JPH0665405A - 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム - Google Patents
金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムInfo
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- JPH0665405A JPH0665405A JP22576092A JP22576092A JPH0665405A JP H0665405 A JPH0665405 A JP H0665405A JP 22576092 A JP22576092 A JP 22576092A JP 22576092 A JP22576092 A JP 22576092A JP H0665405 A JPH0665405 A JP H0665405A
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- Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 滑り性、耐削れ性を改善し、深絞り加工性に
優れた金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムを
提供する。 【構成】 平均粒径が0.05〜0.6μmの滑剤を含
有し、かつ融点が210〜245℃の共重合ポリエステ
ルからなり、該滑剤の濃度C(重量%)が平均粒径d
(μm)と下記式 0.0072d-0.65 ≦C≦0.80d-0.44 の関係を満足する範囲にあり、かつフィルムの面配向係
数が0.08〜0.16、150℃での熱収縮率が10
%以下であることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルム。
優れた金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルムを
提供する。 【構成】 平均粒径が0.05〜0.6μmの滑剤を含
有し、かつ融点が210〜245℃の共重合ポリエステ
ルからなり、該滑剤の濃度C(重量%)が平均粒径d
(μm)と下記式 0.0072d-0.65 ≦C≦0.80d-0.44 の関係を満足する範囲にあり、かつフィルムの面配向係
数が0.08〜0.16、150℃での熱収縮率が10
%以下であることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルム。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルムに関し、さらに詳しくは金属板と
貼合せて絞り加工などの製缶加工をする際優れた成形加
工性を示し、かつ耐熱性および保香性に優れた金属缶、
例えば飲料缶、食品缶等を製造しうる金属板貼合せ成形
加工用ポリエステルフィルムに関する。
ポリエステルフィルムに関し、さらに詳しくは金属板と
貼合せて絞り加工などの製缶加工をする際優れた成形加
工性を示し、かつ耐熱性および保香性に優れた金属缶、
例えば飲料缶、食品缶等を製造しうる金属板貼合せ成形
加工用ポリエステルフィルムに関する。
【0002】
【従来の技術】金属缶には内外面の腐蝕防止として一般
に塗装が施されているが、最近、工程簡素化、衛生性向
上、公害防止などの目的で、有機溶剤を使用せずに防錆
性を得る方法の開発が進められ、その一つとして熱可塑
性樹脂フィルムによる被覆が試みられている。すなわ
ち、ブリキ、ティンフリースチール、アルミニウムなど
の金属板に熱可塑性フィルムをラミネートした後、絞り
加工などにより製缶する方法の検討が進められている。
この熱可塑性樹脂フィルムとして、共重合ポリエステル
フィルムが、成形加工性、耐熱性、保香性に優れてお
り、好適であることがわかってきている(特開平3―8
6729号)。
に塗装が施されているが、最近、工程簡素化、衛生性向
上、公害防止などの目的で、有機溶剤を使用せずに防錆
性を得る方法の開発が進められ、その一つとして熱可塑
性樹脂フィルムによる被覆が試みられている。すなわ
ち、ブリキ、ティンフリースチール、アルミニウムなど
の金属板に熱可塑性フィルムをラミネートした後、絞り
加工などにより製缶する方法の検討が進められている。
この熱可塑性樹脂フィルムとして、共重合ポリエステル
フィルムが、成形加工性、耐熱性、保香性に優れてお
り、好適であることがわかってきている(特開平3―8
6729号)。
【0003】また、ポリエステルフィルムにおいてはそ
の滑り性や耐削れ性がフィルムの製造工程および各用途
における加工工程の作業性の良否、さらには製品の品質
の良否を左右する大きな要因となっている。
の滑り性や耐削れ性がフィルムの製造工程および各用途
における加工工程の作業性の良否、さらには製品の品質
の良否を左右する大きな要因となっている。
【0004】すなわち、例えば滑り性が不足すると、フ
ィルムの巻取り工程などでしわが発生したり、また金属
缶用途を例にとると、滑り性の不足から金属板へのラミ
ネート時にしわが発生し、さらに製缶時の絞り加工など
において耐削れ性の不足がピンホールの発生、極端な場
合にはフィルムの破断を招き、金属缶内外面の被覆の用
をなさない。
ィルムの巻取り工程などでしわが発生したり、また金属
缶用途を例にとると、滑り性の不足から金属板へのラミ
ネート時にしわが発生し、さらに製缶時の絞り加工など
において耐削れ性の不足がピンホールの発生、極端な場
合にはフィルムの破断を招き、金属缶内外面の被覆の用
をなさない。
【0005】一般にフィルムの耐削れ性の改良には、フ
ィルム表面に凹凸を付与することにより、ロール、加工
工具等との間の接触面積を減少せしめる方法が取られて
いる。これら原料高分子中の微粒子は、その大きさが大
きいほど、滑り性の改良効果が大であるのが一般的であ
る。
ィルム表面に凹凸を付与することにより、ロール、加工
工具等との間の接触面積を減少せしめる方法が取られて
いる。これら原料高分子中の微粒子は、その大きさが大
きいほど、滑り性の改良効果が大であるのが一般的であ
る。
【0006】しかし、金属缶成形における絞り加工など
のような大きな変形を伴う工程においては、該微粒子の
大きさが増すにつれて、変形時に生じる該微粒子とポリ
エステルとの境界に形成されるボイドが大きくなり、突
起の形状が緩やかな形となり、加工時の摩擦係数を高く
すると共に加工時に生じたポリエステルフィルムのボイ
ド上の小さな傷(スクラッチ)によっても粒子の脱落が
起こり、ピンホール発生やフィルム破断の原因となる。
そこで、フィルム表面の凹凸はできるだけ微細である必
要があり、これら相反する特性を同時に満足すべき要求
がなされているのが現状である。
のような大きな変形を伴う工程においては、該微粒子の
大きさが増すにつれて、変形時に生じる該微粒子とポリ
エステルとの境界に形成されるボイドが大きくなり、突
起の形状が緩やかな形となり、加工時の摩擦係数を高く
すると共に加工時に生じたポリエステルフィルムのボイ
ド上の小さな傷(スクラッチ)によっても粒子の脱落が
起こり、ピンホール発生やフィルム破断の原因となる。
そこで、フィルム表面の凹凸はできるだけ微細である必
要があり、これら相反する特性を同時に満足すべき要求
がなされているのが現状である。
【0007】ポリエステル中に添加する微粒子の大きさ
としては、平均粒径が2μm程度のものが採用されてい
る(特開平2―305827号、特開平3―11012
4号)が、絞り加工の絞り比が高くなると、微粒子周囲
に形成されるボイドはより大きくなり、耐ピンホール性
等の缶性能の向上を狙うためには不満足であり、上述の
問題を内在している。
としては、平均粒径が2μm程度のものが採用されてい
る(特開平2―305827号、特開平3―11012
4号)が、絞り加工の絞り比が高くなると、微粒子周囲
に形成されるボイドはより大きくなり、耐ピンホール性
等の缶性能の向上を狙うためには不満足であり、上述の
問題を内在している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明者は、これら不
都合を解消し、不活性微粒子周辺のボイドが小さく且つ
フィルム表面が適度に粗れることによってフィルムの滑
り性と耐削れ性が向上し、製缶加工に適したポリエステ
ルフィルムを開発すべく鋭意研究した結果、本発明に到
達した。
都合を解消し、不活性微粒子周辺のボイドが小さく且つ
フィルム表面が適度に粗れることによってフィルムの滑
り性と耐削れ性が向上し、製缶加工に適したポリエステ
ルフィルムを開発すべく鋭意研究した結果、本発明に到
達した。
【0009】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は、平
均粒径が0.05〜0.6μmの滑剤を含有し、かつ融
点が210〜245℃の共重合ポリエステルからなり、
該滑剤の濃度C(重量%)が平均粒径d(μm)と下記
式
均粒径が0.05〜0.6μmの滑剤を含有し、かつ融
点が210〜245℃の共重合ポリエステルからなり、
該滑剤の濃度C(重量%)が平均粒径d(μm)と下記
式
【0010】
【数2】0.0072d-0.65 ≦C≦0.80d-0.44 の関係を満足する範囲にあり、かつフィルムの面配向係
数が0.08〜0.16、150℃での熱収縮率が10
%以下であることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルムである。
数が0.08〜0.16、150℃での熱収縮率が10
%以下であることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルムである。
【0011】本発明における共重合ポリエステルとして
は、共重合ポリエチレンテレフタレートが代表例として
挙げられる。この共重合成分は酸成分でもアルコール成
分でもよい。この共重合成分としてはイソフタル酸、フ
タル酸、2,6―ナフタレンジカルボン酸等の如き芳香
族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、デカンジカルボン酸などの如き脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸の如き脂環族ジカルボ
ン酸などが例示でき、また共重合アルコール成分として
はブタンジオール、ヘキサンジオール等の如き脂肪族ジ
オール、シクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオ
ールなどが例示できる。これらは単独または2種以上を
使用することができる。
は、共重合ポリエチレンテレフタレートが代表例として
挙げられる。この共重合成分は酸成分でもアルコール成
分でもよい。この共重合成分としてはイソフタル酸、フ
タル酸、2,6―ナフタレンジカルボン酸等の如き芳香
族ジカルボン酸、アジピン酸、アゼライン酸、セバシン
酸、デカンジカルボン酸などの如き脂肪族ジカルボン
酸、シクロヘキサンジカルボン酸の如き脂環族ジカルボ
ン酸などが例示でき、また共重合アルコール成分として
はブタンジオール、ヘキサンジオール等の如き脂肪族ジ
オール、シクロヘキサンジメタノールの如き脂環族ジオ
ールなどが例示できる。これらは単独または2種以上を
使用することができる。
【0012】共重合成分の割合は、その種類にもよる
が、結果としてポリマー融点が210〜245℃、好ま
しくは215〜240℃、さらに好ましくは220〜2
35℃の範囲になる割合である。ポリマー融点が210
℃未満では耐熱性が劣るため、加熱処理、製缶後の印刷
による加熱などに耐えられない。一方、ポリマー融点が
245℃を越えると、ポリマーの結晶性が大きすぎて成
形加工性が損なわれる。
が、結果としてポリマー融点が210〜245℃、好ま
しくは215〜240℃、さらに好ましくは220〜2
35℃の範囲になる割合である。ポリマー融点が210
℃未満では耐熱性が劣るため、加熱処理、製缶後の印刷
による加熱などに耐えられない。一方、ポリマー融点が
245℃を越えると、ポリマーの結晶性が大きすぎて成
形加工性が損なわれる。
【0013】ここで、ポリエステルの融点測定は、Du
Pont Instruments 910 DSC
を用い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める方法
による。なおサンプル量は約20mgとする。
Pont Instruments 910 DSC
を用い、昇温速度20℃/分で融解ピークを求める方法
による。なおサンプル量は約20mgとする。
【0014】また、共重合ポリエステルは、その製法に
よって限定されることはない。例えば、テレフタル酸、
エチレングリコールおよび共重合成分をエステル化反応
させ、次いで得られる反応生成物を重縮合反応させて共
重合ポリエステルとする方法、あるいはジメチルテレフ
タレート、エチレングリコールおよび共重合成分をエス
テル交換反応させ、次いで得られる反応生成物を重縮合
反応させて共重合ポリエステルとする方法、が好ましく
用いられる。ポリエステルの製造においては、必要に応
じ、他の添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤などを添加することもできる。
よって限定されることはない。例えば、テレフタル酸、
エチレングリコールおよび共重合成分をエステル化反応
させ、次いで得られる反応生成物を重縮合反応させて共
重合ポリエステルとする方法、あるいはジメチルテレフ
タレート、エチレングリコールおよび共重合成分をエス
テル交換反応させ、次いで得られる反応生成物を重縮合
反応させて共重合ポリエステルとする方法、が好ましく
用いられる。ポリエステルの製造においては、必要に応
じ、他の添加剤、例えば、酸化防止剤、熱安定剤、紫外
線吸収剤、帯電防止剤などを添加することもできる。
【0015】本発明における共重合ポリエステルは、平
均粒径が0.05〜0.6μm、好ましくは0.08〜
0.5μm、更に好ましくは0.1〜0.4μmの滑剤
を含有する。滑剤の平均粒径が0.05μm未満では、
滑り性の向上効果が不十分であり、フィルム製造工程に
おいて巻取り性が悪くなるので好ましくない。また、こ
の平均粒径が0.6μmを越える場合は、深絞り製缶等
の加工により変形した部分に粗大粒子(例えば10μm
以上の粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場
合によっては破断が生じるので、好ましくない。
均粒径が0.05〜0.6μm、好ましくは0.08〜
0.5μm、更に好ましくは0.1〜0.4μmの滑剤
を含有する。滑剤の平均粒径が0.05μm未満では、
滑り性の向上効果が不十分であり、フィルム製造工程に
おいて巻取り性が悪くなるので好ましくない。また、こ
の平均粒径が0.6μmを越える場合は、深絞り製缶等
の加工により変形した部分に粗大粒子(例えば10μm
以上の粒子)が起点となり、ピンホールを生じたり、場
合によっては破断が生じるので、好ましくない。
【0016】この滑剤は、無機、有機等の如何を問わな
いが、無機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリ
カ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム等が例示でき、有機系滑剤としてはシリコーン粒
子等が例示できる。
いが、無機系が好ましい。無機系滑剤としては、シリ
カ、アルミナ、二酸化チタン、炭酸カルシウム、硫酸バ
リウム等が例示でき、有機系滑剤としてはシリコーン粒
子等が例示できる。
【0017】特に、耐ピンホール性の点で好ましい滑剤
は、粒径比(長径/短径)が1.0〜1.2である単分
散の滑剤である。このような滑剤としては、真球状シリ
カ、真球状二酸化タチン、真球状シリコーン粒子などが
例示できる。
は、粒径比(長径/短径)が1.0〜1.2である単分
散の滑剤である。このような滑剤としては、真球状シリ
カ、真球状二酸化タチン、真球状シリコーン粒子などが
例示できる。
【0018】ここで、球状単分散の滑剤の平均粒径及び
粒径比は、先ず粒子表面に金属を蒸着してのち電子顕微
鏡にて例えば1万〜3万倍に拡大した像から、長径、短
径及び面積円相当径を求め、次いでこれらを次式にあて
はめることによって、算出される。
粒径比は、先ず粒子表面に金属を蒸着してのち電子顕微
鏡にて例えば1万〜3万倍に拡大した像から、長径、短
径及び面積円相当径を求め、次いでこれらを次式にあて
はめることによって、算出される。
【0019】平均粒径=測定粒子の面積円相当径の総和
/測定粒子の数 粒径比=粒子の平均長径/該粒子の平均短径 また、球状滑剤粒子は粒径分布がシャープであることが
好ましく、分布の急峻度を表わす相対標準偏差が0.5
以下、更には0.3以下であることが好ましい。
/測定粒子の数 粒径比=粒子の平均長径/該粒子の平均短径 また、球状滑剤粒子は粒径分布がシャープであることが
好ましく、分布の急峻度を表わす相対標準偏差が0.5
以下、更には0.3以下であることが好ましい。
【0020】この相対標準偏差は次式(数3)で表わさ
れる。
れる。
【0021】
【数3】
【0022】ポリエステル中の滑剤の添加量C(重量
%)は、滑剤の平均粒径d(μm)と、下記式
%)は、滑剤の平均粒径d(μm)と、下記式
【0023】
【数4】0.0072d-0.65 ≦C≦0.78d-0.44 を満足する範囲にある必要があり、好ましくは下記式
【0024】
【数5】0.014d-0.65 ≦C≦0.55d-0.44 を満足する範囲にある。この添加量が0.072d
-0.65 (重量%)未満では滑り性が不足であり、一方、
0.78d-0.44 (重量%)を越えると、製缶時にフィ
ルムの破断が多発するので好ましくない。また必要に応
じて、本発明の効果を阻害しない範囲で、その他の滑剤
を添加することができる。
-0.65 (重量%)未満では滑り性が不足であり、一方、
0.78d-0.44 (重量%)を越えると、製缶時にフィ
ルムの破断が多発するので好ましくない。また必要に応
じて、本発明の効果を阻害しない範囲で、その他の滑剤
を添加することができる。
【0025】ポリエステルに滑剤を含有させる手段とし
ては従来から知られている手段を用いることができ、特
に限定されないが、共重合ポリエステルの製造時に滑剤
を添加する方法が好ましい。
ては従来から知られている手段を用いることができ、特
に限定されないが、共重合ポリエステルの製造時に滑剤
を添加する方法が好ましい。
【0026】本発明のポリエステルフィルムの製造で
は、まず共重合ポリエステルを熔融押出すが、このとき
所定の滑剤含有量となるように上記ポリエステルに滑剤
を含有させておくか、あるいは押出し時に所定の量をブ
レンドして押出す方法を採用することができる。
は、まず共重合ポリエステルを熔融押出すが、このとき
所定の滑剤含有量となるように上記ポリエステルに滑剤
を含有させておくか、あるいは押出し時に所定の量をブ
レンドして押出す方法を採用することができる。
【0027】このようにして熔融押出しダイより吐出し
てフィルム状に成形し、次いで二軸延伸、熱固定して二
軸配向フィルムとする。このフィルムの面配向係数は
0.08以上0.16以下、好ましくは0.09を超え
0.15以下、さらに好ましくは0.10を超え0.1
4以下であることを要する。フィルムの面配向係数が
0.08未満では、深絞り加工の深絞り比が高くなった
場合、クラックが入るなどの問題が生ずるので好ましく
ない。一方、面配向係数が0.16を超えると、深絞り
加工時破断が生じ、深絞り加工そのものが不可能とな
る。
てフィルム状に成形し、次いで二軸延伸、熱固定して二
軸配向フィルムとする。このフィルムの面配向係数は
0.08以上0.16以下、好ましくは0.09を超え
0.15以下、さらに好ましくは0.10を超え0.1
4以下であることを要する。フィルムの面配向係数が
0.08未満では、深絞り加工の深絞り比が高くなった
場合、クラックが入るなどの問題が生ずるので好ましく
ない。一方、面配向係数が0.16を超えると、深絞り
加工時破断が生じ、深絞り加工そのものが不可能とな
る。
【0028】ここで、面配向係数とは、以下の式により
定義されるものである。
定義されるものである。
【0029】
【数6】f=[(nx×ny)/2]−nz 上記式において、f:面配向係数、nx,ny,nz:
それぞれ、フィルムの横、縦、厚さ方向の屈折率であ
る。なお、屈折率は以下のようにして測定する。
それぞれ、フィルムの横、縦、厚さ方向の屈折率であ
る。なお、屈折率は以下のようにして測定する。
【0030】アッベの屈折計の接眼側に偏光板アナライ
ザーを取り付け、単色光NaD線でそれぞれの屈折率を
測定する。マウント液はヨウ化メチレンを用い、測定温
度は25℃である。
ザーを取り付け、単色光NaD線でそれぞれの屈折率を
測定する。マウント液はヨウ化メチレンを用い、測定温
度は25℃である。
【0031】本発明のポリエステルフィルムは、さら
に、150℃での熱収縮率が10%以下、好ましくは7
%以下、特に好ましくは6%以下である。
に、150℃での熱収縮率が10%以下、好ましくは7
%以下、特に好ましくは6%以下である。
【0032】ここで、熱収縮率は、室温にてサンプルフ
ィルムに2点(約10cmの間隔)の標点をつけ、15
0℃の熱風循環型オーブン内に30分間保持し、その後
室温に戻して上記標点の間隔を測定し、150℃での温
度保持前後の差を求め、この差と150℃での温度保持
前の標点間隔とから算出する。そして、フィルムの縦方
向の熱収縮率をもって代表させる。
ィルムに2点(約10cmの間隔)の標点をつけ、15
0℃の熱風循環型オーブン内に30分間保持し、その後
室温に戻して上記標点の間隔を測定し、150℃での温
度保持前後の差を求め、この差と150℃での温度保持
前の標点間隔とから算出する。そして、フィルムの縦方
向の熱収縮率をもって代表させる。
【0033】ポリエステルフィルムの熱収縮率(150
℃)が10%を超えると、金属板に貼合せた時に寸法収
縮が大きく、フィルムにしわが入るなどの欠点が生じ、
好ましくない。この熱収縮率が10%以下、更には7%
以下、特に6%以下であれば、金属板に貼合せた時にフ
ィルムにしわが入るなどの欠点が少なく、良好な結果が
得られる。
℃)が10%を超えると、金属板に貼合せた時に寸法収
縮が大きく、フィルムにしわが入るなどの欠点が生じ、
好ましくない。この熱収縮率が10%以下、更には7%
以下、特に6%以下であれば、金属板に貼合せた時にフ
ィルムにしわが入るなどの欠点が少なく、良好な結果が
得られる。
【0034】上述した面配向係数および熱収縮率(15
0℃)を満足するポリエステルフィルムを得るには、例
えば逐次二軸延伸において、縦延伸倍率を2.5〜3.
6倍の範囲から、横延伸倍率を2.7〜3.6倍の範囲
から、熱固定温度を150〜220℃、好ましくは16
0〜200℃の範囲から選定し、これらを組み合わせる
ことで行うとよい。
0℃)を満足するポリエステルフィルムを得るには、例
えば逐次二軸延伸において、縦延伸倍率を2.5〜3.
6倍の範囲から、横延伸倍率を2.7〜3.6倍の範囲
から、熱固定温度を150〜220℃、好ましくは16
0〜200℃の範囲から選定し、これらを組み合わせる
ことで行うとよい。
【0035】本発明のポリエステルフィルムは、好まし
くは厚みが6〜75μmである。さらに10〜75μ
m、特に15〜50μmであることが好ましい。厚みが
6μm未満では加工時に破れなどが生じ易くなり、一方
75μmを超えるものは過剰品質であって不経済であ
る。
くは厚みが6〜75μmである。さらに10〜75μ
m、特に15〜50μmであることが好ましい。厚みが
6μm未満では加工時に破れなどが生じ易くなり、一方
75μmを超えるものは過剰品質であって不経済であ
る。
【0036】本発明のポリエステルフィルムが貼合せら
れる製缶用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチ
ール、アルミニウムなどの板が適切である。金属板への
ポリエステルフィルムの貼合せは、例えば下記,の
方法で行うことができる。
れる製缶用金属板としては、ブリキ、ティンフリースチ
ール、アルミニウムなどの板が適切である。金属板への
ポリエステルフィルムの貼合せは、例えば下記,の
方法で行うことができる。
【0037】 金属板をフィルムの融点以上に加熱し
ておいてフィルムを貼合せた後急冷し、金属板に接する
フィルムの表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。
ておいてフィルムを貼合せた後急冷し、金属板に接する
フィルムの表層部(薄層部)を非晶化して密着させる。
【0038】 フィルムに予め接着剤層をプライマー
コートしておき、この面と金属板を貼合せる。接着剤層
としては公知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、
エポキシ―エステル系接着剤、アルキッド系接着剤など
を用いることができる。
コートしておき、この面と金属板を貼合せる。接着剤層
としては公知の樹脂接着剤、例えばエポキシ系接着剤、
エポキシ―エステル系接着剤、アルキッド系接着剤など
を用いることができる。
【0039】
【実施例】以下、実施例により本発明を更に説明する。
【0040】
【実施例1〜15及び比較例1〜8】イソフタル酸を1
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(固有
粘度0.67、融点228℃)に、表1に示した平均粒
径の真球状単分散二酸化チタン(粒径比1.08、相対
標準偏差0.12)を表1に示す割合で配合し、280
℃で溶融押出し、急冷固化して未延伸フィルムを得た。
2モル%共重合したポリエチレンテレフタレート(固有
粘度0.67、融点228℃)に、表1に示した平均粒
径の真球状単分散二酸化チタン(粒径比1.08、相対
標準偏差0.12)を表1に示す割合で配合し、280
℃で溶融押出し、急冷固化して未延伸フィルムを得た。
【0041】ついで、この未延伸フィルムを90℃で
3.0倍に縦延伸し、更に100℃で3.1倍に横延伸
した後、180℃で熱固定処理して厚み25μmの二軸
配向フィルムを得た。
3.0倍に縦延伸し、更に100℃で3.1倍に横延伸
した後、180℃で熱固定処理して厚み25μmの二軸
配向フィルムを得た。
【0042】このフィルムの特性を表1に示す。
【0043】上記実施例1〜15および比較例1〜8で
得られた計23種のフィルムを、230℃で加熱した板
厚0.25mmのティンフリースチールの両面に貼合
せ、水冷した後165mm径の円盤状に切り取り、絞り
ダイスとポンチを用いて4段階で深絞り加工し、55m
m径の側面無継目容器(以下、缶と略す)を作成した。
得られた計23種のフィルムを、230℃で加熱した板
厚0.25mmのティンフリースチールの両面に貼合
せ、水冷した後165mm径の円盤状に切り取り、絞り
ダイスとポンチを用いて4段階で深絞り加工し、55m
m径の側面無継目容器(以下、缶と略す)を作成した。
【0044】この缶について以下の観察および試験を行
い、各々下記の標準で評価した。
い、各々下記の標準で評価した。
【0045】(1) 深絞り加工性― ○:内外面ともフィルムに異常なく加工され、缶内外面
のフィルムに白化や破断が認められない ×:缶内外面のフィルムの缶上部に白化、破断が認めら
れる
のフィルムに白化や破断が認められない ×:缶内外面のフィルムの缶上部に白化、破断が認めら
れる
【0046】(2) 深絞り加工性― ○:内外面とも異常なく加工され、缶内フィルム面の防
錆性試験(1%NaCl水を缶内に入れ、電極を挿入
し、缶体を陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を
測定する。以下ERV試験と略す)において0.08m
A未満を示す ×:内外面に異常はないが、ERV試験で電流値が0.
08mA以上であり、通電個所を拡大観察するとフィル
ムに粗大滑剤を起点としたピンホール状の割れが認めら
れる。
錆性試験(1%NaCl水を缶内に入れ、電極を挿入
し、缶体を陽極にして6Vの電圧をかけた時の電流値を
測定する。以下ERV試験と略す)において0.08m
A未満を示す ×:内外面に異常はないが、ERV試験で電流値が0.
08mA以上であり、通電個所を拡大観察するとフィル
ムに粗大滑剤を起点としたピンホール状の割れが認めら
れる。
【0047】以上の評価結果を表1に示す。表1の結果
から、実施例のフィルムが深絞り加工性に優れているこ
とがわかる。
から、実施例のフィルムが深絞り加工性に優れているこ
とがわかる。
【0048】
【表1】
【0049】
【発明の効果】本発明の金属板貼合せ成形加工用ポリエ
ステルフィルムは、滑り性と耐削れ性が向上し、深絞り
加工性に優れたものであり、金属容器用として極めて有
用である。
ステルフィルムは、滑り性と耐削れ性が向上し、深絞り
加工性に優れたものであり、金属容器用として極めて有
用である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29K 23:00 B29L 7:00 4F
Claims (1)
- 【請求項1】 平均粒径が0.05〜0.6μmの滑剤
を含有し、かつ融点が210〜245℃の共重合ポリエ
ステルからなり、該滑剤の濃度C(重量%)が平均粒径
d(μm)と下記式 【数1】0.0072d-0.65 ≦C≦0.80d-0.44 の関係を満足する範囲にあり、かつフィルムの面配向係
数が0.08〜0.16、150℃での熱収縮率が10
%以下であることを特徴とする金属板貼合せ成形加工用
ポリエステルフィルム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22576092A JPH0665405A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22576092A JPH0665405A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0665405A true JPH0665405A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16834390
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22576092A Pending JPH0665405A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | 金属板貼合せ成形加工用ポリエステルフィルム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0665405A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07117120A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Toray Ind Inc | 金属貼り合わせ用フイルム |
| JP2019218542A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | ミツビシ ポリエステル フィルム ジーエムビーエイチ | 熱成形可能な透明二軸延伸ポリエステルフィルム、その製造方法ならびにその使用 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP22576092A patent/JPH0665405A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH07117120A (ja) * | 1993-10-26 | 1995-05-09 | Toray Ind Inc | 金属貼り合わせ用フイルム |
| JP2019218542A (ja) * | 2018-06-20 | 2019-12-26 | ミツビシ ポリエステル フィルム ジーエムビーエイチ | 熱成形可能な透明二軸延伸ポリエステルフィルム、その製造方法ならびにその使用 |
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