JPH0660543A - エンベロープ復調装置 - Google Patents

エンベロープ復調装置

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JPH0660543A
JPH0660543A JP4216733A JP21673392A JPH0660543A JP H0660543 A JPH0660543 A JP H0660543A JP 4216733 A JP4216733 A JP 4216733A JP 21673392 A JP21673392 A JP 21673392A JP H0660543 A JPH0660543 A JP H0660543A
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JP
Japan
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envelope
tape speed
unit
recording
output
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JP4216733A
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English (en)
Inventor
Tatsuya Adachi
達也 足立
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 実際のテープスピードとテープスピード情報
が、ずれた場合に、適切なドロップアウト保護ができな
いという問題点を解決する 【構成】テープスピードを算出するテープスピード計算
部と、エンベロープ変調された信号からエンベロープを
抽出するエンベロープ抽出手段と、エンベロープを修正
するエンベロープ修正部と、加速状態を検出する加速状
態検出部とを備え、前記エンベロープ修正部は、前記テ
ープスピード計算部から出力されるテープスピード情報
と、前記加速状態検出部の検出する加速状態フラグに基
づいて、修正するエンベロープエラーの長さを変化させ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はS−DAT(固定ヘッド
方式ディジタルオーディオテープレコーダ)等のデータ
再生装置に関するもので、そのなかでも特に高速サーチ
時に用いる制御データの復調方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】S−DATなどの固定ヘッド方式のディ
ジタル記録再生装置は、回転ヘッド方式のように回転シ
リンダを必要としないので、メカニズムを小型にするこ
とができる。しかし、固定ヘッド方式の記録再生装置
は、回転ヘッド方式と違って、テープスピードに比例し
て再生信号のビットレートが上がるため、高速サーチ時
の制御データの読み取りが難しい。
【0003】例えばS−DATでは20本のトラックを
記録することができ、この20本のトラックの中にメイ
ンデータとサブデータが記録される。メインデータエリ
アには、主に音声データ等が記録され、サブデータエリ
アには主に高速サーチ用の制御データ等が記録される。
変調方式は8−10変調方式を採用しており、復調時に
は再生信号の波形等化を行い、波形等化後の再生信号か
ら再生クロックを抽出し、波形等化後の再生信号を再生
クロックによって打ち抜いてから8−10復調処理に入
る。なおS−DATについては、日本オーディオ協会発
行の「ディジタルオーディオ辞典」の159ページから
166ページに説明されている。
【0004】高速サーチのためにテープを高速で走行さ
せた状態で、制御データを読み取るためには、波形等化
器、および再生クロックを抽出するためのPLL(Ph
ase locked loop)回路が、再生クロッ
クのビットレートが大幅に変化しても、十分な性能を発
揮する必要があった。
【0005】そこで、従来の固定ヘッド方式の記録再生
装置、例えばS−DATにおいては、テープスピードに
よって波形等化特性を切り替えたり、PLLのキャプチ
ャレンジを切り替えたりして対応していた。
【0006】しかしながら上記のような固定ヘッド方式
の記録再生装置では、急激なビットレートの変化に弱
い、製造コストが高くなるなどの問題点を有していた。
【0007】本出願人は、上記従来の問題点を解決する
ため、特願平1−330578号において、制御用のデ
ータを低周波信号のランレングスに変換し、補助データ
の記録信号に、その低周波信号でもってエンベロープ変
調を施し、高速サーチ時にはエンベロープ変調された再
生信号を復調し、復調された低周波信号のランレングス
を計測することによって元のデータを再生し、さらにテ
ープスピードを計測し、テープスピードによるランレン
グスの変化を補正することによって、テープスピードが
変化している状態でも確実に制御データを再生すること
ができるデータ再生装置を提案した。
【0008】以下、データ再生装置の従来例について、
図面を参照しながら説明する。図8は、従来のデータ再
生装置を含む記録再生装置の構成を示すブロック図であ
る。
【0009】図8において、101は磁気テープを格納
したカセット、102はシステム制御部105の命令に
したがって磁気テープの走行を制御するメカニズム制御
部である。また、メカニズム制御部102はリールの回
転をチェックして、テープが終端に達したときに、テー
プ終端フラグをシステム制御部105に送出する。10
3は磁気テープに記録再生を行う記録および再生ヘッド
である。記録ヘッドは9個のヘッドで構成され、1個の
ヘッドは再生制御に用いる制御データ等を記録する補助
データを記録し、残りの8個のヘッドは音声データ等の
主データを記録する。再生ヘッドは9個のヘッドで構成
され、1個のヘッドは再生制御に用いる制御データ等を
含む補助チャネル再生信号を出力し、残りの8個のヘッ
ドは音声データ等を含む主チャネル再生信号を出力す
る。磁気テープは上下2つのエリアに分割され、一方を
順方向の記録に用い、他方を逆方向の記録に用いる。走
行方向を反転するときはヘッドを180度回転させる。
【0010】図9は、従来例における記録ヘッドによっ
て記録されたテープ上の記録トラックパターンを示す図
である。
【0011】104は入力音声データに誤り訂正符号を
付加し、8−10変調して主チャネル記録信号として記
録および再生ヘッド103の中の8個の主チャネル記録
用の記録ヘッドへ出力すると共に、システム制御部10
5から与えられる走行制御等に用いる補助データに誤り
訂正符号を付加し、変調して補助チャネル記録データと
してエンベロープ変調部107に供給すると共に、記録
および再生ヘッド103の中の8個の主チャネル再生用
の再生ヘッドより再生された再生信号を復調し、誤り訂
正を行い出力音声データを出力すると共に、記録および
再生ヘッド103の中の1個の補助チャネル再生用の再
生ヘッドより再生された補助チャネル再生データを復調
し、誤り訂正を行い補助データを出力すると共に、シス
テム制御部105に送出する記録再生部である。105
はメカニズム制御部102に対して走行モードを指示
し、記録再生部104に対して、記録モード,再生モー
ド等を指示し、エンベロープ変調部107にスタートI
D,リードアウトエリアID等のサーチマーク情報を与
え、エンベロープ復調部108から復調された補助デー
タのランレングス情報を受け取り、サーチマーク情報を
検出するシステム制御部である。システム制御部105
はマイクロプロセッサ等で実現できる。106はシステ
ム制御部105に対してユーザが命令を与えるための記
録再生モード設定部である。ユーザはスイッチ等で構成
される記録再生モード設定部106を用いて、記録,再
生あるいは繰り返し再生など概略の動作形態を指示す
る。
【0012】なお、記録再生装置の入出力について本従
来例では音声データとしたが、画像データ等の他のデー
タでもよいので、一般には制御に用いる補助データに対
して主データと呼ぶ。107は記録再生部から出力され
る補助チャネル記録データをシステム制御部105から
供給されるスタートIDフラグ,リードアウトエリアI
Dフラグ等のサーチマーク情報に基づいて変調し、記録
および再生ヘッド103の中の1個の補助チャネル記録
用の記録ヘッドへ出力するエンベロープ変調部である。
【0013】ここで、スタートIDフラグはスタートI
Dの記録を要求するフラグ、リードアウトエリアIDフ
ラグはリードアウトエリアIDの記録を要求するフラグ
である。
【0014】また、スタートIDとは主データとして音
声等を記録する場合に用いられる曲の先頭位置を示す情
報である。高速サーチ時にこのスタートIDを目印にし
て曲の頭出しをする。
【0015】また、リードアウトエリアIDとは記録領
域の終端を示す情報である。リードアウトエリアIDの
記録を必要とする理由は下記の通りである。
【0016】(1)つなぎ記録の際の目印にする。 (2)有効な領域の最終点の目印にする。
【0017】特に、リードアウトエリアは一度記録した
テープ上にオーバーライトをしたとき、最新の記録の終
了点よりも前回の記録の終了点の方が後にある場合に必
要になる。なぜなら、最新の記録の終了点は前回の記録
の領域とつながっているので、どこが終了点か判断でき
ないからである。バージンテープに記録する場合は、無
記録部分を検出して記録の終了点を見つけることが可能
であるが、リードアウトエリアが記録してある方が、速
く確実に記録の終了点を見つけ出すことができる。なぜ
なら、無記録部分で終了点を判定する場合はドロップア
ウトによるバーストエラーではなく、無記録部分である
ことを確実に判定するために何フレームか、無記録状態
を確認する必要があるが、リードアウトエリアが記録さ
れている場合は、検出したときに直ちに終了点であると
いう判定を下すことができるからである。
【0018】例えば、R−DAT(回転ヘッド方式ディ
ジタルオーディオテープレコーダ)では、リードアウト
エリアを300フレーム以上記録し、エンドサーチ時に
はリードアウトエリアIDを検出すると、テープ走行を
停止し、数フレーム巻き戻して、つなぎ記録のための待
機状態に入る。つなぎ記録とは、すでに記録されたフレ
ームに続けて、フレームの位相等が連続になるように記
録することである。このため、つなぎ記録の前には既に
記録されたフレームの記録位置を確認し、タイムコー
ド,フレームナンバなどを読む必要があり、また、記録
開始までにテープスピードを一定にする必要があるの
で、数フレームの期間の助走が必要となる。そのために
リードアウトエリアIDを検出した後、数フレーム巻き
戻して待機するのである。
【0019】なお、フレームとはR−DATの場合プラ
スアジマスヘッドで記録されたプラスアジマストラック
とマイナスアジマスヘッドで記録されたマイナスアジマ
ストラックのペアを指し、独立して記録再生することが
できる最小の単位である。
【0020】なおR−DATについては、前述の「ディ
ジタルオーディオ辞典」の142ページから158ペー
ジに説明されている。
【0021】上述のようにリードアウトエリアIDはエ
ンドサーチ等に用いるので、高速サーチ時にも確実に読
める必要がある。また、スタートIDとリードアウトエ
リアIDは高速サーチ中に区別する必要がある。なぜな
ら、高速サーチ中にスタートIDとリードアウトエリア
IDの区別ができないと、一旦テープ走行を停止して通
常再生モードで確認する必要があるため、サーチ動作が
遅くなるからである。
【0022】次に、エンベロープ変調部107の動作に
ついて、以下に説明する。図10はエンベロープ変調部
107の構成を示すブロック図、図11はその動作を示
すタイミングチャートである。
【0023】図10において、301はハイ区間がS
秒、ロウ区間がS秒のクロックであるノーマル変調信号
NSGを発生するノーマル変調信号発生部である。図1
1のNSGはノーマル変調信号NSGを示す。302は
システム制御部105から供給されるスタートIDフラ
グSIDFが有効になったときに、ノーマル変調信号N
SGをもとにノーマル変調信号NSGの2周期分の区間
ハイレベルを出力するスタートID変調信号発生部であ
る。図11のSIDFはスタートIDフラグを示し、S
SGはスタートID変調信号を示す。303はシステム
制御部105から供給されるリードアウトエリアIDフ
ラグLIDFが有効になったときに、ノーマル変調信号
NSGをもとにノーマル変調信号NSGの10周期分の
区間ハイレベルを出力するリードアウトエリアID変調
信号発生部である。図11のLIDFはリードアウトエ
リアIDフラグを示し、LSGはリードアウトエリアI
D変調信号を示す。304はノーマル変調信号発生部3
01の発生するノーマル変調信号NSGと、スタートI
D変調信号発生部302の発生するスタートID変調信
号SSGと、リードアウトエリアID変調信号発生部3
03の発生するリードアウトエリアID変調信号LSG
との論理和をとるオアゲートである。この結果、スター
トIDが有効なときのオアゲートの出力信号のランレン
グス、すなわち、ハイレベルの継続時間は5S秒にな
り、リードアウトエリアIDが有効なときのオアゲート
の出力信号のランレングスは21S秒になる。図11の
OSGはオアゲート304の出力信号を示す。305は
記録再生部104から供給される補助チャネル記録デー
タAUXRDTとオアゲート304の出力信号OSGの
論理積をとるアンドゲートである。図11のAUXRD
Tは補助チャネル記録データを示し、AUXRSGはア
ンドゲート305の出力信号である補助チャネル記録信
号を示す。補助チャネル記録データAUXRDTは、記
録再生部104で生成される8−10変調された補助デ
ータであるが、8−10変調された補助データは、テー
プスピードが変化する高速サーチ時に読むのは難しいの
で、スタートID,リードアウトエリアID等の読み誤
りの許されないデータはエンベロープ変調し、高速サー
チ時にも確実に読めるようにする。
【0024】また、補助チャネル記録信号AUXRSG
は、補助チャネル記録データAUXRDTの一部をマス
クした形になっているが、S秒周期で同一のデータを2
重書きするようにしているので、8−10変調された補
助データは失われない。
【0025】上述のようにエンベロープ変調部107は
システム制御部105から供給されるサーチマーク情報
に基づいて、スタートIDフラグSIDFが有効になっ
たときランレングスが5S秒のエンベロープ変調を行
い、リードアウトエリアIDフラグLIDFが有効にな
ったときランレングスが21S秒のエンベロープ変調を
行い、スタートIDフラグSIDFとリードアウトエリ
アIDフラグLIDFが無効のとき、ランレングスがS
秒のエンベロープ変調を行う。
【0026】108は記録および再生ヘッド103の中
の1個の補助チャネル再生用の再生ヘッドより再生され
た補助チャネル再生信号を復調し、ランレングスを計測
し、システム制御部105に供給するエンベロープ復調
部である。
【0027】次に、エンベロープ復調部108の動作に
ついて、以下に説明する。図12はエンベロープ復調部
108の構成を示すブロック図である。
【0028】図12において、501は補助チャネル再
生信号を整流して、高域成分を取り除くローパスフィル
タである。502はローパスフィルタ501の出力信号
のレベルを判定するコンパレータである。503はコン
パレータ502の出力信号のハイレベルの継続区間を計
測し、システム制御部105に対してランレングス情報
を送出するランレングス計測部である。
【0029】エンベロープ復調部108は上述のような
構成で、補助データの低域成分を抽出し、ハイレベルの
継続期間を測定し、ランレングス情報としてシステム制
御部105に出力する。
【0030】109はリールの回転周期を検出するリー
ル回転周期検出部である。リールの回転周期の検出に
は、下記のようなリールFG(周波数発生器)を用いる
方法が一般的である。
【0031】カセットのリールを駆動する軸に固定され
たリール台に書かれた縞模様に光を照射し、反射した光
を受光素子によって電気信号に変えることによって、リ
ールの回転周期を測定する。例えばリール台にP本の縞
模様が書かれていたとき、受光素から出力される電気信
号の周期がTのときリールの回転周期Trは、次式のよ
うに表される。
【0032】 Tr=T・P (1) 110はテープスピードを計算するテープスピード計算
部である。
【0033】リール回転周期Trを用いて、テープスピ
ードを計算する方法を以下に説明する。
【0034】図13はリールに巻き付いたテープを示す
図である。図13において、rはリールの半径、R1は
供給側リールの巻き付け半径、R2は巻き取り側リール
の巻き付け半径、Vtはテープスピードを示す。
【0035】供給側リールの回転周期T1,巻き取り側
リールの回転周期をT2とすると、テープの厚みHとテ
ープ長Lの積LHは次式で表される。
【0036】 LH=π(R12−r2)+π(R22−r2) (2) また、テープスピードVtは次式で表される。
【0037】 Vt=2πR1/T1=2πR2/T2 (3) (2),(3)式より Vt=C/(T12+T22)1/2 (4) 但し、 C=(4πL・H+2πr21/2 (5) 定数Cが既知であれば、(4)式を用いて、供給側リー
ルの回転周期T1と巻き取り側リールの回転周期T2から
テープスピードVtを求めることができる。
【0038】定数Cはテープスピードが既知の状態で、
供給側リールの回転周期と巻き取り側リールの回転周期
を計測することによって求めることができる。
【0039】通常記録再生時のテープスピードをV0、
供給側リールの回転周期T10、巻き取り側リールの回転
周期をT20とすると、定数Cは次式で表される。
【0040】 C=V0(T102+T202)1/2 (6) 以上説明したような方法で、テープスピード計算部11
0はリールの回転周期からテープスピードを計算し、シ
ステム制御部105にテープスピード情報を供給する。
テープスピード情報は、検出されたテープスピードVt
と、通常記録再生時のテープスピードをV0との比Vrの
形で、システム制御部105に送出される。
【0041】次に、システム制御部105で行われるサ
ーチマーク情報の抽出処理について説明する。
【0042】ランレングスが5S秒のエンベロープ変調
はスタートIDを示し、ランレングスが21S秒のエン
ベロープ変調はリードアウトエリアIDを示し、ランレ
ングスがS秒のエンベロープ変調はスタートIDもリー
ドアウトエリアIDも立っていない区間を示す。
【0043】テープスピードが記録時と同じ場合は、ラ
ンレングスLLが次式の条件を満たすとき、リードアウ
トエリアIDが有効と判定する。
【0044】 10S<LL (7) ランレングスLLが次式の条件を満たすとき、スタート
IDが有効と判定する。
【0045】 2.5S≦LL≦10S (8) 高速サーチのとき、テープスピード計算部110から送
られてくるテープスピード情報Vrを用いて、ランレン
グスを補正する。補正されたランレングスを補正ランレ
ングスCLとすると、CLは次式で表される。
【0046】 CL=Vr・LL (9) このとき、補正ランレングスCLが次式の条件を満たす
とき、リードアウトエリアIDが有効と判定する。
【0047】 10S<CL (10) 補正ランレングスCLが次式の条件を満たすとき、スタ
ートIDが有効と判定する。
【0048】 2.5S≦CL≦10S (11) テープスピードはリールFGを用いて検出するため、リ
ールFGの1周期分に相当する時間、検出が遅れること
がある。従って、テープスピードVtには検出誤差が生
じる可能性がある。上述のサーチマーク検出方法では、
テープスピード情報Vrの誤差が0.5倍から2倍以内に
抑えられれば、誤検出をすることはない。
【0049】なぜなら、リードアウトエリアIDのラン
レングスは21S秒なので、テープスピード情報Vrの
誤差によって、0.5*21S=10.5S秒から2*2
1S=42S秒まで取り得るが、(10)式を満足す
る。なお、*印は掛け算を示す。また、スタートIDの
ランレングスは5S秒なので、テープスピード情報Vr
の誤差によって、0.5*5S=2.5S秒から2*5S
=10S秒まで取り得るが、(11)式を満足する。リ
ードアウトエリアIDもスタートIDも無効な区間のラ
ンレングスはS秒なので、テープスピードVrの誤差に
よって、0.5*S=0.5S秒から2*S=2S秒まで
取り得るが、(10)式も(11)式も満足しない。
【0050】以上説明したような手順によって、従来の
データ再生装置は高速サーチ時にテープスピードが変化
している状態でも確実にスタートID、リードアウトエ
リアID等のサーチマークを確実に検出することができ
る。
【0051】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のデータ再生
装置では、再生信号にエラーのない場合は、高速サーチ
時にテープスピードが変化している状態でも確実にスタ
ートID、リードアウトエリアID等のサーチマークを
確実に検出することができた。しかしながら、上記従来
のデータ再生装置は、エンベロープの同一レベルの継続
時間でもって、エンベロープ変調された情報を復調して
いるため、再生信号にドロップアウトが発生した場合、
スタートIDまたはリードアウトエリアIDが、ドロッ
プアウトによって分断され、見逃す可能性があった。
【0052】以下に、その理由を説明する。図14の
(A)に記録再生装置で記録した補助チャンネル記録信
号AUXRSGを示す。主情報の単位である1フレーム
は、4S秒の長さを持ち、さらに1フレームを4分割し
た長さS秒の区間を1セグメントと定義する。補助チャ
ンネル記録信号AUXRSGは、ノーマルフレームとス
タートIDフレームを含む。
【0053】なお、スタートIDもリードアウトエリア
IDも立っていないフレームをノーマルフレームと呼ぶ
ことにする。
【0054】区間(a)と区間(c)は、フレームの第
1と第3のセグメントのエンベロープがハイで第2と第
4のセグメントのエンベロープがロウであるノーマルフ
レームである。すなわち、ノーマルフレーム区間(a)
と区間(c)では、S秒のエンベロープハイ区間と、S
秒のエンベロープロウ区間が繰り返す。(b)は、第1
から第4までの全てのセグメントのエンベロープがハイ
レベルのスタートIDフレームである。すなわち、スタ
ートIDフレームの区間(b)では、4S秒間のエンベ
ロープがハイレベルの区間が継続し、次に続くノーマル
フレームの第1セグメントまで含めると5S秒の期間エ
ンベロープがハイレベルになったままである。
【0055】図14の(B)は、上述の図14の(A)
で説明した補助チャンネル記録信号AUXRSGで、記
録したテープを従来例の記録再生装置で再生した場合の
コンパレータ502の出力するエンベロープ信号ENV
INの第1の例を示す。エンベロープ信号ENVINの
第1の例は、補助データ再生信号のエンベロープがハイ
レベルの期間にドロップアウトもなく、エンベロープが
ロウの区間でのノイズの発生もコンパレータ502のス
レッシュレベル以下である場合である。
【0056】図14の(C)は、上述の図14の(A)
で説明した補助チャンネル記録信号AUXRSGで、記
録したテープを従来例の記録再生装置で再生した場合の
コンパレータ502の出力するエンベロープ信号ENV
INの第2の例を示す。エンベロープ信号ENVINの
第2の例は、スタートIDフレームのエンベロープがハ
イレベルの期間に長さが、それぞれS/8秒のドロップ
アウトが2箇所発生し、エンベロープがロウの区間での
ノイズの発生は、コンパレータのスレッシュレベル以下
である場合である。
【0057】図14の(D)は、上述の図14の(A)
で説明した補助チャンネル記録信号AUXRSGで、記
録したテープを従来例の記録再生装置で再生した場合の
コンパレータ502の出力するエンベロープ信号ENV
INの第3の例を示す。エンベロープ信号ENVINの
第3の例は、補助データ再生信号のエンベロープがハイ
レベルの期間にドロップアウトがなく、エンベロープが
ロウの区間で長さが、それぞれS/8秒のノイズが発生
し、コンパレータ502のスレッシュレベルを越えてい
る場合である。
【0058】図14の(C)の場合ように、ドロップア
ウトもノイズも発生していない場合は、ランレングス計
測部503によって、正しくランレングスが計測され、
その結果、正しくスタートIDが検出されるが、図14
の(C)のように、スタートIDがエンベロープ変調さ
れているフレームで、ドロップアウトが発生した場合、
エンベロープのハイ区間の継続時間は7S/4秒とな
り、ノーマルフレームとの区別ができなくなり、スター
トIDを見逃してしまう。
【0059】また、図14の(D)の場合のように、ロ
ウレベルの区間にノイズが発生した場合は、ランレング
ス計測部503が、たまたまノイズでハイレベルに誤っ
た点をサンプリングしてしまった場合、ノーマルフレー
ムであるにも関わらずスタートIDフレームと誤判断し
てしまうことがある。特にランレングス計測部503
が、マイクロプロッセサで構成され、エンベロープ信号
のサンプリング周期が長い場合は、ノイズによるハイレ
ベルと、正規のハイレベル区間の区別ができない。
【0060】上記のような、再生信号にドロップアウト
が発生した場合、スタートIDまたはリードアウトエリ
アIDが、ドロップアウトによって分断され、見逃すと
いう問題点を解決するため、本出願人は、特願平3−9
2005において、エンベロープ抽出手段によって、抽
出されたエンベロープに対して、その継続時間が、テー
プスピードに比例する一定時間以下のレベル変化に反応
しないようにすることによって、ドロップアウトの影響
を軽減することができるとともに、エンベロープがロー
の区間に発生した短期間のノイズによる誤動作の影響を
軽減することができるので、絶対タイムコードを用い
て、所望のポイントをサーチする場合には、エンベロー
プの立ち上がりエッジ、または立ち下がりエッジ、また
は両エッジをカウントする際のカウントの誤りを防ぐこ
とができるデータ再生装置を開示した。
【0061】しかしながら、上記従来のデータ再生装置
では、テープスピード情報に基づいて、ドロップアウト
の保護長(ドロップアウトを無効にする時間幅)を変化
させているため、実際のテープスピードとテープスピー
ド情報が、ずれた場合に、適切なドロップアウト保護が
できないという問題点を有していた。テープスピードを
検出する手段には、リールFG周期を測定する方法など
があるが、検出の際に時間遅れが発生するため、必ずし
も実際のテープスピードと、テープスピード情報は一致
しない。特にサーチモードの最初の時期のように急激に
テープスピードが上昇する場合には、実際のテープスピ
ードの変化より、テープスピード情報の変化が遅れる場
合がある。
【0062】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明のエンベロープ復調装置は、テープスピード
を算出するテープスピード計算部と、エンベロープ変調
された信号からエンベロープを抽出するエンベロープ抽
出手段と、エンベロープを修正するエンベロープ修正部
と、加速状態を検出する加速状態検出部とを備え、前記
エンベロープ修正部は、前記テープスピード計算部から
出力されるテープスピード情報と、前記加速状態検出部
の検出する加速状態フラグに基づいて、修正するエンベ
ロープエラーの長さを変化させるように構成したもので
ある。
【0063】
【作用】本発明のエンベロープ復調装置は上記した構成
によって、加速状態フラグによって、修正するエンベロ
ープエラーの長さを変化させ、サーチモードの最初の時
期のように急激にテープスピードが上昇し、実際のテー
プスピードの変化より、テープスピード情報の変化が遅
れる場合に、修正するエンベロープエラーの長さを短め
に設定し、本来のエンベロープ変化を修正してしまうこ
とがないようにする。
【0064】
【実施例】以下、本発明のエンベロープ復調装置を含む
データ再生装置の一実施例について図面を用いて説明す
る。
【0065】本実施例は、特定の曲の頭をサーチする際
に、すでに記録された絶対タイムコードとエンベロープ
カウントを用いて、サーチ中に再生したデータまたはエ
ンベロープにエラーがあっても、特定の曲の先頭をサー
チすることができるエンベロープ復調装置に関するもの
である。
【0066】さらに、本実施例は、ローパスフィルタ
で、抽出されたエンベロープに対して、その継続時間
が、一定時間以下のレベル変化に反応しないようにする
ことによって、ドロップアウトの影響を軽減することが
できるとともに、エンベロープがロウの区間に発生した
短期間のノイズによる誤動作の影響を軽減することがで
きるので、絶対タイムコードを用いたサーチ、スタート
ID等のサーチマーカーを用いたサーチの信頼性を向上
させることができることを特徴とする。
【0067】図1は本発明の実施例におけるエンベロー
プ復調装置を含む記録再生装置の構成を示すブロック図
である。
【0068】図1において、101〜104および10
6〜107、109〜110までは本発明の従来例で示
した図8と同様なので説明を省略する。異なるのは、シ
ステム制御部105とエンベロープ復調部108の内部
構成である。
【0069】システム制御部105は、従来例で説明し
た機能に加えて、タイムコードを記憶するタイムコード
メモリを2つと、スタートIDの数をカウントするスタ
ートIDカウンタを備える。なお、システム制御部10
5は従来例と同様に、マイクロプロセッサで実現でき
る。
【0070】エンベロープ復調部108はエンベロープ
変調された補助データ信号からエンベロープ成分を抽出
し、エンベロープのハイレベル区間の継続時間(ランレ
ングス)を計測するとともに、エンベロープのロウレベ
ルからハイレベルへの立ち上がりエッジの数をカウント
する。
【0071】図2は本発明の実施例におけるエンベロー
プ復調部108の内部構成を示すブロック図である。
【0072】エンベロープ復調部108のローパスフィ
ルタ501、コンパレータ502、ランレングス計測部
503は、従来例の図12と同様なので、ここでは説明
を省略する。
【0073】エンベロープ修正部504は、テープスピ
ード計算部110から送出されるテープスピード情報に
基づいて、エンベロープがハイの区間に発生する一定時
間以下のドロップアウトとエンベロープがロウの区間に
発生する一定時間以下のノイズを取り除く。
【0074】505は、エンベロープ修正部504の出
力するエンベロープ信号のロウレベルからハイレベルへ
の立ち上がりエッジの数をカウントし、システム制御部
105にエンベロープカウント値ENVCNTを送出す
るエンベロープカウンタである。
【0075】加速状態検出部506は、テープスピード
計算部110の出力するテープスピード情報を記憶し、
前回のテープスピード情報と今回のテープスピード情報
を比較し、今回のテープスピード情報が前回のテープス
ピード情報の1.1倍未満であるとき、加速状態フラグ
を無効にし、今回のテープスピード情報が前回のテープ
スピード情報の1.1倍以上であるとき、加速状態フラ
グACCを有効にする。
【0076】加速状態フラグACCは、エンベロープ修
正部504に供給される。図15は、加速状態検出部の
構成を示すブロック図である。
【0077】図15において、メモリ1501は、テー
プスピード情報をサンプリングクロック発生部1504
の発生するサンプリングクロックSCKのタイミング
で、記憶する。除算器1502は、メモリ1501に記
憶されたテープスピード情報で、現在のテープスピード
情報を除算する。比較器1503は、サンプリングクロ
ック発生部1504の発生するサンプリングクロックS
CKのタイミングで、除算器1502の出力する商が、
1.1以上の時、加速状態フラグACC=1とし、除算
器1502の出力する商が、1.1未満の時、加速状態
フラグACC=0とする。
【0078】システム制御部105はエンベロープ復調
部108から出力されるランレングス情報を取り込ん
で、スタートID、リードアウトエリアIDまたはノー
マルフレームかの判断を行う。
【0079】なお、スタートIDもリードアウトエリア
IDも立っていないフレームをノーマルフレームと呼ぶ
ことにする。
【0080】また、システム制御部105は、記録再生
モード設定部106からトラックサーチの指令がくる
と、記録再生モード設定部106から目標のトラックナ
ンバを受け取り、TOC(Table of cont
ents)を読んで、目標のトラックの開始点のフレー
ムの絶対タイムコードを認識し、記録再生モード設定部
106から目標位置の絶対タイムコードを受け取り、絶
対タイムコードの示すフレームをサーチする。
【0081】なおTOCとは、楽曲のナンバであるトラ
ックナンバとそのトラックの先頭フレームの絶対タイム
コードをペアで記録したもので、楽曲の先頭をサーチす
るために用いられる。
【0082】次に、トラックサーチ時のシステム制御部
105の動作について説明する。システム制御部105
は、記録再生モード設定部106からトラックサーチサ
ーチの指令が来ると、記録再生モード設定部106から
目標のトラックナンバを受け取り、メカニズム制御部1
02と記録再生部104に対して、再生モードを指示
し、A面の始端を再生し、記録再生部104から再生さ
れた補助データ内の、TOC(Table of co
ntents)を読んで、目標のトラックの開始点のフ
レームの絶対タイムコードを目標タイムコードメモリに
記憶する。それと同時に、補助データエリアに記録され
ている現在フレームの絶対タイムコード、すなわちサー
チスタート前のタイムコードTsを読んで、システム制
御部105内のタイムコードメモリに記憶する。また、
システム制御部105内のスタートIDカウンタをクリ
アする。
【0083】システム制御部105は、タイムコードメ
モリに記憶された絶対タイムコードを、目標位置の絶対
タイムコードと比較し、目標位置と現在位置のタイムコ
ードが同じ面であれば、目標位置のタイムコードが現在
位置のタイムコードより大きいときメカニズム制御部1
02に対して、早送りの指示を出し、目標位置のタイム
コードが現在位置のタイムコードより小さいときメカニ
ズム制御部102に対して、巻き戻しの指示を出す。ま
た、目標位置と現在位置のタイムコードが違う面であれ
ば、メカニズム制御部102に対して、再生走行方向の
反転の指示を出し、続いてメカニズム制御部102と記
録再生部104に対して、再生モードを指示し、その
後、記録再生部104から再生された絶対タイムコード
を受け取って、記憶するとともに、目標位置の絶対タイ
ムコードとを比較し、目標位置のタイムコードが現在位
置のタイムコードより大きいときメカニズム制御部10
2に対して、早送りの指示を出し、目標位置のタイムコ
ードが現在位置のタイムコードより小さいときメカニズ
ム制御部102に対して、巻き戻しの指示を出す。
【0084】システム制御部105は、早送りまたは巻
き戻しモードに入ると、エンベロープ復調部108の出
力するランレングス情報をもとにエンベロープ変調され
たデータの判定を行い、スタートIDを検出する度にシ
ステム制御部105内のスタートIDカウンタをインク
リメントする。さらに、システム制御部105は、エン
ベロープ復調部108から出力されるエンベロープカウ
ント値と、タイムコードメモリに記憶したサーチ開始点
の絶対タイムコードとをもとに、現在フレームのタイム
コードの推定を行う。
【0085】次に、現在タイムコードの推定方法に付い
て説明する。システム制御部105は、タイムコードメ
モリに記憶されたサーチ開始点の絶対タイムコードTs
と、サーチ開始前のエンベロープカウンタのカウント値
Q0と、現在フレームのエンベロープカウンタのカウン
ト値QcとスタートIDカウンタのカウント値Ciとを用
いて、現在再生中のフレームの推定絶対タイムコードT
cを、次式を用いて求める。
【0086】早送りのとき、 Tc=F(Qc−Q0)+Ts+Ci (12) 巻き戻しのとき、 Tc=−F(Qc−Q0)+Ts−Ci (13) 但し、F(X)はエンベロープカウント値をタイムコー
ドに変換する関数である。
【0087】F(X)=FT{(Qc−Q0)/2} FT(X)はフレーム数をタイムコードに変換する関数
である。
【0088】スタートIDのフレームとそれに続くフレ
ームでは5セグメントの期間、エンベロープのハイ区間
が続くので、ノーマルフレームの場合よりエンベロープ
カウント値が2回少なくなる。そこで、エンベロープカ
ウント値の2回に相当するフレーム数は、”1”なの
で、Ciを加える。
【0089】システム制御部105は、上述の推定絶対
タイムコードTsと目標位置の絶対タイムコードTtとを
比較し、タイム差Dtが下式の条件を満たしたとき、メ
カニズム制御部102に対してストップを指示し、その
後、メカニズム制御部102と記録再生部104に対し
て、再生モードを指示する。
【0090】 Dt<4[フレーム] (14) Dt=|Tt−Tc| 以上のような手順で、所望のトラックの先頭部分から再
生を開始することができる。
【0091】次に、本発明の実施例のエンベロープ復調
装置を含む記録再生装置によるトラックサーチの動作を
テープの一記録例を用いて、詳しく説明する。
【0092】図3(A)は補助データの記録フォーマッ
トを示すフォーマット図である。補助データは、上述の
スタートID、リードアウトエリアIDと異なり、8−
10変調によって記録される。
【0093】図3(A)において、バイト0〜2は、現
在フレームの絶対タイムコードデータである。バイト0
の最上位ビットSは、現在フレームのA面/B面の識別
フラグである。”0”のときA面を示し、”1”のとき
B面を示す。バイト0の上位4ビット目から6ビット目
までの3ビットは、現在フレームの絶対タイムコードの
時間の桁を示すBCDコードである。バイト0の下位4
ビット、すなわち0ビット目から3ビット目までの4ビ
ットは、現在フレームの絶対タイムコードのフレームナ
ンバの桁を示すBCDコードである。バイト1は、現在
フレームの絶対タイムコードの分の桁を示すBCDコー
ドである。バイト2は、現在フレームの絶対タイムコー
ドの秒の桁を示すBCDコードである。
【0094】1フレームの時間は、200msecで、
0〜4までの5フレームが1秒に対応する。
【0095】バイト3〜6は、TOC(Table o
f Contents)データ1で、バイト3は、TO
Cデータ1の示すトラックのトラックナンバを示すBC
Dコードである。バイト4〜6は、トラックナンバデー
タ1の示すトラックの先頭フレームの絶対タイムコード
を示す。バイト4の最上位ビットSは、A面/B面の識
別フラグである。”0”のときA面を示し、”1”のと
きB面を示す。バイト4の上位4ビット目から6ビット
目までの3ビットは、絶対タイムコードの時間の桁を示
すBCDコードである。バイト4の下位4ビット、すな
わち0ビット目から3ビット目までの4ビットは、絶対
タイムコードのフレームナンバの桁を示すBCDコード
である。絶対タイムコードの分の桁を示すBCDコード
である。バイト6は、絶対タイムコードの秒の桁を示す
BCDコードである。
【0096】なおトラックとは、ひとつの楽曲を示し、
トラックナンバは、楽曲のナンバを示す。また絶対タイ
ムコードとは、テープ上の絶対的な位置を示すタイムコ
ードである。すなわち絶対タイムコードは、一つの面の
テープ始端から始まって単調増加する。
【0097】バイト7〜10は、TOC(Table
of Contents)データ2で、バイト7は、T
OCデータ2の示すトラックナンバデータ2である。バ
イト8〜10は、トラックナンバデータ2の示すトラッ
クの先頭フレームの絶対タイムコードを示す。バイト8
の最上位ビットSは、A面/B面の識別フラグであ
る。”0”のときA面を示し、”1”のときB面を示
す。バイト8の上位4ビット目から6ビット目までの3
ビットは、絶対タイムコードの時間の桁を示すBCDコ
ードである。バイト8の下位4ビット、すなわち0ビッ
ト目から3ビット目までの4ビットは、絶対タイムコー
ドのフレームナンバの桁を示すBCDコードである。
【0098】バイト9は、絶対タイムコードの分の桁を
示すBCDコードである。バイト10は、絶対タイムコ
ードの秒の桁を示すBCDコードである。
【0099】TOCデータ1とTOCデータ2は、異な
るTOCデータである。TOCデータの転送レートを向
上させるために、1フレームに2種類のTOCデータを
記録する。
【0100】バイト0から10までのデータは、補助デ
ータトラックの1セグメントに1回づつ記録され、同じ
フレーム内では、同一のデータが4回繰り返し記録され
る。同一のデータを4回繰り返し記録することによっ
て、1つのセグメントにエラーが発生して、再生不能に
陥っても、他の3セグメントの内いずれかのセグメント
のデータが再生できれば、これらのデータは再生でき
る。
【0101】ただし、ノーマルフレームの場合は、エン
ベロープ変調によって、第2セグメントと第4セグメン
トのエンベロープがロウレベルになる、すなわち補助デ
ータが記録されないので、同一のデータが2回繰り返し
て記録される。この場合も、1つのセグメントにエラー
が発生して、再生不能に陥っても、他の1セグメントの
データが再生できれば、これらのデータは再生できる。
【0102】したがって、TOCデータは1フレームに
2種類記録される。TOCデータは2種類では、足りな
いので、複数フレームにわたって記録される。
【0103】またTOCデータは、データの更新が容易
なようにA面の先頭とB面の先頭の2箇所にだけ記録す
るようにする。すなわち、トラックナンバとその開始点
の絶対アドレスとの関係が変更になった場合は、2箇所
のTOCエリアのデータを書き換える。
【0104】図3(B)はTOCの記録例である。TO
Cデータ1はトラックナンバ1のトラックの開始点の絶
対タイムコードがA面の0時0分0秒3フレームである
ことを示している。
【0105】TOCデータ2はトラックナンバ2のトラ
ックの開始点の絶対タイムコードA面の0時3分12秒
4フレームであることを示している。
【0106】図4に、絶対タイムコードとスタートID
が記録されたテープのA面の始端付近の記録パターンを
示す。
【0107】図4のテープでは、トラックナンバ1とト
ラックナンバ2のふたつのトラックが定義されている。
各トラックの開始点にはスタートIDが記録されてい
る。各フレームには、現在時間を示す絶対タイムコード
が記録されている。トラック1の開始点の絶対タイムコ
ードは0時0分0秒3フレームで、トラック2の開始点
の絶対タイムコードは0時3分12秒4フレームであ
る。TOCは、絶対タイムコードが0時0分0秒1フレ
ームのフレームに、図3(B)で説明した内容のデータ
が記録されている。
【0108】上述のようなテープを用いて、本発明の実
施例のデータ再生装置で、トラックサーチを行う場合の
動作を説明する。
【0109】システム制御部105は、記録再生モード
設定部106からトラックサーチの指令がくると、記録
再生モード設定部106から目標のトラックナンバであ
るトラックナンバデータ”02”を受け取り、メカニズ
ム制御部102と記録再生部104に対して、再生モー
ドを指示し、A面の始端を再生し、記録再生部104か
ら再生された補助データ内の、TOC(Table o
f contents)を読んで、目標のトラックの開
始点のフレームの絶対タイムコードを記憶する。絶対タ
イムコードが0時0分0秒1フレームのフレームに記録
されているTOCを読むと、トラック2の先頭フレーム
の絶対タイムコードが、0時3分12秒4フレームであ
るので、これをシステム制御部105内の目標タイムコ
ードメモリに記録する。それと同時に、補助データエリ
アに記録されている現在フレームの絶対タイムコード0
時0分0秒1フレームを読んでタイムコードメモリに記
憶する。また、システム制御部105内のスタートID
カウンタをクリアする。
【0110】次に、システム制御部105は、タイムコ
ードメモリに記憶されたサーチ開始前の絶対タイムコー
ドA面の0時0分0秒1フレームと、目標タイムコード
メモリに記憶されている目標位置の絶対タイムコードA
面の0時3分12秒4フレームとを比較する。サーチ開
始前の絶対タイムコードと、目標位置の絶対タイムコー
ドは、同じA面で目標位置の絶対タイムコード0時3分
12秒4フレームの方が大きいので、メカニズム制御部
102に対して、早送りの指示を出す。
【0111】システム制御部105は、早送りモードに
はいると、エンベロープ復調部の出力するランレングス
情報をもとにエンベロープ変調されたデータの判定を行
い、スタートIDを検出する度にシステム制御部内のス
タートIDカウンタをインクリメントするので、0時3
分12秒1フレームまでサーチした時点でのスタートI
Dのカウント値は”1”である。それと同時にシステム
制御部105は、エンベロープ復調部108から出力さ
れるエンベロープカウント値”382”と、タイムコー
ドメモリに記憶したサーチ開始点の絶対タイムコード0
時0分0秒1フレームをもとに、現在フレームのタイム
コードの推定を行う。
【0112】サーチ開始前のエンベロープカウンタのカ
ウント値Q0と、現在フレームのエンベロープカウンタ
のカウント値Qcの差Qは、エンベロープにエラーがな
い場合、0時0分0秒1フレームから、0時3分12秒
1フレームの間の、一つのスタートIDフレームを除
く、各フレームで、2回づつカウントアップされるの
で、3分11秒4フレーム分のカウント値、すなわち1
918となる。
【0113】なぜなら、0時3分12秒1フレームは、
961フレームに相当し、0時0分0秒1フレームは、
1フレームに相当し、上記2値の差は960フレーム
で、これからスタートIDフレームの1フレーム分を減
じると959フレームになる。これをエンベロープカウ
ント値に換算すると1918となる。実際の動作では、
エンベロープカウントにエラーが発生したか、否かは、
不明なので、下記のような演算で、現在フレームのタイ
ムコードを推定する。
【0114】システム制御部105は、タイムコードメ
モリに記憶されたサーチ開始点の絶対タイムコードTs
と、現在再生中のフレームの推定絶対タイムコードTc
とサーチ開始前のエンベロープカウンタのカウント値Q
0と、現在フレームのエンベロープカウンタのカウント
値Qcの差Qを、早送りの場合の(12)式に代入し
て、現在フレームのタイムコードの推定値Tcを下記の
ように求める。
【0115】Tc=F(1918)+0時0分0秒1フ
レーム+1フレーム=0時3分12秒1フレーム ただし、 F(1918)=FT(1918/2) =FT(959) である。
【0116】スタートIDのフレームとそれに続くフレ
ームでは5セグメントの期間、エンベロープのハイ区間
が続くので、ノーマルフレームの場合よりエンベカウン
ト値が2回少なくなるので、1フレームを加える。
【0117】システム制御部105は、上述の推定絶対
タイムコードTcと目標位置の絶対タイムコードTtを比
較する。推定絶対タイムコードTcと目標位置の絶対タ
イムコードTtの差Dtを下記のように求める。
【0118】Dt=|0時3分12秒1フレーム−0時
3分12秒4フレーム|=3 システム制御部105は、タイム差Dtが(14)式の
条件(Dt<4)を満たすので、メカニズム制御部10
2に対してストップを指示する。絶対タイムコードが0
時3分12秒3フレームのフレームで停止したとする
と、その後、メカニズム制御部102と記録再生部10
4に対して、再生モードを指示することによって、トラ
ック2の先頭の2フレーム手前から再生を開始すること
ができる。
【0119】以上のような手順で、所望のトラックの先
頭部分から再生を開始することができる。
【0120】次に、エンベロープ修正部504の構成に
ついて説明する。図5は本発明の実施例におけるエンベ
ロープ修正部504の内部構成を示すブロック図であ
る。
【0121】図5において、保護長算出部607は、テ
ープスピード計算部110から送出されるテープスピー
ド情報Vrと、加速状態検出部506から送出される加
速状態フラグに基づいて、4種類のドロップアウト保護
長データのうちいずれか一つを選択する。
【0122】(表1)に、加速状態フラグが、無効なと
きのテープスピード情報Vrと、保護長算出手段607
の発生する保護長データTd、クロック生成部601の
発生するクロックの周期TCKと、実際のテープスピード
が各レンジのセンター値Vcと同一であった場合のノー
マルフレームのハイ区間とロウ区間の時間Tnとの関係
を示す。
【0123】保護長データTdと、ノーマルフレームの
ハイ区間とロウ区間の時間Tnは、 Td=1/4Tn の関係を満たす。
【0124】すなわち、ノーマルフレームのハイ区間と
ロウ区間の時間Tnの1/4以下のドロップアウトが、
通過しない。
【0125】ただし、テープスピード計算部110のテ
ープスピード情報の算出が、誤ったり、遅れたりした場
合に保護長データTdが、ノーマルフレームのハイ区間
とロウ区間の時間Tnより大きくなると、レベル変化を
検出することができなくなり、ノーマルフレームである
にも関わらず、ハイ区間の連続や、ロー区間の連続と誤
って判定する可能性がある。
【0126】
【表1】
【0127】(表2)に、加速状態フラグが、有効なと
きのテープスピード情報Vrと、保護長算出手段607
の発生する保護長データTd、クロック生成部601の
発生するクロックの周期TCKと、実際のテープスピード
が各レンジのセンター値Vcと同一であった場合のノー
マルフレームのハイ区間とロウ区間の時間Tnとの関係
を示す。
【0128】保護長データTdは、常にVr=8のとき
のノーマルフレームのハイ区間とロウ区間の時間Tnの
1/32である。
【0129】すなわち、Vr=8のときのノーマルフレ
ームのハイ区間とロウ区間の時間Tnの1/32以下の
ドロップアウトが通過しない。
【0130】したがって、Vr=1からVr=8まで加
速する際にテープスピード計算部110のテープスピー
ドデータの算出が、誤ったり、遅れたりした場合でも、
保護長データは、Vr=8のノーマルフレームのハイ区
間とロウ区間の時間Tnの1/4以下になるので、ノー
マルフレームのハイ区間とロウ区間をドロップアウトと
みなして、見逃すことはない。
【0131】ただし、Vr=1,2,4の場合に保護で
きるドロップアウト長は短くなるので、ドロップアウト
の保護能力は低下する。
【0132】
【表2】
【0133】クロック生成部601は、保護長算出部か
ら供給される保護長データに反比例する周波数のクロッ
クを発生する。ハイレベル期間計測部602は、入力エ
ンベロープ信号ENVINのハイ区間の継続時間をクロ
ック生成部601の発生するクロックによって計測す
る。ロウレベル期間計測部603は、入力エンベロープ
信号ENVINのロウ区間の継続時間をクロック生成部
601の発生するクロックによって計測する。コンパレ
ータ604は、ハイレベル期間計測部602のカウント
値が、10を越えたとき、セットフラグを出力する。コ
ンパレータ605は、ロウレベル期間計測部603のカ
ウント値が、10を越えたとき、リセットフラグを出力
する。RSフリップフロップ606は、コンパレータ6
04の出力するセットフラグによってセットされ、コン
パレータ605の出力するリセットフラグによってリセ
ットされるRSフリップフロップである。
【0134】次に、加速状態フラグが無効のときのエン
ベロープ修正部504の動作について説明する。
【0135】エンベロープ修正部504は、ノーマルフ
レームのハイレベルの継続期間をS秒、ロウレベルの継
続期間をS秒としたとき、S/4秒以下のハイレベル区
間、とS/4秒以下のロウレベル区間が発生した場合
に、レベル遷移を行わず、一定の時間以上、ハイレベル
またはロウレベルが継続したときに限って、レベルを遷
移させる。この処理によって、S/4秒以下のロウレベ
ルからハイレベルへのノイズと、ハイレベル区間でのS
/4秒以下のドロップアウトの影響を、除去することが
できる。
【0136】図6はエンベロープ修正部504の動作を
示す第1のタイミングチャートである。図6において、
ENVINは、ハイレベル期間計測部602とロウレベ
ル期間計測部603のエンベロープ入力である。図6の
エンベロープ入力は、ドロップアウト、ノイズ等のエラ
ーのない場合のものである。
【0137】すなわち、ノーマルフレームのハイレベル
区間の時間以下のハイレベル区間は、存在せず、ノーマ
ルフレームのロウレベル区間の時間以下のロウレベル区
間は、存在しない。
【0138】HCNTはハイレベル期間計測部602の
出力カウント値、LCNTはロウレベル期間計測部60
3の出力カウント値、HLFはコンパレータ604の出
力するセットフラグ、LLFはコンパレータ605の出
力するリセットフラグである。ENVOUTはRSフリ
ップフロップ606の出力する修正されたエンベロープ
出力である。CLKはクロック発生部601の発生する
保護長データTnによって、周波数が変化するクロック
である。
【0139】エンベロープ入力ENVINがロウのと
き、ハイレベル期間計測部602はリセットされてお
り、出力カウント値は”0”である。エンベロープ入力
ENVINが、ウレベルからハイレベルに変化すると、
クロックCLKによってカウントアップを始め、カウン
ト値が”10”になると、カウントを停止する。コンパ
レータ604は、ハイレベル期間計測部602の出力カ
ウント値が”10”になると1クロック期間だけ、セッ
トフラグHLFを出力する。RSフリップフロップ60
6は、セットフラグHLFがハイレベルになるとセット
される。
【0140】エンベロープ入力ENVINがハイのと
き、ロウレベル期間計測部603はリセットされてお
り、出力カウント値は”0”である。エンベロープ入力
ENVINがハイレベルからロウレベルに変化すると、
クロックCLKによってカウントアップを始め、カウン
ト値が”10”になると、カウントを停止する。コンパ
レータ605は、ロウレベル期間計測部603の出力カ
ウント値が”10”になると1クロック期間だけ、リセ
ットフラグLLFを出力する。RSフリップフロップ6
06は、リセットフラグLLFがハイレベルになるとリ
セットされる。
【0141】したがって、図6のようにエンベロープ入
力ENVINにエラーがない場合、すなわち、S/4秒
以下のレベル変化がない状態では、エンベロープ出力E
NVOUTは、エンベロープ入力ENVINから、クロ
ックCLKの10クロック分遅れて出力される。
【0142】図7はエンベロープ修正部504の動作を
示す第2のタイミングチャートである。図7において、
ENVINは、ハイレベル期間計測部602とロウレベ
ル期間計測部603のエンベロープ入力である。図7の
エンベロープ入力ENVINは、S/4秒以下のドロッ
プアウト、ノイズを含むものである。
【0143】ドロップアウトとノイズの継続期間はS/
10秒で、S/4秒以下である。エンベロープ入力の最
初の立ち上がりエッジに対するハイレベル期間計測部6
02とコンパレータ604とRSフリップフロップ60
6の動作は、図6のエンベロープ入力の場合と同様であ
る。
【0144】エンベロープ入力の最初の、正規の立ち下
がりエッジに対するロウレベル期間計測部603とコン
パレータ605とRSフリップフロップ606の動作
は、図6のエンベロープ入力の場合と同様である。
【0145】エンベロープ入力の第1のハイレベル区間
の途中で発生しているドロップアウトの開始点で、ハイ
レベル期間計測部602はリセットされる。ロウレベル
期間計測部603は、クロックCLKによってカウント
を始める。ただし、ドロップアウトによるロウレベルの
継続時間がクロックCLKの周期の4倍、すなわちS/
10秒なので、4までカウントした後、再びリセットさ
れるので、コンパレータ605が、リセットフラグを出
力するに至らないので、エンベロープ出力はハイのまま
保持される。
【0146】エンベロープ入力の第1のロウレベル区間
の途中で発生しているノイズの開始点で、ロウレベル期
間計測部602はリセットされる。ハイレベル期間計測
部603は、クロックCLKによってカウントを始め
る。ただし、ノイズによるハイレベルの継続時間がクロ
ックCLKの周期の4倍、すなわちS/10秒なので、
4までカウントした後、再びリセットされるので、コン
パレータ604がセットフラグを出力するに至らないの
で、エンベロープ出力はロウのまま保持される。
【0147】したがって、図7のエンベロープ入力のよ
うに短いドロップアウト、またはノイズが発生した場合
でも、RSフリップフロップ606から出力されるエン
ベロープ出力は、図6のエラーのないエンベロープ入力
の場合とまったく同じになり、ドロップアウトまたはノ
イズの影響を除去できることがわかる。
【0148】さらに、ドロップアウトまたはノイズの影
響を除去することによって、トラックサーチの際のエン
ベロープカウントの誤りを防ぐことができるとともに、
スタートIDサーチのときのスタートIDの見逃しを防
ぐことができる。
【0149】次に、テープスピードが速くなった場合の
動作について説明する。例えば、テープスピードが通常
再生速度の2倍になった場合、抽出されるエンベロープ
は、時間軸上で1/2に圧縮された形になる。すなわ
ち、ノーマルフレームのハイレベルの継続期間とロウレ
ベルの継続時間は、ともにS/2秒になる。
【0150】一方、クロック発生部601の発生するク
ロックは、システム制御部105から送出され保護長デ
ータTnがS/8になるため、通常再生速度の場合の1
/2倍の周期、すなわちS/80秒になるので、ノーマ
ルフレームのハイレベルの継続区間、及びロウレベルの
継続時間と、クロックCLKの周期の比は変わらないの
で、継続時間がノーマルフレームのハイレベルの継続区
間、及びロウレベルの継続時間の1/4より短いレベル
変化を除去する。
【0151】したがって、テープスピードが変化しても
適切な保護長データTnをクロック発生部601に与え
ることによって、通常再生時と同様の条件で、ドロップ
アウト、またはノイズの影響を除去することができる。
【0152】次に、加速状態フラグが有効のときのエン
ベロープ修正部504の動作について説明する。
【0153】加速状態フラグが有効のときは、保護長デ
ータTnが、常にS/32になるので、クロック周期TC
Kは、S/320になり、継続時間がテープスピードが
8倍速の場合のノーマルフレームのハイレベルの継続区
間、及びロウレベルの継続区間、すなわち、S/8の1
/4より短いレベル変化を除去する。
【0154】したがって、テープスピードが1倍速か
ら、8倍速まで変化しても、ノーマルフレームのハイレ
ベルの継続区間、及びロウレベルの継続区間をドロップ
アウトとみなして、除去してしまうことはない。
【0155】
【発明の効果】以上のように本発明は、テープスピード
を算出するテープスピード計算部と、エンベロープ変調
された信号からエンベロープを抽出するエンベロープ抽
出手段と、エンベロープを修正するエンベロープ修正部
と、加速状態を検出する加速状態検出部とを備え、前記
エンベロープ修正部は、前記テープスピード計算部から
出力されるテープスピード情報と、前記加速状態検出部
の検出する加速状態フラグに基づいて、修正するエンベ
ロープエラーの長さを変化させるように構成することに
よって、加速状態フラグによって、修正するエンベロー
プエラーの長さを変化させ、サーチモードの最初の時期
のように急激にテープスピードが上昇し、実際のテープ
スピードの変化より、テープスピード情報の変化が遅れ
る場合に、修正するエンベロープエラーの長さを短めに
設定し、本来のエンベロープ変化を修正してしまうこと
がないようにすることができる。
【0156】さらに本発明は、テープスピード計算部か
ら出力されるテープスピード情報を記憶するテープスピ
ード情報メモリと、前記テープスピード情報メモリに記
憶されたテープスピード情報と、テープスピード計算部
から出力されるテープスピード情報の比を算出する除算
器と、前記除算器器の出力する除算結果が、一定の範囲
内に入るとき、加速状態フラグを送出する比較器とで構
成される加速状態検出部を備えることによって、簡単な
構成で、的確に加速状態を検出することができるので、
ドロップアウトエラー修正能力が低下する時間を最小限
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例におけるエンベロープ復調装置
を含む記録再生装置の構成を示すブロック図
【図2】同実施例におけるエンベロープ復調部108の
内部構成を示すブロック図
【図3】(A)同実施例の補助データの記録フォーマッ
トを示すフォーマット図 (B)TOCの記録例を示すフォーマット図
【図4】同実施例の絶対タイムコードとスタートIDが
記録されたテープのA面の始端付近の記録パターン図
【図5】同実施例におけるエンベロープ修正部504の
内部構成を示すブロック図
【図6】同実施例のエンベロープ修正部504の動作を
示す第1のタイミングチャート
【図7】同実施例のエンベロープ修正部504の動作を
示す第2のタイミングチャート
【図8】従来のデータ再生装置を含む記録再生装置の構
成を示すブロック図
【図9】同従来例の装置によって記録されたテープの記
録トラックパターン図
【図10】同従来例のエンベロープ変調部107の内部
構成を示すブロック図
【図11】同従来例のエンベロープ変調部107の動作
を示すタイミングチャート
【図12】同従来例のエンベロープ復調部108の内部
構成を示すブロック図
【図13】リールに巻き付いたテープを示す模式図
【図14】補助チャンネル記録信号AUXRSGとコン
パレータ502の出力であるエンベロープ信号ENVI
Nとの関係を例示した波形図
【図15】加速状態検出部の構成を示すブロック図
【符号の説明】
101 カセット 102 メカニズム制御部 103 記録ヘッドおよび再生ヘッド 104 記録再生部 105 システム制御部 106 記録再生モード設定部 107 エンベロープ変調部 108 エンベロープ復調部 109 リール回転周期検出部 110 テープスピード計算部 504 エンベロープ修正部 505 エンベロープカウンタ 506 加速状態検出部 601 クロック発生部 602 ハイレベル区間計測部 603 ロウレベル区間計測部 604,605 コンパレータ 606 RSフリップフロップ 607 保護長算出手段 1501 メモリ 1502 除算器 1503 比較器

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テープスピードを算出するテープスピー
    ド計算部と、 エンベロープ変調された信号からエンベロープを抽出す
    るエンベロープ抽出手段と、エンベロープを修正するエ
    ンベロープ修正部と、加速状態を検出する加速状態検出
    部とを備え、前記エンベロープ修正部は、前記テープス
    ピード計算部から出力されるテープスピード情報と、前
    記加速状態検出部の検出する加速状態フラグに基づい
    て、修正するエンベロープエラーの長さを変化させるエ
    ンベロープ復調装置。
  2. 【請求項2】 前記加速状態検出部は、前記テープスピ
    ード計算部から出力されるテープスピード情報を記憶す
    るテープスピード情報メモリと、前記テープスピード情
    報メモリに記憶されたテープスピード情報と、テープス
    ピード計算部から出力されるテープスピード情報の比を
    算出する除算器と、前記除算器の出力する前記比が、一
    定の範囲内に入るとき、加速状態フラグを送出する比較
    器を備える請求項1記載のエンベロープ復調装置
  3. 【請求項3】 前記エンベロープ修正部は、前記テープ
    スピード計算部の出力するテープスピード情報から、ド
    ロップアウト保護長を算出する第1の保護長算出手段
    と、前記テープスピード計算部の出力するテープスピー
    ド情報から、ドロップアウト保護長を算出する第2の保
    護長算出手段と、前記加速状態検出手段の出力する加速
    状態フラグによって、前記第1または、第2の保護長算
    出手段のいずれか一方を選択して、修正するエンベロー
    プエラーの長さを決める請求項1記載のエンベロープ復
    調装置
  4. 【請求項4】 前記エンベロープ修正部は、エンベロー
    プ変調された信号からエンベロープを抽出するエンベロ
    ープ抽出手段と、前記エンベロープ抽出手段の出力する
    エンベロープ信号の同一レベルの継続時間を測定する同
    一レベル期間計測部と、同一レベル期間計測部の出力値
    が一定の値になったとき、レベル遷移フラグを出力する
    コンパレータと、前記コンパレータの出力するレベル遷
    移フラグによってレベルが変化するフリップフロップ手
    段とで成る請求項1のエンベロープ復調装置。
JP4216733A 1992-08-14 1992-08-14 エンベロープ復調装置 Pending JPH0660543A (ja)

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