JPH066635B2 - プラスチツクフイルムの表面改質方法 - Google Patents

プラスチツクフイルムの表面改質方法

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JPH066635B2
JPH066635B2 JP61310146A JP31014686A JPH066635B2 JP H066635 B2 JPH066635 B2 JP H066635B2 JP 61310146 A JP61310146 A JP 61310146A JP 31014686 A JP31014686 A JP 31014686A JP H066635 B2 JPH066635 B2 JP H066635B2
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JP
Japan
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plastic film
film
monomer
liquid layer
sheet
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浩治 森
秀敏 山辺
多賀夫 友末
憲一 増原
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Nippon Steel Nisshin Co Ltd
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Nisshin Steel Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はプラスチックフィルム両面に同一または異種の
表面改質用モノマーをグラフト重合させて、プラスチッ
クフィルム両面を改質する方法に関する。
(従来技術) 従来プラスチックフィルムの表面を改質して新たな機能
を付与する方法として、(1)異種の高分子体を接着、ま
たはその溶液を塗布、乾燥したりて、フィルム表面に異
種の高分子層を形成する方法、(2)プラスチックフィル
ム表面にモノマーを触媒反応により重合させて、表面に
異種の高分子体を化学的に結合させる方法などが知られ
ている。
(発明が解決しようとする問題点) しかし、(1)の方法はプラスチックフィルムと高分子体
層との接着が悪いため、耐久性に問題がある。一方(2)
の方法は異種高分子体が化学結合しているため、耐久性
は優れているが、モノマーをフィルム表面だけに重合さ
せることが難しく、かつ工業化するにはまだ解決しなけ
ればならない困難なプロセスを含んでいる。
(問題点を解決するための手段) そこで本発明者らは上記問題を解決するために鋭意検討
した結果、プラスチックフィルム両面に同一または異種
の表面改質用モノマーの液層あるいはこれらのモノマー
溶液の液層を設けて、その各液層の上にシート状材料を
積層した後、シート状材料側から電子線を照射して、プ
ラスチックフィルム両面に液層のモノマーをグラフト重
合させ、その後積層シート状材料をプラスチックフィル
ム両面から剥離して、プラスチックフィルム両面に残存
している未反応モノマーもしくはモノマー溶液を除去す
る方法によりプラスチックフィルムの表面を改質するよ
うにした。
本発明でプラスチックフィルム両面にモノマーまたはモ
ノマー溶液の液層を設けて、その上にシート上材料を積
層するのは、液層を薄く均一にするためである。液層を
フィルム表面に設けたままであるとプラスチックフィル
ム面は低エネルギー面であるため、モノマーやモノマー
溶液の液層が不連続になり、均一な膜にならない。しか
し液層の上にシート状材料を積層すると毛細管作用によ
りモノマーやモノマー溶液はプラスチックフィルムとシ
ート状材料の間に薄く均一に保持することができる。
本発明では液層をこのように薄く均一にして電子線でモ
ノマーをプラスチックフィルムにグラフト重合させる。
すなわち、電子線を積層したシート状材料側から照射す
ると、電子線は容易に液層を透過して、プラスチックフ
ィルム表面に達し、フィルム中にラジカルを発生をさせ
る。ラジカルが発生すると、発生ラジカルのうち表面に
生成したものが表面に隣接するモノマーと反応し、モノ
マーがグラフト重合する。この際モノマーのフィルム深
さ方向に対するグラフト重合は照射電子線量により調整
できるので、重合深さを全体に均一にすることができ
る。
しかして電子線照射後にシート状材料を両面より剥離し
て、有機樹脂表面の未反応モノマーもしくはモノマー溶
液を除去すれば、プラスチックフィルム表面にはグラフ
ト重合したモノマーだけが残り、表面を改質することが
できる。
本発明でプラスチックフィルム両面に設ける液層中のモ
ノマーは電子線反応性官能基(エチレン性不飽和二重結
合)を有するものであればよく、またそれはモノマー単
体、またはこれにモール塩などの重合禁止剤を添加した
ものでもよい。液層の設け方はスプレー、カーテンフロ
ー、ロールコート公知の方法によればよい 液層の上に積層するシート状材料は液層は介してプラス
チックフィルムと密着するように積層する。このシート
状材料としては、プラスチックフィルム、このフィルム
に金属を蒸着したもの、金属箔、紙、樹脂コート紙また
は金属蒸着紙などが用いられる。
放射線の照射はモノマーがシート状材料で覆われている
ので、酸素によるグラフト重合の低下はなく、大気雰囲
気下で実施してもよい。
本発明法によれば、ほとんどのプラスチックフィルムの
表面を改質でき、ポリオレフイン、ポリウレタン、ポリ
アミド、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル
またはポリビニルアルコールであっても改質できる。
(実施例) 実施例1 二軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム(厚さ50
μm)にメタクリル散をバーコーター#30で塗布しなが
ら、上方より高密度ポリエチレンフィルム(厚さ50μ
m)をラミネートして、まず高密度ポリエチレンフィル
ム下面にメタクリル酸の液層を設け、次にこのフィルム
の上面にメタクリル酸トリフルオロエチレンを上記同要
領で塗布しながら、二軸延伸ポリエチレンテレフタレー
トフィルム(厚さ50μm)をラミネートして、上面にメ
タクリル酸トリフルオロエチルの液層を設けた。
その後上面側から加速電圧200KeV、電子流10mA、
線量5Mradの条件で電子線を照射して、メタクリル酸お
よびメタクリル酸トリフルオロエチルをそれぞれ下面お
よび上面にグラフト重合させた。そして重合後両側の二
軸延伸ポリエチレンテレフタレートフィルムを取除い
て、表面をメタノール中で10分間超音波洗浄し、乾燥
した。
乾燥後フィルムの水に対する接触角を測定したところ、
メタクリル酸をグラフト重合させた下面が56°、メタ
クリル酸トリフルオロエチルをグラフト重合させた上面
が113°で、未処理高密度ポリエチレンフィルムの接
触角104°に対して下面は新水性が、上面は撥水性が
付与されていた。
実施例2 実施例1における表面改質用フィルムの高密度ポリエチ
レンフィルムの代わりにエチレン−テトラフルオロエチ
レン共重合体フィルムを用い、また上面に設ける液層と
してメタクリル酸トリフルオロエチルの代わりにメタク
リル酸-2-ヒドロキシエチルを用いて、実施例1と同要
領でエチレン−テトラフルオロエチレン共重合体フィル
ムの表面改質を行った。
その結果、水に対する接触角はメタクリル酸で改質した
下面の場合が86°、メタクリル酸-2-ヒドロキシエチ
ルで改質した上面の場合が93°で、未処理エチレン−
テトラフルオロエチレン共重合体フィルムの108°に
対して両面とも親水性が付与されていた。
(効果) 以上のごとく、本発明はプラスチックフィルム表面にモ
ノマーをグラフト重合させて、表面にフィルムと異なる
高分子体を形成することにより改質するのであるから、
プラスチックフィルムと高分子体との結合は強固であ
る。またグラフト重合は照射電子線により行うので、線
量を一定にすればフィルム中へのモノマーグラフト重合
深さは表面全体にわたり一定にすることができる。さら
にグラフト重合はプラスチックフィルムの両面にモノマ
ーまたはその溶液をシート状材料で薄く均一に保持して
行うので、低電圧型電子加速器(加速電圧350KeV以
下)でもモノマーをグラフト重合させることができ、容
易に工業化できる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 増原 憲一 千葉県市川市高谷新町7番地の1 日新製 鋼株式会社市川研究所内 (56)参考文献 特開 昭60−13823(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラスチックフィルム両面に同一または異
    種の表面改質用モノマーの液層あるいはこれらのモノマ
    ー溶液の液層を設けて、その各液層の上にシート状材料
    を積層した後、シート状材料側から電子線を照射して、
    プラスチックフィルム両面に液層のモノマーをグラフト
    重合させ、その後積層シート状材料をプラスチックフィ
    ルム両面から剥離して、プラスチックフィルム両面に残
    存している未反応モノマーもしくはモノマー溶液を除去
    することを特徴とするプラスチックフィルムの表面改質
    方法。
JP61310146A 1986-12-29 1986-12-29 プラスチツクフイルムの表面改質方法 Expired - Lifetime JPH066635B2 (ja)

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JP6545494B2 (ja) * 2015-03-23 2019-07-17 倉敷紡績株式会社 表面親水化基材の製造方法

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