JPH0661228B2 - 耐凍性ゼリー - Google Patents
耐凍性ゼリーInfo
- Publication number
- JPH0661228B2 JPH0661228B2 JP2123369A JP12336990A JPH0661228B2 JP H0661228 B2 JPH0661228 B2 JP H0661228B2 JP 2123369 A JP2123369 A JP 2123369A JP 12336990 A JP12336990 A JP 12336990A JP H0661228 B2 JPH0661228 B2 JP H0661228B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sugar
- jelly
- monosaccharides
- freeze
- sweetening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
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- Jellies, Jams, And Syrups (AREA)
Description
[産業上の利用分野] 本発明は、凍結保存に対し安定であると共に、凍結状態
のままでも喫食することができるゼリーに関する。 [従来の技術] (1) 背景 食生活の近年の高級化及びソフト化志向に伴って、ゼリ
ーに対する需要は近年益々増加しているが、一面では生
産及び流通の合理化の面から、例えば冷凍ケーキ用のア
イシング材としてのゼリー等、耐凍性ゼリーに対する要
望が増大している。また、新しい喫食スタイルとして、
凍結状態のゼリーを匙で掬って食する形式も普及し始め
ている。 (2) 従来技術の問題点 従来から、ゼリーの甘味源として専ら利用されてきたの
は庶糖であるが、庶糖を使用したゼリーは凍結により氷
晶が斑点状に析出する欠点がある。 単糖類は、分子量が庶糖の約1/2であるので当然糖液
の氷点降下能は後者より大きいが、溶解度は必ずしも高
くないので、例えば甘味源としてブドウ糖を用いたゼリ
ーは矢張り凍結状態では徐々に糖の晶析を起こす。 [発明が解決しようとする課題] そこで本発明が解決を意図する課題は、凍結しても氷晶
の生成や糖の晶析が起こり難いため、耐凍性に優れると
共に、冷凍状態でも軟らかく、そのまま喫食することが
できるゼリーを提供することである。
のままでも喫食することができるゼリーに関する。 [従来の技術] (1) 背景 食生活の近年の高級化及びソフト化志向に伴って、ゼリ
ーに対する需要は近年益々増加しているが、一面では生
産及び流通の合理化の面から、例えば冷凍ケーキ用のア
イシング材としてのゼリー等、耐凍性ゼリーに対する要
望が増大している。また、新しい喫食スタイルとして、
凍結状態のゼリーを匙で掬って食する形式も普及し始め
ている。 (2) 従来技術の問題点 従来から、ゼリーの甘味源として専ら利用されてきたの
は庶糖であるが、庶糖を使用したゼリーは凍結により氷
晶が斑点状に析出する欠点がある。 単糖類は、分子量が庶糖の約1/2であるので当然糖液
の氷点降下能は後者より大きいが、溶解度は必ずしも高
くないので、例えば甘味源としてブドウ糖を用いたゼリ
ーは矢張り凍結状態では徐々に糖の晶析を起こす。 [発明が解決しようとする課題] そこで本発明が解決を意図する課題は、凍結しても氷晶
の生成や糖の晶析が起こり難いため、耐凍性に優れると
共に、冷凍状態でも軟らかく、そのまま喫食することが
できるゼリーを提供することである。
[課題を解決するための手段] (1) 概念 そこで本発明者は、上記課題を解決する目的で種々の甘
味性糖類及び糖アルコールにつき甘味源としての耐凍性
をテストしたところ、単糖類及び糖アルコールは氷晶の
生成を抑制するものの単独使用では糖の晶析が生じてし
まうところ、これら単糖類を二種以上又は単糖類と糖ア
ルコールとを併用することにより、冷凍時における氷晶
の析出のみならず糖の晶析も防止されうることが見出さ
れた。 (2) 概要 本発明は以上の発見に基づくもので、その要旨は、甘味
成分として、二種以上の単糖類又は単糖類と糖アルコー
ルとを含み、かつその糖度が50Brix以上であることを特
徴とする耐凍性ゼリーに存する。以下、発明の構成に関
する主要な事項につき項分けして記述する。 (3) 甘味成分 甘味成分としては、ブドウ糖、フルクトース、キシロー
ス等の単糖類、異性化糖等の単糖類を主とする混合物及
びソルビトール、マンニトール等が例示される。これら
の中、フルクトース及び異性化糖は甘味が強いので、甘
味を抑えるにはブドウ糖と糖アルコールの併用が好まし
い。ただし、甘味成分として少量の二糖類や転化糖を含
むことは妨げない。 上記甘味成分のうちブドウ糖又は糖アルコールを使用す
る場合、それら甘味源の量は各々、全糖分中の60%以下
とすることが保存中における糖の晶析を効果的に抑制す
るため好ましい。なお、三種以上の甘味源(糖及び糖ア
ルコール)を併用することにより、一層糖の晶析を抑制
することも可である。 糖度は、少なくとも50Brix以上であることが必要であ
り、特に55Brix以上とすることにより、氷晶の析出を効
果的に抑制できる。 (4) ゲル化剤 ゲル化剤としては、ゼラチン、寒天、カラギーナン、ペ
クチンその他の一切のゲル化剤を使用できるが、難水耐
性、セット温度の低さ及び食感のソフトさ等の評価でゼ
ラチンが最適である。ゼラチンを使用する場合、組成物
の1.5%以上、寒天の場合は0.8%以上使用するのが好ま
しい。 [実施例] 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は単に説明用のもので、発明思想の制限又は限定を意味
するものではない。 実施例1〜45 下表−1の組成の糖類及び/又は糖アルコール水溶液に
ゼラチンを2%の割合で添加し、所定の糖度にまで煮詰
め、放冷して凝固させた後、−15℃〜−30℃の冷凍庫内
に保存して糖の晶析、難水などの経時変化を観察した。
また別に夫々−12℃及び−20℃に調温された冷凍庫内に
保管して氷晶の生成を観察した。 上表の結果から以下のことが判る。 氷晶のないゼリーを得るには、甘味成分として単糖
類及び糖アルコールが有効であること。そして供試した
ブドウ糖、果糖、異性化糖及びソルビトールのいずれの
間にも相違がないこと。 糖の晶析し難いゼリーを得るには、二種以上の単糖
類の組み合わせが有効であること、但し、ブドウ類及び
ソルビトールの量は、各々全糖分中の60%以下であるこ
とが望ましいこと。 糖度が、50Brix以上、望ましくは55Brix以上が良い
こと。 実施例1〜12 甘味成分としてブドウ糖とソルビトールの等量混合物を
用い、ゲル化剤の種類及び添加量を種々変更した下表−
2の配合に従ってゼリーを製造した。 上表から明らかなようにどのゲル化剤を用いても固さ、
食感、難水及び艶の良好なゼリーが得られるが、例えば
アイスクリーム生地上にゼリーを流して固めるような冷
菓用としては、セット温度の低いゼラチンの使用が有利
である。 実施例13 下表−3の配合に従って、5種の果実又は野菜入りゼリ
ーを試作した。どの例でもリキュールは他の材料を55Br
ix迄煮詰めた後で添加した。なお、表中の水の量は、55
Brix迄煮詰めた後の添加残留水分を示す。
味性糖類及び糖アルコールにつき甘味源としての耐凍性
をテストしたところ、単糖類及び糖アルコールは氷晶の
生成を抑制するものの単独使用では糖の晶析が生じてし
まうところ、これら単糖類を二種以上又は単糖類と糖ア
ルコールとを併用することにより、冷凍時における氷晶
の析出のみならず糖の晶析も防止されうることが見出さ
れた。 (2) 概要 本発明は以上の発見に基づくもので、その要旨は、甘味
成分として、二種以上の単糖類又は単糖類と糖アルコー
ルとを含み、かつその糖度が50Brix以上であることを特
徴とする耐凍性ゼリーに存する。以下、発明の構成に関
する主要な事項につき項分けして記述する。 (3) 甘味成分 甘味成分としては、ブドウ糖、フルクトース、キシロー
ス等の単糖類、異性化糖等の単糖類を主とする混合物及
びソルビトール、マンニトール等が例示される。これら
の中、フルクトース及び異性化糖は甘味が強いので、甘
味を抑えるにはブドウ糖と糖アルコールの併用が好まし
い。ただし、甘味成分として少量の二糖類や転化糖を含
むことは妨げない。 上記甘味成分のうちブドウ糖又は糖アルコールを使用す
る場合、それら甘味源の量は各々、全糖分中の60%以下
とすることが保存中における糖の晶析を効果的に抑制す
るため好ましい。なお、三種以上の甘味源(糖及び糖ア
ルコール)を併用することにより、一層糖の晶析を抑制
することも可である。 糖度は、少なくとも50Brix以上であることが必要であ
り、特に55Brix以上とすることにより、氷晶の析出を効
果的に抑制できる。 (4) ゲル化剤 ゲル化剤としては、ゼラチン、寒天、カラギーナン、ペ
クチンその他の一切のゲル化剤を使用できるが、難水耐
性、セット温度の低さ及び食感のソフトさ等の評価でゼ
ラチンが最適である。ゼラチンを使用する場合、組成物
の1.5%以上、寒天の場合は0.8%以上使用するのが好ま
しい。 [実施例] 以下、実施例により発明実施の態様を説明するが、例示
は単に説明用のもので、発明思想の制限又は限定を意味
するものではない。 実施例1〜45 下表−1の組成の糖類及び/又は糖アルコール水溶液に
ゼラチンを2%の割合で添加し、所定の糖度にまで煮詰
め、放冷して凝固させた後、−15℃〜−30℃の冷凍庫内
に保存して糖の晶析、難水などの経時変化を観察した。
また別に夫々−12℃及び−20℃に調温された冷凍庫内に
保管して氷晶の生成を観察した。 上表の結果から以下のことが判る。 氷晶のないゼリーを得るには、甘味成分として単糖
類及び糖アルコールが有効であること。そして供試した
ブドウ糖、果糖、異性化糖及びソルビトールのいずれの
間にも相違がないこと。 糖の晶析し難いゼリーを得るには、二種以上の単糖
類の組み合わせが有効であること、但し、ブドウ類及び
ソルビトールの量は、各々全糖分中の60%以下であるこ
とが望ましいこと。 糖度が、50Brix以上、望ましくは55Brix以上が良い
こと。 実施例1〜12 甘味成分としてブドウ糖とソルビトールの等量混合物を
用い、ゲル化剤の種類及び添加量を種々変更した下表−
2の配合に従ってゼリーを製造した。 上表から明らかなようにどのゲル化剤を用いても固さ、
食感、難水及び艶の良好なゼリーが得られるが、例えば
アイスクリーム生地上にゼリーを流して固めるような冷
菓用としては、セット温度の低いゼラチンの使用が有利
である。 実施例13 下表−3の配合に従って、5種の果実又は野菜入りゼリ
ーを試作した。どの例でもリキュールは他の材料を55Br
ix迄煮詰めた後で添加した。なお、表中の水の量は、55
Brix迄煮詰めた後の添加残留水分を示す。
以下説明した通り、本発明は、凍結保存は無論、凍結状
態でも喫食可能な耐凍性ゼリーを提供しうることによ
り、ゼリー生産及び流通の合理化及び食生活の向上に寄
与しうる。
態でも喫食可能な耐凍性ゼリーを提供しうることによ
り、ゼリー生産及び流通の合理化及び食生活の向上に寄
与しうる。
Claims (3)
- 【請求項1】甘味成分として、二種以上の単糖類又は単
糖類と糖アルコールとを含み、その糖度が50Brix以上で
あることを特徴とする耐凍性ゼリー。 - 【請求項2】甘味成分として、ブドウ糖及びソルビトー
ルを含む請求項1記載のゼリー。 - 【請求項3】ゲル基材として、ゼラチンを含む請求項1
又は2記載のゼリー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2123369A JPH0661228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 耐凍性ゼリー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2123369A JPH0661228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 耐凍性ゼリー |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0420250A JPH0420250A (ja) | 1992-01-23 |
| JPH0661228B2 true JPH0661228B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=14858881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2123369A Expired - Fee Related JPH0661228B2 (ja) | 1990-05-14 | 1990-05-14 | 耐凍性ゼリー |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0661228B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2937904B2 (ja) * | 1995-11-15 | 1999-08-23 | 日本たばこ産業株式会社 | 被膜ゼリー及びその製法 |
| EP2098124A1 (en) | 2008-03-03 | 2009-09-09 | Nestec S.A. | Carbohydrate gel |
| JP6147132B2 (ja) * | 2013-08-01 | 2017-06-14 | 江崎グリコ株式会社 | 冷凍ゼリー |
-
1990
- 1990-05-14 JP JP2123369A patent/JPH0661228B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0420250A (ja) | 1992-01-23 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |