JPH0663176B2 - エレクトレツト製造方法及びその生成物 - Google Patents

エレクトレツト製造方法及びその生成物

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JPH0663176B2
JPH0663176B2 JP59233404A JP23340484A JPH0663176B2 JP H0663176 B2 JPH0663176 B2 JP H0663176B2 JP 59233404 A JP59233404 A JP 59233404A JP 23340484 A JP23340484 A JP 23340484A JP H0663176 B2 JPH0663176 B2 JP H0663176B2
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エイ セラド ジヨージ
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明はエレクトレツトの製造方法及びそれに依つて製
造された製品、及び特には連続フイルム又は連続フイラ
メント糸からのエレクトレツトの高速連続製造方法に関
する。
<従来の技術> ある種の誘電材料は恒久的に静電分極出来ることが知ら
れている。これらの物質は、(1)物質を加熱によつて励
起し、(2)高電圧電場をかけ、そして(3)電場の影響下で
物質を冷却することに依つて、分極される。電場を取去
つた時、適当な誘電材料が永久磁石の電気的類縁体とな
つていることが見出されるであろう。電場が誘起した分
極の消滅速度を分極のかなりの部分が分極化(電)場を
取去つて後も長い間にわたり保有されるほど大巾に低下
させることが出来る時誘電体がエレクトレツトになる。
熱可塑性フイルム又はフイラメントから繊維状エレクト
レツトを形成する初期の方法は、平行に狭い間隔で置か
れた電極間に生じさせた静電場に糸(ヤーン)又はフイ
ラメントを配置することを伴う。米国特許第2,740,184
号で開示されたこの方法は、糸又はフイラメント状物質
を加熱して軟化させ、そしてその物質を静電場の存在下
で冷却して電荷を繊維中に導入する。物質の充電に使用
される電圧は直流の4000V又はそれ以上である。このフ
イラメント状物質自身、ろうの芯例えばカルナウバろう
を有する中空のフイラメント状物質であり、得られた生
成物は“多少の恒久荷電”を有していると記載されてい
る。非ろうエレクトレツトに同程度の電荷永続度を、例
えばポリオレフインエレクトレツトとして、生成させる
ためには実質上より高い電圧、即ち8000V又はそれ以上
の範囲の直流電圧、を使用せねばならぬ。かゝる高電圧
を使用すると、エレクトレツト電場が絶縁破壊して米国
特許第2,740,184号の教示に従つて使用された単一繊維
又はフイラメント状物質の周囲の自由空間にアークが発
生するであろう。
高電圧、即ち8000Vの直流又はそれより高い電圧から生
成するアークは、印加した電圧を均等に分布させて起り
得る誘電体の絶縁破壊を鈍らせる目的で電極を貧弱な導
電性物質で被覆することに依つて妨げることが可能であ
る。例えば、米国特許第3,571,679号は、ポリアミドで
上塗りされたアルミ箔を用いて予め被覆されている中空
の巻取りローラーにモノフイラメント繊維例えばポリプ
ロピレン繊維を密に巻くことに依るエレクトレツトの形
成方法を開示している。繊維層の巻付けに続いて糸の層
の周囲に第二のポリアミドで上塗りしてあるアルミ箔を
巻付ける。繊維と箔とを巻いてあるローラーを次に両電
極の間に配置して、そこで200Vの電圧で約120℃の温度
で3時間分極させる。然しこの方法は連続的では無く、
ラツプされたロールに必要とされている約3時間という
荷電時間が極めておそい。
かゝる欠点が存在するため、エレクトレツトは今日、一
般に、融解ブロー成型法(melt−blowing process)時
に融解ブローされた繊維中に電荷を導入する、例えば米
国特許第4,215,682号に示されている噴霧紡糸法(spray
spinning technique)か、又は別の方法としては、
等極的に荷電されそして引続いて微小繊維形成されたフ
イルムからエレクトレツトが製造される(米国特許第3,
998,916号参照)方法かによつてエレクトレツトが製造
されている。然し連続フイラメント糸に固有のフイラメ
ント断面の忠実度を噴霧紡糸物質も微小繊維形成させた
物質も達成出来ないのは容易に判明する。その上に、あ
る種の用途では、連続フイラメント糸で容易に得られる
独特の断面が非常に改善された結果を例えば過の用途
については、与えているのである。
別の方法としては、予備成型されたマツト又はウエブに
恒久的な静電々荷を賦与するための方法が示されてお
り、その例は米国特許第4,308,223号及び第4,375,718号
中で開示されている。米国特許第4,308,223号では、予
備成型されたマツトを、マツトの繊維状物質のガラス転
移温度以上の温度に保持しながら強力な電場をかける。
二枚の金属ベース板、その一方は誘導体フイルムで覆わ
れており、他方は高い密度のコロナ放電点がそこから延
びている、の間に置いてマツトを処理する。同様に米国
特許第4,375,718号は予備成型されたウエブを処理し
て、恒久的誘電電荷をつくり出す。非電気伝導性の熱可
塑性繊維製ウエブは両側をより伝導性ウエブと接触させ
られて、室温で長時間の間コロナ放電を受けて組合わせ
ウエブを形成する。然し、ウエブの処理は本質的に緩慢
なプロセスであり、更に処理を受けるウエブはコロナ放
電をトラツプする充分な密度を有してなければならず、
従つて軽量の織つた又は不織の構造物をつくり出すのが
不可能となつている。
<発明が解決しようとする問題点> 従つて、連続フイルム又はフイラメントからのエレクト
レツト製造のための高速、高電圧の連続的方法を提供す
ることが本発明の目的である。
エレクトレツト製造のための高速、多重パス、高電圧の
連続的方法を提供することが本発明の第二の目的であ
る。
新規な断面及び増大した空気過性を有する連続フイラ
メントエレクトレツトを提供することが本発明の第三の
目的である。
連続フイラメントエレクトレツトを含有する軽量の織つ
た又は不織ウエブを提供することが本発明の第四の目的
である。
<問題点を解決するための手段と作用> 本発明によれば、連続フイルム又はフイラメント中に高
い生産速度で恒久的な高い電荷を注入することが可能で
あることが今や見出された。この方法は連続フイルム又
は40%を越えない光透過(率)で規定される高いたて糸
密度を有する緊密充填たて糸(tightly packed war
p)の形態の連続フイラメントを使用する。連続フイル
ム又は緊密充填たて糸の形態の連続フイラメントは、処
理を受ける物質の両側に配置された電極を有し、処理を
施す物質を6KVから20KVの電流及び好ましくは10KVから2
0KVの直流のコロナ放電にさらしつつ同時に加熱するコ
ロナ放電装置に1回又は2回以上送入される。好ましく
は、処理を施される物質は複数回のコロナ放電サイクル
を受ける。コロナ帯の温度は大気温度乃至150℃に変え
ることが出来る。コロナ帯中の延伸は処理を施される繊
維の状態によつて、ゼロ乃至3回(又はそれ以上)の範
囲とすることが出来る。然し、より安定な、長寿命エレ
クトレツトは一般に高電圧(10KVから20KV)及びほゞ重
合体のガラス転移温度の高い温度で製造される。コロナ
放電帯中での若干の延伸もトラツピングを増大させる。
これらの諸条件の組合わせがグラム当り10−9クーロン
より大きな安定荷電を生ずる。好ましくは、処理を施す
物質は連続フイラメント糸であり、そして最も好ましく
は高い表面積の横断面例えば三葉状(trilobal)又は棒
材状(bar)の横断面、及び最も好ましくは著しいくぼ
みを有している三葉状横断面、を有しているポリプロピ
レン連続フイラメント糸である。
本発明は又、本発明のエレクトレツトから製造されたフ
イルターに関する。これらのフイルターは、改良された
均一性、増大した機械的過作用、及び個々のエレクト
レツトを取巻く電場にわたるより大きな制御に起因する
改良された過作用を有する軽量フイルターである点で
先行技術のエレクトレツト・フイルターと異なつてい
る。
本発明の目的に対して、40%を越えない光透過率を生ず
るに充分であるたて糸密度を持つている緊密充填たて糸
は次の試験によつて決定される: コロナ放電装置にある時の様に配位された糸の末端をガ
ラス・スライドに巻付け、両縁をテープでとめて次に剃
刀の刃で切つて一方の側を取りのぞく。40×(倍)の対
物鏡、5×(倍)の接眼レンズの測光用顕微鏡を用い
て、たて糸を横切る光透過を読取る。20の読取り平均値
がたて糸密度に直接相関のある光透過%となる。
本発明の目的に対してはポリプロピレン糸又はフイルム
が好ましいが、他の重合体、例えばハロゲン化ポリエス
テル、ポリエチレン、ポリ−3−メチルブテン−1、ポ
リ−4−メチルペンテン−1、並びにプロピレン、3−
メチルブテン−1、4−メチルペンテン−1、又はエチ
レン相互の又は少量の他オレフインとの共重合体、例え
ばプロピレンとエチレンとの共重合体、主成分量の3−
メチルブテン−1と少量の直鎖n−アルケン例えばn−
オクテン−1、n−ヘキサデセン−1、n−オクタデセ
ン−1又はその他の比較的長鎖のアルケン、並びに3−
メチルペンテン−1と3−メチルブテン−1との関連で
上述した同一のn−アルケンのいずれかとの共重合体も
使用可能であることを理解されたい。繊維又はフイルム
の形態のこれらの重合体は一般に少くとも20%、好まし
くは少くとも30%、及び最も好しくは約50%から90%又
はそれ以上の%結晶化度を有すべきである。重合体化合
物は電気固有抵抗及び電荷のドレインを減少させる電気
伝導性加剤を含有すべきでは無い。例えば1014オームcm
又はそれ以上の体積抵抗率を持つポリプロピレンを使用
すべきである。
電荷密度は表面の幾何学的形状を依存しているので、繊
維の横断面、寸法及び形状は静電過性増大の重要因子
である。曲率半径が減少するとそれ(電荷密度)は増大
する。電場は電荷密度に比例するので、より小さな曲率
半径の近傍では、より高い値にこれもなる。従つて円形
繊維についての電場の強さは、直径を小さくすることに
依つて、対称的に増大出来る。然し、繊維が如何に細く
紡糸出来るかには一定の限度があるので、横断面の形状
を変えることに依つて場の強さを非対称的に増大させる
ことがより実用的である。例えば三葉状又は棒材状の横
断面は、その鋭い半径によつて頂点で極めて高い電荷密
度を有するであろう。これらの領域では強い電場が生じ
て、微粒子の静電過により有効であろう。その上、同
一の横断面の面積についても、三葉状又は棒材状の横断
面は円形の横断面の繊維よりも大きな表面積を有してい
るであろう。このことは機械的過性も改善されること
を意味している。
先述した様に、本発明のエレクトレツトは軽量過布及
びより特には平方ヤード当り16オンス以下の総重量を持
つ軽量ニードルパンチ・フイルター布帛(ニードルパン
チ過布)としての用途に特に適している。本発明の軽
量ニードルパンチ布帛は好ましくはエレクトレツトの三
葉状又は棒材状の横断面の連続フイラメント繊維をスク
リム布帛例えば平方ヤード当り0.5オンスの重量を持つ
ポリエステルスクリム布帛にニードルパンチすることに
よつて好ましくは製造される。本発明の目的に適した様
々のニードルパンチ装置がある。西ドイツのエーバーバ
ツハ(Eberbach)のデイロ・マシーネン・フアブリーク
(Dilo Maschienen Eabrik)製のニードルパンチ装置
が特に適していることが見出された。
添付図面の図1を説明する。本発明のエレクトレツトの
製造に適する装置の一態様の略図を示した。操作として
は、連続フイラメント糸のたて糸ビーム(warp beam)
1を、120乃至135℃の温度に保たれている1対の加熱ロ
ーラ2を通つて供給する。連続フイラメント糸の加熱さ
れたたて糸は次に延伸ローラ5へ最大伸びに引張られ、
次に熱シユーを通つてコロナ放電装置4に入る、糸はニ
ツプローラ6の間にしつかり締めつけられており、それ
によつて糸がコロナ放電装置4に入るのに先立つて実質
上の糸のすべての延伸が起る。帯電したフイラメント糸
のたて糸は次に巻取りローラーに巻取られる。
本発明の好ましい装置は添付図面の図3に略図的に示し
た。操作ではたて糸ビーム又は連続フイルム31をガイド
・バー32及び延伸装置33を通して、一対の加熱ローラ34
の周りを通す。加熱されたたて糸ビーム又はフイルム31
は次に延伸ロール35の周りを通り、部材36を通過して
コロナ放電装置37に入る。コロナ放電装置37で励起した
たて糸ビーム又はフイルム31は上方延伸ローラ38の周り
から下方延伸ローラ部材39によつて形成されたニツプに
入り、アイドラーロール部材40上に来る。アイドラーロ
ール部材40からたて糸ビーム又はフイルム31はアイドラ
ーロール部材40aの上を通り、そしてガイド・バー47を
過ぎて炉部材36中にもどり、次にコロナ放電装置に入
る。糸のたて糸又はフイルム31のコロナ放電装置37の通
過は複数回反復されて、その後、糸のたて糸ビーム又は
フイルムは下側延伸ローラ部材上から巻取りビーム46に
引寄せられる。
図1及び図3のコロナ放電装置のより詳細な図は添付図
の図2で見ることが可能である。グリツド21及び22は高
DC(直流)電圧電力供給装置に接続されている。グリツ
ド21及び22は大略25ミリメートルのエアギヤツプによつ
て隔てられている薄いタングクテン・ワイヤーから成
る。繊維たて糸又はフイルム中間製品を、グリツド21か
らグリツド22に6KV乃至20KVの総電位差を加えながら、
グリツド21と22の間を通すことに依つて、生成したコロ
ナ電場に依つて繊維たて糸中に電荷を注入する。グリツ
ド21及び22は両方とも共通の電荷、即ち両方ともマイナ
ス又は両方ともプラスの電荷を有していてもよいことを
理解されたい。兎も角、電荷は高度の永続度を有する、
例えば、これらの条件下で学一パスのコロナ帯電を行つ
たオレフイン性の繊維たて糸は400日後に、10−9クー
ロン/gより大きな電荷を保持していた。繊維たて糸又
はフイルムへ多重パスコロナ帯電を行つた時は、電荷寿
命が更に大きい。
以下の特定の実施例は例示の目的のために示したもので
あり、本発明の精神又は範囲を限定するようにみなすべ
きではない。
実施例 1 1.25から1の延伸比で処理した7.5デニール/フイラメ
ント(1500合計デニール/200フイラメント糸)のポリ
プロピレンの円形横断面の糸の60末端のたて糸を添付図
面の図1に示したのと実質上同様な装置で処理する。加
熱ロール2は132℃で14フイート/分で動かされてお
り、加熱ロールを通過した整経ビームは31フイート/分
で動かされて1.25から1の延伸比をつくり出している延
伸ロールの周りを通り、125℃に保たれている熱シユー
を横切つた。糸は次に頂部電極に6KVの直流の陰電荷が
印加され、底部電極に6KVの直流の陽電荷が印加されて
いた装置4を通す。ニツプロール6は29フイート/分で
動かされており、巻取りロール7も29フイート/分で動
かされている。
実施例1のエレクトレツトの電荷の減衰をモンロー(Mo
nroe)イソプローブ静電電圧計を用いた表面電圧(surf
ace voltage)の測定及び電荷と表面電圧との関係(Q
=CV、但しQは電荷であり、Cはキヤパシタンス、そし
てDは表面電圧である)を用いて有効表面電荷密度を算
出して検討した。有効表面電荷密度は10−9クーロン/
gより大であることが判明し、これは約250V以上の表面
電圧に等しい。
実施例 2 6.0デニール/フイラメントのポリプロピレンの三葉状
横断面糸の150末端のたて糸を処理して実施例1の方法
を繰返す。表面電圧は10−9クーロン/gより大である
ことが判明し、これは約250V以上の表面電圧に等しい。
実施例 3 延伸ロール5を29フイート/分で動かして、たて糸がコ
ロナ放電を受ける間延伸されない条件にして実施例1の
方法を繰返す。有効表面電荷密度が10−9クーロン/g
より大であることが判明し、これは約250V以上の表面電
圧に相当する。
実施例 4 円形横断面及び1.5デニール/フイラメントを有する、
テトラブロモビスフエノールAの40/60イソ−テレフタ
ール酸単量体との共重合体の、糸の緊密充填たて糸を用
いて実施例1の方法を繰返す。有効表面電荷密度は10
−9クーロン/gより大であることが判明し、これは約
250V以上の表面電圧に相当する。
実施例 5 853未延伸デニール72フイラメントポリプロピレン円形
横断面糸のたて糸を添付図面の図3に示した様に張る。
たて糸は炉とコロナ放電装置を10回通し、次の条件を用
いる: 熱ロール 125℃ 炉 140℃−145℃ コロナ装置 頂部電極(−)10KV DC 底部電極 10KV DC 第一延伸ロール 75フイート/分 第二延伸ロール 116フイート/分 延伸比 3.88 モンロー・イソプルーブ電圧計で3日後に測定した時の
表面電圧は(−)843Vであることが判明した。
TSCD(加熱シユミレート法による電荷減衰)で測定した
半減期温度は131℃であることが判明した。これはデー
プトラツプが充満されておりまた長寿命(約2−4年)
のエレクトレツトであることを示している。
実施例 6 300デニール70フイラメント三葉状ポリプロピレン糸の
たて糸を次の条件を用いて添付図面の図3に示した様に
張る: サイクル(反復パス回数。以下同じ) 10から40 熱ロール 100℃で15フイート/分 延伸ロール 室温で28フイート/分 炉 115℃ 第二延伸ロール 室温で42フイート/分 コロナ装置 頂部電極 (−)5000VDC 底部電極 (−)5000VDC モンロー・イソプローブ静電電圧計を用いて測つた当初
の平均表面電圧は次の通りである。
10サイクル (−)1046V 20サイクル (−)1475V 30サイクル (−)1514V 40サイクル (−)2244V 実施例 7 600デニール400フイラメント円形断面の臭素化芳香族ポ
リエステル糸のたて糸を次の条件を用いて、添付図面の
図3に図示した様に張る。
サイクル 17 ロール すべて30フイート/分 熱ロール 125℃ 炉 120℃ コロナ装置 頂部電極 (−) 900VDC 底部電極 (−)9000VDC 4日後の平均表面電圧は(−)1622Vであり恒久的なエ
レクトレツト電荷を示している。
実施例 8 1ミルの厚さを持つ1/4インチ幅のポリプロピレンフイ
ルム、このフイルムは米国特許第3,679,538号に示され
た方法に従つて調製されている、を添付図面の図2に図
示した様に張り、実質上次の条件を用いる: サイクル 10 熱ロール 115℃で10フイート/分 延伸ロール1 25フイート/分 延伸ロール2 29フイート/分 炉 140℃ コロナ装置 頂部電極 (−)6000VDC 底部電極 (+)6000VDC TSCD法のはじめで、表面電圧は(−)842VDCであること
が判明し、そして半減期温度は79℃である。
実施例 9 ポリエチレンフイルムを用いて実施例8の方法を繰返し
た。
TSCD法のはじめで、表面電圧は(−)1300VDCであるこ
とが判明し、そして半減期温度は92℃である。
本発明の多重パス・コロナ帯電方法の代表例である実施
例5乃至9から明かな様に、実施例1から5で代表され
る様な単一パス方法に依つて得られるよりも、より高い
表面電圧が得られる。実施例6はサイクルの回数を増加
させると、増大した電荷が得られることを示している。
浅い電荷は熱的にトラツプから外れ、深い(デイープ)
充電は多重コロナ帯電パスによつて増大すると考えられ
る。深い充電理論(deep charging theory)の詳細な
記載はJ.V.Turnhoutによる“ザ・ユース・オブ・ポリマ
ーズ・フオー・エレクトレツツ(The Use of Polyme
rs for Electrets)”、ジヤーナル・オブ・エレクト
ロスタテイツクス(Journal of Electrostatics)197
5年147−163頁に見られる。
先に述べた様に本発明のエレクトレツトはニードルパン
チ装置を用いて軽量フイルターに加工可能である。添付
図面の図4を説明する。ニードルパンチ加工した軽量エ
レクトレツト・フイルターの製造方法が略図的に示され
ている。図4では、スクリム41が原料ローラからニード
ルプレート部材42下に供給されている。エレクトレツト
連続フイラメントは横断中の吸引空気ジエツト部材43か
らメツシユのベル部材44上に供給される。横断中の空気
ジエツト部材43によつて置かれた連続フイラメントはメ
ツシユのベルト部材44からニードルプレート部材42のニ
ードル部材の下へと供給されて、これもニードルプレー
ト部材42のニードル部材の下に供給されるスクリム41中
にニードルパンチされる。フイラメントは次にスクリム
41中にパンチされて、ロール部材45に巻取られるフイル
ター芯地となる。
以下の特定の実施例は例示の目的で示した。
実施例 A 実施例5の円形横断面の負に帯電されたポリプロピレン
エレクトレツト糸を西ドイツ、エーバーバツハのデイロ
・マシーネン・フアブリークのニードルパンチ・マシー
ンによつて0.5オンス/平方ヤードのポリエステル赤ん
坊おむつスクリム布帛にタフト加工により群生させた。
ニードルパンチ加工した布帛の最終重量は3.8オンス/
平方ヤードである。
実施例 B 実施例5の円形の横断面の負に帯電させた糸を、頂部及
び底部電極に10KVDCの陽電荷を供給した以外は実施例5
の方法に従つて調製した糸と撚り合わせる。撚り合わせ
た糸を次に西ドイツ、エーバーバツハのデイロ・マシー
ネン・フアブリークのニードル・パンチマシーンによつ
て0.5オンス/平方ヤードのポリエステル赤ん坊おむつ
スクリム布地にタフト加工により群生させる。布地は有
効なエアロゾル・フイルターであることが判明した。
実施例 C 一つの面に負に帯電されたエレクトレツト糸をニードル
パンチ加工してある実施例Aの布地を裏返して、頂部及
び底部電極に10KVDCの陽電荷をかけて実施例5に従つて
製造した糸を布地の他の面にタフト加工によつて群生さ
せる。
タフト加工はこれも西ドイツ、エーバーバツハ、デイロ
・マシーネン・フアブリークのニードルパンチマシーン
によつて実施する。この布地は有効なエーロゾル・フイ
ルターであることが明かとなつた。
電気的エーロゾル分析計がエーロゾル要素濃度の測定に
使用されていた。ミネソタ州セントポールのサーモ・シ
ステムズ・インコーポレーシヨン(Shermo Systems I
nc。)製のモデル3030電気エーロゾル分析計のこの装置
は50/分の速度でエーロゾルを吸収する。円形の開口
を持つフイルター・ホルダー、装置の全流がそこを通る
時は5.7、10.3、及び20.2cm/秒の面速度に相当する、
が設けられており、ニードルパンチ加工した布地が充填
されていた。
約0.10μmの平均値を有する0.02から0.75μmの粒子サ
イズ範囲の粒子の要素濃度を、紙巻き煙草に点火してフ
アンで空気を撹拌させながらそれを完全に燃焼させた試
験エーロゾルを用いて測定した。紙巻き煙草の燃焼が止
んで後、10分間測定にかゝつた。
粒子除去効率試験の結果はグラフで添付図面の図5に示
す。ここでは実施例Aのニードルパンチ加工した布地
を、AY−2000(デラウエア州ウイルミントンのアイ・シ
ー・アイ・アメリカズ製造、販売の静電防止剤)の50%
水溶液より成る静電防止剤を19対1に稀釈して試料に散
布し空気乾燥させる処理に依つて電荷を消滅させてあ
る、電荷の無い同一のニードルパンチ加工した布地に対
して、評価している。添付図面の図5に見られる様に0.
10μmの粒子の除去効率を水柱cmで表示した圧力低下に
対してプロツトしてある。
圧力低下は水マノメーター(圧力計)を用いて測定した
時のフイルターの前後の圧力差である。結果は水柱のcm
で示してある。
エレクトレツト又は電荷を有する布地の除去効率は、す
べての面速度及び対応する圧力低下について、静電防止
剤を用いて電荷が除去された同一のニードルパンチ加工
した布地よりも際立つて高い。両試料の差は低い圧力低
下の場合に最も顕著である。すべての試料についてのフ
イターの品質は0.1から約0.75μmの範囲の浸透の良い
代表例である0.1μmの粒子の浸透を基準としていた。
【図面の簡単な説明】
図1は本発明のコロナ放電方法の単一パスの実施態様の
略図である。 図2は図1のコロナ放電装置の略図である。 図3は本発明のコロナ放電方法の二重パスの実施態様の
略図である。 図4は軽量エレクトレツト過布の製造用の装置の投影
図である。 図5は軽量過布についての、圧力低下と除去効率との
関係を図示するグラフである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 チヤールズ エドワード ジヤミソン アメリカ合衆国ノースカロライナ州 チヤ ーロツト ホローツリー コート 1205 (72)発明者 ウイリアム オー マクホーター アメリカ合衆国ノースカロライナ州 モン ロウ ワインブロツク ウエイ 4003 (72)発明者 ジヨージ エイ セラド アメリカ合衆国ノースカロライナ州 チヤ ーロツト カツシン ドライブ 3008 (56)参考文献 特開 昭50−132223(JP,A) 特開 昭55−158314(JP,A) 特開 昭57−101073(JP,A) 特公 昭49−4433(JP,B1)

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非対称電場強度を作るような先端をもつ繊
    維横断面を有し、抵抗率を減少させる添加物を含まず、
    そして光透過率に依って測定した時に40%を越さないた
    て糸密度を有している緊密に充填した合成重合体糸を走
    行させ、そして加熱及び張力をかけた状態で該糸を上部
    グリッド部材及び下部グリッド部材に印加した直流電圧
    により発生させた6キロボルト乃至20キロボルトのコロ
    ナ放電下に置くことを特徴とする、一定横断面の繊維エ
    レクトレットの製造方法。
  2. 【請求項2】該合成重合体の糸がポリオレフイン糸又は
    ハロゲン化ポリエステル糸である特許請求の範囲第1項
    記載の方法。
  3. 【請求項3】該ポリオレフイン糸がポリプロピレン糸で
    ある特許請求の範囲第2項記載の方法。
  4. 【請求項4】該合成重合体の糸が三葉状又は棒材状の横
    断面の糸である特許請求の範囲第1項記載の方法。
  5. 【請求項5】該コロナ放電を、一方のグリッド部材に陽
    電荷を、他方のグリッド部材に陰電荷を印加することに
    依って発生させる特許請求の範囲第1項記載の方法。
  6. 【請求項6】該コロナ放電を、両グリッド部材に共通の
    極性の電荷を印加することによって発生させる特許請求
    の範囲第1項記載の方法。
  7. 【請求項7】エレクトレットの製造方法に於て、重合体
    フイルム又は光透過率に依って測定した時に40%を越さ
    ないたて糸密度を有している緊密に充填した合成重合体
    の糸を加熱および延伸の状態に置きながらコロナ放電の
    場に複数回通し、このコロナ充電の場によりフイルム又
    は糸を上部グリット部材と下部グリッド部材間で発生さ
    せたコロナ放電処理にかけることを特徴とする方法。
  8. 【請求項8】該重合体フイルム又は糸がポリオレフイン
    のフイルム又は糸である特許請求の範囲第7項記載の方
    法。
  9. 【請求項9】該重合体フイルム又は糸がポリプロピレン
    糸又はフイルムである特許請求の範囲第7項記載の方
    法。
  10. 【請求項10】該複数回のコロナ放電処理に於てそれぞ
    れ6キロボルト乃至20キロボルトの範囲の直流コロナ放
    電を使用する特許請求の範囲第7項記載の方法。
  11. 【請求項11】該コロナ放電を、両グリッド部材に共通
    の極性の電荷を印加することに依って、発生させる特許
    請求の範囲第7項記載の方法。
  12. 【請求項12】該コロナ放電を、一方のグリッド部材に
    陰電荷を、他方のグリッド部材に陽電荷を印加すること
    に依って、発生させる特許請求の範囲第7項記載の方
    法。
  13. 【請求項13】該連続フイラメントがポリオレフインの
    連続フイラメントである特許請求の範囲第12項記載の方
    法。
  14. 【請求項14】該連続フイラメントがポリオレフインの
    連続フイラメントである特許請求の範囲第7項記載の方
    法。
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