JPH0774953B2 - 電子楽器用息圧センサ - Google Patents

電子楽器用息圧センサ

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JPH0774953B2
JPH0774953B2 JP62054955A JP5495587A JPH0774953B2 JP H0774953 B2 JPH0774953 B2 JP H0774953B2 JP 62054955 A JP62054955 A JP 62054955A JP 5495587 A JP5495587 A JP 5495587A JP H0774953 B2 JPH0774953 B2 JP H0774953B2
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昌夫 近藤
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、ディジタル制御式電子楽器に用いるに好適
な息圧センサに関するものである。
[発明の概要] この発明は、強さの異なる息圧に応じてスイッチする複
数の息圧スイッチを息が供給される空気室の息圧を受け
るように設けたことにより息圧の強さに応じたディジタ
ル的に楽音制御信号が得られるようにしたものである。
[従来の技術] 従来、電子管楽器の息圧センサとしては、歪検出素子が
取付けられた板状体を息圧に応じて変形させることによ
り該歪検出素子から息圧の強さに応じたアナログ出力を
取出すようにしたものが知られている(例えば、実開昭
56−26795号公報参照)。この種の息圧センサから取出
されたアナログ出力は、楽音の音量、音色等を制御する
ために使用される。
[発明が解決しようとする問題点] 上記した息圧センサは、アナログ出力形成のものである
ため、例えばディジタル制御式電子楽器等と組合せて使
用するには不向きである。すなわちこのような場合に
は、息圧センサからのアナログ出力をディジタル信号に
変換すべくA/D変換回路を設ける必要があり、回路構成
等が複雑化する不利益を免れない。
また、上記のような息圧センサは、一定の息圧に対して
歪検出素子の出力値がばらつかないように製作するのが
困難であり、製作された個々の息圧センサについてセン
サ特性のばらつきを少なくするための調整作業が必要で
あった。
[問題点を解決するための手段] これらの問題点を対処するため、息圧の強さに応じたデ
ィジタル出力を得ることができる電子楽器用息圧センサ
が提案されている(例えば、特開昭59−17589号公報参
照)。しかし、この息圧センサにあっては、息圧の強さ
に応じて円柱状磁石を水平方向に転動させると共にその
転動距離に応じたディジタル出力を取出すようにしてい
るので、(イ)構成的に複雑であること、(ロ)息圧の
強さが同じであっても、センサ本体の保持状態(水平か
否か等)により円柱状磁石の転動容易性が異なるため、
ディジタル出力の値が異なるなどの問題点がある。
この発明の目的は、上記(イ)、(ロ)のような問題点
を解決した新規な電子楽器用息圧センサを提供すること
にある。
[問題点を解決するための手段] この発明に係る電子楽器用息圧センサは、 (a)息が供給させる空気室を形成する空気室形成手段
と、 (b)前記空気室内の息圧を受けるように設けられた複
数の息圧スイッチであって、各々強さの異なる息圧に応
じてスイッチするように構成されたものとをそなえ、 前記複数の息圧スイッチの出力を楽音制御信号として取
出すようにした電子楽器用息圧センサであって、 前記複数の息圧スイッチは、開口面積の異なる複数の孔
を有するスペーサと、このスペーサの複数の孔にそれぞ
れ配置された複数対の接点と、前記空気室内の息圧を受
けるように前記スペーサの少なくとも一方の面に設けら
れたフレキシブルフィルムであって、前記スペーサの各
孔に対応する部分が息圧に応じて該孔の開口面積に比例
した力を受けてたわむことにより対応する接点間を導通
又は非導通にするものとで構成されていることを特徴と
するものである。
[作 用] この発明の構成によれば、空気室内の息圧が上昇するの
に伴って複数の息圧スイッチが順次にオン(又はオフ)
状態となる。このことは、空気室中の息圧が下降した場
合も同様である。従って、楽音制御信号としては、息圧
の強さに応じたスイッチ状態信号、すなわちディジタル
信号が得られる。
このようなディジタル形式の楽音制御信号は、ディジタ
ル制御式の電子楽器等に直接供給することができ、必要
に応じてコード変換して供給するようにしてもよい。
また、この発明の息圧センサは、一定の息圧に対してデ
ィジタル出力の値がばらつかないように製作するのが容
易である。すなわち、各息圧スイッチはオン又はオフ状
態しかとりえず、一定の息圧に対してどの息圧スイッチ
をオン又はオフにするか予め定めておけば、その定めに
従って息圧スイッチを構成するのは容易だからである。
従って従来のように面倒な調整作業は不要である。
その上、この発明の息圧センサにあっては、フレキシブ
ルフィルムがスペーサの各孔に対応する部分で該孔の開
口面積に比例した力を受けてたわむ性質を利用してスイ
ッチ出力(ディジタル出力)を取出すようにしているの
で、構成が簡単であり、しかも息圧の強さが同じであれ
ば保持状態に関係なく一定のディジタル出力が得られ
る。
[実施例] 第1実施例 第1図は、この発明の第1の実施例による息圧センサを
分解した状態で示したものである。
空気室形成部材10は、長方形状箱形のもので、その一端
にはマウスピース12が取付けられている。また、空気室
形成部材10には、下方開口部10Aが設けられており、こ
の下方開口部10Aを息圧検知板14でふさぐことにより空
気室が形成される。
このようにして形成された空気室には、マウスピース12
の通気孔12aが連通すると共に、空気室形成部材10の上
面に設けた通気孔10Bを連通するようになっている。
マウスピース12から息を吹込むと、意気は通気孔12aか
ら空気室を経て通気孔10Bが逃げる一方、息圧検知板14
に息圧を与える。
息圧検知板14は、基板16、スペーサ18及びフレキシブル
フィルム20を積層したものである。
基板16は、少なくとも上面が絶縁性を有するもので、該
上面には、一例として5個の接点P21〜P25が適当な間隔
をへだてて並設されると共に、接点P21〜P25にそれぞれ
つながる導電層L1〜L5が基板端面まで延長するように形
成されている。また、基板16には、接点P21〜P25のそれ
ぞれ近傍に通気孔N1〜N5が設けられている。
スペーサ18は、絶縁性を有するもので、基板16に重ね合
わされたとき基板16における5組の接点・通気孔P21・N
1、P22・N2、P23・N3、P24・N4、P25・N5をそれぞれ露
呈させるような5つの孔Q1、Q2、Q3、Q4、Q5が設けられ
ている。これらの孔Q1〜Q5の開口面積は、互いに異な
り、Q1からQ5にいくにつれて次第に小さくなっている。
なお、スペーサ18を基板16に重ねたときに、両者間に通
気路を確保できれば通気孔N1〜N5は必ずしも必要ない。
フレキシブルフィルム20は、例えばポリエステルフィル
ムからなるもので、その下面には、5個の接点P11〜P15
が前述の接点P21〜P25にそれぞれ対向する位置に設けら
れると共に、接点P11〜P15に共通につながる導電層CLが
フィルム端面まで延長するように形成されている。
上記のような構成の基板16、スペーサ18及びフレキシブ
ルフィルム20を図示のように重ね合わせ、適宜固着する
ことにより孔Q1〜Q5にそれぞれ対応する5つの息圧スイ
ッチを含む息圧検知板14が構成される。
第2図は、このようにして構成された息圧検知板14のス
イッチ部断面を代表として孔Q1及びQ2に対応する息圧ス
イッチについて示したものである。
空気室に息を吹込まないときは、対をなす接点P11・P2
1、P12・P22…はいずれも互いに離間してオフの状態に
ある。
空気室に息を吹込むと、フレキシブルフィルム20におい
て、孔Q1、Q2…に対応する部分は、空気室内の息圧Pに
応じて対応する孔の開口面積に比例した力を受けて下方
にたわむようになる。このときのたわみ量は、息圧Pを
一定とすれば孔の開口面積が大きいほど大である。従っ
て、息圧Pを上昇させていくと、対をなす接点P11・P2
1、P12・P22…は、この記載の順序で順次に接触してオ
ン状態となる。
いま、各接点対毎にオン状態を「1」とし、オフ状態を
「0」とすれば、息圧検知板14からは、息圧の強さに応
じた5つの息圧スイッチのオン/オフ状態の組合せによ
り「00000」〜「11111」のような数値変化を示すディジ
タル出力を取出すことができる。この場合、「00000」
は息圧が最も弱い状態に対応し、「11111」は息圧が最
も強い状態に対応する。
第3図は、上記した息圧センサの使用回路を示すもの
で、同図において、S1〜S5は、スペーサ18の孔Q1〜Q5に
それぞれ対応した5つの息圧スイッチである。
息圧スイッチS1〜S5に共通な導電層CLは電位源+Vに接
続すると共に、S1〜S5にそれぞれ対応した導電層L1〜L5
はそれぞれ適当な値の抵抗を介して接地する。また、導
電層L1〜L5から取出される5ビットのディジタル出力
は、コード変換回路22により3ビットのディジタル信号
に変換する。
コード変換回路22から取出される3ビットのディジタル
信号は、音量、音色等の楽音パラメータを制御するため
の楽音制御信号TCとしてディジタル制御式電子楽器等に
供給される。
第2実施例 第4図は、この発明の第2の実施例による電子ハーモニ
カを示すものである。
演奏孔形成部材30は、C、D…C′の8音名にそれぞれ
対応した演奏孔30a〜30hを有するもので、各演奏孔は、
例えば音名Cに対応する演奏孔30aは吹く、音名Dに対
応する演奏孔30bは吸うというように音名毎に吹くか吸
うかが予め定められている。
演奏孔形成部材30の後部には、第5図に示すような通息
孔形成部材32が取付けられる。通息孔形成部材32は、吹
くべき演奏孔30a、30c、30e、30hにそれぞれ対応した呼
気孔32a、32c、32e、32hを有すると共に、吸うべき演奏
孔30b、30d、30f、30gにそれぞれ対応した吸気孔32b、3
2d、32f、32gを有するものである。
通息孔形成部材32の後面には、吸気路形成部材34、息圧
スイッチ板36及び呼気路形成部材38を重ねたものが取付
けられる。吸気路形成部材34は、息圧スイッチ板36と組
み合わされることにより、吸気孔32b、32d、32f、32gに
それぞれ連通した吸気路を形成するものであり、第10図
には吸気孔32bに連通した吸気等34Aが例示されている。
また、呼気路形成部材38は、息圧スイッチ板36と組み合
わされることにより、呼気孔32a、32c、32e、32hにそれ
ぞれ連通した呼気等を形成するものであり、第9図には
呼気路32aに連通した呼気路38Aが例示されている。
吸気路形成部材34は、上記した吸気路以外に、吹くべき
演奏孔30a、30c、3e、30hにそれぞれ対応した空気室を
も形成するものであるが、これらの空気室は第5図の通
息孔形成部材32において呼気孔32a、32c、32e、32hのそ
れぞれ下方の部分でふさがれることにより対応する演奏
孔30a、30c、30e、30hとは連通しないようになってい
る。第9図には呼気孔32aの下方の部分でふさがれた空
気室34Bが例示されている。また、呼気路形成部材38
は、上記した呼気路以外に、吸うべき演奏孔30b、30d、
30f、30gにそれぞれ対応した空気室をも形成するもので
あるが、これらの空気室は第5図の通息孔形成部材32に
おいて吸気孔32b、32d、32f、32gのそれぞれ上方の部分
でふさがれることにより対応する演奏孔30b、30d、30
f、30gとは連通しないようになっている。第10図には吸
気孔32bの上方の部分でふさがれた空気室38Bが例示され
ている。
息圧スイッチ板36は、第6図に示すように、基板36A、
スペーサ36B及びフレキシブルフィルム36Cを積層したも
のである。
基板36Aは、少なくとも上面が絶縁性を有するもので、
該上面には、演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応して8つの
接点Paが並設されると共に、それぞれの接点Paにつなが
る8つの導電層Laが基板端面まで延長するように形成さ
れている。また、基板36Aには、各接点Pa毎にその近傍
に通気孔Naが設けられている。
スペーサ36Bは、絶縁性を有するもので、基板36Aに重ね
合わされたときに基板36Aにおける8組の接点・通気孔P
a・Naをそれぞれ露呈させるような8つの孔Qが設けら
れている。これらの孔Qの大きさはほぼ同じである。
フレキシブルフィルム36Cは、例えばポリエステルフィ
ルムからなるもので、その下面には、8つの接点Pcが前
述の接点Paにそれぞれ対応する位置に設けられると共
に、それぞれの接点Pcにつながる8つの導電層Lcがフィ
ルム端面まで延長するように形成されている。
上記のような構成の基板36A、スペーサ36B及びフレキシ
ブルフィルム36Cを重ね合わせ、適宜固着することによ
り音名C、D…C′に対応する8つの息圧スイッチを含
む息圧スイッチ板36が構成される。
吸気路形成部材34、息圧スイッチ板36及び呼気路形成部
材38を重ねたものの後部には、通気孔形成部材40を介し
て息圧検知部42が設けられる。
息圧検知部42は、第7図に示すように、通気孔形成部材
40と共に空気室を形成する空気室形成部材44と、形成さ
れた空気室を息圧スイッチ板36による上下区分に対応し
て上下に二分するように空気室内に配置された息圧検知
板46とを含むものである。
通気孔形成部材40には、息圧検知板46の上方に相当する
部分において演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応した通気孔
M11、M12…が設けられると共に、息圧検知板46の下方に
相当する部分において演奏孔30a〜30hにそれぞれ対応し
た通気孔M2、M22…が設けられている。M11、M12等の各
通気孔は、呼気路形成部材38により形成される対応する
呼気室又は空気室に連通しており、例えばM11は第9図
に示すように呼気路38Aに連通し、M12は第10図に示すよ
うに空気室38Bに連通している。また、M21、M22等の各
通気孔は、吸気路形成部材34により形成される対応する
吸気路又は空気圧に連通しており、例えばM21は第9図
に示すように空気室34Bに連通し、M22は第10図に示すよ
うに吸気路34Aに連通している。
通気孔形成部材40には、息圧検知板46による息圧検知を
助けるために各通気孔毎に弁を設けるのが好ましい。す
なわち、通気孔M11及びM21について第8図に例示するよ
うに、息圧検知板46の上方のM11等の各通気孔には呼気
に応答する弁V1を、息圧検知板46の下方のM21等の各通
気孔には吸気に応答する弁V2をそれぞれ設けることがで
きる。
このような弁配置によれば、例えば通気孔M11に対応す
る演奏孔30aを吹くと、そのときの呼気に応答して通気
孔M11の弁V1が開く。このとき、M12等の他の通気孔の弁
は閉じたままであり、これらの通気孔に連通した呼気路
及び空気室への呼気流入が阻止される。また、通気孔M2
2に対応する演奏孔30bを吸うと、そのときの吸気に応答
して通気孔M22の弁(V2相当のもの)が開く。このと
き、M21等の他の通気孔の弁は閉じたままであり、これ
らの通気孔に連通した吸気路及び空気室から吸気流入は
阻止される。従って、余分な呼気流入及び吸気流入を阻
止した分だけ息圧検知板46による息圧検知の精度が向上
する。
なお、上記のような弁配置を採用する場合には、第9図
に示すように、吸気路形成部材34により形成される各空
気室34B毎に通気孔34bを設けると共に、第10図に示すよ
うに、呼気路形成部材38により形成される各空気室38B
毎に通気孔38bを設けるようにする。
空気室形成部材44の一端には、第7図に示すように呼気
流出孔44aと、吸気流入孔44bとが設けられている。
息圧検知板46は、第1図に示した息圧検知板14と同様の
構成のものがあるが、この実施例では呼気圧に強さに応
じたディジタル出力のみならず吸気圧の強さに応じたデ
ィジタル出力をも取出可能となっている。すなわち、例
えば通気孔M11から息圧検知板46の上方の空気室部分に
呼気が供給されると、息圧検知板46からは、第2図に関
して前述したのと同様にしてこのときの呼気圧の強さに
応じたディジタル出力を取出すことができる。また、例
えば通気孔M22から吸気されるのに伴って息圧検知板46
の下方の空気室部分に吸気が供給されると、息圧検知板
46では第2図のN1、N2…に相当する通気孔から吸気され
るため、呼気圧の場合と同様にして複数の息圧スイッチ
が吸気圧の強さに応じたオン/オフ状態をとる。従っ
て、息圧検知板46からは、吸気圧の強に応じたディジタ
ル出力を取出すことができる。
このようにして、呼気圧又は吸気圧の強さに応じて息圧
検知板46から取出されるディジタル出力は、一例として
演奏者の音量を制御するのに用いられるが、音色等を制
御するためには使用可能である。
次に、第9図及び第10図を参照して息圧スイッチ板36に
おける呼気及び吸気による息圧スイッチの動作を説明す
る。
第9図は、演奏孔30aに対応した息圧スイッチを示すも
ので、呼気孔32aに連通した呼気路38Aには演奏孔30aか
ら呼気が供給される。このとき、フレキシブルフィルム
36Cにおいては、孔Qに対応する部分が呼気圧に応じて
下方にたわむ。そして、呼気圧が所定の強さに達する
と、接点Pcが接点Paに接触してオン状態となる。なお、
通気孔M21に前述にように弁V2を設けた場合には、M21の
代りに通気孔34bが大気に連通する。
第10図は、演奏孔30bに対応した息圧スイッチを示すも
ので、吸気孔32bに連通した吸気路34Aには演奏孔30bを
吸うのに伴って吸気が供給される。このとき、孔Qの空
気も通気孔Naを介して吸引されるため、フルキシブルフ
ィルム36Cにおいては、孔Qに対応する部分が吸気圧に
応じて下方にたわむ。そして、吸気圧が所定の強さに達
すると、接点Pcが接点Paに接触してオン状態となる。な
お、通気孔M12に前述のように弁(V1相当のもの)を設
けた場合には、M12の代りに通気孔38bが大気に連通す
る。
従って、息圧スイッチ板36からは、各演奏孔(各音名)
毎に吹くか吸うことにより対応する息圧スイッチのオン
信号が得られ、このオン信号に応じて対応する音高の楽
音信号が発生される。このように、息圧スイッチ板36か
らの8ビットのディジタル出力は、楽音の発生タイミン
グ及び音高を決定するのに使用される。この場合、必要
に応じて息圧スイッチ板36からのディジタル出力を適当
なコードに変換して使用することもできる。
上記した第2の実施例にあっては、1つの息圧スイッチ
板に同一の構成で形成した複数の息圧スイッチを呼気検
出用と吸気検出用とに使い分けるようにしたので、呼気
検出用と吸気検出用とで異なる構成の息圧スイッチを設
けるのに比べてハーモニカの構造が簡単になる実益があ
る。
また、多数の演奏孔に共通に息圧検知部42を設けたの
で、各演奏孔毎に独立の息圧検知部を設けるのに比べて
構成を簡略化できる利点がある。その上、息圧検知部42
においては、1枚の息圧検知板46により呼気圧及び吸気
圧を検知可能としたので、構成簡略化の効果は一層大き
い。
なお、第2実施例においては、各演奏孔(各音名)毎に
第1図の息図検知板14と同様の息圧検知板を設け、この
息板検知板からのディジタル出力に基づいて対応する音
高の楽音を発生させると共に該楽音の音量等を制御する
ようにしてもよい。このようにした場合は、息圧検知部
42を省略することができる。
第3実施例 第11図は、この発明の第3の実施例による電子ハーモニ
カを示すものである。
演奏孔形成部材50は、息圧スイッチ板52と共に9個の演
奏孔50Aを形成するもので、これらの演奏孔50Aのうち8
個は音名C、D…C′にそれぞれ対応している。
演奏孔形成部材50と息圧スイッチ板52と組み合わせたも
のの底部には、空気室形成部材56等を含む息圧検知部54
が設けらている。
第12図は、演奏孔形成部を分解状態で示すものである。
演奏孔形成部材50の後部には、9個の演奏孔にそれぞれ
対応して9個に通気孔50aが設けられており、これらの
通気孔50aはいずれも空気室形成部材56により形成され
る空気室に連通するように形成される。
息圧スイッチ板52は、基板52A、フレキシブルフィルム5
2B、スペーサ52C及びフレキシブルフィルム52Dを積層し
たものである。
基板52Aには、C、D…C′の8音名分の演奏孔にそれ
ぞれ対応して8個の通気孔52aが設けられており、この
基板52A上には、フレキシブルフィルム52Bが重ねて配置
される。
フレキシブルフィルム52Bの上面には、C、D…C′の
8音名分の演奏孔にそれぞれ対応して8個の接点Pbが設
けられており、これらの接点Pbは対応する導電層を介し
て共通端子CTに接続される。また、音名C、E、G、
C′に対応した吹くべき演奏孔に関しては、これらの演
奏孔に対応する接点のそれぞれ近傍に通気孔Nbが設けら
れている。これらの通気孔Nbは、基板52Aの8個の通気
孔52aのうち、音名において対応するものにそれぞれ連
通するように形成される。このような構成のフレキシブ
ルフィルム52Bの上には、スペーサ52Cが重ねて配置され
る。
スペーサ52Cは、絶縁性を有するもので、C、D…C′
の8音名分の演奏孔にそれぞれ対応して8個の孔Sが設
けられている。これらの孔Sは、スペーサ52Cをフレキ
シブルフィルム52Bに重ねたときに音名において対応す
る接点及びもしあれば近傍の通気孔Nbをそれぞれ露呈さ
せるように形成される。このような構成のスペーサ52C
の上には、フルキシブルフィルム52Dが重ねて配置され
る。
フレキシブルフィルム52Dの下面には、C、D…C′の
8音名分の演奏孔に対応し且つ前述の8つの接点Pbにそ
れぞれ対向するように8つの接点Pdが設けられており、
これらの接点Pdは対応する導電層を介して外部回路と接
続可能になっている。また、音名D、F、A、Bに対応
した吸うべき演奏孔に関しては、これらの演奏孔に対応
する接点のそれぞれ近傍に通気孔Ndが設けられている。
このような構成のフレキシブルフィルム52Dの上に演奏
孔形成部材50を重ねたことにより第11図に示したような
演奏孔配列が形成される。
第13図は、息圧検出部54を一部切断した形で示すもの
で、切断面は空気室形成部材56をその両端に設けた通気
孔56a及び56bを通るように縦方向に切断して得られたも
のである。
空気室形成部材56は、第11図に示すように演奏孔形成部
材50及び息圧スイッチ板52に結合された状態でこれらと
共に空気室を形成するもので、この空気室は第12図に示
した通気孔50aをそれぞれ介してすべての演奏孔に通じ
ている。また、空気室内には、息圧検知領域60をカバー
するように整流板58が設けられている。この整流板58
は、呼気又は吸気が息圧検知領域60に直接作用するのを
防ぐためのものである。
息圧検知領域60には、息圧検知手段として、第1図で述
べたような構成のもの、第12図の息圧スイッチ板52にお
いて孔Sの開口面積を第1図に示したように異ならせた
もの、あるいは公知の任意のもの等が設けられる。息圧
の強さに応じて息圧検知手段から取出される出力は、音
量等を制御するのに用いられる。
このような息圧検知部54の構成によれば、すべての演奏
孔に共通した息圧検知が可能であり、構成が簡単とな
る。
次に、第14図(A)及び(B)を参照して息圧スイッチ
板52における呼気及び吸気による息圧スイッチ動作を説
明する。
第14図(A)は、呼気に応答する息圧スイッチを示すも
ので、吹くべき演奏孔からの呼気圧が所定の強さに達す
ると、フレキシブルフィルム52Dにおいて孔Sに対応す
る部分が下方へたわむのに伴って接点Pdbが接点Pbに接
触してオン状態となる。このとき、孔Sは、通気孔Nbを
介して大気に通じている。
また、第14図(B)は、吸気に応答する息圧スイッチを
示すもので、孔Sは、通気孔Ndを介して吸うべき演奏孔
に通じている。吸気圧が所定の強さに達すると、フレキ
シブルフィルム52Bにおいて孔Sに対応する部分が上方
にたわむのに伴って接点Pbが接点Pdに接触してオン状態
となる。
上記したような息圧スイッチ板52からの8ビットのディ
ジタル出力は、第2実施例の場合と同様にして楽音の発
生タイミング及び音高を決定するのに使用される。ま
た、息圧スイッチ板52では、第14図(A)及び(B)に
示したように呼気検出用の息圧スイッチと吸気検出用息
圧スイッチとが通気孔の位置を異にするだけでほぼ同一
構成であるので、設計及び製作が容易であり、ハーモニ
カの構造も簡単になる効果がある。
変形例 上記した各実施例では、各息圧スイッチは、息圧に応じ
てオンするようにしたが、これはオフするようにしても
よい。また、各息圧スイッチは、互いに対向する2つの
接点の一方を息圧を応じて可動としたが、これは2つの
接点を並置すると共にこれらの接点間を息圧に応じて可
動の導電部材(例えばフレキシブルフィルムの一部に設
けたもの)で短絡するた又は短絡解除するようにしても
よい。
[発明の効果] 以上のように、この発明によれば、息圧の強さに応じた
ディジタル出力を取出可能な息圧センサを実現すること
ができ、このような息圧センサをディジタル制御式電子
楽器と組合せて使用すれば、簡単な構成で息圧に応じた
楽音制御を達成できる効果が得られる。
また、この発明の息圧センサは、構成が簡単であると共
に特性ばらつきが少なく、低コストで製作できること、
保持状態に依存しないディジタル出力が得られることな
どの利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例による息圧センサを示
す分解斜視図、 第2図は、上記息圧センサのスイッチ部の断面図、 第3図は、上記息圧センサの使用回路を示す回路図、 第4図は、この発明の第2実施例による電子ハーモニカ
を示す斜視図、 第5図は、上記電子ハーモニカにおける通息孔形成部材
32の正面図、 第6図は、上記電子ハーモニカにおける息圧スイッチ板
36の分解斜視図、 第7図は、上記電子ハーモニカにおける息圧検知部42の
透視図、 第8図は、第7図の通気孔形成部材40における通気孔の
弁配置を示す断面図、 第9図及び第10図は、それぞれ第4図のX−X′線及び
Y−Y′線に沿う断面図、 第11図は、この発明の第3実施例による電子ハーモニカ
を示す斜視図、 第12図は、第11図の電子ハーモニカにおける演奏孔形成
部の分解斜視図、 第13図は、第11図の電子ハーモニカにおける息圧検知部
54の一部断面斜視図、 第14図(A)及び(B)は、第12図の息圧スイッチ板52
における呼気・吸気によるスイッチ動作を説明するため
のいずれも断面図である。 10……空気室形成部材、12……マウスピース、14……息
圧検知板、16……基板、18……スペーサ、20……フレキ
シブルフィルム、22……コード変換回路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a)息が供給される空気室を形成する空
    気室形成手段と、 (b)前記空気室内の息圧を受けるように設けられた複
    数の息圧スイッチであって、各々強さの異なる息圧に応
    じてスイッチするように構成されたものとをそなえ、 前記複数の息圧スイッチの出力を楽器制御信号として取
    出すようにした電子楽器用息圧センサであって、 前記複数の息圧スイッチは、開口面積の異なる複数の孔
    を有するスペーサと、このスペーサの複数の孔にそれぞ
    れ配置された複数対の接点と、前記空気室内の息圧を受
    けるように前記スペーサの少なくとも一方の面に設けら
    れたフレキシブルフィルムであって、前記スペーサの各
    孔に対応する部分が息圧に応じて該孔の開口面積に比例
    した力を受けてたわむことにより対応する対の接点間を
    導通又は非導通にするものとで構成されていることを特
    徴とする電子楽器用息圧センサ。
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