JPH066018A - プリント基板及びその製造方法 - Google Patents
プリント基板及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH066018A JPH066018A JP15911892A JP15911892A JPH066018A JP H066018 A JPH066018 A JP H066018A JP 15911892 A JP15911892 A JP 15911892A JP 15911892 A JP15911892 A JP 15911892A JP H066018 A JPH066018 A JP H066018A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- film
- solder resist
- circuit board
- printed circuit
- copper
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Non-Metallic Protective Coatings For Printed Circuits (AREA)
- Printing Elements For Providing Electric Connections Between Printed Circuits (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】ソルダ−レジストの乾燥時におけるレジスト内
部でのライン部表面の酸化を防止し、無電解銅めっき処
理の条件下においても、ライン部とソルダ−レジストと
の密着力を劣化させず、信頼性の高い高密度配線を可能
とするプリント基板とその製造方法を得る。 【構成】銅張積層板1に、スル−ホ−ル2、ランド8b
(4)からなる部品接続部と、導体回路(ライン部)8
aと、外部接続端子とが配置されると共に、前記部品接
続部および外部接続端子を除く少なくとも前記導体回路
上をソルダ−レジスト5で被覆して成るプリント基板で
あって、前記ソルダ−レジストが被覆された導体回路8
a上に銅と錯体構造を形成した皮膜6を0.5〜3.0
μm形成した。錯体構造を形成した皮膜6を成膜する材
料としては、例えばアルキルイミダゾール系化合物を使
用する。
部でのライン部表面の酸化を防止し、無電解銅めっき処
理の条件下においても、ライン部とソルダ−レジストと
の密着力を劣化させず、信頼性の高い高密度配線を可能
とするプリント基板とその製造方法を得る。 【構成】銅張積層板1に、スル−ホ−ル2、ランド8b
(4)からなる部品接続部と、導体回路(ライン部)8
aと、外部接続端子とが配置されると共に、前記部品接
続部および外部接続端子を除く少なくとも前記導体回路
上をソルダ−レジスト5で被覆して成るプリント基板で
あって、前記ソルダ−レジストが被覆された導体回路8
a上に銅と錯体構造を形成した皮膜6を0.5〜3.0
μm形成した。錯体構造を形成した皮膜6を成膜する材
料としては、例えばアルキルイミダゾール系化合物を使
用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回路配線パターン上に
ソルダーレジストが塗布されたプリント基板およびその
製造方法に関する。
ソルダーレジストが塗布されたプリント基板およびその
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に回路配線パターンの形成されたプ
リント基板上には、電子部品を接続するスルーホールや
ランド部、さらには外部端子となる接続領域を除いてソ
ルダーレジストが塗布されている。周知のように、この
ソルダーレジストは、電子部品を基板に搭載、はんだ接
続する際に、回路配線パターンを絶縁保護するために保
護膜として形成されるもので、はんだ等の接続時には加
熱下に晒されるため例えばエポキシ系の耐熱性樹脂で構
成され、しかもリソグラフィ技術でパターン化するため
感光性を有するものが好ましく、例えば紫外線露光で硬
化する所謂UV硬化型ソルダーレジストが使用されてい
る。
リント基板上には、電子部品を接続するスルーホールや
ランド部、さらには外部端子となる接続領域を除いてソ
ルダーレジストが塗布されている。周知のように、この
ソルダーレジストは、電子部品を基板に搭載、はんだ接
続する際に、回路配線パターンを絶縁保護するために保
護膜として形成されるもので、はんだ等の接続時には加
熱下に晒されるため例えばエポキシ系の耐熱性樹脂で構
成され、しかもリソグラフィ技術でパターン化するため
感光性を有するものが好ましく、例えば紫外線露光で硬
化する所謂UV硬化型ソルダーレジストが使用されてい
る。
【0003】プリント基板の製造時に、このUV硬化型
ソルダーレジストをマスクとして、露出した回路構成部
に銅めっきをする場合、60〜70℃の高温で、しかも
pH10〜12という強アルカリの無電解銅めっき液の
過酷な条件下に晒されるため、めっき液に長時間(例え
ば10時間以上)浸漬すると表層が侵食されて、経時的
に溶解する現象が起こる。したがって、プリント基板製
造メーカーの多くは、図2の(d)工程〜(e)工程に
例示するように無電解銅めっき4を形成した後にUV硬
化型ソルダーレジスト5を塗布する工程を選択して、こ
の不良を回避していた。
ソルダーレジストをマスクとして、露出した回路構成部
に銅めっきをする場合、60〜70℃の高温で、しかも
pH10〜12という強アルカリの無電解銅めっき液の
過酷な条件下に晒されるため、めっき液に長時間(例え
ば10時間以上)浸漬すると表層が侵食されて、経時的
に溶解する現象が起こる。したがって、プリント基板製
造メーカーの多くは、図2の(d)工程〜(e)工程に
例示するように無電解銅めっき4を形成した後にUV硬
化型ソルダーレジスト5を塗布する工程を選択して、こ
の不良を回避していた。
【0004】また、最近では耐めっき液性のUV硬化型
ソルダーレジストも開発され、前述の問題が解消されつ
つあるが、新たな問題としてソルダーレジスト5とそれ
を被覆した回路パターン(ライン)の銅箔表面が点状に
剥離すると云う現象が起こった。この剥離の問題につき
種々実験、検討した結果、ソルダーレジスト成分である
エポキシ樹脂を硬化するときの熱処理により、ラインの
銅箔表面が酸化され、エポキシ樹脂と銅箔との結合が阻
害され、その個所の密着力が弱まることによることが分
かった。したがって、この酸化を防止するために、加熱
による樹脂の硬化処理は非酸化性の例えば窒素充填式の
乾燥炉を使用する方法がとられている。
ソルダーレジストも開発され、前述の問題が解消されつ
つあるが、新たな問題としてソルダーレジスト5とそれ
を被覆した回路パターン(ライン)の銅箔表面が点状に
剥離すると云う現象が起こった。この剥離の問題につき
種々実験、検討した結果、ソルダーレジスト成分である
エポキシ樹脂を硬化するときの熱処理により、ラインの
銅箔表面が酸化され、エポキシ樹脂と銅箔との結合が阻
害され、その個所の密着力が弱まることによることが分
かった。したがって、この酸化を防止するために、加熱
による樹脂の硬化処理は非酸化性の例えば窒素充填式の
乾燥炉を使用する方法がとられている。
【0005】上記ソルダーレジストの塗布工程を有する
二つのプリント基板の製造方法につき、以下に図2の工
程図を用いてさらに具体的に説明する。 〈従来例の1〉 (a)工程:銅箔8を両面に張った銅張積層板1に穴明
けを行ない、スルーホール2を形成する。
二つのプリント基板の製造方法につき、以下に図2の工
程図を用いてさらに具体的に説明する。 〈従来例の1〉 (a)工程:銅箔8を両面に張った銅張積層板1に穴明
けを行ない、スルーホール2を形成する。
【0006】(b)工程:触媒3を基板全面に吸着させ
る。
る。
【0007】(c)工程:所定パターンの回路マスクを
用いてエッチングにより、回路パターン8a、ランド8
bを形成する。
用いてエッチングにより、回路パターン8a、ランド8
bを形成する。
【0008】(d)工程:無電解銅めっき4をスルーホ
ール2内および回路パターン8a、ランド8b上に析出
させる。
ール2内および回路パターン8a、ランド8b上に析出
させる。
【0009】(e)工程:UV硬化型ソルダーレジスト
5を全面に塗布し、露光、現像を行ないスルーホール2
およびランド部4a(8b)上のUV硬化型ソルダーレ
ジスト5を溶解除去した後、乾燥炉により熱硬化する。
5を全面に塗布し、露光、現像を行ないスルーホール2
およびランド部4a(8b)上のUV硬化型ソルダーレ
ジスト5を溶解除去した後、乾燥炉により熱硬化する。
【0010】〈従来例の2〉(a)工程〜(c)工程
は、従来例の1と同様。
は、従来例の1と同様。
【0011】(d)工程:ソルダーレジスト5を全面に
塗布し、露光、現像を行ないスルーホール2およびラン
ド部のソルダーレジストを溶解除去した後、窒素充填式
乾燥炉により熱硬化する。
塗布し、露光、現像を行ないスルーホール2およびラン
ド部のソルダーレジストを溶解除去した後、窒素充填式
乾燥炉により熱硬化する。
【0012】(e)工程:ソルダーレジストを溶解除去
したスルーホール2およびランド部に無電解銅めっき4
を行なう。
したスルーホール2およびランド部に無電解銅めっき4
を行なう。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例の1に示し
たように、無電解銅めっき4をUV硬化型ソルダ−レジ
スト5の塗布形成前に行なう工程では、銅のめっき液に
UV硬化型ソルダ−レジスト5を晒さないので回路パタ
ーンの酸化の問題は解消されるが、(d)工程に示すよ
うに回路パターン形成後の銅めっきであるため、スル−
ホ−ル2以外のライン部(回路パターン)8aまで銅め
っきを析出してしまい、ライン部が太くなり高密度、高
細線パタ−ンを形成するときの障害となる。また、銅め
っきされる領域が、スルーホール2やランド部のみなら
ず回路パターン全体となるので、銅めっき液の消費量が
多くなり、材料費のコストが上昇するという問題もあ
る。
たように、無電解銅めっき4をUV硬化型ソルダ−レジ
スト5の塗布形成前に行なう工程では、銅のめっき液に
UV硬化型ソルダ−レジスト5を晒さないので回路パタ
ーンの酸化の問題は解消されるが、(d)工程に示すよ
うに回路パターン形成後の銅めっきであるため、スル−
ホ−ル2以外のライン部(回路パターン)8aまで銅め
っきを析出してしまい、ライン部が太くなり高密度、高
細線パタ−ンを形成するときの障害となる。また、銅め
っきされる領域が、スルーホール2やランド部のみなら
ず回路パターン全体となるので、銅めっき液の消費量が
多くなり、材料費のコストが上昇するという問題もあ
る。
【0014】また、従来例の2の場合は、銅めっき液に
対する耐性を改善したUV硬化型ソルダ−レジストを使
用するため、銅めっきをUV硬化型ソルダ−レジスト5
の塗布形成後に行なう工程とすることが可能であり、従
来例の1のようにライン部がめっき太りになると云う問
題は解消される。しかし、銅パターンの酸化防止をしな
がらUV硬化型ソルダ−レジスト5を加熱硬化するため
に使用する窒素充填式乾燥炉は、大型のプリント基板
(600×600サイズ)の場合に、特別な仕様になるため設
備コストが高くなること、また、バッチ方式による処理
のため量産性に問題があった。
対する耐性を改善したUV硬化型ソルダ−レジストを使
用するため、銅めっきをUV硬化型ソルダ−レジスト5
の塗布形成後に行なう工程とすることが可能であり、従
来例の1のようにライン部がめっき太りになると云う問
題は解消される。しかし、銅パターンの酸化防止をしな
がらUV硬化型ソルダ−レジスト5を加熱硬化するため
に使用する窒素充填式乾燥炉は、大型のプリント基板
(600×600サイズ)の場合に、特別な仕様になるため設
備コストが高くなること、また、バッチ方式による処理
のため量産性に問題があった。
【0015】したがって、本発明の目的は上記従来の問
題点を解決することにあり、その第1の目的は、ソルダ
−レジストの乾燥時におけるレジスト内部でのライン部
表面の酸化を防止し、無電解銅めっき処理の条件下にお
いても、ライン部とソルダ−レジストとの密着力を劣化
させず、信頼性の高い高密度配線を可能とする改良され
たプリント基板を、そして第2の目的は、その製造方法
をそれぞれ提供することにある。
題点を解決することにあり、その第1の目的は、ソルダ
−レジストの乾燥時におけるレジスト内部でのライン部
表面の酸化を防止し、無電解銅めっき処理の条件下にお
いても、ライン部とソルダ−レジストとの密着力を劣化
させず、信頼性の高い高密度配線を可能とする改良され
たプリント基板を、そして第2の目的は、その製造方法
をそれぞれ提供することにある。
【0016】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、銅張
積層板に、スル−ホ−ル、ランドからなる部品接続部
と、導体回路(ライン部)と、外部接続端子とが配置さ
れると共に、前記部品接続部および外部接続端子を除く
少なくとも前記導体回路上をソルダ−レジストで被覆し
て成るプリント基板であって、前記ソルダ−レジストが
被覆された導体回路上に銅と錯体構造を形成した皮膜を
0.5〜3.0μm形成して成るプリント基板により、
達成される。
積層板に、スル−ホ−ル、ランドからなる部品接続部
と、導体回路(ライン部)と、外部接続端子とが配置さ
れると共に、前記部品接続部および外部接続端子を除く
少なくとも前記導体回路上をソルダ−レジストで被覆し
て成るプリント基板であって、前記ソルダ−レジストが
被覆された導体回路上に銅と錯体構造を形成した皮膜を
0.5〜3.0μm形成して成るプリント基板により、
達成される。
【0017】銅と錯体構造を形成した皮膜としては、銅
の酸化を防止することができ、かつソルダ−レジストと
の結合を劣化させない皮膜であれば良く、例えばアルキ
ルイミダゾールのごときイミダゾール系化合物を銅表面
で反応させた錯体構造の皮膜が好ましい。皮膜の厚みが
重要であるため、皮膜を形成せずに単に銅と錯塩を形成
する錯形成剤で処理したものでは効果が不十分であり、
目的を達成することができない。
の酸化を防止することができ、かつソルダ−レジストと
の結合を劣化させない皮膜であれば良く、例えばアルキ
ルイミダゾールのごときイミダゾール系化合物を銅表面
で反応させた錯体構造の皮膜が好ましい。皮膜の厚みが
重要であるため、皮膜を形成せずに単に銅と錯塩を形成
する錯形成剤で処理したものでは効果が不十分であり、
目的を達成することができない。
【0018】この皮膜の厚みがソルダ−レジストの密着
性に及ぼす影響について、図4により具体的に説明する
と、図示のように銅と錯体構造を形成した皮膜は薄すぎ
ても厚すぎても好ましくないことが分かる。前述の通り
0.5〜3μmが好ましく、更に好ましくは、1.0〜
2.5μmである。3.0μmを超えると、レジストと
皮膜の層間で剥離の傾向が徐々に増大し、また、0.5
μmよりも薄くなると皮膜が粗に形成されているため、
レジストとライン間に点々と剥離が生じ密着性に悪い影
響を及ぼすことが分かった。なお、この図の縦軸の剥離
幅は、ソルダ−レジストが塗布されたプリント基板を目
視による外観検査により剥離の程度を測定したもので、
レジストが配線から剥離していとその部分が配線回路の
パターン形状に沿ってライン状に白く観察され、その幅
を測定したものである。密着している場合には白い点あ
るいはラインが観測されない。
性に及ぼす影響について、図4により具体的に説明する
と、図示のように銅と錯体構造を形成した皮膜は薄すぎ
ても厚すぎても好ましくないことが分かる。前述の通り
0.5〜3μmが好ましく、更に好ましくは、1.0〜
2.5μmである。3.0μmを超えると、レジストと
皮膜の層間で剥離の傾向が徐々に増大し、また、0.5
μmよりも薄くなると皮膜が粗に形成されているため、
レジストとライン間に点々と剥離が生じ密着性に悪い影
響を及ぼすことが分かった。なお、この図の縦軸の剥離
幅は、ソルダ−レジストが塗布されたプリント基板を目
視による外観検査により剥離の程度を測定したもので、
レジストが配線から剥離していとその部分が配線回路の
パターン形状に沿ってライン状に白く観察され、その幅
を測定したものである。密着している場合には白い点あ
るいはラインが観測されない。
【0019】ソルダ−レジストとしては、UV硬化型ソ
ルダ−レジストが好ましいが、これに限らず、その他周
知の熱硬化型ソルダ−レジスト、光硬化型ソルダ−レジ
スト等の耐熱性(半田処理に耐えれば良い)とレジスト
としてのパターン化が可能な絶縁材料であれば何れのも
のでも使用できる。ただし、製造方法の項で後述するよ
うに、ソルダ−レジストは無電解銅めっき液(一般に強
アルカリ)に溶解しない耐めっき液性のソルダ−レジス
トを適用することが必要となる。その理由は、無電解銅
めっきは、一般に析出速度が遅いため(例えば1〜4μ
m/h)、数十μmのスル−ホ−ルめっきを必要とする
場合、高pHで、しかも高温の環境下に長時間浸漬しな
ければならないからである。
ルダ−レジストが好ましいが、これに限らず、その他周
知の熱硬化型ソルダ−レジスト、光硬化型ソルダ−レジ
スト等の耐熱性(半田処理に耐えれば良い)とレジスト
としてのパターン化が可能な絶縁材料であれば何れのも
のでも使用できる。ただし、製造方法の項で後述するよ
うに、ソルダ−レジストは無電解銅めっき液(一般に強
アルカリ)に溶解しない耐めっき液性のソルダ−レジス
トを適用することが必要となる。その理由は、無電解銅
めっきは、一般に析出速度が遅いため(例えば1〜4μ
m/h)、数十μmのスル−ホ−ルめっきを必要とする
場合、高pHで、しかも高温の環境下に長時間浸漬しな
ければならないからである。
【0020】なお、スルーホール内には無電解銅めっき
の下地として、無電解Niめっき、無電解銅めっきの如
き導体を形成しておくこともできる。
の下地として、無電解Niめっき、無電解銅めっきの如
き導体を形成しておくこともできる。
【0021】上記第2の目的は、銅張積層板に(a)例
えばドリルやパンチでスル−ホ−ルの穴あけを行なう工
程と、(b)少なくともスルーホール内へ触媒を付与す
る工程と、(c)所定のレジストマスクパターンを用い
てランドと外部接続端子を含む導体回路(ライン部)パ
ターンとをエッチングにより形成する工程と、(d)基
板表面に皮膜形成用錯形成剤を塗布し、ランド及び導体
回路表面の銅と反応させて厚さ0.5〜3μmの錯体構
造皮膜を形成する工程と、(e)耐めっき液性のソルダ
−レジストを全面に塗布し、スル−ホ−ル、ランド部及
び外部接続端子上のソルダ−レジストを選択的に除去
し、熱硬化する工程と、(f)ソルダ−レジストの除去
された領域(スル−ホ−ル、ランド部及び外部接続端
子)に前処理として錯体構造皮膜を溶解除去してから、
無電解銅めっきを施す工程とを有して成るプリント基板
の製造方法により、達成される(第1の製造方法)。
えばドリルやパンチでスル−ホ−ルの穴あけを行なう工
程と、(b)少なくともスルーホール内へ触媒を付与す
る工程と、(c)所定のレジストマスクパターンを用い
てランドと外部接続端子を含む導体回路(ライン部)パ
ターンとをエッチングにより形成する工程と、(d)基
板表面に皮膜形成用錯形成剤を塗布し、ランド及び導体
回路表面の銅と反応させて厚さ0.5〜3μmの錯体構
造皮膜を形成する工程と、(e)耐めっき液性のソルダ
−レジストを全面に塗布し、スル−ホ−ル、ランド部及
び外部接続端子上のソルダ−レジストを選択的に除去
し、熱硬化する工程と、(f)ソルダ−レジストの除去
された領域(スル−ホ−ル、ランド部及び外部接続端
子)に前処理として錯体構造皮膜を溶解除去してから、
無電解銅めっきを施す工程とを有して成るプリント基板
の製造方法により、達成される(第1の製造方法)。
【0022】好ましい製造方法として、上記耐めっき液
性のソルダ−レジストを感光性を有するUV硬化型ソル
ダ−レジストとした場合には、スル−ホ−ル、ランド部
及び外部接続端子がマスキングされたマスクを介してU
V露光し、マスキング部分以外を光硬化させる。その
後、未露光部を有機溶剤の現像液で溶解除去し、乾燥炉
にいれてUV硬化型ソルダ−レジストを熱硬化させ、無
電解銅めっきを施す工程とすればよい。
性のソルダ−レジストを感光性を有するUV硬化型ソル
ダ−レジストとした場合には、スル−ホ−ル、ランド部
及び外部接続端子がマスキングされたマスクを介してU
V露光し、マスキング部分以外を光硬化させる。その
後、未露光部を有機溶剤の現像液で溶解除去し、乾燥炉
にいれてUV硬化型ソルダ−レジストを熱硬化させ、無
電解銅めっきを施す工程とすればよい。
【0023】また、基板表面に錯形成剤を塗布する方法
としては種々の塗布方法が用いられるが、例えば浸漬、
シルクスクリーン、スプレー、ローラー方式等によって
塗布することができる。
としては種々の塗布方法が用いられるが、例えば浸漬、
シルクスクリーン、スプレー、ローラー方式等によって
塗布することができる。
【0024】なお、(d)工程の皮膜形成用錯形成剤と
しては、銅の酸化を防止する防錆剤としての作用とソル
ダーレジストとの良好な結合性とを有するものが使用さ
れ、アルキルイミダゾールの如きイミダゾール化合物、
ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール等の不対電子を
有する含窒素有機化合物が好ましい。また、錯体構造皮
膜の形成時の反応条件としては、皮膜形成用錯形剤を塗
布して常温〜60℃で反応させる。膜厚調整は、基板を
溶液に接触させる時間を制御することにより容易に行な
うことができ、時間を長くすれば膜厚は厚くなる。
しては、銅の酸化を防止する防錆剤としての作用とソル
ダーレジストとの良好な結合性とを有するものが使用さ
れ、アルキルイミダゾールの如きイミダゾール化合物、
ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾール等の不対電子を
有する含窒素有機化合物が好ましい。また、錯体構造皮
膜の形成時の反応条件としては、皮膜形成用錯形剤を塗
布して常温〜60℃で反応させる。膜厚調整は、基板を
溶液に接触させる時間を制御することにより容易に行な
うことができ、時間を長くすれば膜厚は厚くなる。
【0025】また、(f)工程の無電解銅めっきを施す
工程において、銅箔上に形成された銅と錯体構造になる
皮膜は銅めっきの前処理で容易に溶解可能でなければな
らない。これが残渣していると、ボイド不良などの銅め
っき品質を悪化させる原因となる。溶解処理液として
は、塩酸、硫酸、硝酸の如き無機酸、もしくは例えば過
硫酸ソーダの如き過酸化物の2〜3重量%溶液が用いら
れる。
工程において、銅箔上に形成された銅と錯体構造になる
皮膜は銅めっきの前処理で容易に溶解可能でなければな
らない。これが残渣していると、ボイド不良などの銅め
っき品質を悪化させる原因となる。溶解処理液として
は、塩酸、硫酸、硝酸の如き無機酸、もしくは例えば過
硫酸ソーダの如き過酸化物の2〜3重量%溶液が用いら
れる。
【0026】また、上記第2の目的は、次の第2の製造
方法によっても、達成される。すなわち、銅張積層板に
例えばドリルやパンチによりスル−ホ−ルを形成した
後、触媒を基板全面に吸着させ、無電解Niめっきを
0.5〜1.0μm析出させる。さらに、基板表面を研
磨してNiめっきを除去した後(Niめっきはスルーホ
ール内にのみ残す)、電着型UVレジストによりランド
と外部接続端子を含む導体回路(ライン部)以外がマス
キングされたマスクを用いUV露光機により露光する。
さらに、現像により回路パターンを描きエッチングによ
りランド及び導体回路パターンを形成する。
方法によっても、達成される。すなわち、銅張積層板に
例えばドリルやパンチによりスル−ホ−ルを形成した
後、触媒を基板全面に吸着させ、無電解Niめっきを
0.5〜1.0μm析出させる。さらに、基板表面を研
磨してNiめっきを除去した後(Niめっきはスルーホ
ール内にのみ残す)、電着型UVレジストによりランド
と外部接続端子を含む導体回路(ライン部)以外がマス
キングされたマスクを用いUV露光機により露光する。
さらに、現像により回路パターンを描きエッチングによ
りランド及び導体回路パターンを形成する。
【0027】この後の工程は、前述した第1の製造方法
における(d)工程の基板表面に皮膜形成用錯形成剤を
塗布し、ランド及び導体回路表面の銅と反応させて厚さ
0.5〜3μmの錯体構造皮膜を形成する工程に続き、
以下同様の工程にしたがって行なう。この方法はスルー
ホールの銅めっきの下地としてNiめっきを行なうもの
であり、銅めっき時の電蝕対策として下地導体を形成し
ておくものであることから、Niめっきの代わりにその
他のめっき容易な導体金属を形成してもよい。なお、無
電解Niめっきの厚さは0.5μm以上が好ましい。さ
らに、好ましくは0.5〜1.0μmがよい。0.5μ
mより薄いと、粗いめっきになるため電着型UVレジス
トでスル−ホ−ル内を完全に皮膜することが出来ない。
したがって、触媒が露出した箇所は、エッチング液によ
り溶解除去されてしまいスル−ホ−ルボイドの原因とな
る。また、Niめっき液は高価なため、必要以上に厚く
せず長寿命化による原価低減の点からも0.5〜1.0
μmが好ましい。
における(d)工程の基板表面に皮膜形成用錯形成剤を
塗布し、ランド及び導体回路表面の銅と反応させて厚さ
0.5〜3μmの錯体構造皮膜を形成する工程に続き、
以下同様の工程にしたがって行なう。この方法はスルー
ホールの銅めっきの下地としてNiめっきを行なうもの
であり、銅めっき時の電蝕対策として下地導体を形成し
ておくものであることから、Niめっきの代わりにその
他のめっき容易な導体金属を形成してもよい。なお、無
電解Niめっきの厚さは0.5μm以上が好ましい。さ
らに、好ましくは0.5〜1.0μmがよい。0.5μ
mより薄いと、粗いめっきになるため電着型UVレジス
トでスル−ホ−ル内を完全に皮膜することが出来ない。
したがって、触媒が露出した箇所は、エッチング液によ
り溶解除去されてしまいスル−ホ−ルボイドの原因とな
る。また、Niめっき液は高価なため、必要以上に厚く
せず長寿命化による原価低減の点からも0.5〜1.0
μmが好ましい。
【0028】さらにまた、上記第2の目的は、次の第3
の製造方法によっても、達成される。 すなわち、上記
第1の製造方法における(b)工程の少なくともスルー
ホール内へ触媒を付与する工程の後に、無電解銅めっき
を2.5〜10.0μm形成する工程を付加する。これ
により少なくともスルーホール内に予め第1の銅めっき
を形成しておく。以降、上記第1の製造方法と同様な工
程を行なう。この製造法によればスルーホール内は第
1、第2〔第1の製造方法における(f)工程の銅めっ
き〕の二重の銅めっきが行なわれる。
の製造方法によっても、達成される。 すなわち、上記
第1の製造方法における(b)工程の少なくともスルー
ホール内へ触媒を付与する工程の後に、無電解銅めっき
を2.5〜10.0μm形成する工程を付加する。これ
により少なくともスルーホール内に予め第1の銅めっき
を形成しておく。以降、上記第1の製造方法と同様な工
程を行なう。この製造法によればスルーホール内は第
1、第2〔第1の製造方法における(f)工程の銅めっ
き〕の二重の銅めっきが行なわれる。
【0029】この場合の第1の無電解銅めっき膜厚は、
2.5μm以上が好ましい。また、好ましくは3.0〜
10.0μmである。膜厚が2.5μmよりも薄い場
合、第2の無電解銅めっきの前処理であるソフトエッチ
ング液(第2の銅めっき前の表面清浄化処理)で銅めっ
きが全て溶解され、そのときに触媒も一緒に一部脱落し
て、局所的にスル−ホ−ルボイドが発生することがあ
り、厚みについては注意を要する。
2.5μm以上が好ましい。また、好ましくは3.0〜
10.0μmである。膜厚が2.5μmよりも薄い場
合、第2の無電解銅めっきの前処理であるソフトエッチ
ング液(第2の銅めっき前の表面清浄化処理)で銅めっ
きが全て溶解され、そのときに触媒も一緒に一部脱落し
て、局所的にスル−ホ−ルボイドが発生することがあ
り、厚みについては注意を要する。
【0030】
【作用】ソルダ−レジストが被覆された導通回路パタ−
ン上に、表面処理膜として設けた銅と錯体構造を形成す
る皮膜は、図4に示したように0.5〜3.0μmの厚
さで、ソルダ−レジストの剥離を充分に防止することが
でき、密着性の良好なソルダ−レジストの形成を容易と
する。それによって、レジスト内部でのライン銅箔表面
の酸化を防止することができるので、無電解銅めっき条
件下において、ソルダ−レジストとライン銅箔表面が剥
離せず、信頼性の高いプリント基板を実現することがで
きる。
ン上に、表面処理膜として設けた銅と錯体構造を形成す
る皮膜は、図4に示したように0.5〜3.0μmの厚
さで、ソルダ−レジストの剥離を充分に防止することが
でき、密着性の良好なソルダ−レジストの形成を容易と
する。それによって、レジスト内部でのライン銅箔表面
の酸化を防止することができるので、無電解銅めっき条
件下において、ソルダ−レジストとライン銅箔表面が剥
離せず、信頼性の高いプリント基板を実現することがで
きる。
【0031】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を用いて説明す
る。 〈実施例1〉図1は、本発明のプリント基板の製造方法
の一例を説明する工程図であり、以下、図示の(a)工
程〜(f)工程に従い、その内容を順次説明する。 (a)工程:両面に銅箔8を張り合わせた銅張積層板1
に、ドリル又はパンチにより穴あけを行ないスルーホー
ル2を形成する。 (b)工程:基板1をパラジウムとスズを含むコロイド
溶液に浸漬し、基板全面に触媒3を吸着、付与する。
る。 〈実施例1〉図1は、本発明のプリント基板の製造方法
の一例を説明する工程図であり、以下、図示の(a)工
程〜(f)工程に従い、その内容を順次説明する。 (a)工程:両面に銅箔8を張り合わせた銅張積層板1
に、ドリル又はパンチにより穴あけを行ないスルーホー
ル2を形成する。 (b)工程:基板1をパラジウムとスズを含むコロイド
溶液に浸漬し、基板全面に触媒3を吸着、付与する。
【0032】(c)工程:導通回路パタ−ン8aを形成
する。パターン形成方法としては、まず、基板表面をブ
ラシで整面後、UV硬化型ドライフィルムを熱圧着し、
ランド及び外部接続端子を含む回路パターン(ライン
部)8a以外がマスキングされたマスクを両面に密着さ
せ、超高圧水銀灯を用いた高真空露光機により、40〜
800mj/cm2の露光量で焼付けを行なう。その
後、アルカリ型現像液により未露光部を溶解除去し、ド
ライフィルムのマスクパターンを形成し、アルカリエッ
チング液により、露出した銅箔を溶解する。そして、不
要なUV硬化型ドライフィルムをNaOHを含有した剥
離液で除去する。
する。パターン形成方法としては、まず、基板表面をブ
ラシで整面後、UV硬化型ドライフィルムを熱圧着し、
ランド及び外部接続端子を含む回路パターン(ライン
部)8a以外がマスキングされたマスクを両面に密着さ
せ、超高圧水銀灯を用いた高真空露光機により、40〜
800mj/cm2の露光量で焼付けを行なう。その
後、アルカリ型現像液により未露光部を溶解除去し、ド
ライフィルムのマスクパターンを形成し、アルカリエッ
チング液により、露出した銅箔を溶解する。そして、不
要なUV硬化型ドライフィルムをNaOHを含有した剥
離液で除去する。
【0033】(d)工程:銅箔と錯体構造を形成する皮
膜6を銅箔パターン上に形成する。錯体構造の皮膜形成
方法としては、基板全面に皮膜形成用錯形成剤を噴射、
塗布し、常温で成膜した。皮膜形成用錯形成剤としては
市販のアルキルイミダゾール系化合物を使用した。皮膜
の厚さと成膜時間との関係は図5に示すとおりであり、
約15分の噴射で、1.5μm形成した。
膜6を銅箔パターン上に形成する。錯体構造の皮膜形成
方法としては、基板全面に皮膜形成用錯形成剤を噴射、
塗布し、常温で成膜した。皮膜形成用錯形成剤としては
市販のアルキルイミダゾール系化合物を使用した。皮膜
の厚さと成膜時間との関係は図5に示すとおりであり、
約15分の噴射で、1.5μm形成した。
【0034】(e)工程:UV硬化型ソルダ−レジスト
5を全面に塗布し仮乾燥を行なう。そして、スル−ホ−
ル2、ランド部分8b及び図示されていない外部電極接
続端子がマスキングされたマスクを用いて基板に密着さ
せ、高真空露光機により80〜800mj/cm2照射
して、マスクから露出した領域を光硬化させる。さら
に、現像液として1,1,1−トリクロロエタンを用いて
未露光部を溶解除去し、通常の乾燥炉に入れて140〜
160℃でUV硬化型ソルダ−レジスト5を熱硬化す
る。
5を全面に塗布し仮乾燥を行なう。そして、スル−ホ−
ル2、ランド部分8b及び図示されていない外部電極接
続端子がマスキングされたマスクを用いて基板に密着さ
せ、高真空露光機により80〜800mj/cm2照射
して、マスクから露出した領域を光硬化させる。さら
に、現像液として1,1,1−トリクロロエタンを用いて
未露光部を溶解除去し、通常の乾燥炉に入れて140〜
160℃でUV硬化型ソルダ−レジスト5を熱硬化す
る。
【0035】(f)工程:過硫酸ソ−ダを含有したソフ
トエッチング溶液を用いて、露出した導体上の銅と錯体
構造を成す皮膜6を溶解除去した後、無電解銅めっき4
を行なう。
トエッチング溶液を用いて、露出した導体上の銅と錯体
構造を成す皮膜6を溶解除去した後、無電解銅めっき4
を行なう。
【0036】〈実施例2〉実施例1の(b)工程と
(c)工程との間に、無電解Niめっき工程を付加し、
めっき液中に基板を浸漬してNiめっきを0.5〜1.
0μm析出させる。めっき終了後、基板表面を研磨し、
銅箔8上のNiめっきを除去し、スルーホール2内にの
みNiめっきを残した。次いで、実施例1の(c)工程
におけるUV硬化型ドライフィルムの代わりに、電着型
UVレジストを用いて基板に塗布し、ランド及び外部接
続端子を含む回路パターン(ライン部)8a以外がマス
キングされたマスクを両面に密着させ、超高圧水銀灯を
用いた高真空露光機により露光する。さらに、現像によ
り回路パターンを描きマスクを形成する。このマスクを
用いて銅箔8を選択的にエッチングすることにより回路
パターン8aを形成する。これ以降の工程は、実施例1
の(d)〜(f)工程にしたがって実施した。このよう
にして得られたプリント基板の要部断面図を図3に示し
た。図示のように、スルーホール2内は、下地膜として
のNiめっき7と銅めっき4の二層構造となる。
(c)工程との間に、無電解Niめっき工程を付加し、
めっき液中に基板を浸漬してNiめっきを0.5〜1.
0μm析出させる。めっき終了後、基板表面を研磨し、
銅箔8上のNiめっきを除去し、スルーホール2内にの
みNiめっきを残した。次いで、実施例1の(c)工程
におけるUV硬化型ドライフィルムの代わりに、電着型
UVレジストを用いて基板に塗布し、ランド及び外部接
続端子を含む回路パターン(ライン部)8a以外がマス
キングされたマスクを両面に密着させ、超高圧水銀灯を
用いた高真空露光機により露光する。さらに、現像によ
り回路パターンを描きマスクを形成する。このマスクを
用いて銅箔8を選択的にエッチングすることにより回路
パターン8aを形成する。これ以降の工程は、実施例1
の(d)〜(f)工程にしたがって実施した。このよう
にして得られたプリント基板の要部断面図を図3に示し
た。図示のように、スルーホール2内は、下地膜として
のNiめっき7と銅めっき4の二層構造となる。
【0037】〈実施例3〉この実施例は、実施例2の変
形例で、図3に示したスルーホール2内の下地めっきと
してのNiめっき7の代わりに、銅めっきを施すもので
ある。したがってスルーホール2内は、下地膜として形
成した第1の銅めっき(Niめっき7に相当するもの)
と第2の銅めっき4(実施例1及び2の銅めっき4と同
一)の二層構造となる。
形例で、図3に示したスルーホール2内の下地めっきと
してのNiめっき7の代わりに、銅めっきを施すもので
ある。したがってスルーホール2内は、下地膜として形
成した第1の銅めっき(Niめっき7に相当するもの)
と第2の銅めっき4(実施例1及び2の銅めっき4と同
一)の二層構造となる。
【0038】すなわち、この実施例について具体的に説
明すると、実施例1の(b)工程と(c)工程との間
に、第1の銅めっき工程としての無電解銅めっき工程を
付加し、めっき液中に基板を浸漬して銅めっきを3.0
〜10.0μm析出させる。これ以降の工程は、実施例
1の(c)〜(f)工程にしたがって実施した。
明すると、実施例1の(b)工程と(c)工程との間
に、第1の銅めっき工程としての無電解銅めっき工程を
付加し、めっき液中に基板を浸漬して銅めっきを3.0
〜10.0μm析出させる。これ以降の工程は、実施例
1の(c)〜(f)工程にしたがって実施した。
【0039】〈実施例4〉実施例1の(a)〜(d)工
程まで同一工程を実施し、(e)工程として実施例1で
使用したUV硬化型ソルダ−レジスト5の代わりに熱硬
化型ソルダ−レジストを、スル−ホ−ル2、ランド部分
8b及び図示されていない外部電極接続端子がマスキン
グされたシルクスクリーン版を用いて全面に塗布し、こ
の後、基板を通常の乾燥炉に入れて140〜160℃で
熱硬化型ソルダ−レジストを硬化する。次いで、実施例
1と同様に(f)工程を実施した。すなわち、過硫酸ソ
−ダを含有したソフトエッチング溶液を用いて、露出し
た導体上の銅と錯体構造を成す皮膜6を溶解除去した
後、無電解銅めっき4を行った。
程まで同一工程を実施し、(e)工程として実施例1で
使用したUV硬化型ソルダ−レジスト5の代わりに熱硬
化型ソルダ−レジストを、スル−ホ−ル2、ランド部分
8b及び図示されていない外部電極接続端子がマスキン
グされたシルクスクリーン版を用いて全面に塗布し、こ
の後、基板を通常の乾燥炉に入れて140〜160℃で
熱硬化型ソルダ−レジストを硬化する。次いで、実施例
1と同様に(f)工程を実施した。すなわち、過硫酸ソ
−ダを含有したソフトエッチング溶液を用いて、露出し
た導体上の銅と錯体構造を成す皮膜6を溶解除去した
後、無電解銅めっき4を行った。
【0040】
【発明の効果】上述したように、本発明により所期の目
的を達成することができた。すなわち、プリント基板
は、ソルダ−レジストを塗布した後の乾燥時に発生する
レジストとライン銅箔表面の酸化を防止することができ
るため、無電解銅めっき条件下においてもレジストとラ
イン銅箔表面の剥離が生じない。従って、工程を付加す
るだけで従来の工程を変更する必要がないため、導通回
路パタ−ンを細線化することができる。即ち、より高密
度なプリント基板が製造できる。
的を達成することができた。すなわち、プリント基板
は、ソルダ−レジストを塗布した後の乾燥時に発生する
レジストとライン銅箔表面の酸化を防止することができ
るため、無電解銅めっき条件下においてもレジストとラ
イン銅箔表面の剥離が生じない。従って、工程を付加す
るだけで従来の工程を変更する必要がないため、導通回
路パタ−ンを細線化することができる。即ち、より高密
度なプリント基板が製造できる。
【図1】本発明の一実施例となるプリント基板の製造工
程を示す工程概略図。
程を示す工程概略図。
【図2】従来のプリント基板の製造工程を示す工程概略
図。
図。
【図3】本発明の他の実施例となるプリント基板の要部
断面図。
断面図。
【図4】同じく本発明の一実施例となるもので、銅と錯
体構造になる皮膜の厚さが、ソルダ−レジストとライン
銅箔表面との剥離幅に及ぼす影響について計測した特性
曲線図。
体構造になる皮膜の厚さが、ソルダ−レジストとライン
銅箔表面との剥離幅に及ぼす影響について計測した特性
曲線図。
【図5】同じく本発明の一実施例となるもので、銅と錯
体構造になる皮膜の厚さと成膜時間との関係を示した特
性曲線図。
体構造になる皮膜の厚さと成膜時間との関係を示した特
性曲線図。
1…銅張積層板、 2…スル−ホ
−ル、3…触媒、 4…無
電解銅めっき、5…UV硬化型ソルダ−レジスト、
6…銅と錯体構造になる皮膜、7…無電解Niめっ
き、 8…銅箔、8a…回路パターン、
8b(4a)…ランド。
−ル、3…触媒、 4…無
電解銅めっき、5…UV硬化型ソルダ−レジスト、
6…銅と錯体構造になる皮膜、7…無電解Niめっ
き、 8…銅箔、8a…回路パターン、
8b(4a)…ランド。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 浜岡 伸夫 神奈川県横浜市戸塚区戸塚町216番地株式 会社日立製作所情報通信事業部内
Claims (17)
- 【請求項1】銅張積層板に、スル−ホ−ル及びランドか
らなる部品接続部と、外部接続端子を含む導体回路とが
配置されると共に、前記部品接続部及び外部接続端子を
除く少なくとも前記導体回路上をソルダ−レジストで被
覆して成るプリント基板であって、前記ソルダ−レジス
トが被覆された導体回路上に銅と錯体構造を形成した皮
膜を0.5〜3.0μm形成して成るプリント基板。 - 【請求項2】上記銅と錯体構造を形成した皮膜が、銅の
酸化を防止することができ、かつソルダ−レジストとの
結合を劣化させない不対電子を有する含窒素有機化合物
の錯体構造皮膜から成る請求項1記載のプリント基板。 - 【請求項3】上記不対電子を有する含窒素有機化合物が
イミダゾール系化合物から成る請求項2記載のプリント
基板。 - 【請求項4】上記ソルダ−レジストを、UV硬化型ソル
ダ−レジスト、熱硬化型ソルダ−レジスト及び光硬化型
ソルダ−レジストの何れかから選択される耐熱性と耐銅
めっき液性とを有するレジストで構成して成る請求項1
乃至3何れか記載のプリント基板。 - 【請求項5】上記スルーホール内の無電解銅めっきの下
地膜として、導体膜を形成して成る請求項1乃至4何れ
か記載のプリント基板。 - 【請求項6】上記導体膜を、膜厚0.5〜1.0μmの
無電解Niめっきとするか、膜厚2.5〜10.0μm
の無電解銅めっきとして成る請求項5記載のプリント基
板。 - 【請求項7】銅張積層板に、(a)スルーホールを形成
する穴あけを行なう工程と、(b)少なくともスルーホ
ール内へ触媒を付与する工程と、(c)所定のレジスト
マスクパターンを用いてランドと外部接続端子を含む導
体回路パターンとをエッチングにより形成する工程と、
(d)基板表面に皮膜形成用錯形成剤を塗布し、ランド
及び導体回路表面の銅と反応させて厚さ0.5〜3μm
の錯体構造皮膜を形成する工程と、(e)耐めっき液性
のソルダ−レジストを全面に塗布し、スル−ホ−ル、ラ
ンド部及び外部接続端子上のソルダ−レジストを選択的
に除去し、熱硬化する工程と、(f)ソルダ−レジスト
が選択的に除去された領域に前処理として錯体構造皮膜
を溶解除去してから、無電解銅めっきを施す工程とを有
して成るプリント基板の製造方法。 - 【請求項8】上記耐めっき液性のソルダ−レジストを感
光性を有するUV硬化型ソルダ−レジストとし、スル−
ホ−ル、ランド部及び外部接続端子がマスキングされた
マスクを介してUV露光し、マスキング部分以外を光硬
化させて未露光部を現像液で溶解除去し、UV硬化型ソ
ルダ−レジストを熱硬化させ、無電解銅めっきを施す工
程として成る請求項7記載のプリント基板の製造方法。 - 【請求項9】上記(d)工程の皮膜形成用錯形成剤とし
て、銅の酸化を防止する防錆効果とソルダーレジストと
の結合性とを有し、しかも銅と錯体を形成する不対電子
を有する含窒素有機化合物を用いると共に、錯体構造皮
膜の膜厚を、基板を皮膜形成用錯形成剤溶液に接触させ
る時間を制御して調整する成膜工程として成る請求項7
記載のプリント基板の製造方法。 - 【請求項10】上記皮膜形成用錯形成剤をイミダゾール
化合物、ベンゾトリアゾール、ベンゾチアゾールの何れ
かの含窒素有機化合物で構成して成る請求項7乃至9何
れか記載のプリント基板の製造方法。 - 【請求項11】上記イミダゾール化合物をアルキルベン
ゼンイミダゾール化合物として成る請求項10記載のプ
リント基板の製造方法。 - 【請求項12】上記(f)工程の無電解銅めっきを施す
工程において、銅箔上に形成された銅との錯体構造皮膜
を溶解除去する処理液を、無機強酸もしくは過過酸化物
の稀釈溶液として成る請求項7乃至11何れか記載のプ
リント基板の製造方法。 - 【請求項13】上記無機強酸を塩酸、硫酸、硝酸の何れ
かとするか、過過酸化物を硫酸ソーダとし、何れも2〜
3重量%の稀釈溶液として成る請求項12記載のプリン
ト基板の製造方法。 - 【請求項14】上記(b)工程と(c)工程との間に、
無電解Niめっきを0.5〜1.0μm析出させ、さら
に基板表面を研磨してNiめっきを基板表面から除去
し、スルーホール内にのみ残す工程を付加し、最終工程
でスルーホール内にNiめっきと銅めっきから成る二重
のめっき膜を形成して成る請求項7記載のプリント基板
の製造方法。 - 【請求項15】上記(c)工程において、レジストマス
クパターンを、電着型UVレジストによりランドと外部
接続端子を含む導体回路以外がマスキングされたマスク
を用いUV露光機により露光し、現像により回路パター
ンを描き、これをマスクとして銅箔をエッチングし、ラ
ンド及び導体回路パターンを形成する工程として成る請
求項7もしくは14記載のプリント基板の製造方法。 - 【請求項16】上記(b)工程と(c)工程との間に、
無電解銅めっきを2.5〜10.0μm形成する工程を
付加し、これにより少なくともスルーホール内に予め第
1の銅めっきを形成した後、上記(c)工程〜(f)工
程を施し、スルーホール内に二重の銅めっきを形成して
成る請求項7記載のプリント基板の製造方法。 - 【請求項17】上記(d)工程において、基板表面に皮
膜形成用錯形成剤を塗布する方法として、浸漬、シルク
スクリーン、スプレー、ローラーの何れかの方式を選択
して成る請求項7記載のプリント基板の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15911892A JP2919181B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | プリント基板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15911892A JP2919181B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | プリント基板の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH066018A true JPH066018A (ja) | 1994-01-14 |
| JP2919181B2 JP2919181B2 (ja) | 1999-07-12 |
Family
ID=15686636
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15911892A Expired - Fee Related JP2919181B2 (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | プリント基板の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2919181B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10321994A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Senju Metal Ind Co Ltd | 電子機器の導電部におけるマイグレーション防止方法 |
