JPH0664870U - 水圧転写装置における転写フィルム供給装置 - Google Patents
水圧転写装置における転写フィルム供給装置Info
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- JPH0664870U JPH0664870U JP5-13293U JP1329393U JPH0664870U JP H0664870 U JPH0664870 U JP H0664870U JP 1329393 U JP1329393 U JP 1329393U JP H0664870 U JPH0664870 U JP H0664870U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】水圧転写装置において転写フィルム1が巻かれ
た供給ローラ3と、供給ローラより繰り出された転写フ
ィルム1を転写槽へ送り出す転写フィルム送り手段とを
備えてなる転写フィルム供給装置2において、アースさ
れた導電性ローラ4を、供給ローラ3より繰り出された
直後の転写フィルム1の印刷層表面1Aに対して当接す
ることができるように備えてなる。 【効果】供給ローラ3より繰り出した直後から転写槽へ
送り出すまでの転写フィルム1の送り過程全体にわたっ
て静電気の帯電を有効に防止することができ、従って静
電気の帯電に起因する異物痕の存在や印刷模様の乱れ等
の転写不良の発生を無くすことができる。
た供給ローラ3と、供給ローラより繰り出された転写フ
ィルム1を転写槽へ送り出す転写フィルム送り手段とを
備えてなる転写フィルム供給装置2において、アースさ
れた導電性ローラ4を、供給ローラ3より繰り出された
直後の転写フィルム1の印刷層表面1Aに対して当接す
ることができるように備えてなる。 【効果】供給ローラ3より繰り出した直後から転写槽へ
送り出すまでの転写フィルム1の送り過程全体にわたっ
て静電気の帯電を有効に防止することができ、従って静
電気の帯電に起因する異物痕の存在や印刷模様の乱れ等
の転写不良の発生を無くすことができる。
Description
【0001】
本考案は、水圧転写装置において、転写フィルムをその供給ローラより繰り出
しそして転写槽へ送り出すところの転写フィルム供給装置に関する。
【0002】
水圧転写法は、一般に、模様が印刷された転写フィルムを水面に浮かべて送り
出す一方、その上方で被転写体をコンベア移送し、その被転写面を転写フィルム
の上から水中に押し入れることにより、転写フィルム上の模様を被転写体に転写
させるという一種の印刷法であるが、三次元曲面への印刷が可能でありかつ装置
も小型で済むこと等から、近年、その利用、応用が特に高まっている。
【0003】
この印刷法に用いられる水圧転写装置は、一般に、水が満たされている転写槽
と、所定の模様が印刷された転写フィルムを、転写槽内の水面に浮かべて送り出
す転写フィルム供給装置と、転写槽の上方において、被転写体を移送しながら、
その被転写面を送り出された転写フィルムの上方から水中に押し入れることによ
り、印刷模様を被転写体の表面に転写する転写コンベアとから、構成される。
【0004】
そして上記の転写フィルム供給装置は、一般に、一つの装置カバーの中に、約
600mの長さの転写フィルムが巻かれた供給ローラと、該ローラより繰り出さ
れた転写フィルムをカバーの供給口より転写槽の上方へ送り出す送りコンベアお
よびローラ等と、送られる転写フィルムに対して必要なテンションを与えるテン
ションローラ等と、そして活性剤を上記ローラより繰り出された転写フィルムの
表面に塗布するアプリケータローラ等とを収納して成る構造のものであった。
【0005】
しかし、転写フィルムは普通、ポリビニルアルコール(PVA)主体の膜であ
り、これを何層にも重ね巻きした供給ローラより繰り出すときには、静電気が発
生し、転写フィルムの表面が約−3〜約−6kVに帯電する場合が頻繁に起きると
いう問題があった。静電気が供給ローラから繰り出された転写フィルムに帯電し
ていると、転写フィルムのその後の送り過程において周囲の空気中のごみやちり
等が帯電する転写フィルムの表面に付着し、続いてその状態のフィルム表面に対
して活性剤が塗布されそして水圧転写がなされ、このため、異物痕の発生や印刷
模様の乱れ等の転写不良をひき起こす場合がある。従来の転写フィルム供給装置
は、いずれも、この種の転写不良に対してうまく対処することができないもので
あった。
【0006】
本考案は、従来の装置の欠点を解消するためになされたものであって、その目
的は、供給ローラから転写槽への転写フィルムの送り過程において静電気の帯電
を有効に防止し、従って、印刷模様の乱れ等の転写不良の発生を無くすことがで
きる、水圧転写装置における転写フィルム供給装置を提供することにある。
【0007】
明確には、本考案による転写フィルム供給装置は、水圧転写装置において転写
フィルムが巻かれた供給ローラと、該供給ローラより繰り出された転写フィルム
を転写槽へ送り出す転写フィルム送り手段とを備えてなる転写フィルム供給装置
において、アースされた導電性ローラを、前記供給ローラより繰り出された直後
の転写フィルムの印刷層表面に対して当接することができるように備えてなるこ
とを特徴とするものである。
【0008】
本考案の転写フィルム供給装置は、この種の従来の装置と同様、転写フィルム
が巻かれた供給ローラと、該供給ローラより繰り出された転写フィルムを転写槽
へ送り出す転写フィルム送り手段とを備えてなるものである。
供給ローラは、普通約600mの長さの転写フィルムを、その転写のための印
刷層が形成されている側の表面を内側にして、巻き続けて成り、通常、本装置の
外側カバーの中に、交換可能とすべく着脱自在に備えられる。
また、転写フィルム送り手段は、送りコンベアおよびローラ、並びにテンショ
ンローラ等よりなり、供給ローラより繰り出された転写フィルムに対し必要なテ
ンションを加えるとともに、転写フィルムを最終的に転写槽の上方へ送り出す機
構のものである。
なお、この場合、転写フィルムの送りは、その一方側の印刷層表面の損傷の発
生をなるべく防止するため、その印刷層表面と反対側の表面(基材面)がコンベ
アおよびローラ等と接触するようにして行なわれるのが通例である。
また、より好ましい転写フィルム供給装置には、転写フィルムを膨潤させかつ
フィルム表面の印刷層の接着性を高め、良好な水圧転写を確実にするために、活
性剤を繰り出されて走行する転写フィルムの表面に塗布するところの活性剤塗布
装置が備えられる。活性剤塗布装置としては、アプリケータローラ、押えローラ
等よりなる小型のローラ塗工装置が一般に用いられている。
さらに、本考案においては、転写フィルム供給装置とともに水圧転写装置を構
成するところの転写槽、転写コンベア等について特別な変形や改良を必要としな
い。従って、転写槽、転写コンベア等については、従来からの製品をそのまま利
用することができる。
【0009】
そして、本考案の転写フィルム供給装置では、アースされた導電性ローラを、
供給ローラより繰り出された直後の転写フィルムの印刷層表面に対して当接する
ことができるように備えてなる。
すなわち、導電性ローラは、一般的な方法によりアースされるとともに、供給
ローラの近傍において、供給ローラより繰り出された直後の転写フィルムに対し
て、その印刷層表面に当接したりまた離れたりするように、進退動可能に備えら
れる。導電性ローラとしては、例えば、金属製でクロムメッキされたローラを利
用することができ、また、これを転写フィルムに対して進退動可能とするために
は、該ローラと接続されたエアシリンダ装置等が使用される。また、転写フィル
ムの印刷層表面と導電性ローラとの当接を確実なものとするためには、当接個所
において、押えローラを転写フィルムを介して導電性ローラの反対側に配置する
のがより好ましい。
【0010】
本考案では、アースされた導電性ローラを転写フィルムの印刷層表面に当接し
うるように配置したことにより、たとえ静電気が該フィルムの印刷層表面に発生
したとしても、その発生した静電気は導電性ローラを通ってアース先へ流れるた
め、静電気が転写フィルムの印刷層表面に帯電することがない。
しかも、本考案では、該導電性ローラを供給ローラより繰り出された直後の転
写フィルムに当接しうるように配置したことにより、供給ローラより繰り出され
た直後から、転写槽へ送り出すまでの送り過程の全体において、静電気の帯電を
防止することができる。
【0011】
以下、本考案の実施例を図面により説明する。
【0012】
図2は、水圧転写装置の全体構成を示す。15は水が満たされた転写槽(aは
水面を示す。)を示し、16は転写槽15の上方において、搭載された被転写体
17を転写槽15内の水の中に押し入るように移送する転写コンベアを示し、そ
して、2は、転写フィルム1(PVA主体の膜で、その表面に印刷層が形成され
ている。)を転写槽15の水面a上に浮かべて送り出す実施例の転写フィルム供
給装置を示す。
転写槽15は、オーバーフロー槽18、ポンプ19等を備え、槽内の水が常に
循環する方式の槽で、運転時、槽内の水面aに表面流pが形成されるようになっ
ている。
転写コンベア16は、2本のチェーンを並行に配置した構成のチェーンコンベ
アであって、いくつかのホルダー20・・をチェーンに結合してなる。このコン
ベア16には、ホルダー20が下降する個所とその後ホルダー20が上昇する個
所とがある。
ホルダー20は、被転写体17を搭載する治具を掛け外し可能に吊持しうるも
のである。
【0013】
そして、本実施例の転写フィルム供給装置2は、図1に示すように、装置カバ
ー13の中に、約600mの長さの転写フィルム1が巻かれた供給ローラ3と、
供給ローラ3より繰り出された転写フィルム1に対して必要なテンションを与え
るテンションローラ9等と、その後転写フィルムの膨潤化等のための活性剤を繰
り出された転写フィルム1の表面に塗布する活性剤塗布装置10と、そして、供
給ローラ3より繰り出された転写フィルム1を、カバー13の供給口14より転
写槽15の上方へ送り出されるように引っ張る送りコンベア7および送りローラ
8等を備えてなり、運転時には、転写フィルム1が、供給ローラ3より繰り出さ
れ、必要なテンションを保って走行し、途中で活性剤が塗布された後、供給口1
4より転写槽15の上方へ送り出されるようになっている(図1中、fは転写フ
ィルム1の送り方向を示す。)
活性剤塗布装置10には、アプリケータローラ11と押えローラ12と塗装パ
ン21等との組合せからなるローラ塗工装置を用い、また、この装置で塗布され
る活性剤には、例えばCFプライマー(硫酸バリウム主体の有効成分をブチルセ
ロソルブに溶解したもの、ザ インクテック株式会社製)が使用される。
【0014】
そして、本実施例では、供給ローラ3の近傍において、例えば金属製でクロム
メッキされた導電性ローラ4をエアシリンダ装置5と接続してかつ押えローラ6
に対向するように設けている。すなわち、エアシリンダ装置5の作動によって、
導電性ローラ4が供給ローラ3より繰り出された直後の転写フィルム1に対し、
その印刷層表面1Aに当接したりまた離れたりするように、進退動可能に備えら
れている(図1中、±pは導電性ローラ4の移動方向を示す。)。この導電性ロ
ーラ4は、慣用的な方法によりアースされている。また、押えローラ6が転写フ
ィルム1を介して導電性ローラ4の反対側に配置されているので、転写フィルム
の印刷層表面1Aと導電性ローラ4との当接が確実なものとなっている。
【0015】
而して、水圧転写は、実施例の供給装置2の作動によって、転写フィルム1を
転写槽15内へ連続的に供給し水面a上に浮かべて送り出すとともに、転写コン
ベア16を運転し、まず、ホルダー20が下降する個所において被転写体17を
ホルダー20に着荷し、次いで、これを移送しながら、その被転写面を転写フィ
ルム1の上方から水中に押し入れることにより、転写フィルム1上の印刷模様を
被転写体17の表面に転写し、その後、ホルダー20が上昇する個所において被
転写体17をホルダー20より脱荷するという手順により、行なわれる。
【0016】
この場合、供給装置2は、送りコンベア7等の運転により、転写フィルム1を
供給ローラ3より繰り出し、必要なテンションを保ちながら走行させ、装置10
において活性剤を塗布した後、供給口14より転写槽15の上方へ送り出すとい
う手順により、転写フィルム1の供給を行なう。
そしてこの際、エアシリンダ装置5を作動させて、導電性ローラ4が、供給ロ
ーラ3より繰り出された直後の転写フィルム1の印刷層表面1Aに当接するよう
にセットされる。
【0017】
従って、実施例では、静電気が供給ローラ3からの繰り出しによって転写フィ
ルム1の印刷層表面1Aに発生しても、その静電気は導電性ローラ4等を通じて
アース先に流れる。このため、静電気が供給ローラ3から転写槽15へ送られる
転写フィルム1の表面に帯電することがなく、従って、ごみ等の付着による印刷
模様の乱れ等の転写不良の発生が著しく低減された。
【0018】
以上説明したように、本考案によれば、供給ローラから繰り出した直後から転
写槽へ送り出すまでの転写フィルムの送り過程の全体にわたって静電気の帯電を
有効に防止することができ、従って静電気の帯電に起因する異物痕の存在や印刷
模様の乱れ等の転写不良の発生を無くすことができるという効果が得られる。
【図1】本考案の実施例の転写フィルム供給装置の構成
を概略的に示す図である。
を概略的に示す図である。
【図2】実施例の転写フィルム供給装置を備えた水圧転
写装置を示す全体図である。
写装置を示す全体図である。
1 転写フィルム
2 転写フィルム供給装置
3 供給ローラ
4 導電性ローラ
5 エアシリンダ装置
6 押えローラ
7 送りコンベア
10 活性剤塗布装置
1A 印刷層表面
f 転写フィルムの送り方向
±p 導電性ローラの移動方向
Claims (1)
- 【請求項1】水圧転写装置において転写フィルムが巻か
れた供給ローラと、該供給ローラより繰り出された転写
フィルムを転写槽へ送り出す転写フィルム送り手段とを
備えてなる転写フィルム供給装置において、アースされ
た導電性ローラを、前記供給ローラより繰り出された直
後の転写フィルムの印刷層表面に対して当接することが
できるように備えてなることを特徴とする、水圧転写装
置における転写フィルム供給装置。
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0664870U true JPH0664870U (ja) | 1994-09-13 |
Family
ID=
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