JPH0665071B2 - 流動型ナトリウム―硫黄電池 - Google Patents
流動型ナトリウム―硫黄電池Info
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- JPH0665071B2 JPH0665071B2 JP63060015A JP6001588A JPH0665071B2 JP H0665071 B2 JPH0665071 B2 JP H0665071B2 JP 63060015 A JP63060015 A JP 63060015A JP 6001588 A JP6001588 A JP 6001588A JP H0665071 B2 JPH0665071 B2 JP H0665071B2
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- H01M10/39—Accumulators not provided for in groups H01M10/05-H01M10/34 working at high temperature
- H01M10/3909—Sodium-sulfur cells
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
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Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は流動型ナトリウム−硫黄電池とその製造方法に
係り、特に簡単な構造で電池の大容量化と放電特性の安
定化を図るに好適な流動型ナトリウム−硫黄電池とその
製造方法に関する。
係り、特に簡単な構造で電池の大容量化と放電特性の安
定化を図るに好適な流動型ナトリウム−硫黄電池とその
製造方法に関する。
従来のナトリウム−硫黄電池は第6図に示すように構成
されていた。図において、陽極を形成する電池容器1の
蓋体2には、有底円筒状の固体電解質3の上端が絶縁部
材4を介して取り付けられており、この固体電解質3は
前記電池容器1内に同心状に挿入されている。この固体
電解質3はナトリウムイオンに対して伝導性のある材
料、例えばガラスまたはセラミックで形成されている。
また最近ではこの固体電解質3とさらにナトリウムイオ
ンの伝導性に優れたβ″−アルミナあるいはβ−アルミ
ナで形成して、このβ″−アルミナが電子伝導性がない
特性を利用して、陰極と陽極を分離するセパレータの機
能をもたせたものもある。また前記蓋体2の中心には陰
極を形成する電極5が取り付けられ、前記固体電解質3
内に挿入されている。また前記電池容器1と固体電解質
3との間には、溶融硫黄と多硫化ナトリウムとからなる
陽極活物質6が充填されており、固体電解質3の内側に
は溶融ナトリウムからなる陰極活物質7が充填されてい
る。さらに陽極活物質6として用いる硫黄は電子伝導性
が小さいため、補助導電材8を陽極活物質6に含浸し
て、電気化学反応に伴う電子の授受を促進するようにし
ている。この補助導電材8としては、繊維状グラファイ
トやカーボンなどが用いられている。上記のように構成
されているナトリウム−硫黄電池は封止型ナトリウム−
硫黄電池と呼ばれている。
されていた。図において、陽極を形成する電池容器1の
蓋体2には、有底円筒状の固体電解質3の上端が絶縁部
材4を介して取り付けられており、この固体電解質3は
前記電池容器1内に同心状に挿入されている。この固体
電解質3はナトリウムイオンに対して伝導性のある材
料、例えばガラスまたはセラミックで形成されている。
また最近ではこの固体電解質3とさらにナトリウムイオ
ンの伝導性に優れたβ″−アルミナあるいはβ−アルミ
ナで形成して、このβ″−アルミナが電子伝導性がない
特性を利用して、陰極と陽極を分離するセパレータの機
能をもたせたものもある。また前記蓋体2の中心には陰
極を形成する電極5が取り付けられ、前記固体電解質3
内に挿入されている。また前記電池容器1と固体電解質
3との間には、溶融硫黄と多硫化ナトリウムとからなる
陽極活物質6が充填されており、固体電解質3の内側に
は溶融ナトリウムからなる陰極活物質7が充填されてい
る。さらに陽極活物質6として用いる硫黄は電子伝導性
が小さいため、補助導電材8を陽極活物質6に含浸し
て、電気化学反応に伴う電子の授受を促進するようにし
ている。この補助導電材8としては、繊維状グラファイ
トやカーボンなどが用いられている。上記のように構成
されているナトリウム−硫黄電池は封止型ナトリウム−
硫黄電池と呼ばれている。
次に上記のように構成された従来の封止型ナトリウム−
硫黄電池の作用について説明する。電池の作動温度は陽
極活物質である多硫化ナトリウムの融点から考えて30
0℃以上が有効である。充放電反応は下記の式(1),(2)
によって行なわれる。
硫黄電池の作用について説明する。電池の作動温度は陽
極活物質である多硫化ナトリウムの融点から考えて30
0℃以上が有効である。充放電反応は下記の式(1),(2)
によって行なわれる。
そして電池全体としての充放電反応は下記の式(3)で示
すようになる。
すようになる。
上記各式におけるxは通常のナトリウム−硫黄電池で
は、5乃至3の範囲で変化する。
は、5乃至3の範囲で変化する。
