JPH0660378B2 - 耐黒変性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法 - Google Patents

耐黒変性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板およびその製造方法

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JPH0660378B2 JP6045490A JP6045490A JPH0660378B2 JP H0660378 B2 JPH0660378 B2 JP H0660378B2 JP 6045490 A JP6045490 A JP 6045490A JP 6045490 A JP6045490 A JP 6045490A JP H0660378 B2 JPH0660378 B2 JP H0660378B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、3層めっきを施した溶融亜鉛めっき鋼板とそ
の製造方法に係り、大気中又は高温多湿環境において
も、該めっき表面の変色を、長期にわたって防止し、め
っき鋼板の表面意匠性を重視する家電,建材を軸とする
需要分野の高い要求に応えんとするものである。
(従来の技術) 耐食性に優れた亜鉛系めっき鋼板、なかんずく溶融Zn−
Al系めっき鋼板においては、長期在庫或いは高温多湿の
乾湿を繰り返す環境下で腐食反応が生じるが、その腐食
初期で生じるめっき表面の黒変化現象が指摘され、その
まま放置すると、その黒変は、めっき層の内層にまで進
展し、やがては、めっき層の脆性破壊を招くため、その
防止対策が長年嘱望されてきた。
その対策として、従来技術として提案されているもの
は、めっきの後処理的技術の範ちゅうに属するものが殆
んどと言ってよい。例えば、Zn−Al−Mg系溶融めっきの
表面を電解クロメート処理する方法(特開昭 61-9599号
公報)、溶融Zn系合金めっきの表面に特定量のNiプレめ
っきを施したのち、その上に特定量のCr付着量をもつク
ロメート処理をする方法(特開昭61-110777 号公報)、
Al−Zn複合溶融めっき鋼板の上にFe,Co,Ni等の金属又
はその酸化物及びシリケート系皮膜を形成する方法(特
開昭 61-166985号公報)、溶融亜鉛系めっきの表面にCo
塩の熱分解によるCo酸化皮膜を形成させる方法(特開昭
62-50474号公報)などがある。
これらの従来後処理技術の共通した特徴は、めっき表面
に対する腐食環境からの遮断性付与にその技術的視点が
あり、バリアー皮膜形成によって、めっき表面の初期腐
食を抑制しようとするものである。ところが、これによ
る黒変防止機能は腐食環境が高温多湿など、より厳しい
環境にあっては、1年以上の長期寿命を保持し得ず、必
らずしも市場の要求に応えたものとは言い難い。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、このような従来技術の欠点を解消する技術と
して、この黒変現象が腐食によるものであって、その起
点は、めっき表面であっても放置しておくと、めっきの
結晶粒界偏析帯を通じてめっきの内層にまで達する現象
を直視したとき、この解決にあたっては、本質的な亜鉛
系めっき層自体の改質が必要と考え、第3合金元素によ
るめっき結晶粒改偏析帯の電気化学的な不動態化を向上
させようとするものである。
(課題を解決するための手段) 本発明の要旨とするところは下記のとおりである。
(1) 第1層として重量%でAlを0.1〜2%含み、残
部Znからなり、Pb等の不可避的不純物が総量で0.02
%未満である溶融めっき層を10〜30g/m2形成し、 その上層に第2層として重量%でAlを0.2〜10%含
み、Ti,BおよびSiからなる第3元素群の全ての元素を
総量で0.001〜0.1%含み、残部Znからなり、Pb
等の不可避的不純物が総量で0.02%未満である溶融
