JPH1180068A - トリシクロデカンジアルデヒドの製造方法 - Google Patents
トリシクロデカンジアルデヒドの製造方法Info
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- JPH1180068A JPH1180068A JP9262777A JP26277797A JPH1180068A JP H1180068 A JPH1180068 A JP H1180068A JP 9262777 A JP9262777 A JP 9262777A JP 26277797 A JP26277797 A JP 26277797A JP H1180068 A JPH1180068 A JP H1180068A
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Abstract
応を円滑に行い、ポリエステルなどの高分子化合物の原
料として有用な3(または4),8(または9)−ジホ
ルミルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカンを工業
的に有利に製造できる方法を提供する。 【解決手段】 ロジウム化合物、単座配位性第3級有機
リン化合物およびジエノフィルの存在下に、ジシクロペ
ンタジエンを水素および一酸化炭素と反応させる。
Description
エンをヒドロホルミル化することによる3,8−ジホル
ミルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカン、3,9
−ジホルミルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカ
ン、4,8−ジホルミルトリシクロ[5.2.1.0
2,6]デカン、4,9−ジホルミルトリシクロ[5.
2.1.02,6]デカンまたはこれらの混合物(以下、
「3(または4),8(または9)−ジホルミルトリシ
クロ[5.2.1.02,6]デカン」または「トリシク
ロデカンジアルデヒド」と総称することがある)の製造
方法に関する。本発明によって得られるトリシクロデカ
ンジアルデヒドは、例えば水素化することによって、ポ
リエステルなどの高分子化合物の原料として有用な3
(または4),8(または9)−ジヒドロキシメチルト
リシクロ[5.2.1.02,6]デカン(以下、これを
TCDDMと略称することがある)に変換することがで
きる。
および単座配位性第3級有機リン化合物の存在下に、水
素および一酸化炭素と反応させてトリシクロデカンジア
ルデヒドを製造する方法は公知である。例えば、特開
昭58−21638号公報には、その実施例1におい
て、トルエン中、70〜80kg/cm2(ゲージ圧)
の圧力下、100〜120℃、ロジウム濃度1.4ミリ
モル/リットル、トリフェニルホスフィン濃度16ミリ
モル/リットルでジシクロペンタジエンのヒドロホルミ
ル化反応を実施した例が開示されており、85%の収率
でトリシクロデカンジアルデヒドが生成したことが記載
されている。また、特表平6−501958号公報に
は、参照例4として、ジイソプロピルベンゼン中で19
kg/cm2の圧力下、95℃〜125℃、ロジウム濃
度約1.6ミリモル/リットル、トリシクロヘキシルホ
スフィン濃度約5ミリモル/リットルでジシクロペンタ
ジエンのヒドロホルミル化反応を実施した例が開示され
ており、50%の収率でトリシクロデカンジアルデヒド
が生成したことが記載されている。
ジシクロペンタジエンは、シクロペンタジエンがディー
ルス・アルダー反応によって2量化してなる化合物であ
り、熱分解によりシクロペンタジエンを与える。ジシク
ロペンタジエンは融点が33.6℃の化合物であり、加
温して溶融した状態とすることにより取扱いが容易なも
のとなるが、加温の温度が高くなる程、また加温の期間
が長くなる程熱分解の割合が多くなる。特に40℃を越
える雰囲気下では、ジシクロペンタジエンの熱分解が促
進される傾向にある。また、ジシクロペンタジエンの原
料となるシクロペンタジエンは、ナフサの熱分解の副産
物であるC5留分から得られているが、イソプレンやブ
タジエン等の共役ジエンを含有していることがある。こ
のため、シクロペンタジエンの2量化物であるジシクロ
ペンタジエンもこのような共役ジエンを含有しているこ
とがある。
イソプレン、ブタジエン等の共役ジエンはヒドロホルミ
ル化反応条件下でロジウム化合物と安定な錯体を形成す
るため、ヒドロホルミル化反応を受けにくいことが知ら
れている。従って、ジシクロペンタジエンを水素および
一酸化炭素と反応させてトリシクロデカンジアルデヒド
を製造するに際しては、ジシクロペンタジエンの炭素−
炭素二重結合の一つがヒドロホルミル化されてなるモノ
アルデヒド体を経由してトリシクロデカンジアルデヒド
が生成するが、上記のように反応条件下で生成するシク
ロペンタジエンや、原料中に不純物として混入している
イソプレン、ブタジエンといった共役ジエンによる反応
速度の低下、あるいは極端な場合には反応停止といった
反応阻害の問題を解決することが、反応を円滑に進行さ
せる上で重要である。
としては、i)ジシクロペンタジエンを再結晶によって精
製し、不純物として混入している共役ジエンの含有量を
低減する、ii) 溶媒を用いて希釈し、反応液中の共役ジ
エンの濃度を低減する、iii)ロジウム化合物や単座配位
性第3級有機リン化合物の使用量を増加させる、といっ
た方法があるが、いずれも目的化合物の製造コストが増
大するので工業的に実施する上で有利とはいえない。ま
た、これらの方法に従ったとしても、反応条件下で生成
するシクロペンタジエンを絶無にすることは困難であ
る。ここで、上記またはに記載されたジシクロペン
タジエンのヒドロホルミル化反応条件を検討してみる
と、に記載された方法では、ロジウム化合物およびト
リフェニルホスフィンをそれぞれ反応液中1.4ミリモ
ル/リットル、16ミリモル/リットルという比較的高
い濃度で使用し、70〜80kg/cm2(ゲージ圧)
の圧力下、85%の収率でトリシクロデカンジアルデヒ
ドを得ているが、に記載された方法では、ロジウム化
合物を1.6ミリモル/リットルという比較的高い濃度
で使用しているにもかかわらず、トリシクロヘキシルホ
スフィンを5ミリモル/リットルの濃度とし、19kg
/cm2の圧力下で反応を実施したところ、トリシクロ
デカンジアルデヒドの収率は50%に止まっている。こ
のように、上記、の方法は、いずれも反応条件とし
て高圧であることのみならず、高いロジウム濃度を採用
することが必要であり、工業的に実施するのに適してい
るとはいい難い。しかして本発明は、ジシクロペンタジ
エンのヒドロホルミル化反応を比較的低いロジウム濃度
の反応条件においてさえも円滑に行うことができ、ひい
てはトリシクロデカンジアルデヒドを工業的に有利に製
造することのできる方法を提供することを課題とする。
を解決すべく鋭意検討した結果、ロジウム化合物および
単座配位性第3級有機リン化合物の存在下にジシクロペ
ンタジエンを水素および一酸化炭素と反応させてトリシ
クロデカンジアルデヒドを製造するに際して、反応系に
ジエノフィルを存在させることによって反応条件下で生
成するシクロペンタジエンや、原料中に不純物として混
入しているイソプレン、ブタジエンといった共役ジエン
による反応阻害を抑制できることを見出し、本発明を完
成させた。
座配位性第3級有機リン化合物およびジエノフィルの存
在下に、ジシクロペンタジエンを水素および一酸化炭素
と反応させることを特徴とする3(または4),8(ま
たは9)−ジホルミルトリシクロ[5.2.1.
02,6]デカンの製造方法である。
しては、どのような方法で製造したものを使用してもよ
いが、一般に共役ジエンを100〜2000ppm程度
含有するものが工業的に入手容易である。なお、ジシク
ロペンタジエンは、後述する溶媒を少量添加して溶液状
で使用することもできる。
ジエン、イソプレン、1,3−ペンタジエン、シクロペ
ンタジエンなど、共役系の炭素−炭素二重結合を有する
有機化合物のことを意味する。
物としては、ヒドロホルミル化触媒能を有するかまたは
ヒドロホルミル化反応条件下にヒドロホルミル化触媒能
を有するように変化する任意のロジウム化合物を使用す
ることができ、例えば、Rh4(CO)12、Rh6(C
O)16、Rh(acac)(CO)2、酸化ロジウム、
塩化ロジウム、ロジウムアセチルアセトナート、酢酸ロ
ジウムなどが挙げられる。ロジウム化合物は、ヒドロホ
ルミル化反応液1リットル当たり、ロジウム原子換算で
通常0.001〜1ミリグラム原子、好ましくは0.0
05〜0.5ミリグラム原子となるような濃度範囲で使
用される。
級有機リン化合物は、代表的には下記の式(2) P(R1)(R2)(R3) (2) (式中、R1、R2およびR3はそれぞれアリール基、ア
リールオキシ基、アルキル基、アルコキシ基、シクロア
ルキル基またはアラルキル基を表す)で示すことのでき
る化合物である。
R3が表すアリール基としては、例えば、フェニル基、
トリル基、キシリル基、t−ブチルフェニル基などが挙
げられ、R1、R2およびR3が表すアリールオキシ基と
しては、例えば、フェノキシ基、o−t−ブチルフェノ
キシ基、o−エチルフェノキシ基などが挙げられる。ま
た、R1、R2およびR3が表すアルキル基としては、例
えば、メチル基、エチル基、n−ブチル基、n−オクチ
ル基などが挙げられ、R1、R2およびR3が表すアルコ
キシ基としては、例えば、メトキシ基、エトキシ基、n
−ブトキシ基などが挙げられる。さらに、R1、R2およ
びR3が表すシクロアルキル基としては、例えば、シク
ロペンチル基、シクロヘキシル基などが挙げられ、
R1、R2およびR3が表すアラルキル基としては、例え
ば、ベンジル基などが挙げられる。R1、R2およびR3
はヒドロホルミル化反応を阻害しない限りいかなる置換
基を有していてもよい。
位性第3級有機リン化合物の具体例を示せば、トリフェ
ニルホスファイト、トリス(2−メチルフェニル)ホス
ファイト、トリス(2−エチルフェニル)ホスファイ
ト、トリス(2−イソプロピルフェニル)ホスファイ
ト、トリス(2−フェニルフェニル)ホスファイト、ト
リス(2−t−ブチルフェニル)ホスファイト、トリス
(2−t−ブチル−5−メチルフェニル)ホスファイ
ト、ビス(2−メチルフェニル)(2−t−ブチルフェ
ニル)ホスファイト、ビス(2−t−ブチルフェニル)
(2−メチルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4
−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト等のホスファ
イト類;トリフェニルホスフィン、トリトリルホスフィ
ン、トリシクロヘキシルホスフィン、トリ−n−ブチル
ホスフィン、トリ−n−オクチルホスフィン等のホスフ
ィン類などが挙げられる。
は単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて
使用してもよい。
は、通常、ヒドロホルミル化反応液1リットル当たり
0.1ミリモル以上、好ましくは0.5ミリモル以上と
なる量である。なお、単座配位性第3級有機リン化合物
の使用量の上限については特に制限はないが、一般的に
はヒドロホルミル化反応液1リットル当たり20ミリモ
ル程度であり、ヒドロホルミル化反応液1リットル当た
り10ミリモル以下とすることが好ましい。また反応液
への溶解度によって、単座配位性第3級有機リン化合物
の使用量の上限が定まる場合もある。
ニルホスフィノ)エタン、1,3−ビス(ジフェニルホ
スフィノ)プロパン、1,4−ビス(ジフェニルホスフ
ィノ)ブタンなどの2座配位性ジホスフィノアルカン類
を、ロジウム1グラム原子当たり0.2〜2モルの割合
で添加してもよい。
は、いわゆるディールスアルダー反応において、共役ジ
エンに付加する性質を有する化合物のことをいい、カル
ボニル基、シアノ基、ニトロ基、ハロゲン原子、アシロ
キシ基、フェニル基、スルホニル基、アルコキシ基、ア
ミノ基、シアノメチル等の電子吸引性基によって活性化
された炭素−炭素二重結合または炭素−炭素三重結合を
有する化合物がその代表的なものである。本発明におい
て使用可能なジエノフィルとしては、例えば、無水マレ
イン酸、マレイン酸ジメチル、フマル酸ジメチル、フマ
ル酸ジエチル、アクリル酸、アクリル酸メチル、ベンザ
ルアセトン、エチリデンマロン酸ジエチル、N−メチル
マレイミド、アセチレンジカルボン酸ジメチル、アクロ
レイン、メチルビニルケトン、p−ベンゾキノン、ナフ
トキノン、2,7−オクタジエナール、アクリロニトリ
ル、テトラシアノエチレン、2−ニトロプロペン、スチ
レン、シクロプロペン、4−フェニル−1,2,4−ト
リアゾリンジオン、メチルビニルエーテル、酢酸ビニ
ル、フェニルビニルスルフィド、フェニルビニルスルホ
ン、テトラクロロエチレン、1,2−ジブロモエタンな
どが挙げられる。ジエノフィルは1種類のものを使用し
てもよいし、2種類以上を組み合わせて使用してもよ
い。
くとも0.5倍のモル数を使用することが好ましい。た
だし1分子中に複数の共役ジエン構造を有する共役ジエ
ンに対してはそれぞれの共役ジエン構造に対して0.5
倍以上のモル数のジエノフィルを使用するのがよい。ジ
エノフィルの使用量の上限については特に制限はない
が、通常、ジシクロペンタジエン1モルに対して20ミ
リモル程度とすれば十分である。
ジエノフィルは、別個に反応系に添加してもよいが、予
めジシクロペンタジエン中にジエノフィルの少なくとも
一部を添加しおくことが好ましい。なお、予めジエノフ
ィルを添加しておく場合、ジエノフィルを添加した後の
ジシクロペンタジエンはヒドロホルミル化反応を施すま
での間、80℃以下の温度で保存しておくことが望まし
い。
常60〜160℃、好ましくは80〜140℃の範囲の
温度で実施される。
酸化炭素のモル比は、反応系への入りガス組成として通
常1/5〜5/1の範囲から選ばれる。なお、反応系中
にヒドロホルミル化反応に対して不活性なガス、例え
ば、窒素、アルゴンなどが少量存在しても差支えない。
応温度にもよるが、一般に常圧〜150気圧の圧力下で
実施される。また、本発明に従うヒドロホルミル化反応
は、攪拌型反応槽または気泡塔型反応槽中で連続方式ま
たはバッチ方式で行うことができる。
媒の不存在下に実施することもできるが、反応系中で不
活性な溶媒の存在下に行なってもよい。かかる溶媒とし
ては、例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン等の飽和
脂肪族炭化水素類;ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素類;メタノール、エタノール、n−プロ
パノール、イソプロパノール、n−ブタノール、s−ブ
タノール、t−ブタノール、n−オクタノールなどのア
ルコール類;ジエチルエーテル、テトラエチレングリコ
ールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル、ジオクチ
ルフタレート、アジピン酸ジメチル等のエステル類など
が挙げられる。これらの溶媒は単独で使用してもよい
し、2種類以上を組み合わせて使用してもよい。なお、
溶媒の使用量は、反応液に対して通常50容量%以内と
なる量である。
ール類を用いた場合、反応生成物がアルデヒドであるた
めアセタール類が副生することがあるが、反応系に塩基
性物質を添加することによりアセタール類の副生を抑制
することができる。塩基性物質としては、例えば、トリ
エチルアミン、トリ−n−ブチルアミン、トリ−n−オ
クチルアミン、トリエタノールアミン等のアミン類;ピ
リジン、N,N−ジメチルアミノピリジン等の含窒素芳
香族化合物などが挙げられる。これらの塩基性化合物は
単独で使用してもよいし、2種類以上を組み合わせて使
用してもよい。塩基性化合物の使用量は、反応液1リッ
トル当たり、通常0.1〜30ミリモルの範囲である。
ル化反応液は、そのまま水素添加反応、酸化反応または
アミノ化反応などの次の反応工程に使用することができ
る。また、所望により、反応液を減圧下に蒸発させるこ
とによって得られたトリシクロデカンジアルデヒドを含
む留分を次の反応工程に使用してもよい。
カンジアルデヒドを含む留分を蒸留、晶析などの公知の
手段を用いて精製することにより、トリシクロデカンジ
アルデヒドを単離することも可能である。
るが、本発明はかかる実施例により何等制限を受けるも
のではない。
mlの電磁攪拌式オートクレーブに、ジカルボニルアセ
チルアセトナートロジウム0.903mg(0.035
ミリモル)、トリス(2−t−ブチル−5−メチルフェ
ニル)ホスファイト364mg(0.7ミリモル)およ
びトルエン20mlを、水素/一酸化炭素=1/1(モ
ル比)の混合ガス雰囲気下、空気に触れないようにして
仕込み、次いでオートクレーブ内を水素/一酸化炭素=
1/1(モル比)の混合ガスで90気圧(ゲージ圧)と
した。オートクレーブ内の温度を120℃に上げ、水素
/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスを供給して
内圧を90気圧(ゲージ圧)に維持しながら、シクロペ
ンタジエン36mg(0.55ミリモル)を含むジシク
ロペンタジエン72g(72ml、550ミリモル、シ
クロペンタジエンの含有量:500ppm)、無水マレ
イン酸70mg(0.71ミリモル)およびトルエン4
8mlを混合し窒素雰囲気下室温で10時間攪拌してな
る混合液を、毎時20ml/hrの速度で6時間かけて
連続的にオートクレーブにフィードした。ジシクロペン
タジエンを含有する上記の混合液のフィード終了後、1
20℃で3時間攪拌した。得られた反応液をガスクロマ
トグラフィー〔カラム:G−100(商品名、化学品検
査協会製)〕で分析したところ、ジシクロペンタジエン
の転化率は100%であり、トリシクロデカンジアルデ
ヒドの収率は90%であることが分かった。なお、ジシ
クロペンタジエンの二重結合の1つだけがヒドロホルミ
ル化されたモノアルデヒド体(以下、単にモノアルデヒ
ド体と略称する)の収率は10%であった。
かったこと以外は実施例1と同様の操作を行い、得られ
た反応液を実施例1と同様にしてガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、ジシクロペンタジエンの転化率は
99%であり、トリシクロデカンジアルデヒドの収率は
62%、モノアルデヒド体の収率は38%であることが
分かった。なお、120℃における攪拌をさらに6時間
継続して行ったところ、ジシクロペンタジエンの転化率
は99%、トリシクロデカンジアルデヒドの収率は74
%、モノアルデヒド体の収率は26%となった。
の電磁攪拌式オートクレーブに、ジカルボニルアセチル
アセトナートロジウム1.754mg(0.0068ミ
リモル)、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)
ホスファイト440mg(0.68ミリモル)、トリエ
チルアミン29μl(0.21ミリモル)、トルエン4
mlおよび2−プロパノール16mlを、水素/一酸化
炭素=1/1(モル比)の混合ガス雰囲気下、空気に触
れないようにして仕込み、次いでオートクレーブ内を水
素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスで90気
圧(ゲージ圧)とした。オートクレーブ内の温度を12
0℃に上げ、水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混
合ガスを供給して内圧を90気圧(ゲージ圧)に維持し
ながら、シクロペンタジエン60mgを含むジシクロペ
ンタジエン120g(120ml、0.91モル、シク
ロペンタジエンの含有量:500ppm)、無水マレイ
ン酸133mg(1.36ミリモル)、トリエチルアミ
ン216μl(1.56ミリモル)および2−プロパノ
ール30mlを混合し窒素雰囲気下室温で10時間攪拌
してなる混合液(以下、これを混合液1と略称する)
を、毎時10ml/hrの速度で8時間オートクレーブ
にフィードした。混合液1のフィードが終了した時点で
反応液をサンプリングし、実施例1と同様にしてガスク
ロマトグラフィーで分析したところ、ジシクロペンタジ
エンの転化率は100%であり、トリシクロデカンジア
ルデヒドの収率は93%、モノアルデヒド体の収率は7
%であることが分かった。なお、混合液1のフィードが
終了した反応液は、そのままの状態で1時間放置した。
クロペンタジエン400g(400ml、3.03モ
ル、シクロペンタジエンの含有量:500ppm)、無
水マレイン酸445mg(4.54ミリモル)、トリエ
チルアミン720μl(5.2ミリモル)および2−プ
ロパノール100mlを混合し窒素雰囲気下室温で10
時間攪拌した後、ジカルボニルアセチルアセトナートロ
ジウム8.77mg(0.034ミリモル)およびトリ
ス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイト
2.2g(3.4ミリモル)を添加することによって調
製した混合液(以下、これを混合液2と略称する)を、
上記で得られた反応混合物(混合液1のフィード終了か
ら1時間経過後のもの)に、毎時10ml/hrの速度
で連続的にオートクレーブにフィードした。この間、水
素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスを反応容
器に供給して内圧を90気圧(ゲージ圧)に維持した。
また、混合液2のフィード開始に合わせ、オートクレー
ブ内の液量が一定に保たれるように、反応液を連続的に
抜き取った。混合液2のフィードを開始してから20時
間経過した時点での反応液(抜き取り液)を実施例1と
同様にしてガスクロマトグラフィーで分析したところ、
ジシクロペンタジエンの転化率は100%であり、トリ
シクロデカンジアルデヒドの収率は88%、モノアルデ
ヒド体の収率は12%であることが分かった。
と以外は実施例2と同様の操作を行い、得られた反応液
(抜き取り液)を実施例1と同様にしてガスクロマトグ
ラフィーで分析したところ、ジシクロペンタジエンの転
化率は99%であり、トリシクロデカンジアルデヒドの
収率は38%、モノアルデヒド体の収率は62%である
ことが分かった。
mlの電磁攪拌式オートクレーブに、ジカルボニルアセ
チルアセトナートロジウム5.16mg(0.02ミリ
モル)、トリフェニルホスフィン65.5mg(0.2
5ミリモル)、トルエン20ml、並びにシクロペンタ
ジエン11mgを含むジシクロペンタジエン30g(3
0ml、0.23モル、シクロペンタジエンの含有量:
370ppm)および無水マレイン酸25mg(0.2
6ミリモル)を混合し窒素雰囲気下室温で10時間攪拌
処理してなる混合液を、水素/一酸化炭素=1/1(モ
ル比)の混合ガス雰囲気下、空気に触れないようにして
仕込み、オートクレーブ内を水素/一酸化炭素=1/1
(モル比)の混合ガスで90気圧(ゲージ圧)とした
後、オートクレーブ内の温度を120℃に上げ、水素/
一酸化炭素=1/1(モル比)の混合ガスを供給してオ
ートクレーブ内の圧力を90気圧(ゲージ圧)に維持し
ながら、同温度で5時間反応させた。得られた反応液を
実施例1と同様にしてガスクロマトグラフィーで分析し
たところ、ジシクロペンタジエンの転化率は100%で
あり、トリシクロデカンジアルデヒドの収率は84%、
モノアルデヒド体の収率は16%であることが分かっ
た。
かったこと以外は実施例3と同様の操作を行い、得られ
た反応液を実施例1と同様にしてガスクロマトグラフィ
ーで分析したところ、ジシクロペンタジエンの転化率は
99%であり、トリシクロデカンジアルデヒドの収率は
49%、モノアルデヒド体の収率は51%であった。
mlの電磁攪拌式オートクレーブに、ジカルボニルアセ
チルアセトナートロジウム1.29mg(0.005ミ
リモル)、トリス(2−メチル−5−t−ブチルフェニ
ル)ホスファイト130mg(0.25ミリモル)、ト
ルエン30ml、並びにシクロペンタジエン26mgを
含むジシクロペンタジエン20g(20ml、0.15
モル、シクロペンタジエンの含有量:1300ppm)
およびフマル酸ジメチル85mg(0.59ミリモル)
を混合し窒素雰囲気下室温で40時間攪拌処理してなる
混合液を、水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の混合
ガス雰囲気下、空気に触れないようにして仕込み、オー
トクレーブ内を水素/一酸化炭素=1/1(モル比)の
混合ガスで50気圧(ゲージ圧)とした後、オートクレ
ーブ内の温度を110℃に上げ、水素/一酸化炭素=1
/1(モル比)の混合ガスを供給してオートクレーブ内
の圧力を50気圧(ゲージ圧)に維持しながら、同温度
で2.5時間反応させた。得られた反応液を実施例1と
同様にしてガスクロマトグラフィーで分析したところ、
ジシクロペンタジエンの転化率は100%であり、トリ
シクロデカンジアルデヒドの収率は88%、モノアルデ
ヒド体の収率は12%であることが分かった。
なかったこと以外は実施例4と同様の操作を行い、得ら
れた反応液を実施例1と同様にしてガスクロマトグラフ
ィーで分析したところ、ジシクロペンタジエンの転化率
は99%であり、トリシクロデカンジアルデヒドの収率
は42%、モノアルデヒド体の収率は58%であった。
の電磁攪拌式オートクレーブに、実施例1で得られた反
応液50ml〔トリシクロデカンジアルデヒド27g
(0.14モル)を含有する〕、イソプロパノール50
mlおよびラネーニッケル〔デグッサジャパン社製、B
−113W(商品名)、水分含有率:約50重量%〕
4.0gを仕込み、オートクレーブ内を水素で置換し
た。次いで、攪拌下にオートクレーブ内の温度を100
℃に上げ、オートクレーブ内の圧力が8気圧(ゲージ
圧)に維持されるように水素を連続的に供給しながら3
時間反応させ、さらに内温を120℃に上げ、内圧を8
気圧(ゲージ圧)に保って5時間反応させた。反応終了
後、室温まで冷却した後、反応混合物を取り出し、ラネ
ーニッケルを濾別した。得られた濾液をガスクロマトグ
ラフィーで分析した結果、未反応原料(トリシクロデカ
ンジアルデヒド)は検出されなかった。上記で得られた
濾液を減圧下に蒸留することにより、TCDDM(b.
p.:188℃/2mmHg)を21g得た。
のヒドロホルミル化反応を円滑に行うことができ、その
結果、トリシクロデカンジアルデヒドを工業的に有利に
製造することができる。
Claims (3)
- 【請求項1】 ロジウム化合物、単座配位性第3級有機
リン化合物およびジエノフィルの存在下に、ジシクロペ
ンタジエンを水素および一酸化炭素と反応させることを
特徴とする3(または4),8(または9)−ジホルミ
ルトリシクロ[5.2.1.02,6]デカンの製造方
法。 - 【請求項2】 ジエノフィルの少なくとも一部を予めジ
シクロペンタジエンと混合した上で、水素および一酸化
炭素と反応させる請求項1記載の3(または4),8
(または9)−ジホルミルトリシクロ[5.2.1.0
2,6]デカンの製造方法。 - 【請求項3】 反応圧力が150気圧以下、単座配位性
第3級有機リン化合物の濃度が反応液1リットルあたり
10ミリモル以下であり、ロジウム化合物の濃度が反応
液1リットルあたりロジウム原子換算で0.5ミリグラ
ム原子以下である請求項1または2記載の3(または
4),8(または9)−ジホルミルトリシクロ[5.
2.1.02,6]デカンの製造方法。
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