JPH066596Y2 - 変調器 - Google Patents

変調器

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JPH066596Y2
JPH066596Y2 JP7737287U JP7737287U JPH066596Y2 JP H066596 Y2 JPH066596 Y2 JP H066596Y2 JP 7737287 U JP7737287 U JP 7737287U JP 7737287 U JP7737287 U JP 7737287U JP H066596 Y2 JPH066596 Y2 JP H066596Y2
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伸光 朝日
誠史 川瀬
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Kenwood KK
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はディジタル信号処理方式の変調器に関し、特に
通信機等において、周波数(FM)変調波や、振幅(A
M)変調波等のアナログ変調波を生成する変調器に関す
る。
(従来技術) ディジタル信号処理方式により変調波を生成する従来の
1つの方法としては、例えば第3図に示す如く入力信号
をローパスフィルタ1に供給して一定の帯域制限を加
え、A/D変換器2に供給してディジタルデータに変換す
る。ここでたとえばキャリヤ周波数がで占有帯域幅
がΔのAM変調波を取り出す場合、(+Δ/
2)の2倍以上の周波数によって、信号波をA/D変
換器2においてサンプリングを行なわせる。A/D変換器
2から出力されるディジタルデータはディジタル信号処
理回路3に供給して、周波数の離散キャリヤ信号と
乗算器で乗算し、乗算出力をD/A変換器4にてアナログ
信号に戻したうえ、周波数/2をカットオフ周波数
とするローパスフィルタ5を介してアナログAM変調波
を取り出すようにしている。
また、他の方法としては、第4図に示す如く、取り出し
たい中間周波数に比較して低い周波数′で信号
波をサンプリングし、A/D変換器2でディジタルデータ
に変換し、ディジタル信号処理回路3で入力信号と周波
の離散キャリヤ信号とを乗算した後、D/A変換器
4でアナログ信号に変換し、一旦、中間周波数の変
調波をカットオフ周波数′/2のローパスフィルタ
6を介して取り出し、この変調波と周波数(
)の正弦波とをアナログ乗算器7に乗算、すなわち
ミキシング処理をし、乗算器7の出力を中心周波数
のバンドパスフィルタ8に供給して、中間周波数
変調波を取り出すようにしている。
(考案が解決しようとする問題点) 上記した従来例の前者によるときはキャリヤ周波数
が高くなるとサンプリング周波数をそれに応じて増
加させなければならない。このため高速動作のA/Dコン
バータが必要となる問題点があった。
また従来例の後者によるときは、バンドパスフィルタと
ミキシング回路とを別途設けなければならず、この結果
回路規模が大きくなる問題点があるほか、ミキシング処
理により発生するスプリアスが帯域内に入らないように
サンプリング周波数およびをうまく選択
しなければならず、周波数選択の自由度から応用範囲が
限られるという問題点があった。
本考案は上記の問題点を解決し、低速のA/Dコンバータ
を用い、少数の回路を付加するのみで所望の中間周波数
の変調波を取り出すことができるディジタル信号処理方
式の変調器を提供することを目的とする。
(問題点を解決するための手段、作用) 本考案は上記の問題点を解決するために本考案は次の如
く構成した。
入力アナログ信号波をディジタルデータに変換し、変換
ディジタルデータに所定のディジタル演算を施して変調
処理を行ない、変調処理されたディジタルデータをディ
ジタル/アナログ変換器によりアナログ信号に変換して
アナログ変調波を取り出すディジタル信号処理方式の変
調器において、前記ディジタル/アナログ変換器の出力
を入力とし、前記入力アナログ信号波のディジタル変換
時のサンプル周期で、前記ディジタル/アナログ変換器
の出力を所望の高調波成分のレベルが周波数スペクトル
上でピーク値となるように定めた時間幅だけ取り出すア
ナログスイッチと、 前記所望の高調波成分の周波数を通過帯域とするバンド
パスフィルタとを備え、 前記バンドパスフィルタを介してアナログ変調波として
取り出すようにした。
本来、アナログ信号をサンプルして得た信号はもとのア
ナログ信号の周波数成分の他にサンプル周波数の整数倍
で関連づけられる高調波成分を含んでおり、これら高調
波成分のスペクトルはもとのスペクトルを周波数的にシ
フトしたものとなっている。またこの関係はサンプルし
て得た信号を量子化した後で、任意のディジタル信号処
理を施しても保持される。本考案はこの性質を利用し、
比較的低い周波数でサンプリングを行い、ディジタル変
調処理を行った後、ディジタル/アナログ変換してアナ
ログ変調波としたものを、再度アナログスイッチで所定
時間幅取り出してディジタル変調波として、この高調波
成分中の所望の帯域の高調波成分を取り出そうとするも
のである。ただし、高調波成分のレベルはサンプルして
得た信号のパルス幅と密接な関係にあるので所望の高調
波成分をレベル的に効率良く取り出すためには、D/A
出力をサンプル間隔で一定期間取り出し、かつ取り出し
の時間幅を適正に選択する必要がある。通常、前記時間
幅は取り出したいキャリヤ周波数近傍のパワーレベルを
最大値とするように選択される。
公知のように(例えば、新OHM文庫「ディジタル信号
処理」辻井重男、久保田一、1986年9月25日オー
ム社発行、第27頁〜31頁)パルス幅τ、周期1/
の異なるパルス列の振幅スペクトルは、 Cn=E・・τ・(sinπnτ/πnτ)で示
される。ここで、はサンプリング周波数、τはアナ
ログスイッチによる取り出し時間幅、Eはパルス列を構
成するパルスのレベルである。これを図示すると第5図
に示すようになる。振幅スペクトルの包絡線は標本化関
数でしられる (sinx/x)に添ったものとなる。パルス列の各パル
スのパルス幅(時間幅)τがサンプリング周期(1/
)の1/2に取った場合のパルス列を第5図(a1
に、その振幅スペクトルを第5図(a2)に示している。
時間幅τを一定としてサンプリング周期を2/とし
た場合を夫々第5図(b1)、(b2)に示している。この
場合は時間幅τが変わらないため、振幅スペクトルの包
絡線に変化はない。時間幅τをτ/2としてサンプリン
グ周期を2/とした場合を夫々第5図(c1)、
(c2)に示している。この場合は、振幅スペクトルの包
絡線の形は変わっている。
このようにして、アナログスイッチで信号を取り出すと
きの時間幅を変化させることによって、所望の高調波成
分が存在する周波数成分を周波数スペクトル上のパワー
レベルのピーク点にもってくることが可能となる。最後
に、キャリヤ周波数を中心周波数とするバンドパスフィ
ルタを介してアナログスイッチからの出力を取り出すこ
とにより、中間周波数のアナログ変調波が得られる
ことになる。
(実施例) 以下、本考案を実施例により説明する。
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロツク図であ
る。
音声信号等の信号波をローパスフィルタ1に供給して一
定の帯域制限を加え、ローパスフィルタ1の出力をA/D
変換器2に供給してディジタルデータに変換する。A/D
変換器2にてサンプリング周波数″で変換されたデ
ィジタルデータはディジタル信号処理回路3で数値化し
たキャリヤ信号DCを用い所定の変調アルゴリズムの
演算をする。ディジタル信号処理回路3からの出力はD/
A変換器4に供給してアナログ信号に変換し、D/A変換器
4により変換されたアナログ信号はアナログスイッチ1
0に供給し、A/D変換器2におけるサンプリング周期で
所定時間幅の期間、変換アナログ信号を取出す。アナロ
グスイッチ10にて切り取られた信号は取り出したい中
間周波数成分に応じた中心周波数および帯域幅を有
するバンドパスフィルタ11に供給する。
なお、サンプリング周波数″、キャリヤ周波数
DCおよびとり出したい中間周波数は、n″±
DC(n:自然数)が成立するように選択する
ものとする。
上記の如く構成した本実施例の作用をDSB変調の場合を
例に作用を説明する。
音声信号等の入力アナログ信号はローパスフィルタ1に
より所定の帯域幅、たとえば3KHz以下に帯域制限され
信号AとしてA/D変換器2に入力される。信号Aの周波
数スペクトルおよび波形は第2図(a1)および(a2)に
示す如くである。
信号AはA/D変換器2によりサンプリング周波数
で標本化され、ディジタルデータBに変換される。変換
されたディジタルデータBの周波数スペクトルおよび波
形は第2図(b1)および(b2)に示す如くであって、周
波数″の間隔でスペクトルが配置される特性を示
す。ここで波形は模式的に示したものである。
ディジタルデータBはディジタル信号処理回路3におい
て、ディジタル形式におけるDSB変調処理がなされる。D
SB変調処理としてキャリヤ周波数DCの正弦波データ
系列はたとえばDC″/4とすれば+1,0,
−1,0,+1,0,…となりこのデータ系列とディジ
タルデータBとが乗算され、ディジタルDSB変調がなさ
れる。ディジタル信号処理回路3からの変調出力は、そ
のスペクトルが第2図(c1)に示す如く(n±1/4)
″の位置に生じ、模式的に示した波形は第2図(c2
に示す如くである。
ディジタル信号処理回路3の出力はD/A変換器4に供給
されてアナログ信号に変換され、アナログスイッチ10
によって時間幅τでA/D変換器2における入力のサンプ
ル周期(1/″)毎にD/A変換器4による変換アナ
ログ信号が取り出される。この結果、アナログスイッチ
10からの出力のスペクトルは第2図(d1)に示す如く
になり、波形は第2図(d2)に示す如くになる。このと
きのスペクトルはディジタル信号処理回路3の出力スペ
クトルとS()=τ|sin(πτ)/πτ|の関
数の積となる。また時間幅τは取り出したい中間周波数
(この場合は=5/4″)近傍のパワーレベ
ルを最大とするように選択する。すなわち、パワースペ
クトルは第5図の振幅スペクトルCnを2乗したものに
相当する。これは、第2図(d1)にて示したS()と
同じものである。仮に所望の中間周波数が第5図
(b2)に示されたパワースペクトルが0の周波数
あったとすれば、アナログスイッチ10による取り出し
時間幅τを変更して第5図(c1)に示すようにτ/2と
すれば、第5図(c2)のパワースペクトルの2番目のピ
ーク値に中間周波数を持ってくることができる。一
般に、パワースペクトルのn番目のピーク値においてτ
=1/(・2/(2n−1))の関係がある。
アナログスイッチ10から取り出された信号は中心周波
、本例では帯域幅6kHzを僅かに超える程度のバ
ンドパスフィルタ11を介して取り出される。バンドパ
スフィルタ11を介して取り出されたDSB変調波は、そ
のスペクトラムは第2図(e1)に示す如くであり、波形
は第2図(e2)に示す如くである。
上記の如く、A/D変換器2からの出力データはもとの信
号の周波数成分のみならずn″±で関係づけら
れる高調波成分をも含んでおり、ディジタル信号処理お
よびアナログ変換された後、アナログスイッチ10にお
いてキャリヤ周波数近傍のパワーレベルを最大とす
るように期間τを選択してサンプリング周期毎に取り出
す。したがってD/A変換器4とアナログスイッチ10と
は丁度従来例のミキシング作用を行なう乗算器7と等価
な作用をしていると言うこともできる。
また、A/D変換器2からの出力中に元来含まれている上
記高調波出力を取り出して利用するものであるため、A/
D変換器2のサンプリング周波数″はn″±
DCの関係式を満足する範囲内で選択さえすれ
ば、たとえば原理的に12kHz(DSB信号の占有帯域幅の
2倍)を僅かに超える程度のものでも可能となる。これ
に対してたとえば中心周波数が455kHzの中間周
波の変調波を欲するとき、従来の前者の例(第3図に示
す例)ではサンプリング周波数をほぼ1MHzとする
必要がある。この両者を比較すれば本実施例においては
極めて低いサンプリング周波数″でよいことが判
る。
(考案の効果) 以上説明した如く本考案によれば、高速のA/D変換器を
必要とせず、たとえばオーディオ帯域用のA/D変換器を
使用することができる。
また、従来例の前者の例に比較してローパスフィルタ5
をバンドパスフィルタ11に置換することを必要とする
ほか、新たにアナログスイッチを設けるのみですみ、回
路構成規模が大きくならない。
さらにまた、任意の中間周波数変調波を取り出したい場
合でも、サンプリング周波数を適宜選定することがで
き、自由度が増大する。
【図面の簡単な説明】 第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図。 第2図は本考案の作用の説明に供するスペクトラム分布
図および波形図。 第3図および第4図は従来例の構成を示すブロック図。 第5図はパルス列とその振幅スペクトルを示す線図。 1……ローパスフィルタ、2……A/D変換器、3……デ
ィジタル信号処理回路、4……D/A変換器、10……ア
ナログスイッチ、11……バンドパスフィルタ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】入力アナログ信号波をディジタルデータに
    変換し、変換ディジタルデータにディジタル演算を施し
    て変調処理を行ない、変調処理されたディジタルデータ
    をディジタル/アナログ変換器によりアナログ信号に変
    換してアナログ変調波を取り出すディジタル信号処理方
    式の変調器において、 前記ディジタル/アナログ変換器の出力を入力とし、前
    記入力アナログ信号波のディジタル変換時のサンプル周
    期で、前記ディジタル/アナログ変換器の出力を所望の
    高調波成分のレベルが周波数スペクトル上でピーク値と
    なるように定めた時間幅だけ取り出すアナログスイッチ
    と、 前記所望の高調波成分の周波数を通過帯域とするバンド
    パスフィルタとを備え、 前記バンドパスフィルタを介してアナログ変調波として
    取り出すようにしたことを特徴とする変調器。
JP7737287U 1987-05-25 1987-05-25 変調器 Expired - Lifetime JPH066596Y2 (ja)

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JP7737287U JPH066596Y2 (ja) 1987-05-25 1987-05-25 変調器
US07/198,576 US4855894A (en) 1987-05-25 1988-05-25 Frequency converting apparatus

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JPS63187413U JPS63187413U (ja) 1988-11-30
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Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
辻井重男、久保田一著、「新OHM文庫デジタル信号処理」(昭61−9−25)オーム社P,27−31

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