めっき層を形成し、 更にその上層に第3層としてCo/Niの比が1〜100で
ある合金めっき層を1〜10mg/m2形成させてなること
を特徴とする耐黒変性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板。
(2) 前項1記載の3層構造めっき鋼板を製造する方法
において、第1層をめっき後、第2層を酸素100PPM
以下の窒素ガス雰囲気中で板温150〜300℃でめっ
きすることを特徴とする耐黒変性に優れた溶融亜鉛めっ
き鋼板の製造方法。
以下、本発明を詳細に説明する 本発明の技術思想の骨子とするところは以下のとおりで
ある。
溶融Zn−Alめっき層の粒界に偏析するAlリッチ層の不
動態化にあたり、該溶融Zn−Alめっき層の表面に第2層
として形成する溶融めっき層中のTi,B及びSiからなる
第3元素群の全ての元素の総量を規定した点及び この第3元素群の全ての元素を含む溶融亜鉛めっき層
の表面に更に、電気化学的に電位差をなくし、均一な活
性度を付与するにあたり、CoおよびNiからなる合金めっ
き層の共析比および析出量を特定した点及び、 更に、及びの溶融めっき層のめっき加工性向上に
あたっては、その下層に特定組成のZn−Alめっきを施す
が、この下層めっきを施した後、上層めっきとの均一濡
れ性向上のため、板温及びその加熱雰囲気を規定した
点、 の3点にある。
(作 用) (1) 最下層溶融Zn−AlめっきにおけるAl濃度およびそ
の付着量について: 本めっき層の役割は、その上層めっきとの均一濡れ性お
よびめっき密着性を向上させることである。
特にAlは、これが鋼板界面に濃化して、薄くてタイトな
Fe−Al−Znなる3元合金層を均一に界面生成させ、この
3元合金層がバリアー層として、界面での過剰なFe−Zn
2元合金化反応を抑制し、その上層めっきとのめっき密
着性を向上させる上で不可欠な成分である。
Alが0.1重量%未満では、3元合金層のバリアー効果
は十分発揮されず、Alが2重量%超では、上層めっき浴
への持ち込みにより浴成分バランスが不均一となり、こ
のため耐食性や外観等にバラツキを生じ易く、更には上
層めっきを施す前に、本めっき層を施した鋼板を特定雰
囲気下で加熱する際、雰囲気中の酸素と本めっき層のAl
が反応して本めっき層の表面に、タイトなアルミナ皮膜
を生成し、これが上層めっきとの均一濡れ性を阻害し、
商品価値を大きく損なうことになり、余り好ましくな
い。従って、Al量は0.1〜2重量%、好ましくは0.
2〜1重量%とする。
又、本めっき層の付着量も、特に前記した上層めっき浴
へのAlの持ち込みにより浴成分のバランスが不均一とな
らないようにするために、10〜30g/m2、好ましく
は10〜20g/m2とする。
第3元素群の全ての元素を含む溶融Zn−Alめっき層中の
各成分について: 本めっき系において、まず、Alは本発明めっき鋼板の
耐食性を発揮させるために不可欠な成分である。
Alが0.2重量%未満では、本発明鋼板の耐食性向上機
能が十分発揮できず、他方Alが10重量%超では鋼板界
面でのFe−Al2元合金化反応が過剰に進み、加工に脆い
硬いFe−Al合金層が成長し、めっき密着性を阻害した
り、或いは又、過剰成長したFe−Al合金層がめっき浴中
にドロスとなって蓄積し、めっき面への再付着等があっ
て、作業性の低下或いはめっき外観の劣化のため商品価
値を低下させる。従って、Alは0.2〜10重量%、好
ましくは0.3〜7重量%とする。
第3元素群について 本発明の構成において、この第3元素群は、その中心的
役割をもつ。本発明の第3元素群とは、Ti,BおよびSi
からなり、その役割は、Zn−Alの共晶合金からなるめっ
き層の表面或いは、その結晶粒界等にAlと共に偏析し、
該Al偏析帯の不動態化を促進して初期腐食において生成
する強アルカリ性のAl水和化物を抑制し、ひいては該Al
偏析帯周辺部のα−Al相(ZnリッチのAl相)との電位差
を小さくして、総体的に該めっき層の選択腐食を抑制
し、これによって、該めっき鋼板の耐黒変性を向上させ
る点にある。
また、この特定する第3元素群による該めっき鋼板の耐
黒変性向上機能としては、Ti,BおよびSiのいずれも単
独では十分な機能は発揮されず、3者共存の下ではじめ
て十分な機能が発揮されるものである。従って、これら
の総量が0.001 重量%未満では、商品価値上、十分な耐
黒変性を得ることは難しく、又、0.1重量%超におい
ては、基本めっき浴であるZn−Alめっき浴へ、これら3
元素群のいずれかが固溶限を越えて過飽和化し、これが
ドロスとなって該めっき浴面又は浴中に浮遊し、作業性
の低下や、コストアップを招いたり、又、このドロスの
めっき面への再付着となって、めっき外観の低下を招く
ことになる。従って、本第3元素群の許容量としては、
0.001〜0.1重量%、好ましくは0.003〜
0.07重量%がよい。尚、第3層のめっき付着量は、
好ましくは30〜300g/m2がよく、より好ましくは
40〜200g/m2がよい。
(3)最上層のCo−Ni合金めっきについて: 本発明の溶融亜鉛めっき鋼板においてCo−Ni合金めっき
層はその最上層に位置し、第3元素群の全ての元素でめ
っき層の選択腐食を抑制した下層めっきの表面を、更に
電気化学的に安定化させる機能をもち、その機能を十分
なものにするためには適正な共析比と、その付着量管理
が必要である。
Co/Niの共析比が1未満にあっては、該めっき鋼板の耐
黒変性を更に安定化させるには十分でなく、またその比
が100を超えては、耐黒変性に対する効果は十分に発
揮されるものの、めっき鋼板の基本特性である耐食性の
低下を招き好ましくない。
又、適正なCo/Niの共析比であっても、その総付着量管
理が更に必要で、総付着量が1mg/m2未満では安定した
耐黒変性を得ることは難しく、又10mg/m2を越えて
は、該めっき鋼板本来の耐食性機能の低下があって好ま
しくない。
従って、本発明における最上層のCo−Ni合金めっき層に
あって、Co/Ni共析比は1〜100、好ましくは10〜
70がよく、又、その付着量は1〜10mg/m2とし、好
ましくは2〜5mg/m2がよい。
尚、このCo−Ni合金めっき層の形成にあたっては、公知
の技術例えば、無電解めっき、電気めっき或いは蒸着め
っき等いずれの方法によってもよい。
(4)3層めっきにおける上層めっき前の下層めっき鋼板
の加熱条件について: 本発明における3層めっき鋼板の製造方法にあって、第
3元素群の全ての元素を含む上層めっきを、下層のZn−
Alめっき鋼板に対して均一被覆するためには、該下層め
っき鋼板には適切な板温管理が必要で、且つ、その加熱
処理にあたっては、雰囲気ガス中の酸素濃度管理が必要
である。
板温が150℃未満では、該下層めっき鋼板に対する上
層めっき浴の濡れ性が十分でなく、めっき外観としては
商品価値が小さい。又、板温300℃超では、前述した
ように、下層めっき界面に生成するFe−Al−Zn3元合金
層のバリアー効果が失なわれ、上層めっきの前にすでに
下層めっき層全体が加工に脆いFe−Zn2元合金層と化
し、この上に上層めっきが施されたとしても、めっき密
着性に乏しい3層めっき鋼板となり、商品価値を大きく
損なう。
一方、この板温管理にあたっての加熱雰囲気ガスは、還
元性であっても非酸化性であっても好ましくない、適度
な微酸化性雰囲気が作業上好ましい。すなわち、下層Zn
−Alめっきにおいて、蒸気圧の低いZnは少なからず加熱
炉内で気化し、炉内雰囲気を汚染して、場合によって
は、めっき面に再付着して、上層めっきの不均一性を助
長したりするため好ましくない。
従って、加熱雰囲気としては100ppm 以下、好ましく
は20〜50ppm の微量の酸素を含ませた方が品質面あ
るいは作業性は安定化する。
(5)溶融Zn−Alめっき浴中の不可避的不純物許容量につ
いて: 本発明に適用する溶融Zn−Alめっき浴中の不可避的不純
物とは、Feを除くPbをはじめとするCd,Sn等の少なくと
もZnとの局部電池形成においてカソード化し、Znの酸化
反応を助長する元素系を言う。これら不純物の総量が
0.02重量%以上においては、該めっき層の粒界又は
