JPH0662480B2 - α,ω−ジアルデヒドの製造方法 - Google Patents
α,ω−ジアルデヒドの製造方法Info
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- JPH0662480B2 JPH0662480B2 JP61080347A JP8034786A JPH0662480B2 JP H0662480 B2 JPH0662480 B2 JP H0662480B2 JP 61080347 A JP61080347 A JP 61080347A JP 8034786 A JP8034786 A JP 8034786A JP H0662480 B2 JPH0662480 B2 JP H0662480B2
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/52—Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts
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- Catalysts (AREA)
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭素数8〜12のα,ω−ジアルデヒドの製造
方法に関し、詳しくは炭素数6〜10のα,ω−ジオレ
フインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケナールを
ヒドロホルミル化し得られた反応混合液を抽出すること
からなる炭素数8〜12のα,ω−ジアルデヒドの製造
方法に関する。
方法に関し、詳しくは炭素数6〜10のα,ω−ジオレ
フインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケナールを
ヒドロホルミル化し得られた反応混合液を抽出すること
からなる炭素数8〜12のα,ω−ジアルデヒドの製造
方法に関する。
本発明によつて得られる炭素数8〜12のα,ω−ジア
ルデヒドは蛋白質および酵素の固定化剤、殺菌剤、高分
子架橋剤として、また対応するジカルボン酸、ジオール
およびジアミンの出発原料として極めて有用な化合物で
ある。
ルデヒドは蛋白質および酵素の固定化剤、殺菌剤、高分
子架橋剤として、また対応するジカルボン酸、ジオール
およびジアミンの出発原料として極めて有用な化合物で
ある。
炭素数6〜10のα,ω−ジオレフインまたはα,ω−
アルケナールを第三級ホスフイン化合物で変性されたロ
ジウム化合物を触媒として使用し水素および一酸化炭素
によつてヒドロホルミル化することにより炭素数8〜1
2のα,ω−ジアルデヒドが得られることは公知であ
る。かかるヒドロホルミル化反応において使用されるロ
ジウム触媒は高価であるため、反応後にロジウム触媒を
生成したα,ω−ジアルデヒドから分離したのち該ロジ
ウム触媒の損失および失活を伴うことなくヒドロホルミ
ル化反応に再使用することが、α,ω−ジアルデヒドの
製造法を工業的に実施する上で要求される。このような
ロジウム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をヒドロ
ホルミル化反応混合液の蒸留によつて行う場合には、高
い沸点を有するα,ω−ジアルデヒドを留出させるため
に反応混合液を高い温度で加熱する必要がある。このた
め、かかる蒸留分離法によれば蒸留操作中にロジウム触
媒の熱分解が起こつてロジウム金属が析出したり、副生
する高沸点を有する化合物によつて触媒が変質するた
め、触媒を含む蒸留残液を長期にわたつて循環使用でき
ない。そこで、ヒドロホルミル化反応後におけるロジウ
ム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をロジウム触媒
の失活を伴うことなく実施しうる方法として、ヒドロホ
ルミル化反応混合液を抽出に付する方法が提案されてい
る(例えば特開昭57-167937号、特開昭58-21638号、特
開昭58-157739号および特開昭58-216138号公報など参
照)。特開昭57-167937号公報には、官能基を含むモノ
オレフインなどのオレフインのヒドロホルミル化を水に
可溶なスルホン化ホスフインを使用して水または水を含
む溶媒中で実施し、生成したアルデヒドをデカンテーシ
ヨンまたは抽出によつて反応混合液から分離する方法が
記載されている。さらに、特開昭58-157739号公報およ
び特開昭58-216138号公報には、7−オクテン−1−ア
ール、1,5−ヘキサジエンまたは1,7−オクタジエ
ンをスルホランまたは1,4−ブタンジオールの水溶液
中、水に可溶なスルホン化ホスフインの存在下にヒドロ
ホルミル化し、反応混合液を高級アルコールまたはそれ
と炭化水素との混合物で抽出することにより、触媒およ
び反応溶媒の抽出層への溶出を抑制し直鎖状のα,ω−
ジアルデヒドのみを高級アルコールのヘミアセタール化
合物として選択的に抽出分離しうることが記載されてい
る。また、特開昭58-21638号公報には、α,ω−ジオレ
フイン、α,ω−アルケナールなどのヒドロホルミル化
反応を水に溶解しないトルエンなどの有機溶媒中で行な
い、得られた反応混合液を亜硫酸水素ナトリウムなどの
亜硫酸水素アルカリの水溶液と接触させる方法が記載さ
れている。この場合ヒドロホルミル化反応によつて生成
したα,ω−ジアルデヒドは亜硫酸水素アルカリの付加
物として選択的に水層に抽出分離される。
アルケナールを第三級ホスフイン化合物で変性されたロ
ジウム化合物を触媒として使用し水素および一酸化炭素
によつてヒドロホルミル化することにより炭素数8〜1
2のα,ω−ジアルデヒドが得られることは公知であ
る。かかるヒドロホルミル化反応において使用されるロ
ジウム触媒は高価であるため、反応後にロジウム触媒を
生成したα,ω−ジアルデヒドから分離したのち該ロジ
ウム触媒の損失および失活を伴うことなくヒドロホルミ
ル化反応に再使用することが、α,ω−ジアルデヒドの
製造法を工業的に実施する上で要求される。このような
ロジウム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をヒドロ
ホルミル化反応混合液の蒸留によつて行う場合には、高
い沸点を有するα,ω−ジアルデヒドを留出させるため
に反応混合液を高い温度で加熱する必要がある。このた
め、かかる蒸留分離法によれば蒸留操作中にロジウム触
媒の熱分解が起こつてロジウム金属が析出したり、副生
する高沸点を有する化合物によつて触媒が変質するた
め、触媒を含む蒸留残液を長期にわたつて循環使用でき
ない。そこで、ヒドロホルミル化反応後におけるロジウ
ム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をロジウム触媒
の失活を伴うことなく実施しうる方法として、ヒドロホ
ルミル化反応混合液を抽出に付する方法が提案されてい
る(例えば特開昭57-167937号、特開昭58-21638号、特
開昭58-157739号および特開昭58-216138号公報など参
照)。特開昭57-167937号公報には、官能基を含むモノ
オレフインなどのオレフインのヒドロホルミル化を水に
可溶なスルホン化ホスフインを使用して水または水を含
む溶媒中で実施し、生成したアルデヒドをデカンテーシ
ヨンまたは抽出によつて反応混合液から分離する方法が
記載されている。さらに、特開昭58-157739号公報およ
び特開昭58-216138号公報には、7−オクテン−1−ア
ール、1,5−ヘキサジエンまたは1,7−オクタジエ
ンをスルホランまたは1,4−ブタンジオールの水溶液
中、水に可溶なスルホン化ホスフインの存在下にヒドロ
ホルミル化し、反応混合液を高級アルコールまたはそれ
と炭化水素との混合物で抽出することにより、触媒およ
び反応溶媒の抽出層への溶出を抑制し直鎖状のα,ω−
ジアルデヒドのみを高級アルコールのヘミアセタール化
合物として選択的に抽出分離しうることが記載されてい
る。また、特開昭58-21638号公報には、α,ω−ジオレ
フイン、α,ω−アルケナールなどのヒドロホルミル化
反応を水に溶解しないトルエンなどの有機溶媒中で行な
い、得られた反応混合液を亜硫酸水素ナトリウムなどの
亜硫酸水素アルカリの水溶液と接触させる方法が記載さ
れている。この場合ヒドロホルミル化反応によつて生成
したα,ω−ジアルデヒドは亜硫酸水素アルカリの付加
物として選択的に水層に抽出分離される。
前述の特開昭57-167937号公報によれば、官能基を含む
モノオレフインなどの種々のオレフインが反応原料とし
て使用できるとされているが、炭素数6〜10のα,ω
−ジオレフインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケ
ナールを反応原料として使用することに関して同号公報
には具体的に何ら記載されていない。本発明者らの検討
によれば、特開昭57-167937号公報に記載されたヒドロ
ホルミル化方法は、上記のα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールを反応原料として用いる場合には
望ましい結果を与えないことが発明した。すなわち、反
応原料であるα,ω−ジオレフインまたはα,ω−アル
ケナールは水にほとんど溶解しないため、反応溶媒とし
て水を使用する場合には反応原料と水中に溶解している
ロジウム触媒との接触効率が悪くヒドロホルミル化反応
はほどんど進行しない。また、反応溶媒として水と混合
しうる有機溶媒と水との混合液を使用する場合にはα,
ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールの反応溶
媒中への溶解度を増加させることによつてヒドロホルミ
ル化の反応速度を向上させることが可能である。しかし
ながら、α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナ
ールのヒドロホルミル化を特開昭57-167937号公報にお
いて具体的に記載されている範囲内の有機溶媒(例え
ば、エチルアルコール、アセトン、アセトニトリル、ジ
メトキシエタンなど)と水との混合液中、均一反応系で
実施した場合には反応は進行するものの、得られた反応
混合液を特開昭57-167937号公報に具体的に記載されて
いる範囲内のいかなる抽剤(ジエチルエーテル、ベンゼ
ンまたはトルエン)で抽出しても抽剤中へ多量の反応溶
媒と触媒が溶出するため目的とする生成物であるα,ω
−ジアルデヒドを選択的に抽剤中へ抽出分離することが
できないことが明らかとなつた。抽出法において抽剤中
に目的とする生成物以外に触媒成分が多量に溶出すれ
ば、続く抽剤層からの目的とする生成物の蒸留精製段階
において溶出した触媒の失活を伴うため、かかる方法は
工業的に実施する上で著しく不利となる。ヒドロホルミ
ル化反応およびそれに続く触媒の生成物との抽出分離を
工業的に有利に実施可能にするためには、特定のオレフ
インのヒドロホルミル化反応に対して反応速度を工業的
に満足しうる高いレベルに維持しうる反応溶媒と得られ
る反応混合液からヒドロホルミル化生成物のみを選択的
に抽出分離することが可能な抽剤との好適な組み合わせ
を見い出す必要がある。
モノオレフインなどの種々のオレフインが反応原料とし
て使用できるとされているが、炭素数6〜10のα,ω
−ジオレフインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケ
ナールを反応原料として使用することに関して同号公報
には具体的に何ら記載されていない。本発明者らの検討
によれば、特開昭57-167937号公報に記載されたヒドロ
ホルミル化方法は、上記のα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールを反応原料として用いる場合には
望ましい結果を与えないことが発明した。すなわち、反
応原料であるα,ω−ジオレフインまたはα,ω−アル
ケナールは水にほとんど溶解しないため、反応溶媒とし
て水を使用する場合には反応原料と水中に溶解している
ロジウム触媒との接触効率が悪くヒドロホルミル化反応
はほどんど進行しない。また、反応溶媒として水と混合
しうる有機溶媒と水との混合液を使用する場合にはα,
ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールの反応溶
媒中への溶解度を増加させることによつてヒドロホルミ
ル化の反応速度を向上させることが可能である。しかし
ながら、α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナ
ールのヒドロホルミル化を特開昭57-167937号公報にお
いて具体的に記載されている範囲内の有機溶媒(例え
ば、エチルアルコール、アセトン、アセトニトリル、ジ
メトキシエタンなど)と水との混合液中、均一反応系で
実施した場合には反応は進行するものの、得られた反応
混合液を特開昭57-167937号公報に具体的に記載されて
いる範囲内のいかなる抽剤(ジエチルエーテル、ベンゼ
ンまたはトルエン)で抽出しても抽剤中へ多量の反応溶
媒と触媒が溶出するため目的とする生成物であるα,ω
−ジアルデヒドを選択的に抽剤中へ抽出分離することが
できないことが明らかとなつた。抽出法において抽剤中
に目的とする生成物以外に触媒成分が多量に溶出すれ
ば、続く抽剤層からの目的とする生成物の蒸留精製段階
において溶出した触媒の失活を伴うため、かかる方法は
工業的に実施する上で著しく不利となる。ヒドロホルミ
ル化反応およびそれに続く触媒の生成物との抽出分離を
工業的に有利に実施可能にするためには、特定のオレフ
インのヒドロホルミル化反応に対して反応速度を工業的
に満足しうる高いレベルに維持しうる反応溶媒と得られ
る反応混合液からヒドロホルミル化生成物のみを選択的
に抽出分離することが可能な抽剤との好適な組み合わせ
を見い出す必要がある。
特開昭58-157739号公報および特開昭58-216138号公報に
記載されている方法は、α,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールのヒドロホルミル化および反応混
合液からの直鎖状α,ω−ジアルデヒドの抽出分離を特
定の反応溶媒と抽剤とを組合せて用いることによつて行
うものであり、直鎖状α,ω−ジアルデヒドを製造する
ための優れた方法である。しかしながらかかる方法では
α,ω−ジアルデヒドを取得するために抽出において得
られる直鎖状α,ω−ジアルデヒドと高級アルコールの
ヘミアセタール化合物を蒸留に付してα,ω−ジアルデ
ヒドに分解することが必要であるが、それに付随して高
級アルコールの回収操作が必要となるばかりでなく、蒸
留操作中にα,ω−ジアルデヒドの一部がアセタール化
合物に変化することによつてα,ω−ジアルデヒドの収
率の低下を招き易いという不利益を伴う。
記載されている方法は、α,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールのヒドロホルミル化および反応混
合液からの直鎖状α,ω−ジアルデヒドの抽出分離を特
定の反応溶媒と抽剤とを組合せて用いることによつて行
うものであり、直鎖状α,ω−ジアルデヒドを製造する
ための優れた方法である。しかしながらかかる方法では
α,ω−ジアルデヒドを取得するために抽出において得
られる直鎖状α,ω−ジアルデヒドと高級アルコールの
ヘミアセタール化合物を蒸留に付してα,ω−ジアルデ
ヒドに分解することが必要であるが、それに付随して高
級アルコールの回収操作が必要となるばかりでなく、蒸
留操作中にα,ω−ジアルデヒドの一部がアセタール化
合物に変化することによつてα,ω−ジアルデヒドの収
率の低下を招き易いという不利益を伴う。
また特開昭58-21638号公報に記載されている方法は、得
られた抽出水層から目的とするα,ω−ジアルデヒドの
単離するに際し亜硫酸水素アルカリ付加物の煩雑な分解
反応操作を必要とするのみならず、亜硫酸水素アルカリ
の多量の消費を伴うため、経済的な方法とは言い難い。
られた抽出水層から目的とするα,ω−ジアルデヒドの
単離するに際し亜硫酸水素アルカリ付加物の煩雑な分解
反応操作を必要とするのみならず、亜硫酸水素アルカリ
の多量の消費を伴うため、経済的な方法とは言い難い。
しかして、本発明の目的は、α,ω−ジオレフインまた
はα,ω−アルケナールを原料としてα,ω−ジアルデ
ヒドを工業的に有利に製造する方法を提供することにあ
る。
はα,ω−アルケナールを原料としてα,ω−ジアルデ
ヒドを工業的に有利に製造する方法を提供することにあ
る。
本発明によれば、上記の目的は、 (i) スルホランと水の重量比が15/85〜75/2
5のスルホラン水溶液中、ロジウム化合物および該ロジ
ウム化合物中のロジウム1グラム原子あたり10〜30
0モルの範囲内の量の下記一般式(I) 〔式中R1は炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基、飽和
脂環式炭化水素基、または置換もしくは非置換の芳香族
炭化水素基であり、R2は水素原子、メチル基、メトキシ
基またはハロゲン原子であり、nは0または1の数であ
り、xは0、1または2の数であり、yおよびzはそれ
ぞれ0、1、2または3の数であり(ただしyおよびz
は同時に0とはならず、x+y+z=3なる条件を満足
するものとする)、Aは または-C(CH3)2COOMであり、Bは-SO3Mまたは-COOMであ
る(ただし、Mはアルカリ金属を表わす)。〕で表わさ
れる単座配位性ホスフインの存在下に、下記一般式(II) CH2=CH−(CH2)m−CH=CH2 (II) (式中mは2〜6の整数を表わす。) で表わされるα,ω−ジオレフインまたは下記一般式(I
II) CH2=CH−(CH2)mCH2CH2CHO (III) (式中mは前記と同じものを表わす。) で表わされるα,ω−アルケナールを水素および一酸化
炭素と反応させることによつてヒドロホルミル化し、 (ii) 工程(i)で得られる反応混合液を水素および一酸
化炭素の混合ガス雰囲気下、40℃以上の温度において
炭素数5〜10の飽和脂環式炭化水素で抽出することに
よつてα,ω−ジアルデヒドを抽出分離し、 (iii) 工程(ii)で得られる触媒成分を含む抽残層を工
程(i)のヒドロホルミル化反応工程に循環する、 ことを特徴とするα,ω−ジアルデヒドの製造方法を提
供することによつて達成される。
5のスルホラン水溶液中、ロジウム化合物および該ロジ
ウム化合物中のロジウム1グラム原子あたり10〜30
0モルの範囲内の量の下記一般式(I) 〔式中R1は炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基、飽和
脂環式炭化水素基、または置換もしくは非置換の芳香族
炭化水素基であり、R2は水素原子、メチル基、メトキシ
基またはハロゲン原子であり、nは0または1の数であ
り、xは0、1または2の数であり、yおよびzはそれ
ぞれ0、1、2または3の数であり(ただしyおよびz
は同時に0とはならず、x+y+z=3なる条件を満足
するものとする)、Aは または-C(CH3)2COOMであり、Bは-SO3Mまたは-COOMであ
る(ただし、Mはアルカリ金属を表わす)。〕で表わさ
れる単座配位性ホスフインの存在下に、下記一般式(II) CH2=CH−(CH2)m−CH=CH2 (II) (式中mは2〜6の整数を表わす。) で表わされるα,ω−ジオレフインまたは下記一般式(I
II) CH2=CH−(CH2)mCH2CH2CHO (III) (式中mは前記と同じものを表わす。) で表わされるα,ω−アルケナールを水素および一酸化
炭素と反応させることによつてヒドロホルミル化し、 (ii) 工程(i)で得られる反応混合液を水素および一酸
化炭素の混合ガス雰囲気下、40℃以上の温度において
炭素数5〜10の飽和脂環式炭化水素で抽出することに
よつてα,ω−ジアルデヒドを抽出分離し、 (iii) 工程(ii)で得られる触媒成分を含む抽残層を工
程(i)のヒドロホルミル化反応工程に循環する、 ことを特徴とするα,ω−ジアルデヒドの製造方法を提
供することによつて達成される。
本発明の方法において原料として用いられる前記一般式
(II)で表わされるα,ω−ジオレフインとしては1,5
−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカ
ジエンなどが具体的に例示され、また前記一般式(III)
で表わされるα,ω−アルケナールとしては6−ヘプテ
ン−1−アール、7−オクテン−1−アール、8−ノネ
ン−1−アール、10−ウンデセン−1−アールなどが
具体的に例示される。本発明の方法に従うヒドロホルミ
ル化反応において用いられるロジウム化合物としては、
反応条件下においてヒドロホルミル化触媒能を有する任
意のロジウム化合物を用いることができる。かかるロジ
ウム化合物としてはHRh(CO)〔P(C6H5)3〕3などの一般式
HRh(CO)(P▲R3 3▼)3(R3は芳香族炭化水素基を表わ
す)で表わされるロジウムカルボニル錯化合物;Rh4(C
O)12、Rh6(CO)16などのロジウムカルボニルクラスター
などを挙げることができる。また、PhCl〔P(C
6H5)3〕3、ロジウムアセチルアセトナート、酢酸ロジウ
ム、塩化ロジウム、酸化ロジウムなどのロジウム化合物
を別途に設けた触媒調製槽中で通常の方法により活性化
したのち用いることもできる。ロジウム化合物は通常、
ヒドロホルミル化反応混合液1あたりロジウム原子換
算で0.05〜10ミリグラム原子の濃度範囲内で使用
される。
(II)で表わされるα,ω−ジオレフインとしては1,5
−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカ
ジエンなどが具体的に例示され、また前記一般式(III)
で表わされるα,ω−アルケナールとしては6−ヘプテ
ン−1−アール、7−オクテン−1−アール、8−ノネ
ン−1−アール、10−ウンデセン−1−アールなどが
具体的に例示される。本発明の方法に従うヒドロホルミ
ル化反応において用いられるロジウム化合物としては、
反応条件下においてヒドロホルミル化触媒能を有する任
意のロジウム化合物を用いることができる。かかるロジ
ウム化合物としてはHRh(CO)〔P(C6H5)3〕3などの一般式
HRh(CO)(P▲R3 3▼)3(R3は芳香族炭化水素基を表わ
す)で表わされるロジウムカルボニル錯化合物;Rh4(C
O)12、Rh6(CO)16などのロジウムカルボニルクラスター
などを挙げることができる。また、PhCl〔P(C
6H5)3〕3、ロジウムアセチルアセトナート、酢酸ロジウ
ム、塩化ロジウム、酸化ロジウムなどのロジウム化合物
を別途に設けた触媒調製槽中で通常の方法により活性化
したのち用いることもできる。ロジウム化合物は通常、
ヒドロホルミル化反応混合液1あたりロジウム原子換
算で0.05〜10ミリグラム原子の濃度範囲内で使用
される。
本発明において用いられる一般式(I)で表わされる単座
配位性ホスフインにおいてR1は炭素数1〜8の飽和脂肪
族炭化水素基、飽和脂環式炭化水素基または置換もしく
は非置換の芳香族炭化水素基であり、具体的には飽和脂
肪族炭化水素基としてメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、
n−オクチル基など;飽和脂環式炭化水素基としてシク
ロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基など;および芳
香族炭化水素基としてフエニル基、ベンジル基、トリル
基などが挙げられる。なお、芳香族炭化水素基はメトキ
シ基、クロロ基、シアノ基、ニトロ基などの置換基によ
つて置換されていてもよい。一般式(I)のBで表わされ
る-SO3Mまたは-COOMにおけるMはアルカリ金属を表わ
し、具体的にはリチウム、ナトリウム、カリウムなどで
ある。一般式(I)においてBが-SO3Mまたは-COOMである
場合のホスフインは通常、アルカリ金属塩として用いら
れるが、アルカリ金属塩の代りにカルボン酸、スルホン
酸またはこれらのエステルを用い、これを反応系中また
は別の反応容器内でアルカリ金属の水酸化物、重炭酸化
物、炭酸化物などの塩と反応させることによりアルカリ
金属塩とすることもできる。一般式(I)で表わされる単
座配位性ホスフインの中でも特にR1が芳香族炭化水素で
あり、nが0または1、xが0、1または2、yが0ま
たは1、zが0、1、2または3(但しyとzは同時に
0とはならずx+y+z=3を満足するものとする)で
示されるジアリールホスフインまたはトリアリールホス
フインが好ましい。一般式(I)で表わされる単座配位性
ホスフインとしては、具体的には、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COONa、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOK、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOLiなどが挙げられる。これらの
単座配位性ホスフインの使用量はロジウム1グラム原子
あたり10〜300モルの範囲内、好ましくは30〜2
50モルの範囲内である。
配位性ホスフインにおいてR1は炭素数1〜8の飽和脂肪
族炭化水素基、飽和脂環式炭化水素基または置換もしく
は非置換の芳香族炭化水素基であり、具体的には飽和脂
肪族炭化水素基としてメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、
n−オクチル基など;飽和脂環式炭化水素基としてシク
ロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基など;および芳
香族炭化水素基としてフエニル基、ベンジル基、トリル
基などが挙げられる。なお、芳香族炭化水素基はメトキ
シ基、クロロ基、シアノ基、ニトロ基などの置換基によ
つて置換されていてもよい。一般式(I)のBで表わされ
る-SO3Mまたは-COOMにおけるMはアルカリ金属を表わ
し、具体的にはリチウム、ナトリウム、カリウムなどで
