JPH0666268A - スクロール流体機械 - Google Patents
スクロール流体機械Info
- Publication number
- JPH0666268A JPH0666268A JP22135492A JP22135492A JPH0666268A JP H0666268 A JPH0666268 A JP H0666268A JP 22135492 A JP22135492 A JP 22135492A JP 22135492 A JP22135492 A JP 22135492A JP H0666268 A JPH0666268 A JP H0666268A
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- JP
- Japan
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- scroll
- oil
- thrust bearing
- orbiting
- eccentric hole
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 スクロールを支持するスラスト軸受に跳ねか
け給油できて、しかも、起動初期におけるスラスト軸受
への給油遅れを防止できると共に、前記スラスト軸受を
旋回駆動部の中心側に寄せることができるようにするこ
と。 【構成】 駆動軸4の偏心孔4bをもった旋回駆動部4
aに、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部に開口し、
他端が前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口す
る連通路17を設けて、前記駆動軸4の給油路9から前
記偏心孔4b底部に給送された油を前記連通路17に供
給し、前記旋回駆動部4aの回転による遠心力でスラス
ト軸受に跳ねかけ給油できると共に、起動初期において
も前記連通路17への油の立ち上がりを速くできて、ス
ラスト軸受への給油遅れを防止でき、しかも、前記スラ
スト軸受の内径を前記旋回駆動部4aの中心側に寄せる
ことができて、このスラスト軸受に支持するスクロール
の旋回運動時における撓みを抑制し、性能をアップでき
るようにした。
け給油できて、しかも、起動初期におけるスラスト軸受
への給油遅れを防止できると共に、前記スラスト軸受を
旋回駆動部の中心側に寄せることができるようにするこ
と。 【構成】 駆動軸4の偏心孔4bをもった旋回駆動部4
aに、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部に開口し、
他端が前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口す
る連通路17を設けて、前記駆動軸4の給油路9から前
記偏心孔4b底部に給送された油を前記連通路17に供
給し、前記旋回駆動部4aの回転による遠心力でスラス
ト軸受に跳ねかけ給油できると共に、起動初期において
も前記連通路17への油の立ち上がりを速くできて、ス
ラスト軸受への給油遅れを防止でき、しかも、前記スラ
スト軸受の内径を前記旋回駆動部4aの中心側に寄せる
ことができて、このスラスト軸受に支持するスクロール
の旋回運動時における撓みを抑制し、性能をアップでき
るようにした。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として冷凍装置に用い
るスクロール流体機械、詳しくは、スクロールの鏡板背
面に軸を設け、前記スクロールを旋回運動させる駆動軸
に、前記軸が嵌合する偏心孔をもった旋回駆動部を設け
て成るスクロール圧縮機に関する。
るスクロール流体機械、詳しくは、スクロールの鏡板背
面に軸を設け、前記スクロールを旋回運動させる駆動軸
に、前記軸が嵌合する偏心孔をもった旋回駆動部を設け
て成るスクロール圧縮機に関する。
【0002】
【従来技術】従来、此種スクロール流体機械は、特開昭
56ー9601号公報に示されている。この従来の流体
機械は、図7に示すごとく鏡板の一側に渦巻体を設けた
固定スクロールS1と、鏡板の一側に前記固定スクロー
ルS1の渦巻体と噛合する渦巻体を設けた可動スクロー
ルS2と、この可動スクロールS2を前記固定スクロー
ルS1に対し旋回運動させる駆動軸Gと、この駆動軸G
を支持する軸受ハウジングHとを備え、この軸受ハウジ
ングHと前記可動スクロールS2との間にオルダム継手
Aを設ける一方、前記駆動軸Gのスクロール側端部に、
偏心孔G2をもった旋回駆動部G1を設け、前記可動ス
クロールS2の鏡板背面に軸Bを突設し、この軸Bを前
記偏心孔G2に軸受メタルCを介して嵌合させ、この偏
心孔G2の底部空間に、前記駆動軸Gの中心側に設ける
給油路Dを開口させると共に、前記旋回駆動部G1に、
前記軸受メタルCの長さ方向中間部位から半径方向外方
に向かって軸方向に傾斜し、かつ、一端が貫通孔Eを介
して前記軸受メタルCの摺動面C1に開口し、他端が前
記旋回駆動部G1の外側面に開口する油通路Fを設けた
ものである。
56ー9601号公報に示されている。この従来の流体
機械は、図7に示すごとく鏡板の一側に渦巻体を設けた
固定スクロールS1と、鏡板の一側に前記固定スクロー
ルS1の渦巻体と噛合する渦巻体を設けた可動スクロー
ルS2と、この可動スクロールS2を前記固定スクロー
ルS1に対し旋回運動させる駆動軸Gと、この駆動軸G
を支持する軸受ハウジングHとを備え、この軸受ハウジ
ングHと前記可動スクロールS2との間にオルダム継手
Aを設ける一方、前記駆動軸Gのスクロール側端部に、
偏心孔G2をもった旋回駆動部G1を設け、前記可動ス
クロールS2の鏡板背面に軸Bを突設し、この軸Bを前
記偏心孔G2に軸受メタルCを介して嵌合させ、この偏
心孔G2の底部空間に、前記駆動軸Gの中心側に設ける
給油路Dを開口させると共に、前記旋回駆動部G1に、
前記軸受メタルCの長さ方向中間部位から半径方向外方
に向かって軸方向に傾斜し、かつ、一端が貫通孔Eを介
して前記軸受メタルCの摺動面C1に開口し、他端が前
記旋回駆動部G1の外側面に開口する油通路Fを設けた
ものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所で、前記旋回駆動部
G1に油通路Fを設けたスクロール流体機械によると、
前記給油路Dから偏心孔G2の底部に給油された油によ
り、軸受メタルCの摺動面C1が潤滑され、また、前記
偏心孔G2底部の油が、前記摺動面C1から貫通孔Eを
介して油通路Fに供給され、この油通路Fから前記可動
スクロールS2背面の外周側オルダム継手Aに向かって
吹き付けられるのであるが、前記偏心孔G2の底部に給
送された油は、前記軸受メタルCの摺動面C1と前記軸
Bとの間の僅かな隙間を介して旋回駆動部G1の油通路
Fに供給されるため、起動初期における前記油通路Fへ
の油の立ち上がりが悪くて、前記オルダム継手Aなどに
所定量の油を給油するまでの時間が長くなり、給油遅れ
となる問題がある。また、前記油通路Fの出口は、旋回
駆動部G1の外側面で、かつ、旋回駆動部G1のスクロ
ール側端面に対し離れた位置に開口させて、油通路Fか
ら前記オルダム継手Aに向かって吹き付け給油している
から、前記オルダム継手Aだけでなく、このオルダム継
手Aより前記旋回駆動部G1側に設けられるスラスト軸
受にも給油する場合、このスラスト軸受を、前記旋回駆
動部G1に対し所定距離離れた位置に設けないと所定量
の給油ができないのであり、従って、可動スクロールS
2の旋回運動時、スクロール間のガス流体圧により、可
動スクロールS2の中心側に前記旋回駆動部G1方向へ
の撓みが生じて、スクロール間にガス流体の洩れが生
じ、性能ダウンとなる問題もあった。
G1に油通路Fを設けたスクロール流体機械によると、
前記給油路Dから偏心孔G2の底部に給油された油によ
り、軸受メタルCの摺動面C1が潤滑され、また、前記
偏心孔G2底部の油が、前記摺動面C1から貫通孔Eを
介して油通路Fに供給され、この油通路Fから前記可動
スクロールS2背面の外周側オルダム継手Aに向かって
吹き付けられるのであるが、前記偏心孔G2の底部に給
送された油は、前記軸受メタルCの摺動面C1と前記軸
Bとの間の僅かな隙間を介して旋回駆動部G1の油通路
Fに供給されるため、起動初期における前記油通路Fへ
の油の立ち上がりが悪くて、前記オルダム継手Aなどに
所定量の油を給油するまでの時間が長くなり、給油遅れ
となる問題がある。また、前記油通路Fの出口は、旋回
駆動部G1の外側面で、かつ、旋回駆動部G1のスクロ
ール側端面に対し離れた位置に開口させて、油通路Fか
ら前記オルダム継手Aに向かって吹き付け給油している
から、前記オルダム継手Aだけでなく、このオルダム継
手Aより前記旋回駆動部G1側に設けられるスラスト軸
受にも給油する場合、このスラスト軸受を、前記旋回駆
動部G1に対し所定距離離れた位置に設けないと所定量
の給油ができないのであり、従って、可動スクロールS
2の旋回運動時、スクロール間のガス流体圧により、可
動スクロールS2の中心側に前記旋回駆動部G1方向へ
の撓みが生じて、スクロール間にガス流体の洩れが生
じ、性能ダウンとなる問題もあった。
【0004】本発明は以上の問題点に鑑み発明したもの
で、目的は、起動初期におけるスラスト軸受への給油遅
れを防止できると共に、前記スラスト軸受を旋回駆動部
の中心側に寄せることができて、スクロールの撓みを抑
制できるようにする点にある。
で、目的は、起動初期におけるスラスト軸受への給油遅
れを防止できると共に、前記スラスト軸受を旋回駆動部
の中心側に寄せることができて、スクロールの撓みを抑
制できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】しかして、本発明は、鏡
板2a、3aと渦巻体2b、3bとをもち、これら各渦
巻体2b、3bが互いに噛合う二つのスクロール2、3
を備え、一方のスクロールを他方のスクロールに対し旋
回運動させる駆動軸4に偏心孔4bをもった旋回駆動部
4aを設け、旋回運動する一方のスクロールの鏡板背面
に軸3cを設け、この軸3cを前記偏心孔4bに嵌合さ
せ、この偏心孔4bの底部に前記駆動軸4に設ける給油
路9を開口させたスクロール流体機械において、前記旋
回駆動部4aにバランスウエイト16を設けると共に、
前記旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記偏心孔4b
の底部に開口し、他端が前記旋回駆動部4aのスクロー
ル側端面に開口する連通路17を設けたのである。
板2a、3aと渦巻体2b、3bとをもち、これら各渦
巻体2b、3bが互いに噛合う二つのスクロール2、3
を備え、一方のスクロールを他方のスクロールに対し旋
回運動させる駆動軸4に偏心孔4bをもった旋回駆動部
4aを設け、旋回運動する一方のスクロールの鏡板背面
に軸3cを設け、この軸3cを前記偏心孔4bに嵌合さ
せ、この偏心孔4bの底部に前記駆動軸4に設ける給油
路9を開口させたスクロール流体機械において、前記旋
回駆動部4aにバランスウエイト16を設けると共に、
前記旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記偏心孔4b
の底部に開口し、他端が前記旋回駆動部4aのスクロー
ル側端面に開口する連通路17を設けたのである。
【0006】また、前記連通路17は、一側を偏心孔4
bと軸3cとの間に介装する軸受メタル10の背面に向
って開口させ、かつ、長さ方向一端を前記偏心孔4bの
底部に開口させると共に、他端を旋回駆動部4aのスク
ロール側端面に開口させてもよい。
bと軸3cとの間に介装する軸受メタル10の背面に向
って開口させ、かつ、長さ方向一端を前記偏心孔4bの
底部に開口させると共に、他端を旋回駆動部4aのスク
ロール側端面に開口させてもよい。
【0007】また、前記連通路17は前記旋回駆動部4
aにおけるバランスウエイト16側に設けるのが好まし
い。
aにおけるバランスウエイト16側に設けるのが好まし
い。
【0008】
【作用】駆動軸4の偏心孔4bをもった旋回駆動部4a
に、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部に開口し、他
端が前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口する
連通路17を設けたから、この連通路17から旋回駆動
部4aのスクロール側端面に出た油を旋回駆動部4aの
遠心力により跳ね飛ばして、スクロール背面側に設ける
スラスト軸受に跳ねかけ給油することができ、しかも、
連通路17の入口を偏心孔4bの底部に開口させ、この
偏心孔4bの底部に給油路9を開口させているから、駆
動軸4の駆動による起動初期においても前記連通路17
への油の立ち上がりを速くできて、起動初期におけるス
ラスト軸受への給油遅れを防止できるのである。また、
以上のように連通路17の出口を旋回駆動部4aのスク
ロール側端面に開口させて、旋回駆動部4aの遠心力に
より、旋回駆動部4aのスクロール側端面に沿ってスラ
スト軸受に跳ねかけ給油するから、前記スラスト軸受6
aの内径を前記旋回駆動部4aの中心側に寄せることが
でき、それだけ前記スクロール3の中心側を支持でき
て、このスクロール3の旋回運動時、スクロール間のガ
ス流体圧による前記スクロール3の旋回駆動部4a方向
への撓みを抑制でき、この撓みによるガス流体のスクロ
ール2、3間での洩れを少なくできて、性能をアップで
きるのである。
に、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部に開口し、他
端が前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口する
連通路17を設けたから、この連通路17から旋回駆動
部4aのスクロール側端面に出た油を旋回駆動部4aの
遠心力により跳ね飛ばして、スクロール背面側に設ける
スラスト軸受に跳ねかけ給油することができ、しかも、
連通路17の入口を偏心孔4bの底部に開口させ、この
偏心孔4bの底部に給油路9を開口させているから、駆
動軸4の駆動による起動初期においても前記連通路17
への油の立ち上がりを速くできて、起動初期におけるス
ラスト軸受への給油遅れを防止できるのである。また、
以上のように連通路17の出口を旋回駆動部4aのスク
ロール側端面に開口させて、旋回駆動部4aの遠心力に
より、旋回駆動部4aのスクロール側端面に沿ってスラ
スト軸受に跳ねかけ給油するから、前記スラスト軸受6
aの内径を前記旋回駆動部4aの中心側に寄せることが
でき、それだけ前記スクロール3の中心側を支持でき
て、このスクロール3の旋回運動時、スクロール間のガ
ス流体圧による前記スクロール3の旋回駆動部4a方向
への撓みを抑制でき、この撓みによるガス流体のスクロ
ール2、3間での洩れを少なくできて、性能をアップで
きるのである。
【0009】また、前記連通路17の一側を、前記偏心
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるし、しかも、この軸受メタル10冷却後
の油をスラスト軸受に跳ねかけ給油できるから、前記給
油路9から給送された油を有効利用できるのである。ま
た、前記連通路17の一側を軸受メタル10の背面に向
かって開口させることにより、この連通路17の加工を
容易にでき、コストを低減できるのである。
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるし、しかも、この軸受メタル10冷却後
の油をスラスト軸受に跳ねかけ給油できるから、前記給
油路9から給送された油を有効利用できるのである。ま
た、前記連通路17の一側を軸受メタル10の背面に向
かって開口させることにより、この連通路17の加工を
容易にでき、コストを低減できるのである。
【0010】また、偏心孔4bをもった旋回駆動部4a
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけスクロール2、3及び駆
動軸4を内装するケーシングの長さを短くできて、流体
機械全体を小形化できるのである。
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけスクロール2、3及び駆
動軸4を内装するケーシングの長さを短くできて、流体
機械全体を小形化できるのである。
【0011】また、前記連通路17を旋回駆動部4aに
おけるバランスウエイト16側に設けることにより、こ
のバランスウエイト16のスクロール側端面を、前記連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記スラス
ト軸受に給油できるから、このスラスト軸受への給油量
を安定させることができるのである。
おけるバランスウエイト16側に設けることにより、こ
のバランスウエイト16のスクロール側端面を、前記連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記スラス
ト軸受に給油できるから、このスラスト軸受への給油量
を安定させることができるのである。
【0012】
【実施例】図4に示したスクロール流体機械は、主とし
て冷凍装置の冷媒を圧縮する冷媒圧縮機であって、両端
部を閉鎖した縦形ケーシング1の上部に、鏡板2a及び
該鏡板2aの一側から外方に突出する渦巻体2bとをも
つ第1スクロール2と、前記鏡板2aと対向する鏡板3
