JPH0658194A - 燃料噴射時期制御装置 - Google Patents
燃料噴射時期制御装置Info
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- JPH0658194A JPH0658194A JP20684192A JP20684192A JPH0658194A JP H0658194 A JPH0658194 A JP H0658194A JP 20684192 A JP20684192 A JP 20684192A JP 20684192 A JP20684192 A JP 20684192A JP H0658194 A JPH0658194 A JP H0658194A
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- JP
- Japan
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- fuel injection
- timing
- plunger
- fuel
- spill valve
- Prior art date
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B3/00—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition
- F02B3/06—Engines characterised by air compression and subsequent fuel addition with compression ignition
Landscapes
- Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 エンジン負荷に応じて最適な燃料噴射制御を
行うとともに、各制御に対応した遅れ補正を行うことに
より、燃料噴射時期の制御性を向上させる。 【構成】 ECU26は、ディーゼルエンジンの中高負
荷運転時にはプランジャ8のリフト開始前のタイミング
にて電磁スピル弁20を閉弁駆動させる(通常制御モー
ド)。又、ECU26は、ディーゼルエンジンの低負荷
運転時にはプランジャ8のリフト途中のタイミングにて
電磁スピル弁20を閉弁駆動させる(プレストローク制
御モード)。このとき、両制御モードにおける燃料噴射
開始の遅れ時間は、コネクタプラグ46,47でのそれ
ぞれ異なる抵抗値R1,R2に応じて制御モード毎に補
正される。
行うとともに、各制御に対応した遅れ補正を行うことに
より、燃料噴射時期の制御性を向上させる。 【構成】 ECU26は、ディーゼルエンジンの中高負
荷運転時にはプランジャ8のリフト開始前のタイミング
にて電磁スピル弁20を閉弁駆動させる(通常制御モー
ド)。又、ECU26は、ディーゼルエンジンの低負荷
運転時にはプランジャ8のリフト途中のタイミングにて
電磁スピル弁20を閉弁駆動させる(プレストローク制
御モード)。このとき、両制御モードにおける燃料噴射
開始の遅れ時間は、コネクタプラグ46,47でのそれ
ぞれ異なる抵抗値R1,R2に応じて制御モード毎に補
正される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、燃料噴射時期制御装
置に係り、詳しくは、ディーゼルエンジン用燃料噴射ポ
ンプにおける電磁スピル弁の開閉動作により燃料噴射の
開始時期を設定する燃料噴射時期制御装置に関するもの
である。
置に係り、詳しくは、ディーゼルエンジン用燃料噴射ポ
ンプにおける電磁スピル弁の開閉動作により燃料噴射の
開始時期を設定する燃料噴射時期制御装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】燃料噴射ポンプは、エンジンの駆動に伴
い往復動するプランジャを備え、そのプランジャの往復
動により燃料の吸入・加圧が行われ、燃料が燃料噴射ノ
ズルに圧送される。又、同ポンプには電磁スピル弁が設
けられ、同スピル弁の開閉駆動により燃料噴射ノズルへ
の燃料がスピルされ、燃料噴射量が調整されるようにな
っている。
い往復動するプランジャを備え、そのプランジャの往復
動により燃料の吸入・加圧が行われ、燃料が燃料噴射ノ
ズルに圧送される。又、同ポンプには電磁スピル弁が設
けられ、同スピル弁の開閉駆動により燃料噴射ノズルへ
の燃料がスピルされ、燃料噴射量が調整されるようにな
っている。
【0003】そして、従来から、その電磁スピル弁の駆
動の際に生じる応答遅れ時間のばらつきを解消するため
に、応答遅れ時間の補正機能を備えた燃料噴射装置が提
案されている。例えば、特開昭61−226543号公
報,特開昭64−116271号公報には、電磁スピル
弁の応答遅れ時間を所定の抵抗値を有する抵抗体により
補正してスピル弁の開閉時期を制御し、燃料噴射量を制
御しようとした制御装置が開示されている。
動の際に生じる応答遅れ時間のばらつきを解消するため
に、応答遅れ時間の補正機能を備えた燃料噴射装置が提
案されている。例えば、特開昭61−226543号公
報,特開昭64−116271号公報には、電磁スピル
弁の応答遅れ時間を所定の抵抗値を有する抵抗体により
補正してスピル弁の開閉時期を制御し、燃料噴射量を制
御しようとした制御装置が開示されている。
【0004】一方、特開平1−300037号公報に開
示されている燃料噴射制御装置では、電磁スピル弁の閉
弁時期をプランジャのリフトタイミングに応じて調整し
て、燃料噴射ノズルからの燃料噴射率を最適値に制御さ
せている。その結果、電磁スピル弁の応答性とプランジ
ャのリフトタイミングとのずれが解消され、燃料噴射時
期の制御性の向上が図られている。
示されている燃料噴射制御装置では、電磁スピル弁の閉
弁時期をプランジャのリフトタイミングに応じて調整し
て、燃料噴射ノズルからの燃料噴射率を最適値に制御さ
せている。その結果、電磁スピル弁の応答性とプランジ
ャのリフトタイミングとのずれが解消され、燃料噴射時
期の制御性の向上が図られている。
【0005】なお、上記特開平1−300037号公報
のような燃料噴射率を調整するような燃料噴射制御にお
いて、プレストローク制御と呼ばれる制御がある。この
プレストローク制御は、リフト開始後、燃料噴射前にお
いてスピル弁を閉弁させるようにするものである。即
ち、図12に示すように、通常の制御では燃料噴射時期
がプランジャのリフト開始と同期して始まる(図中、t
1で示す)が、プレストローク制御ではリフト開始後、
所定時間t(プレストローク期間)経過後に燃料噴射時
期(図中、t2で示す)が始まる。そして、プレストロ
ーク制御を行うことにより、エンジンの燃焼圧を調節し
て、燃焼音の低減、ノッキング抑制、有害排気ガスの低
減といった効果を得ることができる。
のような燃料噴射率を調整するような燃料噴射制御にお
いて、プレストローク制御と呼ばれる制御がある。この
プレストローク制御は、リフト開始後、燃料噴射前にお
いてスピル弁を閉弁させるようにするものである。即
ち、図12に示すように、通常の制御では燃料噴射時期
がプランジャのリフト開始と同期して始まる(図中、t
1で示す)が、プレストローク制御ではリフト開始後、
所定時間t(プレストローク期間)経過後に燃料噴射時
期(図中、t2で示す)が始まる。そして、プレストロ
ーク制御を行うことにより、エンジンの燃焼圧を調節し
て、燃焼音の低減、ノッキング抑制、有害排気ガスの低
減といった効果を得ることができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、燃料噴射制
御の際には、通常の制御(図12(a))とプレストロ
ーク制御(図12(b))とを切り換えて実施するよう
にするのが好ましい。つまり、通常の制御とプレストロ
ーク制御との燃料噴射率は異なるため、効率的な燃料噴
射制御を行おうとするときには、エンジンの運転負荷状
態に応じて前記両制御を切り換えて最適な燃料噴射率を
得る必要がある。このような理由から、制御の切り換え
時期が問題となる。
御の際には、通常の制御(図12(a))とプレストロ
ーク制御(図12(b))とを切り換えて実施するよう
にするのが好ましい。つまり、通常の制御とプレストロ
ーク制御との燃料噴射率は異なるため、効率的な燃料噴
射制御を行おうとするときには、エンジンの運転負荷状
態に応じて前記両制御を切り換えて最適な燃料噴射率を
得る必要がある。このような理由から、制御の切り換え
時期が問題となる。
【0007】又、このような切り換え制御においても、
燃料噴射時期の応答遅れ時間が問題となる。このとき、
上記のようなプレスローク制御(図12(b))と通常
の制御(図12(a))とは時間補正の際、異なる補正
量を有する。つまり、燃料噴射開始時期の偏差は、通常
の制御では燃料噴射ポンプの機械的な性能のばらつきに
よるものであり、プレストローク制御では燃料噴射ポン
プの機械的な性能のばらつきによるものに加え、電磁ス
ピル弁の応答遅れ時間のばらつきによるものとなる。
燃料噴射時期の応答遅れ時間が問題となる。このとき、
上記のようなプレスローク制御(図12(b))と通常
の制御(図12(a))とは時間補正の際、異なる補正
量を有する。つまり、燃料噴射開始時期の偏差は、通常
の制御では燃料噴射ポンプの機械的な性能のばらつきに
よるものであり、プレストローク制御では燃料噴射ポン
プの機械的な性能のばらつきによるものに加え、電磁ス
ピル弁の応答遅れ時間のばらつきによるものとなる。
【0008】この発明は、上記問題に着目してなされた
ものであって、その目的とするところは、エンジン負荷
に応じてプレストローク制御と通常の制御とを最適に選
択するとともに、各制御に対応した遅れ補正を行うこと
により、燃料噴射時期の制御性を向上させることができ
る燃料噴射時期制御装置を提供することにある。
ものであって、その目的とするところは、エンジン負荷
に応じてプレストローク制御と通常の制御とを最適に選
択するとともに、各制御に対応した遅れ補正を行うこと
により、燃料噴射時期の制御性を向上させることができ
る燃料噴射時期制御装置を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の燃料噴射時期制御装置は、図13に示す
ように、ディーゼルエンジンM1の回転に伴うプランジ
ャM2の往復動により加圧室M3に燃料を吸入するとと
もに、加圧室M3内の燃料を加圧し、その加圧燃料を燃
料噴射ノズルM4に圧送するようにした燃料噴射ポンプ
M5と、前記燃料噴射ポンプM5に設けられ、前記プラ
ンジャM2の往復動時期に対応して所定のタイミングに
て閉弁駆動して、燃料噴射ノズルM4への燃料をスピル
させる電磁スピル弁M6と、前記燃料噴射ポンプM5に
設けられ、油圧力により摺動されるピストンM7の位置
を変更することにより、前記プランジャM2の往復動時
期を変更して燃料噴射時期を調整するタイマM8と、前
記タイマM8における前記ピストンM7への油圧力を調
整するためのタイマ制御弁M9と、前記タイマ制御弁M
9を駆動させて燃料噴射時期を制御するとともに、前記
プランジャM2のリフト開始前のタイミングでの前記電
磁スピル弁M6の閉弁、又は、前記プランジャM2のリ
フト途中のタイミングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁
を行わせるようにした燃料噴射時期制御手段M10と、
前記ディーゼルエンジンM1の運転負荷を検出する運転
負荷検出手段M11と、前記運転負荷検出手段M11に
より検出された前記ディーゼルエンジンM1の運転負荷
に応じて、前記プランジャM2のリフト開始前のタイミ
ングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁、又は、前記プラ
ンジャM2のリフト途中のタイミングでの前記電磁スピ
ル弁M6の閉弁を切り換える切換手段M12と、前記プ
ランジャM2のリフト開始前のタイミングでの前記電磁
スピル弁M6の閉弁と、前記プランジャM2のリフト途
中のタイミングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁とで異
なる補正値を保持する補正値保持手段M13と、前記切
換手段M12の切換に応じて、前記補正値保持手段M1
3に保持される補正値を選択し、選択された補正値によ
り、燃料噴射開始時期の誤差を補正する補正手段M14
とを備えたことを要旨とするものである。
に、この発明の燃料噴射時期制御装置は、図13に示す
ように、ディーゼルエンジンM1の回転に伴うプランジ
ャM2の往復動により加圧室M3に燃料を吸入するとと
もに、加圧室M3内の燃料を加圧し、その加圧燃料を燃
料噴射ノズルM4に圧送するようにした燃料噴射ポンプ
M5と、前記燃料噴射ポンプM5に設けられ、前記プラ
ンジャM2の往復動時期に対応して所定のタイミングに
て閉弁駆動して、燃料噴射ノズルM4への燃料をスピル
させる電磁スピル弁M6と、前記燃料噴射ポンプM5に
設けられ、油圧力により摺動されるピストンM7の位置
を変更することにより、前記プランジャM2の往復動時
期を変更して燃料噴射時期を調整するタイマM8と、前
記タイマM8における前記ピストンM7への油圧力を調
整するためのタイマ制御弁M9と、前記タイマ制御弁M
9を駆動させて燃料噴射時期を制御するとともに、前記
プランジャM2のリフト開始前のタイミングでの前記電
磁スピル弁M6の閉弁、又は、前記プランジャM2のリ
フト途中のタイミングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁
を行わせるようにした燃料噴射時期制御手段M10と、
前記ディーゼルエンジンM1の運転負荷を検出する運転
負荷検出手段M11と、前記運転負荷検出手段M11に
より検出された前記ディーゼルエンジンM1の運転負荷
に応じて、前記プランジャM2のリフト開始前のタイミ
ングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁、又は、前記プラ
ンジャM2のリフト途中のタイミングでの前記電磁スピ
ル弁M6の閉弁を切り換える切換手段M12と、前記プ
ランジャM2のリフト開始前のタイミングでの前記電磁
スピル弁M6の閉弁と、前記プランジャM2のリフト途
中のタイミングでの前記電磁スピル弁M6の閉弁とで異
なる補正値を保持する補正値保持手段M13と、前記切
換手段M12の切換に応じて、前記補正値保持手段M1
3に保持される補正値を選択し、選択された補正値によ
り、燃料噴射開始時期の誤差を補正する補正手段M14
とを備えたことを要旨とするものである。
【0010】
【作用】上記構成によれば、燃料噴射ポンプM5は、デ
ィーゼルエンジンM1の回転に伴うプランジャM2の往
復動により加圧室M3に燃料を吸入するとともに、加圧
室M3内の燃料を加圧し、その加圧燃料を燃料噴射ノズ
ルM4に圧送する。電磁スピル弁M6は、プランジャM
2の往復動時期に対応して所定のタイミングにて閉弁駆
動して、燃料噴射ノズルM4への燃料をスピルさせる。
タイマM8は、油圧力により摺動されるピストンM7の
位置を変更することにより、プランジャM2の往復動時
期を変更して燃料噴射時期を調整する。タイマ制御弁M
9は、タイマM8におけるピストンM7への油圧力を調
整する。
ィーゼルエンジンM1の回転に伴うプランジャM2の往
復動により加圧室M3に燃料を吸入するとともに、加圧
室M3内の燃料を加圧し、その加圧燃料を燃料噴射ノズ
ルM4に圧送する。電磁スピル弁M6は、プランジャM
2の往復動時期に対応して所定のタイミングにて閉弁駆
動して、燃料噴射ノズルM4への燃料をスピルさせる。
タイマM8は、油圧力により摺動されるピストンM7の
位置を変更することにより、プランジャM2の往復動時
期を変更して燃料噴射時期を調整する。タイマ制御弁M
9は、タイマM8におけるピストンM7への油圧力を調
整する。
【0011】又、燃料噴射時期制御手段M10は、タイ
マ制御弁M9を駆動させて燃料噴射時期を制御するとと
もに、プランジャM2のリフト開始前のタイミングでの
電磁スピル弁M6の閉弁、又は、プランジャM2のリフ
ト途中のタイミングでの電磁スピル弁M6の閉弁を行わ
せる。
マ制御弁M9を駆動させて燃料噴射時期を制御するとと
もに、プランジャM2のリフト開始前のタイミングでの
電磁スピル弁M6の閉弁、又は、プランジャM2のリフ
ト途中のタイミングでの電磁スピル弁M6の閉弁を行わ
せる。
【0012】さらに、運転負荷検出手段M11は、ディ
ーゼルエンジンM1の運転負荷を検出する。切換手段M
12は、運転負荷検出手段M11により検出されたディ
ーゼルエンジンM1の運転負荷に応じて、プランジャM
2のリフト開始前のタイミングでの電磁スピル弁M6の
閉弁、又は、プランジャM2のリフト途中のタイミング
での電磁スピル弁M6の閉弁を切り換える。補正手段M
14は、切換手段M12の切換に応じて、補正値保持手
段M13に保持されるプランジャM2のリフト開始前の
タイミングでの電磁スピル弁M6の閉弁と、プランジャ
M2のリフト途中のタイミングでの電磁スピル弁M6の
閉弁とで異なる補正値を選択し、選択された補正値によ
り燃料噴射開始時期の誤差を補正する。
ーゼルエンジンM1の運転負荷を検出する。切換手段M
12は、運転負荷検出手段M11により検出されたディ
ーゼルエンジンM1の運転負荷に応じて、プランジャM
2のリフト開始前のタイミングでの電磁スピル弁M6の
閉弁、又は、プランジャM2のリフト途中のタイミング
での電磁スピル弁M6の閉弁を切り換える。補正手段M
14は、切換手段M12の切換に応じて、補正値保持手
段M13に保持されるプランジャM2のリフト開始前の
タイミングでの電磁スピル弁M6の閉弁と、プランジャ
M2のリフト途中のタイミングでの電磁スピル弁M6の
閉弁とで異なる補正値を選択し、選択された補正値によ
り燃料噴射開始時期の誤差を補正する。
【0013】その結果、ディーゼルエンジンM1の運転
負荷に応じて最適な燃料噴射制御が選択されるととも
に、各制御に対応した時間補正を行うことにより、燃料
噴射時期の制御性の向上が図られる。
負荷に応じて最適な燃料噴射制御が選択されるととも
に、各制御に対応した時間補正を行うことにより、燃料
噴射時期の制御性の向上が図られる。
【0014】
【実施例】以下、この発明を具体化した実施例を図面に
従って説明する。図1は本実施例における燃料噴射時期
制御装置の概略構成を示す図である。燃料噴射ポンプ1
は公知のボッシュタイプ分配型燃料噴射ポンプをベース
とする電磁スピル式のものである。エンジンのクランク
軸に同期してその1/2の速度で回転駆動される駆動軸
2は、ベーン式フィードポンプ3を回転させる。ベーン
式フィードポンプ3は吸入口4から図示しない燃料タン
ク内の燃料をフィルタを介して図示Aより導入し、この
燃料を加圧してレギュレートバルブ5の設定する圧力に
調整したのち、燃料噴射ポンプ1内に形成した燃料室6
に供給する。
従って説明する。図1は本実施例における燃料噴射時期
制御装置の概略構成を示す図である。燃料噴射ポンプ1
は公知のボッシュタイプ分配型燃料噴射ポンプをベース
とする電磁スピル式のものである。エンジンのクランク
軸に同期してその1/2の速度で回転駆動される駆動軸
2は、ベーン式フィードポンプ3を回転させる。ベーン
式フィードポンプ3は吸入口4から図示しない燃料タン
ク内の燃料をフィルタを介して図示Aより導入し、この
燃料を加圧してレギュレートバルブ5の設定する圧力に
調整したのち、燃料噴射ポンプ1内に形成した燃料室6
に供給する。
【0015】前記駆動軸2はカップリング7を介してプ
ランジャ8を駆動する。このカップリング7はプランジ
ャ8を回転方向へ一体的に回転させるとともに、プラン
ジャ8が軸方向へ往復運動する場合にはこの駆動軸方向
への移動を許容する。前記プランジャ8には4つのカム
山をもつフェイスカム9が一体的に設けられている。フ
ェイスカム9はスプリング10によりカムローラ11に
押し付けられており、これらフェイスカム9とカムロー
ラ11の摺接により、プランジャ8が往復動される。プ
ランジャ8は1回転中に、図示しないエンジンの気筒数
に対応する回数(ここでは4回)だけ往復動される。
ランジャ8を駆動する。このカップリング7はプランジ
ャ8を回転方向へ一体的に回転させるとともに、プラン
ジャ8が軸方向へ往復運動する場合にはこの駆動軸方向
への移動を許容する。前記プランジャ8には4つのカム
山をもつフェイスカム9が一体的に設けられている。フ
ェイスカム9はスプリング10によりカムローラ11に
押し付けられており、これらフェイスカム9とカムロー
ラ11の摺接により、プランジャ8が往復動される。プ
ランジャ8は1回転中に、図示しないエンジンの気筒数
に対応する回数(ここでは4回)だけ往復動される。
【0016】燃料噴射ポンプ1に取り付けられたヘッド
12にはプランジャ孔28が形成され、同プランジャ孔
28にはプランジャ8が摺動自在にかつ精密に嵌合され
ている。ヘッド12とプランジャ8の端面とにより加圧
室13が形成され、プランジャ8の端部周面には吸入溝
14が形成されている。プランジャ8の吸入工程中に、
即ち図1における左方側への移動中にこれら吸入溝14
のうち1つが、ヘッド12に設けた吸入ポート15に連
通すると、前記燃料室6から加圧室13に燃料を吸入す
る。又、プランジャ8の加圧工程中、つまり図1におけ
る右方側への移動中に、加圧室13内で加圧された燃料
は、連通路19,分配ポート16を通じて噴射通路17
に圧送される。そして、同燃料は、分配弁18を介し
て、図示しない噴射鋼管を経由して噴射噴射ノズル44
からエンジンの燃焼室へ噴射される。
12にはプランジャ孔28が形成され、同プランジャ孔
28にはプランジャ8が摺動自在にかつ精密に嵌合され
ている。ヘッド12とプランジャ8の端面とにより加圧
室13が形成され、プランジャ8の端部周面には吸入溝
14が形成されている。プランジャ8の吸入工程中に、
即ち図1における左方側への移動中にこれら吸入溝14
のうち1つが、ヘッド12に設けた吸入ポート15に連
通すると、前記燃料室6から加圧室13に燃料を吸入す
る。又、プランジャ8の加圧工程中、つまり図1におけ
る右方側への移動中に、加圧室13内で加圧された燃料
は、連通路19,分配ポート16を通じて噴射通路17
に圧送される。そして、同燃料は、分配弁18を介し
て、図示しない噴射鋼管を経由して噴射噴射ノズル44
からエンジンの燃焼室へ噴射される。
【0017】又、前記ヘッド12には電磁スピル弁20
が配設され、同スピル弁20は前記加圧室13に接続さ
れている。即ち、加圧室13はスピル通路21,22に
より燃料室6に連通されており、同スピル通路21は電
磁スピル弁20により開閉される。電磁スピル弁20
は、ニードル弁24を電磁コイル25によって作動する
圧力バランス弁であり、この電磁コイル25に通電され
ているときに閉じられる弁である。従って、プランジャ
8の加圧工程中に、電磁スピル弁20への通電を遮断す
ると、加圧室13内で加圧されている燃料がスピル通路
21,22を経由して低圧側の燃料室6へ逃がされる。
そして、同燃料は、前記噴射通路17側へは送られなく
なり、燃料噴射が停止される。このことによりエンジン
側に供給すべき燃料噴射量が制御される。なお、燃料室
6へスピルした燃料の一部は、Bより図示しない燃料タ
ンクへ還流する。
が配設され、同スピル弁20は前記加圧室13に接続さ
れている。即ち、加圧室13はスピル通路21,22に
より燃料室6に連通されており、同スピル通路21は電
磁スピル弁20により開閉される。電磁スピル弁20
は、ニードル弁24を電磁コイル25によって作動する
圧力バランス弁であり、この電磁コイル25に通電され
ているときに閉じられる弁である。従って、プランジャ
8の加圧工程中に、電磁スピル弁20への通電を遮断す
ると、加圧室13内で加圧されている燃料がスピル通路
21,22を経由して低圧側の燃料室6へ逃がされる。
そして、同燃料は、前記噴射通路17側へは送られなく
なり、燃料噴射が停止される。このことによりエンジン
側に供給すべき燃料噴射量が制御される。なお、燃料室
6へスピルした燃料の一部は、Bより図示しない燃料タ
ンクへ還流する。
【0018】前記電磁スピル弁20への通電開始タイミ
ングは、マイクロコンピュータを備えた電子制御装置
(以下、ECUという)26によって行われるが、EC
U26の構成及び動作については後述する。
ングは、マイクロコンピュータを備えた電子制御装置
(以下、ECUという)26によって行われるが、EC
U26の構成及び動作については後述する。
【0019】前記カムローラ11はローラリング27に
保持されている。このローラリング27はタイマ30に
よって作動される。タイマ30のタイマハウジング39
にはタイマピストン31が摺動可能に配設され、同ピス
トン31によりタイマハウジング39内が高圧室40と
低圧室41とに区画されている。そして、タイマピスト
ン31の一端面には高圧室40の燃料圧力が作用し、他
端面には低圧室41内のスプリング32の押圧力が作用
するようになっていて、タイマピストン31は高圧室4
0の燃料圧力に応じて図1の左右方向へ移動する。タイ
マピストン31の移動はピン33を介してローラリング
27に伝えられ、ローラリング27を回動する。このた
め、カムローラ11とフェイスカム9との摺接タイミン
グがずれるので駆動軸2に対するプランジャ8の往復運
動の位相が変化して燃料噴射時期が変わるようになって
いる。なお、図1中タイマ30は実際には、タイマピス
トン31の軸方向が紙面と直交する方向に設けられる
が、作図上図1のように示すものとする。
保持されている。このローラリング27はタイマ30に
よって作動される。タイマ30のタイマハウジング39
にはタイマピストン31が摺動可能に配設され、同ピス
トン31によりタイマハウジング39内が高圧室40と
低圧室41とに区画されている。そして、タイマピスト
ン31の一端面には高圧室40の燃料圧力が作用し、他
端面には低圧室41内のスプリング32の押圧力が作用
するようになっていて、タイマピストン31は高圧室4
0の燃料圧力に応じて図1の左右方向へ移動する。タイ
マピストン31の移動はピン33を介してローラリング
27に伝えられ、ローラリング27を回動する。このた
め、カムローラ11とフェイスカム9との摺接タイミン
グがずれるので駆動軸2に対するプランジャ8の往復運
動の位相が変化して燃料噴射時期が変わるようになって
いる。なお、図1中タイマ30は実際には、タイマピス
トン31の軸方向が紙面と直交する方向に設けられる
が、作図上図1のように示すものとする。
【0020】ところで、高圧室40内の燃料圧力は、タ
イマ制御弁42にて調整されるようになっている。即
ち、タイマハウジング39において、高圧室40と低圧
室41とは連通路43にて連通されており、デューティ
比制御によるタイマ制御弁(TCV)42の開閉動作に
より高圧室40内の燃料圧力が調整される。なお、タイ
マ制御弁42の駆動(オン)時間が長い程、つまり指令
デューティ比信号が大きい程、燃料噴射時期は遅角側に
制御される。又、タイマ制御弁42の駆動(オン)時間
が短い程、つまり指令デューティ比信号が小さい程、燃
料噴射時期は進角側に制御される。
イマ制御弁42にて調整されるようになっている。即
ち、タイマハウジング39において、高圧室40と低圧
室41とは連通路43にて連通されており、デューティ
比制御によるタイマ制御弁(TCV)42の開閉動作に
より高圧室40内の燃料圧力が調整される。なお、タイ
マ制御弁42の駆動(オン)時間が長い程、つまり指令
デューティ比信号が大きい程、燃料噴射時期は遅角側に
制御される。又、タイマ制御弁42の駆動(オン)時間
が短い程、つまり指令デューティ比信号が小さい程、燃
料噴射時期は進角側に制御される。
【0021】図2は図1のL−L線断面図である。駆動
軸2の回転位置を検出するため、歯車状に外周に突起3
7が設けられたパルサ36が駆動軸2に固着され、その
突起37の通過を検出する電磁ピックアップからなる回
転角センサ35がローラリング27に固定されている。
パルサ36の突起37は90°/16=5.625°間
隔に並び、パルサ36の90°毎に突起2つ分の欠落部
38を有する。そして、噴射ポンプ駆動軸2の90°回
転、即ちエンジンの180°クランク角(°CA)毎に
欠落部38を検出して基準角信号とし、エンジンの1
1.25°クランク角毎に突起37を検出して回転角信
号としている。欠落部38は基準角位置の情報を与える
もので各気筒の上死点(TDC)前数十度のプランジャ
8の下死点の位置に設定される。
軸2の回転位置を検出するため、歯車状に外周に突起3
7が設けられたパルサ36が駆動軸2に固着され、その
突起37の通過を検出する電磁ピックアップからなる回
転角センサ35がローラリング27に固定されている。
パルサ36の突起37は90°/16=5.625°間
隔に並び、パルサ36の90°毎に突起2つ分の欠落部
38を有する。そして、噴射ポンプ駆動軸2の90°回
転、即ちエンジンの180°クランク角(°CA)毎に
欠落部38を検出して基準角信号とし、エンジンの1
1.25°クランク角毎に突起37を検出して回転角信
号としている。欠落部38は基準角位置の情報を与える
もので各気筒の上死点(TDC)前数十度のプランジャ
8の下死点の位置に設定される。
【0022】図3に示すように、燃料噴射ポンプ1の外
壁側面には2つのコネクタプラグ46,47がビス48
により取り付けられ、金属製プロテクタ49により保護
されている。コネクタプラグ46,47は同一構造をな
し、図4及び図5に示すように、樹脂成形部材である本
体50に端子として金具51,52がインサートモール
ドされている。又、同金具51,52には調整用固定抵
抗53がハンダ付けされ、該抵抗接続収納部内に樹脂5
4が充填モールドされている。そして、コネクタプラグ
46,47の調整用固定抵抗53はそれぞれ異なった抵
抗値R1,R2を有している(図6参照)。
壁側面には2つのコネクタプラグ46,47がビス48
により取り付けられ、金属製プロテクタ49により保護
されている。コネクタプラグ46,47は同一構造をな
し、図4及び図5に示すように、樹脂成形部材である本
体50に端子として金具51,52がインサートモール
ドされている。又、同金具51,52には調整用固定抵
抗53がハンダ付けされ、該抵抗接続収納部内に樹脂5
4が充填モールドされている。そして、コネクタプラグ
46,47の調整用固定抵抗53はそれぞれ異なった抵
抗値R1,R2を有している(図6参照)。
【0023】各コネクタプラグ46,47は、図6に示
すように、ECU26に接続されている。各コネクタプ
ラグ46,47の調整用固定抵抗53には一定抵抗値の
固定抵抗55を経由して定電圧Vccが印加され、調整用
固定抵抗53との分圧電圧VR1,VR2により各偏差デー
タを示す異なる抵抗値R1,R2がマイクロコンピュー
タ(CPU)60に読み込まれる。なお、コネクタプラ
グ46,47の調整用固定抵抗53の抵抗値R1,R2
は燃料噴射ポンプ1毎に選択され、ポンプ毎のばらつき
が補正されるようになっている。
すように、ECU26に接続されている。各コネクタプ
ラグ46,47の調整用固定抵抗53には一定抵抗値の
固定抵抗55を経由して定電圧Vccが印加され、調整用
固定抵抗53との分圧電圧VR1,VR2により各偏差デー
タを示す異なる抵抗値R1,R2がマイクロコンピュー
タ(CPU)60に読み込まれる。なお、コネクタプラ
グ46,47の調整用固定抵抗53の抵抗値R1,R2
は燃料噴射ポンプ1毎に選択され、ポンプ毎のばらつき
が補正されるようになっている。
【0024】図1に示すように、マイクロコンピュータ
を有するECU26にはエンジンの運転状態信号を与え
るアクセル開度センサ61,水温センサ62,吸気温セ
ンサ63等からの信号が入力される。ECU26はこれ
らの運転負荷信号、回転角センサ35からの回転角信号
及び2つのコネクタプラグ46,47からの分圧電圧信
号に基づいて電磁スピル弁20の開閉タイミングを制御
する。
を有するECU26にはエンジンの運転状態信号を与え
るアクセル開度センサ61,水温センサ62,吸気温セ
ンサ63等からの信号が入力される。ECU26はこれ
らの運転負荷信号、回転角センサ35からの回転角信号
及び2つのコネクタプラグ46,47からの分圧電圧信
号に基づいて電磁スピル弁20の開閉タイミングを制御
する。
【0025】又、ECU26は、通常制御モードとプレ
ストローク制御モードとの2つの制御モードを有してい
る。そして、通常制御モードでは、ECU26は、プラ
ンジャ8のリフト開始(加圧工程)以前にて電磁スピル
弁20を閉弁させ、燃料のスピルを停止させる。このよ
うに制御することにより、プランジャ8のリフト開始と
同期して燃料が加圧され燃料噴射ノズル44からの燃料
噴射が開始される。
ストローク制御モードとの2つの制御モードを有してい
る。そして、通常制御モードでは、ECU26は、プラ
ンジャ8のリフト開始(加圧工程)以前にて電磁スピル
弁20を閉弁させ、燃料のスピルを停止させる。このよ
うに制御することにより、プランジャ8のリフト開始と
同期して燃料が加圧され燃料噴射ノズル44からの燃料
噴射が開始される。
【0026】一方、プレストローク制御モードでは、E
CU26は、プランジャ8のリフト途中にて電磁スピル
弁20を閉弁させ、燃料のスピルを停止させる。このよ
うに制御することにより、プランジャ8のリフト途中に
て、燃料噴射ノズル44からの燃料噴射が開始される。
つまり、このプレストローク制御モードでは、リフト
後、燃料噴射前において、所定時間t(ストローク期
間)経過後に燃料噴射時期が設定される(図12参
照)。
CU26は、プランジャ8のリフト途中にて電磁スピル
弁20を閉弁させ、燃料のスピルを停止させる。このよ
うに制御することにより、プランジャ8のリフト途中に
て、燃料噴射ノズル44からの燃料噴射が開始される。
つまり、このプレストローク制御モードでは、リフト
後、燃料噴射前において、所定時間t(ストローク期
間)経過後に燃料噴射時期が設定される(図12参
照)。
【0027】そして、第1のコネクタプラグ46は通常
制御モードにおける燃料噴射開始時期の補正値を有す
る。又、第2のコネクタプラグ47はプレストローク制
御モードにおける燃料噴射開始時期の補正値を有する。
制御モードにおける燃料噴射開始時期の補正値を有す
る。又、第2のコネクタプラグ47はプレストローク制
御モードにおける燃料噴射開始時期の補正値を有する。
【0028】なお、本実施例においては、回転角センサ
35及びアクセル開度センサ61により運転負荷検出手
段が構成されている。又、ECU26により燃料噴射時
期制御手段、切換手段及び補正手段が、コネクタプラグ
46,47により補正値保持手段が構成されている。
35及びアクセル開度センサ61により運転負荷検出手
段が構成されている。又、ECU26により燃料噴射時
期制御手段、切換手段及び補正手段が、コネクタプラグ
46,47により補正値保持手段が構成されている。
【0029】以上の機械構成に基づき燃料噴射時期の制
御手段について説明する。先ず、この実施例において、
補正される燃料噴射開始時期の誤差要因について説明す
る。
御手段について説明する。先ず、この実施例において、
補正される燃料噴射開始時期の誤差要因について説明す
る。
【0030】図7は、本実施例の制御概念を示すタイミ
ングチャートである。図7において、(a)は回転角セ
ンサ35からの回転角信号NE、(b)〜(d)は通常
制御モードにおけるプランジャリフト量,電磁スピル弁
駆動信号,燃料噴射ノズル44からの燃料噴射率をそれ
ぞれ示している。又、(e)〜(g)はプレストローク
制御モードにおけるプランジャリフト量,電磁スピル弁
駆動信号,燃料噴射ノズル44からの燃料噴射率をそれ
ぞれ示している。
ングチャートである。図7において、(a)は回転角セ
ンサ35からの回転角信号NE、(b)〜(d)は通常
制御モードにおけるプランジャリフト量,電磁スピル弁
駆動信号,燃料噴射ノズル44からの燃料噴射率をそれ
ぞれ示している。又、(e)〜(g)はプレストローク
制御モードにおけるプランジャリフト量,電磁スピル弁
駆動信号,燃料噴射ノズル44からの燃料噴射率をそれ
ぞれ示している。
【0031】この図7に従って、噴射時期の誤差要因を
説明すると、その誤差要因として、先ずパルサ36の取
付角度誤差があげられる。つまり、図7(a)に示すよ
うに、回転角信号NEは、エンジンクランク軸の180
°回転毎に、パルサ36の欠落部38による信号の欠落
期間に引続いて突起37による14個のパルス信号が出
力される。そして、この最初の立ち上がりを基準角信号
とし、以下引き続いて出力されるパルス信号の立ち上が
りが検出されて回転角が検出される。回転角信号NEの
間隔は11.25°CAに相当する。このとき、回転角
信号NEはプランジャ8のリフト位置を示すものである
が、パルサ36の駆動軸2への取付精度など種々の要因
により燃料噴射ポンプ1毎にばらついた角度偏差Δθを
生じる。この角度偏差Δθは、通常制御モードとプレス
トローク制御モードとの両方に影響し、噴射開始時期の
誤差要因となるものであるが、各モード毎に固有の誤差
要因も発生する。
説明すると、その誤差要因として、先ずパルサ36の取
付角度誤差があげられる。つまり、図7(a)に示すよ
うに、回転角信号NEは、エンジンクランク軸の180
°回転毎に、パルサ36の欠落部38による信号の欠落
期間に引続いて突起37による14個のパルス信号が出
力される。そして、この最初の立ち上がりを基準角信号
とし、以下引き続いて出力されるパルス信号の立ち上が
りが検出されて回転角が検出される。回転角信号NEの
間隔は11.25°CAに相当する。このとき、回転角
信号NEはプランジャ8のリフト位置を示すものである
が、パルサ36の駆動軸2への取付精度など種々の要因
により燃料噴射ポンプ1毎にばらついた角度偏差Δθを
生じる。この角度偏差Δθは、通常制御モードとプレス
トローク制御モードとの両方に影響し、噴射開始時期の
誤差要因となるものであるが、各モード毎に固有の誤差
要因も発生する。
【0032】又、図7(b),(e)において、斜線を
付した部分q1,q2は、通常制御モード,プレスロー
ク制御モードにおける燃料噴射時期を示している。さら
に、図7(d),(g)において、通常噴射モードとプ
レストローク制御モードにおける燃料噴射率は、プラン
ジャリフトの際のフェイスカム9のカムプロフィールに
応じて異なるものとなっている。なお、本実施例では、
プレストローク制御モードにおける燃料噴射率は、通常
制御モードにおける燃料噴射率よりも小さくなるように
カムプロフィールが設計されている。
付した部分q1,q2は、通常制御モード,プレスロー
ク制御モードにおける燃料噴射時期を示している。さら
に、図7(d),(g)において、通常噴射モードとプ
レストローク制御モードにおける燃料噴射率は、プラン
ジャリフトの際のフェイスカム9のカムプロフィールに
応じて異なるものとなっている。なお、本実施例では、
プレストローク制御モードにおける燃料噴射率は、通常
制御モードにおける燃料噴射率よりも小さくなるように
カムプロフィールが設計されている。
【0033】同図7(d),(g)に示すように、通常
制御モード時には燃料噴射開始時期にΔT1の誤差を生
じ、プレストローク制御モード時にはΔT2の誤差を生
じる。ここで、誤差ΔT1は燃料の洩れ等の違いにより
発生する誤差で極めて微小な誤差であり、機械精度等の
要因により燃料噴射ポンプ1毎にばらつくものである。
一方、誤差ΔT2はプレストローク制御モードにおける
燃料噴射開始時の電磁スピル弁20の応答遅れ時間を主
たる原因として発生する誤差で、燃料洩れの違いによる
誤差も微小ながら含んでいる。
制御モード時には燃料噴射開始時期にΔT1の誤差を生
じ、プレストローク制御モード時にはΔT2の誤差を生
じる。ここで、誤差ΔT1は燃料の洩れ等の違いにより
発生する誤差で極めて微小な誤差であり、機械精度等の
要因により燃料噴射ポンプ1毎にばらつくものである。
一方、誤差ΔT2はプレストローク制御モードにおける
燃料噴射開始時の電磁スピル弁20の応答遅れ時間を主
たる原因として発生する誤差で、燃料洩れの違いによる
誤差も微小ながら含んでいる。
【0034】図8は、ECU26の動作を示したフロー
チャートである。このルーチンは回転角信号NEの立ち
上がりエッヂ毎に割り込み処理により実行される。この
図8において、割り込み処理100が開始されると、E
CU26は、先ずステップ101で回転角信号の発生間
隔時間からエンジンの回転数Nを算出する。又、ECU
26は、アクセル開度センサ61の入力信号からアクセ
ル開度ACCPを算出する。
チャートである。このルーチンは回転角信号NEの立ち
上がりエッヂ毎に割り込み処理により実行される。この
図8において、割り込み処理100が開始されると、E
CU26は、先ずステップ101で回転角信号の発生間
隔時間からエンジンの回転数Nを算出する。又、ECU
26は、アクセル開度センサ61の入力信号からアクセ
ル開度ACCPを算出する。
【0035】次いで、ECU26は、ステップ102で
現在のエンジン負荷がプレストローク制御領域にあるか
否かを判別する。具体的には、ECU26はエンジン回
転数Nが1300rpm以下であり、かつ、アクセル開
度ACCPが30%以下の低負荷であるか否かを判別す
る。そして、条件不成立(N>1300rpm、あるい
は、ACCP>30%)の場合には、ECU26はエン
ジン負荷がプレストローク制御領域外であると判別して
ステップ103に移行し、以降、燃料噴射制御モードを
通常制御モードとする。
現在のエンジン負荷がプレストローク制御領域にあるか
否かを判別する。具体的には、ECU26はエンジン回
転数Nが1300rpm以下であり、かつ、アクセル開
度ACCPが30%以下の低負荷であるか否かを判別す
る。そして、条件不成立(N>1300rpm、あるい
は、ACCP>30%)の場合には、ECU26はエン
ジン負荷がプレストローク制御領域外であると判別して
ステップ103に移行し、以降、燃料噴射制御モードを
通常制御モードとする。
【0036】そして、ECU26は、ステップ103で
は電磁スピル弁20を通常制御モードにて駆動させる。
つまり、ECU26は、プランジャ8のリフト開始前の
タイミングにて電磁スピル弁20を閉弁駆動させる。従
って、エンジン負荷がプレストローク制御領域外であれ
ば、通常制御モードにて電磁スピル弁20の閉弁時期が
制御され、燃料噴射率は高い値に保持されることにな
る。
は電磁スピル弁20を通常制御モードにて駆動させる。
つまり、ECU26は、プランジャ8のリフト開始前の
タイミングにて電磁スピル弁20を閉弁駆動させる。従
って、エンジン負荷がプレストローク制御領域外であれ
ば、通常制御モードにて電磁スピル弁20の閉弁時期が
制御され、燃料噴射率は高い値に保持されることにな
る。
【0037】その後、ECU26は、ステップ103か
らステップ104に移行し、図9のマップを用いてその
時のエンジン回転数Nとアクセル開度ACCPとから基
本燃料噴射時期Tbaseを算出する。なお、図9のマップ
によれば、アクセル開度ACCPが大きくなる程、又は
エンジン回転数Nが大きくなる程、基本燃料噴射時期T
baseが大きな値に設定される。
らステップ104に移行し、図9のマップを用いてその
時のエンジン回転数Nとアクセル開度ACCPとから基
本燃料噴射時期Tbaseを算出する。なお、図9のマップ
によれば、アクセル開度ACCPが大きくなる程、又は
エンジン回転数Nが大きくなる程、基本燃料噴射時期T
baseが大きな値に設定される。
【0038】次いで、ECU26は、ステップ105で
基本燃料噴射時期Tbaseの補正を行う。先ず、第1のコ
ネクタプラグ46の抵抗値R1が示す分圧電圧VR1が読
み込まれ、図10に示すように、その分圧電圧VR1が角
度偏差Δθ1(°CA)に変換される。そして、ステッ
プ104で算出した基本燃料噴射時期Tbaseに角度偏差
Δθ1を加算した値を目標燃料噴射時期TA (=Tbase
+Δθ1)とする。なお、角度偏差Δθ1を設定する抵
抗値R1は燃料噴射装置の出荷前に試運転して設定され
る。その設定にあたっては、燃料噴射装置を通常制御モ
ードで作動させ、実際の噴射開始時期を検出して、その
実噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして設定
される。このため、角度偏差Δθ1には上述のパルサ3
6の取付角度誤差はもとより燃料噴射装置毎の燃料洩れ
等の機械的精度に起因する誤差も含まれている。
基本燃料噴射時期Tbaseの補正を行う。先ず、第1のコ
ネクタプラグ46の抵抗値R1が示す分圧電圧VR1が読
み込まれ、図10に示すように、その分圧電圧VR1が角
度偏差Δθ1(°CA)に変換される。そして、ステッ
プ104で算出した基本燃料噴射時期Tbaseに角度偏差
Δθ1を加算した値を目標燃料噴射時期TA (=Tbase
+Δθ1)とする。なお、角度偏差Δθ1を設定する抵
抗値R1は燃料噴射装置の出荷前に試運転して設定され
る。その設定にあたっては、燃料噴射装置を通常制御モ
ードで作動させ、実際の噴射開始時期を検出して、その
実噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして設定
される。このため、角度偏差Δθ1には上述のパルサ3
6の取付角度誤差はもとより燃料噴射装置毎の燃料洩れ
等の機械的精度に起因する誤差も含まれている。
【0039】続いて、ECU26は、ステップ106で
現在の実燃料噴射時期Tact を算出する。この実燃料噴
射時期Tact は回転角センサ35により検出された所定
の回転角パルスと、基準位置パルス信号(実TDC信
号)との位相差が実燃料噴射時期Tact に対応している
ことから算出されるものである。
現在の実燃料噴射時期Tact を算出する。この実燃料噴
射時期Tact は回転角センサ35により検出された所定
の回転角パルスと、基準位置パルス信号(実TDC信
号)との位相差が実燃料噴射時期Tact に対応している
ことから算出されるものである。
【0040】その後、ECU26は、ステップ107で
目標燃料噴射時期TA と実燃料噴射時期Tact との偏差
Terr (=TA −Tact )を算出し、ステップ108で
その偏差Terr が正の値であるか否かを判別する。即
ち、ECU26はステップ108で目標燃料噴射時期T
A が実燃料噴射時期Tact よりも大きいか否かを判別す
る。そして、正の値(Terr >0)であれば、ECU2
6は、ステップ109に移行し、タイマ制御弁42への
駆動信号のオン時間を延長させる。即ち、偏差Terr が
正の値の場合、タイマ制御弁42の指令デューティ比信
号を所定量だけ大きくして燃料噴射時期を遅角側に調整
する。
目標燃料噴射時期TA と実燃料噴射時期Tact との偏差
Terr (=TA −Tact )を算出し、ステップ108で
その偏差Terr が正の値であるか否かを判別する。即
ち、ECU26はステップ108で目標燃料噴射時期T
A が実燃料噴射時期Tact よりも大きいか否かを判別す
る。そして、正の値(Terr >0)であれば、ECU2
6は、ステップ109に移行し、タイマ制御弁42への
駆動信号のオン時間を延長させる。即ち、偏差Terr が
正の値の場合、タイマ制御弁42の指令デューティ比信
号を所定量だけ大きくして燃料噴射時期を遅角側に調整
する。
【0041】一方、ステップ108にて条件不成立(T
err ≦0)であれば、ステップ110に移行して、偏差
Terr が負の値であるか否かを判別する。そして、負の
値(Terr <0)であれば、ECU26は、ステップ1
11に移行し、タイマ制御弁42への駆動信号のオン時
間を短縮させる。即ち、偏差Terr が負の値の場合、タ
イマ制御弁42の指令デューティ比信号を所定量だけ小
さくして燃料噴射時期を進角側に調整する。
err ≦0)であれば、ステップ110に移行して、偏差
Terr が負の値であるか否かを判別する。そして、負の
値(Terr <0)であれば、ECU26は、ステップ1
11に移行し、タイマ制御弁42への駆動信号のオン時
間を短縮させる。即ち、偏差Terr が負の値の場合、タ
イマ制御弁42の指令デューティ比信号を所定量だけ小
さくして燃料噴射時期を進角側に調整する。
【0042】又、ステップ108及びステップ110が
いずれも不成立となった場合、即ち、偏差Terr が
「0」となり、目標燃料噴射時期TA と実燃料噴射時期
Tact とが一致した場合には、現在の指令デューティ比
信号を増減させず、そのままルーチンを終了する。
いずれも不成立となった場合、即ち、偏差Terr が
「0」となり、目標燃料噴射時期TA と実燃料噴射時期
Tact とが一致した場合には、現在の指令デューティ比
信号を増減させず、そのままルーチンを終了する。
【0043】このように、エンジン負荷がプレストロー
ク制御領域外にある場合、ECU26はステップ105
で応答遅れ時間の補正を加え、その後、ステップ106
〜111でフィードバック制御によりタイマ制御弁42
を駆動させ燃料噴射時期制御を実施する。
ク制御領域外にある場合、ECU26はステップ105
で応答遅れ時間の補正を加え、その後、ステップ106
〜111でフィードバック制御によりタイマ制御弁42
を駆動させ燃料噴射時期制御を実施する。
【0044】一方、ステップ102で条件成立(N≦1
300rpm、かつ、ACCP≦30%)の場合には、
ECU26はエンジン負荷がプレストローク制御領域で
あると判別し、ステップ112に移行する。ECU26
は、ステップ112で電磁スピル弁20をプレストロー
ク制御モードにて閉弁駆動させる。つまり、ECU26
は、プランジャ8のリフト途中にて電磁スピル弁20を
閉弁させる。従って、エンジン負荷がプレストローク制
御領域であれば、プレストローク制御モードにて電磁ス
ピル弁20の閉弁時期が制御され、燃料噴射率は低い値
となる。
300rpm、かつ、ACCP≦30%)の場合には、
ECU26はエンジン負荷がプレストローク制御領域で
あると判別し、ステップ112に移行する。ECU26
は、ステップ112で電磁スピル弁20をプレストロー
ク制御モードにて閉弁駆動させる。つまり、ECU26
は、プランジャ8のリフト途中にて電磁スピル弁20を
閉弁させる。従って、エンジン負荷がプレストローク制
御領域であれば、プレストローク制御モードにて電磁ス
ピル弁20の閉弁時期が制御され、燃料噴射率は低い値
となる。
【0045】そして、ECU26は、ステップ113で
前述の図9を用いて基本燃料噴射時期Tbaseを算出し、
続くステップ114で基本燃料噴射時期Tbaseの補正を
行う。詳しくは、第2のコネクタプラグ47の抵抗値R
2が示す分圧電圧VR2が読み込まれ、図11に示すよう
に、その分圧電圧VR2が角度偏差Δθ2(°CA)に変
換される。そして、ステップ113で算出した基本燃料
噴射時期Tbaseに角度偏差Δθ2を加算した値を目標燃
料噴射時期TA (=Tbase+Δθ2)とする。ここで、
角度偏差Δθ2を設定する抵抗値R2は、燃料噴射装置
の出荷前に試運転して設定される。その設定にあたって
は、エンジンが所定回転数で回転しているときと同じ状
態の下で、燃料噴射装置をプレストローク制御モードで
作動させ、実際の燃料噴射時期を検出して、その実際の
噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして設定さ
れる。このため、角度偏差Δθ2には、上述のパルサ3
6の取付角度誤差はもちろん、燃料噴射装置毎の機械的
精度に起因する誤差、さらには電磁スピル弁20の応答
遅れに起因する誤差までもが含まれる。
前述の図9を用いて基本燃料噴射時期Tbaseを算出し、
続くステップ114で基本燃料噴射時期Tbaseの補正を
行う。詳しくは、第2のコネクタプラグ47の抵抗値R
2が示す分圧電圧VR2が読み込まれ、図11に示すよう
に、その分圧電圧VR2が角度偏差Δθ2(°CA)に変
換される。そして、ステップ113で算出した基本燃料
噴射時期Tbaseに角度偏差Δθ2を加算した値を目標燃
料噴射時期TA (=Tbase+Δθ2)とする。ここで、
角度偏差Δθ2を設定する抵抗値R2は、燃料噴射装置
の出荷前に試運転して設定される。その設定にあたって
は、エンジンが所定回転数で回転しているときと同じ状
態の下で、燃料噴射装置をプレストローク制御モードで
作動させ、実際の燃料噴射時期を検出して、その実際の
噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして設定さ
れる。このため、角度偏差Δθ2には、上述のパルサ3
6の取付角度誤差はもちろん、燃料噴射装置毎の機械的
精度に起因する誤差、さらには電磁スピル弁20の応答
遅れに起因する誤差までもが含まれる。
【0046】以後、ECU26は、ステップ106に移
行し、前述したステップ106〜111の処理を実施す
る。このように、エンジン負荷がプレストローク制御領
域にある場合、ECU26はステップ114で応答遅れ
時間を含む補正を加え、その後、ステップ106〜11
1でフィードバック制御によりタイマ制御弁42を駆動
させて燃料噴射時期制御を実施する。
行し、前述したステップ106〜111の処理を実施す
る。このように、エンジン負荷がプレストローク制御領
域にある場合、ECU26はステップ114で応答遅れ
時間を含む補正を加え、その後、ステップ106〜11
1でフィードバック制御によりタイマ制御弁42を駆動
させて燃料噴射時期制御を実施する。
【0047】以上、詳述したように、本実施例の燃料噴
射時期制御装置においては、通常制御モードとプレスト
ローク制御との2種類の燃料噴射制御モードを設定し、
ディーゼルエンジンの運転負荷に応じて両制御モードを
切り換えるようにした。そして、中高負荷時(N>13
00rpm,ACCP>30%)には通常制御モードを
用いて、プランジャ8のリフト開始前のタイミングにて
電磁スピル弁20を閉弁駆動させるようにした。又、低
負荷時(N≦1300rpm,ACCP≦30%)には
プレストローク制御モードを用いて、プランジャ8のリ
フト途中のタイミングにて電磁スピル弁20を閉弁駆動
させるようにした。さらに、これら両制御モードでは、
コネクタプラグ46,47に設けられた異なる抵抗値R
1,R2に応じた分圧電圧VR1,VR2が設定されて各制
御個別の角度補正が加えられ、燃料噴射ポンプ1毎に機
差及び電磁スピル弁20毎の応答遅れ時間が補正される
ようにした。
射時期制御装置においては、通常制御モードとプレスト
ローク制御との2種類の燃料噴射制御モードを設定し、
ディーゼルエンジンの運転負荷に応じて両制御モードを
切り換えるようにした。そして、中高負荷時(N>13
00rpm,ACCP>30%)には通常制御モードを
用いて、プランジャ8のリフト開始前のタイミングにて
電磁スピル弁20を閉弁駆動させるようにした。又、低
負荷時(N≦1300rpm,ACCP≦30%)には
プレストローク制御モードを用いて、プランジャ8のリ
フト途中のタイミングにて電磁スピル弁20を閉弁駆動
させるようにした。さらに、これら両制御モードでは、
コネクタプラグ46,47に設けられた異なる抵抗値R
1,R2に応じた分圧電圧VR1,VR2が設定されて各制
御個別の角度補正が加えられ、燃料噴射ポンプ1毎に機
差及び電磁スピル弁20毎の応答遅れ時間が補正される
ようにした。
【0048】この構成により、通常制御モードとプレス
トローク制御モードとの制御モード切り換えが適切に行
われ、エンジン負荷に応じた燃料噴射率を得ることがで
きる。その結果、燃焼音の低減、ノッキング抑制、有害
排気ガスの低減といった効果を得て、理想的なエンジン
制御を行うことができることになる。
トローク制御モードとの制御モード切り換えが適切に行
われ、エンジン負荷に応じた燃料噴射率を得ることがで
きる。その結果、燃焼音の低減、ノッキング抑制、有害
排気ガスの低減といった効果を得て、理想的なエンジン
制御を行うことができることになる。
【0049】さらに、制御モードに応じて補正値が切り
換えられるため、通常制御モードでは燃料噴射ポンプ1
の機械的な性能のばらつきによる時間的偏差が補正され
る。又、プレストローク制御モードでは燃料噴射ポンプ
1の機械的な性能のばらつきによるものに加え、電磁ス
ピル弁20の応答遅れ時間のばらつきによる時間的偏差
が補正される。その結果、各制御モード固有の燃料噴射
時期制御が実現でき、全体としても適切な時期制御が可
能となる。
換えられるため、通常制御モードでは燃料噴射ポンプ1
の機械的な性能のばらつきによる時間的偏差が補正され
る。又、プレストローク制御モードでは燃料噴射ポンプ
1の機械的な性能のばらつきによるものに加え、電磁ス
ピル弁20の応答遅れ時間のばらつきによる時間的偏差
が補正される。その結果、各制御モード固有の燃料噴射
時期制御が実現でき、全体としても適切な時期制御が可
能となる。
【0050】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではなく、例えばコネクタプラグ46,47に代え
て、制御モード毎の補正値をメモリ(ROM)に記憶し
ておき、制御モード毎に当該値を使用したりする等、発
明の趣旨から逸脱しない範囲内において任意に変更して
もよい。
ものではなく、例えばコネクタプラグ46,47に代え
て、制御モード毎の補正値をメモリ(ROM)に記憶し
ておき、制御モード毎に当該値を使用したりする等、発
明の趣旨から逸脱しない範囲内において任意に変更して
もよい。
【0051】なお、上記実施例の説明では、時間を単位
として設定される目標燃料噴射時期TA の決定にあた
り、時間を単位として設定される基本燃料噴射時期Tba
seに角度を単位として設定される角度偏差Δθ1,Δθ
2が単純に加えられるように説明したが、実際の制御装
置においては、角度を単位として設定される角度偏差Δ
θ1,Δθ2をエンジン回転数に応じて時間を単位とす
る時間誤差に換算し加算処理がなされる。これにより、
エンジン回転数の変化に追従して全域で正確な補正がな
される。
として設定される目標燃料噴射時期TA の決定にあた
り、時間を単位として設定される基本燃料噴射時期Tba
seに角度を単位として設定される角度偏差Δθ1,Δθ
2が単純に加えられるように説明したが、実際の制御装
置においては、角度を単位として設定される角度偏差Δ
θ1,Δθ2をエンジン回転数に応じて時間を単位とす
る時間誤差に換算し加算処理がなされる。これにより、
エンジン回転数の変化に追従して全域で正確な補正がな
される。
【0052】又、上記実施例では、角度を単位とするパ
ルサ36の取付角度誤差と、時間を単位とする電磁スピ
ル弁20の応答遅れ時間との両方を含めて角度偏差Δθ
2として一括して設定しているが、角度を単位とするパ
ルサ36の取付角度誤差等を含む誤差と、時間を単位と
する電磁スピル弁20の応答遅れ時間を含む誤差とを別
々のコネクタプラグの設定抵抗により補正してもよい。
この場合、目標燃料噴射時期TA が時間を単位として設
定されるのであれば、取付角度誤差のみをエンジン回転
数に応じて時間誤差に換算し、その換算誤差と応答遅れ
時間とを基本燃料噴射時期Tbaseに加算して目標燃料噴
射時期TA が設定される。そして、角度を単位とするパ
ルサ36の取付角度誤差の設定にあたっては、予め応答
遅れ時間が計測された基準電磁スピル弁を使用して燃料
噴射装置をプレストローク制御モードで試運転し、実際
の燃料噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして
取付角度誤差示す抵抗値を設定する。又、応答遅れ時間
の設定にあたっては、上記取付角度誤差を示す抵抗値の
設定後に、基準電磁スピル弁に代えて実際の電磁スピル
弁を装着して燃料噴射装置をプレストローク制御モード
で試運転し、実際の燃料噴射時期を目標噴射時期に一致
させるようにして応答遅れ時間を示す抵抗値を設定す
る。従って、この変形例の場合には、通常制御モードに
おける補正のために1個の補正抵抗が使用され、プレス
トローク制御モードにおける補正のために2個の補正抵
抗が使用され、合計3個の補正抵抗が使用される。
ルサ36の取付角度誤差と、時間を単位とする電磁スピ
ル弁20の応答遅れ時間との両方を含めて角度偏差Δθ
2として一括して設定しているが、角度を単位とするパ
ルサ36の取付角度誤差等を含む誤差と、時間を単位と
する電磁スピル弁20の応答遅れ時間を含む誤差とを別
々のコネクタプラグの設定抵抗により補正してもよい。
この場合、目標燃料噴射時期TA が時間を単位として設
定されるのであれば、取付角度誤差のみをエンジン回転
数に応じて時間誤差に換算し、その換算誤差と応答遅れ
時間とを基本燃料噴射時期Tbaseに加算して目標燃料噴
射時期TA が設定される。そして、角度を単位とするパ
ルサ36の取付角度誤差の設定にあたっては、予め応答
遅れ時間が計測された基準電磁スピル弁を使用して燃料
噴射装置をプレストローク制御モードで試運転し、実際
の燃料噴射時期を目標噴射時期に一致させるようにして
取付角度誤差示す抵抗値を設定する。又、応答遅れ時間
の設定にあたっては、上記取付角度誤差を示す抵抗値の
設定後に、基準電磁スピル弁に代えて実際の電磁スピル
弁を装着して燃料噴射装置をプレストローク制御モード
で試運転し、実際の燃料噴射時期を目標噴射時期に一致
させるようにして応答遅れ時間を示す抵抗値を設定す
る。従って、この変形例の場合には、通常制御モードに
おける補正のために1個の補正抵抗が使用され、プレス
トローク制御モードにおける補正のために2個の補正抵
抗が使用され、合計3個の補正抵抗が使用される。
【0053】又、上記変形例に示す手法で設定される取
付角度誤差を示す抵抗値を、通常制御モードとプレスト
ローク制御モードとの両方で共用し、通常制御モードで
は、取付角度誤差を示す抵抗値のみにより噴射時期の誤
差を補正してもよい。従って、この場合、合計2個の補
正抵抗が使用され、上記実施例及び変形例に比べて通常
制御モードにおける精度は低くなるものの、実用には十
分耐える噴射時期精度を得ることができる。
付角度誤差を示す抵抗値を、通常制御モードとプレスト
ローク制御モードとの両方で共用し、通常制御モードで
は、取付角度誤差を示す抵抗値のみにより噴射時期の誤
差を補正してもよい。従って、この場合、合計2個の補
正抵抗が使用され、上記実施例及び変形例に比べて通常
制御モードにおける精度は低くなるものの、実用には十
分耐える噴射時期精度を得ることができる。
【0054】又、取付角度誤差を示す抵抗値の設定にあ
たっては、燃料噴射装置を通常制御モードで試運転して
もよい。さらに、目標燃料噴射時期の設定にあたり使用
される各量は、角度を単位として設定されても、時間を
単位として設定されてもよく、両者間の換算をエンジン
回転数に応じて行うことで全域にわたり正確な目標燃料
噴射時期を設定することが可能である。
たっては、燃料噴射装置を通常制御モードで試運転して
もよい。さらに、目標燃料噴射時期の設定にあたり使用
される各量は、角度を単位として設定されても、時間を
単位として設定されてもよく、両者間の換算をエンジン
回転数に応じて行うことで全域にわたり正確な目標燃料
噴射時期を設定することが可能である。
【0055】
【発明の効果】この発明によれば、エンジン負荷に応じ
て最適な燃料噴射制御を行うとともに、各制御に対応し
た遅れ補正を行うことにより、燃料噴射時期の制御性を
向上させることができるという優れた効果を発揮する。
て最適な燃料噴射制御を行うとともに、各制御に対応し
た遅れ補正を行うことにより、燃料噴射時期の制御性を
向上させることができるという優れた効果を発揮する。
【図1】実施例における燃料噴射時期制御装置の概略構
成を示す図である。
成を示す図である。
【図2】図1のL−L線断面図である。
【図3】コネクタプラグの取り付け状態を示す分解斜視
図である。
図である。
【図4】コネクタプラグを示す斜視図である。
【図5】コネクタプラグの断面図である。
【図6】コネクタプラグの接続を示す図である。
【図7】制御概念を示すタイミングチャートである。
【図8】フローチャートである。
【図9】基本燃料噴射時期を算出するための図である。
【図10】分圧電圧と偏差データとの関係を示す図であ
る。
る。
【図11】分圧電圧と偏差データとの関係を示す図であ
る。
る。
【図12】プランジャリフトと燃料噴射との関係を示し
た図である。
た図である。
【図13】クレーム対応図である。
1…燃料噴射ポンプ 8…プランジャ 13…加圧室 20…電磁スピル弁 26…燃料噴射時期制御手段,切換手段,補正手段とし
てのECU 30…タイマ 31…タイマピストン 35…運転負荷検出手段としての回転角センサ 42…タイマ制御弁 44…燃料噴射ノズル 46…補正値保持手段としての第1のコネクタプラグ 47…補正値保持手段としての第2のコネクタプラグ 61…運転負荷検出手段としてのアクセル開度センサ
てのECU 30…タイマ 31…タイマピストン 35…運転負荷検出手段としての回転角センサ 42…タイマ制御弁 44…燃料噴射ノズル 46…補正値保持手段としての第1のコネクタプラグ 47…補正値保持手段としての第2のコネクタプラグ 61…運転負荷検出手段としてのアクセル開度センサ
Claims (1)
- 【請求項1】 ディーゼルエンジンの回転に伴うプラン
ジャの往復動により加圧室に燃料を吸入するとともに、
加圧室内の燃料を加圧し、その加圧燃料を燃料噴射ノズ
ルに圧送するようにした燃料噴射ポンプと、 前記燃料噴射ポンプに設けられ、前記プランジャの往復
動時期に対応して所定のタイミングにて閉弁駆動して、
燃料噴射ノズルへの燃料をスピルさせる電磁スピル弁
と、 前記燃料噴射ポンプに設けられ、油圧力により摺動され
るピストンの位置を変更することにより、前記プランジ
ャの往復動時期を変更して燃料噴射時期を調整するタイ
マと、 前記タイマにおける前記ピストンへの油圧力を調整する
ためのタイマ制御弁と、 前記タイマ制御弁を駆動させて燃料噴射時期を制御する
とともに、前記プランジャのリフト開始前のタイミング
での前記電磁スピル弁の閉弁、又は、前記プランジャの
リフト途中のタイミングでの前記電磁スピル弁の閉弁を
行わせるようにした燃料噴射時期制御手段と、 前記ディーゼルエンジンの運転負荷を検出する運転負荷
検出手段と、 前記運転負荷検出手段により検出された前記ディーゼル
エンジンの運転負荷に応じて、前記プランジャのリフト
開始前のタイミングでの前記電磁スピル弁の閉弁、又
は、前記プランジャのリフト途中のタイミングでの前記
電磁スピル弁の閉弁を切り換える切換手段と、 前記プランジャのリフト開始前のタイミングでの前記電
磁スピル弁の閉弁と、前記プランジャのリフト途中のタ
イミングでの前記電磁スピル弁の閉弁とで異なる補正値
を保持する補正値保持手段と、 前記切換手段の切換に応じて、前記補正値保持手段に保
持される補正値を選択し、選択された補正値により、燃
料噴射開始時期の誤差を補正する補正手段とを備えたこ
とを特徴とする燃料噴射時期制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20684192A JPH0658194A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 燃料噴射時期制御装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20684192A JPH0658194A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 燃料噴射時期制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658194A true JPH0658194A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16529949
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20684192A Pending JPH0658194A (ja) | 1992-08-03 | 1992-08-03 | 燃料噴射時期制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0658194A (ja) |
-
1992
- 1992-08-03 JP JP20684192A patent/JPH0658194A/ja active Pending
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