JPH0662480B2 - α,ω−ジアルデヒドの製造方法 - Google Patents

α,ω−ジアルデヒドの製造方法

Info

Publication number
JPH0662480B2
JPH0662480B2 JP61080347A JP8034786A JPH0662480B2 JP H0662480 B2 JPH0662480 B2 JP H0662480B2 JP 61080347 A JP61080347 A JP 61080347A JP 8034786 A JP8034786 A JP 8034786A JP H0662480 B2 JPH0662480 B2 JP H0662480B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction
extraction
mmol
hydrogen
rhodium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP61080347A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6230734A (ja
Inventor
康雄 時任
典昭 吉村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kuraray Co Ltd
Original Assignee
Kuraray Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kuraray Co Ltd filed Critical Kuraray Co Ltd
Publication of JPS6230734A publication Critical patent/JPS6230734A/ja
Priority to US07/104,988 priority Critical patent/US4808756A/en
Publication of JPH0662480B2 publication Critical patent/JPH0662480B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P20/00Technologies relating to chemical industry
    • Y02P20/50Improvements relating to the production of bulk chemicals
    • Y02P20/52Improvements relating to the production of bulk chemicals using catalysts, e.g. selective catalysts

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は炭素数8〜12のα,ω−ジアルデヒドの製造
方法に関し、詳しくは炭素数6〜10のα,ω−ジオレ
フインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケナールを
ヒドロホルミル化し得られた反応混合液を抽出すること
からなる炭素数8〜12のα,ω−ジアルデヒドの製造
方法に関する。
本発明によつて得られる炭素数8〜12のα,ω−ジア
ルデヒドは蛋白質および酵素の固定化剤、殺菌剤、高分
子架橋剤として、また対応するジカルボン酸、ジオール
およびジアミンの出発原料として極めて有用な化合物で
ある。
〔従来の技術〕
炭素数6〜10のα,ω−ジオレフインまたはα,ω−
アルケナールを第三級ホスフイン化合物で変性されたロ
ジウム化合物を触媒として使用し水素および一酸化炭素
によつてヒドロホルミル化することにより炭素数8〜1
2のα,ω−ジアルデヒドが得られることは公知であ
る。かかるヒドロホルミル化反応において使用されるロ
ジウム触媒は高価であるため、反応後にロジウム触媒を
生成したα,ω−ジアルデヒドから分離したのち該ロジ
ウム触媒の損失および失活を伴うことなくヒドロホルミ
ル化反応に再使用することが、α,ω−ジアルデヒドの
製造法を工業的に実施する上で要求される。このような
ロジウム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をヒドロ
ホルミル化反応混合液の蒸留によつて行う場合には、高
い沸点を有するα,ω−ジアルデヒドを留出させるため
に反応混合液を高い温度で加熱する必要がある。このた
め、かかる蒸留分離法によれば蒸留操作中にロジウム触
媒の熱分解が起こつてロジウム金属が析出したり、副生
する高沸点を有する化合物によつて触媒が変質するた
め、触媒を含む蒸留残液を長期にわたつて循環使用でき
ない。そこで、ヒドロホルミル化反応後におけるロジウ
ム触媒とα,ω−ジアルデヒドとの分離をロジウム触媒
の失活を伴うことなく実施しうる方法として、ヒドロホ
ルミル化反応混合液を抽出に付する方法が提案されてい
る(例えば特開昭57-167937号、特開昭58-21638号、特
開昭58-157739号および特開昭58-216138号公報など参
照)。特開昭57-167937号公報には、官能基を含むモノ