a及び該鏡板3aの一側から外方に突出する渦巻体3b
とをもつ第2スクロール3とを内装し、前記各スクロー
ル2、3を、前記各渦巻体2b、3bの巻終り端部がほ
ぼ180°偏位した位置で互いに噛合うように重ねて、
前記第1スクロール2の鏡板2aの中心側に吐出口2c
を、また、外周側に吸入室2dを設けて、前記第2スク
ロール3の第1スクロール2に対する旋回運動により前
記各渦巻体2b、3b間に形成する二系統の作動空間
を、中心部に設ける前記吐出口2cの方向に容積を減少
しながら移動させて圧縮作用を行うように成す一方、前
記ケーシング1の下部に、前記第2スクロール3を第1
スクロール2に対し旋回運動させる駆動軸4をもったモ
ータ5と、スラスト軸受6a及び軸受6bをもったハウ
ジング6とを内装し、このハウジング6のスラスト軸受
6aに前記第2スクロール3の背面を支持し、また、前
記軸受6bに前記駆動軸4のモータに対しスクロール側
を回転自由に支持している。
て冷凍装置の冷媒を圧縮する冷媒圧縮機であって、両端
部を閉鎖した縦形ケーシング1の上部に、鏡板2a及び
該鏡板2aの一側から外方に突出する渦巻体2bとをも
つ第1スクロール2と、前記鏡板2aと対向する鏡板3
a及び該鏡板3aの一側から外方に突出する渦巻体3b
とをもつ第2スクロール3とを内装し、前記各スクロー
ル2、3を、前記各渦巻体2b、3bの巻終り端部がほ
ぼ180°偏位した位置で互いに噛合うように重ねて、
前記第1スクロール2の鏡板2aの中心側に吐出口2c
を、また、外周側に吸入室2dを設けて、前記第2スク
ロール3の第1スクロール2に対する旋回運動により前
記各渦巻体2b、3b間に形成する二系統の作動空間
を、中心部に設ける前記吐出口2cの方向に容積を減少
しながら移動させて圧縮作用を行うように成す一方、前
記ケーシング1の下部に、前記第2スクロール3を第1
スクロール2に対し旋回運動させる駆動軸4をもったモ
ータ5と、スラスト軸受6a及び軸受6bをもったハウ
ジング6とを内装し、このハウジング6のスラスト軸受
6aに前記第2スクロール3の背面を支持し、また、前
記軸受6bに前記駆動軸4のモータに対しスクロール側
を回転自由に支持している。
【0013】この駆動軸4は、前記軸受6aへの支持部
位に対しスクロール側端部に偏心孔4bをもった旋回駆
動部4aを設けて、この旋回駆動部4aを前記ハウジン
グ6の受入凹部6cに挿入すると共に、前記駆動軸4の
モータ5に対し反スクロール側端部に遠心式の潤滑ポン
プ7を設けて、前記ケーシング1の底部油溜め8から汲
上げた油を、前記駆動軸4の中心部に設けた給油路9に
給送するようにしており、また、前記第2スクロール3
の鏡板背面中心部には軸3cを突設して、この軸3cを
前記偏心孔4bに軸受メタル10を介して嵌合させ、こ
の偏心孔4bの底部空間4cに前記給油路9を開口させ
ている。また、前記軸受メタル10の内周面には、図
2、3に示すように両端縁に亘って延び、かつ、周方向
に傾斜する油溝10aを設けている。
位に対しスクロール側端部に偏心孔4bをもった旋回駆
動部4aを設けて、この旋回駆動部4aを前記ハウジン
グ6の受入凹部6cに挿入すると共に、前記駆動軸4の
モータ5に対し反スクロール側端部に遠心式の潤滑ポン
プ7を設けて、前記ケーシング1の底部油溜め8から汲
上げた油を、前記駆動軸4の中心部に設けた給油路9に
給送するようにしており、また、前記第2スクロール3
の鏡板背面中心部には軸3cを突設して、この軸3cを
前記偏心孔4bに軸受メタル10を介して嵌合させ、こ
の偏心孔4bの底部空間4cに前記給油路9を開口させ
ている。また、前記軸受メタル10の内周面には、図
2、3に示すように両端縁に亘って延び、かつ、周方向
に傾斜する油溝10aを設けている。
【0014】また、前記ハウジング6は、前記第2スク
ロール3の鏡板3a背面に対接する前記スラスト軸受6
aと、該スラスト軸受6aに対し中心側に前記軸受6b
と、該軸受6bと連続し、前記旋回駆動部4aを受入れ
る前記受入凹部6cとを備え、このハウジング6の外周
側に前記第1スクロール2を取付ボルトで固定してい
る。
ロール3の鏡板3a背面に対接する前記スラスト軸受6
aと、該スラスト軸受6aに対し中心側に前記軸受6b
と、該軸受6bと連続し、前記旋回駆動部4aを受入れ
る前記受入凹部6cとを備え、このハウジング6の外周
側に前記第1スクロール2を取付ボルトで固定してい
る。
【0015】また、前記ケーシング1内における前記第
1スクロール2の背面側に、前記吐出口2cに連通する
ガス通路11aをもった隔壁11を設けて高圧室12を
画成し、この高圧室12に高圧管13を開口させると共
に、前記隔壁11に対し反高圧室側の低圧側空間14に
低圧管15を開口させて低圧ドーム形式としている。
1スクロール2の背面側に、前記吐出口2cに連通する
ガス通路11aをもった隔壁11を設けて高圧室12を
画成し、この高圧室12に高圧管13を開口させると共
に、前記隔壁11に対し反高圧室側の低圧側空間14に
低圧管15を開口させて低圧ドーム形式としている。
【0016】そして、図1〜4に示した実施例は、以上
のごとく構成する圧縮機において、前記駆動軸4におけ
る旋回駆動部4aの一側に、前記駆動軸4の軸心を中心
とする半円形のバランスウエイト16を一体に設けると
共に、前記旋回駆動部4aに、前記偏心孔4bと前記軸
3cとの間に介装する前記軸受メタル10の背面に向っ
て開口し、かつ、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部
空間4cに連通し、他端が前記旋回駆動部4aのスクロ
ール側端面に開口する凹条の連通路17を軸方向に設け
たのである。
のごとく構成する圧縮機において、前記駆動軸4におけ
る旋回駆動部4aの一側に、前記駆動軸4の軸心を中心
とする半円形のバランスウエイト16を一体に設けると
