JPH0658123A - 能動型消音器 - Google Patents

能動型消音器

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JPH0658123A
JPH0658123A JP4227873A JP22787392A JPH0658123A JP H0658123 A JPH0658123 A JP H0658123A JP 4227873 A JP4227873 A JP 4227873A JP 22787392 A JP22787392 A JP 22787392A JP H0658123 A JPH0658123 A JP H0658123A
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JP
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housing
exhaust pipe
sound wave
pipe
wave output
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JP4227873A
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Shuichi Hase
周一 長谷
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Sango Co Ltd
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Sango Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音波出力装置を備え、排気管からの排気音に
対して逆位相の音波を干渉させて消音を行なう能動型消
音器において、ハウジング内に位置する排気管に対し効
果的に断熱し得るようにする。 【構成】 内燃機関の排気管3の出口近傍に音波出力装
置5を配設すると共に、排気管3の出口及び少くとも音
波出力装置5の音波出力側を囲繞するハウジング40を
配設し、排気管3からの排気音に対し、音波出力装置5
から出力する逆位相の音波を干渉させて消音を行なう能
動型消音器において、ハウジング40内に位置する排気
管3の端部を二重管とする。この二重管の管壁間の間隙
の一方側をハウジング40内に連通すると共に、他方側
をハウジング40外に連通するように形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は内燃機関に装着される能
動型消音器に関し、特に排気管からの排気音に対し逆位
相の音波を出力する音波出力装置を備え、音波の干渉作
用によって消音を行なう能動型消音器に係る。
【0002】
【従来の技術】近時、内燃機関の排気音に対して音波を
干渉させて能動的に消音する能動型消音器が注目されて
いる。例えば特表平2−503219号公報には、能動
的音響低減システムにおける排気マフラ装置の構成が開
示されている。即ち、スピーカが排気管の軸心に対して
対称に設けられ、排気管を囲繞する環状室がアンチノイ
ズ室として形成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図9及び図10は上記
公報に記載の装置と同様、排気管EXに対するスピーカ
SPの一般的な配置例を示すものである。図9において
は、排気管EXの出口部を囲繞するようにハウジングH
1が設けられ、排気管EXの軸に対し直交する方向に音
波を出力するようにスピーカSPが配置されている。そ
して、ハウジングH1内には、スピーカSPの後方にエ
ンクロージャE1が郭成され、スピーカSPの前方及び
排気管EXの出口部を含むミキサM1が郭成されてい
る。また、図10においては、排気管EXの軸に対し平
行方向に音波を出力するようにスピーカSPが配置され
ている。排気管EXに設けられるハウジングH2内に
は、スピーカSPの後方にエンクロージャE2が郭成さ
れ、スピーカSPの前方及び排気管EXの出口部を含む
ミキサM2が郭成されている。ミキサM2の開口部は排
気管EXより若干大径とされているが、ハウジングH2
の本体部より小径で、本体部から開口部にかけて絞り形
状とされており、スピーカSPの前方に壁面が立設され
ている。
【0004】これらの装置においては、排気ガスによっ
て排気管が高温になったときスピーカSPが加熱される
ことになるので、この種のスピーカとしては耐熱性に優
れたものを用いる必要があり、コスト高となる。特に図
10に記載の装置にあっては、エンクロージャ部E2も
加熱されスピーカSpの駆動装置部分が加熱されること
になるので、所期の出力性能を得ることが困難となる。
また、マイクMCについても、排気管からの熱放射によ
りハウジングH1,H2内が加熱されるので、耐熱性に
優れたものを用いる必要があり、コスト高となる。
【0005】そこで、本発明は、音波出力装置を備え、
排気管からの排気音に対して逆位相の音波を干渉させて
消音を行なう能動型消音器において、ハウジング内に位
置する排気管に対し効果的に断熱し得るようにすること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、内燃機関の排気管の出口近傍に音波出力
装置を配設すると共に、前記排気管の出口及び少くとも
前記音波出力装置の音波出力側を囲繞するハウジングを
配設し、前記排気管からの排気音に対し、前記音波出力
装置から出力する逆位相の音波を干渉させて消音を行な
う能動型消音器において、前記ハウジング内に位置する
前記排気管の端部を二重管とし、該二重管の管壁間の間
隙の一方側を前記ハウジング内に連通すると共に、他方
側を前記ハウジング外に連通するように形成したもので
ある。
【0007】前記能動型消音器において、前記排気管の
出口方向と略同方向上であって、且つ前記音波出力装置
の音波出力方向と略同方向上の前記ハウジングの所定位
置に残留音検出器を配設すると共に、前記ハウジング
を、前記音波出力装置の出力音波が前記排気管を除き実
質的に直接前記残留音検出器に伝達する形状に形成する
とよい。
【0008】また、前記能動型消音器において、前記ハ
ウジングは、前記音波出力装置を囲繞すると共に、前記
音波出力装置から音波出力方向に所定距離隔てて開口部
を形成して成り、該開口部近傍に残留音検出器を配設
し、前記ハウジングの開口部と前記音波出力装置を結ぶ
軸上に前記排気管の出口端部が位置し前記ハウジングの
開口部方向に開口するように、前記排気管の二重管部分
を屈曲形成して前記ハウジングに取付けるとよい。
【0009】更に、前記能動型消音器において、前記排
気管の端部を、長手方向の両側に鍔部を有する略U字状
断面の一対の第1樋状部材を備え、該一対の第1樋状部
材の各々の鍔部が当接するように接合すると共に、長手
方向の両側に鍔部を有する略U字状断面の一対の第2樋
状部材を備え、該一対の第2樋状部材の各々の鍔部が夫
々前記一対の第1樋状部材の各々の鍔部を挾持するよう
に接合して二重管とするとよい。
【0010】
【作用】上記の構成になる能動型消音器においては、ハ
ウジング内に位置する排気管が二重管とされており、管
壁間の間隙に外気が導入されるので、ハウジング内にお
いては常温の空気層によって排気管からの放射熱が遮断
される。これにより、音波出力装置等の温度上昇が抑え
られ所期の性能が維持される。而して、内燃機関が起動
し回転すると、各気筒内の爆発に応じて発生する爆発音
は、排気管を含む排気音経路を介して伝達され排気音と
なって排気管から放出される。この排気音のレベルに応
じて音波出力装置が作動し、ハウジング内に逆位相の音
波が出力され、これと排気音が相殺される。
【0011】
【実施例】以下、本発明に係る能動型消音器の望ましい
実施例を図面を参照して説明する。図1及び図2は本発
明の一実施例に係り、まず全体構成を示す図2を参照す
ると、内燃機関1の排気マニホールド2に排気管3が接
続され、排気管3に触媒コンバータ9が介装されてい
る。従って、排気音源たる内燃機関1に対し排気マニホ
ールド2、触媒コンバータ9及び排気管3により排気音
経路が構成されている。そして、排気管3は、その出口
3a近傍の端部に外側管8が設けられて二重管とされて
おり、この二重管部分に能動型消音器4が装着されてい
る。能動型消音器4には、音波を出力する音波出力装置
5が設けられ、また排気管3の出口3a近傍における残
留音を検出する残留音検出器6が設けられている。更
に、内燃機関1の回転に同期した信号を出力する回転信
号検出器7が配設されており、残留音検出器6と共にア
ダプティブコントローラ10に接続されている。このア
ダプティブコントローラ10は適応ディジタルフィルタ
を有し、回転信号検出器7の出力信号に基づき残留音検
出器6の出力信号に応じた適応アルゴリズムによって適
応ディジタルフィルタの伝達関数の係数を更新し、残留
音検出器6の出力信号が最小となるように音波出力装置
5を駆動制御するものである。
【0012】能動型消音器4は、図1に拡大して示すよ
うに有底筒体形状のハウジング40に音波出力装置5が
収容されたもので、音波出力装置5の駆動装置50側に
エンクロージャ40aが郭成されると共に、音波出力装
置5の振動板51が指向する側にミキサ40b(混合
部)が郭成されている。ミキサ40bは開口端部40c
を介して外部に開口しており、開口端部40cの内径は
外側管8の外径より若干大きく形成されているが、エン
クロージャ40a部分の外径より小さく、絞り形状とさ
れている。尚、これらエンクロージャ40a部分とミキ
サ40b部分を別材料で形成し、両部分を接合する構成
としてもよい。
【0013】本実施例の音波出力装置5はコーンスピー
カ型で、振動板51と、これを駆動する駆動装置50を
具備し、駆動装置50がハウジング40に支持され、振
動板51がその軸方向に振動しミキサ40b内に音波を
出力するように配設されている。駆動装置50は、電気
信号を振動板51の機械振動に変換する動電型の装置
で、可動コイル(図示せず)に交流電圧の駆動信号が供
給されると振動板51が振動し、粗密圧力波即ち音波が
出力される。尚、駆動装置50としては、上記に限るこ
となく、永久磁石に接続したコアにコイルを巻回し、こ
のコイルに駆動信号を供給することによって振動板51
を振動させる電磁型の装置を構成することとしてもよ
い。この外、スピーカ分野において利用される静電型、
電歪型、磁歪型等の種々の構成を採用することができ、
更には高出力を確保すべく振動板51を油圧駆動するよ
うに構成してもよい。
【0014】上記ハウジング40の開口端部40cと反
対側の壁部40dを貫通し、振動板51の指向方向と平
行に排気管3が取り付けられ出口3aがミキサ40b内
に開口している。ハウジング40内に位置する排気管3
の端部は、図1に明らかなように、二重管構造とされて
いる。即ち、排気管3の出口3a近傍の端部にはその全
周に亘り所定の間隙が形成されるように外側管8が設け
られている。そして、排気管3と外側管8の管壁間の間
隙の一方側(外側管8の端部8a側)はハウジング40
内に連通し、他方側(外側管8の端部8b側)はハウジ
ング40外に連通している。尚、本実施例の外側管8の
前方側(内燃機関1側)の端部8bは、ハウジング40
の外側で径方向に拡開されている。
【0015】更に、ハウジング40の開口端部40cに
は残留音検出器6が設けられており、この残留音検出器
6にて音波出力装置5の出力音波による排気音に対する
干渉作用の残留音が検出され、これに応じた信号が出力
される。尚、残留音検出器6はマイクロホン、圧力セン
サ等、圧力信号を電気信号に変換する手段であれば、ど
のような態様であってもよい。
【0016】次に、本実施例の能動型消音器の作動を説
明する。内燃機関1が起動し回転すると、各気筒内の爆
発に応じて発生する爆発音は排気マニホールド2、触媒
コンバータ9及び排気管3の排気音経路を介して伝達さ
れ排気音が形成される。そして、内燃機関1の回転に同
期した回転信号がアダプティブコントローラ10に出力
される。また、開口端部40cにおける残留音が残留音
検出器6によって検出され、アダプティブコントローラ
10に出力される。
【0017】アダプティブコントローラ10において
は、回転信号検出器7の出力信号に基づき残留音検出器
6の出力信号に応じた適応アルゴリズムによって適応デ
ィジタルフィルタの伝達関数が排気音経路の伝達関数と
同定するように、即ち残留音検出器6の出力信号が最小
となるように係数が更新され、これに応じ音波出力装置
5に対し駆動信号が出力される。音波出力装置5の駆動
装置50に駆動信号が入力されると、これに応じて振動
板51が駆動されて所定の周波数で振動し、ミキサ40
b内に排気音と逆位相の音波が出力され、排気管3の出
口3aから放出される排気音と干渉することとなる。即
ち、排気音に対する逆位相の音波の干渉作用によって、
残留音検出器6を含むハウジング4の開口端部40cの
開口断面内で排気音が相殺される。従って、残留音検出
器6を含む開口端部40cの開口断面部分に適切な消音
領域が形成される。
【0018】上記作動に関連し、排気管3の出口3aか
ら高速で放出される排気ガス流によってハウジング40
内の空気が引きずられ、その結果排気管3と外側管8の
管壁間の間隙を介してハウジング40内に常温の外気が
導入される。排気管3と外側管8の間隙内には絶えず新
しい外気の空気層が形成されるので、排気管3からの放
射熱はこの空気層によって遮断され、ハウジング40の
エンクロージャ40a及びミキサ40b内の温度上昇が
抑えられる。これにより、音波出力装置5の良好な作動
状態が維持され、耐久性が向上する。また、排気管3の
出口3aから噴出する排気ガスの周囲に常温の空気層が
形成されることになるので、排気ガスの熱の拡散が抑え
られ残留音検出器6の加熱が防止されると共に、ハウジ
ング40内への排気ガスの回り込みが阻止される。更
に、車両が走行中の場合には、走行風が排気管3と外側
管8の間隙に流入しこの間を通過する空気量が増加する
ので、一層断熱効果が増大する。しかも、本実施例では
外側管8の前方側の端部8bが拡開されテーパ状に形成
されているので、走行風の流入が助長される。
【0019】図3は本発明の能動型消音器の他の実施例
を示すもので、図1の実施例の音波出力装置5が排気管
3の軸と平行に音波を出力するように配設されているの
に対し、本実施例では排気管3の軸と垂直方向に音波を
出力するように音波出力装置5が配設されている。本実
施例のハウジング41、エンクロージャ41a及びミキ
サ41bの形状は図1の実施例と異なるが、その余の構
成は図1の実施例と同様であるので、実質的に同一の部
品には同一符号を付して説明を省略する。而して、本実
施例においても、排気管3と外側管8の間の空気層によ
ってハウジング41のミキサ41b内の温度上昇を抑え
ることができる。
【0020】図4は本発明の能動型消音器の更に他の実
施例を示すもので、本実施例におけるハウジング42の
エンクロージャ42a及びミキサ42bは、振動板51
が指向する側に、振動板51の指向方向と略同方向の軸
(一点鎖線Bで示す)を有し、その軸に対し所定角度を
なす軸(一点鎖線Cで示す)を有する開口端部42cを
介して大気と連通している。また、上記ハウジング42
の開口端部42cの軸Cと同方向、即ち振動板51の指
向方向に対し所定角度をなす方向から、排気管3及び外
側管8がハウジング42の側壁42dを貫通して取り付
けられ、出口3aがミキサ42b内に開口している。従
って、前述の実施例と同様、排気管3からの放射熱が排
気管3と外側管8の管壁間の空気層によって遮断され、
ミキサ42b内の温度上昇が抑えられる。そして、残留
音検出器6が、振動板51の指向方向即ち音波の出力方
向と略同方向上で、且つ排気管3の出口方向と略同方向
上に位置するように、開口端部42cに取り付けられて
いる。
【0021】ところで、アダプティブコントローラ10
は、回転信号検出器7の出力信号及び残留音検出器6の
検出信号即ち誤差信号を入力し、出力音波と排気音が相
殺される消音領域(残留音検出器6の設置位置)での残
留音が最小となるように逆位相の音波を音波出力装置5
から出力させるものであるが、その際アダプティブコン
トローラ10が出力する信号は、実際に消音領域に達す
る出力音波を表す信号とは異なり、音波出力装置5から
消音領域までの音響伝達の影響を受ける。このため、ア
ダプティブコントローラ10は音波出力装置5から消音
領域までの音響伝達特性を補正する必要がある。
【0022】この補正方法として二つの方法があり、一
つは、音波出力装置5から残留音検出器6までの伝達特
性は一定であるという前提で、補正値として定数値を用
いる方法であり、他の一つはその補正値自体をアクティ
ブキャンセルを実行しながら逐次同定更新していく方法
である。後者の補正方法は、音波出力装置5から残留音
検出器6までの伝達特性を測定するためのシステムが必
要となり、また計算量も増加し、車両の排気音のような
広い周波数帯で変化の激しい音が対象である場合には、
その消音の為の高速計算が要求され、コスト的に非常に
高価なものになる。従って、前者の補正方法を用いるの
が現実的である。
【0023】然し乍ら、前者の補正方法は「音波出力装
置5から残留音検出器6までの伝達特性は常に一定であ
る」という条件が前提となるので、周波数範囲が広くそ
の変化も激しく、また環境温度変化も激しい排気音に適
用することは容易ではない。本実施例によれば、上述の
ように音波出力装置5の出力音波が、その出力方向と略
同方向上にある残留音検出器6に対し実質的に直接伝達
され、しかも残留音検出器6が排気管3の出口3a方向
と略同方向上に位置しているので、音波出力装置5から
残留音検出器6までの音響伝達特性を安定させることが
可能となり、広い周波数帯で出力変動が小さい高特性を
維持し位相の揃った特性を得ることができる。従って、
前述の二つの実施例に比し消音性能を一層向上させるこ
とができる。
【0024】図5は本発明の別の実施例を示すもので、
ハウジング43の前方(内燃機関1側)から、排気管3
及び外側管8がハウジング43の壁部43dを貫通して
取り付けられ、出口3aがミキサ43b内で開口部43
e方向に開口している。このとき排気管3の出口端部3
bがハウジング43の開口部43eと音波出力装置5と
を結ぶ軸上に位置するように、排気管3及び外側管8
が、管壁間の間隙を維持しつつ図5に示すように略クラ
ンク形状に屈曲形成されている。更に、ハウジング43
の開口部43e近傍には、振動板51の略指向方向上に
残留音検出器6が設けられており、この残留音検出器6
にて音波出力装置5の出力音波による排気音に対する干
渉作用の残留音が検出され、これに応じた信号が出力さ
れる。
【0025】本実施例によれば、排気管3と外側管8の
間の空気層によってハウジング43のエンクロージャ4
3a及びミキサ43b内の温度上昇を抑えることができ
る。また、音波出力装置5の出力音波が、その出力方向
と略同方向上にある残留音検出器6に対し実質的に直接
伝達され、しかも排気管3の出口3aから放出される排
気音と同軸上で干渉するので、図4の実施例同様、音波
出力装置5から残留音検出器6までの音響伝達特性を安
定させることが可能となり、広い周波数帯で出力変動が
小さい高特性を維持し位相の揃った特性を得ることがで
きる。
【0026】図6は本発明の能動型消音器の更に別の実
施例を示すもので、図5の実施例では排気管3及び外側
管8がハウジング43の前方の壁部43dを貫通して取
付けられるのに対し、本実施例では軸方向に対称の有底
筒体のハウジング44の側壁44fを貫通して取り付け
られている。そして、音波出力装置5の駆動装置50側
にエンクロージャ44aが郭成され、振動板51の指向
方向にミキサ44bが郭成されている。開口部44eは
ミキサ44bと同軸であるが小径に形成されており絞り
開口となっている。残留音検出器6は開口部44e近傍
に設けられており、従って振動板51の指向方向上に位
置している。一方、排気管3は略クランク形状に屈曲形
成され、ハウジング44に対し斜め方向から側壁44f
を貫通し、出口端部3bが残留音検出器6と開口部44
eとを結ぶ軸上に位置するように取付けられている。
【0027】而して、本実施例においては、開口部44
e、排気管3及び外側管8、音波出力装置5並びに残留
音検出器6の配置関係は図5の実施例と同じであるが、
ハウジング44を小型に形成することができる。また、
排気管3はエンクロージャ44aを貫通しておらず、音
波出力装置5からも離隔して設置することができるの
で、これらに対する排気管3による熱的影響を低減する
ことができる。しかも、このハウジング44は軸方向に
対称であるので強度が得られ、音波の出力状態が均一と
なる。
【0028】以上の実施例に供される排気管3の端部と
外側管8の二重管構造は、両者間にスペーサ等を介して
圧入し、あるいは排気管3の端部の外側面に支持部材を
溶接等により固定しておき外側管8を圧入することによ
って形成することができる。然し乍ら、排気管3と外側
管8の間隙が狭い場合には溶接が困難であり、また両者
の熱膨張量が異なる場合には圧入による固定も不確実と
なる。更に、図8に示すように排気管3及び外側管8の
二重管部分を屈曲形成する必要がある場合においては、
二重管部分の成形が困難である。
【0029】図7及び図8は上述の実施例において用い
られる二重管構造の排気管の一部を示すもので、排気管
3の端部に外側管8が接合されている。図7において、
排気管3及び外側管8は軸方向の面によって二分割され
ている。即ち、排気管3は、各々の長手方向の両側に鍔
部31a,31b及び鍔部32a,32bが形成された
略U字断面の樋形状の第1部材31及び第2部材32が
接合されて筒体に形成されている。同様に、外側管8
も、各々の長手方向の両側に鍔部81a,81b及び鍔
部82a,82bが形成された略U字断面の樋形状の第
1部材81及び第2部材82が接合されて筒体に形成さ
れる。これら第1部材31、第2部材32、第1部材8
1及び第2部材82は何れも金属板がプレス成形された
もので、これらが図7に示すように接合され、溶接等に
よって鍔部31a,32a,81a,81aが固着され
ると共に、鍔部31b,32b,81b,81bが固着
される。
【0030】而して、排気管3及び外側管8の管壁間の
間隙は、排気管3の外径と外側管8の内径の差に応じて
鍔部31a,32a,31b,32bの幅を設定してお
き、これらの外端と外側管8の鍔部81a,82a,8
1b,82bの外端とを合致させることにより、所望の
間隙寸法に設定することができる。このように、少ない
部品点数で、簡単な方法によって二重管構造の排気管を
製造することができる。同様に、図8に示すような屈曲
した二重管構造の排気管も容易に製造することができ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明は上述のように構成されているの
で以下に記載する効果を奏する。即ち、本発明の能動型
消音器においては、ハウジング内に位置する排気管の端
部が二重管とされ、その管壁間の間隙に外気が導入され
るように構成されており、ハウジング内において排気管
からの放射熱が遮断されるので、音波出力装置等に対す
る熱的影響を低減することができる。
【0032】また、請求項2及び3に記載の能動型消音
器においては、排気音に対して適切な逆位相の出力音波
が干渉することとなり、また出力音波が反射音となる割
合が低く伝達経路も短いので、温度の影響も受けにくく
なる。而して、音波出力装置と残留音検出器との間の音
響伝達特性が安定し、良好な消音性能を確保することが
できる。
【0033】更に、請求項4に記載の能動型消音器にお
いては、容易に製造可能な二重管部分を備えた排気管を
構成し得るので、安価且つ適切に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の能動型消音器の一実施例の全体構成を
示す構成図である。
【図2】本発明の一実施例に係る能動型消音器の拡大断
面図である。
【図3】本発明の能動型消音器の他の実施例の断面図で
ある。
【図4】本発明の能動型消音器の更に他の実施例の断面
図である。
【図5】本発明の能動型消音器の別の実施例の断面図で
ある。
【図6】本発明の能動型消音器の更に他の実施例の断面
図である。
【図7】本発明の能動型消音器に供される排気管の二重
管構造を示す斜視図である。
【図8】本発明の能動型消音器に供される屈曲形成され
た排気管の二重管構造を示す斜視図である。
【図9】排気管に対するスピーカの一般的な配置例及び
ハウジング形状の一例を示す断面図である。
【図10】排気管に対するスピーカの一般的な別の配置
例及びハウジング形状の別の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 排気マニホールド 3 排気管 4 能動型消音器 5 音波出力装置 6 残留音検出器 7 回転信号検出器 8 外側管 10 アダプティブコントローラ 40 ハウジング 50 駆動装置

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関の排気管の出口近傍に音波出力
    装置を配設すると共に、前記排気管の出口及び少くとも
    前記音波出力装置の音波出力側を囲繞するハウジングを
    配設し、前記排気管からの排気音に対し、前記音波出力
    装置から出力する逆位相の音波を干渉させて消音を行な
    う能動型消音器において、前記ハウジング内に位置する
    前記排気管の端部を二重管とし、該二重管の管壁間の間
    隙の一方側を前記ハウジング内に連通すると共に、他方
    側を前記ハウジング外に連通するように形成したことを
    特徴とする能動型消音器。
  2. 【請求項2】 前記排気管の出口方向と略同方向上であ
    って、且つ前記音波出力装置の音波出力方向と略同方向
    上の前記ハウジングの所定位置に残留音検出器を配設す
    ると共に、前記ハウジングを、前記音波出力装置の出力
    音波が前記排気管を除き実質的に直接前記残留音検出器
    に伝達する形状に形成したことを特徴とする請求項1記
    載の能動型消音器。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングが、前記音波出力装置を
    囲繞すると共に、前記音波出力装置から音波出力方向に
    所定距離隔てて開口部を形成して成り、該開口部近傍に
    残留音検出器を配設し、前記ハウジングの開口部と前記
    音波出力装置を結ぶ軸上に前記排気管の出口端部が位置
    し前記ハウジングの開口部方向に開口するように、前記
    排気管の二重管部分を屈曲形成して前記ハウジングに取
    付けたことを特徴とする請求項1記載の能動型消音器。
  4. 【請求項4】 前記排気管の端部が、長手方向の両側に
    鍔部を有する略U字状断面の一対の第1樋状部材を備
    え、該一対の第1樋状部材の各々の鍔部が当接するよう
    に接合すると共に、長手方向の両側に鍔部を有する略U
    字状断面の一対の第2樋状部材を備え、該一対の第2樋
    状部材の各々の鍔部が夫々前記一対の第1樋状部材の各
    々の鍔部を挾持するように接合した二重管であることを
    特徴とする請求項1記載の能動型消音器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101488324B1 (ko) * 2013-08-20 2015-01-30 현대자동차주식회사 능동소음제어 스피커의 열해방지 구조
US9394812B2 (en) * 2014-07-09 2016-07-19 Aai Corporation Attenuating engine noise using a reverse resonator

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