JPH0657120A - 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 - Google Patents
難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物Info
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- JPH0657120A JPH0657120A JP21022392A JP21022392A JPH0657120A JP H0657120 A JPH0657120 A JP H0657120A JP 21022392 A JP21022392 A JP 21022392A JP 21022392 A JP21022392 A JP 21022392A JP H0657120 A JPH0657120 A JP H0657120A
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- Japan
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- polycarbonate resin
- aromatic polycarbonate
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- resin composition
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 芳香族ポリカーボネート樹脂が本来有してい
る優れた透明性や機械的特性を損なうことなく優れた難
燃性を呈する難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
を提供する。 【構成】 芳香族ポリカーボネート樹脂に、特定の臭素
化ビスフェノールカーボネート系難燃剤と1−オキシフ
タラジンとを夫々特定量配合してなる難燃性芳香族ポリ
カーボネート樹脂組成物。
る優れた透明性や機械的特性を損なうことなく優れた難
燃性を呈する難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物
を提供する。 【構成】 芳香族ポリカーボネート樹脂に、特定の臭素
化ビスフェノールカーボネート系難燃剤と1−オキシフ
タラジンとを夫々特定量配合してなる難燃性芳香族ポリ
カーボネート樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は難燃性芳香族ポリカーボ
ネート樹脂組成物に関する。更に詳しくは、本来芳香族
ポリカーボネート樹脂が有している優れた透明性や機械
的特性を損なうことなく優れた難燃性を呈する難燃性芳
香族ポリカーボネート樹脂組成物に関する。
ネート樹脂組成物に関する。更に詳しくは、本来芳香族
ポリカーボネート樹脂が有している優れた透明性や機械
的特性を損なうことなく優れた難燃性を呈する難燃性芳
香族ポリカーボネート樹脂組成物に関する。
【0002】
【従来の技術】芳香族ポリカーボネート樹脂は多くの優
れた特性を有するがゆえに広い分野で多量使用されてい
る。しかしながら芳香族ポリカーボネート樹脂は燃焼す
る性質があり、用途によっては難燃性にする必要があ
り、特に電気製品や建築用途には厳しい難燃性が要求さ
れている。芳香族ポリカーボネート樹脂を難燃化する方
法として、従来より臭素系難燃剤を配合する方法が知ら
れている。しかしながら臭素系難燃剤を充分な難燃性を
呈する量配合すると、芳香族ポリカーボネート樹脂本来
の優れた特徴である透明性や機械的特性が損なわれるよ
うになる。例えば難燃剤として臭素化ポリカーボネート
オリゴマーを充分な難燃性を呈する量配合すると、溶融
成形時に熱劣化し易くなり、得られる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂成形品は色相が悪化したり、引張り、曲げ、
衝撃等の機械的特性が低下するようになる。また、燃焼
時に有害な臭素ガス又は臭素化物ガスを発生する問題も
ある。このため臭素系難燃剤の配合量を多くすることは
好ましいことではない。
れた特性を有するがゆえに広い分野で多量使用されてい
る。しかしながら芳香族ポリカーボネート樹脂は燃焼す
る性質があり、用途によっては難燃性にする必要があ
り、特に電気製品や建築用途には厳しい難燃性が要求さ
れている。芳香族ポリカーボネート樹脂を難燃化する方
法として、従来より臭素系難燃剤を配合する方法が知ら
れている。しかしながら臭素系難燃剤を充分な難燃性を
呈する量配合すると、芳香族ポリカーボネート樹脂本来
の優れた特徴である透明性や機械的特性が損なわれるよ
うになる。例えば難燃剤として臭素化ポリカーボネート
オリゴマーを充分な難燃性を呈する量配合すると、溶融
成形時に熱劣化し易くなり、得られる芳香族ポリカーボ
ネート樹脂成形品は色相が悪化したり、引張り、曲げ、
衝撃等の機械的特性が低下するようになる。また、燃焼
時に有害な臭素ガス又は臭素化物ガスを発生する問題も
ある。このため臭素系難燃剤の配合量を多くすることは
好ましいことではない。
【0003】臭素系難燃剤の難燃効果を高めるために、
酸化アンチモン等の難燃助剤を併用することも知られて
いる。しかしながら、かかる難燃助剤を併用したのでは
透明性が損なわれ、芳香族ポリカーボネート樹脂の特徴
が失われる。
酸化アンチモン等の難燃助剤を併用することも知られて
いる。しかしながら、かかる難燃助剤を併用したのでは
透明性が損なわれ、芳香族ポリカーボネート樹脂の特徴
が失われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、本来有して
いる優れた透明性や機械的特性を損なうことなく優れた
難燃性を呈する難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物を提供することを目的とする。
いる優れた透明性や機械的特性を損なうことなく優れた
難燃性を呈する難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物を提供することを目的とする。
【0005】本発明者は、上記目的を達成せんとして臭
素系難燃剤の難燃効果を高める助剤について鋭意検討を
重ねた結果、臭素系難燃剤として特定の臭素化ビスフェ
ノールカーボネート系難燃剤を選定し、これに特定量の
1−オキシフタラジンを組合わせることにより難燃効果
を飛躍的に高めることができ、臭素系難燃剤の使用量を
減少させて芳香族ポリカーボネート樹脂の優れた透明性
や機械的特性を損なうことなく充分な難燃性を付与し得
ることを究明し、本発明を完成した。
素系難燃剤の難燃効果を高める助剤について鋭意検討を
重ねた結果、臭素系難燃剤として特定の臭素化ビスフェ
ノールカーボネート系難燃剤を選定し、これに特定量の
1−オキシフタラジンを組合わせることにより難燃効果
を飛躍的に高めることができ、臭素系難燃剤の使用量を
減少させて芳香族ポリカーボネート樹脂の優れた透明性
や機械的特性を損なうことなく充分な難燃性を付与し得
ることを究明し、本発明を完成した。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、芳香族ポリカ
ーボネート樹脂100重量部に下記式[1]
ーボネート樹脂100重量部に下記式[1]
【0007】
【化2】
【0008】[式中、Wは単結合、アルキリデン基、シ
クロアルキリデン基、フェニル置換アルキリデン基、ス
ルホン基、スルフィド基又はオキシド基であり、R1 及
びR2は同一又は異なる水素原子、フェニル基又は炭素
数1〜3のアルキル基であり、m及びnは1又は2であ
り、p及びqは2又は3であってm+p及びn+qが夫
々4になる数である。]で表される構成単位を1〜20
含有する臭素化ビスフェノールカーボネート系難燃剤3
〜15重量部及び1−オキシフタラジン0.05〜5重
量部配合してなる難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組
成物に係るものである。
クロアルキリデン基、フェニル置換アルキリデン基、ス
ルホン基、スルフィド基又はオキシド基であり、R1 及
びR2は同一又は異なる水素原子、フェニル基又は炭素
数1〜3のアルキル基であり、m及びnは1又は2であ
り、p及びqは2又は3であってm+p及びn+qが夫
々4になる数である。]で表される構成単位を1〜20
含有する臭素化ビスフェノールカーボネート系難燃剤3
〜15重量部及び1−オキシフタラジン0.05〜5重
量部配合してなる難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組
成物に係るものである。
【0009】本発明で使用する芳香族ポリカーボネート
樹脂は、二価フェノールとカーボネート前駆体の反応に
より得られる。通常二価フェノールとホスゲンを使用す
る界面重縮合法又は二価フェノールと炭酸ジエステルを
使用するエステル交換反応により得られる。その分子量
は特定する必要はなく、通常粘度平均分子量で1300
0〜40000のものである。ここで使用する二価フェ
ノールとしては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン[以下ビスフェノールAと略称する]を主
たる対象とするが、その一部を他の二価フェノールで置
換えてもよい。他の二価フェノールとしては例えばビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)
プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘ
プタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジク
ロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)オキサイド、ビス(3,5−ジク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)オキサイド、4,4′
−ジヒドロキシジフェニル、3,3′−ジクロロ−4,
4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、レゾルシノール、ハイド
ロキノン、1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベ
ンゼン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホキシド等があげられる。
樹脂は、二価フェノールとカーボネート前駆体の反応に
より得られる。通常二価フェノールとホスゲンを使用す
る界面重縮合法又は二価フェノールと炭酸ジエステルを
使用するエステル交換反応により得られる。その分子量
は特定する必要はなく、通常粘度平均分子量で1300
0〜40000のものである。ここで使用する二価フェ
ノールとしては2,2−ビス(4−ヒドロキシフェニ
ル)プロパン[以下ビスフェノールAと略称する]を主
たる対象とするが、その一部を他の二価フェノールで置
換えてもよい。他の二価フェノールとしては例えばビス
(4−ヒドロキシフェニル)メタン、1,1−ビス(4
−ヒドロキシフェニル)エタン、1,1−ビス(4−ヒ
ドロキシフェニル)シクロヘキサン、2,2−ビス(4
−ヒドロキシ−3,5−ジメチルフェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3−メチルフェニル)
プロパン、4,4−ビス(4−ヒドロキシフェニル)ヘ
プタン、2,2−ビス(4−ヒドロキシ−3,5−ジク
ロロフェニル)プロパン、2,2−ビス(4−ヒドロキ
シ−3,5−ジブロモフェニル)プロパン、ビス(4−
ヒドロキシフェニル)オキサイド、ビス(3,5−ジク
ロロ−4−ヒドロキシフェニル)オキサイド、4,4′
−ジヒドロキシジフェニル、3,3′−ジクロロ−4,
4′−ジヒドロキシジフェニル、ビス(4−ヒドロキシ
フェニル)スルホン、ビス(3,5−ジメチル−4−ヒ
ドロキシフェニル)スルホン、レゾルシノール、ハイド
ロキノン、1,4−ジヒドロキシ−2,5−ジクロロベ
ンゼン、1,4−ジヒドロキシ−3−メチルベンゼン、
ビス(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビス(4
−ヒドロキシフェニル)スルホキシド等があげられる。
【0010】ホスゲンを使用する界面重縮合反応では、
通常酸結合剤の水溶液に二価フェノールを溶解し、溶媒
の存在下に反応させる。酸結合剤としては例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化
物が使用される。溶媒としては例えば塩化メチレン、ク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素が使用される。分
子量調節のために末端停止剤を使用することができ、例
えばp-tert−ブチルフェノールのような一価フェノール
が使用される。使用量は二価フェノールに対し通常0.
01〜10モル%、好ましくは0.03〜8モル%であ
る。反応は0〜40℃、好ましくは20〜30℃で10
分〜10時間程度で終了する。反応進行に伴い反応系の
pHを10以上に保持するのが好ましい。また、反応を促
進させるために触媒を使用することができ、触媒として
は例えばトリエチルアミン、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブ
ロマイドのような三級アミン、四級アンモニウム化合
物、四級ホスホニウム化合物等があげられる。更に必要
に応じて酸化防止剤を加えてもよい。
通常酸結合剤の水溶液に二価フェノールを溶解し、溶媒
の存在下に反応させる。酸結合剤としては例えば水酸化
ナトリウム、水酸化カリウム等のアルカリ金属の水酸化
物が使用される。溶媒としては例えば塩化メチレン、ク
ロロベンゼン等のハロゲン化炭化水素が使用される。分
子量調節のために末端停止剤を使用することができ、例
えばp-tert−ブチルフェノールのような一価フェノール
が使用される。使用量は二価フェノールに対し通常0.
01〜10モル%、好ましくは0.03〜8モル%であ
る。反応は0〜40℃、好ましくは20〜30℃で10
分〜10時間程度で終了する。反応進行に伴い反応系の
pHを10以上に保持するのが好ましい。また、反応を促
進させるために触媒を使用することができ、触媒として
は例えばトリエチルアミン、テトラ−n−ブチルアンモ
ニウムブロマイド、テトラ−n−ブチルホスホニウムブ
ロマイドのような三級アミン、四級アンモニウム化合
物、四級ホスホニウム化合物等があげられる。更に必要
に応じて酸化防止剤を加えてもよい。
【0011】炭酸ジエステルを使用するエステル交換反
応では、二価フェノールと炭酸ジエステルを不活性ガス
雰囲気下撹拌しながら加熱して生成するアルコール又は
フェノールを留出させることで行われる。反応温度は生
成するアルコール又はフェノールの沸点等により異なる
が、通常120〜350℃の範囲である。反応後期には
系を減圧にして生成するアルコール又はフェノールの留
出を容易にさせて反応を完結させる。炭酸ジエステルと
しては例えばジフェニルカーボネート、ジナフチルカー
ボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボ
ネート等があげられる。特にジフェニルカーボネートが
好ましい。反応を促進させるために重合触媒を使用する
ことができる。重合触媒としては例えば水酸化ナトリウ
ムや水酸化カリウム等のアルカリ金属やアルカリ土類金
属の水酸化物類、ホウ素やアルミニウムの水酸化物のア
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、第4級アンモニ
ウム塩類、アルカリ金属やアルカリ土類金属のアルコキ
シド類、アルカリ金属やアルカリ土類金属の有機酸塩
類、亜鉛化合物類、ホウ素化合物類、ケイ素化合物類、
ゲルマニウム化合物類、有機スズ化合物類、鉛化合物
類、アンチモン化合物類、マンガン化合物類、チタン化
合物類、ジルコニウム化合物類等のエステル化反応やエ
ステル交換反応に使用される触媒があげられ、これらは
一種単独で用いても、二種以上組合わせて用いてもよ
い。触媒の使用量は二価フェノールに対し0.0001
〜1重量%であり、0.0005〜0.5重量%の範囲
が好ましい。
応では、二価フェノールと炭酸ジエステルを不活性ガス
雰囲気下撹拌しながら加熱して生成するアルコール又は
フェノールを留出させることで行われる。反応温度は生
成するアルコール又はフェノールの沸点等により異なる
が、通常120〜350℃の範囲である。反応後期には
系を減圧にして生成するアルコール又はフェノールの留
出を容易にさせて反応を完結させる。炭酸ジエステルと
しては例えばジフェニルカーボネート、ジナフチルカー
ボネート、ビス(ジフェニル)カーボネート、ジメチル
カーボネート、ジエチルカーボネート、ジブチルカーボ
ネート等があげられる。特にジフェニルカーボネートが
好ましい。反応を促進させるために重合触媒を使用する
ことができる。重合触媒としては例えば水酸化ナトリウ
ムや水酸化カリウム等のアルカリ金属やアルカリ土類金
属の水酸化物類、ホウ素やアルミニウムの水酸化物のア
ルカリ金属塩又はアルカリ土類金属塩、第4級アンモニ
ウム塩類、アルカリ金属やアルカリ土類金属のアルコキ
シド類、アルカリ金属やアルカリ土類金属の有機酸塩
類、亜鉛化合物類、ホウ素化合物類、ケイ素化合物類、
ゲルマニウム化合物類、有機スズ化合物類、鉛化合物
類、アンチモン化合物類、マンガン化合物類、チタン化
合物類、ジルコニウム化合物類等のエステル化反応やエ
ステル交換反応に使用される触媒があげられ、これらは
一種単独で用いても、二種以上組合わせて用いてもよ
い。触媒の使用量は二価フェノールに対し0.0001
〜1重量%であり、0.0005〜0.5重量%の範囲
が好ましい。
【0012】本発明で使用する難燃剤は下記式[1]
【0013】
【化3】
【0014】で表される構成単位を1〜20含有する臭
素化ビスフェノールカーボネート系難燃剤であり、式
中、Wは単結合、アルキリデン基、シクロアルキリデン
基、フェニル置換アルキリデン基、スルホン基、スルフ
ィド基又はオキシド基であり、R 1 及びR2 は同一又は
異なる水素原子、フェニル基又は炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、m及びnは1又は2の整数であり、p及び
qは2又は3の整数であってm+p及びn+qが夫々4
になる数であり、その末端は通常フェノール等の一価の
有機基で封鎖されている。また、上記式[1]で表され
る構成単位を2〜20含有する臭素化ポリカーボネート
系難燃剤のときは、臭素化されていない下記式[2]
素化ビスフェノールカーボネート系難燃剤であり、式
中、Wは単結合、アルキリデン基、シクロアルキリデン
基、フェニル置換アルキリデン基、スルホン基、スルフ
ィド基又はオキシド基であり、R 1 及びR2 は同一又は
異なる水素原子、フェニル基又は炭素数1〜3のアルキ
ル基であり、m及びnは1又は2の整数であり、p及び
qは2又は3の整数であってm+p及びn+qが夫々4
になる数であり、その末端は通常フェノール等の一価の
有機基で封鎖されている。また、上記式[1]で表され
る構成単位を2〜20含有する臭素化ポリカーボネート
系難燃剤のときは、臭素化されていない下記式[2]
【0015】
【化4】
【0016】[式中、Wは単結合、アルキリデン基、シ
クロアルキリデン基、フェニル置換アルキリデン基、ス
ルホン基、スルフィド基又はオキシド基であり、R1 及
びR2は同一又は異なる水素原子、フェニル基又は炭素
数1〜3のアルキル基であり、x及びyは1〜4の整数
でである。]で表される構成単位を50%程度以下含有
してもよい。かかる臭素化ビスフェノールカーボネート
系難燃剤の好ましい具体例としては
クロアルキリデン基、フェニル置換アルキリデン基、ス
ルホン基、スルフィド基又はオキシド基であり、R1 及
びR2は同一又は異なる水素原子、フェニル基又は炭素
数1〜3のアルキル基であり、x及びyは1〜4の整数
でである。]で表される構成単位を50%程度以下含有
してもよい。かかる臭素化ビスフェノールカーボネート
系難燃剤の好ましい具体例としては
【0017】
【化5】
【0018】
【化6】
【0019】[式中、aは平均重合度を示す。]
【0020】
【化7】
【0021】[式中、d及びeは平均重合度を示す。] また該臭素化ビスフェノールカーボネート系難燃剤の5
0%以下を下記式で示すような臭素化ビスフェノールエ
ーテル系の難燃剤に置換えて使用しても良い。
0%以下を下記式で示すような臭素化ビスフェノールエ
ーテル系の難燃剤に置換えて使用しても良い。
【0022】
【化8】
【0023】[式中、bは平均重合度を示す。]
【0024】
【化9】
【0025】
【化10】
【0026】
【化11】
【0027】臭素化ビスフェノールカーボネート系難燃
剤の使用量は、芳香族ポリカーボネート樹脂100重量
部に対し3〜15重量部であり、好ましくは5〜10重
量部である。この使用量が3重量部未満では後述する1
−オキシフタラジンを適量使用しても芳香族ポリカーボ
ネート樹脂に充分な難燃性を付与することができず、1
5重量部を越えると得られる芳香族ポリカーボネート樹
脂組成物の色相や機械的特性を損なうようになる。
剤の使用量は、芳香族ポリカーボネート樹脂100重量
部に対し3〜15重量部であり、好ましくは5〜10重
量部である。この使用量が3重量部未満では後述する1
−オキシフタラジンを適量使用しても芳香族ポリカーボ
ネート樹脂に充分な難燃性を付与することができず、1
5重量部を越えると得られる芳香族ポリカーボネート樹
脂組成物の色相や機械的特性を損なうようになる。
【0028】1−オキシフタラジンの使用量は、芳香族
ポリカーボネート樹脂100重量部に対し0.05〜5
重量部であり、好ましくは0.1〜3重量部である。こ
の使用量が0.05重量部未満では後述する臭素化ビス
フェノールカーボネート系難燃剤を適量使用しても芳香
族ポリカーボネート樹脂に充分な難燃性を付与すること
ができず、5重量部を越えると得られる芳香族ポリカー
ボネート樹脂組成物の色相を損なうようになる。
ポリカーボネート樹脂100重量部に対し0.05〜5
重量部であり、好ましくは0.1〜3重量部である。こ
の使用量が0.05重量部未満では後述する臭素化ビス
フェノールカーボネート系難燃剤を適量使用しても芳香
族ポリカーボネート樹脂に充分な難燃性を付与すること
ができず、5重量部を越えると得られる芳香族ポリカー
ボネート樹脂組成物の色相を損なうようになる。
【0029】本発明の芳香族ポリカーボネート樹脂組成
物を製造するには任意の方法が採用され、例えばタンブ
ラー、V型ブレンダー、高速ミキサー等任意の混合手段
により均一に混合し、そのまま又は一旦ペレットにした
後成形に供される。
物を製造するには任意の方法が採用され、例えばタンブ
ラー、V型ブレンダー、高速ミキサー等任意の混合手段
により均一に混合し、そのまま又は一旦ペレットにした
後成形に供される。
【0030】本発明で使用する芳香族ポリカーボネート
樹脂組成物には、必要に応じて添加剤例えば熱安定剤、
酸化防止剤、光安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、離
型剤等の添加剤を加えてもよい。
樹脂組成物には、必要に応じて添加剤例えば熱安定剤、
酸化防止剤、光安定剤、着色剤、帯電防止剤、滑剤、離
型剤等の添加剤を加えてもよい。
【0031】
【実施例】以下に実施例をあげて本発明を更に説明す
る。なお、実施例中の部は重量部であり、曲げ強さ、引
張強さ、衝撃強さ、酸素指数、色相、難燃性は下記の方
法で測定した。 曲げ強さ:JIS K-7203に準拠して測定した。 引張強さ:JIS K-7113に準拠して測定した。 衝撃強さ:JIS K-7110に準拠して測定した。 酸素指数:JIS K-7201に準拠して測定した。
る。なお、実施例中の部は重量部であり、曲げ強さ、引
張強さ、衝撃強さ、酸素指数、色相、難燃性は下記の方
法で測定した。 曲げ強さ:JIS K-7203に準拠して測定した。 引張強さ:JIS K-7113に準拠して測定した。 衝撃強さ:JIS K-7110に準拠して測定した。 酸素指数:JIS K-7201に準拠して測定した。
【0032】色相:射出成形して得た127×153×
3mmの成形板を使用して日本電色工業(株)製色差計 S
Z-Σ80によりb値を測定した。
3mmの成形板を使用して日本電色工業(株)製色差計 S
Z-Σ80によりb値を測定した。
【0033】難燃性:JIS A-1321を参考にし、射出
成形して得た127×153×3mmの試験片を横長に両
側を挟んで台上に直立に固定し、下辺にプロパンガスバ
ーナーの炎を当て点火し、2分間燃焼させた後バーナー
を消し、試験片が燃焼し続ける時間(秒)を残炎時間と
して示した。
成形して得た127×153×3mmの試験片を横長に両
側を挟んで台上に直立に固定し、下辺にプロパンガスバ
ーナーの炎を当て点火し、2分間燃焼させた後バーナー
を消し、試験片が燃焼し続ける時間(秒)を残炎時間と
して示した。
【0034】
【実施例1、2及び比較例1、2】乾燥済みの粘度平均
分子量25000のビスフェノールAポリカーボネート
パウダー100部に、下記構造式
分子量25000のビスフェノールAポリカーボネート
パウダー100部に、下記構造式
【0035】
【化12】
【0036】[式中、zは6で平均重合度を示す。]の
難燃剤及び1−オキシフタラジンを表1記載の量添加し
て充分に混合した後、280℃で溶融押出してペレット
化し、このペレットを用いてシリンダー温度280℃で
射出成形して評価用試験片を成形した。評価結果を表1
に示した。
難燃剤及び1−オキシフタラジンを表1記載の量添加し
て充分に混合した後、280℃で溶融押出してペレット
化し、このペレットを用いてシリンダー温度280℃で
射出成形して評価用試験片を成形した。評価結果を表1
に示した。
【0037】
【表1】
【0038】
【発明の効果】本発明の難燃性芳香族ポリカーボネート
樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂本来の優れ
た透明性や機械的特性を損なうことなく優れた難燃性を
有しており、また臭素系難燃剤の使用量を減少させるこ
とができるので燃焼時の発生ガスによる環境への悪影響
わ少なくすることができる等その奏する効果は格別なも
のである。
樹脂組成物は、芳香族ポリカーボネート樹脂本来の優れ
た透明性や機械的特性を損なうことなく優れた難燃性を
有しており、また臭素系難燃剤の使用量を減少させるこ
とができるので燃焼時の発生ガスによる環境への悪影響
わ少なくすることができる等その奏する効果は格別なも
のである。
Claims (1)
- 【請求項1】 芳香族ポリカーボネート樹脂100重量
部に下記式[1] 【化1】 [式中、Wは単結合、アルキリデン基、シクロアルキリ
デン基、フェニル置換アルキリデン基、スルホン基、ス
ルフィド基又はオキシド基であり、R1 及びR2は同一
又は異なる水素原子、フェニル基又は炭素数1〜3のア
ルキル基であり、m及びnは1又は2であり、p及びq
は2又は3であってm+p及びn+qが夫々4になる数
である。]で表される構成単位を1〜20含有する臭素
化ビスフェノールカーボネート系難燃剤3〜15重量部
及び1−オキシフタラジン0.05〜5重量部配合して
なる難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21022392A JPH0657120A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21022392A JPH0657120A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657120A true JPH0657120A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16585829
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21022392A Pending JPH0657120A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 難燃性芳香族ポリカーボネート樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657120A (ja) |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21022392A patent/JPH0657120A/ja active Pending
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