共に、前記旋回駆動部4aに、前記偏心孔4bと前記軸
3cとの間に介装する前記軸受メタル10の背面に向っ
て開口し、かつ、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部
空間4cに連通し、他端が前記旋回駆動部4aのスクロ
ール側端面に開口する凹条の連通路17を軸方向に設け
たのである。
【0017】この連通路17は、図2に示すように前記
旋回駆動部4aにおけるバランスウエイト16側に設け
るのであるが、バランスウエイト16と反対側の例えば
図2X部に設けてもよい。
旋回駆動部4aにおけるバランスウエイト16側に設け
るのであるが、バランスウエイト16と反対側の例えば
図2X部に設けてもよい。
【0018】また、前記旋回駆動部4aは、前記駆動軸
4の軸心に対し偏心する偏心位置を中心とする円形に形
成するのに対し、前記バランスウエイト16は、前記駆
動軸4の軸心を中心に半円形に形成して、前記旋回駆動
部4aのバランスウエイト16側端部における肉厚が厚
くならないようにするのである。
4の軸心に対し偏心する偏心位置を中心とする円形に形
成するのに対し、前記バランスウエイト16は、前記駆
動軸4の軸心を中心に半円形に形成して、前記旋回駆動
部4aのバランスウエイト16側端部における肉厚が厚
くならないようにするのである。
【0019】また、前記給油路9は、駆動軸4の一端か
ら他端に亘って形成され、この給油路9のスクロール側
に、前記軸受6bの内周面に開口する分岐路9aを設け
て、前記潤滑ポンプ7から給送された油を前記軸受6b
及び偏心孔4bに給油するようにしている。また、前記
軸受6bの内周面には、前記分岐路9aに連通する環状
溝と該環状溝から軸方向に延びる軸方向溝とを設け、こ
の軸方向溝を、前記第1スクロール2とハウジング6と
に設ける油インジェクション通路18に、軸受6bを貫
通孔する貫通孔を介して連通させている。
ら他端に亘って形成され、この給油路9のスクロール側
に、前記軸受6bの内周面に開口する分岐路9aを設け
て、前記潤滑ポンプ7から給送された油を前記軸受6b
及び偏心孔4bに給油するようにしている。また、前記
軸受6bの内周面には、前記分岐路9aに連通する環状
溝と該環状溝から軸方向に延びる軸方向溝とを設け、こ
の軸方向溝を、前記第1スクロール2とハウジング6と
に設ける油インジェクション通路18に、軸受6bを貫
通孔する貫通孔を介して連通させている。
【0020】この油インジェクション通路18は、前記
ハウジング6における軸受6b部から半径方向外方に延
びる第1孔18aと、該第1孔18aの先端部から軸方
向に延びる第2孔18bと、前記第1スクロール2の前
記第2孔18bとの対向部位から軸方向に延びる第3孔
18cと、該第3孔18cの先端から半径方向内方に延
びて前記鏡板2aに設けた油インジェクションポート2
eに連通する第4孔18dとにより形成し、前記潤滑ポ
ンプ7から給油路9に給送された油を、前記軸受6b部
から油インジェクション通路18及び油インジェクショ
ンポート2eを介して前記スクロール2、3の低圧側に
インジェクションするようにしている。
ハウジング6における軸受6b部から半径方向外方に延
びる第1孔18aと、該第1孔18aの先端部から軸方
向に延びる第2孔18bと、前記第1スクロール2の前
記第2孔18bとの対向部位から軸方向に延びる第3孔
18cと、該第3孔18cの先端から半径方向内方に延
びて前記鏡板2aに設けた油インジェクションポート2
eに連通する第4孔18dとにより形成し、前記潤滑ポ
ンプ7から給油路9に給送された油を、前記軸受6b部
から油インジェクション通路18及び油インジェクショ
ンポート2eを介して前記スクロール2、3の低圧側に
インジェクションするようにしている。
【0021】尚、図4において19は前記モータに対し
反スクロール側に設けて前記モータ5と、前記駆動軸4
のモータに対し反スクロール側端部とを支持する軸受ハ
ウジング、20は前記第2スクロール3とハウジング6
との間に設けて、前記第2スクロール3の自転を防止し
旋回運動させるオルダム継手、6dは前記ハウジング6
に設けた排油孔である。
反スクロール側に設けて前記モータ5と、前記駆動軸4
のモータに対し反スクロール側端部とを支持する軸受ハ
ウジング、20は前記第2スクロール3とハウジング6
との間に設けて、前記第2スクロール3の自転を防止し
旋回運動させるオルダム継手、6dは前記ハウジング6
に設けた排油孔である。
【0022】以上のように、駆動軸4の偏心孔4bをも
った旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記偏心孔4b
の底部空間4cに開口し、他端が前記旋回駆動部4aの
スクロール側端面に開口する連通路17を設けたから、
駆動軸4の給油路9から前記偏心孔4bの底部空間4c
に給送された油を前記連通路17に供給できて、この連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油を旋回駆動部4aの遠心力により跳ね飛ばして、スク
ロール背面側に設けるスラスト軸受6aに跳ねかけ給油
することができるのである。また、前記連通路17は、
旋回駆動部4aにおけるバランスウエイト16側に設け
ているから、前記バランスウエイト16のスクロール側
端面を油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記
スラスト軸受6aに給油できるのであり、従って、前記
スラスト軸受6aへの給油量を安定させることができる
のである。
った旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記偏心孔4b
の底部空間4cに開口し、他端が前記旋回駆動部4aの
スクロール側端面に開口する連通路17を設けたから、
駆動軸4の給油路9から前記偏心孔4bの底部空間4c
に給送された油を前記連通路17に供給できて、この連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油を旋回駆動部4aの遠心力により跳ね飛ばして、スク
ロール背面側に設けるスラスト軸受6aに跳ねかけ給油
することができるのである。また、前記連通路17は、
旋回駆動部4aにおけるバランスウエイト16側に設け
ているから、前記バランスウエイト16のスクロール側
端面を油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記
スラスト軸受6aに給油できるのであり、従って、前記
スラスト軸受6aへの給油量を安定させることができる
のである。
【0023】しかも、前記連通路17の入口を偏心孔4
bの底部に開口させているから、駆動軸4の駆動による
起動初期においても前記連通路17への油の立ち上がり
を速くできて、起動初期におけるスラスト軸受6aへの
給油遅れを防止できるのであり、また、以上のように連
通路17の出口を旋回駆動部4aのスクロール側端面に
開口させて、スラスト軸受6aに跳ねかけ給油するか
ら、前記スラスト軸受6aの内径を前記旋回駆動部4a
の中心側に寄せることができ、それだけスラスト軸受6
aに支持する第2スクロール3の旋回運動時における撓
みを抑制でき、この撓みによるガス流体のスクロール
2、3間での洩れを少なくできて、性能をアップできる
のである。
bの底部に開口させているから、駆動軸4の駆動による
起動初期においても前記連通路17への油の立ち上がり
を速くできて、起動初期におけるスラスト軸受6aへの
給油遅れを防止できるのであり、また、以上のように連
通路17の出口を旋回駆動部4aのスクロール側端面に
開口させて、スラスト軸受6aに跳ねかけ給油するか
ら、前記スラスト軸受6aの内径を前記旋回駆動部4a
の中心側に寄せることができ、それだけスラスト軸受6
aに支持する第2スクロール3の旋回運動時における撓
みを抑制でき、この撓みによるガス流体のスクロール
2、3間での洩れを少なくできて、性能をアップできる
のである。
【0024】また、前記連通路17の一側を、前記偏心
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるのであり、更に、この軸受メタル10冷
却後の油をスラスト軸受6aに跳ねかけ給油できるか
ら、前記給油路9から給送された油を有効利用できるの
である。
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるのであり、更に、この軸受メタル10冷
却後の油をスラスト軸受6aに跳ねかけ給油できるか
ら、前記給油路9から給送された油を有効利用できるの
である。
【0025】また、前記連通路17を偏心孔4bの内周
面に設けることにより、この連通路17の加工を簡単に
できるし、また、前記駆動軸4の成形時、成形用型によ
り形成することも可能である。
面に設けることにより、この連通路17の加工を簡単に
できるし、また、前記駆動軸4の成形時、成形用型によ
り形成することも可能である。
【0026】また、偏心孔4bをもった旋回駆動部4a
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけ前記ケーシングの長さを
短くできて、流体機械全体を小形化できるのである。
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけ前記ケーシングの長さを
短くできて、流体機械全体を小形化できるのである。
【0027】また、駆動軸4の旋回駆動部4aに、前記
駆動軸4の給油路9に連通し、ハウジング6のスラスト
軸受6aに跳ねかけ給油する連通路17を設けると共
に、前記ハウジング6及び第1スクロール2に、前記給
油路9と連通して、スクロール2、3の低圧側に油をイ
ンジェクションする油インジェクション通路18を形成
することにより、スラスト軸受6aへの給油と油インジ
ェクションとができながら、ハウジング6にスラスト軸
受への給油通路と油インジェクシュン通路とを設ける場
合に比べて前記ハウジング6の構造を簡単にでき、スラ
スト軸受6aへの給油及び油インジェクションができる
割にコストを低減できるのである。
駆動軸4の給油路9に連通し、ハウジング6のスラスト
軸受6aに跳ねかけ給油する連通路17を設けると共
に、前記ハウジング6及び第1スクロール2に、前記給
油路9と連通して、スクロール2、3の低圧側に油をイ
ンジェクションする油インジェクション通路18を形成
することにより、スラスト軸受6aへの給油と油インジ
ェクションとができながら、ハウジング6にスラスト軸
受への給油通路と油インジェクシュン通路とを設ける場
合に比べて前記ハウジング6の構造を簡単にでき、スラ
スト軸受6aへの給油及び油インジェクションができる
割にコストを低減できるのである。
【0028】尚、以上説明した実施例では、連通路17
の一側を軸受メタル10の背面に開口させたが、その
他、図5、6に示すように前記軸受メタル10と所定間
隔を置いて形成してもよい。この場合、前記連通路17
は、前記偏心孔4bの底部空間4cから半径方向外方に
延びる横孔17aと、該横孔17aの先端部から軸方向
に向かって延びる縦孔17bとにより形成するのである
が、その他、前記底部空間4cから旋回駆動部4aのス
クロール側端面に向かって傾斜状に形成してもよい。
の一側を軸受メタル10の背面に開口させたが、その
他、図5、6に示すように前記軸受メタル10と所定間
隔を置いて形成してもよい。この場合、前記連通路17
は、前記偏心孔4bの底部空間4cから半径方向外方に
延びる横孔17aと、該横孔17aの先端部から軸方向
に向かって延びる縦孔17bとにより形成するのである
が、その他、前記底部空間4cから旋回駆動部4aのス
クロール側端面に向かって傾斜状に形成してもよい。
【0029】また、以上の実施例では、冷媒圧縮機に適
用した例を示したが、その他の圧縮機及び膨張機にも適
用できる。
用した例を示したが、その他の圧縮機及び膨張機にも適
用できる。
【0030】また、前記スクロール2、3のうち、一方
のスクロール2を固定スクロールとし、他方のスクロー
ル3を可動スクロールとしたが、両スクロール2、3を
可動させてもよい。
のスクロール2を固定スクロールとし、他方のスクロー
ル3を可動スクロールとしたが、両スクロール2、3を
可動させてもよい。
【0031】また、図4に示したように低圧ドームタイ
プである他、高圧ドームタイプであってもよいし、ま
た、前記ケーシング0を横置きする横形である他、縦置
きする縦形であってもよい。
プである他、高圧ドームタイプであってもよいし、ま
た、前記ケーシング0を横置きする横形である他、縦置
きする縦形であってもよい。
【0032】
【発明の効果】以上のごとく本発明は、駆動軸4の偏心
孔4bをもった旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記
偏心孔4bの底部に開口し、他端が前記旋回駆動部4a
のスクロール側端面に開口する連通路17を設けたか
ら、この連通路17から旋回駆動部4aのスクロール側
端面に出た油を旋回駆動部4aの遠心力により跳ね飛ば
して、スクロール背面側に設けるスラスト軸受に跳ねか
け給油することができ、しかも、連通路17の入口を偏
心孔4bの底部に開口させ、この偏心孔4bの底部に給
油路9を開口させているから、駆動軸4の駆動による起
動初期においても前記連通路17への油の立ち上がりを
速くできて、起動初期におけるスラスト軸受への給油遅
れを防止できるのである。その上、以上のように連通路
17の出口を旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口
させて、旋回駆動部4aの遠心力により、旋回駆動部4
aのスクロール側端面に沿ってスラスト軸受に跳ねかけ
給油するから、前記スラスト軸受6aの内径を前記旋回
駆動部4aの中心側に寄せることができ、それだけ前記
スクロール3の中心側を支持できて、このスクロール3
の旋回運動時、スクロール間のガス流体圧による前記ス
クロール3の旋回駆動部4a方向への撓みを抑制でき、
この撓みによるガス流体のスクロール2、3間での洩れ
を少なくできて、性能をアップできるのである。
孔4bをもった旋回駆動部4aに、長さ方向一端が前記
偏心孔4bの底部に開口し、他端が前記旋回駆動部4a
のスクロール側端面に開口する連通路17を設けたか
ら、この連通路17から旋回駆動部4aのスクロール側
端面に出た油を旋回駆動部4aの遠心力により跳ね飛ば
して、スクロール背面側に設けるスラスト軸受に跳ねか
け給油することができ、しかも、連通路17の入口を偏
心孔4bの底部に開口させ、この偏心孔4bの底部に給
油路9を開口させているから、駆動軸4の駆動による起
動初期においても前記連通路17への油の立ち上がりを
速くできて、起動初期におけるスラスト軸受への給油遅
れを防止できるのである。その上、以上のように連通路
17の出口を旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口
させて、旋回駆動部4aの遠心力により、旋回駆動部4
aのスクロール側端面に沿ってスラスト軸受に跳ねかけ
給油するから、前記スラスト軸受6aの内径を前記旋回
駆動部4aの中心側に寄せることができ、それだけ前記
スクロール3の中心側を支持できて、このスクロール3
の旋回運動時、スクロール間のガス流体圧による前記ス
クロール3の旋回駆動部4a方向への撓みを抑制でき、
この撓みによるガス流体のスクロール2、3間での洩れ
を少なくできて、性能をアップできるのである。
【0033】また、前記連通路17の一側を、前記偏心
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるし、しかも、この軸受メタル10冷却後
の油をスラスト軸受に跳ねかけ給油できるから、前記給
油路9から給送された油を有効利用できるのである。ま
た、前記連通路17の一側を軸受メタル10の背面に向
かって開口させることにより、この連通路17の加工を
容易にでき、コストを低減できるのである。
孔4bとスクロールの鏡板背面に設けた軸3cとの間に
介装する軸受メタル10の背面に向って開口させると共
に、長さ方向一端を前記偏心孔4bの底部に開口させ、
他端を前記旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口さ
せることにより、前記連通路17に供給する油で軸受メ
タル10を冷却できて、この軸受メタル10部の信頼性
をアップできるし、しかも、この軸受メタル10冷却後
の油をスラスト軸受に跳ねかけ給油できるから、前記給
油路9から給送された油を有効利用できるのである。ま
た、前記連通路17の一側を軸受メタル10の背面に向
かって開口させることにより、この連通路17の加工を
容易にでき、コストを低減できるのである。
【0034】また、偏心孔4bをもった旋回駆動部4a
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけスクロール2、3及び駆
動軸4を内装するケーシングの長さを短くできて、流体
機械全体を小形化できるのである。
にバランスウエイト16を設けたから、前記駆動軸4の
長さを短く形成でき、それだけスクロール2、3及び駆
動軸4を内装するケーシングの長さを短くできて、流体
機械全体を小形化できるのである。
【0035】また、前記連通路17を旋回駆動部4aに
おけるバランスウエイト16側に設けることにより、こ
