JPH0657314A - パラジウム微粉末の製造方法 - Google Patents
パラジウム微粉末の製造方法Info
- Publication number
- JPH0657314A JPH0657314A JP23138292A JP23138292A JPH0657314A JP H0657314 A JPH0657314 A JP H0657314A JP 23138292 A JP23138292 A JP 23138292A JP 23138292 A JP23138292 A JP 23138292A JP H0657314 A JPH0657314 A JP H0657314A
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- JP
- Japan
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- silver
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- powder
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- Pending
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- Manufacture Of Metal Powder And Suspensions Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 平均粒径が0.1〜1.0μmで粒径の分布の
小さいパラジウム微粉末を提供する。 【構成】 パラジウム塩化物及び又はパラジウムのクロ
ロ錯体をパラジウムとして10〜60g/lと、銀アン
ミン錯体を銀として前記パラジウム量に対して1.8〜
5000ppmとを含むpH7〜11のパラジウム水溶
液を、還元剤を含む水溶液に温度10〜50℃で添加し
パラジウム微粉末を析出させることを特徴とするパラジ
ウム微粉末の製造方法。
小さいパラジウム微粉末を提供する。 【構成】 パラジウム塩化物及び又はパラジウムのクロ
ロ錯体をパラジウムとして10〜60g/lと、銀アン
ミン錯体を銀として前記パラジウム量に対して1.8〜
5000ppmとを含むpH7〜11のパラジウム水溶
液を、還元剤を含む水溶液に温度10〜50℃で添加し
パラジウム微粉末を析出させることを特徴とするパラジ
ウム微粉末の製造方法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は導電ペーストの導電材料
として用いるパラジウム微粉末の製造方法に関する。
として用いるパラジウム微粉末の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の導電ペースト用のパラジウム微粉
末は、パラジウム塩の水溶液に水酸化ナトリウムなどの
アルカリを加えてpHを調整した後、ホルマリン、蟻
酸、ヒドラジン等の還元剤を加えてパラジウム微粉末を
析出させる方法により製造されている。この方法はパラ
ジウム塩の水溶液中のパラジウム濃度、pH、温度、還
元剤などの調節が難しく、平均粒径が0.1〜1.0μm
のパラジウム微粉末を得ることが容易でなく、かつ粒径
の分布の広いものしか得られなかった。
末は、パラジウム塩の水溶液に水酸化ナトリウムなどの
アルカリを加えてpHを調整した後、ホルマリン、蟻
酸、ヒドラジン等の還元剤を加えてパラジウム微粉末を
析出させる方法により製造されている。この方法はパラ
ジウム塩の水溶液中のパラジウム濃度、pH、温度、還
元剤などの調節が難しく、平均粒径が0.1〜1.0μm
のパラジウム微粉末を得ることが容易でなく、かつ粒径
の分布の広いものしか得られなかった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、平均粒径が
0.1〜1.0μmで粒径の分布の狭いパラジウム微粉末
を容易に製造できる方法を提供することを課題とする。
0.1〜1.0μmで粒径の分布の狭いパラジウム微粉末
を容易に製造できる方法を提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明による課題を解決
するための手段は、パラジウム塩化物及び又はパラジウ
ムのクロロ錯体をパラジウムとして10〜60g/l
と、塩化パラジウム及び又は銀アンミン錯体を銀として
前記パラジウム量に対して1.8〜5000ppmとを
含むpH7〜11のパラジウム水溶液を、還元剤を含む
水溶液に温度10〜50℃で添加しパラジウム微粉末を
析出させることを特徴とするパラジウム微粉末の製造方
法にある。
するための手段は、パラジウム塩化物及び又はパラジウ
ムのクロロ錯体をパラジウムとして10〜60g/l
と、塩化パラジウム及び又は銀アンミン錯体を銀として
前記パラジウム量に対して1.8〜5000ppmとを
含むpH7〜11のパラジウム水溶液を、還元剤を含む
水溶液に温度10〜50℃で添加しパラジウム微粉末を
析出させることを特徴とするパラジウム微粉末の製造方
法にある。
【0005】パラジウム源として用いるパラジウム塩化
物としては、塩化パラジウム(II)(PdCl2)、パラ
ジウムのクロロ錯体としては、テトラクロロパラジウム
(II)酸カリ〔K2(PdCl4)〕、テトラクロロパラジ
ウム(II)酸ナトリウム〔Na2(PdCl4)〕、ジクロ
ロジアンミンパラジウム(II)〔Pd(NH3)2Cl2〕
の内の少なくとも1種が用いられる。
物としては、塩化パラジウム(II)(PdCl2)、パラ
ジウムのクロロ錯体としては、テトラクロロパラジウム
(II)酸カリ〔K2(PdCl4)〕、テトラクロロパラジ
ウム(II)酸ナトリウム〔Na2(PdCl4)〕、ジクロ
ロジアンミンパラジウム(II)〔Pd(NH3)2Cl2〕
の内の少なくとも1種が用いられる。
【0006】銀源としては、塩化ジアンミン銀(I)
[〔Ag(NH3)2〕Cl]、硫酸ジアンミン銀(I)
[〔Ag(NH3)2〕2SO4]、硝酸ジアンミン銀
[〔Ag(NH3)2〕NO3]の内の少なくとも1種が
用いられ、還元剤としては、アミジノスルフイン酸、水
素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジンの内の少なくとも1
種が用いられる。
[〔Ag(NH3)2〕Cl]、硫酸ジアンミン銀(I)
[〔Ag(NH3)2〕2SO4]、硝酸ジアンミン銀
[〔Ag(NH3)2〕NO3]の内の少なくとも1種が
用いられ、還元剤としては、アミジノスルフイン酸、水
素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジンの内の少なくとも1
種が用いられる。
【0007】
【作用】本発明はパラジウム水溶液中に銀錯イオンを存
在させ、還元反応時に結晶となる微細な核を多量に発生
させ、粒子数を増加させることにより、結晶の成長を防
止し、得られるパラジウム微粉末の平均粒径が0.1〜
1.0μmで、かつ粒径の分布が狭くなるようにしたも
のである。パラジウム源として、パラジウム塩化物及び
又はパラジウムのクロロ錯体を用いるのは溶解度が非常
に良いからであり、銀源としてジアンミン銀錯体を用い
るのは、銀が〔Ag(NH3)2〕-として水溶液中に存
在し、この銀錯体イオンがそれぞれ還元されることによ
り微小な結晶核を生成し、次いで、この核の上にパラジ
ウムが析出するため平均粒径が0.1〜1.0μmで、粒
度分布の狭いパラジウム微粉末が得ることができるもの
と考えられる。
在させ、還元反応時に結晶となる微細な核を多量に発生
させ、粒子数を増加させることにより、結晶の成長を防
止し、得られるパラジウム微粉末の平均粒径が0.1〜
1.0μmで、かつ粒径の分布が狭くなるようにしたも
のである。パラジウム源として、パラジウム塩化物及び
又はパラジウムのクロロ錯体を用いるのは溶解度が非常
に良いからであり、銀源としてジアンミン銀錯体を用い
るのは、銀が〔Ag(NH3)2〕-として水溶液中に存
在し、この銀錯体イオンがそれぞれ還元されることによ
り微小な結晶核を生成し、次いで、この核の上にパラジ
ウムが析出するため平均粒径が0.1〜1.0μmで、粒
度分布の狭いパラジウム微粉末が得ることができるもの
と考えられる。
【0008】水溶液中のパラジウムの濃度を10〜60
g/lとするのは、10g/l未満では、析出するパラ
ジウムの平均粒径が0.1μm以下となり、60g/l
を超えると、平均粒径が1.0μmより大きくなり、凝
集して2次粒子を形成し分散性が悪くなるためである。
g/lとするのは、10g/l未満では、析出するパラ
ジウムの平均粒径が0.1μm以下となり、60g/l
を超えると、平均粒径が1.0μmより大きくなり、凝
集して2次粒子を形成し分散性が悪くなるためである。
【0009】銀をパラジウムに対して1.8〜5000
ppmとするのは、1.8ppm未満では析出するパラ
ジウムの平均粒径が1.0μmを超えるようになると同
時に、粒度分布が広くなるからである。5000ppm
を超えても平均粒径は0.1μmより小さくならず、多
量に添加する必要を認めないからである。
ppmとするのは、1.8ppm未満では析出するパラ
ジウムの平均粒径が1.0μmを超えるようになると同
時に、粒度分布が広くなるからである。5000ppm
を超えても平均粒径は0.1μmより小さくならず、多
量に添加する必要を認めないからである。
【0010】パラジウム水溶液のpHを7〜11とする
のは、pHが7未満の水溶液を用いると、粒子の成長速
度が遅く、平均粒径0.1μm未満の微粒子しか得られ
ず、pHが11を超えると、核生成速度が粒子の成長速
度より速くなり、平均粒径0.1μm未満の微粒子しか
得られなくなるからである。
のは、pHが7未満の水溶液を用いると、粒子の成長速
度が遅く、平均粒径0.1μm未満の微粒子しか得られ
ず、pHが11を超えると、核生成速度が粒子の成長速
度より速くなり、平均粒径0.1μm未満の微粒子しか
得られなくなるからである。
【0011】反応温度は10℃より低いと、反応速度が
遅く単位時間当たりのパラジウムの析出量が減少し、経
済性が成り立たず、50℃より高いと、反応速度が速く
なり過ぎて得られるパラジウム微粉末の粒度分布が広く
なる。このため反応温度は10〜50℃の範囲とする。
遅く単位時間当たりのパラジウムの析出量が減少し、経
済性が成り立たず、50℃より高いと、反応速度が速く
なり過ぎて得られるパラジウム微粉末の粒度分布が広く
なる。このため反応温度は10〜50℃の範囲とする。
【0012】還元剤は一般の使用量に従い1〜2当量を
用いる。又、還元剤水溶液中にパラジウム水溶液を添加
する際の速度は、あまり速いと、生成したパラジウム粒
子の凝集を生じ、反対に長すぎると単位時間当たりの生
産量が低下する。添加中添加量が均一となるようにして
連続的に60分以上120分の範囲で添加するのがよ
い。
用いる。又、還元剤水溶液中にパラジウム水溶液を添加
する際の速度は、あまり速いと、生成したパラジウム粒
子の凝集を生じ、反対に長すぎると単位時間当たりの生
産量が低下する。添加中添加量が均一となるようにして
連続的に60分以上120分の範囲で添加するのがよ
い。
【0013】
【実施例】パラジウム量で200gのジクロロジアンミ
ンパラジウム(II)を含む水溶液4lを、アンモニア水と
塩酸とでpH10に調整し、Agを種々の量含む塩化ジ
アンミン銀(I)水溶液1.4ml添加し、充分に撹拌し完
全に溶解させ液温を15℃とした。ヒドラジン90g
(1.9当量)純水に溶解して2lとし液温を15℃と
した。ヒドラジンの水溶液にパラジウム含有水溶液を毎
分36mlの割合で約110分かけて連続的に添加し
た。
ンパラジウム(II)を含む水溶液4lを、アンモニア水と
塩酸とでpH10に調整し、Agを種々の量含む塩化ジ
アンミン銀(I)水溶液1.4ml添加し、充分に撹拌し完
全に溶解させ液温を15℃とした。ヒドラジン90g
(1.9当量)純水に溶解して2lとし液温を15℃と
した。ヒドラジンの水溶液にパラジウム含有水溶液を毎
分36mlの割合で約110分かけて連続的に添加し
た。
【0014】添加終了後、吸引濾過により、パラジウム
微粉末を水溶液と分離し、純水にて洗浄した後、真空乾
燥機を用いて乾燥した。このパラジウム微粉末を電子顕
微鏡で観察したところ、形状はほぼ球状で、凝集部分の
ない単分散のものであった。パラジウム量に対する銀の
添加割合と、これに対するパラジウム微粉末の平均粒径
及び粒径の標準偏差を表1に示す。
微粉末を水溶液と分離し、純水にて洗浄した後、真空乾
燥機を用いて乾燥した。このパラジウム微粉末を電子顕
微鏡で観察したところ、形状はほぼ球状で、凝集部分の
ない単分散のものであった。パラジウム量に対する銀の
添加割合と、これに対するパラジウム微粉末の平均粒径
及び粒径の標準偏差を表1に示す。
【0015】
【表1】 銀量 パラジウム微粉末の パラジウム微粉末の (ppm) 平均粒径(μm) 粒径の標準偏差(μm) 0.0 1.12 0.68 1.8 1.00 0.27 5 0.78 0.21 25 0.49 0.13 130 0.32 0.09 3000 0.15 0.04 5000 0.10 0.03
【0016】表1より銀の含有量が1.8〜5000p
pmでパラジウムとして平均粒径が1.0〜0.1μmで
粒度分布の狭い微粉末が得られることが分かる。又、銀
を含有しない場合には、平均粒径が1.0μm以下とな
らず、標準偏差も大きくなることが分かる。
pmでパラジウムとして平均粒径が1.0〜0.1μmで
粒度分布の狭い微粉末が得られることが分かる。又、銀
を含有しない場合には、平均粒径が1.0μm以下とな
らず、標準偏差も大きくなることが分かる。
【0017】
【発明の効果】本発明方法によれば、平均粒径が1〜
0.1μmで、粒度分布の狭いパラジウム微粉末が得ら
れ、導電ペーストの用途にそれぞれ適したパラジウム微
粉末を提供することができる。
0.1μmで、粒度分布の狭いパラジウム微粉末が得ら
れ、導電ペーストの用途にそれぞれ適したパラジウム微
粉末を提供することができる。
Claims (2)
- 【請求項1】 パラジウム塩化物及び又はパラジウムの
クロロ錯体をパラジウムとして10〜60g/lと、銀
アンミン錯体を銀として前記パラジウム量に対して1.
8〜5000ppmとを含むpH7〜11のパラジウム
水溶液を、還元剤を含む水溶液に温度10〜50℃で添
加しパラジウム微粉末を析出させることを特徴とするパ
ラジウム微粉末の製造方法。 - 【請求項2】 パラジウム塩化物が塩化パラジウム(II)
(PdCl2)、パラジウムのクロロ錯体がテトラクロ
ロパラジウム(II)酸カリ〔K2(PdCl4)〕、テトラ
クロロパラジウム(II)酸ナトリウム〔Na2(PdC
l4)〕、ジクロロジアンミンパラジウム(II)〔Pd
(NH3)2Cl2〕の内の少なくとも1種であり、銀イ
オンが塩化ジアンミン銀(I)[〔Ag(NH3)2〕C
l]、硫酸ジアンミン銀(I)[〔Ag(NH3)2〕2SO
4]、硝酸ジアンミン銀[〔Ag(NH3)2〕NO3]の
内の少なくとも1種であり、還元剤がアミジノスルフイ
ン酸、水素化ホウ素ナトリウム、ヒドラジンの内の少な
くとも1種である請求項1に記載のパラジウム微粉末の
製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23138292A JPH0657314A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | パラジウム微粉末の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23138292A JPH0657314A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | パラジウム微粉末の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0657314A true JPH0657314A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16922743
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23138292A Pending JPH0657314A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | パラジウム微粉末の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0657314A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004216544A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | ナノ粒子及びナノ粒子の製造方法 |
| CN105537614A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-05-04 | 重庆文理学院 | 一种以氧化亚铜为模板制备空心贵金属纳米材料的方法 |
| CN105689734A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-06-22 | 重庆文理学院 | Cu掺杂的Pt空心纳米材料的制备方法 |
| CN112809015A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-18 | 有研亿金新材料有限公司 | 一种低松装密度微米钯粉的制备方法 |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP23138292A patent/JPH0657314A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2004216544A (ja) * | 2002-12-25 | 2004-08-05 | Fuji Photo Film Co Ltd | ナノ粒子及びナノ粒子の製造方法 |
| CN105537614A (zh) * | 2015-12-28 | 2016-05-04 | 重庆文理学院 | 一种以氧化亚铜为模板制备空心贵金属纳米材料的方法 |
| CN105689734A (zh) * | 2016-02-02 | 2016-06-22 | 重庆文理学院 | Cu掺杂的Pt空心纳米材料的制备方法 |
| CN112809015A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-05-18 | 有研亿金新材料有限公司 | 一种低松装密度微米钯粉的制备方法 |
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