粒間腐食を助長し、めっき層の剥離や総体的なめっき鋼
板の耐食性機能の低下などを招くため、出来るだけ純度
の高い地金を用いる必要がある。
従って、本発明における不可避的不純物の総量として
は、0.02重量%未満とし、好ましくは0.01重量
%以下が好ましい。
以下のようにしてなる本発明によれば、高温多湿の厳し
い腐食環境下においても、長寿命で優れた耐黒変性を示
す新規な溶融亜鉛めっき鋼板を、高生産性の設備下で、
安定して製造することが可能である。
以下、実施例に基づいて本発明を更に詳述する。
(実施例) 板厚0.6mm、板幅1219mmの冷間圧延鋼板が、ライ
ン速度150m/分にてゼンジマー式溶融めっきライン
に通板され、表1に示す特定組成の浴温460℃のめっ
きポットにて2秒浸漬され、所定付着量に制御されて第
1層めっきが形成される。その後、該めっき層が溶融又
は半凝固状態で、表1に特定する雰囲気下で所定板温に
まで制御され、次に、表1に特定した第3元素群を含
む、浴温460℃の第2めっきポットに2秒浸漬後、大
気中にて付着量制御され、ミスト水冷されて第2層めっ
きが形成される。更に、その後、表1に特定した組成の
Co−Ni合金めっきが電析され、水洗および乾燥されて第
3めっき層が形成される。
このようにして得られた本発明の溶融亜鉛めっき鋼板
は、以下に詳述するごとく優れた耐黒変性を示すことが
分る。
(1) 3層めっきにおける最下層Zn−Alめっき(第1層
めっき)の効果について: 本第1層めっきの機能は、本発明の3層めっき鋼板にあ
って、第2層めっきとの均一融合性(濡れ性)を促進
し、且つ、3層めっき鋼板としてのめっき密着性を優れ
たレベルに保つ点にある。この点について、実施例No.
1〜No.5に、その適正Al濃度範囲を比較例のNo.6〜N
o.7と共に示し、又、その適正付着量範囲について、実
施例No.2,No.8〜No.9を比較例No.10〜No.11と
共に示す。これより、めっき浴中のAl濃度およびその付
着量が適正範囲の下限を外れると、3層めっき鋼板とし
てのめっき密着性やめっき外観の低下をきたし、又上限
を越えては、第2層めっき浴へのドロスを誘発し、主と
してめっき外観の低下を招くことが分る。
(2) 3層めっきにおける第1層めっき後第2層めっき
前の板温およびその雰囲気の制御効果について: 本発明は前記した第1層めっきの本来機能を円滑に発揮
させ、且つ、高生産性ライン下で安定して3層めっき鋼
板を得ることを目的とする。この点に関して実施例No.
12〜No.17に比較例No.18と共に板温制御雰囲気中
の適正酸素濃度範囲を示し、又、実施例No.19〜No.2
2に、比較例No.23〜No.24と共に適正板温範囲を示
す。これより、いずれもこの適正範囲を外れると、めっ
き外観を主とし、密着性,裸耐食性にも悪影響を生じ、
商品価値を大きく損なうことになり、ひいては生産性の
低下をもたらすことが分る。
(3) 第2層めっきにおける第3元素群およびAl濃度に
ついて: これらの元素の濃度は、本発明の溶融亜鉛めっき鋼板に
あって、耐黒変性を発揮させるための最も重要な要件の
一つである。
まずAl濃度については、めっき鋼板としての基本的な
耐食性の向上にその機能がある。この点について、実施
例No.25〜No.30を、比較例No.31〜No.32と共に
示す。Alの濃度に応じて該めっき層はZn−Alの共晶組織
と化し、Znの腐食電位は徐々に貴化して、該めっき鋼板
としては高耐食性化に向うためと考えられ、その適正範
囲はAl0.2〜10重量%がよいことが分る。しかし、
その適正範囲を外しては、下限外でめっき密着性,耐黒
変性を低下させ、その上限を越してはドロスが多発し、
その再付着によるめっき外観の大幅低下があって、商品
価値を大きく損ない好ましくない。
次に、Ti,BおよびSiからなる第3元素群は本めっき
層にあって、Alと共晶化合物を形成し、Alが濃化偏析す
るめっき表面や、めっき結晶粒界等を不動態化し、更に
はバルクのZn又はZnリッチのα−Al相との局部電池形成
を抑制し、該めっき層の腐食電位差を小さくする機能を
もつ。
又、推定の域を出ないが、特にTiはAl,BおよびZnと金
属間化合物を形成し、遊離偏析するAl或いはバルクZnの
不活性化を促進すると考えられ、又Siも同様にAl,Znと
の共晶物を形成し、これらの第3元素の挙動が、ひいて
はめっき層の腐食電位差を小さくし、不活性化する方向
で、初期の腐食あるいは選択腐食を抑制することが本発
明にいうめっき鋼板の黒変作用を抑制したものと考えら
れる。
この点に関して、本発明の実施例をNo.33〜No.51
に、比較例のNo.52〜No.56と共に示す。これより明
らかなように、Ti,BおよびSiからなる第3元素群の黒
変防止効果は、夫々単味では十分でなく、これら3元素
の全てが混在することが必須条件であることが分る。ま
た、その際のこれら3元素の総量で示される濃度範囲
も、めっき外観および耐食性を含めた総合性能を優れた
レベルで維持するためには、本発明により規定される
0.001〜0.1重量%が有効であることが分る。
(4) Co−Ni合金めっきについて: Co−Ni合金めっき層は、本発明鋼板の最上層にあって、
その役割は、下層めっきである前記第3元素群を含む溶
融亜鉛めっき層の腐食電位差を更に均一化させ、他の性
能を損なうことなく安定した耐黒変性が得られるように
するためである。そのためには、Co−Ni合金めっき層を
構成するCo/Ni比およびその総付着量に制限条件があ
る。この点に関して、本発明の実施例をNo.57〜No.6
3およびNo.66〜No.70に、比較例をNo.64〜No.6
5及びNo.71〜No.72に示す。これより明らかなよう
に、Co/Ni比が1〜100であるCo−Niめっき層が総付
着量として1〜10mg/m2の範囲にあって、初めて本発
明が狙いとする他のめっき性能を損なうことなく、優れ
た耐黒変性が発揮されることが分る。
特に、Co/Ni比は大きすぎると、耐黒変性は優れるもの
の、裸耐食性の低下が目立ち好ましくない。これはCo−
Ni合金めっきの組成比に適正範囲があって、これを外れ
ると該合金めっき層の構成を支配する元素のCo又はNi
と、バルクのZnとが局部電池を形成し、カソード化して
Znの酸化反応(Znの溶融)を助長するためと考えられ
る。
(発明の効果) 以上詳述した如く、本発明の溶融亜鉛めっき鋼板及びそ
の製造方法は、従来、市場ニーズが強かったZn−Al系溶
融合金めっき鋼板の経時による耐黒変性の改善要求に対
し、めっきの表面だけによる対策ではなく、めっき層自
身を改質することにより、本質的な対策技術として、工
業的レベルで具現化したものであり、且つ、高生産性設
備下で、安定して耐黒変性の優れたZn−Al系溶融合金め
っき鋼板を製造することを可能とした従来にない画期的
な技術である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1層として重量%でAlを0.1〜2%含
    み、残部Znからなり、Pb等の不可避的不純物が総量で
    0.02%未満である溶融めっき層を10〜30g/m2
    形成し、 その上層に第2層として重量%でAlを0.2〜10%含
    み、Ti,BおよびSiからなる第3元素群の全ての元素を
    総量で0.001〜0.1%含み、残部Znからなり、Pb
    等の不可避的不純物が総量で0.02%未満である溶融
    めっき層を形成し、 更にその上層に第3層としてCo/Niの比が1〜100で
    ある合金めっき層を1〜10mg/m2形成させてなること
    を特徴とする耐黒変性に優れた溶融亜鉛めっき鋼板。
  2. 【請求項2】請求項1記載の3層構造めっき鋼板を製造
    する方法において、第1層をめっき後、第2層を酸素1
    00PPM 以下の窒素ガス雰囲気中で板温150〜300
    ℃でめっきすることを特徴とする耐黒変性に優れた溶融
    亜鉛めっき鋼板の製造方法。
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