オレフインなどのオレフインのヒドロホルミル化を水に
可溶なスルホン化ホスフインを使用して水または水を含
む溶媒中で実施し、生成したアルデヒドをデカンテーシ
ヨンまたは抽出によつて反応混合液から分離する方法が
記載されている。さらに、特開昭58-157739号公報およ
び特開昭58-216138号公報には、7−オクテン−1−ア
ール、1,5−ヘキサジエンまたは1,7−オクタジエ
ンをスルホランまたは1,4−ブタンジオールの水溶液
中、水に可溶なスルホン化ホスフインの存在下にヒドロ
ホルミル化し、反応混合液を高級アルコールまたはそれ
と炭化水素との混合物で抽出することにより、触媒およ
び反応溶媒の抽出層への溶出を抑制し直鎖状のα,ω−
ジアルデヒドのみを高級アルコールのヘミアセタール化
合物として選択的に抽出分離しうることが記載されてい
る。また、特開昭58-21638号公報には、α,ω−ジオレ
フイン、α,ω−アルケナールなどのヒドロホルミル化
反応を水に溶解しないトルエンなどの有機溶媒中で行な
い、得られた反応混合液を亜硫酸水素ナトリウムなどの
亜硫酸水素アルカリの水溶液と接触させる方法が記載さ
れている。この場合ヒドロホルミル化反応によつて生成
したα,ω−ジアルデヒドは亜硫酸水素アルカリの付加
物として選択的に水層に抽出分離される。
〔発明が解決しようとする問題点〕
前述の特開昭57-167937号公報によれば、官能基を含む
モノオレフインなどの種々のオレフインが反応原料とし
て使用できるとされているが、炭素数6〜10のα,ω
−ジオレフインまたは炭素数7〜11のα,ω−アルケ
ナールを反応原料として使用することに関して同号公報
には具体的に何ら記載されていない。本発明者らの検討
によれば、特開昭57-167937号公報に記載されたヒドロ
ホルミル化方法は、上記のα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールを反応原料として用いる場合には
望ましい結果を与えないことが発明した。すなわち、反
応原料であるα,ω−ジオレフインまたはα,ω−アル
ケナールは水にほとんど溶解しないため、反応溶媒とし
て水を使用する場合には反応原料と水中に溶解している
ロジウム触媒との接触効率が悪くヒドロホルミル化反応
はほどんど進行しない。また、反応溶媒として水と混合
しうる有機溶媒と水との混合液を使用する場合にはα,
ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールの反応溶
媒中への溶解度を増加させることによつてヒドロホルミ
ル化の反応速度を向上させることが可能である。しかし
ながら、α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナ
ールのヒドロホルミル化を特開昭57-167937号公報にお
いて具体的に記載されている範囲内の有機溶媒(例え
ば、エチルアルコール、アセトン、アセトニトリル、ジ
メトキシエタンなど)と水との混合液中、均一反応系で
実施した場合には反応は進行するものの、得られた反応
混合液を特開昭57-167937号公報に具体的に記載されて
いる範囲内のいかなる抽剤(ジエチルエーテル、ベンゼ
ンまたはトルエン)で抽出しても抽剤中へ多量の反応溶
媒と触媒が溶出するため目的とする生成物であるα,ω
−ジアルデヒドを選択的に抽剤中へ抽出分離することが
できないことが明らかとなつた。抽出法において抽剤中
に目的とする生成物以外に触媒成分が多量に溶出すれ
ば、続く抽剤層からの目的とする生成物の蒸留精製段階
において溶出した触媒の失活を伴うため、かかる方法は
工業的に実施する上で著しく不利となる。ヒドロホルミ
ル化反応およびそれに続く触媒の生成物との抽出分離を
工業的に有利に実施可能にするためには、特定のオレフ
インのヒドロホルミル化反応に対して反応速度を工業的
に満足しうる高いレベルに維持しうる反応溶媒と得られ
る反応混合液からヒドロホルミル化生成物のみを選択的
に抽出分離することが可能な抽剤との好適な組み合わせ
を見い出す必要がある。
特開昭58-157739号公報および特開昭58-216138号公報に
記載されている方法は、α,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールのヒドロホルミル化および反応混
合液からの直鎖状α,ω−ジアルデヒドの抽出分離を特
定の反応溶媒と抽剤とを組合せて用いることによつて行
うものであり、直鎖状α,ω−ジアルデヒドを製造する
ための優れた方法である。しかしながらかかる方法では
α,ω−ジアルデヒドを取得するために抽出において得
られる直鎖状α,ω−ジアルデヒドと高級アルコールの
ヘミアセタール化合物を蒸留に付してα,ω−ジアルデ
ヒドに分解することが必要であるが、それに付随して高
級アルコールの回収操作が必要となるばかりでなく、蒸
留操作中にα,ω−ジアルデヒドの一部がアセタール化
合物に変化することによつてα,ω−ジアルデヒドの収
率の低下を招き易いという不利益を伴う。
また特開昭58-21638号公報に記載されている方法は、得
られた抽出水層から目的とするα,ω−ジアルデヒドの
単離するに際し亜硫酸水素アルカリ付加物の煩雑な分解
反応操作を必要とするのみならず、亜硫酸水素アルカリ
の多量の消費を伴うため、経済的な方法とは言い難い。
しかして、本発明の目的は、α,ω−ジオレフインまた
はα,ω−アルケナールを原料としてα,ω−ジアルデ
ヒドを工業的に有利に製造する方法を提供することにあ
る。
〔問題を解決するための手段〕
本発明によれば、上記の目的は、 (i) スルホランと水の重量比が15/85〜75/2
5のスルホラン水溶液中、ロジウム化合物および該ロジ
ウム化合物中のロジウム1グラム原子あたり10〜30
0モルの範囲内の量の下記一般式(I) 〔式中R1は炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基、飽和
脂環式炭化水素基、または置換もしくは非置換の芳香族
炭化水素基であり、R2は水素原子、メチル基、メトキシ
基またはハロゲン原子であり、nは0または1の数であ
り、xは0、1または2の数であり、yおよびzはそれ
ぞれ0、1、2または3の数であり(ただしyおよびz
は同時に0とはならず、x+y+z=3なる条件を満足
するものとする)、Aは または-C(CH3)2COOMであり、Bは-SO3Mまたは-COOMであ
る(ただし、Mはアルカリ金属を表わす)。〕で表わさ
れる単座配位性ホスフインの存在下に、下記一般式(II) CH2=CH−(CH2)m−CH=CH2 (II) (式中mは2〜6の整数を表わす。) で表わされるα,ω−ジオレフインまたは下記一般式(I
II) CH2=CH−(CH2)mCH2CH2CHO (III) (式中mは前記と同じものを表わす。) で表わされるα,ω−アルケナールを水素および一酸化
炭素と反応させることによつてヒドロホルミル化し、 (ii) 工程(i)で得られる反応混合液を水素および一酸
化炭素の混合ガス雰囲気下、40℃以上の温度において
炭素数5〜10の飽和脂環式炭化水素で抽出することに
よつてα,ω−ジアルデヒドを抽出分離し、 (iii) 工程(ii)で得られる触媒成分を含む抽残層を工
程(i)のヒドロホルミル化反応工程に循環する、 ことを特徴とするα,ω−ジアルデヒドの製造方法を提
供することによつて達成される。
本発明の方法において原料として用いられる前記一般式
(II)で表わされるα,ω−ジオレフインとしては1,5
−ヘキサジエン、1,7−オクタジエン、1,9−デカ
ジエンなどが具体的に例示され、また前記一般式(III)
で表わされるα,ω−アルケナールとしては6−ヘプテ
ン−1−アール、7−オクテン−1−アール、8−ノネ
ン−1−アール、10−ウンデセン−1−アールなどが
具体的に例示される。本発明の方法に従うヒドロホルミ
ル化反応において用いられるロジウム化合物としては、
反応条件下においてヒドロホルミル化触媒能を有する任
意のロジウム化合物を用いることができる。かかるロジ
ウム化合物としてはHRh(CO)〔P(C6H5)33などの一般式
HRh(CO)(P▲R3 3▼)3(R3は芳香族炭化水素基を表わ
す)で表わされるロジウムカルボニル錯化合物;Rh4(C
O)12、Rh6(CO)16などのロジウムカルボニルクラスター
などを挙げることができる。また、PhCl〔P(C
6H5)33、ロジウムアセチルアセトナート、酢酸ロジウ
ム、塩化ロジウム、酸化ロジウムなどのロジウム化合物
を別途に設けた触媒調製槽中で通常の方法により活性化
したのち用いることもできる。ロジウム化合物は通常、
ヒドロホルミル化反応混合液1あたりロジウム原子換
算で0.05〜10ミリグラム原子の濃度範囲内で使用
される。
本発明において用いられる一般式(I)で表わされる単座
配位性ホスフインにおいてR1は炭素数1〜8の飽和脂肪
族炭化水素基、飽和脂環式炭化水素基または置換もしく
は非置換の芳香族炭化水素基であり、具体的には飽和脂
肪族炭化水素基としてメチル基、エチル基、n−プロピ
ル基、イソプロピル基、n−ブチル基、t−ブチル基、
n−オクチル基など;飽和脂環式炭化水素基としてシク
ロヘキシル基、メチルシクロヘキシル基など;および芳
香族炭化水素基としてフエニル基、ベンジル基、トリル
基などが挙げられる。なお、芳香族炭化水素基はメトキ
シ基、クロロ基、シアノ基、ニトロ基などの置換基によ
つて置換されていてもよい。一般式(I)のBで表わされ
る-SO3Mまたは-COOMにおけるMはアルカリ金属を表わ
し、具体的にはリチウム、ナトリウム、カリウムなどで
ある。一般式(I)においてBが-SO3Mまたは-COOMである
場合のホスフインは通常、アルカリ金属塩として用いら
れるが、アルカリ金属塩の代りにカルボン酸、スルホン
酸またはこれらのエステルを用い、これを反応系中また
は別の反応容器内でアルカリ金属の水酸化物、重炭酸化
物、炭酸化物などの塩と反応させることによりアルカリ
金属塩とすることもできる。一般式(I)で表わされる単
座配位性ホスフインの中でも特にR1が芳香族炭化水素で
あり、nが0または1、xが0、1または2、yが0ま
たは1、zが0、1、2または3(但しyとzは同時に
0とはならずx+y+z=3を満足するものとする)で
示されるジアリールホスフインまたはトリアリールホス
フインが好ましい。一般式(I)で表わされる単座配位性
ホスフインとしては、具体的には、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COONa、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOK、 (C6H5)2PCH2CH(CH3)COOLiなどが挙げられる。これらの
単座配位性ホスフインの使用量はロジウム1グラム原子
あたり10〜300モルの範囲内、好ましくは30〜2
50モルの範囲内である。
本発明に従うヒドロホルミル化反応はスルホランと水の
重量比が15/85〜75/25のスルホラン水溶液中
で行なわれる。スルホラン水溶液中のスルホランの濃度
が15重量パーセント未満の場合には反応速度が低下す
る。また該水溶液中のスルホランの濃度が75重量パー
セントを越えると反応に続いて行われる抽出において抽
出層中へのスルホランおよび触媒成分の溶出率が高くな
る。特に望ましいスルホランと水の重量比は25/75
〜60/40である。本発明に従うヒドロホルミル化反
応は通常40〜110℃の範囲内、好ましくは60〜9
0℃の範囲内の温度下で実施される。ヒドロホルミル化
反応に用いられる水素および一酸化炭素の混合ガス中に
おける水素/一酸化炭素のモル比は入ガス組成として通
常1/2〜5/1の範囲内から選ばれる。なお、反応系
中にヒドロホルミル化反応に対して不活性なガス、例え
ばメタン、エタン、プロパン、窒素、ヘリウム、アルゴ
ン、二酸化炭素などが共存しても何ら差しつかえない。
反応圧力は全圧として通常1〜200気圧の範囲内から
選ばれるが、直鎖状α,ω−ジアルデヒドへの選択率を
特に高くするためには1〜30気圧の範囲内であること
が好ましい。
反応条件下における反応混合液中へのα,ω−ジオレフ
インまたはα,ω−アルケナールの溶解度は比較的小さ
いので、反応速度に応じてα,ω−ジオレフインまたは
α,ω−アルケナールの供給速度を調節することによつ
て反応系が不均一化するのを防止することが操作上およ
び反応系中に存在するロジウム触媒の活性を安定化させ
る上で望ましい。反応混合液中のα,ω−ジアルデヒド
の濃度は0.5〜3モル/の範囲内にあるのが触媒活
性、生成物分離などの点から好ましい。
本発明におけるヒドロホルミル化反応系にリン酸二水素
ナトリウムとリン酸一水素ナトリウムなどの混合液で代
表される緩衝液を適量共存させて反応混合液のpHを5〜
7の範囲内に保ちながら反応を行うことによつて、反応
系中に存在する触媒の活性を安定化させることもでき
る。
上述のヒドロホルミル化反応によつて得られた反応混合
液は、抽出操作に供せられる。本発明の方法に従う抽出
工程において抽剤として使用される炭素数5〜10の飽
和脂環式炭素水素としては、具体的にはシクロペンタ
ン、シクロヘキサン、メチルシクロヘキサン、デカリン
などが挙げられるが入手の容易さ、沸点などの面からシ
クロヘキサンが特に好ましい。これら抽剤の使用量は抽
出に供するヒドロホルミル化反応混合液に対して容量比
で1/5〜3/1の範囲内、好ましくは1/2〜2/1 の範囲内である。抽剤の使用量が反応混合液に対して容
量比で1/5より少ないと生成の抽出率が低下するので
好ましくない。また逆に、抽剤の使用量が反応混合液に
対して容量比で3/1より多いと得られた抽出層から生
成物を分離する際における抽剤の回収量が多く、かかる
回収に多大のコストを要するため経済的に不利である。
本発明に従う抽出における抽出温度は40℃以上であ
る。抽出温度の上限に関しては特別な制限はないが後述
する抽出系内における水素および一酸化炭素の混合ガス
の圧力との関係および反応温度以上の温度で抽出する利
点がない事などから、抽出は通常、反応温度以下の温度
で行なわれる。従つて40〜110℃の範囲内の温度で
抽出することが好ましく、特に好ましくは50〜100
℃の範囲内の温度である。抽出温度が40℃未満である
場合には抽剤抽へのα,ω−ジアルデヒドの抽出率が低
く実用的ではない。
抽出操作は水素および一酸化炭素の混合ガス雰囲気下に
行なわれる。該混合ガス中における水素と一酸化炭素の
モル比は水素/一酸化炭素で1/10〜10/1の範囲
内、好ましくは1/5〜5/1の範囲内である。抽出操
作を水素/一酸化炭素のモル比が1/10より小さいか
もしくは10/1より大きい水素および一酸化炭素の混
合ガス、水素ガス(単独)、一酸化炭素ガス(単独)、
または窒素、二酸化炭素、アルゴンなどの不活性ガス
(単独)の雰囲気下に行う場合には抽出の際に触媒の一
部が失活するので好ましくない。抽出操作における雰囲
気は反応系からのオフガス雰囲気とするのが実用上有利
である。なお、抽出系中に抽出に対して悪影響を及ぼさ
ない範囲内において窒素、ヘリウム、アルゴンなどの不
活性ガスを共存させても何ら差しつかえない。抽出系内
の圧力に関しては特に上限はないが、水素および一酸化
炭素の混合ガスの分圧として通常1〜30気圧の範囲内
から選ばれる。抽出系内の圧力は抽出温度と相関して抽
出系内における触媒の安定性と関係し、一般に抽出温度
が高い場合にはある程度高圧の方が有利であるが、抽出
温度が50〜100℃に範囲内である場合においては通
常3〜5気圧の範囲内の圧力下であれば抽出操作中にお
ける触媒の活性を安定に維持しうる。抽出操作は連続法
で行なうのが工業的に好ましいが、バツチ法で行なつて
もさしつかえない。
本発明に従う抽出操作によればα,ω−ジアルデヒドな
どの生成物および未反応原料オレフインは抽出層(上
層)中に分離され、触媒成分は抽残層(下層)中に分離
される。抽残層は、そのままあるいは必要に応じてその
一部に公知の触媒賦活処理を施したのち、再びヒドロホ
ルミル化反応工程に循環し再使用される。
得られた抽出層をそのままあるいは少量の水で洗浄した
のちに抽剤留去工程に供し残渣を減圧蒸留することによ
つて、α,ω−ジアルデヒドを高純度で容易に分離取得
することができる。この際に回収された抽剤は抽出工程
に循環し再使用することができる。さらに、蒸留操作に
よつて未反応原料または中間生成物であるα,ω−ジオ
レフインおよびα,ω−アルケナールを回収することも
可能であり、この場合、回収されたα,ω−ジオレフイ
ンおよびα,ω−アルケナールをヒドロホルミル化反応
工程に循環することによつて原料として再使用すること
ができる。また、α,ω−ジアルデヒドを対応するアル
カンジオール、アルカンジカルボン酸またはアルカンジ
アミンなどに化学誘導する場合には、抽出層をそのまま
あるいは少量の水で洗浄したのち、抽剤を留去すること
なく還元、酸化、アミノ化などの反応に供することもで
きる。
〔実施例〕
以下、実施例によつて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はかかる実施例によつて限定されるものでは
ない。
実施例1 温度計、電磁撹拌装置、ガス吹き込み口およびガス排出
口を備えた内容1のステンレス製オートクレーブにPh
4(CO)120.125ミリモル、 50ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比2/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧、出ガ
ス流速を10/時に保ちつつ撹拌下、内温が75℃一
定となるまで加温し、更に30分間撹拌を続けた。しか
るのち、激しく撹拌しながら7−オクテン−1−アール
64.3g(500.1ミリモル、純度98%、2%の
n−オクタナールを含む)を定量ポンプにより1時間か
けてオートクレーブ内に連続的に添加した。添加終了
後、更に1.5時間撹拌を続けた。合計2.5時間反応
したのち撹拌を停止し、オートクレーブを冷却した。し
かるのち、反応混合液のごく微量を取り出し、ガスクロ
マトグラフイーで分析したところ7−オクテン−1−ア
ールの残存量は85.3ミリモル(変換率82.6%)
であり、1,9−ノナンジアールおよび2−メチル−
1,8−オクタンジアールがそれぞれ348.5ミリモ
ルおよび62.2ミリモル生成していることがわかつ
た。次いで反応混合液を水素/一酸化炭素混合ガス(モ
ル比1/1)で3気圧の内圧に保つた耐圧ガラス製オー
トクレーブ中に空気に触れないようにパイプを通じて圧
送した。このガラス製オートクレーブ中にシクロヘキサ
ン250mlを加え内圧を3気圧に保つた状態で内温を6
5℃に調整し5分間撹拌した。撹拌を停止すると直ちに
二層に分離した。5分間静置後、上層のシクロヘキサン
層を内圧を利用して系外にパイプを通じて取り出した。
次いで、下層が残存する内圧3気圧、内温65℃に保た
れた耐圧オートクレーブ中に新たにシクロヘキサン25
0mlを加え、同一条件下に5分間撹拌し、5分間静置し
た。上層のシクロヘキサン層を系外に取り出し先に取り
出したシクロヘキサン層と合わせたのち、シクロヘキサ
ン層中に含まれる抽出物を分析した。ガスクロマトグラ
フイーで分析したところ原料の7−オクテン−1−アー
ルならびに生成物である1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ8
0.0ミリモル、219ミリモルおよび42.9ミリモ
ルであることが判明した。この結果から生成物である
α,ω−ジアルデヒド(1,9−ノナンジアールおよび
2−メチル−1,8−オクタンジアール)の抽出率は6
3.7%であることが発明した。また、抽剤中に溶出し
たスルホランは8.8gであつた。さらにロジウムおよ
びリン化合物の分析をそれぞれ原子吸光分析および比色
分析で行なつた結果、抽剤中に溶出したロジウムおよび
リン化合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で
0.05ppmおよび2.6ppmであることが判明した。次
いで、ガラス製オートクレーブ内に残存する抽残触媒層
はスルホラン7mlを追加したのち、圧力差を利用して空
気に触れないようにして前述のステンレス製オートクレ
ーブ(反応器)中に移した。1回目の反応と同様の反応
条件下で64.3gの7−オクテン−1−アールを1時
間かけてかかる反応器中に連続的にフイードし、その後
さらに1.5時間反応を継続した。続いて1回目と同様
の操作および条件で抽出を行なつたところシクロヘキサ
ン層に7−オクテン−1−アール、1,9−ノナンジア
ールおよび2−メチル−1,8−オクタンジアールがそ
れぞれ84.4ミリモル、288ミリモルおよび54.
8ミリモル抽出されていた。また、抽剤中に溶出したス
ルホランは9.8gであり、抽剤中に溶出したロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.041ppmおよび2.0ppmであつた。次いで、
抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加えたのち、2回目
と同様の反応および抽出操作を5回までくり返した。こ
の間、抽残触媒層にスルホラン7.8mlを加える以外、
ロジウム触媒およびホスフイン化合物はまつたく加えな
かつた。3回目、4回目および5回目の操作において得
られたシクロヘキサン層中に抽出された化合物の分析結
果を第1表に示す。
実施例2〜4および比較例1〜8 抽剤の種類または抽出温度を第2表に示したように変化
させた以外は実施例1の第1回目の反応および抽出操作
と同様の操作を行なつた。得られた結果を第2表に示
す。
実施例5 実施例1で用いたものと同一の反応装置にRh6(CO)16
0.1ミリモル、 45ミリモル、水250mlおよびスルホラン250mlを
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素混合ガス
(モル比3/1)で充分置換したのち、この組成の混合
ガスによつてオートクレーブ内の圧力を10気圧に保ち
つつ内温が80℃の一定温度なるまで加温し更に30分
間撹拌を続けた。次いで激しく撹拌しながら1,7−オ
クタジエン40g(364ミリモル)を定量ポンプによ
り1.5時間かけてオートクレーブ内に連続的に添加し
た。添加終了後、更に1.5時間撹拌を続けた。かかる
反応中、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)を
オートクレーブの内圧を10気圧、出ガス流速を10
/時に保ちながら圧力調節弁を通じてオートクレーブ中
に導入した。合計3時間反応を行つたのち反応混合液の
ごく微量を取り出しガスクロマトグラフイーで分析した
ところ、未反応の1,7−オクタジエンの残存量は5
7.5ミリモル(変換率84.2%)であり、1,10
−デカンジアールは152ミリモル生成していることが
判明した。またその他に2−メチル−1,9−ノナンジ
アール、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアー
ル、8−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オ
クテン−1−アールがそれぞれ35ミリモル、3ミリモ
ル、104ミリモルおよび12ミリモル生成していた。
次いで、実施例1と同様にして抽出を行なつた。得られ
たシクロヘキサン層をガスクロマトグラフイーで分析し
た結果、抽出された1,7−オクタジエン、1,10−
デカンジアール、2−メチル−1,9−ノナンジアー
ル、2,7−ジメチル−1,8−オクタンジアール、8
−ノネン−1−アールおよび2−メチル−7−オクテン
−1−アールはそれぞれ54.6ミリモル、98.0ミ
リモル、22.6ミリモル、1.9ミリモル、85.2
ミリモルおよび9.9ミリモルであることが判明した。
この結果から、ジアルデヒドの抽出率は64.7%であ
つた。さらに、ロジウムおよびリン化合物の分析をそれ
ぞれ原子吸光分析および比色分析で行なつた結果、抽剤
中に溶出したロジウムおよびリン化合物はそれぞれロジ
ウムおよびリン原子換算で0.04ppmおよび2.3ppm
であつた。次いで、抽残触媒層はスルホラン5mlを追加
したのち、圧力差を利用して空気に触れないようにして
反応器中に移した。第1回目の反応と同様の反応条件下
で40gの1,7−オクタジエンを連続フイードして反
応させたのち、第1回目と同様にして抽出を行なつた。
このようにして、反応および抽出操作を合計5回くり返
した。この間、抽残触媒層に7.5mlのスルホランを加
える以外には触媒およびホスフインはまつたく添加しな
かつた。2回目以降のくり返しにおいて得られたシクロ
ヘキサン層中に抽出された化合物の分析結果を第3表に
示す。
実施例6〜8および比較例9〜11 抽出温度または抽出雰囲気を第4表に示したように変化
させ、かつ抽出時間を2時間にした以外は実施例5の第
1回目の反応および抽出操作と同様の操作を行なつた。
さらに実施例5の第2回目の反応操作と同様にして得ら
れた抽残触媒液を用いて第2回目の反応を行なつた。第
2回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率と
第1回目の反応における1,7−オクタジエンの変換率
との比を触媒の比活性として第4表に示す。
実施例9 実施例1で用いたものと同一の反応装置に 50ミリモル、水300mlおよびスルホラン200mlを
仕込み、水素/一酸化炭素の混合ガス(モル比1/1)
で圧力を15気圧に保ち反応温度を80℃とした以外は
実施例1と同様にして7−オクテン−1−アールのヒド
ロホルミル化反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ未反応7−
オクテン−1−アールの残存量は51.5ミリモル(変
換率90%)であり、1,9−ノナンジアールおよび2
−メチル−1,8−オクタンジアールがそれぞれ376
ミリモルおよび71.0ミリモル生成していることが判
明した。反応混合液を実施例1と同一条件下で抽出し
た。抽出溶媒中には7−オクテン−1−アール、1,9
−ノナンジアールおよび2−メチル−1.8−オクタン
ジアールがそれぞれ49.9ミリモル、236ミリモル
および51.8ミリモル抽出されていた(抽出率64.
4%)。また、抽剤中に溶出したスルホランは8.2g
であり、ロジウムおよびリン化合物の溶出量はそれぞれ
ロジウムおよびリンの原子換算で0.06ppmおよび
3.5ppmであつた。
実施例10 実施例5で用いたものと同一の反応装置にPh4(CO)12 0.
25ミリモル、 100ミリモル、水300mlおよびスルホラン200ml
を仕込んだのち昇温し、1,5−ヘキサジエン41g
(500ミリモル)を1時間かけてオートクレーブ内に
連続的に添加し、添加終了後、更に2.5時間反応させ
た以外は実施例5と同一条件下で反応させた。反応終了
後、反応混合液をガスクロマトグラフイーにより分析し
たところ、1,5−ヘキサジエンの残存量は15ミリモ
ル(変換率97%)であり、1,8−オクタンジアー
ル、2−メチル−1,7−ヘプタンジアール、2,5−
ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよび6−ヘプテ
ン−1−アールがそれぞれ310.4ミリモル、69.
8ミリモル、7.8ミリモルおよび87.3ミリモル生
成していることが判明した。次いで、抽出温度を70℃
とし、水素/一酸化炭素混合ガス(モル比3/1)で5
気圧とした以外は実施例5と同様にして抽出操作を行な
つた。抽剤中には1,5−ヘキサジエン、1,8−オク
タンジアール、2−メチル−1,7−ヘプタンジアー
ル、2,5−ジメチル−1,6−ヘキサンジアールおよ
び6−ヘプテン−1−アールがそれぞれ13.5ミリモ
ル、192.4ミリモル、43.3ミリモル、4.9ミ
リモルおよび69.8ミリモル抽出されていた(ジアル
デヒドの総抽出率は62%)。また、抽剤中に抽出され
たスルホランは7.4gであり、ロジウムおよびリン化
合物はそれぞれロジウムおよびリンの原子換算で0.0
5ppmおよび2.6ppmであつた。
実施例11 実施例10において原料ジエンとして1,9−デカジエ
ン69g(500ミリモル)を用いる以外は実施例10
と同様にして反応を行なつた。反応終了後、反応混合液
をガスクロマトグラフイーで分析したところ、1,9−
デカジエンの残存量は30ミリモル(変換率94%)で
あり、1,12−ドデカンジアール、2−メチル−1,
11−ウンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,1
0−デカンジアールおよび10−ウンデセン−1−アー
ルがそれぞれ277.9ミリモル、61.7ミリモル、
3.5ミリモルおよび114.3ミリモル生成している
ことが発明した。次いで、実施例10と同一条件下で抽
出操作を行つた結果、抽剤中には1,9−デカジエン、
1,12−ドデカンジアール、2−メチル1,11−ウ
ンデカンジアール、2,9−ジメチル−1,10−テカ
ンジアールおよび10−ウンデセン−1−アールがそれ
ぞれ28.5ミリモル、180.6ミリモル、40.1
ミリモル、2.3ミリモルおよび99.4ミリモル抽出
されていた(ジアルデヒド総抽出率65%)。また、抽
剤中に溶出したスルホランは8.0gであり、ロジウム
およびリン化合物はそれぞれロジウムおよびリン原子換
算で0.04ppmおよび3.3ppmであつた。
比較例12 実施例4において反応溶媒を水およびスルホランの混合
溶媒に変えて水500mlとした以外は同様の反応操作を
行なつた。反応終了後反応混合液をガスクロマトグラフ
イーで分析したところ、未反応1,7−オクタジエンの
残存量は480ミリモル(変換率4%)であり、ほとん
ど反応していないことが判明した。
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記の実施例から明らかなとおり、
α,ω−ジオレフインまたはα,ω−アルケナールから
好収率かつ容易にα,ω−ジアルデヒドを製造すること
ができる。本発明によればヒドロホルミル化反応工程に
おいて用いる高価なロジウム触媒の活性をほとんど低下
させることなく循環再使用でき、しかも該ヒドロホルミ
ル化反応系中に存在させるロジウム触媒、単座配位性ホ
スフインおよびスルホランの損失がほとんどないため、
本発明によつて提供されるα,ω−ジアルデヒドの製造
方法は工業的に極めて有利である。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(i) スルホランと水の重量比が15/8
    5〜75/25のスルホラン水溶液中、ロジウム化合物
    および該ロジウム化合物中のロジウム1グラム原子あた
    り10〜300モルの範囲内の量の下記一般式(I) 〔式中R1は炭素数1〜8の飽和脂肪族炭化水素基、飽和
    脂環式炭化水素基、または置換もしくは非置換の芳香族
    炭化水素基であり、R2は水素原子、メチル基、メトキシ
    基またはハロゲン原子であり、nは0または1の数であ
    り、xは0、1または2の数であり、yおよびzはそれ
    ぞれ0、1、2または3の数であり(ただしyおよびz
    は同時に0とはならずx+y+z=3なる条件を満足す
    るものとする)、Aは または-C(CH3)2COOMであり、Bは-SO3Mまたは-COOMであ
    る(ただし、Mはアルカリ金属を表わす)。〕 で表わされる単座配位性ホスフインの存在下に、下記一
    般式(II) CH2=CH−(CH2)m−CH=CH2 (II) (式中mは2〜6の整数を表わす。) で表わされるα,ω−ジオレフインまたは下記一般式(I
    II) CH2=CH−(CH2)mCH2CH2CHO (III) (式中mは前記と同じものを表わす。) で表わされるα,ω−アルケナールを水素および一酸化
    炭素と反応させることによつてヒドロホルミル化し、 (ii) 工程(i)で得られる反応混合液を水素および一酸
    化炭素の混合ガス雰囲気下、40℃以上の温度において
    炭素数5〜10の飽和脂環式炭化水素で抽出することに
    よつてα,ω−ジアルデヒドを抽出分離し、 (iii) 工程(ii)で得られる触媒成分を含む抽残層を工
    程(i)のヒドロホルミル化反応工程に循環する、 ことを特徴とするα,ω−ジアルデヒドの製造方法。
  2. 【請求項2】工程(ii)において使用される飽和脂環式炭
    化水素がシクロヘキサンである特許請求の範囲第1項記
    載の製造方法。
  3. 【請求項3】工程(ii)における抽出温度が40〜110
    ℃の範囲内である特許請求の範囲第1項または第2項記
    載の製造方法。
  4. 【請求項4】工程(ii)における抽出操作を水素/一酸化
    炭素のモル比が1/10〜10/1の範囲内である水素
    および一酸化炭素の混合ガス雰囲気下で行う特許請求の
    範囲第1項、第2項または第3項記載の製造方法。
JP61080347A 1985-04-15 1986-04-07 α,ω−ジアルデヒドの製造方法 Expired - Fee Related JPH0662480B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US07/104,988 US4808756A (en) 1986-04-07 1987-10-06 Method for production of α,ω-dialdehydes

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60-80767 1985-04-15
JP60080767 1985-04-15

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6230734A JPS6230734A (ja) 1987-02-09
JPH0662480B2 true JPH0662480B2 (ja) 1994-08-17

Family

ID=13727573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61080347A Expired - Fee Related JPH0662480B2 (ja) 1985-04-15 1986-04-07 α,ω−ジアルデヒドの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0662480B2 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5288818A (en) * 1991-08-20 1994-02-22 Exxon Chemical Patents Inc. Method for separating a water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction
US5215667A (en) * 1991-08-20 1993-06-01 Exxon Chemical Patents Inc. Method for separating water soluble noble metal catalyst from a noble metal catalyzed hydroformylation reaction
BR9804982A (pt) * 1997-12-03 1999-12-07 Shell Int Research Processo de hidroformilação.
CN104513143A (zh) * 2013-09-26 2015-04-15 陶氏技术投资有限责任公司 加氢甲酰化方法
CN114988998B (zh) * 2022-06-28 2023-12-19 万华化学集团股份有限公司 环十二碳三烯生产中副产焦油的处理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6230734A (ja) 1987-02-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1065194B2 (en) Production of tricyclodecane dicarbaldehyde, pentacyclopentadecane dicarbaldehyde and corresponding dimethanols
US4356333A (en) Process for preparing n-octadienol
JPS6345649B2 (ja)
WO1980001691A1 (en) Process for the preparation of aldehydes
US10792652B2 (en) Methods to rejuvenate a deactivated hydroformylation catalyst solution
EP0287066B1 (en) Process for continuous production of octa -2,7-dien-1-ol
US4537997A (en) Process for treating hydroformylation catalyst
WO2008056501A1 (en) Process for coproduction of normal butanol and isobutyraldehyde
JPWO1997011931A1 (ja) ヒドロホルミル化方法
US20050222452A1 (en) Process for preparing dioxy-functionalized propane compounds
JPH1180068A (ja) トリシクロデカンジアルデヒドの製造方法
EP0077974B2 (en) Process for producing propylene glycol monoacetate
EP0438638B1 (en) Process for producing norcamphane dicarbonitriles
JPH0662479B2 (ja) ジアルデヒドの分離方法
EP4217109B1 (en) Co-feeding ethylene with allyl alcohol in hydroformylation to make 1,4-butanediol and n-propanol
JPS6230734A (ja) α,ω−ジアルデヒドの製造方法
JP2841689B2 (ja) バレルアルデヒドの精製法
US3880939A (en) Continuous process for the production of a diol from a diol ester
EP0103891B1 (en) Process for producing alpha-acetoxypropionaldehyde
JP5817588B2 (ja) ハロゲン化アルキルからのアルデヒドの製造方法
JPH06102632B2 (ja) 1,4−ブタンジオールの製造方法
JP2000038359A (ja) アルコ―ルの製造方法
JPS61249940A (ja) 3−メチルペンタン−1,5−ジオ−ルの製造方法
CN116947611A (zh) 一种氢甲酰化反应的方法和装置
JPS6337774B2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees