JPH0664462B2 - 電子ハ−モニカ - Google Patents

電子ハ−モニカ

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JPH0664462B2
JPH0664462B2 JP62194024A JP19402487A JPH0664462B2 JP H0664462 B2 JPH0664462 B2 JP H0664462B2 JP 62194024 A JP62194024 A JP 62194024A JP 19402487 A JP19402487 A JP 19402487A JP H0664462 B2 JPH0664462 B2 JP H0664462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、電子ハーモニカに関し、特に各演奏孔毎に
呼気又は吸気を検知する技術の改良に関するものであ
る。
[発明の概要] この発明は、吹くべき演奏孔及び吸うべき演奏孔に共通
に息圧スイッチ板を設け、この息圧スイッチ板の各息圧
スイッチ毎にそれに対応する演奏孔の呼気又は吸気を検
知して該演奏孔に対応する楽音信号を発生させることに
より構成簡単な電子ハーモニカを実現したものである。
[従来の技術] 従来、電子ハーモニカとしては、演奏孔配列の一方側及
び他方側にそれぞれ第1及び第2の息圧スイッチ群を設
け、第1の息圧スイッチ群中の各息圧スイッチ毎にそれ
に対応する吹くべき演奏孔の呼気を検知して該演奏孔に
対応した楽音信号を発生させると共に第2の息圧スイッ
チ群中の各息圧スイッチ毎にそれに対応する吸うべき演
奏孔の吸気を検知して該演奏孔に対応した楽音信号を発
生させるようにしたものが知られている(例えば、特開
昭60-138598号公報参照)。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した従来技術によると、第1及び第2の息圧スイッ
チ群をそれぞれシート状に形成できると共に各息圧スイ
ッチ群毎にそれに属する息圧スイッチを同様の構成とす
ることができ、設計・製作上好都合である。
しかしながら、息圧スイッチ群は、呼気検知用のものと
吸気検知用のものとの二群必要とし、しかも呼気検知用
の息圧スイッチと吸気検知用の息圧スイッチとでは構成
が異なるものを用いるので、ハーモニカ構成としては、
構成の簡素化が必ずしも十分でなく、一層の改善が望ま
れる。
[問題点を解決するための手段] この発明の目的は、電子ハーモニカにおいて各演奏孔毎
に呼気・吸気を検知する検知部の構成を十分に簡素化す
ることにある。
この発明による電子ハーモニカは、第1及び第2の息圧
スイッチを有する息圧スイッチ板を吹くべき第1の演奏
孔と吸うべき第2の演奏孔とに共通に設け、第1の息圧
スイッチにより第1の演奏孔の呼気を検知して該第1の
演奏孔に対応した楽音信号を発生させると共に第2の息
圧スイッチにより第2の演奏孔の吸気を検知して該第2
の演奏孔に対応した楽音信号を発生させるようにしたこ
とを特徴とするものである。
[作 用] この発明の構成によれば、1枚の息圧スイッチ板を用い
て呼気及び吸気を検知するようにしたので、構成が非常
に簡単となる。
息圧スイッチ板の一構成例としては、第1及び第2の孔
を有するスペーサと、このスペーサの一面側に第1及び
第2の孔をおおって固着されたフレキシブルフィルム
と、第1及び第2の孔にそれぞれ対応して配置された第
1及び第2の接点群とを設け、第1及び第2の孔に対応
して第1及び第2の息圧スイッチを形成するようにして
もよい。
この場合、第1及び第2の息圧スイッチはそれぞれフレ
キシブルフィルムにおいて第1及び第2の孔に対応する
部分を息圧に応じてたわませることにより第1及び第2
の接点群をスイッチさせる構成とし、第1の息圧スイッ
チに対しては第1の演奏孔を吹いたときの呼気圧を息圧
スイッチ板の一面側から与え、第2の息圧スイッチに対
しては第2の演奏孔を吸ったときの吸気圧を息圧スイッ
チ板の他面側から与えるようにする。
このようにすると、第1の息圧スイッチではフレキシブ
ルフィルムの一部が呼気圧に応じて例えばスイッチオン
方向にたわむと共に第2の息圧スイッチでもフレキシブ
ルフィルムの一部が吸気圧に応じてスイッチオン方向に
たわむようになり、第1及び第2の息圧スイッチを実質
的に同一の構成とすることができる。
息圧スイッチ板の他の構成例としては、第1及び第2の
孔を有するスペーサと、このスペーサの一面側に第1及
び第2の孔をおおって固着され、該第2の孔に連通した
通気孔を有する第1のフレキシブルフィルムと、第1及
び第2の孔内にそれぞれ配置された第1及び第2の接点
群と、スペーサの他面側に第1及び第2の孔をおおって
固着され、該第1の孔に連通した通気孔を有する第2の
フレキシブルフィルムとを設け、第1及び第2の孔にそ
れぞれ対応して第1及び第2の息圧スイッチを形成する
ようにしてもよい。
この場合、第1の息圧スイッチは第1のフレキシブルフ
ィルムにおいて第1の孔に対応する部分を息圧に応じて
たわませることにより第1の接点群をスイッチさせる構
成とし、第2の息圧スイッチは第2のフレキシブルフィ
ルムにおいて第2の孔に対応する部分をたわませること
により第2の接点群をスイッチさせる構成とする。そし
て、第1の息圧スイッチに対しては第1の演奏孔を吹い
たときの呼気圧を息圧スイッチ板の一面側から与え、第
2の息圧スイッチに対しては第2の演奏孔を吸ったとき
の吸気圧を息圧スイッチ板の該一面側から与えるように
する。
このようにすると、第1の息圧スイッチでは第1のフレ
キシブルフィルムの一部が呼気圧に応じて例えばスイッ
チオン方向にたわむと共に第2の息圧スイッチでも第2
のフレキシブルフィルムの一部が吸気圧に応じてスイッ
チオン方向にたわむようになり、第1及び第2の息圧ス
イッチを通気孔の位置を異ならせる点を除き実質的に同
一構成とすることができる。
[実施例] 第1実施例 第1図は、この発明の第1の実施例による電子ハーモニ
カを示すものである。
演奏孔形成部材30は、C、D…C′の8音名にそれぞれ
対応した演奏孔30a〜30hを有するもので、各演奏孔は、
例えば音名Cに対応する演奏孔30aは吹く、音名Dに対
応する演奏孔30bは吸うというように音名毎に吹くか吸
うかが予め定められている。
演奏孔形成部材30の後部には、第2図に示すような通息
孔形成部材32が取付けられる。通息孔形成部材32は、吹
くべき演奏孔30a、30c、30e、30hにそれぞれ対応した吸
気孔32a、32c、32e、32hを有すると共に、吸うべき演奏
孔30b、30d、30f、30gにそれぞれ対応した吸気孔32b、3
2d、32f、32gを有するものである。
通息孔形成部材32の後面には、吸気路形成部材34、息圧
スイッチ板36及び呼気路形成部材38を重ねたものが取付
けられる。吸気路形成部材34は、息圧スイッチ板36と組
み合わされることにより、吸気孔32b、32d、32f、32gに
それぞれ連通した吸気路を形成するものであり、第7図
には吸気孔32bに連通した吸気路34Aが例示されている。
また、呼気路形成部材38は、息圧スイッチ板36と組み合
わされることにより、吸気孔32a、32c、32e、32hにそれ
ぞれ連通した呼気路を形成するものであり、第6図には
呼気路32aに連通した呼気路38Aが例示されている。
吸気路形成部材34は、上記した吸気路以外に、吹くべき
演奏孔30a、30c、30e、30hにそれぞれ対応した空気室を
も形成するものであるが、これらの空気室は第2図の通
息孔形成部材32において呼気孔32a、32c、32e、32hのそ
れぞれ下方の部分でふさがれることにより対応する演奏
孔30a、30c、30e、30hとは連通しないようになってい
る。第6図には呼気孔32aの下方の部分でふさがれた空
気室34Bが例示されている。また、呼気路形成部材38
は、上記した呼気路以外に、吸うべき演奏孔30b、30d、
30f、30gにそれぞれ対応した空気室をも形成するもので
あるが、これらの空気室は第2図の通息孔形成部材32に
おいて吸気孔32b、32d、32f、32gのそれぞれ上方の部分
でふさがれることにより対応する演奏孔30b、30d、30
f、30gとは連通しないようになっている。第7図には吸
気孔32bの上方の部分でふさがれた空気室38Bが例示され
ている。
息圧スイッチ板36は、第3図に示すように、基板36A、
スペーサ36B及びフレキシブルフィルム36Cを積層したも
のである。
基板36Aは、少なくとも上面が絶縁性を有するもので、
該上面には、演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応して8つの
接点Paが並設されると共に、それぞれの接点Paにつなが
る8つの導電層Laが基板端面まで延長するように形成さ
れている。また、基板36Aには、各接点Pa毎にその近傍
に通気孔Naが設けられている。
スペーサ36Bは、絶縁性を有するもので、基板36Aに重ね
合わされたときに基板36Aにおける8組の接点・通気孔P
a・Naをそれぞれ露呈させるような8つの孔Qが設けら
れている。これらの孔Qの大きさはほぼ同じである。
フレキシブルフィルム36Cは、例えばポリエステルフィ
ルムからなるもので、その下面には、8つの接点Pcが前
述の接点Paにそれぞれ対応する位置に設けられると共
に、それぞれの接点Pcにつながる8つの導電層Lcがフィ
ルム端面まで延長するように形成されている。
上記のような構成の基板36A、スペーサ36B及びフレキシ
ブルフィルム36Cを重ね合わせ、適宜固着することによ
り音名C、D…C′に対応する8つの息圧スイッチを含
む息圧スイッチ板36が構成される。
吸気路形成部材34、息圧スイッチ板36及び呼気路形成部
材38を重ねたものの後部には、通気孔形成部材40を介し
て息圧検知部42が設けられる。
息圧検知部42は、第4図に示すように、通気孔形成部材
40と共に空気室を形成する空気室形成部材44と、形成さ
れた空気室を息圧スイッチ板36による上下区分に対応し
て上下に二分するように空気室内に配置された息圧検知
板46とを含むものである。
通気孔形成部材40には、息圧検知板46の上方に相当する
部分において演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応した通気孔
M11、M12…が設けられると共に、息圧検知板46の下方に
相当する部分において演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応し
た通気孔M21、M22…が設けられている。M11、M12等の各
通気孔は、呼気路形成部材38により形成される対応する
呼気室又は空気室に連通しており、例えばM11は第6図
に示すように呼気路38Aに連通し、M12は第7図に示すよ
うに空気室38Bに連通している。また、M21、M22等の各
通気孔は、呼気路形成部材34により形成される対応する
呼気路又は空気室に連通しており、例えばM21は第6図
に示すように空気室34Bに連通し、M22は第7図に示すよ
うに呼気路34Aに連通している。
通気孔形成部材40には、息圧検知板46による息圧検知を
助けるために各通気孔毎に弁に設けるのが好ましい。す
なわち、通気孔M11及びM21について第5図に例示するよ
うに、息圧検知板46の上方のM11等の各通気孔には呼気
に応答する弁V1を、息圧検知板46の下方のM21等の各通
気孔には呼気に応答する弁V2をそれぞれ設けることがで
きる。
このような弁配置によれば、例えば通気孔M11に対応す
る演奏孔30aを吹くと、そのときの呼気に応答して通気
孔M11の弁V1が開く。このとき、M12等の他の通気孔の弁
は閉じたままであり、これらの通気孔に連通した呼気路
及び空気室への呼気流入が阻止される。また、通気孔M2
2に対応する演奏孔30bを吸うと、そのときの吸気に応答
して通気孔M22の弁(V2相当のもの)が開く。このと
き、M21等の他の通気孔の弁は閉じたままであり、これ
らの通気孔に連通した吸気路及び空気室からの吸気流入
は阻止される。従って、余分な呼気流入及び吸気流入を
阻止した分だけ息圧検知板46による息圧検知の精度が向
上する。
なお、上記のような弁配置を採用する場合には、第6図
に示すように、吸気路形成部材34により形成される各空
気室34B毎に通気孔34bを設けると共に、第7図に示すよ
うに、呼気路形成部材38により形成される各空気室38B
毎に通気孔38bを設けるようにする。
空気室形成部材44の一端には、第4図に示すように呼気
流出孔44aと、吸気流入孔44bとが設けられている。
次に、第6図及び第7図を参照して息圧スイッチ板36に
おける呼気及び吸気による息圧スイッチの動作を説明す
る。
第6図は、演奏孔30aに対応した息圧スイッチを示すも
ので、呼気孔32aに連通した呼気路38Aには演奏孔30aか
ら呼気が供給される。このとき、フレキシブルフィルム
36Cにおいては、孔Qに対応する部分が呼気圧に応じて
下方にたわむ。そして、呼気圧が所定の強さに達する
と、接点Pcが接点Paに接触してオン状態となる。なお、
通気孔M21に前述のように弁V2を設けた場合には、M21の
代りに通気孔34bが大気に連通する。
第7図は、演奏孔30bに対応した息圧スイッチを示すも
ので、吸気孔32bに連通した吸気路34Aには演奏孔30bを
吸うのに伴って吸気が供給される。このとき、孔Qの空
気も通気孔Naを介して吸引されるため、フレキシブルフ
ィルム36Cにおいては、孔Qに対応する部分が吸気圧に
応じて下方にたわむ。そして、吸気圧が所定の強さに達
すると、接点Pcが接点Paに接触してオン状態となる。な
お、通気孔M12に前述のように弁(V1相当のもの)を設
けた場合には、M12の代りに通気孔38bが大気が連通す
る。
従って、息圧スイッチ板36からは、各演奏孔(各音名)
毎に吹くか吸うことにより対応する息圧スイッチのオン
信号が得られ、このオン信号に応じて対応する音高の楽
音信号が発生される。このように、息圧スイッチ板36か
らの8ビットのディジタル出力は、楽音の発生タイミン
グ及び音高を決定するに使用される。この場合、必要に
応じて息圧スイッチ板36からのディジタル出力を適当な
コードに変換して使用することもできる。
第8図は、息圧検知板46の一構成例を示すもので、この
息圧検知板46は、基板46A、スペーサ46B及びフレキシブ
ルフィルム46Cを積層したものである。
基板46Aは、少なくとも上面が絶縁性を有するもので、
該上面には、一例として5個の接点P21〜P25が適当な間
隔をへだてて並設されると共に、接点P21〜P25にそれぞ
れつながる導電層L1〜L5が基板端面まで延長するように
形成されている。また、基板46Aには、接点P21〜P25の
それぞれ近傍に通気孔N1〜N5が設けられている。
スペーサ46Bは、絶縁性を有するもので、基板46Aに重ね
合わされたときに基板46Aにおける5組の接点・通気孔P
21・N1、P22・N2、P23・N3、P24・N4、P25・N5をそれぞ
れ露呈させるような5つの孔Q1、Q2、Q3、Q4、Q5が設け
られている。これらの孔Q1〜Q5の開口面積は、互いに異
なり、Q1からQ5にいくにつれて次第に小さくなってい
る。なお、スペーサ46Bを基板46Aに重ねたときに、両者
間に通気路を確保できれば通気孔N1〜N5は必ずしも必要
ない。
フレキシブルフィルム46Cは、例えばポリエステルフィ
ルムからなるもので、その下面には、5個の接点P11〜P
15が前述の接点P21〜P25にそれぞれ対向する位置に設け
られると共に、接点P11〜P15に共通につながる導電層CL
がフィルム端面まで延長するように形成されている。
上記のような構成の基板46A、スペーサ46B及びフレキシ
ブルフィルム46Cを図示のように重ね合わせ、適宜固着
することにより孔Q1〜Q5にそれぞれ対応する5つの息圧
スイッチを含む息圧検知板46が構成される。
第9図は、このようにして構成された息圧検知板46のス
イッチ部断面を代表として孔Q1及びQ2に対応する息圧ス
イッチについて示したものである。
息圧Pが作用しないときは、対をなす接点P11・P21、P1
2・P22…はいずれも互いに離間してオフの状態にある。
息圧Pが作用すると、フレキシブルフィルム46Cにおい
て、孔Q1、Q2…に対応する部分は、息圧Pに応じて対応
する孔の開口面積に比例した力を受けて下方にたわむよ
うになる。このときのたわみ量は、息圧Pを一定とすれ
ば孔の開口面積が大きいほど大である。従って、息圧P
を上昇させていくと、対をなす接点P11・P21、P12・P22
…は、この記載の順序で順次に接触してオン状態とな
る。
いま、各接点対毎にオン状態を「1」とし、オフ状態を
「0」とすれば、息圧検知板46からは、息圧の強さに応
じた5つの息圧スイッチのオン/オフ状態の組合せによ
り「00000」〜「11111」のような数値変化を示すディジ
タル出力を取出すことができる。この場合、「00000」
は息圧が最も弱い状態に対応し、「11111」は息圧が最
も強い状態に対応する。
このような息圧検知板46を第4図に示すようにして息圧
検知部42において使用した場合、呼気圧の強さに応じた
ディジタル出力のみならず吸気圧の強さに応じたディジ
タル出力をも取出可能である。すなわち、例えば通気孔
M11から息圧検知板46の上方の空気室部分に呼気が供給
されると、息圧検知板46からは、第9図に関して前述し
たのと同様にしてこのときの呼気圧の強さに応じたディ
ジタル出力を取出すことができる。また、例えば通気孔
M22から吸気されるのに伴って息圧検知板46の下方の空
気室部分に吸気が供給されると、息圧検知板46では第2
図のN1、N2…に相当する通気孔から吸気されるため、呼
気圧の場合と同様にして複数の息圧スイッチが吸気圧の
強さに応じたオン/オフ状態をとる。従って、息圧検知
板46からは、吸気圧の強さに応じたディジタル出力を取
出すことができる。
このようにして、呼気圧又は吸気圧の強さに応じて息圧
検知板46から取出されるディジタル出力は、一例として
演奏音の音量を制御するのに用いられるが、音色等を制
御するためにも使用可能である。この場合、息圧検知板
46からのディジタル出力は、必要に応じて例えば3ビッ
トのコード化ディジタル信号に変換して利用してもよ
い。
上記した第1の実施例にあっては、1つの息圧スイッチ
板に同一の構成で形成した複数の息圧スイッチを呼気検
出用と吸気検出用とに使い分けるようにしたので、呼気
検出用と吸気検出用とで異なる構成の息圧スイッチを設
けるのに比べてハーモニカの構造が簡単になる実益があ
る。
また、多数の演奏孔に共通に息圧検知部42を設けたの
で、各演奏孔毎に独立の息圧検知部を設けるのに比べて
構成を簡略化できる利点もある。その上、息圧検知部42
においては、1枚の息圧検知板46により呼気圧及び吸気
圧を検知可能としたので、構成簡略化の効果は一層大き
い。
なお、第1実施例においては、各演奏孔(各音名)毎に
第8図の息圧検知板46と同様の息圧検知板を設け、この
息圧検知板からのディジタル出力に基づいて対応する音
高の楽音を発生させると共に該楽音の音量等を制御する
ようにしてもよい。このようにした場合は、息圧検知部
42を省略することができる。
第2実施例 第10図は、この発明の第2の実施例による電子ハーモニ
カを示すものである。
演奏孔形成部材50は、息圧スイッチ板52と共に9個の演
奏孔50Aを形成するもので、これらの演奏孔50Aのうち8
個は音名C、D…C′にそれぞれ対応している。
演奏孔形成部材50と息圧スイッチ板52とを組み合わせた
ものの底部には、空気室形成部材56等を含む息圧検知部
54が設けられている。
第11図は、演奏孔形成部を分解状態で示すものである。
演奏孔形成部材50の後部には、9個の演奏孔にそれぞれ
対応して9個の通気孔50aが設けられており、これらの
通気孔50aはいずれも空気室形成部材56により形成され
る空気室に連通するように形成される。
息圧スイッチ板52は、基板52A、フレキシブルフィルム5
2B、スペーサ52C及びフレキシブルフィルム52Dを積層し
たものである。
基板52Aには、C、D…C′の8音名分の演奏孔にそれ
ぞれ対応して8個の通気孔52aが設けられており、この
基板52A上には、フレキシブルフィルム52Bが重ねて配置
される。
フレキシブルフィルム52Bの上面には、C、D…C′の
8音名分の演奏孔にそれぞれ対応して8個の接点Pbが設
けられており、これらの接点Pbは対応する導電層を介し
て共通端子CTに接続される。また、音名C、E、G、
C′に対応した吹くべき演奏孔に関しては、これらの演
奏孔に対応する接点のそれぞれ近傍に通気孔Nbが設けら
れている。これらの通気孔Nbは、基板52Aの8個の通気
孔52aのうち、音名において対応するものにそれぞれ連
通するように形成される。このような構成のフレキシブ
ルフィルム52Bの上には、スペーサ52Cが重ねて配置され
る。
スペーサ52Cは、絶縁性を有するもので、C、D…C′
の8音名分の演奏孔にそれぞれ対応して8個の孔Sが設
けられている。これらの孔Sは、スペーサ52Cをフレキ
シブルフィルム52Bに重ねたときに音名において対応す
る接点及びもしあれば近傍の通気孔Nbをそれぞれ露呈さ
せるように形成される。このような構成のスペーサ52C
の上には、フレキシブルフィルム52Dが重ねて配置され
る。
フレキシブルフィルム52Dの下面には、C、D…C′の
8音名分の演奏孔に対応し且つ前述の8つの接点Pbにそ
れぞれ対向するように8つの接点Pdが設けられており、
これらの接点Pdは対応する導電層を介して外部回路と接
続可能になっている。また、音名D、F、A、Bに対応
した吸うべき演奏孔に関しては、これらの演奏孔に対応
する接点のそれぞれ近傍に通気孔Ndが設けられている。
このような構成のフレキシブルフィルム52Dの上に演奏
孔形成部材50を重ねることにより第10図に示したような
演奏孔配列が形成される。
第12図は、息圧検出部54を一部切断した形で示すもの
で、切断面は空気室形成部材56をその両端に設けた通気
孔56a及び56bを通るように縦方向に切断して得られたも
のである。
空気室形成部材56は、第10図に示すように演奏孔形成部
材50及び息圧スイッチ板52に結合された状態でこれらと
共に空気室を形成するもので、この空気室は第11図に示
した通気孔50aをそれぞれ介してすべての演奏孔に通じ
ている。また、空気室内には、息圧検知領域60をカバー
するように整流板58が設けられている。この整流板58
は、呼気又は吸気が息圧検知領域60に直接作用するのを
防ぐためのものである。
息圧検知領域60には、息圧検知手段として、第8図で述
べたような構成のもの、第11図の息圧スイッチ板52にお
いて孔Sの開口面積を第8図に示したように異ならせた
もの、あるいは公知の任意のもの等が設けられる。息圧
の強さに応じて息圧検知手段から取出される出力は、音
量等を制御するのに用いられる。
このような息圧検知部54の構成によれば、すべての演奏
孔に共通した息圧検知が可能であり、構成が簡単とな
る。
次に、第13図(A)及び(B)を参照して息圧スイッチ
板52における呼気及び吸気による息圧スイッチ動作を説
明する。
第13図(A)は、呼気に応答する息圧スイッチを示すも
ので、吹くべき演奏孔からの呼気圧が所定の強さに達す
ると、フレキシブルフィルム52Dにおいて孔Sに対応す
る部分が下方へたわむのに伴って接点Pdが接点Pbに接触
してオン状態となる。このとき、孔Sは、通気孔Nbを介
して大気に通じている。
また、第13図(B)は、吸気に応答する息圧スイッチを
示すもので、孔Sは、通気孔Ndを介して吸うべき演奏孔
に通じている。吸気圧が所定の強さに達すると、フレキ
シブルフィルム52Bにおいて孔Sに対応する部分が上方
にたわむのに伴って接点Pbが接点Pdに接触してオン状態
となる。
上記したような息圧スイッチ板52からの8ビットのディ
ジタル出力は、第1実施例の場合と同様にして楽音の発
生タイミング及び音高を決定するのに使用される。ま
た、息圧スイッチ板52では、第13図(A)及び(B)に
示したように呼気検出用の息圧スイッチと吸気検出用息
圧スイッチとが通気孔の位置を異にするだけでほぼ同一
構成であるので、設計及び製作が容易であり、ハーモニ
カの構造も簡単になる効果がある。
変形例 上記した各実施例では、各息圧スイッチは、息圧に応じ
てオンするようにしたが、これはオフするようにしても
よい。また、各息圧スイッチは、互いに対向する2つの
接点の一方を息圧に応じて可動としたが、これは2つの
接点を並置すると共にこれらの接点間を息圧に応じて可
動の導電部材(例えばフレキシブルフィルムの一部に設
けたもの)で短絡するか又は短絡解除するようにしても
よい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、吹くべき演奏孔を吸
うべき演奏孔とに共通の息圧スイッチ板を設け、この息
圧スイッチ板の各息圧スイッチ毎にそれに対応する演奏
孔の呼気又は吸気を検知するようにしたので、従来のよ
うに呼気検知用と吸気検知用とで別個の息圧スイッチ群
を設けるのに比べて構成を大幅に簡素化することができ
る。従って、ハーモニカ本体の設計・製作が容易とな
り、コスト低減を図れると共に、軽量且つコンパクトで
扱い易い電子ハーモニカを実現できる効果がある。
その上、第1及び第2の実施例で示したように、息圧ス
イッチ板において多数の息圧スイッチを実質的に同様の
構成とすれば、設計・製作が非常に簡単となり、大幅な
コスト低減が可能となる利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1の実施例による電子ハーモニ
カを示す斜視図、 第2図は、上記電子ハーモニカにおける通息孔形成部材
32の正面図、 第3図は、上記電子ハーモニカにおける息圧スイッチ板
36の分解斜視図、 第4図は、上記電子ハーモニカにおける息圧検知部42の
透視図、 第5図は、第4図の通気孔形成部材40における通気孔の
弁配置を示す断面図、 第6図及び第7図は、それぞれ第1図のX−X′線及び
Y−Y′線に沿う断面図、 第8図は、上記電子ハーモニカにおける息圧検知板46の
分解斜視図、 第9図は、第8図の息圧検知板46におけるスイッチ部の
断面図、 第10図は、この発明の第2の実施例による電子ハーモニ
カを示す斜視図、 第11図は、第10図の電子ハーモニカにおける演奏孔形成
部の分解斜視図、 第12図は、第10図の電子ハーモニカにおける息圧検知部
54の一部断面斜視図、 第13図(A)及び(B)は、第1-1図の息圧スイッチ板5
2における呼気・吸気によるスイッチ動作を説明するた
めのそれぞれ断面図である。 30,50……演奏孔形成部材、36,52……息圧スイッチ板、
36A,52A……基板、36B,52C……スペーサ、36C,52B,52D
……フレキシブルフィルム。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)第1及び第2の息圧スイッチが形成
    された息圧スイッチ板と、 (b)吹くべき第1の演奏孔及び吸うべき第2の演奏孔
    を形成する演奏孔形成手段であって、前記第1の演奏孔
    を吹いたときの呼気圧を前記第1の息圧スイッチに与え
    ると共に前記第2の演奏孔を吸ったときの吸気圧を前記
    第2の息圧スイッチに与えるように構成されたものとを
    そなえ、 前記第1の息圧スイッチにより前記第1の演奏孔の呼気
    を検知して該第1の演奏孔に対応した楽音信号を発生さ
    せると共に前記第2の息圧スイッチにより前記第2の演
    奏孔の吸気を検知して該第2の演奏孔に対応した楽音信
    号を発生させるようにしたことを特徴とする電子ハーモ
    ニカ。
  2. 【請求項2】(a)第1及び第2の孔を有するスペー
    サ、このスペーサの一面側に前記第1及び第2の孔をお
    おって固着されたフレキシブルフィルム及び前記第1及
    び第2の孔にそれぞれ対応して配置された第1及び第2
    の接点群を有し、前記第1及び第2の孔にそれぞれ対応
    して第1及び第2の息圧スイッチが形成された息圧スイ
    ッチ板であって、前記第1及び第2の息圧スイッチはそ
    れぞれ前記フレキシブルフィルムにおいて前記第1及び
    第2の孔に対応する部分を息圧に応じてたわませること
    により前記第1及び第2の接点群をスイッチさせる構成
    になっているものと、 (b)吹くべき第1の演奏孔及び吸うべき第2の演奏孔
    を形成する演奏孔形成手段であって、前記第1の演奏孔
    を吹いたときの呼気圧を前記息圧スイッチ板の一面側か
    ら前記第1の息圧スイッチに与えると共に前記第2の演
    奏孔を吸ったときの吸気圧を前記息圧スイッチ板の他面
    側から前記第2の息圧スイッチに与えるように構成され
    たものとをそなえ、 前記第1の息圧スイッチにより前記第1の演奏孔の呼気
    を検知して該第1の演奏孔に対応した楽音信号を発生さ
    せると共に前記第2の息圧スイッチにより前記第2の演
    奏孔の吸気を検知して該第2の演奏孔に対応した楽音信
    号を発生させるようにしたことを特徴とする電子ハーモ
    ニカ。
  3. 【請求項3】(a)第1及び第2の孔を有するスペー
    サ、このスペーサの一面側に前記第1及び第2の孔をお
    おって固着され、該第2の孔に連通した連通孔を有する
    第1のフレキシブルフィルム、前記第1及び第2の孔内
    にそれぞれ配置された第1及び第2の接点群及び前記ス
    ペーサの他面側に前記第1及び第2の孔をおおって固着
    され、該第1の孔に連通した通気孔を有する第2のフレ
    キシブルフィルムをそなえ、前記第1及び第2の孔にそ
    れぞれ対応して第1及び第2の息圧スイッチが形成され
    た息圧スイッチ板であって、前記第1の息圧スイッチは
    前記第1のフレキシブルフィルムにおいて前記第1の孔
    に対応する部分を息圧に応じてたわませることにより前
    記第1の接点群をスイッチさせる構成になっており、前
    記第2の息圧スイッチは前記第2のフレキシブルフィル
    ムにおいて前記第2の孔に対応する部分を息圧に応じて
    たわませることにより前記第2の接点群をスイッチさせ
    る構成になっているものと、 (b)吹くべき第1の演奏孔及び吸うべき第2の演奏孔
    を形成する演奏孔形成手段であって、前記第1の演奏孔
    を吹いたときの呼気圧を前記息圧スイッチ板の一面側か
    ら前記第1の息圧スイッチに与えると共に前記第2の演
    奏孔を吸ったときの吸気圧を前記息圧スイッチ板の前記
    一面側から前記第2の息圧スイッチに与えるように構成
    されたものとを具備し、 前記第1の息圧スイッチにより前記第1の演奏孔の呼気
    を検知して該第1の演奏孔に対応した楽音信号を発生さ
    せると共に前記第2の息圧スイッチにより前記第2の演
    奏孔の吸気を検知して該第2の演奏孔に対応した楽音信
    号を発生させるようにしたことを特徴とする電子ハーモ
    ニカ。
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