JPH06654Y2 - 等速ジョイント用フレキシブルブーツ - Google Patents

等速ジョイント用フレキシブルブーツ

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JPH06654Y2
JPH06654Y2 JP15577888U JP15577888U JPH06654Y2 JP H06654 Y2 JPH06654 Y2 JP H06654Y2 JP 15577888 U JP15577888 U JP 15577888U JP 15577888 U JP15577888 U JP 15577888U JP H06654 Y2 JPH06654 Y2 JP H06654Y2
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JP
Japan
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metal cylinder
constant velocity
velocity joint
elastic body
flexible boot
Prior art date
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JP15577888U
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JPH0276229U (ja
Inventor
稔 清水
悟 小西
明生 岩田
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キーパー株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車などの等速ジョイントに装着され、潤
滑剤であるグリースを内部に密封保持するとともに、外
部からダストや水などが等速ジョイント内へ侵入するの
を防止するための等速ジョイント用フレキシブルブーツ
に関するものである。
(従来の技術) 従来公知の等速ジョイント用フレキシブルブーツは、一
端が等速ジョイントの駆動軸に固定される弾性体と、一
端が等速ジョイントの外輪に固定される金属筒体とを有
し、この弾性体の他端が金属筒体の他端に固定されてお
り、この金属筒体は、その軸線方向にほぼ同一の径を有
するほぼ完全な円筒形のもので構成されていた。フレキ
シブルブーツの内側空間にはその容積の50〜70%程
度の量のグリースが装填されて潤滑作用を行なっている
が、駆動軸と一体にフレキシブルブーツが回転する等速
ジョイント作動時には、遠心力によってグリースが金属
筒体の内周面へ向けて移動させられ、このように移動さ
せられたグリースが弾性体を内側から押圧して、弾性体
を外側に向けて折曲げてしまう、すなわち反転させてし
まうという現象が認められた。そして、この反転現象が
生じると、弾性体どうしが接触したり弾性体が金属筒体
に接触したりすることによる弾性体の摩擦が生じ、或い
は弾性体部分に応力集中に起因する亀裂が生じるという
ような不都合が生じてしまう。
従来公知の等速ジョイント用フレキシブルブーツのかよ
うな欠点を克服するために改善を施したものが、先願の
実願昭62−166475号明細書に記載されている。
この先願に係る考案のフレキシブルブーツの構成が第3
図に一部断面図で示されている。
この第3図に示されているフレキシブルブーツは、一端
2aが締付バンド8によって等速ジョイントの駆動軸1
に固定される弾性体2と、一端4a′が等速ジョイント
のジョイント本体6の外輪3にボルト9によって固定さ
れる金属筒体4Aとを有し、弾性体2の他端2bが金属
筒体4Aとを有し、弾性体2の他端2bが金属筒体4A
の他端4b′の内側に嵌合してかしめによって固定され
ている。この金属筒体4Aは前述した従来公知のものと
は異なり、他端4b′付近から一端4a′の方へ向けて
徐々に径を増大させていくように傾斜して延びる傾斜部
4c′を有している。なお、第3図において符号7はジ
ョイント本体6の内輪を示している。
このような構成であると、フレキシブルブーツが駆動軸
1と一体に回転するときに、フレキシブルブーツの内側
空間5内のグリースは矢印xで示したように金属筒体4
Aの内周面へ向けて径方向外方へ移動するとともに、遠
心力が大きくなる傾斜部4c′の大径側、すなわちジョ
イント本体6の側へ向けて、矢印yで示すように流動す
る。従って、前述した従来公知の技術のようにグリース
が弾性体2を第3図において左から右方向に内側から押
圧して弾性体2を反転させてしまうという惧れがなく、
弾性体2の破損は生ぜず且つグリースがジョイント本体
6の方向へ向かって流動する傾向を示すために、ジョイ
ント本体6の潤滑を好適に行なうことができる。
(考案が解決しようとする課題) 前述した先願に係る考案のものにおいては、金属筒体4
Aがジョイント本体6の外輪3から弾性体2をかしめる
ための他端4b′まで一様に内径が減少する、ほぼ切頭
用錐形状のものとなるため、弾性体2をかしめるための
他端4b′の内径は、かなり小さなものとならざるを得
ない。
一般に、等速ジョイントは、常用状態において駆動軸1
の中心軸線が水平な軸線がの位置にくるようにはなって
おらず、水平な軸線に対してある角度(通常3度程度)
だけずれた中心軸線を中心として駆動軸1が回転する状
態にある場合が多い。従って、金属筒体4Aの斜視角
は、駆動軸1のかような水平からずれた傾斜角よりも大
とすることが必要であり、それはグリースをジョイント
本体6の方へ流動させるめの作用を得ることを確実なら
しめるために不可欠なことであるからである。
かような理由からしても、金属筒体4Aの傾斜角を或る
程度大とせねばならず、一方、金属筒体A4の大径部は
ジョイント本体6のボルト9より径方向の内側に位置し
なければならないという制限があるために、この金属筒
体4Aの小径部である他端4b′の径はますます小さな
ものとならざるを得ない。
従って、この先願に係る考案によったのでは、駆動軸の
揺動角が制限されてしまう惧れがあり、また小形の等速
ジョイントにおいては、この考案が適用し得ないといっ
た問題点が生じてくる。
本考案は、金属筒体が弾性体をかしめる部分の径を従来
公知のものに対して実質的に縮少させることなく、しか
も、グリースの押圧による弾性体の反転というような問
題点をなくし、且つジョイント本体をグリースが充分に
潤滑する作用を行ない得るような構成の等速ジョイント
用フレキシブルブーツを提供することを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案の等速ジョイント用フレキシブルブーツは、前記
金属筒体の内面にその軸線方向に延びる溝がその円周方
向に互に隔てられた関係で複数個形成されており、これ
らの溝が、前記金属筒体の軸線からの距離が該金属筒体
の弾性体に固定される端付近から該金属筒体の等速ジョ
イントの外輪に固定される端の方向へ向けて徐々に増大
されていくように傾斜して延びる底面を有する傾斜溝に
形成されていることを特徴とする。
(作用) 金属筒体の内面には弾性体に固定される端付近から等速
ジョイントの外輪に固定される端の方へ向けて徐々に、
金属筒体の軸線からの距離が増大していく底面を有する
溝が円周方向に互に隔てられた関係で複数個形成されて
いるので、グリースが弾性体を反転させるような力を生
じることを阻止しつつ、グリースをしてジョイント本体
の方向へ向かわしめる力を生ぜしめることができる。ま
た、金属筒体の内面の、溝と溝との間に位置する部分が
金属筒体の軸線にほぼ平行に延びるように構成し、それ
によって、金属筒体の弾性体に固定される端の径を従来
公知のものに対比してほとんど同じ大きさにすることが
可能になる。
(実施例) 以下、図面に従って本考案の実施例について説明する。
第1図は本考案の実施例である等速ジョイント用フレキ
シブルブーツの全体を示す一部縦断面図、第2図は第1
図をII−II線に沿って見た断面図である。なお、第1図
は第2図のI−I線に沿う断面を示すものである。
第1図、第2図において、第3図と同じ符号は同じ又は
同等部分を示しているのでこれらについては繰り返えし
て説明はしない。
本考案のこの実施例における等速ジョイント用フレキシ
ブルブーツにおいては、金属筒体4B′の内面に、その
軸線O−O方向に延びる溝10がその円周方向に隔てら
れた関係で複数個(図面では6個)形成されている。こ
れらの溝10は、軸線O−Oからの距離が、金属筒体4
B′の他端4b′付近から金属筒体4B′の一端4a′
の方へ向けて徐々に増大されるように傾斜して延びる底
面4A′を有する傾斜溝に形成されている。溝10の底
面4A′と軸線O−Oとの距離が最大となる一端4a′
はボルト9との間に位置していて、一端4a′における
溝10の底面4A′と軸線O−Oとの間に距離をできる
だけ大きくしている。第2図を参照して分る通り、1つ
の溝10とそれに隣接する他の溝10との間の所定位
置、即ち図示実施例ではこれら溝間のほぼ中央位置11
において、金属筒体4B′の内面は軸線O−Oからの距
離Rが最小となっている。また、第2図に示したように
金属筒体の横断面上で見たときに、金属筒体4B′の内
面は、ほぼ中央位置11からその両側の溝10,10に
向かって軸線O−Oからの距離を徐々に増大させていく
ような形状のものになっている。金属筒体4B′の内面
の、各溝10の間のほぼ中央位置11に位置する部分
は、金属筒体4B′の軸線O−Oに対してほぼ平行に延
びている。
このような構造であるから、このほぼ中央位置11をす
べて含む円を軸線O−Oのまわりに描いてみれば、その
円の半径はRであって、従来公知の等速ジョイント用フ
レキシブルブーツの金属筒体の半径とほとんど変わりが
なく、金属筒体の、弾性体2に連結される他端4b′を
従来公知のものに対比して特に縮少する必要がなくな
る。
上述した実施例においては、作動時に駆動軸1がある角
度をもって水平な軸線から傾斜されても、金属筒体4
B′の、弾性体に連結される他端4b′のかしめ部の径
が縮少されていないので、駆動軸1の揺動角が制限され
ることはない。また、駆動軸1の回転により内側空間5
内のグリースは遠心力によって溝10内へ移動される。
さらに、この溝10の底面4A′が前述したように傾斜
していることによって、溝10内に入ったグリースはそ
の底面4A′と軸線O−Oとの間の距離が大となるジョ
イント本体6の方向に移動され、かくてジョイント本体
6を十分に潤滑ならしめる。
(考案の効果) 以上説明したことで分るように、本考案の等速ジョイン
ト用フレキシブルブーツによれば、金属筒体の、弾性体
に連結する端の径を従来公知のものに比して実質的に縮
少する必要がないままで、弾性体を長期間使用し得るよ
うにするとともに、ジョイント本体の潤滑性を向上させ
るという特有の効果をもたらすことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例である等速ジョイント用フレキ
シブルブーツの全体を示す一部縦断面図、第2図は第1
図をII−II線に沿って見た断面図、第3図は本考案の先
願に係る考案の等速ジョイント用フレキシブルブーツの
一部縦断面図である。 1…駆動軸、2…弾性体、2a…弾性体の一端、2b…
弾性体の他端、3…外輪、4A′…溝の底面、4B′…
金属筒体、4a′…金属筒体の一端、4b′…金属筒体
の他端、5…内側空間、6…ジョイント本体、7…内
輪、8…締付バンド、9…ボルト、10…溝。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が等速ジョイントの駆動軸に固定され
    る弾性体と、一端が等速ジョイントの外輪に固定される
    金属筒体とを有し、この弾性体の他端が前記金属筒体の
    他端に固定されている形式の等速ジョイント用フレキシ
    ブルブーツにおいて、前記金属筒体の内面にその軸線方
    向に延びる溝がその円周方向に互に隔てられた関係で複
    数個形成されており、これらの溝が、前記金属筒体の軸
    線からの距離が該金属筒体の前記他端付近から該金属筒
    体の前記一端の方向へ向けて徐々に増大されていくよう
    に傾斜して延びる底面を有する傾斜溝に形成されている
    ことを特徴とする等速ジョイント用フレキシブルブー
    ツ。
JP15577888U 1988-11-30 1988-11-30 等速ジョイント用フレキシブルブーツ Expired - Lifetime JPH06654Y2 (ja)

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JPH0276229U JPH0276229U (ja) 1990-06-12
JPH06654Y2 true JPH06654Y2 (ja) 1994-01-05

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