のバランスウエイト16のスクロール側端面を、前記連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記スラス
ト軸受に給油できるから、このスラスト軸受への給油量
を安定させることができるのである。
おけるバランスウエイト16側に設けることにより、こ
のバランスウエイト16のスクロール側端面を、前記連
通路17から旋回駆動部4aのスクロール側端面に出た
油のガイド面にでき、このガイド面に沿って前記スラス
ト軸受に給油できるから、このスラスト軸受への給油量
を安定させることができるのである。
【図1】本発明流体機械の要部のみの縦断面図。
【図2】駆動軸のみの平面図。
【図3】駆動軸のみの正面図。
【図4】流体機械全体の縦断面図。
【図5】別の実施例を示す要部のみの部分断面図。
【図6】図5の平面図。
【図7】従来例を示す部分断面図。
2 スクロール 3 スクロール 2a、3a 鏡板 2b、3b 渦巻体 4 駆動軸 4a 旋回駆動部 4b 偏心孔 9 給油路 10 軸受メタル 16 バランスウエイト 17 連通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 赤川 智之 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内 (72)発明者 小沢 仁 大阪府堺市築港新町3丁12番地 ダイキン 工業株式会社堺製作所臨海工場内
Claims (3)
- 【請求項1】鏡板2a、3aと渦巻体2b、3bとをも
ち、これら各渦巻体2b、3bが互いに噛合う二つのス
クロール2、3を備え、一方のスクロールを他方のスク
ロールに対し旋回運動させる駆動軸4に偏心孔4bをも
った旋回駆動部4aを設け、旋回運動する一方のスクロ
ールの鏡板背面に軸3cを設け、この軸3cを前記偏心
孔4bに嵌合させ、この偏心孔4bの底部に前記駆動軸
4に設ける給油路9を開口させたスクロール流体機械に
おいて、前記旋回駆動部4aにバランスウエイト16を
設けると共に、前記旋回駆動部4aに、長さ方向一端が
前記偏心孔4bの底部に開口し、他端が前記旋回駆動部
4aのスクロール側端面に開口する連通路17を設けて
いることを特徴とするスクロール流体機械。 - 【請求項2】連通路17は、一側が偏心孔4bと軸3c
との間に介装する軸受メタル10の背面に向って開口
し、かつ、長さ方向一端が前記偏心孔4bの底部に開口
し、他端が旋回駆動部4aのスクロール側端面に開口し
ている請求項1記載のスクロール流体機械。 - 【請求項3】連通路17を旋回駆動部4aにおけるバラ
ンスウエイト16側に設けている請求項1記載のスクロ
ール流体機械。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22135492A JPH0666268A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | スクロール流体機械 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22135492A JPH0666268A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | スクロール流体機械 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666268A true JPH0666268A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16765490
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22135492A Pending JPH0666268A (ja) | 1992-08-20 | 1992-08-20 | スクロール流体機械 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666268A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013046692A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| WO2013046694A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
-
1992
- 1992-08-20 JP JP22135492A patent/JPH0666268A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013046692A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| WO2013046694A1 (ja) * | 2011-09-30 | 2013-04-04 | ダイキン工業株式会社 | スクロール圧縮機 |
| RU2564473C1 (ru) * | 2011-09-30 | 2015-10-10 | Дайкин Индастриз, Лтд. | Спиральный компрессор |
| RU2567346C1 (ru) * | 2011-09-30 | 2015-11-10 | Дайкин Индастриз, Лтд. | Спиральный компрессор |
| US9617997B2 (en) | 2011-09-30 | 2017-04-11 | Daikin Industries, Ltd. | Scroll compressor with balancing weights on the shaft |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19981208 |