JPH0660134U - 積層チップemi除去フィルタ - Google Patents
積層チップemi除去フィルタInfo
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Landscapes
- Coils Or Transformers For Communication (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
- Filters And Equalizers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 低コストで生産性および歩留りが良く、高い
EMI除去効果を有し、実装時における方向性の問題の
ない積層チップEMI除去フィルタの提供。 【構成】 まず、厚さ60μmのNi-Zn-Cuフェライト系の
セラミックグリーンシートにスルーホール4を形成し、
Agを主成分とする導体ペーストを用い、スクリーン印刷
法でコイル導体パターン5および容量形成用電極パター
ン6を印刷する。次いで、これらのシートを、容量形成
用電極パターン6がコイル導体パターン5によって構成
されるコイルの周回パターン間に挿入されるように積層
し圧着する。次に、得られた積層体を 900℃で1Hr焼成
した後、内部電極導出端面および側面に、Agを主成分と
する電極ペーストを塗布し、 600℃で10分間焼付けを行
って外部端子電極(IN端子1、 OUT端子2、 G端子3)
を形成する。次いで、上記外部端子電極の表面にNiメッ
キおよびハンダメッキを行う。
EMI除去効果を有し、実装時における方向性の問題の
ない積層チップEMI除去フィルタの提供。 【構成】 まず、厚さ60μmのNi-Zn-Cuフェライト系の
セラミックグリーンシートにスルーホール4を形成し、
Agを主成分とする導体ペーストを用い、スクリーン印刷
法でコイル導体パターン5および容量形成用電極パター
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キおよびハンダメッキを行う。
Description
【0001】
本考案は、デジタル回路などにおけるEMI対策用の積層チップEMI除去フ ィルタに関し、さらに詳しくは、外部端子電極として接続端子であるIN端子お よびOUT端子、ならびに接地端子であるG端子を有してなる3端子構造の積層 チップEMI除去フィルタに関する。
【0002】
近年、電子デバイスは急激にデジタル化が進み、これに伴ってデジタル回路に おいて発生する高周波ノイズによる障害(EMI)が問題となり、そのため、従 来の技術では、デジタル信号ラインにEMI除去フィルタを組み込むことなどに よりEMIの除去を図っていた。
【0003】 上記デジタル回路などにおけるEMIの対策用フィルタとしては、一般に3端 子構造(IN端子、OUT端子、G端子)のものが用いられており、現在、この 3端子構造のEMI除去フィルタは様々な方法で製造されているが、中でも小型 、面実装などのメリットを有する積層技術を用いて製造された積層チップEMI 除去フィルタが今後の主流になるものと考えられる。
【0004】 このような積層技術を用いて製造された3端子構造の積層チップEMI除去フ ィルタは、図5に示すように、セラミックシートを積層することによって構成さ れた積層体8の端面および側面に、外部端子電極としてそれぞれ接続端子(IN 端子1、OUT端子2)、および接地端子(G端子3)を有してなるものである 。
【0005】 また、現在までに開発されている上記積層チップEMI除去フィルタは、原料 および回路構成によって分類することができる。すなわち、原料によって分類す ると、1種類のセラミック絶縁材料(誘電体または磁性体)によって構成された ものと、2種類以上の材料を複合化して構成されたものとに分けることができ、 回路構成によって分類すると、集中定数型(T型3次、π型3次)のものと、分 布定数型のものとに分けることができる。
【0006】
しかしながら、上記のように原料および回路構成によって分類される従来の3 端子構造の積層チップEMI除去フィルタには、それぞれ以下に示すような問題 点があった。
【0007】 まず、2種類以上の材料を複合化して構成された複合タイプの積層チップEM I除去フィルタは、例えば図6に示すように、誘電体材料9(コンデンサ部を構 成)と磁性体材料10(インダクタ部を構成)とを複合化することによって構成 することができる。このような積層チップEMI除去フィルタには、コンデンサ 部およびインダクタ部の設計の自由度が高く、高容量、高インダクタンスの取得 が容易であるというメリットはあるが、異種材料の同時焼成を行うため技術的な 難易度が高く、歩留り低下や高コスト化などが避けられないという問題点があっ た。
【0008】 また、近年の信号の高周波化への移行により、特に信号ラインのEMI対策に 用いられるフィルタには、高容量や高インダクタンスが必要とされなくなったた め、上記複合タイプのメリットは少なくなっている。
【0009】 一方、1種類の材料によって構成された積層チップEMI除去フィルタは、例 えば図7や図8に示すように、一種類の絶縁性材料11によって構成することが できる。このような積層チップEMI除去フィルタには、製造過程における技術 的な難易度が低いため、歩留りやコスト面において上記複合タイプのものより有 利であるという利点がある。
【0010】 また、このような1種類の材料を積層して構成された積層チップEMI除去フ ィルタには、図10(T型3次)や図11(π型3次)に示すように、コンデン サ部とインダクタ部とが独立した集中定数型の回路構成のものと、図9に示すよ うなインダクタンスと容量が分散した分布定数型の回路構成のものとがあるが、 一般に分布定数型の回路構成のもののほうが集中定数型の回路構成のものよりも ノイズ除去効果が高いため、分布定数型の回路構成のEMI除去フィルタが数多 く提案されている。
【0011】 しかしながら、図7に示すような構造(側面への引き出し部を有する容量形成 用電極パターン6とコイルを構成する周回パターンであるコイル導体パターン5 との間で分布的に容量を取得する)からなる分布定数型の回路構成の積層チップ EMI除去フィルタには、得られる容量値が低いという問題点があった。なお、 この問題点を補うため、容量形成用電極と周回パターンとの間隔を狭める(ダミ ーを減らす)と、コイルにおいて発生する磁束に干渉してインダクタンス値が大 きく変化し、適当なLCの定数を得るための設計を行うことが極めて困難である という問題点があった。
【0012】 また、図8に示すような構造(コイル導体パターン5に容量形成用電極パター ン6を近接させて容量を取得する)の分布定数型の回路構成の積層チップEMI 除去フィルタにも、得られる容量値が低いという問題点があった。なお、この問 題点を補うため、コイル導体パターン5と容量形成用電極パターン6との距離を 近付けると、印刷時の導体パターンの滲みなどにより、IN−OUTの信号側と Gの接地側との絶縁不良が生じ易くなってしまうという問題点があった。
【0013】 さらに、このEMI除去フィルタは容量形成用電極が線状であるため、本来の 回路(図9)にインダクタ成分が付加して図12に示すような回路になりやすく 、ノイズ除去効果が損なわれてしまう危険性が高いという問題点があった。
【0014】 さらにまた、このEMI除去フィルタは、接地電極が部品における一方の側面 にしか形成されないため方向性があり、製造が困難である上製造コストが高く、 しかも基板への実装時における実装方向ミスによる不良が発生しやすいという問 題点があった。
【0015】 なお、図8に示すEMI除去フィルタの変形として、容量形成用電極をコイル 導体パターンの間にうつしたものもあるが、このような構造とすることより上記 絶縁の問題はなくなるが、接地電極側に加わるインダクタ成分の問題や方向性の 問題は解決しない。
【0016】 そこで本考案は、上記従来の技術の問題点を解決し、低コストで生産性および 歩留りが良く、高いEMI除去効果を有し、実装時における方向性の問題のない 積層チップEMI除去フィルタを提供することを目的とする。
【0017】
本考案者は、上記目的を達成するために鋭意研究した結果、全体を同一のセラ ミック絶縁材料によって構成し、容量形成用電極をコイルの周回パターンの間に 形成して分布定数型の回路を構成することにより、上記課題が解決されることを 見い出し、本考案に到達した。
【0018】 すなわち、本考案は、絶縁体内部にらせん状のコイルおよび容量形成用電極が 埋設され、外部端子電極として接続端子であるIN端子およびOUT端子、なら びに接地端子であるG端子を有してなる3端子構造の積層チップEMI除去フィ ルタであって、前記絶縁体が一種類のセラミック絶縁材料からなり、容量形成用 電極がコイルの周回パターン間に形成され、分布定数型の回路が構成されている ことを特徴とする積層チップEMI除去フィルタを提供するものである。
【0019】
本考案の積層チップEMI除去フィルタは、全体が同一のセラミック絶縁材料 からなり(例えばフェライト、酸化チタン、ガラスセラミックスなど)、容量形 成用電極はコイルの周回パターンの間に必要に応じて1〜複数ケ所に形成され、 複数の箇所で容量を形成するものである。そのため、全体としては分布定数型の 回路構成となり、その等価回路図は図9に示す通りである。
【0020】 上記のような構成からなる本考案の積層チップEMI除去フィルタは、容量が 積層された絶縁性セラミックシートの層間で取得されるため、EMI対策に必要 な容量値を十分に得ることができる。これは、通常、グリーンシート法や印刷法 などで形成されるセラミック層は10μm〜数十μm程度と薄いためである。
【0021】 また、本考案の積層チップEMI除去フィルタは、容量形成用電極の数や多少 の幅の変化などで取得容量値を変化させることができるため、そ設計が極めて容 易であり、しかも容量値の設計変更に伴うインダクタンス値の変化が少ないため 、インダクタンス値の設計も容易である。
【0022】 さらに、本考案のEMI除去フィルタを構成する絶縁性のセラミック層は、積 層コンデンサなどで絶縁層としての実績があり、絶縁不良は発生しにくい。さら にまた、本考案のEMI除去フィルタに内設される容量形成用電極パターンは、 幅が広く接地部(接地端子電極)までの距離も短いため、インダクタ成分が付加 しにくく、ノイズ対策効果が大きい。
【0023】 さらにまた、本考案のEMI除去フィルタは、内設される容量形成用電極パタ ーンが部品における両側面に引き出され、部品両側面に接地端子電極が形成され る(対象構造である)ため、生産および実装時における方向性の問題はない。
【0024】 以下、実施例により本考案をさらに詳細に説明する。しかし本考案の範囲は以 下の実施例により制限されるものではない。
【0025】
本考案の積層チップEMI除去フィルタのグリーンシート法による製造方法の 一例を以下に示す。
【0026】 まず、Ni−Zn−Cuフェライトからなるセラミック絶縁材料、ポリビニル ブチラール樹脂、および溶剤(トルエン、エタノール、IPAの混合物)を混合 して得たスラリーを用い、ドクターブレード法によって厚さ60μmのセラミック グリーンシート7を製造した。
【0027】 次いで、上記グリーンシート7に、図2に示すように、所定の位置に層間接続 用のスルーホール4を形成し、さらにAgを主成分とする導体ペーストを用い、 スクリーン印刷法によってコイル導体パターン5および容量形成用電極パターン 6を印刷した。
【0028】 なお、本実施例においては上記印刷パターンを図2(a)ないし(h)に示す 8種類としたが、図2(b)および(c)を図2(g)および(h)とすると、 図2(d)および(e)は兼用することができるため、印刷パターンは4種類と なり、生産効率の向上を図ることができる。また、通常、グリーンシート上には 多数個の印刷パターンが形成されるが(多数個取り)、本実施例においては便宜 上チップ1個分の印刷パターンをグリーンシート上に形成した場合を示した。
【0029】 次に、上記印刷パターンが形成されたシート、および印刷パターンが形成され ていないシートを、次のような構成で積層した。まず、ダミーシートとして印刷 パターンが形成されていないグリーンシート7を5層積層し、その上に図2(f )、(d)、(c)、(b)、(e)、(d)、(c)、(b)および(a)に 示すシート7を順次積層し、さらにその上にダミーシートとして印刷パターンが 形成されていないグリーンシート7を5層積層した(図3)。
【0030】 次いで、これを 100℃、 200kg/cm2 で60秒間加圧して圧着し、コイル導体パ ターン5によって構成されたコイル末端部、および容量形成用電極パターン6の 端部(引き出し部の端部)が一対の対向する端面および一対の対向する側面に導 出された積層体8を得た(図4)。なお、上記のように通常の多数個取りの場合 には圧着後にチップサイズへの裁断が行われる。
【0031】 次に、得られた積層体8を 900℃で1時間焼成した後、積層体8における内部 電極導出端面および側面に、Agを主成分としガラスフリットを含む電極ペース トを塗布し、 600℃で10分間焼付けを行って外部端子電極(IN端子1、OUT 端子2、G端子3)を形成した(図5)。次いで、上記外部端子電極の表面にN iメッキおよびハンダメッキを行い、本考案の積層チップEMI除去フィルタを 得た(図1)。
【0032】
本考案の積層チップEMI除去フィルタは、低コストで生産性および歩留り良 く製造することができる。また、本考案の積層チップEMI除去フィルタは、E MI除去効果が高く、生産および実装時における方向性の問題がない。
【図1】本考案の積層チップEMI除去フィルタの一例
を示す透視斜視図である。
を示す透視斜視図である。
【図2】本考案の積層チップEMI除去フィルタの一例
を構成する印刷パターンが印刷されたシートを示す平面
図である。
を構成する印刷パターンが印刷されたシートを示す平面
図である。
【図3】図2に示すシートの積層態様を示す積層体の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図4】図2に示すシートを積層および圧着して得た積
層体を示す斜視図である。
層体を示す斜視図である。
【図5】3端子構造の積層チップEMI除去フィルタの
外観を示す斜視図である。
外観を示す斜視図である。
【図6】集中定数型の回路構成の積層チップEMI除去
フィルタの一例を構成する積層体の分解斜視図である。
フィルタの一例を構成する積層体の分解斜視図である。
【図7】分布定数型の回路構成の積層チップEMI除去
フィルタの一例を構成する積層体の分解斜視図である。
フィルタの一例を構成する積層体の分解斜視図である。
【図8】分布定数型の回路構成の積層チップEMI除去
フィルタの別の一例を構成する積層体の分解斜視図であ
る。
フィルタの別の一例を構成する積層体の分解斜視図であ
る。
【図9】分布定数型の回路の一例を示す回路図である。
【図10】集中定数型の回路の一例を示す回路図であ
る。
る。
【図11】集中定数型の回路の別の一例を示す回路図で
ある。
ある。
【図12】図9の回路にインダクタ成分が付加した回路
を示す回路図である。
を示す回路図である。
1‥‥‥IN端子 2‥‥‥OUT端子 3‥‥‥G端子 4‥‥‥スルーホール 5‥‥‥コイル導体パターン 6‥‥‥容量形成用電極パターン 7‥‥‥グリーンシート 8‥‥‥積層体 9‥‥‥誘電体材料 10‥‥磁性体材料 11‥‥絶縁性材料
Claims (1)
- 【請求項1】 絶縁体内部にらせん状のコイルおよび容
量形成用電極が埋設され、外部端子電極として接続端子
であるIN端子およびOUT端子、ならびに接地端子で
あるG端子を有してなる3端子構造の積層チップEMI
除去フィルタであって、前記絶縁体が一種類のセラミッ
ク絶縁材料からなり、容量形成用電極がコイルの周回パ
ターン間に形成され、分布定数型の回路が構成されてい
ることを特徴とする積層チップEMI除去フィルタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993003674U JP2600127Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 積層チップemi除去フィルタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993003674U JP2600127Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 積層チップemi除去フィルタ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0660134U true JPH0660134U (ja) | 1994-08-19 |
| JP2600127Y2 JP2600127Y2 (ja) | 1999-10-04 |
Family
ID=11563976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993003674U Expired - Fee Related JP2600127Y2 (ja) | 1993-01-14 | 1993-01-14 | 積層チップemi除去フィルタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2600127Y2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005039770A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Kyocera Corp | フィルタ素子及び電子モジュール |
| JP2006222607A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Kyocera Corp | フィルタ素子及び電子モジュール |
| JP2008078228A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Tdk Corp | 積層型インダクタ |
| JP2017069408A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Tdk株式会社 | 積層コモンモードフィルタ |
-
1993
- 1993-01-14 JP JP1993003674U patent/JP2600127Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005039770A (ja) * | 2003-06-27 | 2005-02-10 | Kyocera Corp | フィルタ素子及び電子モジュール |
| JP2006222607A (ja) * | 2005-02-09 | 2006-08-24 | Kyocera Corp | フィルタ素子及び電子モジュール |
| JP2008078228A (ja) * | 2006-09-19 | 2008-04-03 | Tdk Corp | 積層型インダクタ |
| JP2017069408A (ja) * | 2015-09-30 | 2017-04-06 | Tdk株式会社 | 積層コモンモードフィルタ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2600127Y2 (ja) | 1999-10-04 |
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