上述したナトリウム−硫黄電池においては、電解質3が
β″−アルミナなどの固体であり、活物質としてナトリ
ウムと硫黄を溶融状態で使用するため、下記に示すよう
な特性を具備している。
β″−アルミナなどの固体であり、活物質としてナトリ
ウムと硫黄を溶融状態で使用するため、下記に示すよう
な特性を具備している。
(1)充放電の際に副反応が発生せず、自己放電がないた
め、充電された全容量を放電することができる。
め、充電された全容量を放電することができる。
(2)理論エネルギー密度が高く、従来の鉛蓄電池の4倍
程度であり、約780wh/kgとすることが可能である。
程度であり、約780wh/kgとすることが可能である。
(3)活物質として使用するナトリウムと硫黄は電気化学
当量が極めて小さく、かつ資源的にも豊富で安価である
ため、省資源、省エネルギーの面から有効である。
当量が極めて小さく、かつ資源的にも豊富で安価である
ため、省資源、省エネルギーの面から有効である。
上記の封止型ナトリウム−硫黄電池に比較して、さらに
出力電圧を一定にし電池容量を容易に増大することので
きる電池として、同一出願人により提案され特開昭60
−17869号公報に記載された、流動型ナトリウム−
硫黄電池が公知である。この電池は第7図に示すように
構成されている。図において、第6図に示す封止型ナト
リウム−硫黄電池と同一または同等部分には同一符号を
付して示す。電池容器1は絶縁部材4を介して左右の容
器壁がそれぞれ陽極及び陰極を形成し、電極9,10に
接続されており、電池容器1の左右の電槽は固体電解質
3によって隔離されている。また電池の外部にはそれぞ
れ陽極活物質としての溶融硫黄6を貯蔵する貯蔵容器1
1と、陰極活物質としての溶融ナトリウム7を貯蔵する
貯蔵容器12とが設けられている。またこれらの貯蔵容
器11,12は、それぞれにポンプ13,14及び電磁
開閉弁15,16が設けられた配管17,18により、
それぞれ前記電池容器1の左右の電槽に接続されてい
る。さらに電池容器1の陽極側電槽には貯蔵容器19が
接続されており、電極9,10及び電磁開閉弁15,1
6はそれぞれ制御装置20に電気的に接続されている。
出力電圧を一定にし電池容量を容易に増大することので
きる電池として、同一出願人により提案され特開昭60
−17869号公報に記載された、流動型ナトリウム−
硫黄電池が公知である。この電池は第7図に示すように
構成されている。図において、第6図に示す封止型ナト
リウム−硫黄電池と同一または同等部分には同一符号を
付して示す。電池容器1は絶縁部材4を介して左右の容
器壁がそれぞれ陽極及び陰極を形成し、電極9,10に
接続されており、電池容器1の左右の電槽は固体電解質
3によって隔離されている。また電池の外部にはそれぞ
れ陽極活物質としての溶融硫黄6を貯蔵する貯蔵容器1
1と、陰極活物質としての溶融ナトリウム7を貯蔵する
貯蔵容器12とが設けられている。またこれらの貯蔵容
器11,12は、それぞれにポンプ13,14及び電磁
開閉弁15,16が設けられた配管17,18により、
それぞれ前記電池容器1の左右の電槽に接続されてい
る。さらに電池容器1の陽極側電槽には貯蔵容器19が
接続されており、電極9,10及び電磁開閉弁15,1
6はそれぞれ制御装置20に電気的に接続されている。
次に上記のように構成された従来の流動型ナトリウム−
硫黄電池の作用について説明する。貯蔵容器11,12
にそれぞれ貯蔵された陽極活物質6及び陰極活物質7
は、ポンプ13,14によって電池容器1の左右の電槽
内に導入され、電池が形成される。そして電極9,10
間の電圧値及び電流値を制御装置20により検出して、
放電終了点に到達した段階で電池容器1の陽極側電槽内
にある陽極活物質6を貯蔵容器19内に排出し、同時に
新しい陽極活物質6及び陰極活物質7をそれぞれ貯蔵容
器11,12から電池容器1の左右の電槽に補充する。
この流動型ナトリウム−硫黄電池によると、活物質6,
7を外部から供給し、前記式(3)におけるxを5に保っ
て充放電するために、下記に示すような利点が生じる。
硫黄電池の作用について説明する。貯蔵容器11,12
にそれぞれ貯蔵された陽極活物質6及び陰極活物質7
は、ポンプ13,14によって電池容器1の左右の電槽
内に導入され、電池が形成される。そして電極9,10
間の電圧値及び電流値を制御装置20により検出して、
放電終了点に到達した段階で電池容器1の陽極側電槽内
にある陽極活物質6を貯蔵容器19内に排出し、同時に
新しい陽極活物質6及び陰極活物質7をそれぞれ貯蔵容
器11,12から電池容器1の左右の電槽に補充する。
この流動型ナトリウム−硫黄電池によると、活物質6,
7を外部から供給し、前記式(3)におけるxを5に保っ
て充放電するために、下記に示すような利点が生じる。
(1)電池容器1の外部から供給する活物質6,7の総量
を増すことにより、電池容量を容易に増大することがで
きる。
を増すことにより、電池容量を容易に増大することがで
きる。
(2)電池容器1の陽極側の電槽の厚さを薄くすることが
できるため、電池の内部抵抗を小さくし、高いエネルギ
ー効率を得ることができる。
できるため、電池の内部抵抗を小さくし、高いエネルギ
ー効率を得ることができる。
(3)放電量(Ah)に関係なく一定の出力電圧を得るこ
とができる。
とができる。
(4)腐食性の強い低硫化物の生成が防止できる。
上記のような特性のため、この流動型ナトリウム−硫黄
電池は、将来の電力貯蔵用二次電池として有望視されて
いる。
電池は、将来の電力貯蔵用二次電池として有望視されて
いる。
第6図に示す従来の封止型ナトリウム−硫黄電池の電圧
特性の一例を第8図に示す。この特性は容量が約50Wh
の電池で電流密度が約100mA/cm2の場合のものであ
り、端子電圧は放電時にはNa2S5→Na2S4→N
a2S3と低硫化物の生成とともに低下する。また電流
密度が約25mA/cm2の充電時には逆にNa2S3→Na
2S4→Na2S5→Sと変化して、充電末期には電気
絶縁物であるSが固体電解質の表面に生成し、電池の内
部抵抗が増大する。このため端子電圧が急増して充電不
可能となる。また電流密度を上げた場合にはさらに急激
に端子電圧が上昇するため、電池容量を有効に利用する
ことができない。また電池容量を増大するためには、活
物質の充填量を増加させる必要があり、電池容器の陽極
側電槽を厚くしなければならない。この結果電池の内部
抵抗が増大し、エネルギー効率を低下させるなどの問題
があった。
特性の一例を第8図に示す。この特性は容量が約50Wh
の電池で電流密度が約100mA/cm2の場合のものであ
り、端子電圧は放電時にはNa2S5→Na2S4→N
a2S3と低硫化物の生成とともに低下する。また電流
密度が約25mA/cm2の充電時には逆にNa2S3→Na
2S4→Na2S5→Sと変化して、充電末期には電気
絶縁物であるSが固体電解質の表面に生成し、電池の内
部抵抗が増大する。このため端子電圧が急増して充電不
可能となる。また電流密度を上げた場合にはさらに急激
に端子電圧が上昇するため、電池容量を有効に利用する
ことができない。また電池容量を増大するためには、活
物質の充填量を増加させる必要があり、電池容器の陽極
側電槽を厚くしなければならない。この結果電池の内部
抵抗が増大し、エネルギー効率を低下させるなどの問題
があった。
一方、第7図に示す従来の流動型ナトリウム−硫黄電池
においては、充電時に陽極活物質の流動により、固体電
解質表面に生成する硫黄の絶縁層を外部へ流し出すこと
ができ、充電時の電圧上昇を防止することができる。ま
た活物質を外部から供給できるため陽極側電槽を厚くす
ることなく、電池容量を容易に増大することができる。
しかしながら、ナトリウム−硫黄電池を用いて電力貯蔵
に必要な100MWh級電力貯蔵システムを構成する場
合、数万本から数十万本という多数の電池が必要とな
る。これらの電池にそれぞれ活物質を供給するための配
管を設けることは、電力貯蔵システムを複雑にしコスト
を増加させるという問題があった。また前述したように
電池作動温度が300℃以上であるため、活物質を液体
で輸送するための配管を300℃以上に保温する必要が
あり、この結果配管の熱膨張対策が必要となるという問
題もあった。
においては、充電時に陽極活物質の流動により、固体電
解質表面に生成する硫黄の絶縁層を外部へ流し出すこと
ができ、充電時の電圧上昇を防止することができる。ま
た活物質を外部から供給できるため陽極側電槽を厚くす
ることなく、電池容量を容易に増大することができる。
しかしながら、ナトリウム−硫黄電池を用いて電力貯蔵
に必要な100MWh級電力貯蔵システムを構成する場
合、数万本から数十万本という多数の電池が必要とな
る。これらの電池にそれぞれ活物質を供給するための配
管を設けることは、電力貯蔵システムを複雑にしコスト
を増加させるという問題があった。また前述したように
電池作動温度が300℃以上であるため、活物質を液体
で輸送するための配管を300℃以上に保温する必要が
あり、この結果配管の熱膨張対策が必要となるという問
題もあった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、複雑な配管
を必要としない簡単な構造で、高性能の流動型ナトリウ
ム−硫黄電池を提供することを目的とする。
を必要としない簡単な構造で、高性能の流動型ナトリウ
ム−硫黄電池を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、電池容器内をナ
トリウムイオンが通過可能な固体電解質により隔離して
2個の電槽を形成し、一方の電槽には陰極活物質である
ナトリウムが、他方の電槽には陽極活物質である硫黄ま
たは多硫化ナトリウムがそれぞれ充填され、かつ前記陽
極活物質が硫黄と多硫化ナトリウムに二層に分離する流
動型ナトリウム−硫黄電池において、前記固体電解質の
少くとも一方の面に沿って、前記硫黄に対する接触角よ
りも前記多硫化ナトリウムに対する接触角が小さい多孔
質電子伝導材を装着したものである。
トリウムイオンが通過可能な固体電解質により隔離して
2個の電槽を形成し、一方の電槽には陰極活物質である
ナトリウムが、他方の電槽には陽極活物質である硫黄ま
たは多硫化ナトリウムがそれぞれ充填され、かつ前記陽
極活物質が硫黄と多硫化ナトリウムに二層に分離する流
動型ナトリウム−硫黄電池において、前記固体電解質の
少くとも一方の面に沿って、前記硫黄に対する接触角よ
りも前記多硫化ナトリウムに対する接触角が小さい多孔
質電子伝導材を装着したものである。
また、電池容器内の陽極活物質が充填された電槽内に、
陽極活物質の一部と固体電解質とを隔離する隔壁を設け
るとともに、該隔壁を貫通して固体電解質の表面に沿っ
て設けられた多孔質電子伝導材を延設すると、後記する
理由により効果的である。
陽極活物質の一部と固体電解質とを隔離する隔壁を設け
るとともに、該隔壁を貫通して固体電解質の表面に沿っ
て設けられた多孔質電子伝導材を延設すると、後記する
理由により効果的である。
そして、前記多孔質電子伝導材は、予め多硫化ナトリウ
ムに浸漬した後に固体電解質に沿って装着するようにす
る。
ムに浸漬した後に固体電解質に沿って装着するようにす
る。
陽極活物質である硫黄と多硫化ナトリウムは親和性に乏
しく、密度の小さい硫黄が上部に、密度の大きい多硫化
ナトリウムが下部に二相分離する。また多孔質体が流体
に作用する毛細管力は、流体の表面張力と多孔質体との
接触角、すなわちぬれ性の大小に依存する。そしてナト
リウム−硫黄電池の運転温度である300℃乃至350
℃においては、多硫化ナトリウムの表面張力は硫黄より
大きい。従って前記のように構成した本発明によると、
固体電解質の表面近傍に装着した、多硫化ナトリウムに
対してぬれ性のよい多孔質電子伝導材の毛細管力は、硫
黄よりも多硫化ナトリウムに対して大きくなる。このた
め、充電時には、陽極下部に沈降していた多硫化ナトリ
ウムが多孔質電子伝導材によって選択的に吸い上げら
れ、固体電解質の表面に供給される。同時に、固体電解
質の表面に生成した硫黄は排除されるため、充電時にお
ける端子電圧の上昇を防止することができる。また毛細
管力によって多硫化ナトリウムを供給するため、従来の
ような多数の配管を必要とすることなく、電池容量を容
易に増大することができる。また多孔質電子伝導材は予
め多硫化ナトリウムでぬらされているため、初充電時の
電池の内部抵抗を低下させることができる。
しく、密度の小さい硫黄が上部に、密度の大きい多硫化
ナトリウムが下部に二相分離する。また多孔質体が流体
に作用する毛細管力は、流体の表面張力と多孔質体との
接触角、すなわちぬれ性の大小に依存する。そしてナト
リウム−硫黄電池の運転温度である300℃乃至350
℃においては、多硫化ナトリウムの表面張力は硫黄より
大きい。従って前記のように構成した本発明によると、
固体電解質の表面近傍に装着した、多硫化ナトリウムに
対してぬれ性のよい多孔質電子伝導材の毛細管力は、硫
黄よりも多硫化ナトリウムに対して大きくなる。このた
め、充電時には、陽極下部に沈降していた多硫化ナトリ
ウムが多孔質電子伝導材によって選択的に吸い上げら
れ、固体電解質の表面に供給される。同時に、固体電解
質の表面に生成した硫黄は排除されるため、充電時にお
ける端子電圧の上昇を防止することができる。また毛細
管力によって多硫化ナトリウムを供給するため、従来の
ような多数の配管を必要とすることなく、電池容量を容
易に増大することができる。また多孔質電子伝導材は予
め多硫化ナトリウムでぬらされているため、初充電時の
電池の内部抵抗を低下させることができる。
以下、本発明に係る流動型ナトリウム−硫黄電池の実施
例を、図面を参照して説明する。
例を、図面を参照して説明する。
第1図に本発明の第1の実施例を示す。図において、第
6図に示す従来例と同一または同等部分には同一符号を
付して示し、説明を省略する。本施例の特徴は、補助導
電材として多孔質電子伝導材21を固体電解質3に沿っ
て装着した点にある。この多孔質電子伝導材21は硫黄
に比べ多硫化ナトリウムとのぬれ性がよい、すなわち硫
黄との接触角が小さい多孔質の部材で形成されている。
この部材の一例としては、ステンレス鋼製の350番
(線径28μm、開目44μm、1インチ当り350本
の鋼線で形成されたもの)のメッシュを3枚重ねて構成
されており、前記固体電解質3の陽極側の表面に沿っ
て、僅かな間隙を介して上端から下端まで装着されてお
り、さらに下端は電池容器1の下端近傍まで延設されて
いる。ここでステレス鋼と多流化ナトリウムの一つであ
る四硫化ナトリウム及び硫黄との接触角は、The Sulfur
Electrode(RagnerP.Tischer著)P.71に記載されて
いるように、それぞれ0度乃至5度及び20度乃至30
度であり、ステンレス鋼に対する四硫化ナトリウムの接
触角は硫黄に比べて遥かに小さい。また固体電解質3の
陰極側の表面にも同様のステンレス鋼製メッシュ22が
装着されている。そして前記電子伝導材21及びこのメ
ッシュ22は、電池製造時に陽極活物質6として例えば
70grの五硫化ナトリウムを充填して放電状態の電池を
作製し、約350℃に昇温して約24時間保持し、五硫
化ナトリウムにぬらす前処理が施されている。また絶縁
部材4としてはα−アルミナが用いられている。また前
記固体電解質3の陽極側表面に装着された多孔質電子伝
導材21の外側には、電池容器1の内面との間に陽極活
物質6の流路を形成する集電電極23が設けられてお
り、この集電電極23の下端は電池容器1の底面近傍ま
で延設されている。そして電子伝導材21と集電電極2
3とはリード線24により電気的に接続されており、電
子伝導材21と集電電極23との間に流路を形成する空
間と、集電電極23と電池容器1との間に形成される陽
極活物質6の貯蔵空間とは、上下端がそれぞれ出入口2
5で接続されている。
6図に示す従来例と同一または同等部分には同一符号を
付して示し、説明を省略する。本施例の特徴は、補助導
電材として多孔質電子伝導材21を固体電解質3に沿っ
て装着した点にある。この多孔質電子伝導材21は硫黄
に比べ多硫化ナトリウムとのぬれ性がよい、すなわち硫
黄との接触角が小さい多孔質の部材で形成されている。
この部材の一例としては、ステンレス鋼製の350番
(線径28μm、開目44μm、1インチ当り350本
の鋼線で形成されたもの)のメッシュを3枚重ねて構成
されており、前記固体電解質3の陽極側の表面に沿っ
て、僅かな間隙を介して上端から下端まで装着されてお
り、さらに下端は電池容器1の下端近傍まで延設されて
いる。ここでステレス鋼と多流化ナトリウムの一つであ
る四硫化ナトリウム及び硫黄との接触角は、The Sulfur
Electrode(RagnerP.Tischer著)P.71に記載されて
いるように、それぞれ0度乃至5度及び20度乃至30
度であり、ステンレス鋼に対する四硫化ナトリウムの接
触角は硫黄に比べて遥かに小さい。また固体電解質3の
陰極側の表面にも同様のステンレス鋼製メッシュ22が
装着されている。そして前記電子伝導材21及びこのメ
ッシュ22は、電池製造時に陽極活物質6として例えば
70grの五硫化ナトリウムを充填して放電状態の電池を
作製し、約350℃に昇温して約24時間保持し、五硫
化ナトリウムにぬらす前処理が施されている。また絶縁
部材4としてはα−アルミナが用いられている。また前
記固体電解質3の陽極側表面に装着された多孔質電子伝
導材21の外側には、電池容器1の内面との間に陽極活
物質6の流路を形成する集電電極23が設けられてお
り、この集電電極23の下端は電池容器1の底面近傍ま
で延設されている。そして電子伝導材21と集電電極2
3とはリード線24により電気的に接続されており、電
子伝導材21と集電電極23との間に流路を形成する空
間と、集電電極23と電池容器1との間に形成される陽
極活物質6の貯蔵空間とは、上下端がそれぞれ出入口2
5で接続されている。
次に本実施例による電池の充放電時における動作を第2
図を参照して説明する。放電初期には(1)に示すように
陽極部は硫黄26で満たされている。放電が進むに従っ
て多孔質電子伝導材21中に五硫化ナトリウムが生成
し、この電子伝導材21で保持できない密度の大きな五
硫化ナトリウム27は、(2)で示すように硫黄26と二
相に分離する。そして矢印Aの方向に沈澱して電池容器
1の下部へ貯蔵される。また硫黄26は矢印Bの方向に
流動する。さらに放電が進み、(3)で示すように陽極活
物質がほとんどで多硫化ナトリウム27で満たされた時
点で、放電を終了する。このとき放電により陰極活物質
7であるナトリウムが陽極側に移動して液面が低下し、
固体電解質3の上部が露出するが、固体電解質3の陰極
側に設けられたメッシュ22により固体電解質3の表面
全体にナトリウムが供給される。
図を参照して説明する。放電初期には(1)に示すように
陽極部は硫黄26で満たされている。放電が進むに従っ
て多孔質電子伝導材21中に五硫化ナトリウムが生成
し、この電子伝導材21で保持できない密度の大きな五
硫化ナトリウム27は、(2)で示すように硫黄26と二
相に分離する。そして矢印Aの方向に沈澱して電池容器
1の下部へ貯蔵される。また硫黄26は矢印Bの方向に
流動する。さらに放電が進み、(3)で示すように陽極活
物質がほとんどで多硫化ナトリウム27で満たされた時
点で、放電を終了する。このとき放電により陰極活物質
7であるナトリウムが陽極側に移動して液面が低下し、
固体電解質3の上部が露出するが、固体電解質3の陰極
側に設けられたメッシュ22により固体電解質3の表面
全体にナトリウムが供給される。
充電初期には(4)に示すように陽極はほぼ五硫化ナトリ
ウム27で満たされている。充電の進行に伴ない多孔質
電子伝導材21中に硫黄26が生成する。このときこの
電子伝導材21は硫黄26に比べ五硫化ナトリウム27
にぬれやすいため、硫黄26は電子伝導材21中からこ
の電子伝導材21と集電電極23との間の空間へ排出さ
れる。この排出された硫黄26は五硫化ナトリウム27
により密度が小さいため、(5)に示すように矢印Dの方
向に陽極上部に浮上し、さらに矢印Cの方向に流動す
る。充電作用によって消費された量の五硫化ナトリウム
27は、毛細管力により電子伝導材21中を陽極下部か
ら吸い上げられ、矢印Dの方向に流動する。さらに充電
が進み、(6)に示すように陽極がほとんど硫黄26に変
換された時点で充電を終了する。
ウム27で満たされている。充電の進行に伴ない多孔質
電子伝導材21中に硫黄26が生成する。このときこの
電子伝導材21は硫黄26に比べ五硫化ナトリウム27
にぬれやすいため、硫黄26は電子伝導材21中からこ
の電子伝導材21と集電電極23との間の空間へ排出さ
れる。この排出された硫黄26は五硫化ナトリウム27
により密度が小さいため、(5)に示すように矢印Dの方
向に陽極上部に浮上し、さらに矢印Cの方向に流動す
る。充電作用によって消費された量の五硫化ナトリウム
27は、毛細管力により電子伝導材21中を陽極下部か
ら吸い上げられ、矢印Dの方向に流動する。さらに充電
が進み、(6)に示すように陽極がほとんど硫黄26に変
換された時点で充電を終了する。
定電流充放電時の固体電解質3の単位面積当りの電流密
度を80mA/cm2とすると、端子間における電圧特性は第
3図に示すようになる。図において、白丸及び黒丸は実
験により測定されたそれぞれ充電電圧及び放電電圧を示
す。図に示されたように、本実施例の電池によれば充電
電圧26及び放電電圧27は、ともに従来の流動型ナト
リウム−硫黄電池と同様に、ほぼ一定の端子電圧が得ら
れた。本実験では陽極活物質6が五硫化ナトリウムにな
った時点で放電を終了させたが、さらに陽極活物質が四
硫化ナトリウム、三硫化ナトリウムになるまで放電を継
続することもできる。また本実験では電池の運転温度を
350℃としたが、このときにおける五硫化ナトリウム
の表面張力は約130dyn/cm2であり、五硫化ナトリウ
ム27の電子伝導材21内を上昇する到達可能高さは3
5cmとなる。一方、絶縁部材4から電池容器1の底部に
至る陽極高さは10cmであるので、充電末期で五硫化ナ
トリウム27の液面が低下したときでも、この五硫化ナ
トリウム27を電子伝導材21の全体へ供給することが
可能となり、電池の内部抵抗の増大を防止できたこと
が、前記実験結果によって確認できる。
度を80mA/cm2とすると、端子間における電圧特性は第
3図に示すようになる。図において、白丸及び黒丸は実
験により測定されたそれぞれ充電電圧及び放電電圧を示
す。図に示されたように、本実施例の電池によれば充電
電圧26及び放電電圧27は、ともに従来の流動型ナト
リウム−硫黄電池と同様に、ほぼ一定の端子電圧が得ら
れた。本実験では陽極活物質6が五硫化ナトリウムにな
った時点で放電を終了させたが、さらに陽極活物質が四
硫化ナトリウム、三硫化ナトリウムになるまで放電を継
続することもできる。また本実験では電池の運転温度を
350℃としたが、このときにおける五硫化ナトリウム
の表面張力は約130dyn/cm2であり、五硫化ナトリウ
ム27の電子伝導材21内を上昇する到達可能高さは3
5cmとなる。一方、絶縁部材4から電池容器1の底部に
至る陽極高さは10cmであるので、充電末期で五硫化ナ
トリウム27の液面が低下したときでも、この五硫化ナ
トリウム27を電子伝導材21の全体へ供給することが
可能となり、電池の内部抵抗の増大を防止できたこと
が、前記実験結果によって確認できる。
上述したように、本実施例によれば、固体電解質3の表
面に沿ってステンレス鋼メッシュよりなる多孔質電子伝
導材21を設け、さらに陽極活物質6内に集電電極23
を設けることにより、陽極活物質6を固体電解質3の従
来の流動型ナトリウム−硫黄電池と同様に供給すること
ができる。従って従来必要とした多数の配管が不要とな
り、電池の構成を簡単にしてシステムのコスト低減と信
頼性の向上とを図ることができる。
面に沿ってステンレス鋼メッシュよりなる多孔質電子伝
導材21を設け、さらに陽極活物質6内に集電電極23
を設けることにより、陽極活物質6を固体電解質3の従
来の流動型ナトリウム−硫黄電池と同様に供給すること
ができる。従って従来必要とした多数の配管が不要とな
り、電池の構成を簡単にしてシステムのコスト低減と信
頼性の向上とを図ることができる。
第4図に本発明の第2の実施例を示す。図において、第
1図に示す第1の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。本実施例の特徴は
第1の実施例における集電電極23を取り除き、多孔質
電子伝導材21と電池容器1とをリード線24により直
接電気的に接続した点にある。本実施例によれば、電池
構造の簡略化が図れる。なおリード線24を用いずに陽
極部下部において、電池容器1の底部と電子伝導材21
の下端とを溶接などの方法により直接接続してもよい。
1図に示す第1の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。本実施例の特徴は
第1の実施例における集電電極23を取り除き、多孔質
電子伝導材21と電池容器1とをリード線24により直
接電気的に接続した点にある。本実施例によれば、電池
構造の簡略化が図れる。なおリード線24を用いずに陽
極部下部において、電池容器1の底部と電子伝導材21
の下端とを溶接などの方法により直接接続してもよい。
第5図に本発明の第3の実施例を示す。図においても第
1図に示す第1の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。本実施例の特徴は
多孔質電子伝導材21と電池容器1との間隔を小さく
し、電池容器1内の固体電解質3の下部に隔離板28を
設け、大部分の陽極活物質6をこの隔離板28で隔てら
れた下部の陽極活物質貯蔵室29に貯蔵する構造とした
点にある。前記電子伝導材21は隔離板28のほぼ中心
を貫通して延設されており、電池容器1の外部に電気的
に接続されている。また隔離板28には複数個の貫通孔
30が形成されており、陽極隔離板28の上下部に陽極
活物質6が流通可能となっている。
1図に示す第1の実施例と同一または同等部分には同一
符号を付して示し、説明を省略する。本実施例の特徴は
多孔質電子伝導材21と電池容器1との間隔を小さく
し、電池容器1内の固体電解質3の下部に隔離板28を
設け、大部分の陽極活物質6をこの隔離板28で隔てら
れた下部の陽極活物質貯蔵室29に貯蔵する構造とした
点にある。前記電子伝導材21は隔離板28のほぼ中心
を貫通して延設されており、電池容器1の外部に電気的
に接続されている。また隔離板28には複数個の貫通孔
30が形成されており、陽極隔離板28の上下部に陽極
活物質6が流通可能となっている。
次に本実施例の動作を説明する。電池充電時には陽極活
物質6である五硫化ナトリウムが多孔室電子伝導材21
を通って固体電解質3の表面まで供給される。充電によ
って生成した硫黄は五硫化ナトリウムの上部に浮上し、
充電の進行に伴なう五硫化ナトリウムの液位の低下によ
り、隔離板28に形成された貫通孔30を通って陽極活
物質貯蔵室29に貯えられる。放電時には五硫化ナトリ
ウムが生成し、電子伝導材21を通って下降して陽極活
物質貯蔵室29の底部から堆積する。そしてこの五硫化
ナトリウム6の堆積に伴なって硫黄は貫通孔30を通っ
て隔離板28の上部に押し上げられ、電池反応に付与す
る。
物質6である五硫化ナトリウムが多孔室電子伝導材21
を通って固体電解質3の表面まで供給される。充電によ
って生成した硫黄は五硫化ナトリウムの上部に浮上し、
充電の進行に伴なう五硫化ナトリウムの液位の低下によ
り、隔離板28に形成された貫通孔30を通って陽極活
物質貯蔵室29に貯えられる。放電時には五硫化ナトリ
ウムが生成し、電子伝導材21を通って下降して陽極活
物質貯蔵室29の底部から堆積する。そしてこの五硫化
ナトリウム6の堆積に伴なって硫黄は貫通孔30を通っ
て隔離板28の上部に押し上げられ、電池反応に付与す
る。
本実施例によれば、大部分の陽極活物質6を陽極活物質
貯蔵室29内に貯蔵できるため、固体電解質3が破損し
たときに発生する陰極活物質7と陽極活物質6との、固
体電解質3を介さない直接反応量を大幅に低減すること
ができ、ナトリウム−硫黄電池の安全性は飛躍的に向上
する。
貯蔵室29内に貯蔵できるため、固体電解質3が破損し
たときに発生する陰極活物質7と陽極活物質6との、固
体電解質3を介さない直接反応量を大幅に低減すること
ができ、ナトリウム−硫黄電池の安全性は飛躍的に向上
する。
上記各実施例においては、多孔質電子伝導材21として
350番のスレンレス鋼メッシュを用いた場合について
説明したが、このメッシュをさらに細かくすることによ
り五硫化ナトリウムの到達高さを高くすることができ、
陽極部の高さを高くして電池の容量を増大することがで
きる。またメッシュの材質としてステンレス鋼を用いた
が、硫黄との接触各に比べ多硫化ナトリウムとの接触角
が小さいものであれば、他の材質のメッシュであっても
よい。
350番のスレンレス鋼メッシュを用いた場合について
説明したが、このメッシュをさらに細かくすることによ
り五硫化ナトリウムの到達高さを高くすることができ、
陽極部の高さを高くして電池の容量を増大することがで
きる。またメッシュの材質としてステンレス鋼を用いた
が、硫黄との接触各に比べ多硫化ナトリウムとの接触角
が小さいものであれば、他の材質のメッシュであっても
よい。
上述したように、本発明によれば、硫黄に比べて多硫化
ナトリウムに対する接触角が小さい多孔質電子伝導材を
固体電解質の表面に沿って装着したので、充放電時に陽
極活物質を容易に循環させることが可能となり、複雑な
配管を必要とすることなく、簡単な構成で高性能な流動
型ナトリウム−硫黄電池を得ることができる。その結
果、電力貯蔵システムのコスト低減と信頼性向上を達成
することができる。
ナトリウムに対する接触角が小さい多孔質電子伝導材を
固体電解質の表面に沿って装着したので、充放電時に陽
極活物質を容易に循環させることが可能となり、複雑な
配管を必要とすることなく、簡単な構成で高性能な流動
型ナトリウム−硫黄電池を得ることができる。その結
果、電力貯蔵システムのコスト低減と信頼性向上を達成
することができる。
第1図は本発明に係る流動型ナトリウム−硫黄電池の第
1の実施例を示す縦断面図、第2図は第1の実施例の動
作を説明する縦断面図、第3図は第1の実施例による電
圧特性を示すグラフ、第4図は本発明の第2の実施例を
示す縦断面図、第5図は本発明の第3の実施例を示す縦
断面図、第6図は従来の封止型ナトリウム−硫黄電池を
示す縦断面図、第7図は従来の流動型ナトリウム−硫黄
電池を示す縦断面図、第8図は第7図に示す流動型ナト
リウム−硫黄電池の電圧特性を示すグラフである。 1……電池容器、3……固体電解質、 6……陽極活物質、7……陰極活物質、 21……多孔質電子伝導材、22……メッシュ、 26……硫黄、27……五硫化ナトリウム、 28……隔離板(隔壁)。
1の実施例を示す縦断面図、第2図は第1の実施例の動
作を説明する縦断面図、第3図は第1の実施例による電
圧特性を示すグラフ、第4図は本発明の第2の実施例を
示す縦断面図、第5図は本発明の第3の実施例を示す縦
断面図、第6図は従来の封止型ナトリウム−硫黄電池を
示す縦断面図、第7図は従来の流動型ナトリウム−硫黄
電池を示す縦断面図、第8図は第7図に示す流動型ナト
リウム−硫黄電池の電圧特性を示すグラフである。 1……電池容器、3……固体電解質、 6……陽極活物質、7……陰極活物質、 21……多孔質電子伝導材、22……メッシュ、 26……硫黄、27……五硫化ナトリウム、 28……隔離板(隔壁)。
Claims (3)
- 【請求項1】電池容器内をナトリウムイオンが通過可能
な固体電解質により隔離して2個の電槽を形成し、一方
の電槽には陰極活物質であるナトリウムが、他方の電槽
には陽極活物質である硫黄または多硫化ナトリウムがそ
れぞれ充填され、かつ前記陽極活物質が硫黄と多硫化ナ
トリウムに二層に分離する流動型ナトリウム−硫黄電池
において、 前記固体電解質の少くとも一方の面に沿って、前記硫黄
に対する接触角よりも前記多硫化ナトリウムに対する接
触角が小さい多孔質電子伝導材を装着したことを特徴と
する流動型ナトリウム−硫黄電池。 - 【請求項2】電池容器の陽極活物質が充填された電槽内
に、陽極活物質の一部と固体電解質とを隔離する隔壁を
設けるとともに、該隔壁を貫通して固体電解質の表面に
沿って設けられた多孔質電子伝導材を延設した請求項1
記載の流動型ナトリウム−硫黄電池。 - 【請求項3】電池容器内をナトリウムイオンが通過可能
な固体電解質により隔離して2個の電槽を形成し、一方
の電槽には陰極活物質であるナトリウムが、他方の電槽
には陽極活物質である硫黄または多硫化ナトリウムがそ
れぞれ充填され、かつ前記陽極活物質が硫黄と多硫化ナ
トリウムに二層に分離する流動型ナトリウム−硫黄電池
の製造方法において、硫黄よりも多硫化ナトリウムに対
する接触角の小さい多孔質電子伝導材を、予め多硫化ナ
トリウムに浸漬した後に固体電解質に沿って装着したこ
とを特徴とする流動型ナトリウム−硫黄電池の製造方
法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63060015A JPH0665071B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 流動型ナトリウム―硫黄電池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP63060015A JPH0665071B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 流動型ナトリウム―硫黄電池 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01235168A JPH01235168A (ja) | 1989-09-20 |
| JPH0665071B2 true JPH0665071B2 (ja) | 1994-08-22 |
Family
ID=13129816
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP63060015A Expired - Fee Related JPH0665071B2 (ja) | 1988-03-14 | 1988-03-14 | 流動型ナトリウム―硫黄電池 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665071B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20140135592A (ko) * | 2012-04-16 | 2014-11-26 | 가부시키가이샤 다니구로구미 | 납땜 장치 및 방법 그리고 제조된 기판 및 전자 부품 |
| KR20150005419A (ko) * | 2012-04-14 | 2015-01-14 | 가부시키가이샤 다니구로구미 | 납땜 장치 및 방법 그리고 제조된 기판 및 전자 부품 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE19926724A1 (de) * | 1999-06-11 | 2000-12-14 | Basf Ag | Elektrolysezelle zur Herstellung eines Alkalimetalls |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60235369A (ja) * | 1984-05-08 | 1985-11-22 | Yuasa Battery Co Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
| JPS62110270A (ja) * | 1985-11-08 | 1987-05-21 | Hitachi Ltd | ナトリウム−硫黄電池 |
-
1988
- 1988-03-14 JP JP63060015A patent/JPH0665071B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20150005419A (ko) * | 2012-04-14 | 2015-01-14 | 가부시키가이샤 다니구로구미 | 납땜 장치 및 방법 그리고 제조된 기판 및 전자 부품 |
| KR20140135592A (ko) * | 2012-04-16 | 2014-11-26 | 가부시키가이샤 다니구로구미 | 납땜 장치 및 방법 그리고 제조된 기판 및 전자 부품 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01235168A (ja) | 1989-09-20 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |