JPH066337B2 - 二軸配向ポリエ−テルエステルフイルム - Google Patents

二軸配向ポリエ−テルエステルフイルム

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JPH066337B2
JPH066337B2 JP58022704A JP2270483A JPH066337B2 JP H066337 B2 JPH066337 B2 JP H066337B2 JP 58022704 A JP58022704 A JP 58022704A JP 2270483 A JP2270483 A JP 2270483A JP H066337 B2 JPH066337 B2 JP H066337B2
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  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は,ポリエーテルエステルフィルム,さらに詳し
くは,磁気テープ用ベースフィルムとして好適な二軸配
向ポリエーテルエステルフィルムに関するものである。
〔従来技術〕 二軸配向ポリエーテルエステルフィルムとしては,ポリ
エチレン1,2−ジフエノキシエタン4,4′−ジカルボキシ
レート)(別名:ポリエチレン−α,β−ビス(フエノ
キシ)エタン4,4′−ジカルボキシレート)を二軸延伸
したフィルム(たとえば特公昭46-11600号公報,特開昭
50-97668号公報など)が知られている。
しかし,かかる従来のフィルムは,たとえば磁気テープ
に用いる場合,薄膜化することによってカセットの小型
化や記録の長時間化を計ろうとしても,ヤング率が低い
ため,それが達成できず,また,走行性も十分であると
はいえないなどの欠点があった。
〔発明の目的〕
本発明は,上記問題点を解消せしめ,機器の小型化や記
録の長時間化ができ,かつ,磁気テープのベースフィル
ムに用いた場合の走行性にすぐれた二軸配向ポリエーテ
ルエステルフィルムを提供するものである。
〔構成〕
本発明は上記目的を達成するため,次の構成,すなわ
ち,ポリエチレン−α,β−ビス(2−クロルフェノキ
シ)エタン4,4′−ジカルボキシレートを85モル%以
上含むポリエーテルエステルフィルムからなり,フィル
ムの長手方向,幅方向の屈折率の和が3.305〜3.42
0,差(長手方向−幅方向)が−0.20〜0.20の範囲
であり,かつ,長手方向と幅方向のヤング率の和が15
00kg/mm2以上である二軸配向ポリエーテルエステル
フィルムを特徴とするものである。
本発明のポリエーテルエステルはポリエチレン−α,β
−ビス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカル
ボキシレート単位が85モル%以上含まれていることが
必要である。該単位が85モル%未満では、磁気テープ
とした場合の走行性が不良となるだけでなく,伸延性が
不良となり安定した製造ができなくなるので好ましくな
い。なお,本発明のポリエーテルエステルの構成単位の
うち,15モル%未満であれば他の共重合成分が含まれ
ていてもよい。この場合の共重合成分としては,テレフ
タル酸,イソフタル酸,ナフタレンジカルボン酸,4,
4′−ビフェニルジカルボン酸,α,β−ビス(フェノ
キシ)エタン4,4′−ジカルボン酸などのジカルボン酸
類,あるいは,ポロピレングリコール,1,4−シクロヘ
キサンジメタノールなどのジオキシ化合物などが用いら
れる。
また,本発明のポリエーテルエステルに本発明の目的を
阻害しない範囲内で,他種ポリマがブレンドされていて
もよいし,また酸化防止剤,熱安定剤,滑剤,核生成
剤,表面突起形成剤,紫外線吸収剤などの無機および/
または有機添加剤が通常添加される程度添加されていて
もよい。
本発明のポリエーテルエステルフィルムは,温度290
℃,ずり速度200/秒における溶融粘度が,800〜
15,000ポイズ,好ましくは1,000〜8,000ポイ
ズであるのが望ましい。この範囲にあると,フィルムの
耐衝撃性,磁気テープとしたときの走行性がより一層良
好となる。
本発明フィルムは上記ポリエーテルエステルを二軸配向
せしめたフィルムであって,フィルムの長手方向,幅方
向の屈折率の和が3.305〜3.420,好ましくは3.3
15〜3.3410の範囲であることが必要である。屈折
率の和が上記の範囲より小さい場合には,磁気テープと
したときの走行性が不良となるので好ましくない。逆に
長手方向,幅方向の屈折率の和が上記の範囲より大きい
フィルムは安定して製造することがむずかしいだけでな
く,磁気テープとしての走行性が不良となり,またフィ
ルムの耐衝撃性が不良となるので磁気テープのベースフ
ィルムとして好ましくない。
本発明フィルムは,フィルムの長手方向と幅方向の屈折
率の差(長手方向−幅方向)が−0.2〜0.2,好ましく
は−0.1〜0.1の範囲であることが必要である。長手方
向と幅方向の屈折率の差が上記の範囲より小さくても,
また大きくても,フィルムの耐衝撃性が不良となるので
磁気テープのベースフィルムとして好ましくない。
本発明フィルムは,フィルムの長手方向と幅方向のヤン
グ率の和が1500kg/mm2以上,好ましくは1700k
g/mm2以上であることが必要である。
ヤング率が上記の範囲より小さい場合には磁気テープと
したときの走行性が不良となるだけでなく,記録の歪が
発生しやすくなり,磁気変換特性が悪化するので好まし
くない。
また,本発明フィルムは,密度が,1.45〜1.49,好
ましくは1.46〜1.48の範囲にあるのが望ましい。こ
の範囲にあると,フィルムの寸法安定性,耐衝撃性,磁
気テープとしての走行性がより一層良好となる。
次に,本発明フィルムの製造方法を説明する。
まず,本発明に用いるポリエーテルエステルの重合方法
としては,たとえばα,β−ビス(2−クロルフエノキ
シ)エタン4,4′−ジカルボン酸を主体とするジカルボ
ン酸のジメチルエステルとエチレングリコールとをエス
テル交換反応せしめた後に重縮合せしめるエステル交換
法と、α,β−ビス(2−クロルフエノキシ)エタン4,
4′−ジカルボン酸を主体とするジカルボン酸とエチレ
ングリコールとをエステル化反応せしめた後に重縮合せ
しめる直接重合法などがある。最も好ましい方法は、カ
ルシウム化合物他のエステル交換反応触媒と三酸化アン
チモンとでα,β−ビス(2−クロルフエノキシ)エタ
ン4,4′−ジカルボン酸を主体とするジカルボン酸のジ
メチルエステルとエチレングリコールとをエステル交換
反応せしめた後に、耐熱剤としてリン化合物を加え,そ
の後重縮合せしめるエステル交換法であり,この方法に
よってジエチレングリコールが少なく耐熱性が良好なエ
チレンα,β−ビス(2−クロルフエノキシ)エタン4,
4′−ジカルボキシレート単位を主構成単位とするポリ
エーテルエステルを得ることができる。
上記のポリエーテルエステルのペレットを十分減圧巻装
させたのち,公知の溶融押出機に供給し,275〜32
0℃,好ましくは280〜310℃でスリット状のダイ
から溶融押出し,表面温度10〜80℃にコントロール
されたキャスティング・ドラムに巻きつけて冷却固化
し,未延伸フィルムを作る。この場合,急速に,かつ,
均一に冷却するために,静電印加キャスト法が有効であ
る。この未延伸フィルムの密度は1.42〜1.46,好ま
しくは1.42〜1.45の範囲にすることによって,延伸
性が特に良好となり,得られたフィルムの耐衝撃性も特
に良好となるので,望ましい。
次に,この未延伸フィルムを二軸延伸する。この二軸延
伸は,公知の同時二軸延伸法,逐次二軸延伸法のいずれ
でもよいが、長手方向の延伸倍率αと幅方向の延伸倍率
βが,下式(1),好ましくは下式(2)を満足することが必
要である。
10.0≦α2+β2≦40.0 (1) 12.5≦α2+β2≦30.0 (2) 延伸倍率がこの範囲より小さい場合には,最終的に得ら
れたフィルムを磁気テープとしたときの走行性が不良と
なるので好ましくない。逆に延伸倍率がこの範囲より大
きい場合には,続いて行なう2回目の延伸の延伸性が不
良となり,また,最終的に得られたフィルムの耐衝撃
性,磁気テープとしての走行性が不良となるので好まし
くない。
また,延伸温度,延伸速度は延伸方式によって必ずしも
一定ではないが,同時二軸延伸の場合は,80〜130
℃,好ましくは90〜125℃の範囲の温度に予熱しつ
つ,延伸温度100〜140℃,好ましくは110〜1
30℃,延伸速度103〜105%/分の範囲で延伸する
のが望ましくし,逐次二軸延伸の場合は,60〜125
℃,好ましくは70〜120℃の範囲の温度に予熱しつ
つ,ロールを用いて長手方向に延伸温度80〜140
℃,好ましくは90〜130℃,延伸速度103〜106
%/分の範囲で延伸して一軸延伸フィルムとし,これを
ステンタを用いて90〜130℃,好ましくは100〜
120℃の範囲の温度に予熱しつつ,幅方向に延伸温度
100〜140℃,好ましくは110〜130℃,延伸
速度103〜105%/分の範囲で延伸するのが望まし
い。以上の逐次二軸延伸は長手方向,幅方向の順に延伸
する場合について述べたが,この順序を逆にして延伸し
てもよい。
この二軸延伸フィルムは,長手方向と幅方向の屈折率の
和が3.295〜3.410,好ましくは3.300〜3.33
0の範囲であることが必要である。屈折率の和が上記の
範囲より小さい場合は,最終的に得られたフィルムを磁
気テープとしたときの走行性が不良となり,逆に屈折率
の和が上記の範囲より大きい場合は,続く2回目の延伸
の延伸性が不良となるだけでなく,得られたフィルムの
耐衝撃性が不良となるので好ましくない。
また,この二軸延伸フィルムの密度が1.42〜1.47,
好ましくは1.43〜1.46の範囲にある場合が,続く2
回目の延伸の延伸性,最終的に得られたフィルムの耐衝
撃性,およびそのフィルムを磁気テープとしたときの走
行性が特に良好となるので,望ましい。
次に,かくして得られた二軸延伸フィルムをロールある
いはステンタでさらに延伸する(これを2回目の延伸と
いう)。延伸は長手方向にのみ,幅方向にのみ,あるい
は長手方向,幅方向両方に逐次あるいは同時延伸する方
法のいずれでもよいが,長手方向の延伸倍率γと幅方向
の延伸倍率δが下式(3),好ましくは下式(4)を満足する
必要がある。
2.2≦γ2+δ2≦15.0 (3) 2.5≦γ2+δ2≦ 8.5 (4) ここで,たとえば長手方向にのみ延伸する場合はδ=1
となる。
延伸倍率が上記の範囲より小さい場合には,得られたフ
ィルムを磁気テープとしたときの走行性が不良となるの
で好ましくない。逆に延伸倍率を上記の範囲より大きく
すると延伸性が不良となるだけでなく,得られたフィル
ムの耐衝撃性が不良となるので磁気テープのベースフィ
ルムとして好ましくない。
2回目の延伸の延伸温度,延伸速度は延伸方式によって
必ずしも一定ではないが,80〜150℃,好ましくは
90〜140℃の範囲の温度に予熱しつつ,延伸温度1
00〜190℃,好ましくは110〜180℃,延伸速
度103〜106%/分の範囲で行なうのが望ましい。
また,必要に応じてこのフィルムを熱処理してもよい。
この場合の熱処理はオーブン中,ロール上などの公知の
方法で行なうことができるが,温度は200〜260
℃,好ましくは210〜250℃の範囲で,時間0.1〜
120秒,好ましくは1〜60秒の範囲で行なうのが一
般的であり、熱処理後のフィルムの密度が1.45〜1.4
9,好ましくは1.46〜1.48の範囲としたときが,得
られたフィルムの耐衝撃性,寸法安定性が特に良好とな
るので望ましい。また,このような熱処理時に長手方向
および/または幅方向に弛緩させつつ熱処理してもよ
い。
また,本発明フィルムに公知のコロナ放電処理(空気
中,窒素中,炭酸ガス中など)を施して用いてもよい
し,また接着性,耐湿性,ヒートシール性,滑性,表面
平滑性などを付与する目的で,他種ポリマを積層した形
や他の有機および/または無機組成物で被覆した形で用
いてもよい。
本発明の特性値は次の測定法,評価基準によるものであ
る。
(1)ヤング率 JIS−Z−1702またはASTM−D−882に規
定された方法に従って,インストロンタイプの引張試験
機を用いて,25℃,65%RHにて測定した。
(2)磁気テープとしての走行性 厚さ5μmの試料フィルムに,磁性層としてCO-NI合金
を厚さ1000Åとなるように電子ビーム蒸着法にて形
成せしめ,磁気テープとした。このテープを市販家庭用
ビデオテープレコーダ(ヘリカルスキャン)で走行開始
・停止を繰り返しながら走行状態を調べ,エッヂ折れ
(ワカメ状など)やテープ裂けなどをおこさずスムーズ
に走行した場合は走行良好,エッヂ折れやテープ裂けを
生じた場合は走行性不良と判定した。
(3)耐衝撃性 ASTM−D−256に規定された方法に従って、東洋
製機製作所のジャルピーインパクトテスタを用いて、フ
ィルムのシャルピー衝撃強度(単位:kg・cm/mm2)を
測定した。なお,値はフィルムの長手方向を2支点間に
水平にセットした場合とフィルムの幅方向を水平にセッ
トした場合の相加平均値を用いた。シャルピー衝撃強度
が20以上の場合は耐衝撃性良好,20未満の場合は耐
衝撃性不良と判定した。
(4)寸法安定性(熱収縮率) 試料フィルムを幅10mm,長さ250mmに切り出し,約
200mmの間隔で2本の標線を入れ,その間隔を正確に
測定する(これをAmmとする)。この試料の先端に3.0
gの荷重をかけた状態で150℃の熱風オーブン中に3
0分間放置したのちの標線間隔を測定し(これをBmmと
する),100×(A−B)/Aをもって熱収縮率とし
た。フィルムの長手方向と幅方向の熱収縮率の値を相加
平均した値が5.0%未満の場合は寸法安定性良好,5.0
%以上の場合は寸法安定性不良と判定した。
(5)製造の安定性(延伸性) 未延伸フィルムを二軸延伸したのちさらに延伸するとい
う一連の操作(巻取速度:13.5m/分)を,10時間
連続して行ない,その間に生じたフィルムの破れが0〜
1回の範囲である場合は延伸良好,破れが2回以上生じ
た場合は延伸性不良と判定した。
(6)フィルムの屈折率 ナトリウムD線(波長589nm)を光源としてアツベ
屈折率計を用いて測定した。なお,マウント液にはイオ
ウ−ヨウ化メチレン溶液を用い,25℃,65%RHに
て測定した。
(7)フィルムの密度(g/cm3) 四塩化炭素とn−ヘプタンからなる密度勾配管を用い
て,25℃にて測定した。
(8)溶融粘度 高化式フローテスターを用いて,温度290℃,ずり速
度200/秒における粘度を測定した。
〔作用〕
本発明は,特定のポリエーテルエステルを素材として,
特定範囲の屈折率,ヤング率を有する二軸配向ポリエー
テルエステルフィルムとしたので,伸長鎖結晶(分子が
伸びた形でそろった結晶)が多く生成した結果,次のよ
うなすぐれた効果を得ることができたものである。
〔発明の効果〕
本発明のフィルムは, (1)薄膜化による機器の小型化や記録の長時間化がで
き,しかも,薄くても,磁気テープとしたときの走行性
がすぐれている。
(2)薄くても,磁気テープとしたときの電磁変換特性が
すぐれている。
〔用途〕
本発明のフィルムは,従来,二軸配向ポリエチレンテレ
フタレートフィルムが用いられていた全ての用途に適用
できるが,特に適した用途は,ビデオ,オーディオ用な
どの磁気テープ用ベースフィルムである。本発明フィル
ムの厚さは特に限定されるものではないが,磁気テープ
用としては,4〜12μm,好ましくは4〜8μmのフ
ィルムが磁気テープの小型化,長時間化に好適である。
実施例1 溶融粘度が2,000ポイズのポリエチレン−α,β−ビ
ス(2−クロルフェノキシ)エタン4,4′−ジカルボキ
シレートのペレットを180℃で3時間減圧乾燥したの
ち,押出機(スクリュー直径:35mm)に供給し,30
0℃でシート状に溶融押出し,静電印加キャスト法にて
表面温度20℃のキャスティング・ドラムに巻きつけて
冷却固化し,厚さ約110μm,密度が1.43の,実質
的に無配向の未延伸フィルムを作った。この未延伸フィ
ルムを110℃に予熱しつつ,延伸温度120℃で長手
方向に3.0倍延伸した。この延伸は2組のロールの周速
差によって行なわれ,延伸速度は50,000%/分であ
った。かくして得られた一軸延伸フィルムをステンタを
用いて110℃に予熱しつつ,延伸温度120℃で幅方
向に3.3倍延伸した。さらに,この二軸延伸フィルムを
140℃に予熱しつつ、延伸温度150℃で長手方向,
幅方向同時に1.5倍ずつ延伸し,さらにオーブン中で定
長下に230℃で15秒間熱処理して,厚さ5μmのフ
ィルムを得た。このフィルムの長手方向,幅方向の屈折
率の和は3.33,差(長手方向−幅方向)は−0.005
で,かつ,長手方向と幅方向のヤング率の和は2,000
kg/mm2であった。このヤング率の値は2回目の延伸を
行なう前のフィルムの約2倍であり,2回目の延伸によ
る効果がきわめて大きいことがわかる。このフィルムは
5μmという薄さにもかかわらず,磁気テープとしての
走行性はきわめてすぐれており,また寸法安定性,耐衝
撃性ともに良好であった。
実施例2 比較例1〜6 実施例1と同様にして作った厚さ約9μmの二軸延伸フ
ィルム(長手方向と幅方向のヤング率の和:1.100kg
/mm2)を,130℃に予熱しつつ,延伸温度140℃
で長手方向にのみ1.7倍延伸した。この延伸は2組のロ
ールの周速差によって行なわれ,延伸速度は50,000
%/分であった。さらにこのフィルムをオーブン中で定
長下に230℃で5秒間熱処理して厚さ5μmのフィル
ムを得た。このフィルムの長手方向,幅方向の屈折率の
和は3.32,差は0.04で,かつ,長手方向と幅方向の
ヤング率の和は2,400kg/mm2であった。
このヤング率の値の2回目の延伸する前記のフィルム
(単なる二軸延伸フィルム)のヤング率に対する比は2.
2(第1表参照)であり,2回目の延伸による効果がき
わめて大きいことがわかる。このフィルムは第1表に示
したとおり,5μmという薄さにもかかわらず,磁気テ
ープとしての走行性はきわめて良好であった。また,こ
のフィルムは寸法安定性,耐衝撃性ともに良好であり,
フィルムを製造する操作を10時間連続して行なったと
きのフィルム破れは1回のみであり,延伸性は良好であ
った。
しかし,本発明外では第1表に示したとおり,たとえ2
回目の延伸を行なったとしても,薄くても磁気テープと
しての走行性にすぐれたものは得ることはできなかっ
た。また同表から,本発明フィルムは、2回目の延伸に
よるヤング率の向上が本発明外に比べて特異的に大きい
ことがわかる。すなわち,特定のポリエーテルエステル
を特定の条件下で二軸延伸し,さらに再延伸して得られ
た特定範囲の屈折率,ヤング率を有するフィルムのみ
が,薄くても磁気テープとしてきわめてすぐれた走行性
を示すことがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ポリエチレン−α,β−ビス(2−クロル
    フエノキシ)エタン4,4′−ジカルボキシレートを85
    モル%以上含むポリエーテルエステルフィルムからな
    り,フィルムの長手方向,幅方向の屈折率の和が3.30
    5〜3.420,差(長手方向−幅方向)が−0.20〜0.
    20の範囲であり,かつ,長手方向と幅方向のヤング率
    の和が1500kg/mm2以上であることを特徴とする二
    軸配向ポリエーテルエステルフィルム。
JP58022704A 1983-02-16 1983-02-16 二軸配向ポリエ−テルエステルフイルム Expired - Lifetime JPH066337B2 (ja)

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FR2682915B1 (fr) * 1991-10-24 1997-09-19 Rhone Poulenc Films Films en polyester semi-cristallins orientes, leur procede d'obtention et leur emploi comme support de revetement magnetique

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