ある。一般式(I)においてBが-SO3Mまたは-COOMである
場合のホスフインは通常、アルカリ金属塩として用いら
れるが、アルカリ金属塩の代りにカルボン酸、スルホン
酸またはこれらのエステルを用い、これを反応系中また
は別の反応容器内でアルカリ金属の水酸化物、重炭酸化
物、炭酸化物などの塩と反応させることによりアルカリ
金属塩とすることもできる。一般式(I)で表わされる単
座配位性ホスフインの中でも特にR1が芳香族炭化水素で
あり、nが0または1、xが0、1または2、yが0ま
たは1、zが0、1、2または3(但しyとzは同時に
0とはならずx+y+z=3を満足するものとする)で
示されるジアリールホスフインまたはトリアリールホス
フインが好ましい。一般式(I)で表わされる単座配位性
ホスフインとしては、具体的には、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COONa、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOK、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOLiなどが挙げられる。これらの
単座配位性ホスフインの使用量はロジウム1グラム原子
あたり10〜300モルの範囲内、好ましくは30〜2
50モルの範囲内である。
本発明に従うヒドロホルミル化反応はスルホランと水の
重量比が15/85〜75/25のスルホラン水溶液中
で行なわれる。スルホラン水溶液中のスルホランの濃度
が15重量パーセント未満の場合には反応速度が低下す
る。また該水溶液中のスルホランの濃度が75重量パー
セントを越えると反応に続いて行われる抽出において抽
出層中へのスルホランおよび触媒成分の溶出率が高くな
る。特に望ましいスルホランと水の重量比は25/75
〜60/40である。本発明に従うヒドロホルミル化反
応は通常40〜110℃の範囲内、好ましくは60〜9
0℃の範囲内の温度下で実施される。ヒドロホルミル化
反応に用いられる水素および一酸化炭素の混合ガス中に
おける水素/一酸化炭素のモル比は入ガス組成として通
常1/2〜5/1の範囲内から選ばれる。なお、反応系
中にヒドロホルミル化反応に対して不活性なガス、例え
ばメタン、エタン、プロパン、窒素、ヘリウム、アルゴ
ン、二酸化炭素などが共存しても何ら差しつかえない。
反応圧力は全圧として通常1〜200気圧の範囲内から
選ばれるが、直鎖状α,ω−ジアルデヒドへの選択率を
特に高くするためには1〜30気圧の範囲内であること
が好ましい。
重量比が15/85〜75/25のスルホラン水溶液中
で行なわれる。スルホラン水溶液中のスルホランの濃度
が15重量パーセント未満の場合には反応速度が低下す
る。また該水溶液中のスルホランの濃度が75重量パー
セントを越えると反応に続いて行われる抽出において抽
出層中へのスルホランおよび触媒成分の溶出率が高くな
る。特に望ましいスルホランと水の重量比は25/75
〜60/40である。本発明に従うヒドロホルミル化反
応は通常40〜110℃の範囲内、好ましくは60〜9
0℃の範囲内の温度下で実施される。ヒドロホルミル化
反応に用いられる水素および一酸化炭素の混合ガス中に
おける水素/一酸化炭素のモル比は入ガス組成として通
常1/2〜5/1の範囲内から選ばれる。なお、反応系
中にヒドロホルミル化反応に対して不活性なガス、例え
ばメタン、エタン、プロパン、窒素、ヘリウム、アルゴ
ン、二酸化炭素などが共存しても何ら差しつかえない。
反応圧力は全圧として通常1〜200気圧の範囲内から
選ばれるが、直鎖状α,ω−ジアルデヒドへの選択率を
特に高くするためには1〜30気圧の範囲内であること
が好ましい。
反応条件下における反応混合液中へのα,ω−ジオレフ
インまたはα,ω−アルケナールの溶解度は比較的小さ
いので、反応速度に応じてα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールの供給速度を調節することによつ
て反応系が不均一化するのを防止することが操作上およ
び反応系中に存在するロジウム触媒の活性を安定化させ
る上で望ましい。反応混合液中のα,ω−ジアルデヒド
の濃度は0.5〜3モル/の範囲内にあるのが触媒活
性、生成物分離などの点から好ましい。
インまたはα,ω−アルケナールの溶解度は比較的小さ
いので、反応速度に応じてα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールの供給速度を調節することによつ
て反応系が不均一化するのを防止することが操作上およ
び反応系中に存在するロジウム触媒の活性を安定化させ
る上で望ましい。反応混合液中のα,ω−ジアルデヒド
の濃度は0.5〜3モル/の範囲内にあるのが触媒活
性、生成物分離などの点から好ましい。
本発明におけるヒドロホルミル化反応系にリン酸二水素
ナトリウムとリン酸一水素ナトリウムなどの混合液で代
表される緩衝液を適量共存させて反応混合液のpHを5〜
7の範囲内に保ちながら反応を行うことによつて、反応
系中に存在する触媒の活性を安定化させることもでき
る。
ナトリウムとリン酸一水素ナトリウムなどの混合液で代
表される緩衝液を適量共存させて反応混合液のpHを5〜
7の範囲内に保ちながら反応を行うことによつて、反応
系中に存在する触媒の活性を安定化させることもでき
る。
上述のヒドロホルミル化反応によつて得られた反応混合
液は、抽出操作に供せられる。本発明の方法に従う抽出
工程において抽剤として使用される炭素数5〜10の飽
和脂環式炭素水素としては、具体的にはシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
などが挙げられるが入手の容易さ、沸点などの面からシ
クロヘキサンが特に好ましい。これら抽剤の使用量は抽
出に供するヒドロホルミル化反応混合液に対して容量比
で1/5〜3/1の範囲内、好ましくは1/2〜2/1 の範囲内である。抽剤の使用量が反応混合液に対して容
量比で1/5より少ないと生成の抽出率が低下するので
好ましくない。また逆に、抽剤の使用量が反応混合液に
対して容量比で3/1より多いと得られた抽出層から生
成物を分離する際における抽剤の回収量が多く、かかる
回収に多大のコストを要するため経済的に不利である。
液は、抽出操作に供せられる。本発明の方法に従う抽出
工程において抽剤として使用される炭素数5〜10の飽
和脂環式炭素水素としては、具体的にはシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
などが挙げられるが入手の容易さ、沸点などの面からシ
クロヘキサンが特に好ましい。これら抽剤の使用量は抽
出に供するヒドロホルミル化反応混合液に対して容量比
で1/5〜3/1の範囲内、好ましくは1/2〜2/1 の範囲内である。抽剤の使用量が反応混合液に対して容
量比で1/5より少ないと生成の抽出率が低下するので
好ましくない。また逆に、抽剤の使用量が反応混合液に
対して容量比で3/1より多いと得られた抽出層から生
成物を分離する際における抽剤の回収量が多く、かかる
回収に多大のコストを要するため経済的に不利である。
本発明に従う抽出における抽出温度は40℃以上であ
る。抽出温度の上限に関しては特別な制限はないが後述
する抽出系内における水素および一酸化炭素の混合ガス
の圧力との関係および反応温度以上の温度で抽出する利
点がない事などから、抽出は通常、反応温度以下の温度
で行なわれる。従つて40〜110℃の範囲内の温度で
抽出することが好ましく、特に好ましくは50〜100
℃の範囲内の温度である。抽出温度が40℃未満である
場合には抽剤抽へのα,ω−ジアルデヒドの抽出率が低
く実用的ではない。
る。抽出温度の上限に関しては特別な制限はないが後述
する抽出系内における水素および一酸化炭素の混合ガス
の圧力との関係および反応温度以上の温度で抽出する利
点がない事などから、抽出は通常、反応温度以下の温度
で行なわれる。従つて40〜110℃の範囲内の温度で
抽出することが好ましく、特に好ましくは50〜100
℃の範囲内の温度である。抽出温度が40℃未満である
場合には抽剤抽へのα,ω−ジアルデヒドの抽出率が低
く実用的ではない。
抽出操作は水素および一酸化炭素の混合ガス雰囲気下に
行なわれる。該混合ガス中における水素と一酸化炭素の
モル比は水素/一酸化炭素で1/10〜10/1の範囲
内、好ましくは1/5〜5/1の範囲内である。抽出操
作を水素/一酸化炭素のモル比が1/10より小さいか
もしくは10/1より大きい水素および一酸化炭素の混
合ガス、水素ガス(単独)、一酸化炭素ガス(単独)、
または窒素、二酸化炭素、アルゴンなどの不活性ガス
(単独)の雰囲気下に行う場合には抽出の際に触媒の一
部が失活するので好ましくない。抽出操作における雰囲
気は反応系からのオフガス雰囲気とするのが実用上有利
である。なお、抽出系中に抽出に対して悪影響を及ぼさ
ない範囲内において窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不
活性ガスを共存させても何ら差しつかえない。抽出系内
の圧力に関しては特に上限はないが、水素および一酸化
炭素の混合ガスの分圧として通常1〜30気圧の範囲内
から選ばれる。抽出系内の圧力は抽出温度と相関して抽
出系内における触媒の安定性と関係し、一般に抽出温度
が高い場合にはある程度高圧の方が有利であるが、抽出
温度が50〜100℃に範囲内である場合においては通
常3〜5気圧の範囲内の圧力下であれば抽出操作中にお
ける触媒の活性を安定に維持しうる。抽出操作は連続法
で行なうのが工業的に好ましいが、バツチ法で行なつて
もさしつかえない。
行なわれる。該混合ガス中における水素と一酸化炭素の
モル比は水素/一酸化炭素で1/10〜10/1の範囲
内、好ましくは1/5〜5/1の範囲内である。抽出操
作を水素/一酸化炭素のモル比が1/10より小さいか
もしくは10/1より大きい水素および一酸化炭素の混
合ガス、水素ガス(単独)、一酸化炭素ガス(単独)、
または窒素、二酸化炭素、アルゴンなどの不活性ガス
(単独)の雰囲気下に行う場合には抽出の際に触媒の一
部が失活するので好ましくない。抽出操作における雰囲
気は反応系からのオフガス雰囲気とするのが実用上有利
である。なお、抽出系中に抽出に対して悪影響を及ぼさ
ない範囲内において窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不
活性ガスを共存させても何ら差しつかえない。抽出系内
の圧力に関しては特に上限はないが、水素および一酸化
炭素の混合ガスの分圧として通常1〜30気圧の範囲内
から選ばれる。抽出系内の圧力は抽出温度と相関して抽
出系内における触媒の安定性と関係し、一般に抽出温度
が高い場合にはある程度高圧の方が有利であるが、抽出
温度が50〜100℃に範囲内である場合においては通
常3〜5気圧の範囲内の圧力下であれば抽出操作中にお
ける触媒の活性を安定に維持しうる。抽出操作は連続法
で行なうのが工業的に好ましいが、バツチ法で行なつて
もさしつかえない。
本発明に従う抽出操作によればα,ω−ジアルデヒドな
どの生成物および未反応原料オレフインは抽出層(上
層)中に分離され、触媒成分は抽残層(下層)中に分離
される。抽残層は、そのままあるいは必要に応じてその
一部に公知の触媒賦活処理を施したのち、再びヒドロホ
ルミル化反応工程に循環し再使用される。
どの生成物および未反応原料オレフインは抽出層(上
層)中に分離され、触媒成分は抽残層(下層)中に分離
される。抽残層は、そのままあるいは必要に応じてその
一部に公知の触媒賦活処理を施したのち、再びヒドロホ
ルミル化反応工程に循環し再使用される。
得られた抽出層をそのままあるいは少量の水で洗浄した
のちに抽剤留去工程に供し残渣を減圧蒸留することによ
つて、α,ω−ジアルデヒドを高純度で容易に分離取得
することができる。この際に回収された抽剤は抽出工程
に循環し再使用することができる。さらに、蒸留操作に
よつて未反応原料または中間生成物であるα,ω−ジオ
レフインおよびα,ω−アルケナールを回収することも
可能であり、この場合、回収されたα,ω−ジオレフイ
ンおよびα,ω−アルケナールをヒドロホルミル化反応
工程に循環することによつて原料として再使用すること
ができる。また、α,ω−ジアルデヒドを対応するアル
カンジオール、アルカンジカルボン酸またはアルカンジ
アミンなどに化学誘導する場合には、抽出層をそのまま
あるいは少量の水で洗浄したのち、抽剤を留去すること
なく還元、酸化、アミノ化などの反応に供することもで
きる。
のちに抽剤留去工程に供し残渣を減圧蒸留することによ
つて、α,ω−ジアルデヒドを高純度で容易に分離取得
することができる。この際に回収された抽剤は抽出工程
に循環し再使用することができる。さらに、蒸留操作に
よつて未反応原料または中間生成物であるα,ω−ジオ
レフインおよびα,ω−アルケナールを回収することも
可能であり、この場合、回収されたα,ω−ジオレフイ
ンおよびα,ω−アルケナールをヒドロホルミル化反応
工程に循環することによつて原料として再使用すること
ができる。また、α,ω−ジアルデヒドを対応するアル
カンジオール、アルカンジカルボン酸またはアルカンジ
アミンなどに化学誘導する場合には、抽出層をそのまま
あるいは少量の水で洗浄したのち、抽剤を留去すること
なく還元、酸化、アミノ化などの反応に供することもで
きる。
以下、実施例によつて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はかかる実施例によつて限定されるものでは
ない。
が、本発明はかかる実施例によつて限定されるものでは
ない。
実施例1 温度計、電磁撹拌装置、ガス吹き込み口およびガス排出
口を備えた内容1のステンレス製オートクレーブにPh
4(CO)120.125ミリモル、 50ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比2/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧、出ガ
ス流速を10/時に保ちつつ撹拌下、内温が75℃一
定となるまで加温し、更に30分間撹拌を続けた。しか
るのち、激しく撹拌しながら7−オクテン−1−アール
64.3g(500.1ミリモル、純度98%、2%の
n−オクタナールを含む)を定量ポンプにより1時間か
けてオートクレーブ内に連続的に添加した。添加終了
後、更に1.5時間撹拌を続けた。合計2.5時間反応
したのち撹拌を停止し、オートクレーブを冷却した。し
かるのち、反応混合液のごく微量を取り出し、ガスクロ
マトグラフイーで分析したところ7−オクテン−1−ア
ールの残存量は85.3ミリモル(変換率82.6%)
であり、1,9−ノナンジアールおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアールがそれぞれ348.5ミリモ
ルおよび62.2ミリモル生成していることがわかつ
た。次いで反応混合液を水素/一酸化炭素混合ガス(モ
ル比1/1)で3気圧の内圧に保つた耐圧ガラス製オー
トクレーブ中に空気に触れないようにパイプを通じて圧
送した。このガラス製オートクレーブ中にシクロヘキサ
ン250mlを加え内圧を3気圧に保つた状態で内温を6
5℃に調整し5分間撹拌した。撹拌を停止すると直ちに
二層に分離した。5分間静置後、上層のシクロヘキサン
層を内圧を利用して系外にパイプを通じて取り出した。
次いで、下層が残存する内圧3気圧、内温65℃に保た
れた耐圧オートクレーブ中に新たにシクロヘキサン25
0mlを加え、同一条件下に5分間撹拌し、5分間静置し
た。上層のシクロヘキサン層を系外に取り出し先に取り
出したシクロヘキサン層と合わせたのち、シクロヘキサ
ン層中に含まれる抽出物を分析した。ガスクロマトグラ
フイーで分析したところ原料の7−オクテン−1−アー
ルならびに生成物である1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ8
0.0ミリモル、219ミリモルおよび42.9ミリモ
ルであることが判明した。この結果から生成物である
α,ω−ジアルデヒド(1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアール)の抽出率は6
3.7%であることが発明した。また、抽剤中に溶出し
たスルホランは8.8gであつた。さらにロジウムおよ
びリン化合物の分析をそれぞれ原子吸光分析および比色
分析で行なつた結果、抽剤中に溶出したロジウムおよび
リン化合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で
0.05ppmおよび2.6ppmであることが判明した。次
いで、ガラス製オートクレーブ内に残存する抽残触媒層
はスルホラン7mlを追加したのち、圧力差を利用して空
気に触れないようにして前述のステンレス製オートクレ
ーブ(反応器)中に移した。1回目の反応と同様の反応
条件下で64.3gの7−オクテン−1−アールを1時
間かけてかかる反応器中に連続的にフイードし、その後
さらに1.5時間反応を継続した。続いて1回目と同様
の操作および条件で抽出を行なつたところシクロヘキサ
ン層に7−オクテン−1−アール、1,9−ノナンジア
ールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールがそ
れぞれ84.4ミリモル、288ミリモルおよび54.
8ミリモル抽出されていた。また、抽剤中に溶出したス
ルホランは9.8gであり、抽剤中に溶出したロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.041ppmおよび2.0ppmであつた。次いで、
抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加えたのち、2回目
と同様の反応および抽出操作を5回までくり返した。こ
の間、抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加える以外、
ロジウム触媒およびホスフイン化合物はまつたく加えな
かつた。3回目、4回目および5回目の操作において得
られたシクロヘキサン層中に抽出された化合物の分析結
果を第1表に示す。
口を備えた内容1のステンレス製オートクレーブにPh
4(CO)120.125ミリモル、 50ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比2/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧、出ガ
ス流速を10/時に保ちつつ撹拌下、内温が75℃一
定となるまで加温し、更に30分間撹拌を続けた。しか
るのち、激しく撹拌しながら7−オクテン−1−アール
64.3g(500.1ミリモル、純度98%、2%の
n−オクタナールを含む)を定量ポンプにより1時間か
けてオートクレーブ内に連続的に添加した。添加終了
後、更に1.5時間撹拌を続けた。合計2.5時間反応
したのち撹拌を停止し、オートクレーブを冷却した。し
かるのち、反応混合液のごく微量を取り出し、ガスクロ
マトグラフイーで分析したところ7−オクテン−1−ア
ールの残存量は85.3ミリモル(変換率82.6%)
であり、1,9−ノナンジアールおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアールがそれぞれ348.5ミリモ
ルおよび62.2ミリモル生成していることがわかつ
た。次いで反応混合液を水素/一酸化炭素混合ガス(モ
ル比1/1)で3気圧の内圧に保つた耐圧ガラス製オー
トクレーブ中に空気に触れないようにパイプを通じて圧
送した。このガラス製オートクレーブ中にシクロヘキサ
ン250mlを加え内圧を3気圧に保つた状態で内温を6
5℃に調整し5分間撹拌した。撹拌を停止すると直ちに
二層に分離した。5分間静置後、上層のシクロヘキサン
層を内圧を利用して系外にパイプを通じて取り出した。
次いで、下層が残存する内圧3気圧、内温65℃に保た
れた耐圧オートクレーブ中に新たにシクロヘキサン25
0mlを加え、同一条件下に5分間撹拌し、5分間静置し
た。上層のシクロヘキサン層を系外に取り出し先に取り
出したシクロヘキサン層と合わせたのち、シクロヘキサ
ン層中に含まれる抽出物を分析した。ガスクロマトグラ
フイーで分析したところ原料の7−オクテン−1−アー
ルならびに生成物である1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ8
0.0ミリモル、219ミリモルおよび42.9ミリモ
ルであることが判明した。この結果から生成物である
α,ω−ジアルデヒド(1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアール)の抽出率は6
3.7%であることが発明した。また、抽剤中に溶出し
たスルホランは8.8gであつた。さらにロジウムおよ
びリン化合物の分析をそれぞれ原子吸光分析および比色
分析で行なつた結果、抽剤中に溶出したロジウムおよび
リン化合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で
0.05ppmおよび2.6ppmであることが判明した。次
いで、ガラス製オートクレーブ内に残存する抽残触媒層
はスルホラン7mlを追加したのち、圧力差を利用して空
気に触れないようにして前述のステンレス製オートクレ
ーブ(反応器)中に移した。1回目の反応と同様の反応
条件下で64.3gの7−オクテン−1−アールを1時
間かけてかかる反応器中に連続的にフイードし、その後
さらに1.5時間反応を継続した。続いて1回目と同様
の操作および条件で抽出を行なつたところシクロヘキサ
ン層に7−オクテン−1−アール、1,9−ノナンジア
ールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールがそ
れぞれ84.4ミリモル、288ミリモルおよび54.
8ミリモル抽出されていた。また、抽剤中に溶出したス
ルホランは9.8gであり、抽剤中に溶出したロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.041ppmおよび2.0ppmであつた。次いで、
抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加えたのち、2回目
と同様の反応および抽出操作を5回までくり返した。こ
の間、抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加える以外、
ロジウム触媒およびホスフイン化合物はまつたく加えな
かつた。3回目、4回目および5回目の操作において得
られたシクロヘキサン層中に抽出された化合物の分析結
果を第1表に示す。
実施例2〜4および比較例1〜8 抽剤の種類または抽出温度を第2表に示したように変化
させた以外は実施例1の第1回目の反応および抽出操作
と同様の操作を行なつた。得られた結果を第2表に示
す。
させた以外は実施例1の第1回目の反応および抽出操作
と同様の操作を行なつた。得られた結果を第2表に示
す。
実施例5 実施例1で用いたものと同一の反応装置にRh6(CO)16
0.1ミリモル、 45ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比3/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧に保ち
つつ内温が80℃の一定温度なるまで加温し更に30分
間撹拌を続けた。次いで激しく撹拌しながら1,7−オ
クタジエン40g(364ミリモル)を定量ポンプによ
り1.5時間かけてオートクレーブ内に連続的に添加し
た。添加終了後、更に1.5時間撹拌を続けた。かかる
反応中、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)を
オートクレーブの内圧を10気圧、出ガス流速を10
/時に保ちながら圧力調節弁を通じてオートクレーブ中
に導入した。合計3時間反応を行つたのち反応混合液の
ごく微量を取り出しガスクロマトグラフイーで分析した
ところ、未反応の1,7−オクタジエンの残存量は5
7.5ミリモル(変換率84.2%)であり、1,10
−デカンジアールは152ミリモル生成していることが
判明した。またその他に2−メチル−1,9−ノナンジ
アール、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアー
ル、8−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オ
クテン−1−アールがそれぞれ35ミリモル、3ミリモ
ル、104ミリモルおよび12ミリモル生成していた。
次いで、実施例1と同様にして抽出を行なつた。得られ
たシクロヘキサン層をガスクロマトグラフイーで分析し
た結果、抽出された1,7−オクタジエン、1,10−
デカンジアール、2−メチル−1,9−ノナンジアー
ル、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアール、8
−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オクテン
−1−アールはそれぞれ54.6ミリモル、98.0ミ
リモル、22.6ミリモル、1.9ミリモル、85.2
ミリモルおよび9.9ミリモルであることが判明した。
この結果から、ジアルデヒドの抽出率は64.7%であ
つた。さらに、ロジウムおよびリン化合物の分析をそれ
ぞれ原子吸光分析および比色分析で行なつた結果、抽剤
中に溶出したロジウムおよびリン化合物はそれぞれロジ
ウムおよびリン原子換算で0.04ppmおよび2.3ppm
であつた。次いで、抽残触媒層はスルホラン5mlを追加
したのち、圧力差を利用して空気に触れないようにして
反応器中に移した。第1回目の反応と同様の反応条件下
で40gの1,7−オクタジエンを連続フイードして反
応させたのち、第1回目と同様にして抽出を行なつた。
このようにして、反応および抽出操作を合計5回くり返
した。この間、抽残触媒層に7.5mlのスルホランを加
える以外には触媒およびホスフインはまつたく添加しな
かつた。2回目以降のくり返しにおいて得られたシクロ
ヘキサン層中に抽出された化合物の分析結果を第3表に
示す。
0.1ミリモル、 45ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比3/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧に保ち
つつ内温が80℃の一定温度なるまで加温し更に30分
間撹拌を続けた。次いで激しく撹拌しながら1,7−オ
クタジエン40g(364ミリモル)を定量ポンプによ
り1.5時間かけてオートクレーブ内に連続的に添加し
た。添加終了後、更に1.5時間撹拌を続けた。かかる
反応中、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)を
オートクレーブの内圧を10気圧、出ガス流速を10
/時に保ちながら圧力調節弁を通じてオートクレーブ中
に導入した。合計3時間反応を行つたのち反応混合液の
ごく微量を取り出しガスクロマトグラフイーで分析した
ところ、未反応の1,7−オクタジエンの残存量は5
7.5ミリモル(変換率84.2%)であり、1,10
−デカンジアールは152ミリモル生成していることが
判明した。またその他に2−メチル−1,9−ノナンジ
アール、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアー
ル、8−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オ
クテン−1−アールがそれぞれ35ミリモル、3ミリモ
ル、104ミリモルおよび12ミリモル生成していた。
次いで、実施例1と同様にして抽出を行なつた。得られ
たシクロヘキサン層をガスクロマトグラフイーで分析し
た結果、抽出された1,7−オクタジエン、1,10−
デカンジアール、2−メチル−1,9−ノナンジアー
ル、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアール、8
−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オクテン
−1−アールはそれぞれ54.6ミリモル、98.0ミ
リモル、22.6ミリモル、1.9ミリモル、85.2
ミリモルおよび9.9ミリモルであることが判明した。
この結果から、ジアルデヒドの抽出率は64.7%であ
つた。さらに、ロジウムおよびリン化合物の分析をそれ
ぞれ原子吸光分析および比色分析で行なつた結果、抽剤
中に溶出したロジウムおよびリン化合物はそれぞれロジ
ウムおよびリン原子換算で0.04ppmおよび2.3ppm
であつた。次いで、抽残触媒層はスルホラン5mlを追加
したのち、圧力差を利用して空気に触れないようにして
反応器中に移した。第1回目の反応と同様の反応条件下
で40gの1,7−オクタジエンを連続フイードして反
応させたのち、第1回目と同様にして抽出を行なつた。
このようにして、反応および抽出操作を合計5回くり返
した。この間、抽残触媒層に7.5mlのスルホランを加
える以外には触媒およびホスフインはまつたく添加しな
かつた。2回目以降のくり返しにおいて得られたシクロ
ヘキサン層中に抽出された化合物の分析結果を第3表に
示す。
実施例6〜8および比較例9〜11 抽出温度または抽出雰囲気を第4表に示したように変化
させ、かつ抽出時間を2時間にした以外は実施例5の第
1回目の反応および抽出操作と同様の操作を行なつた。
さらに実施例5の第2回目の反応操作と同様にして得ら
れた抽残触媒液を用いて第2回目の反応を行なつた。第
2回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率と
第1回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率
との比を触媒の比活性として第4表に示す。
させ、かつ抽出時間を2時間にした以外は実施例5の第
1回目の反応および抽出操作と同様の操作を行なつた。
さらに実施例5の第2回目の反応操作と同様にして得ら
れた抽残触媒液を用いて第2回目の反応を行なつた。第
2回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率と
第1回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率
との比を触媒の比活性として第4表に示す。
実施例9 実施例1で用いたものと同一の反応装置に 50ミリモル、水300mlおよびスルホラン200mlを
仕込み、水素/一酸化炭素の混合ガス(モル比1/1)
で圧力を15気圧に保ち反応温度を80℃とした以外は
実施例1と同様にして7−オクテン−1−アールのヒド
ロホルミル化反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ未反応7−
オクテン−1−アールの残存量は51.5ミリモル(変
換率90%)であり、1,9−ノナンジアールおよび2
−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ376
ミリモルおよび71.0ミリモル生成していることが判
明した。反応混合液を実施例1と同一条件下で抽出し
た。抽出溶媒中には7−オクテン−1−アール、1,9
−ノナンジアールおよび2−メチル−1.8−オクタン
ジアールがそれぞれ49.9ミリモル、236ミリモル
および51.8ミリモル抽出されていた(抽出率64.
4%)。また、抽剤中に溶出したスルホランは8.2g
であり、ロジウムおよびリン化合物の溶出量はそれぞれ
ロジウムおよびリンの原子換算で0.06ppmおよび
3.5ppmであつた。
仕込み、水素/一酸化炭素の混合ガス(モル比1/1)
で圧力を15気圧に保ち反応温度を80℃とした以外は
実施例1と同様にして7−オクテン−1−アールのヒド
ロホルミル化反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ未反応7−
オクテン−1−アールの残存量は51.5ミリモル(変
換率90%)であり、1,9−ノナンジアールおよび2
−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ376
ミリモルおよび71.0ミリモル生成していることが判
明した。反応混合液を実施例1と同一条件下で抽出し
た。抽出溶媒中には7−オクテン−1−アール、1,9
−ノナンジアールおよび2−メチル−1.8−オクタン
ジアールがそれぞれ49.9ミリモル、236ミリモル
および51.8ミリモル抽出されていた(抽出率64.
4%)。また、抽剤中に溶出したスルホランは8.2g
であり、ロジウムおよびリン化合物の溶出量はそれぞれ
ロジウムおよびリンの原子換算で0.06ppmおよび
3.5ppmであつた。
実施例10 実施例5で用いたものと同一の反応装置にPh4(CO)12 0.
25ミリモル、 100ミリモル、水300mlおよびスルホラン200ml
を仕込んだのち昇温し、1,5−ヘキサジエン41g
(500ミリモル)を1時間かけてオートクレーブ内に
連続的に添加し、添加終了後、更に2.5時間反応させ
た以外は実施例5と同一条件下で反応させた。反応終了
後、反応混合液をガスクロマトグラフイーにより分析し
たところ、1,5−ヘキサジエンの残存量は15ミリモ
ル(変換率97%)であり、1,8−オクタンジアー
ル、2−メチル−1,7−ヘプタンジアール、2,5−
ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよび6−ヘプテ
ン−1−アールがそれぞれ310.4ミリモル、69.
8ミリモル、7.8ミリモルおよび87.3ミリモル生
成していることが判明した。次いで、抽出温度を70℃
とし、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)で5
気圧とした以外は実施例5と同様にして抽出操作を行な
つた。抽剤中には1,5−ヘキサジエン、1,8−オク
タンジアール、2−メチル−1,7−ヘプタンジアー
ル、2,5−ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよ
び6−ヘプテン−1−アールがそれぞれ13.5ミリモ
ル、192.4ミリモル、43.3ミリモル、4.9ミ
リモルおよび69.8ミリモル抽出されていた(ジアル
デヒドの総抽出率は62%)。また、抽剤中に抽出され
たスルホランは7.4gであり、ロジウムおよびリン化
合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で0.0
5ppmおよび2.6ppmであつた。
25ミリモル、 100ミリモル、水300mlおよびスルホラン200ml
を仕込んだのち昇温し、1,5−ヘキサジエン41g
(500ミリモル)を1時間かけてオートクレーブ内に
連続的に添加し、添加終了後、更に2.5時間反応させ
た以外は実施例5と同一条件下で反応させた。反応終了
後、反応混合液をガスクロマトグラフイーにより分析し
たところ、1,5−ヘキサジエンの残存量は15ミリモ
ル(変換率97%)であり、1,8−オクタンジアー
ル、2−メチル−1,7−ヘプタンジアール、2,5−
ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよび6−ヘプテ
ン−1−アールがそれぞれ310.4ミリモル、69.
8ミリモル、7.8ミリモルおよび87.3ミリモル生
成していることが判明した。次いで、抽出温度を70℃
とし、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)で5
気圧とした以外は実施例5と同様にして抽出操作を行な
つた。抽剤中には1,5−ヘキサジエン、1,8−オク
タンジアール、2−メチル−1,7−ヘプタンジアー
ル、2,5−ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよ
び6−ヘプテン−1−アールがそれぞれ13.5ミリモ
ル、192.4ミリモル、43.3ミリモル、4.9ミ
リモルおよび69.8ミリモル抽出されていた(ジアル
デヒドの総抽出率は62%)。また、抽剤中に抽出され
たスルホランは7.4gであり、ロジウムおよびリン化
合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で0.0
5ppmおよび2.6ppmであつた。
実施例11 実施例10において原料ジエンとして1,9−デカジエ
ン69g(500ミリモル)を用いる以外は実施例10
と同様にして反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ、1,9−
デカジエンの残存量は30ミリモル(変換率94%)で
あり、1,12−ドデカンジアール、2−メチル−1,
11−ウンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,1
0−デカンジアールおよび10−ウンデセン−1−アー
ルがそれぞれ277.9ミリモル、61.7ミリモル、
3.5ミリモルおよび114.3ミリモル生成している
ことが発明した。次いで、実施例10と同一条件下で抽
出操作を行つた結果、抽剤中には1,9−デカジエン、
1,12−ドデカンジアール、2−メチル1,11−ウ
ンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,10−テカ
ンジアールおよび10−ウンデセン−1−アールがそれ
ぞれ28.5ミリモル、180.6ミリモル、40.1
ミリモル、2.3ミリモルおよび99.4ミリモル抽出
されていた(ジアルデヒド総抽出率65%)。また、抽
剤中に溶出したスルホランは8.0gであり、ロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.04ppmおよび3.3ppmであつた。
ン69g(500ミリモル)を用いる以外は実施例10
と同様にして反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ、1,9−
デカジエンの残存量は30ミリモル(変換率94%)で
あり、1,12−ドデカンジアール、2−メチル−1,
11−ウンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,1
0−デカンジアールおよび10−ウンデセン−1−アー
ルがそれぞれ277.9ミリモル、61.7ミリモル、
3.5ミリモルおよび114.3ミリモル生成している
ことが発明した。次いで、実施例10と同一条件下で抽
出操作を行つた結果、抽剤中には1,9−デカジエン、
1,12−ドデカンジアール、2−メチル1,11−ウ
ンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,10−テカ
ンジアールおよび10−ウンデセン−1−アールがそれ
ぞれ28.5ミリモル、180.6ミリモル、40.1
ミリモル、2.3ミリモルおよび99.4ミリモル抽出
されていた(ジアルデヒド総抽出率65%)。また、抽
剤中に溶出したスルホランは8.0gであり、ロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.04ppmおよび3.3ppmであつた。
比較例12 実施例4において反応溶媒を水およびスルホランの混合
溶媒に変えて水500mlとした以外は同様の反応操作を
行なつた。反応終了後反応混合液をガスクロマトグラフ
イーで分析したところ、未反応1,7−オクタジエンの
残存量は480ミリモル(変換率4%)であり、ほとん
ど反応していないことが判明した。
溶媒に変えて水500mlとした以外は同様の反応操作を
行なつた。反応終了後反応混合液をガスクロマトグラフ
イーで分析したところ、未反応1,7−オクタジエンの
残存量は480ミリモル(変換率4%)であり、ほとん
ど反応していないことが判明した。
本発明によれば、上記の実施例から明らかなとおり、
α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールから
好収率かつ容易にα,ω−ジアルデヒドを製造すること
ができる。本発明によればヒドロホルミル化反応工程に
おいて用いる高価なロジウム触媒の活性をほとんど低下
させることなく循環再使用でき、しかも該ヒドロホルミ
ル化反応系中に存在させるロジウム触媒、単座配位性ホ
スフインおよびスルホランの損失がほとんどないため、
本発明によつて提供されるα,ω−ジアルデヒドの製造
方法は工業的に極めて有利である。
α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールから
好収率かつ容易にα,ω−ジアルデヒドを製造すること
ができる。本発明によればヒドロホルミル化反応工程に
おいて用いる高価なロジウム触媒の活性をほとんど低下
させることなく循環再使用でき、しかも該ヒドロホルミ
ル化反応系中に存在させるロジウム触媒、単座配位性ホ
スフインおよびスルホランの損失がほとんどないため、
本発明によつて提供されるα,ω−ジアルデヒドの製造
方法は工業的に極めて有利である。
Claims (4)
- 【請求項1】(i) スルホランと水の重量比が15/8
5〜75/25のスルホラン水溶液中、ロジウム化合物
および該ロジウム化合物中のロジウム1グラム原子あた
り10〜300モルの範囲内の量の下記一般式(I) 〔式中R1は炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基、飽和
脂環式炭化水素基、または置換もしくは非置換の芳香族
炭化水素基であり、R2は水素原子、メチル基、メトキシ
基またはハロゲン原子であり、nは0または1の数であ
り、xは0、1または2の数であり、yおよびzはそれ
ぞれ0、1、2または3の数であり(ただしyおよびz
は同時に0とはならずx+y+z=3なる条件を満足す
るものとする)、Aは または-C(CH3)2COOMであり、Bは-SO3Mまたは-COOMであ
る(ただし、Mはアルカリ金属を表わす)。〕 で表わされる単座配位性ホスフインの存在下に、下記一
般式(II) CH2=CH−(CH2)m−CH=CH2 (II) (式中mは2〜6の整数を表わす。) で表わされるα,ω−ジオレフインまたは下記一般式(I
II) CH2=CH−(CH2)mCH2CH2CHO (III) (式中mは前記と同じものを表わす。) で表わされるα,ω−アルケナールを水素および一酸化
炭素と反応させることによつてヒドロホルミル化し、 (ii) 工程(i)で得られる反応混合液を水素および一酸
化炭素の混合ガス雰囲気下、40℃以上の温度において
炭素数5〜10の飽和脂環式炭化水素で抽出することに
よつてα,ω−ジアルデヒドを抽出分離し、 (iii) 工程(ii)で得られる触媒成分を含む抽残層を工
程(i)のヒドロホルミル化反応工程に循環する、 ことを特徴とするα,ω−ジアルデヒドの製造方法。 - 【請求項2】工程(ii)において使用される飽和脂環式炭
化水素がシクロヘキサンである特許請求の範囲第1項記
載の製造方法。 - 【請求項3】工程(ii)における抽出温度が40〜110
℃の範囲内である特許請求の範囲第1項または第2項記
載の製造方法。 - 【請求項4】工程(ii)における抽出操作を水素/一酸化
炭素のモル比が1/10〜10/1の範囲内である水素
および一酸化炭素の混合ガス雰囲気下で行う特許請求の
範囲第1項、第2項または第3項記載の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| US07/104,988 US4808756A (en) | 1986-04-07 | 1987-10-06 | Method for production of α,ω-dialdehydes |
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP60-80767 | 1985-04-15 | ||
| JP60080767 | 1985-04-15 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS6230734A JPS6230734A (ja) | 1987-02-09 |
| JPH0662480B2 true JPH0662480B2 (ja) | 1994-08-17 |
Family
ID=13727573
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61080347A Expired - Fee Related JPH0662480B2 (ja) | 1985-04-15 | 1986-04-07 | α,ω−ジアルデヒドの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0662480B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US5288818A (en) * | 1991-08-20 | 1994-02-22 | Exxon Chemical Patents Inc. | Method for separating a water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction |
| US5215667A (en) * | 1991-08-20 | 1993-06-01 | Exxon Chemical Patents Inc. | Method for separating water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction |
| BR9804982A (pt) * | 1997-12-03 | 1999-12-07 | Shell Int Research | Processo de hidroformilação. |
| CN104513143A (zh) * | 2013-09-26 | 2015-04-15 | 陶氏技术投资有限责任公司 | 加氢甲酰化方法 |
| CN114988998B (zh) * | 2022-06-28 | 2023-12-19 | 万华化学集团股份有限公司 | 环十二碳三烯生产中副产焦油的处理方法 |
-
1986
- 1986-04-07 JP JP61080347A patent/JPH0662480B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS6230734A (ja) | 1987-02-09 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |