JPH0656380A - 吊上電磁石装置 - Google Patents
吊上電磁石装置Info
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Abstract
実に吊り上げることができる、構造が簡単でかつメンテ
ナンス作業の容易な吊上電磁石装置を提供すること。 【構成】 互いに組み合わされ共同して磁極面を規定す
る第1の磁極部材(12)および第2の磁極部材(1
6)と、第1の磁極部材の周囲に配置されたコイル(1
4)と、第1および第2の磁極部材を連結する手段(1
8)とを含み、第2の磁極部材の一部(32,34)
が、第1の磁極部材に設けられ磁極面で開放する孔(2
4,26)に孔の軸線方向へ移動可能に受け入れられ、
連結手段が第2の磁極部材の一部のコイルの取り巻き領
域外への移動を許す、吊上電磁石装置。
Description
に、鋼板を吊り上げ、これを運搬するために用いられる
電磁石装置に関する。
めの電磁石装置が提案されている。この装置は、特開昭
52−141949号公報に記載されているように、互
いに組み合わされ共同して磁極面を規定する多数の馬蹄
形の磁極部材と、これらの磁極部材の周囲に配置された
コイルと、前記磁極部材を前記コイルに対して移動可能
に連結する手段とを備える。
極部材の移動操作により、磁極面の面積(磁極面積)を
鋼板の吊り上げ枚数に応じた最適なものに変化させるこ
とができ、これにより、単数枚および複数枚の鋼板を選
択的にかつ確実に吊り上げることができる。しかし、そ
の反面、この吊上電磁石装置には、実際、磁極部材を選
択するための電動機、減速機、カム軸等を必要とし、ま
た、多数の可動の磁極部材のメンテナンス作業に多大の
労力と時間を要するいう問題がある。本発明の目的は、
単数枚および複数枚の鋼板を選択的にかつ確実に吊り上
げることができる、構造が簡単でかつメンテナンス作業
の容易な吊上電磁石装置を提供することにある。
本発明に係る吊上電磁石装置は、互いに組み合わされ共
同して磁極面を規定する第1の磁極部材および第2の磁
極部材と、前記第1の磁極部材の周囲に配置されたコイ
ルと、前記第1および第2の磁極部材を連結する手段と
を含み、前記第2の磁極部材の一部が、前記第1の磁極
部材に設けられ前記磁極面で開放する孔に該孔の軸線方
向へ移動可能に受け入れられ、また、前記連結手段が前
記第2の磁極部材の一部の前記コイルの取り巻き領域外
への移動を許す。本発明によれば、互いに組み合わされ
た第1および第2の磁極部材の双方が共同して規定する
大面積の磁極面をもって多数枚の鋼板を吊り上げること
ができる。また、前記第1の磁極部材の孔から前記コイ
ルの取り巻き領域外へ前記第2の磁極部材の一部を引き
出すことにより、前記第1の磁極部材のみが規定する小
面積の磁極面が得られ、前記小面積の磁極面をもって単
数枚または少数枚の鋼板の吊り上げを行うことができ
る。また、コイルに対して可動の磁極部材を第2の磁極
部材のみとしたことから、多数の可動磁極部材を有する
前記従来の装置に比べて、メンテナンス作業が容易であ
り、これを短時間で行うことができる。
の磁極部材の一部が、前記第1の磁極部材に設けられ前
記コイルの取り巻き領域を貫通し前記磁極面で開放する
孔に該孔の軸線方向へ移動可能に受け入れられるように
することができる。これによっても、第1および第2の
磁極部材の共同磁極面への多数枚の鋼板の吸着と、第1
の磁極部材のみが規定する磁極面への単数枚または少数
枚の鋼板の吸着が可能である。また、コイルに対して第
2の磁極部材のみが移動可能であることから、メンテナ
ンス作業は容易である。
装置が全体を符号10で示されている。吊上電磁石装置
10は、第1の磁極部材12と、第1の磁極部材12の
周囲に配置された一対のコイル14(図2)と、第2の
磁極部材16と、第1および第2の磁極部材12,16
を連結する連結手段18とを含む。
部材12は凹形の横断面形状を有し、その溝20が下方
に向けて開放している。第1の磁極部材12は、溝20
の両側壁を規定する一対の磁極部22と、両磁極部22
に連なりかつ連結する、溝20の頂壁を規定する連結部
23とを有する。
上下方向に貫通する複数の孔24および複数の孔26が
それぞれ設けられている。複数の溝24,26はそれぞ
れ溝20の伸長方向に互いに間隔をおいて配置され、両
磁極部22の自由端面すなわち磁極面28で開放してい
る。図示の例では、一方の磁極部22を貫通する複数の
孔24がそれぞれ円形の横断面形状を有し、また、他方
の磁極部22を貫通する一対の孔26が矩形の横断面形
状を有する。前記孔の数量および大きさは、第1の磁極
部材12が規定する磁極面すなわち両磁極部22が規定
する磁極面28の面積(磁極面積)の大きさを考慮して
定める。前記磁極面積についてはさらに後述する。ま
た、前記孔の形状は、図示の横断面形状のほか、だ円、
他の多角形等を任意に選択することができる。
の磁極部材の両磁極部22の周囲にそれぞれ配置され、
両磁極部22の一部すなわち両磁極部22の上部および
下部を除く部分を取り巻いている(図2および図3参
照)。両コイルへの通電により、第1の磁極部材の両磁
極部22がN極およびS極にそれぞれ磁化される。両コ
イル14は第1の磁極部材12の周囲を取り巻くカバー
30で覆われている。
および複数の磁極部34と、これらの磁極部32,34
に連なり、これらを連結する板状の連結部36とを有す
る。磁極部32および磁極部34はそれぞれ第1の磁極
部材の孔24および孔26に対応し、第1の磁極部材1
2の各孔24および各孔26を占めまた各孔をその軸線
方向へ移動可能の立体形状を有する。磁極部32,34
がそれぞれ孔24,26を占め、磁極部32,34の自
由下端面(磁極面)38が第1の磁極部材12の磁極面
28と同一面またはほぼ同一面にあるとき、すなわち図
3に示す状態のとき、第1および第2の磁極部材12,
16は互いに組み合わされ共同して大面積の磁極面を規
定する。
互に連結する連結手段18は、図示の例では、前記第1
および第2の磁極部材の両端部に配置された2対のボル
ト・ナット組立体からなる。各ボルト・ナット組立体の
ボルト40は、その一端部が第1の磁極部材12の連結
部23に螺合され、その他端部が第2の磁極部材16の
連結部36に設けられたボルト穴を経て上方へ伸び、ボ
ルト40の前記他端部にナット42が螺合されている。
各ボルト40は、第2の磁極部材16の磁極部32,3
4が両コイル14の取り巻き領域外、すなわち両コイル
14がそれぞれ取り囲む空間より上方の空間へ移動可能
であるように長さ寸法が設定されまたナット42のボル
ト40に対する螺合位置が定められている。
ような吊持機械(図示せず)に吊り下げて使用する。こ
の例では、チェーン44(図1)を介して前記吊持機械
のフック46に掛けられる吊り金具48が第2の磁極部
材16に取り付けられている。第2の磁極部材16を引
き上げるとき、第2の磁極部材16はボルト40の案内
作用を受けて上昇し、ナット42につき当たる。引き続
く第2の磁極部材16の上昇により、第1の磁極部材1
2がボルト40を介して引き上げられる。
たは少数枚の鋼板50を吊り上げるには、図2に示すよ
うに、第1の磁極部材12の磁極面28が鋼板50に接
するまで吊上電磁石装置10を下降させる。次いで、コ
イル14に通電する。第1の磁極部材12が磁化され、
鋼板50が磁極面28に吸着される。この時、第2の磁
極部材の磁極部32,34はコイル14の取り巻き領域
外にあることから、これらの磁極は磁化されず、あるい
は、磁化されても鋼板50との間に距離があるため、鋼
板50は第2の磁極部材16からは実質的な磁気的影響
を受けない。コイル14に流される電流を制御すること
により、所要枚数の鋼板50を吸着することができる。
吊上電磁石装置は、図示の例に代えて、図2で見て左半
部または右半部のみで構成することができる。また、第
1の磁極部材12は、これを新たに製造し、あるいは、
これと同形の磁極部材を有する従来の吊上電磁石装置の
前記磁極部材に孔を設けることにより形成することがで
き、これにより、単数枚吊りの性能を向上させることが
できる。
を有する鋼板(図示せず)を吊り上げるときは、図3に
示すように、第1の電極部材12の磁極面28が、積み
重ねられた鋼板50に接した後、引き続き第2の磁極部
材16を下降させる。第2の磁極部材の磁極部32,3
4が第1の磁極部材の孔24,26に嵌合し、大面積の
磁極面が形成された後、コイル14に通電する。これに
よれば、第1の磁極部材12のみで吸着する場合に比べ
て大きい磁束が得られ、多数枚または厚さの大きい鋼板
を容易に吸着することができる。
うに、第1の磁極部材12にコイル14を内蔵するもの
とすることができる。図示の例では、第1の磁極部材1
2が全体に環状を呈し、また、下方に開放する環状溝5
2を有する。コイル14はこの環状溝52内に配置さ
れ、環状溝52は非磁性の蓋部材53により閉鎖されて
いる。第2の磁極部材16は第1の磁極部材12の中央
の孔54をその軸線方向へ移動可能であり孔54と同形
の円柱状の磁極部56を有する。図示の第2の磁極部材
16は、さらに、磁極部56と同軸的に配置され第1の
磁極部材12の外周面に相対して移動可能の環状の磁極
部58を有する。両磁極部56,58はこれらの上部に
おいて連結部60を介して連なっている。
部材の孔54を占めるとき、すなわち、第2の磁極部材
の円柱状の磁極部56と環状の磁極部58とが規定する
環状溝62に第1の磁極部材12が受け入れられると
き、第1の磁極部材12と、第2の磁極部材の磁極部5
6,58とが共同して大面積の磁極面を規定する。この
例の連結手段18もまた一対のボルト・ナット組立体か
らなり、ボルト40の一端部が第1の磁極部材12の頂
部に螺合され、その他端部が第2の磁極部材16の環状
溝62および連結部60に設けられたボルト穴を経て上
方へ伸び、ボルト40の他端部にナット42が螺合され
ている。連結手段18は、前記した例と同様、第2の磁
極部材の磁極部56がコイル14の取り巻き領域外への
移動を許す。
鋼板50を吊り上げるときは、吊上電磁石装置10を図
4に示す状態で用いる。すなわち、第1の磁極部材12
のみを用いる。また、多数枚の鋼板50または厚さ寸法
の大きい鋼板を吊り上げるときは、第1および第2の磁
極部材12,16が共同して規定する前記大面積の磁極
面を吸着面として利用する。コイル14に電流を通じる
とき、第1の磁極部材および第2の磁極部材の中央の磁
極部56のほか、第2の磁極部材の環状の磁極部58も
磁化される。この例では、吊上電磁石装置10を前記吊
持機械のフックに掛けるための金具として孔を有するブ
ラケット64が第2の磁極部材16の中央部に設けられ
ている。第1の磁極部材12の平面形状は、円形とする
図示の例に代えて、だ円、矩形のような多角形等を任意
に選択することができる。また、第2の磁極部材16お
よびナット42相互間の衝撃を緩和し、また、衝突時の
発生音を小さくするため、衝突面を第2の磁極部材16
に埋め込まれたゴム材料のような緩衝部材66(図4参
照)で構成することが望ましい。
上電磁石装置10を用いて鋼板を吊り上げたときの電流
値と、鋼板の吊り上げ枚数との関係を示す。鋼板の大き
さは幅1.6m、長さ6mおよび厚さ6mmであり、ま
た、第1および第2の磁極部材が共同して規定する磁極
面の大きさは(幅9cmおよび長さ120cm)×2で
ある。2つの曲線AおよびBは、それぞれ、第1の磁極
部材12の磁極面積が、第1の磁極部材12および第2
の磁極部材16の総合した磁極面積の20%および37
%である場合の電流値と鋼板の吊り上げ枚数との関係で
あり、曲線Cは100%すなわち第1および第2の磁極
部材が共同して大面積の磁極面を規定する場合の関係で
ある。
げるときの電流値はいずれも1.5アンペアであり、ま
た、2枚の鋼板を吊り上げるときの電流値はそれぞれ
3.4アンペアおよび3.0アンペアである。また、曲
線Cでは、一枚吊りおよび2枚吊りにおける電流値はそ
れぞれ3アンペアおよび3.3アンペアである。1枚吊
りおよび2枚吊りにおける電流値の差は、曲線A,Bお
よびCでは、それぞれ、1.9アンペア、1.5アンペ
アおよび0.3アンペアである。また、第1の磁極部材
12の磁極面積の割合が73%および87%である場合
の曲線DおよびEを参照すると、一枚吊りでは、共に、
3.0アンペアであり、また、2枚吊りではそれぞれ
3.7アンペアおよび3.5アンペアであり、電流値の
差はそれぞれ0.7アンペアおよび0.5アンペアであ
る。これらの結果は、第1の磁極部材の磁極面積の割合
が比較的小さい方が、1枚の鋼板を吊り上げるときと2
枚の鋼板を吊り上げるときの電流値の差が大きく、電流
制御が容易であり、正確な枚数の鋼板の吊り上げが可能
であることを示している。
視図である。
動された状態にある吊上電磁石の横断面図である。
組み合わされた状態にある吊上電磁石装置の横断面図で
ある。
動された状態にある、他の例の吊上電磁石の横断面図で
ある。
吸着するときおよび第1および第2の磁極部材の双方が
規定する磁極面に鋼板を吸着するときのコイルに流され
る電流の大きさと鋼板の吊り上げ枚数との関係を示すグ
ラフである。
Claims (2)
- 【請求項1】 互いに組み合わされ共同して磁極面を規
定する第1の磁極部材および第2の磁極部材と、前記第
1の磁極部材の周囲に配置されたコイルと、前記第1お
よび第2の磁極部材を連結する手段とを含み、前記第2
の磁極部材の一部が、前記第1の磁極部材に設けられ前
記磁極面で開放する孔に該孔の軸線方向へ移動可能に受
け入れられ、また、前記連結手段が前記第2の磁極部材
の一部の前記コイルの取り巻き領域外への移動を許す、
吊上電磁石装置。 - 【請求項2】 互いに組み合わされ共同して磁極面を規
定する第1の磁極部材および第2の磁極部材と、前記第
1の磁極部材に内蔵されたコイルと、前記第1および第
2の磁極部材を連結する手段とを含み、前記第2の磁極
部材の一部が、前記第1の磁極部材に設けられ前記コイ
ルの取り巻き領域を貫通し前記磁極面で開放する孔に該
孔の軸線方向へ移動可能に受け入れられ、また、前記連
結手段が前記第2の磁極部材の一部の前記コイルの取り
巻き領域外への移動を許す、吊上電磁石装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229464A JP2898148B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吊上電磁石装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4229464A JP2898148B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吊上電磁石装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0656380A true JPH0656380A (ja) | 1994-03-01 |
| JP2898148B2 JP2898148B2 (ja) | 1999-05-31 |
Family
ID=16892611
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4229464A Expired - Fee Related JP2898148B2 (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吊上電磁石装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2898148B2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005320125A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Kohan Sendan Kikai Kk | 吊上げ電磁石装置 |
Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493344A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-12 | ||
| JPS50160960A (ja) * | 1974-06-21 | 1975-12-26 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP4229464A patent/JP2898148B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS493344A (ja) * | 1972-05-04 | 1974-01-12 | ||
| JPS50160960A (ja) * | 1974-06-21 | 1975-12-26 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005320125A (ja) * | 2004-05-10 | 2005-11-17 | Kohan Sendan Kikai Kk | 吊上げ電磁石装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2898148B2 (ja) | 1999-05-31 |
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