JPH0657980A - 多段式立体駐車機におけるパレット落下防止装置 - Google Patents

多段式立体駐車機におけるパレット落下防止装置

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JPH0657980A
JPH0657980A JP21291492A JP21291492A JPH0657980A JP H0657980 A JPH0657980 A JP H0657980A JP 21291492 A JP21291492 A JP 21291492A JP 21291492 A JP21291492 A JP 21291492A JP H0657980 A JPH0657980 A JP H0657980A
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JP
Japan
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movable iron
iron core
pallet
case
bobbin
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Application number
JP21291492A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Sakurai
弘 桜井
Katsumi Toyama
勝美 外山
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KOKUSAI DENGIYOU KK
Original Assignee
KOKUSAI DENGIYOU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 組立及び取り付けが簡単で優れた耐久性を有
すると共に、防湿対策が容易な、多段式立体駐車機にお
けるパレット落下防止装置を提供する。 【構成】 中空のボビン42に巻回された磁気コイル4
4と、可動鉄芯46と、バネ48と、バネ48を支持す
る円板状のストッパ50と、ストッパ50とボビン42
との空間を埋める鉄製のリング52と、磁気コイル44
を収納する鉄製のケース54と、によりソレノイドを形
成し、ケース54の軸受け部56から突出した可動鉄心
56の一部によりパレットを支持する。また、磁気コイ
ル44と整流回路58とは、樹脂60により固定され、
ストッパ50には、可動鉄芯46が所定位置まで吸引さ
れたときの磁気に反応してONするリードスイッチ64
が取り付けられている。そして、ケース54は背面板7
0により蓋がされている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車を載置するパレ
ットを昇降させる昇降装置を備えた多段式立体駐車機に
取り付けられ、該パレットの落下を防止するパレット落
下防止装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より自動車の駐車スペースを確保す
るために、図4(A)に示すように、自動車を載置する
パレット10をモータで駆動するチェーン12によって
昇降させる多段式立体駐車機が実用化されている。ここ
で、このような多段式立体駐車機においては、通常はチ
ェーン12がパレット10を保持している訳であるが、
万が一、このチェーン12が切れた場合にでもパレット
10が落下しないようにするためのパレット落下防止装
置を装着する必要がある。
【0003】そこで従来より、この種の多段式立体駐車
機におけるパレット落下防止装置としては、例えば、図
4(A)に示す如く、4本(図では便宜上2本)の各支
柱14に釣針形の掛止部材20を揺動可能に取り付け、
この掛止部材20をパレット10に取り付けられた環状
部材22に引っかけることにより、パレット10の落下
を防止するというものがある。
【0004】そして、図4(B)にその詳細を示す如
く、上記従来のパレット落下防止装置は、上述の掛止部
材20及び環状部材22の他に、掛止部材20を動かす
シーソー式のアーム24と、アーム24を動かすアクチ
ュエータとしてのソレノイド26と、交流電圧を整流し
ソレノイド26に直流電圧を供給する整流回路28と、
ソレノイド26の可動鉄芯26aが矢印方向に吸引され
たときに押えられてONし、掛止部材20が環状部材2
2から外れたことを多段式立体駐車機のチェーン12を
制御する制御装置に知らせる機械的なマイクロスイッチ
30と、アーム24の一部,ソレノイド26,整流回路
28,及びマイクロスイッチ30を収納するケース32
とを備えている。そして、ソレノイド26によりアーム
24を動かすことによりパレット10の保持及び解放が
行われている。
【0005】また、これと同様の構成ではあるが図5に
示す如く、各支柱14に取り付けられ、上昇させたパレ
ット10の下に、ソレノイド26により動かされるアー
ム33によって受け部34を突出させ、パレット10を
受けるというものもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述のような
従来の多段式立体駐車機におけるパレット落下防止装置
は、ソレノイド26,整流回路28,マイクロスイッチ
30等をケース32に収納したものであるため、装置自
身の組立が煩雑となる。更に、アーム24と掛止部材2
0又はアーム33と受け部34のような複雑なリンク機
構を有するため、立体駐車機に取り付ける際には、これ
らのリンク機構を調整しながら作業をしなければならず
設置に時間がかかり、また、長期間の使用に対しても信
頼性に不安がある。また更に、アーム24や受け部34
を作動させるためにはケース32に開口部を設ける必要
があるが、この開口部を完全に塞ぐことができないため
防湿対策が困難であるという種々の問題があった。
【0007】本発明は、こうした問題に鑑みなされたも
ので、組立及び多段式立体駐車機への取り付けが簡単で
長期間の使用にも優れた耐久性を有すると共に、防湿対
策が容易な多段式立体駐車機におけるパレット落下防止
装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】即ち、上記問題を解決す
るためになされた本発明は、自動車を載置するパレット
を昇降させる昇降装置を備えた多段式立体駐車機に取り
付けられ、該パレットの落下を防止するパレット落下防
止装置であって、中空ボビンに巻回された磁気コイル
と、上記ボビンの中空部に摺動可能に挿通され、該ボビ
ンから突出して上記パレットの落下を防止する可動鉄芯
と、該可動鉄芯の端部に設けられ、該可動鉄芯を上記ボ
ビンの中空部から突出する方向に付勢する付勢部材と、
上記ボビンの上記可動鉄芯の突出方向とは反対側の端面
に設けられ、上記付勢部材の一端が当接する板状部材
と、上記磁気コイルを励磁するための直流電圧を供給す
る電源回路と、上記磁気コイル、可動鉄芯、付勢部材、
板状部材、及び電源回路を内部に収納するための開口部
と該開口部の反対側に上記可動鉄芯を軸支し該可動鉄芯
の突出量を規制する軸受け部とを有し、上記可動鉄芯と
共に磁気回路の一部を形成するケースと、上記板状部材
の上記ボビンと反対側の面に取り付けられ、上記磁気コ
イルを励磁した際に上記可動鉄芯と上記ケースとの間に
生ずる磁気を上記ケース内で検出することにより、上記
可動鉄芯が上記付勢部材の付勢力に抗して所定位置まで
吸引されたことを検出する磁気センサと、上記ケースの
開口部を密閉する蓋部と、を備えたことを特徴とする多
段式立体駐車機におけるパレット落下防止装置を要旨と
している。
【0009】
【作用】以上のように構成された本発明の多段式立体駐
車機におけるパレット落下防止装置においては、磁気コ
イルが巻回されたボビンの中空部に挿通された可動鉄芯
には、該ボビンの端面に設けられた板状部材にその一端
が当接する付勢部材によって、常に、該ボビンから突出
する方向の付勢力が与えられている。従って、この可動
鉄芯は、電源回路が磁気コイルに直流電圧を供給しない
ときには、当該可動鉄芯と共に磁気回路の一部を形成す
るケースの軸受け部から突出している。ここで、この軸
受け部は可動鉄芯の突出量を規制するため、可動鉄芯は
所定の位置で止まることになる。
【0010】即ち、本発明の多段式立体駐車機における
パレット落下防止装置においては、上記可動鉄芯を、上
昇させたパレットの下に突出させたり、また、パレット
に予め設けた孔や環状部材等に挿入させたりして、パレ
ットの落下を直接に防止する。
【0011】また、電源回路が磁気コイルに直流電源を
供給したときには、可動鉄芯が上記付勢部材による付勢
力に抗して上記ボビンの内部に吸引される。従って、可
動鉄芯がケースの軸受け部から引っ込むためパレットが
昇降可能となる。ここで、上記板状部材の上記ボビンの
反対側の面に設けられた磁気センサは、吸引された可動
鉄芯とケースとの間に生ずる磁気を上記ケース内で検出
することにより、上記可動鉄芯が所定位置まで吸引され
たこと、つまり格納されたことを検出する。
【0012】そして、この磁気センサからの検出信号を
基に、可動鉄芯が収納されたことを示すランプを点灯さ
せたり、また、パレットを昇降させる昇降装置がこの磁
気センサからの検出信号を受けてからパレットの昇降制
御を開始するようにしておくことで、パレットを確実に
昇降させることができるようになる。
【0013】また、蓋部は、上記ケースの開口部を密閉
するために使用され、この蓋部によって、磁気コイル、
可動鉄芯、付勢部材、板状部材、この板状部材に取り付
けられた磁気センサ、及び電源回路がケースの内部に完
全に収納される。
【0014】
【実施例】以下に本発明が適用された実施例について図
1〜図3を用いて説明する。まず、図1は、本実施例の
パレット落下防止装置40の外観及び構造を説明するた
めの説明図であり、(A)は、外観を表わし、(B)
は、その内部構造を表わす。
【0015】図1(B)に示す如く、本実施例のパレッ
ト落下防止装置40は、中空のボビン42に巻回された
磁気コイル44と、ボビン42の中空部に摺動可能に挿
通され、凸形の柱状に形成された可動鉄芯46と、可動
鉄芯46の端部に設けられ、可動鉄芯46にボビン42
の中空部から突出する方向へ付勢力を与えるバネ48
と、ボビン42の可動鉄芯46の突出方向とは反対側の
端面に設けられ、バネ48の一端が当接する円板状に形
成されたステンレス製のストッパ50と、このストッパ
50とボビン42との空間を埋め、磁気の損失を防ぐた
めの鉄製のリング52と、磁気コイル44を収納して磁
路の一部となる鉄製のケース54と、を備えている。
【0016】そして、ケース54には、磁気コイル44
を始め上記構成部品を収納するために円筒形に形成され
た第1収納部54aと、可動鉄芯46の先端部を軸支す
る軸受け部56とが設けられており、磁気コイル44、
可動鉄芯46等の上記構成部品がケース54の第1収納
部54aに収納されることにより周知のソレノイドが形
成されている。
【0017】また、ケース54の内部において、第1収
納部54aとは別に設けられた第2収納部54bには、
交流電圧を直流電圧に整流し、磁気コイル44に直流電
圧を供給するダイオードブリッジからなる周知の整流回
路58が収納されいる。そして、この整流回路58が磁
気コイル44に直流電圧を供給すると可動鉄芯46がバ
ネ48の付勢力に抗してストッパ50側に吸引されるよ
うになっている。尚、磁気コイル44と整流回路58と
は、注入した樹脂60によって固定されている。
【0018】ここで、ケース54に設けた軸受け部56
の可動鉄芯46が摺動する部分には、非磁性体に樹脂コ
ーティングしたメタル56aが設けられ、更に、その先
端部には、リング状のオイルシール56bがはめ込まれ
ており、可動鉄芯46がスムーズに摺動できるようにし
ている。また、ストッパ50の可動鉄芯46が当たる部
分と、ケース54内部の軸受け部56と垂直の面には、
弾性樹脂で形成された衝撃緩衝用の緩衝板62a,62
bが夫々取り付けてあり、可動鉄芯46の移動に伴う衝
撃音を低減している。
【0019】また更に、ストッパ50のボビン42と反
対側の面には、リードスイッチ64がネジ66によって
取り付けられている。このリードスイッチ64は、磁気
コイル44が励磁され、可動鉄芯46がバネ48の付勢
力に抗して所定位置まで吸引されたときの可動鉄芯46
とケース54との間に生ずる磁気を検出するためのもの
である。そして、この磁気方向(可動鉄芯46の中心か
らケース54方向)に沿って配設されており、可動鉄芯
46が所定位置まで吸引されるとONする。また、ケー
ス54の底面部からはケーブルコネクタ68が出てお
り、このケーブルコネクタ68の内部には、整流回路5
8に接続される交流電源線2本とリードスイッチ64の
信号線2本が配線されている。
【0020】そして、ケース54の第1収納部54a及
び第2収納部54bによって形成された開口部には、ケ
ース54と同じ鉄製の背面板70をネジ止めすることに
より蓋がされている。また、図1(A)に示すように、
ケース54の可動鉄芯46が突出する側面には、後述す
る多段式立体駐車機の桁を形成するコの字型鋼材に取り
付けるための4つのネジ穴72が設けられている。
【0021】次に、以上のように構成された本実施例の
パレット落下防止装置40の取り付け状態について説明
する。まず、図2(A),(B)に示すように、本実施
例のパレット落下防止装置40が取り付けられる多段式
立体駐車機は、H型の鋼材からなる4本の支柱14と、
コの字型の鋼材からなり支柱14にボルトで固定される
桁74と、支柱14に沿って設けられ、自動車を載置す
るパレット10を昇降させるチェーン12と、このチェ
ーン12を駆動するモータ76と、モータ76を制御す
る制御盤78と、を備えている。
【0022】そして、図2(C)に示すように、本実施
例のパレット落下防止装置40は、上述のネジ穴72に
より、多段式立体駐車機の桁74に4本のボルト80で
固定される。次に、本実施例のパレット落下防止装置4
0の動作について説明する。
【0023】図3は、本実施例のパレット落下防止装置
40と、多段式立体駐車機との電気系統を説明するため
の電気回路図である。図3に示すように、電気系統全体
の電源81は交流200Vであり、多段式立体駐車機の
制御盤78は、電源をキーによってON・OFFするキ
ースイッチS1と、パレット10を上昇させるためのス
イッチであって、一旦ONされるとパレット10が所定
位置に上昇するまではON状態を保持するスイッチS2
と、パレット10を下降させるためのスイッチであっ
て、一旦ONされるとパレット10が所定位置に下降す
るまではON状態を保持するスイッチS3と、スイッチ
S2及びスイッチS3のいずれか一方がON状態にある
ときに連動してONするスイッチS4と、スイッチS
2,S3の入力に従いモータ76の回転方向を制御する
モータ制御回路82と、モータ76への電源供給を制御
するソレノイドリレー84と、を備えている。
【0024】そして、パレット落下防止装置40は、ケ
ーブルコネクタ68から出る4本の電線(図3において
68a,68b,68c,68d)により、整流回路5
8が電源81と制御盤78のスイッチS4に、リードス
イッチ64が制御盤78のスイッチS4とソレノイドリ
レー84に夫々接続される。
【0025】ここで、このように構成・接続された多段
式立体駐車機の電気系統の動作について、自動車を載置
したパレット10を降下させる場合を例に挙げて説明す
る。まず、制御盤78が何も操作されていない状態で
は、パレット落下防止装置40には電源が供給されない
ため、可動鉄芯46がバネ48の付勢力によって、図2
に示すように桁74からパレット10の下に突出し、パ
レット10の落下を防止する。
【0026】そして、制御盤78のキースイッチS1を
ONすると、装置全体に交流200Vの電圧が供給可能
となり、更に、パレット10を下降させるためのスイッ
チS3をONすると、制御盤78内のモータ制御回路8
2に交流電圧が供給される。そして、スイッチS3がO
Nされることにより、制御盤78内部ではスイッチS4
がONするため、パレット落下防止装置40にも交流電
圧が供給される。
【0027】ここで、この状態ではモータ制御回路82
がモータ76を駆動しようとしても、ソレノイドリレー
84がONしていないためモータ76は動作せず、パレ
ット10は下降しない。しかし、スイッチS4がONし
て、パレット落下防止装置40内の整流回路58に交流
電圧が印加され、整流回路58によって磁気コイル44
に直流電圧が供給されると、磁気コイル44が励磁さ
れ、可動鉄芯46が吸引される。そして、可動鉄芯46
がパレット10が下降するのに邪魔にならない所定位置
まで吸引されると、鎖線で示す磁気が強くなり、パレッ
ト落下防止装置40内のリードスイッチ64が磁化され
て短絡する。
【0028】そして、リードスイッチ64が短絡する
と、ソレノイドリレー84がONして、モータ制御回路
82の出力がモータ76に供給され、モータ76が作動
する。そして、パレット10が地面(所定位置)まで下
降すると、図示しないパレット位置検出装置によりスイ
ッチS3がOFFされる。すると、モータ76が停止す
ると共に、パレット落下防止装置40にも電圧が供給さ
れなくなるため、可動鉄芯46が再び突出する。
【0029】また、パレット10を上昇させたいときは
制御盤78のスイッチS2をONすることにより、上記
