JPH0662182B2 - ガス吸収剤包装体 - Google Patents

ガス吸収剤包装体

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JPH0662182B2
JPH0662182B2 JP62198327A JP19832787A JPH0662182B2 JP H0662182 B2 JPH0662182 B2 JP H0662182B2 JP 62198327 A JP62198327 A JP 62198327A JP 19832787 A JP19832787 A JP 19832787A JP H0662182 B2 JPH0662182 B2 JP H0662182B2
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gas absorbent
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は主として無菌包装の食品容器内に封入されるガ
ス吸収剤包装体に関し、特に食品と共に電子レンジ内で
加熱されても破袋することのないガス吸収剤包装体に関
するものである。
〔従来の技術〕
従来より、食品の酸化劣化を防ぐために、酸素ガス遮断
性に優れた包装材料を使用し、更に包装内の酸素ガス含
有量を減少させるため包装内ガスを窒素や炭酸ガスと置
換する方法が行われているが、この方法は高価なガス置
換装置や置換ガスを必要とする。そのため内容品の形状
が液体以外の物、例えば、味噌、米飯、餅、そば、ハ
ム、ゼリーその他乾燥品等にたいしてはガス置換包装法
より容易に包装内の酸素を除去する方法として、酸素吸
収剤を使用する方法が知られている。すなわち、紙やポ
リエチレン等酸素ガス透過性の高い包装材料で金属鉄や
アスコルビン酸に活性炭を加えたものを包装した脱酸素
剤と呼ばれる酸素吸収剤を食品包装容器内に導入し密封
する事により包装内酸素ガス量が低減される。これらの
脱酸素剤は室温で容易に酸素と反応し安定な物質を生成
し、包装内酸素ガス量を低減できる。酸素ガスの減少速
度は食品包装材料の酸素ガス透過量と導入した酸素吸収
剤の種類と量によって決定されるが、一般に酸素吸収剤
の封入後6時間から3日間で百分の数パーセントになる
ように設計されている。
最近、レトルト殺菌技術と異なり食品に過剰な熱を加え
ず品質の優れた食品が提供できる無菌包装技術が盛んに
行われ、無菌包装の加工食品が出回りつつある。これは
一般にパウチ形態よりトレーの形状の容器が使用され、
湯で温めて食するのではなく、容器のまま電子レンジで
温めてそのまま食卓に出される物が多い。この無菌包装
においても包装内の酸素ガスは食品を劣化させるため、
酸素吸収剤による包装内の酸素ガス量の低減も行われつ
つある。ところで上述の酸素吸収剤はマイクロ波の照射
により加熱されるため、これを食品容器内に食品と共に
封入したまま食品を電子レンジにより調理すると加熱膨
脹により酸素吸収剤の袋が破袋し酸素吸収剤が食品中に
混入する。これを避けるため、従来食品容器は酸素ガス
を透過性のものとし、それを酸素ガス不透過性の袋で覆
いその中に酸素吸収剤を封入することが行われている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
酸素吸収剤包装体は食品を直接包装している容器内に置
かないとあまり効果がない。本発明の目的は電子レンジ
内でマイクロ波が照射されても破袋することのない酸素
吸収剤包装体を提供し、電子レンジで調理される食品容
器内にこれを封入することにより包装のまま電子レンジ
での調理が可能で効果的に酸素ガスの低減された包装食
品の提供を可能とすることである。
本発明の他の目的は2重包装等コスト高の包装を必要と
しない酸素吸収剤包装体を提供することである。
〔問題点を解決するための手段〕
ガス吸収剤を封入する袋は誘電体シート(不織布を含
む)と金属シートとの積層体より作り、前記金属シート
には最大直線距離が30mmの孔(最大直線距離30mmの
孔径をもつ孔)が、最小線巾(孔と一辺あるいは孔と孔
との最小間隔)を2mmとして一つ以上設けられている。
このようにして作られたガス吸収剤包装体は、食品容器
の蓋に貼付けられ食品と共に包装されそしてその食品と
共に電子レンジで調理されても破袋することはない。
〔作用〕
導電体である金属シートはマイクロ波を反射する。そし
てその反射作用は金属シートに最大直線距離が30mmの
孔を設けてもガス吸収剤のマイクロ波による加熱を低減
するのに充分にして、かつガスの通気性をよくする効果
を有する。また最小線巾が2mmであれば金属シート自体
がマイクロ波により過度に加熱されることもない。した
がってそのような金属シートとガス透過性の誘電体シー
トとの積層体で作った袋でガス吸収剤を包装すれば酸素
ガス等が通過ししかも電子レンジで調理されても、加熱
破袋することのないガス吸収剤包装体を得ることができ
る。
以下に、市販の酸素吸収剤包装体を金属アルミニウム箔
を含む積層体の外袋(以下積層体という)に入れこれを
220ccポリプロピレン製トレーに水と共に封入して電
子レンジで加熱したときの酸素吸収剤の温度を金属アル
ミニウム箔に種々の孔を設けた場合について測定した結
果を示す。
酸素吸収剤の温度測定は第3図に示す装置により行われ
た。
使用した酸素吸収剤は商品名エージレスSと称し、鉄
系、自力反応型、高水分商品用である。使用した電子レ
ンジはナショナル電子レンジNEN−200(2.45
GHz,出力400W)である。測定データを第1表に
示す。
第1表に示すように直径30mm以下の孔の設けられてい
る金属アルミニウム箔の積層体で覆われている場合は酸
素吸収剤が電子レンジによる1分間の加熱により膨脹す
ることはなかった。
次にガスの遮断性についての試験結果を示す。包装材料
にガス遮断性の優れた金属箔を使用する場合、包装内の
酸素を除去するのに要する時間には金属箔の孔の大きさ
が影響すると考えられる。孔径が大きく、多数開ける場
合は酸素透過量は充分に大きいが孔径が小さくその数が
少ない場合は酸素透過量がかなり小さくなると考えられ
る。
アルミニウム箔に開いている貫通孔の大きさと酸素ガス
透過率についての貫通孔の内外に全圧差がなく、約0.
2atmの酸素ガス分圧がある場合の測定値は第2表に
示すとおりである。
内外に全圧差のある場合の測定値は第3表のとおりであ
る。
直径200μの孔が一つ開いているだけで一日に55.
2ccもの酸素ガスが通り直径25μの孔ですら3.7cc
もの酸素ガスが通る。孔の外側の全圧が内側より高い場
合はガスの流れが加わるため第3表に示すように更に多
量に酸素ガスが通過する。このことから不織布のような
ガス透過性の大きな誘電体シートと貫通孔の開いた金属
泊を用いれば酸素吸収剤の性能が低下することはないこ
とが明らかである。
〔実施例〕
以下図面を参照しながら本発明の実施例を説明する。
実施例1 第1図に示すごとく、酸素ガス吸収剤1(商品名エージ
レスS)の包装を次のように行った。厚み9μ市販金属
アルミニウム箔2に直径D=1,5,13,19,2
5,30mmの孔5をそれぞれ多数開け、ウレタン系接着
剤を用いて片面に市販品の12μ二軸延伸ポリエチレン
テレフタレート(BOPET)3を他の面に市販品の4
0μポリエチレン(PE)フィルム4を接着し、BOP
ET/孔開きAI/PEの積層体を作成した。この積層
体を用いて65×70mmの四方平袋を作成し、ガス吸収
剤1を約10g充填密封し、酸素ガス吸収剤の包装体6
を作成した。第2図に示すように、プラスチック容器と
してポリプロピレン/エバール(商品名)/ポリプロピ
レン製のラミネートトレー7(サイズ:100×140
mm,深さ25mm,内容積:200g)を使用し、蓋材8
はポリプロピレン/エバール/ポリプロピレンの積層フ
ィルムを使用した。(以下上記トレーおよび蓋材を食品
容器と称する) 第2図に示すように食品容器に米飯9を約150g充填
し酸素ガス吸収剤包装体6を貼り付けた蓋8で密封シー
ルした。蓋の一部にガス抜き孔を開け市販の電子レンジ
(松下電気製ナショナル電子レンジNEN−200、
2.45GHz,出力500W。以下電子レンジと称す
る)を用いて加熱した。その結果各サイズの孔のアルミ
箔の酸素ガス吸収剤包装体はすべて破袋することなく米
飯は食に供するに最適な温度に加熱された。
比較例1 アルミニウム箔の孔の直径を35mmとする以外はすべて
実施例と同様の条件で米飯が加熱された。その結果酸素
ガス吸収剤包装体は電子レンジ処理約60秒で加熱膨脹
し、破袋し、酸素ガス吸収剤が米飯に混入した。
実施例2 酸素ガス吸収剤の包装は次のように行った。厚み9μ市
販金属アルミニウム箔に一辺が16mmの正三角形、正方
形、一辺が8mmの正六角形の孔をそれぞれ多数開け、ウ
レタン系接着剤を用いて片面に市販品の40μポリエチ
レン(PE)フィルムを接着し、異形孔開きAI/PE
の積層体を作成した。この積層体を用いて、PEを内側
にして65×70mmの四方平袋を作成し市販鉄系酸素ガ
ス吸収剤(商品名エージレスS)を約10g充填密封し
酸素ガス吸収剤の包装体を作成した。
食品容器に米飯を約150g充填し、上記酸素ガス吸収
剤包装体を内側に貼り付けた蓋で密封シールする。蓋の
一部にガス抜き孔を開け、電子レンジで加熱した。その
結果全ての酸素ガス吸収剤包装体は電子レンジ処理によ
って破袋することなく、米飯は食に供するに最適な温度
に加熱された。
実施例3 酸素ガス吸収剤の包装品は市販鉄系酸素吸収剤(サイ
ズ:65×70mm酸素ガス吸収剤の量:約10g、包装
形態:三方平袋、包装材料:紙/ポリエチレン積層フィ
ルム、商品名エージレスF)を使用し、更にその外袋と
して厚み9μ市販金属アルミニウム箔に直径13mm(孔
数両面18個)、30mm(孔数両面8個)の孔をそれぞ
れ開け、ウレタン系接着剤を用いて片面に市販品の40
μポリエチレン(PE)フィルムを接着し、孔開AI/
PEの積層体を作成し、PEを内側として袋を作り使用
した。この酸素ガス吸収剤の包装体を食品容器の蓋の内
側に貼り付け、食品容器に米飯約150g充填し上記蓋
で密封シールした。これらの試料を室温で30日間保存
した結果全ての試料において、カビの発生等の変化がな
く、充分食に供せる状態であった。
比較例2 外袋の金属アルミニウム箔に孔を設けない以外は実施例
3と同様の条件で試験を行った。試料を室温で保存した
結果米飯にカビが発生した。
比較例3 酸素ガス吸収剤の包装は次のように行なった。市販品の
12μ二軸延伸ポリエチレンテレフタレート(BOPE
T)フィルムにウレタン系接着剤を用いて、市販品の4
0μポリエチレン(PE)フィルムを接着し、BOPE
T/PEの積層体を作成した。この積層体を用いて、6
5×75mmの四方平袋を作成し、市販鉄系酸素ガス吸収
剤(商品名エージレスS)を約10g充填密封し、酸素
ガス吸収剤包装体を作成した。この酸素ガス吸収剤包装
体を食品容器の蓋の内側に貼り付け、食品容器に米飯約
150g充填し上記蓋で密封シールした。蓋の一部にガ
ス抜き孔を開け、電子レンジで加熱したところ、電子レ
ンジ処理約40秒で酸素ガス吸収剤の包装体は加熱膨脹
し、破袋し、酸素ガス吸収剤が米飯に混入した。
比較例4 酸素ガス吸収剤は市販の包装品(サイズ:65×70m
m、酸素ガス吸収剤の量:約10g、包装形態:三方平
袋、包装材料:紙/ポリエチレン積層フィルム、商品名
エージレスS)を使用し比較例3と同様の試験を行っ
た。その結果電子レンジ処理約45秒で酸素ガス吸収剤
の包装品は加熱膨脹し、破袋し、酸素ガス吸収剤が米飯
に混入した。
実施例4 酸素ガス吸収剤の包装は次のように行なった。厚み20
μの市販アイアンホイルに直径30mmの孔を最小線巾
(孔と一辺あるいは孔と孔との最小間隔)がそれぞれ
2.0mmおよび2.5mmとなるように開け、ウレタン系
接着剤を用いて片面に市販品の12μ二軸ポリエチレン
テレフタレート(BOPET)フィルムを他の面に市販
品の40μポリエチレン(PE)フィルムを接着し、B
OPET/孔開きAI/PEの積層体を作成した。この
積層体を用いて65×70mmの四方平袋を作成し、市販
鉄系酸素ガス吸収剤(商品名エージレスS)を約10g
充填密封し、酸素ガス吸収剤の包装体を作成した。この
酸素ガス吸収剤の包装体を食品容器の蓋の内側に接着
し、食品容器に米飯を約150g充填し上記蓋で密封シ
ールした後、蓋の一部にガス抜き孔を開け電子レンジで
加熱した。
その結果酸素ガス吸収剤の包装体は破袋することなく米
飯は食に供するに最適な温度に加熱された。
比較例5 最小線巾(孔と一辺あるいは孔と孔との最小間隔)を
1.5mmとする以外は実施例と同様にして試験を行っ
た。その結果最小線巾の部分が発熱し、酸素ガス吸収剤
包装体が破袋した。
なお実施例では酸素ガス吸収剤について述べているが、
食品の保存性を悪化させるエチレンガス等の吸収剤にも
同様に適用できることは明らかである。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によるガス吸収剤包装体は電
子レンジ処理されても加熱破袋することがないので、電
子レンジ調理される食品の包装内に直接封入することが
できるのでガス吸収効果を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例であるガス吸収剤の包装体の断
面図、第2図は本発明の実施例であるガス吸収剤の包装
体を食品容器内に封入した状態を示す断面図、第3図は
食品容器内の酸素吸収剤の電子レンジ加熱による温度上
昇を測定する装置の概略を示す図である。 1…酸素ガス吸収剤、2…金属アルミニウム箔。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガス吸収剤を封入する金属シートとガス透
    過性の誘電体シートとの積層体より成る包装体であっ
    て、前記金属シートには、最大直線距離が30mmの孔
    が、最小線巾を2mmとして一つ以上設けられていること
    を特徴とする密封食品容器内に封入されるガス吸収剤包
    装体。
JP62198327A 1987-08-10 1987-08-10 ガス吸収剤包装体 Expired - Lifetime JPH0662182B2 (ja)

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JPS6445278A JPS6445278A (en) 1989-02-17
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