JPH0658214A - 吸気マニホルドの製造方法 - Google Patents
吸気マニホルドの製造方法Info
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- JPH0658214A JPH0658214A JP21036492A JP21036492A JPH0658214A JP H0658214 A JPH0658214 A JP H0658214A JP 21036492 A JP21036492 A JP 21036492A JP 21036492 A JP21036492 A JP 21036492A JP H0658214 A JPH0658214 A JP H0658214A
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- Japan
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- flux
- fluoride
- intake
- brazing
- intake manifold
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Abstract
(57)【要約】
【目的】吸気マニホルドの製造方法において、各構成部
材のろう付性、外観品質および表面処理性に優れた製品
を製作するとともに、製造工程を簡略化することを目的
とする。 【構成】 本発明の吸気マニホルドの製造方法において
は、Al、Si、弗化物系フラックスを含み、弗化物系
フラックスを除く元素の合計含有量に対してSi含有量
が3〜15wt%であり、かつ弗化物系フラックスを除く
元素の合計と弗化物系フラックスとを重量比で99.
9:0.1〜70:30の割合で含有し、かつ密度が理
論値の90%以上であるフラックス含有Alろう材を、
アルミニウム展伸材よりなるインテークチューブ3と、
該インテークチューブ3の両端がそれぞれ接続されるア
ルミニウム展伸材よりなるプレナム2および耐熱アルミ
ニウム鋳物材よりなるインテークフランジ4との相互接
続部に配置し、これらを加熱することによりろう付す
る。
材のろう付性、外観品質および表面処理性に優れた製品
を製作するとともに、製造工程を簡略化することを目的
とする。 【構成】 本発明の吸気マニホルドの製造方法において
は、Al、Si、弗化物系フラックスを含み、弗化物系
フラックスを除く元素の合計含有量に対してSi含有量
が3〜15wt%であり、かつ弗化物系フラックスを除く
元素の合計と弗化物系フラックスとを重量比で99.
9:0.1〜70:30の割合で含有し、かつ密度が理
論値の90%以上であるフラックス含有Alろう材を、
アルミニウム展伸材よりなるインテークチューブ3と、
該インテークチューブ3の両端がそれぞれ接続されるア
ルミニウム展伸材よりなるプレナム2および耐熱アルミ
ニウム鋳物材よりなるインテークフランジ4との相互接
続部に配置し、これらを加熱することによりろう付す
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車用エンジ
ン等に使用され、複数のインテークチューブがプレナム
およびインテークフランジにろう付されたアルミニウム
製の吸気マニホルドの製造方法に関するものである。
ン等に使用され、複数のインテークチューブがプレナム
およびインテークフランジにろう付されたアルミニウム
製の吸気マニホルドの製造方法に関するものである。
【0002】なお、本明細書において、アルミニウムの
語はアルミニウムおよびその合金を含む意味で使用され
る。
語はアルミニウムおよびその合金を含む意味で使用され
る。
【0003】
【従来の技術】図1に例示されているように、アルミニ
ウム製の吸気マニホルド(1)は、プレナム(2)の主
管(5)の周壁に形成された孔の周囲に一体的に設けら
れた接合部(8)にヘアピン状に屈曲させたインテーク
チューブ(3)の一端面を嵌合させてろう付するととも
に、そのインテークチューブ(3)の他端面をインテー
クフランジ(4)に形成された孔の周囲に一体的に設け
られ接合部(12)に嵌合させろう付することによって
製造されている。そして、このようなろう付は、例えば
接合部位にろう材を供給するとともに、フラックス懸濁
液を接合部に塗布し、非酸化雰囲気中で加熱することに
より行われている。
ウム製の吸気マニホルド(1)は、プレナム(2)の主
管(5)の周壁に形成された孔の周囲に一体的に設けら
れた接合部(8)にヘアピン状に屈曲させたインテーク
チューブ(3)の一端面を嵌合させてろう付するととも
に、そのインテークチューブ(3)の他端面をインテー
クフランジ(4)に形成された孔の周囲に一体的に設け
られ接合部(12)に嵌合させろう付することによって
製造されている。そして、このようなろう付は、例えば
接合部位にろう材を供給するとともに、フラックス懸濁
液を接合部に塗布し、非酸化雰囲気中で加熱することに
より行われている。
【0004】ところで、従来、このような吸気マニホル
ドの各構成部材は鋳造法により製造されていたが、鋳造
品は表面が粗面であることから、プレナム(2)の開口
端から送気される空気の抵抗が大きいために吸気効率が
悪く、また重量も重いという欠点がある。そこで、塑性
加工性に優れたA6000系アルミニウム合金等の展伸
材を用いて、特に各部材の内表面の平滑性を改善すると
ともに、薄肉に加工して軽量化を図った吸気マニホルド
が製造されるようになった。しかしながら、比較的単純
な形状のプレナム(2)およびインテークチューブ
(3)は前記展伸材を材料として押出成形等の塑性加工
により形成可能であるが、インテークフランジ(4)は
形状が複雑であり塑性加工では極めて製造困難であるた
めに、依然として鋳造品が使用されている。また、イン
テークフランジ(4)は耐熱性を要求される部材である
ことから、D712合金等のMgを含有する耐熱アルミ
ニウム鋳物材が使用される。
ドの各構成部材は鋳造法により製造されていたが、鋳造
品は表面が粗面であることから、プレナム(2)の開口
端から送気される空気の抵抗が大きいために吸気効率が
悪く、また重量も重いという欠点がある。そこで、塑性
加工性に優れたA6000系アルミニウム合金等の展伸
材を用いて、特に各部材の内表面の平滑性を改善すると
ともに、薄肉に加工して軽量化を図った吸気マニホルド
が製造されるようになった。しかしながら、比較的単純
な形状のプレナム(2)およびインテークチューブ
(3)は前記展伸材を材料として押出成形等の塑性加工
により形成可能であるが、インテークフランジ(4)は
形状が複雑であり塑性加工では極めて製造困難であるた
めに、依然として鋳造品が使用されている。また、イン
テークフランジ(4)は耐熱性を要求される部材である
ことから、D712合金等のMgを含有する耐熱アルミ
ニウム鋳物材が使用される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなろう材とフラックスとを別々に供給するろう付法で
は、フラックスの塗布に手間がかかるだけでなく、接合
部に十分なフラックスを塗布するためにはフラックスを
多量に使用せざるを得ず、ろう付後に過剰量のフラック
スがろう付品表面に残留する。そして、ろう付品の外観
品質を維持するとともに表面処理性の低下を防ぐために
は、この残留フラックスを洗浄除去しなければならな
い。特に、Mgを含有する耐熱アルミニウム鋳物材より
形成されているインテークフランジとインテークチュー
ブとのろう付の場合は、過剰量のフラックスとMgとが
反応してMgF2またはKMgF3等の綿状の反応生成
物が形成されてろう付品表面に付着し、この反応成物は
前記残留フラックスと同様に外観品質および表面処理性
の低下を招くのみならず、フラックス効果を低下させて
ろう付そのものを阻害し、吸気マニホルドの空気もれを
招くという問題点が付加される。
うなろう材とフラックスとを別々に供給するろう付法で
は、フラックスの塗布に手間がかかるだけでなく、接合
部に十分なフラックスを塗布するためにはフラックスを
多量に使用せざるを得ず、ろう付後に過剰量のフラック
スがろう付品表面に残留する。そして、ろう付品の外観
品質を維持するとともに表面処理性の低下を防ぐために
は、この残留フラックスを洗浄除去しなければならな
い。特に、Mgを含有する耐熱アルミニウム鋳物材より
形成されているインテークフランジとインテークチュー
ブとのろう付の場合は、過剰量のフラックスとMgとが
反応してMgF2またはKMgF3等の綿状の反応生成
物が形成されてろう付品表面に付着し、この反応成物は
前記残留フラックスと同様に外観品質および表面処理性
の低下を招くのみならず、フラックス効果を低下させて
ろう付そのものを阻害し、吸気マニホルドの空気もれを
招くという問題点が付加される。
【0006】本発明は前述されたような前記問題点を解
決することを目的として、ろう付性、外観品質および表
面処理性に優れた製品を製作するとともに、製造工程を
簡略化できる吸気マニホルドの製造方法を提供しようと
するものである。
決することを目的として、ろう付性、外観品質および表
面処理性に優れた製品を製作するとともに、製造工程を
簡略化できる吸気マニホルドの製造方法を提供しようと
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の吸気マニホルド
の製造方法は、前記目的を達成するために、Al、S
i、弗化物系フラックスを含み、弗化物系フラックスを
除く元素の合計含有量に対してSi含有量が3〜15wt
%であり、かつ弗化物系フラックスを除く元素の合計と
弗化物系フラックスとを重量比で99.9:0.1〜7
0:30の割合で含有し、かつ密度が理論値の90%以
上であるフラックス含有Alろう材を、アルミニウム展
伸材よりなるインテークチューブ(3)と、該インテー
クチューブ(3)の両端がそれぞれ接続されるアルミニ
ウム展伸材よりなるプレナム(2)および耐熱アルミニ
ウム鋳物材よりなるインテークフランジ(4)との相互
接続部に配置し、これらを加熱することによりろう付す
ることを特徴とするものである。
の製造方法は、前記目的を達成するために、Al、S
i、弗化物系フラックスを含み、弗化物系フラックスを
除く元素の合計含有量に対してSi含有量が3〜15wt
%であり、かつ弗化物系フラックスを除く元素の合計と
弗化物系フラックスとを重量比で99.9:0.1〜7
0:30の割合で含有し、かつ密度が理論値の90%以
上であるフラックス含有Alろう材を、アルミニウム展
伸材よりなるインテークチューブ(3)と、該インテー
クチューブ(3)の両端がそれぞれ接続されるアルミニ
ウム展伸材よりなるプレナム(2)および耐熱アルミニ
ウム鋳物材よりなるインテークフランジ(4)との相互
接続部に配置し、これらを加熱することによりろう付す
ることを特徴とするものである。
【0008】前記フラックス含有Alろう材組成におい
て、Si含有量が弗化物系フラックスを除く元素の合計
含有量に対して3wt%未満または15wt%を超える場合
は、ろう材の液相線が高くなってろう付が困難となる。
したがって、Si含有量は弗化物系フラックスを除く元
素の合計含有量に対して3〜15wt%に規定されなけれ
ばならない。特に好ましいSi含有量の範囲は6〜12
wt%である。また、Siの他に、ろう材の強度向上のた
めにCuおよび/またはZnを混合させても良い。これ
らの含有量は、前記ろう材組成のうちの弗化物系フラッ
クスを除く元素の合計含有量に対してCu;0.05〜
10wt%、Zn;0.05〜10wt%が好ましい。
て、Si含有量が弗化物系フラックスを除く元素の合計
含有量に対して3wt%未満または15wt%を超える場合
は、ろう材の液相線が高くなってろう付が困難となる。
したがって、Si含有量は弗化物系フラックスを除く元
素の合計含有量に対して3〜15wt%に規定されなけれ
ばならない。特に好ましいSi含有量の範囲は6〜12
wt%である。また、Siの他に、ろう材の強度向上のた
めにCuおよび/またはZnを混合させても良い。これ
らの含有量は、前記ろう材組成のうちの弗化物系フラッ
クスを除く元素の合計含有量に対してCu;0.05〜
10wt%、Zn;0.05〜10wt%が好ましい。
【0009】前記弗化物系フラックスの種類は特に限定
されるものではなく、例えば45.8%KF−54.2
%AlF3の共晶組成ないしはこれに近い組成範囲を含
んで実質的に錯体化された錯体混合物、KAlF4,K
2AlF5,K3AlF6の錯体物を用いれば良い。
されるものではなく、例えば45.8%KF−54.2
%AlF3の共晶組成ないしはこれに近い組成範囲を含
んで実質的に錯体化された錯体混合物、KAlF4,K
2AlF5,K3AlF6の錯体物を用いれば良い。
【0010】前述されたようなフラックス含有Alろう
材組成において、弗化物系フラックスを除く元素の合計
と弗化物系フラックスとが重量比で99.9:0.1〜
70:30の範囲に規定されなければならない。弗化物
系フラックスが99.9:0.1よりも少なくなると十
分なフラックス効果が発現せずろう付が困難となり、一
方70:30を超えて弗化物系フラックスが多くなると
両者を混合しての固形化が困難となりフラックス含有A
lろう材そのものの製造が困難となるからである。弗化
物系フラックスを除く元素の合計と弗化物系フラックス
との好ましい割合は重量比で99.9:0.1〜85:
15であり、特に好ましくは98:2〜90:10であ
る。
材組成において、弗化物系フラックスを除く元素の合計
と弗化物系フラックスとが重量比で99.9:0.1〜
70:30の範囲に規定されなければならない。弗化物
系フラックスが99.9:0.1よりも少なくなると十
分なフラックス効果が発現せずろう付が困難となり、一
方70:30を超えて弗化物系フラックスが多くなると
両者を混合しての固形化が困難となりフラックス含有A
lろう材そのものの製造が困難となるからである。弗化
物系フラックスを除く元素の合計と弗化物系フラックス
との好ましい割合は重量比で99.9:0.1〜85:
15であり、特に好ましくは98:2〜90:10であ
る。
【0011】本発明に使用されるフラックス含有Alろ
う材は、一般には、Al粉末、Si粉末、フラックス粉
末等を混合し、熱間プレス等により圧粉固形化して製造
される。通常、フラックス含有Alろう材の密度は内部
空気の残留によりAl、Si、フラックス単体のそれぞ
れから計算される理論値よりも小さくなるが、本発明に
おいては、理論値に対して90%以上でなければならな
い。フラックス含有Alろう材の密度が90%未満で
は、前記材料粉末が固形化しているものの、内部までポ
ア連通して脆いものとなっている危険性があり、その後
の二次加工も困難で実際上フラックス含有Alろう材と
しての機能が劣るものとなる。特に好ましくは、フラッ
クス含有Alろう材の密度はこれを理論値の95%以上
とするのが良い。また、ろう材組織を緻密化するため
に、各材料粉末を微粉砕しておくのが好ましく、Al粉
末は平均粒径44μm以下、Si粉末は平均粒径5μm
以下、フラックス粉末は平均粒径30μm以下が好まし
い。なお、フラックス含有Alろう材の出発材料として
必ずしもAl、Si等とを単体で用いなければならない
ものではなく、Al−Si系合金粉末を用いても良く、
またこれらを併用しても良い。
う材は、一般には、Al粉末、Si粉末、フラックス粉
末等を混合し、熱間プレス等により圧粉固形化して製造
される。通常、フラックス含有Alろう材の密度は内部
空気の残留によりAl、Si、フラックス単体のそれぞ
れから計算される理論値よりも小さくなるが、本発明に
おいては、理論値に対して90%以上でなければならな
い。フラックス含有Alろう材の密度が90%未満で
は、前記材料粉末が固形化しているものの、内部までポ
ア連通して脆いものとなっている危険性があり、その後
の二次加工も困難で実際上フラックス含有Alろう材と
しての機能が劣るものとなる。特に好ましくは、フラッ
クス含有Alろう材の密度はこれを理論値の95%以上
とするのが良い。また、ろう材組織を緻密化するため
に、各材料粉末を微粉砕しておくのが好ましく、Al粉
末は平均粒径44μm以下、Si粉末は平均粒径5μm
以下、フラックス粉末は平均粒径30μm以下が好まし
い。なお、フラックス含有Alろう材の出発材料として
必ずしもAl、Si等とを単体で用いなければならない
ものではなく、Al−Si系合金粉末を用いても良く、
またこれらを併用しても良い。
【0012】また、本発明における加熱方法は特に限定
されるものではなく、代表的な加熱方法として非酸化雰
囲気のファーネス内での加熱等を挙げることができる。
されるものではなく、代表的な加熱方法として非酸化雰
囲気のファーネス内での加熱等を挙げることができる。
【0013】
【作用】本発明において使用されるフラックス含有Al
ろう材はろう材中に一定割合で均一に弗化物系フラック
スが含有されているため、アルミニウム展伸材よりなる
インテークチューブ(3)の一端部とアルミニウム展伸
材よりなるプレナム(2)との接続部および、そのイン
テークチューブ(3)の他端部と耐熱アルミニウム鋳物
材よりなるインテークフランジ(4)との接続部に配置
し、加熱することにより、フラックスはろう材と同時に
接合部位に満遍なく供給され、均一で優れた接合強度の
ろう付が達成される。また、一定量のろう材を用いてろ
う付すると必然的に一定で適量の弗化物系フラックスが
使用されることとなり、過剰量のフラックスによる残留
フラックスは生じない。特に、Mgが含有される耐熱ア
ルミニウム鋳物材よりなるインテークフランジ(4)と
インテークチューブ(3)とのろう付でも、接合部位に
供給されるフラックスが過剰にならないので、Mg−F
系の反応生成物も生じない。
ろう材はろう材中に一定割合で均一に弗化物系フラック
スが含有されているため、アルミニウム展伸材よりなる
インテークチューブ(3)の一端部とアルミニウム展伸
材よりなるプレナム(2)との接続部および、そのイン
テークチューブ(3)の他端部と耐熱アルミニウム鋳物
材よりなるインテークフランジ(4)との接続部に配置
し、加熱することにより、フラックスはろう材と同時に
接合部位に満遍なく供給され、均一で優れた接合強度の
ろう付が達成される。また、一定量のろう材を用いてろ
う付すると必然的に一定で適量の弗化物系フラックスが
使用されることとなり、過剰量のフラックスによる残留
フラックスは生じない。特に、Mgが含有される耐熱ア
ルミニウム鋳物材よりなるインテークフランジ(4)と
インテークチューブ(3)とのろう付でも、接合部位に
供給されるフラックスが過剰にならないので、Mg−F
系の反応生成物も生じない。
【0014】本発明において、プレナム(2)、インテ
ークチューブ(3)およびインテークフランジ(4)
は、以上のようにして良好なろう付が行われるため、ろ
う付不良による空気もれ等のない吸気マニホルドを製造
することができる。また、Mg−F系の反応生成物はも
とより残留フラックスを生じないため、これらに起因す
る外観品質の低下、表面処理性の低下も起こらない。
ークチューブ(3)およびインテークフランジ(4)
は、以上のようにして良好なろう付が行われるため、ろ
う付不良による空気もれ等のない吸気マニホルドを製造
することができる。また、Mg−F系の反応生成物はも
とより残留フラックスを生じないため、これらに起因す
る外観品質の低下、表面処理性の低下も起こらない。
【0015】
【実施例】次に、本発明の吸気マニホルドの製造方法の
具体的一実施例について、図面を参照しつつ説明する。
具体的一実施例について、図面を参照しつつ説明する。
【0016】吸気マニホルドの製造に先だって、次に説
明する方法によりろう付接合に使用するフラックス含有
Alろう材を製作した。
明する方法によりろう付接合に使用するフラックス含有
Alろう材を製作した。
【0017】出発材料として、平均粒径44μmのAl
粉末、平均粒径5μmのSi粉末および平均粒径16μ
mの45.8%KF−54.2%AlF3の共晶粉末を
使用した。先ず、これらの材料粉末を重量比で18(A
l):2(Si):5(フラックス)の割合で秤取し、
室温で混合攪拌して、各材料が所期のフラックス含有A
lろう材の組成割合で均一に混合された混合粉末を調製
し、この混合粉末を外径3インチ×長さ200mmの円筒
形のA1100合金製の容器に充填した。この配合割合
は、前記混合粉末におけるフラックスを除く元素の合
計、すなわちAlおよびSiの合計量に対するSi配合
量が10wt%に相当するとともに、前記混合粉末におい
てAlおよびSiの合計、言い換えれば本発明における
弗化物フラックスを除く元素の合計と弗化物系フラック
スとが重量比で80:20に相当する。次いで、前記容
器を500℃の炉中に配置し、炉内を1mmHg以下の真空
にして充填された混合粉末を脱ガスした。さらに、48
0℃で熱間プレスを用いて最大圧力400トンにて熱圧
成形したところ、成形体は前記容器に圧着されて一体化
するとともに、高さが110mmとなった。そして、この
成形体の外側に圧着している容器を切削除去した後、熱
間押出機により500℃にて2.6×4.9mmの棒材に
押出して、フラックス含有Alろう材を得た。このフラ
ックス含有Alろう材は密度が理論密度の98%以上の
緻密な組織を有するものであった。
粉末、平均粒径5μmのSi粉末および平均粒径16μ
mの45.8%KF−54.2%AlF3の共晶粉末を
使用した。先ず、これらの材料粉末を重量比で18(A
l):2(Si):5(フラックス)の割合で秤取し、
室温で混合攪拌して、各材料が所期のフラックス含有A
lろう材の組成割合で均一に混合された混合粉末を調製
し、この混合粉末を外径3インチ×長さ200mmの円筒
形のA1100合金製の容器に充填した。この配合割合
は、前記混合粉末におけるフラックスを除く元素の合
計、すなわちAlおよびSiの合計量に対するSi配合
量が10wt%に相当するとともに、前記混合粉末におい
てAlおよびSiの合計、言い換えれば本発明における
弗化物フラックスを除く元素の合計と弗化物系フラック
スとが重量比で80:20に相当する。次いで、前記容
器を500℃の炉中に配置し、炉内を1mmHg以下の真空
にして充填された混合粉末を脱ガスした。さらに、48
0℃で熱間プレスを用いて最大圧力400トンにて熱圧
成形したところ、成形体は前記容器に圧着されて一体化
するとともに、高さが110mmとなった。そして、この
成形体の外側に圧着している容器を切削除去した後、熱
間押出機により500℃にて2.6×4.9mmの棒材に
押出して、フラックス含有Alろう材を得た。このフラ
ックス含有Alろう材は密度が理論密度の98%以上の
緻密な組織を有するものであった。
【0018】前記フラックス含有Alろう材を製作する
一方、図1に示されているような吸気マニホルド(1)
を構成するプレナム(2)、インテークチューブ(3)
およびインテークフランジ(4)の各部材を製作した。
図2に示されているように、プレナム(2)は、A60
63アルミニウム合金を材料として押出成形により得た
管材の一端側を半球状に閉鎖して主管(5)とし、この
主管(5)の周壁にバルジ成形により直列状に4つの膨
出部を設け、さらにこれらの膨出部に孔(6)あけ、バ
ーリング等の後加工を施して、主管(5)に連通すると
ともに先端に拡管部(7)を有する接合部(8)を設け
ることにより製作した。また、インテークチューブ
(3)はA6063アルミニウム合金を材料として押出
管材をへアピン状に曲げ加工することにより製作した。
また、図3に示されているように、インテークフランジ
(4)は、Mgを含有するD712耐熱アルミニウム合
金を材料として、基板部(9)に直列状に設けられた孔
の(10)周囲に、先端に拡管部(11)を有する接続
部(12)が突設された形状に鋳造することにより製作
した。なお、図1中符号(13)は、この吸気マニホル
ド(1)を送気装置本体に取り付けるためのフランジで
ある。
一方、図1に示されているような吸気マニホルド(1)
を構成するプレナム(2)、インテークチューブ(3)
およびインテークフランジ(4)の各部材を製作した。
図2に示されているように、プレナム(2)は、A60
63アルミニウム合金を材料として押出成形により得た
管材の一端側を半球状に閉鎖して主管(5)とし、この
主管(5)の周壁にバルジ成形により直列状に4つの膨
出部を設け、さらにこれらの膨出部に孔(6)あけ、バ
ーリング等の後加工を施して、主管(5)に連通すると
ともに先端に拡管部(7)を有する接合部(8)を設け
ることにより製作した。また、インテークチューブ
(3)はA6063アルミニウム合金を材料として押出
管材をへアピン状に曲げ加工することにより製作した。
また、図3に示されているように、インテークフランジ
(4)は、Mgを含有するD712耐熱アルミニウム合
金を材料として、基板部(9)に直列状に設けられた孔
の(10)周囲に、先端に拡管部(11)を有する接続
部(12)が突設された形状に鋳造することにより製作
した。なお、図1中符号(13)は、この吸気マニホル
ド(1)を送気装置本体に取り付けるためのフランジで
ある。
【0019】以上のようにして製作したインテークチュ
ーブ(3)の一端側をプレナム(2)の接合部(8)の
拡管部(7)に嵌入する(図2参照)とともに、他端側
をインテークフランジ(4)接合部(12)の拡管部
(11)に嵌入し、且つ前記フラックス含有Alろう材
をリング状にして各接合部位に置き、N2ガス雰囲気の
炉内で600℃×15分のろう付をした。その結果、各
接合部位、特に通常のフラックスろう付法ではろう付困
難とされているMg含有のD712耐熱アルミニウム鋳
物材でさえ良好にろう付され、またろう付品表面はフラ
ックスの残留もなく清浄で、洗浄する必要のないもので
あった。
ーブ(3)の一端側をプレナム(2)の接合部(8)の
拡管部(7)に嵌入する(図2参照)とともに、他端側
をインテークフランジ(4)接合部(12)の拡管部
(11)に嵌入し、且つ前記フラックス含有Alろう材
をリング状にして各接合部位に置き、N2ガス雰囲気の
炉内で600℃×15分のろう付をした。その結果、各
接合部位、特に通常のフラックスろう付法ではろう付困
難とされているMg含有のD712耐熱アルミニウム鋳
物材でさえ良好にろう付され、またろう付品表面はフラ
ックスの残留もなく清浄で、洗浄する必要のないもので
あった。
【0020】なお、本実施例で使用したフラックス含有
Alろう材の製造方法において、ろう材材料の混合粉末
を充填する容器材としてろう材とは異なる組成を有する
A1100合金を使用したが、ろう材組成またはフラッ
クスを除いたものと実質的に同一の組成の合金で形成し
ても良い。このような容器の使用により、本実施例と同
様の方法で熱間成形し、熱圧成形体から容器部分を除去
することなく押出成形することができる。
Alろう材の製造方法において、ろう材材料の混合粉末
を充填する容器材としてろう材とは異なる組成を有する
A1100合金を使用したが、ろう材組成またはフラッ
クスを除いたものと実質的に同一の組成の合金で形成し
ても良い。このような容器の使用により、本実施例と同
様の方法で熱間成形し、熱圧成形体から容器部分を除去
することなく押出成形することができる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、吸気マ
ニホルドを構成する各部材のろう付において、フラック
スが含有されたAlろう材を使用することにより、フラ
ックス塗布の手間を省けるとともに、適正量のフラック
スの接合部への均一供給により構成部材にMg含有アル
ミニウム材が使用されていても接合性、外観品質および
表面処理性に優れた吸気マニホルドを製作することがで
きる。
ニホルドを構成する各部材のろう付において、フラック
スが含有されたAlろう材を使用することにより、フラ
ックス塗布の手間を省けるとともに、適正量のフラック
スの接合部への均一供給により構成部材にMg含有アル
ミニウム材が使用されていても接合性、外観品質および
表面処理性に優れた吸気マニホルドを製作することがで
きる。
【0022】また、フラックスを多量に使用しなくても
必要かつ適正な量のフラックスを接合部に供給できるこ
とから、残留フラックスおよびフラックスとMgとの反
応物の生成がなくなってろう付後の洗浄工程が不要にな
り、前述のフラックス塗布工程の省略とともに、ろう付
程を簡略化でき、ひいては吸気マニホルドの生産工程を
簡略化できる。
必要かつ適正な量のフラックスを接合部に供給できるこ
とから、残留フラックスおよびフラックスとMgとの反
応物の生成がなくなってろう付後の洗浄工程が不要にな
り、前述のフラックス塗布工程の省略とともに、ろう付
程を簡略化でき、ひいては吸気マニホルドの生産工程を
簡略化できる。
【図1】本実施例における吸気マニホルドの外観斜視図
である。
である。
【図2】本実施例におけるプレナムの縦断面図である。
【図3】本実施例におけるインテークフランジの縦断面
図である。
図である。
2…プレナム 3…インテークチューブ 4…インテークフランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 Al、Si、弗化物系フラックスを含
み、弗化物系フラックスを除く元素の合計含有量に対し
てSi含有量が3〜15wt%であり、かつ弗化物系フラ
ックスを除く元素の合計と弗化物系フラックスとを重量
比で99.9:0.1〜70:30の割合で含有し、か
つ密度が理論値の90%以上であるフラックス含有Al
ろう材を、アルミニウム展伸材よりなるインテークチュ
ーブ(3)と、該インテークチューブ(3)の両端がそ
れぞれ接続されるアルミニウム展伸材よりなるプレナム
(2)および耐熱アルミニウム鋳物材よりなるインテー
クフランジ(4)との相互接続部に配置し、これらを加
熱することによりろう付することを特徴とする吸気マニ
ホルドの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21036492A JPH0658214A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吸気マニホルドの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21036492A JPH0658214A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吸気マニホルドの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658214A true JPH0658214A (ja) | 1994-03-01 |
Family
ID=16588147
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21036492A Pending JPH0658214A (ja) | 1992-08-06 | 1992-08-06 | 吸気マニホルドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0658214A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0736317A1 (en) * | 1995-03-20 | 1996-10-09 | Vivex AB | Method and apparatus for gravitational separation of fine articles from a liquid |
| JP2008501082A (ja) * | 2004-06-01 | 2008-01-17 | ウェッセルス ステファン | 流体分配マニフォールド |
-
1992
- 1992-08-06 JP JP21036492A patent/JPH0658214A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0736317A1 (en) * | 1995-03-20 | 1996-10-09 | Vivex AB | Method and apparatus for gravitational separation of fine articles from a liquid |
| JP2008501082A (ja) * | 2004-06-01 | 2008-01-17 | ウェッセルス ステファン | 流体分配マニフォールド |
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