ
を示す断面図である。
を示す断面図である。
【図6】介在層を設けたウエハを示す断面図である。
【図7】素子間領域の介在層の一部を除去したウエハを
示す断面図である。
示す断面図である。
【図8】ヒートシンク金属層を設けたウエハを示す断面
図である。
図である。
【図9】ウエハから分離したGaAsFETを原理的に
示す断面図である。
示す断面図である。
【図10】従来のGaAsFETを原理的に示す平面図
である。
である。
【図11】図10のA−A線断面図である。
12 半絶縁性半導体層 13 n形半導体層 22 シリコン介在層 23 Au蒸着層 24 ヒートシンク金属層
Claims (3)
- 【請求項1】 キャリアの通路を含む半導体層(13)
と介在層(22)と導電性放熱体層(24)とを有し、 前記介在層(22)は前記半導体層(13)と前記導電
性放熱体層(24)との間に配置され、 前記半導体層(13)上には複数の電極が配設され、 前記複数の電極の内の1つが前記導電性放熱体層(2
4)に電気的に接続され、 前記介在層(22)が前記
半導体層(13)よりも大きな熱伝導率を有する絶縁性
または半絶縁性材料から成り、 前記導電性放熱体層(24)が前記半導体層(13)よ
りも大きな熱伝導率を有し、 前記介在層(22)と前記導電性放熱体層(24)の内
の一方が前記半導体層(13)の線膨張係数よりも大き
な線膨張係数を有し、他方が前記半導体層(13)の線
膨張係数よりも小さい線膨張係数を有していることを特
徴とする半導体装置。 - 【請求項2】 前記介在層(22)は前記半導体層(1
3)よりも小さな比誘電率を有することを特徴とする請
求項1記載の半導体装置。 - 【請求項3】 キャリアの通路を含む半導体層(13)
と介在層(22)と導電性放熱体層(24)とを有し、 前記介在層(22)が前記半導体層(13)と前記導電
性放熱体層(24)との間に配置され、 前記半導体層(13)上には複数の電極が配設され、 前記複数の電極の内の1つが前記導電性放熱体層(2
4)に電気的に接続され、 前記介在層(22)が前記
半導体層(13)よりも大きな熱伝導率を有する絶縁性
又は半絶縁性材料から成り、 前記導電性放熱体層(24)が前記半導体層(13)よ
りも大きな熱伝導率を有し、 前記介在層(22)は前記半導体層(13)の比誘電率
よりも小さい誘電率を有することを特徴とする半導体装
置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18586092A JPH065633A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 半導体装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18586092A JPH065633A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 半導体装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH065633A true JPH065633A (ja) | 1994-01-14 |
Family
ID=16178150
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18586092A Pending JPH065633A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 半導体装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH065633A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6259156B1 (en) | 1998-03-13 | 2001-07-10 | Nec Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing same |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP18586092A patent/JPH065633A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6259156B1 (en) | 1998-03-13 | 2001-07-10 | Nec Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing same |
| US6372550B2 (en) | 1998-03-13 | 2002-04-16 | Nec Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing same |
| US6627989B2 (en) | 1998-03-13 | 2003-09-30 | Nec Electronics Corporation | Semiconductor device and method for manufacturing same |
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