と同様にパレット落下防止装置40が動作する。そし
て、パレット10が所定位置まで上昇すると、図示しな
いパレット位置検出装置によりスイッチS2がOFFさ
れて、モータ76が停止すると共に、パレット落下防止
装置40の可動鉄芯46が桁74からパレット10の下
に再び突出して、パレット10の落下を防止する 即ち、本実施例のパレット落下防止装置40において
は、可動鉄芯46が直接、桁74から突出してパレット
10の落下を防止すると共に、リードスイッチ64が、
可動鉄芯46が収納されたか否かを制御盤78に知らせ
るようになっている。
【0030】以上説明したように、本実施例のパレット
落下防止装置40においては、磁気コイル44,可動鉄
芯46,ケース54等からソレノイドを形成し、ケース
54の可動鉄芯46が突出する面で多段式立体駐車機の
桁74に直接装着される。そして、可動鉄芯をこの桁7
4から突出させることによりパレット10を受け止める
ように構成されている。
【0031】よって、本実施例のパレット落下防止装置
40は、図4及び図5に示した従来の多段式立体駐車機
におけるパレット落下防止装置のように多数の機構部品
をケースの内外で組み立てたものでなく、完全にユニッ
ト化された装置であることから、組立が簡単である。そ
して、上記従来装置のように複雑なリンク機構を有しな
いために、多段式立体駐車機に取り付ける際にも、構成
部品を調整しながら作業を行う必要がなく設置が非常に
簡単である。また、アーム等のリンク機構を使用しない
点と、更に緩衝板62a,62bを設けたこともあって
作動時の音を非常に小さく抑えることができる。
【0032】また、ケース54と背面板70によって構
成部品を全て収納すると共に、磁気コイル44や整流回
路58を樹脂60によって固定していること、更に、軸
受け部56の先端に設けたオイルシール56bによって
可動鉄芯46が摺動しても隙間ができないことから耐湿
性にも優れている。
【0033】また更に、従来のパレット落下防止装置の
ように機械的なマイクロスイッチを用いるのではなく、
可動鉄芯46とケース54との間に生じる磁気を検出す
ることにより可動鉄芯46が収納されたことを検知する
リードスイッチを採用しているため、防湿対策がより容
易になる上に、長期間の使用による機械的疲労によって
故障することもない。また、バネ48により可動鉄芯4
6を吸引するときだけ磁気コイル44に電圧を供給すれ
ばよいため、使用する電力が少量で済む。
【0034】尚、本実施例のパレット落下防止装置40
においては、バネ48を支持するストッパ50の材質と
して非磁性体のステンレスを用いたが、これはリードス
イッチ64が磁気を検出し易くするためであり、例え
ば、可動鉄芯46が、より引っ込んだ位置でリードスイ
ッチ64をONさせたい場合には、ストッパ50の材質
として非透磁率の大きいものを選択すればよいし、逆
に、可動鉄芯46が少しでも吸引されたときにリードス
イッチ64をONさせたい場合には、ストッパ50の中
心部に孔を設けておき、可動鉄芯46にこの孔に挿通可
能な突起を設けておけば磁気の検出感度を上げることが
できる。
【0035】また、本実施例においては、パレット落下
防止装置40のリードスイッチ64がONすることによ
り、制御盤78内のソレノイドリレー84がONするよ
うに構成されているが、ソレノイドリレー84と並列
に、可動鉄芯46が収納されたことを示すランプ等を接
続しておいてもよい。この場合には、本実施例のパレッ
ト落下防止装置40の作動状況が容易に確認できるよう
になる。
【0036】また更に、本実施例のパレット落下防止装
置40では、ケース54の可動鉄芯46が突出する側面
で多段式立体駐車機の桁74に取り付けたが、この取り
付け方法は、多段式立体駐車機の構造に合わせて適宜選
択すればよい。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように本発明の多段式立体
駐車機におけるパレット落下防止装置においては、中空
ボビンに巻回された磁気コイルと、ボビンの中空部に摺
動可能に挿通された可動鉄芯と、ケースとからソレノイ
ドを形成し、磁気コイルに電圧を供給しないときに、付
勢部材による付勢力によってケースの軸受け部から突出
する可動鉄芯の一部によりパレットの落下を直接に防止
する。また、パレットを昇降させるときには、磁気コイ
ルに電圧を供給して可動鉄芯を所定位置まで収納する。
【0038】また、可動鉄芯が所定位置まで収納された
か否かを検出するための手段としては、機械的スイッチ
でなく、可動鉄芯とケースとの間に生じる磁気を検出す
る磁気センサを使用している。更に、ケースと蓋部によ
って、磁気コイルに直流電圧を供給する電源回路を含め
構成部品を全て一体化して構成している。
【0039】よって、本発明の多段式立体駐車機におけ
るパレット落下防止装置によれば、完全にユニット化さ
れた装置であるために、装置自身の組立が非常に簡単に
なると共に、多段式立体駐車機に取り付ける際には多数
の機構部品を調整しながら作業する必要がなく、装置の
設置も非常に簡単になる。また、機械的な機構部品を使
用しないことから安定した長期信頼性が得られると共
に、装置の密閉性にも優れ、更に、装置内部においても
磁気コイルや電源回路は樹脂によってモールドすること
が容易であることから防湿対策が容易である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のパレット落下防止装置の外観及びそ
の内部構成を説明するための説明図である。
【図2】 実施例のパレット落下防止装置の取り付け状
態を説明するための説明図である。
【図3】 実施例のパレット落下防止装置を使用した場
合の多段式立体駐車機の電気系統を表わす回路図であ
る。
【図4】 従来の多段式立体駐車機におけるパレット落
下防止装置を説明するための説明図である。
【図5】 従来の多段式立体駐車機におけるパレット落
下防止装置を説明するための説明図である。
【符号の説明】
10…パレット 12…チェーン
14…支柱 40…パレット落下防止装置 42…ボビン
44…磁気コイル 46…可動鉄芯 48…バネ
50…ストッパ 52…リング 54…ケース
54a…第1収納部 54b…第2収納部 56…軸受け部
56a…メタル 56b…オイルシール 58…整流回路
60…樹脂 62a…緩衝板 64…リードスイッチ
66…ネジ 68…ケーブルコネクタ 70…背面板
72…ネジ穴 74…桁 76…モータ
78…制御盤 80…ボルト 81…電源
82…モータ制御回路 84…ソレノイドリレー S1…キースイッチ S2,S3,S4…スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自動車を載置するパレットを昇降させる
    昇降装置を備えた多段式立体駐車機に取り付けられ、該
    パレットの落下を防止するパレット落下防止装置であっ
    て、 中空ボビンに巻回された磁気コイルと、 上記ボビンの中空部に摺動可能に挿通され、該ボビンか
    ら突出して上記パレットの落下を防止する可動鉄芯と、 該可動鉄芯の端部に設けられ、該可動鉄芯を上記ボビン
    の中空部から突出する方向に付勢する付勢部材と、 上記ボビンの上記可動鉄芯の突出方向とは反対側の端面
    に設けられ、上記付勢部材の一端が当接する板状部材
    と、 上記磁気コイルを励磁するための直流電圧を供給する電
    源回路と、 上記磁気コイル、可動鉄芯、付勢部材、板状部材、及び
    電源回路を内部に収納するための開口部と該開口部の反
    対側に上記可動鉄芯を軸支し該可動鉄芯の突出量を規制
    する軸受け部とを有し、上記可動鉄芯と共に磁気回路の
    一部を形成するケースと、 上記板状部材の上記ボビンと反対側の面に取り付けら
    れ、上記磁気コイルを励磁した際に上記可動鉄芯と上記
    ケースとの間に生ずる磁気を上記ケース内で検出するこ
    とにより、上記可動鉄芯が上記付勢部材の付勢力に抗し
    て所定位置まで吸引されたことを検出する磁気センサ
    と、 上記ケースの開口部を密閉する蓋部と、 を備えたことを特徴とする多段式立体駐車機におけるパ
    レット落下防止装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5690462A (en) * 1996-09-16 1997-11-25 Fan; James Parking device for motor vehicles
JP2016069153A (ja) * 2014-09-30 2016-05-09 株式会社タダノ 搬送装置

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