| WO2012173178A1 (ja) | 2011-06-14 | 2012-12-20 | 大日本印刷株式会社 | 太陽電池用集電シートの配線パターン形成用の導電性基材、及び太陽電池用集電シートの製造方法 |
| JP2014229895A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | 印刷回路基板及び印刷回路基板の製造方法 |
| JP2016105516A (ja) * | 2016-03-02 | 2016-06-09 | 日立化成株式会社 | プリント配線板及びその製造方法並びに熱硬化性樹脂組成物 |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP15911892A patent/JP2919181B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH10321994A (ja) * | 1997-05-16 | 1998-12-04 | Senju Metal Ind Co Ltd | 電子機器の導電部におけるマイグレーション防止方法 |
| WO2012173178A1 (ja) | 2011-06-14 | 2012-12-20 | 大日本印刷株式会社 | 太陽電池用集電シートの配線パターン形成用の導電性基材、及び太陽電池用集電シートの製造方法 |
| KR20140016392A (ko) | 2011-06-14 | 2014-02-07 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 태양 전지용 집전 시트의 배선 패턴 형성용 도전성 기재 및 태양 전지용 집전 시트의 제조 방법 |
| US9666746B2 (en) | 2011-06-14 | 2017-05-30 | Dai Nippon Printing Co., Ltd. | Conductive base for forming wiring pattern of collector sheet for solar cells, and method for producing collector sheet for solar cells |
| JP2014229895A (ja) * | 2013-05-23 | 2014-12-08 | サムソン エレクトロ−メカニックス カンパニーリミテッド. | 印刷回路基板及び印刷回路基板の製造方法 |
| US9629260B2 (en) | 2013-05-23 | 2017-04-18 | Samsung Electro-Mechanics Co., Ltd. | Printed circuit board and method of manufacturing the same |
| JP2016105516A (ja) * | 2016-03-02 | 2016-06-09 | 日立化成株式会社 | プリント配線板及びその製造方法並びに熱硬化性樹脂組成物 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2919181B2 (ja) | 1999-07-12 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4804615A (en) | Method for manufacture of printed circuit boards | |
| US5827604A (en) | Multilayer printed circuit board and method of producing the same | |
| EP0475567B1 (en) | Method for fabricating printed circuits | |
| JPH0783168B2 (ja) | プリント板の製造方法 | |
| KR20000057687A (ko) | 프린트 배선판 및 그 제조방법 | |
| CN101911850B (zh) | 多层印刷电路板的制造方法 | |
| JP3204545B2 (ja) | 多層プリント配線板およびその製造方法 | |
| JP2007109902A (ja) | 多層プリント配線板の製造方法およびそれに用いる感光性ドライフィルム | |
| JPH06275950A (ja) | 配線板の製造法 | |
| JP4129665B2 (ja) | 半導体パッケージ用基板の製造方法 | |
| JP2694802B2 (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
| JP2919181B2 (ja) | プリント基板の製造方法 | |
| US6544584B1 (en) | Process for removal of undesirable conductive material on a circuitized substrate and resultant circuitized substrate | |
| JPH05327224A (ja) | 多層配線基板の製造方法及びその製造方法で製造される多層配線基板 | |
| JPH11330695A (ja) | 信頼性に優れた多層回路基板とその製造方法 | |
| JP2003115662A (ja) | 半導体装置用基板の製造方法 | |
| JP5691527B2 (ja) | 配線基板の表面処理方法及びこの表面処理方法により処理された配線基板 | |
| JP2713037B2 (ja) | プリント配線板及びその製造方法 | |
| CA1258138A (en) | Method for manufacture of printed circuit boards having solder-masked traces | |
| JP2001156455A (ja) | 多層プリント配線板およびその製造方法。 | |
| JPH0521932A (ja) | プリント配線板の製造方法 | |
| JP4180192B2 (ja) | 多層プリント配線基板の製造方法 | |
| JPH04318993A (ja) | プリント配線板およびその製造方法 | |
| JP3624427B2 (ja) | プリント回路板の製造法、プリント回路板及び機器 | |
| JP2000183495A (ja) | 導体回路の形成方法およびプリント配線板の製造方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |