JPH0666375A - 真空用磁性流体シール装置 - Google Patents
真空用磁性流体シール装置Info
- Publication number
- JPH0666375A JPH0666375A JP4241429A JP24142992A JPH0666375A JP H0666375 A JPH0666375 A JP H0666375A JP 4241429 A JP4241429 A JP 4241429A JP 24142992 A JP24142992 A JP 24142992A JP H0666375 A JPH0666375 A JP H0666375A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- magnetic fluid
- peripheral surface
- vacuum
- magnetic
- space
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Sealing Using Fluids, Sealing Without Contact, And Removal Of Oil (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁性流体10の飛沫が真空空間26に飛散する
のを確実に防止する。 【構成】一方のポールピース9の内周縁と軸2の外周面
5との間にOリング24を設ける。このポールピース9
の内周縁と軸2の外周面5との間でこのOリング24か
ら外れた部分に磁性流体10を、永久磁石7の磁力によ
り保持する。他方のポールピース8の内周縁と軸2の外
周面5との間には一切シール材を設けない。
のを確実に防止する。 【構成】一方のポールピース9の内周縁と軸2の外周面
5との間にOリング24を設ける。このポールピース9
の内周縁と軸2の外周面5との間でこのOリング24か
ら外れた部分に磁性流体10を、永久磁石7の磁力によ
り保持する。他方のポールピース8の内周縁と軸2の外
周面5との間には一切シール材を設けない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明に係る真空用磁性流体シ
ール装置は、内部が真空となっている容器の壁面を貫通
する部分の、気密保持を図る場合等に利用する。
ール装置は、内部が真空となっている容器の壁面を貫通
する部分の、気密保持を図る場合等に利用する。
【0002】
【従来の技術】ケーシング内の清浄空間に設けた物体
を、外部に設けたモータにより回転駆動する場合、モー
タの駆動軸が上記ケーシングの壁面を貫通する部分に、
塵を通過させない様にする為の、シール装置を設ける必
要がある。
を、外部に設けたモータにより回転駆動する場合、モー
タの駆動軸が上記ケーシングの壁面を貫通する部分に、
塵を通過させない様にする為の、シール装置を設ける必
要がある。
【0003】この様な部分に設置し、塵等の通過を阻止
する為のシール装置として従来から、特開昭62−11
0080号公報、実開昭58−191423号公報、同
61−13025号公報、同61−44067号公報、
同61−79070号公報、同62−195261号公
報、同61−204027号公報、同63−8419号
公報、同63−139325号公報、実公昭63−29
944号公報、米国特許第4628384号明細書、同
4692826号明細書等に記載された磁性流体シール
装置が、一般的に使用されている。
する為のシール装置として従来から、特開昭62−11
0080号公報、実開昭58−191423号公報、同
61−13025号公報、同61−44067号公報、
同61−79070号公報、同62−195261号公
報、同61−204027号公報、同63−8419号
公報、同63−139325号公報、実公昭63−29
944号公報、米国特許第4628384号明細書、同
4692826号明細書等に記載された磁性流体シール
装置が、一般的に使用されている。
【0004】上記各先行技術文献に記載された磁性流体
シール装置の構造は、細部に於いては種々異なっている
が、基本的には、図3(A)(B)に示す様な構造を有
している。
シール装置の構造は、細部に於いては種々異なっている
が、基本的には、図3(A)(B)に示す様な構造を有
している。
【0005】この内の図3(A)に於いて1は、少なく
とも内周面を、アルミニウム、合成樹脂等の非磁性材に
より造られたハウジングで、例えば前記ケーシングの壁
面等に固定される。2は鉄等の磁性材により造られた軸
で、磁性流体シール装置本体3は、上記ハウジング1の
内周面4と軸2の外周面5との間の、円筒状の空間6内
に設置されている。
とも内周面を、アルミニウム、合成樹脂等の非磁性材に
より造られたハウジングで、例えば前記ケーシングの壁
面等に固定される。2は鉄等の磁性材により造られた軸
で、磁性流体シール装置本体3は、上記ハウジング1の
内周面4と軸2の外周面5との間の、円筒状の空間6内
に設置されている。
【0006】上記磁性流体シール装置本体3は、軸方向
(図3の左右方向)に亙って着磁された円輪状の永久磁
石7を、磁性材により円輪状に造られた1対のポールピ
ース8、9によりサンドイッチ状に挟持し、各ポールピ
ース8、9の内周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体
10、10を、上記永久磁石7の磁力によって保持する
事により、構成されている。上記1対のポールピース
8、9の外径は、ハウジング1の内径とほぼ同じにし
て、各部材7、8、9、10により構成される磁性流体
シール装置本体3をハウジング1の内周面4に、内嵌、
或は接着等により固定している。
(図3の左右方向)に亙って着磁された円輪状の永久磁
石7を、磁性材により円輪状に造られた1対のポールピ
ース8、9によりサンドイッチ状に挟持し、各ポールピ
ース8、9の内周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体
10、10を、上記永久磁石7の磁力によって保持する
事により、構成されている。上記1対のポールピース
8、9の外径は、ハウジング1の内径とほぼ同じにし
て、各部材7、8、9、10により構成される磁性流体
シール装置本体3をハウジング1の内周面4に、内嵌、
或は接着等により固定している。
【0007】磁性流体シール装置本体3は、前述の様に
構成され、上述の様にハウジング1の内周面4と軸2の
外周面5との間に装着して、磁性流体シール装置を構成
する為、ハウジング1の内側での軸2の回転、或は軸2
の周囲でのハウジング1の回転に拘らず、この軸2の外
周面5と各ポールピース8、9の内周縁との間に保持さ
れた磁性流体10、10により、ハウジング1の内周面
4と軸2の外周面5との間のシール性保持が図られる。
構成され、上述の様にハウジング1の内周面4と軸2の
外周面5との間に装着して、磁性流体シール装置を構成
する為、ハウジング1の内側での軸2の回転、或は軸2
の周囲でのハウジング1の回転に拘らず、この軸2の外
周面5と各ポールピース8、9の内周縁との間に保持さ
れた磁性流体10、10により、ハウジング1の内周面
4と軸2の外周面5との間のシール性保持が図られる。
【0008】又、図3(B)に示す様に、軸2の外周面
5を非磁性材により、ハウジング1の内周面4を磁性材
により、それぞれ形成すると共に、永久磁石7と1対の
ポールピース8、9とを、軸2の外周面5側に外嵌固定
し、磁性流体10、10を、各ポールピース8、9の外
周縁とハウジング1の内周面4との間に保持する磁性流
体シール装置も、従来から知られている。
5を非磁性材により、ハウジング1の内周面4を磁性材
により、それぞれ形成すると共に、永久磁石7と1対の
ポールピース8、9とを、軸2の外周面5側に外嵌固定
し、磁性流体10、10を、各ポールピース8、9の外
周縁とハウジング1の内周面4との間に保持する磁性流
体シール装置も、従来から知られている。
【0009】ところで、上述の様に構成される磁性流体
シール装置は、永久磁石7の磁力によって保持された磁
性流体10、10により、各磁性流体10、10の両側
に存在する空間同士を遮断(シール)する為、両空間の
間に大きな圧力差が存在した場合には、上記磁性流体1
0、10が押し破られ(バーストし)て、シールを行な
えない。
シール装置は、永久磁石7の磁力によって保持された磁
性流体10、10により、各磁性流体10、10の両側
に存在する空間同士を遮断(シール)する為、両空間の
間に大きな圧力差が存在した場合には、上記磁性流体1
0、10が押し破られ(バーストし)て、シールを行な
えない。
【0010】この為、回転対陰極X線管の様な高真空装
置の回転軸貫通部分に設ける磁性流体シール装置とし
て、従来から、特公昭51−9853号公報、同61−
43588号公報、米国特許第3620584号明細
書、英国特許第783881号明細書等に記載されてい
る様に、磁性流体10、10を軸方向に亙って複数段設
け、各磁性流体10、10の両側に存在する圧力差を小
さく抑えた、真空用磁性流体シール装置が知られてい
る。
置の回転軸貫通部分に設ける磁性流体シール装置とし
て、従来から、特公昭51−9853号公報、同61−
43588号公報、米国特許第3620584号明細
書、英国特許第783881号明細書等に記載されてい
る様に、磁性流体10、10を軸方向に亙って複数段設
け、各磁性流体10、10の両側に存在する圧力差を小
さく抑えた、真空用磁性流体シール装置が知られてい
る。
【0011】図4は、この様な真空用磁性流体シール装
置の1例を示している。この図4に於いて、13は円筒
状の軸受ハウジングで、内部(図4の右部)を真空とし
たケーシング11の壁面に設けられている。この軸受ハ
ウジング13の内周面2個所位置にはそれぞれ転がり軸
受12、12を設け、両転がり軸受12、12により磁
性材製の軸2を、回転自在に支持している。
置の1例を示している。この図4に於いて、13は円筒
状の軸受ハウジングで、内部(図4の右部)を真空とし
たケーシング11の壁面に設けられている。この軸受ハ
ウジング13の内周面2個所位置にはそれぞれ転がり軸
受12、12を設け、両転がり軸受12、12により磁
性材製の軸2を、回転自在に支持している。
【0012】上記軸受ハウジング13の内周面と上記軸
2の外周面5との間には、真空用磁性流体シール装置1
4を設けている。この真空用磁性流体シール装置14
は、軸方向に亙って着磁された円輪状の永久磁石7、7
と、磁性材製で円輪状のポールピース15、16とを交
互に重ね合わせ、各ポールピース15、16の内周縁と
軸2の外周面5との間に磁性流体10、10を、上記永
久磁石7、7の磁力により保持する事で、構成されてい
る。
2の外周面5との間には、真空用磁性流体シール装置1
4を設けている。この真空用磁性流体シール装置14
は、軸方向に亙って着磁された円輪状の永久磁石7、7
と、磁性材製で円輪状のポールピース15、16とを交
互に重ね合わせ、各ポールピース15、16の内周縁と
軸2の外周面5との間に磁性流体10、10を、上記永
久磁石7、7の磁力により保持する事で、構成されてい
る。
【0013】図示の例に於いては、各ポールピース1
5、16の内周縁に断面V字形の凹溝を形成する事で、
各ポールピース15、16の内周縁を二股に形成し、各
ポールピース15、16に磁性流体10、10を、軸方
向2段に亙り保持している。従って、図4に示した真空
用磁性流体シール装置14の場合、磁性流体10、10
が、軸方向(図4の左右方向)に亙り10段設けられて
いる。
5、16の内周縁に断面V字形の凹溝を形成する事で、
各ポールピース15、16の内周縁を二股に形成し、各
ポールピース15、16に磁性流体10、10を、軸方
向2段に亙り保持している。従って、図4に示した真空
用磁性流体シール装置14の場合、磁性流体10、10
が、軸方向(図4の左右方向)に亙り10段設けられて
いる。
【0014】真空用磁性流体シール装置14は、上述の
様に、磁性流体10、10を複数段に亙って設けている
為、各段の磁性流体10、10の両側に存在する圧力差
を小さく抑えつつ、真空用磁性流体シール装置14の両
側に大きな圧力差を生じさせる事が出来る。又、両端に
位置するポールピース16、16の外周縁に形成した凹
溝17、17にはOリング18、18を装着し、このO
リング18、18によって、上記真空用磁性流体シール
装置14の外周面と軸受ハウジング13の内周面との間
の気密保持を図っている。
様に、磁性流体10、10を複数段に亙って設けている
為、各段の磁性流体10、10の両側に存在する圧力差
を小さく抑えつつ、真空用磁性流体シール装置14の両
側に大きな圧力差を生じさせる事が出来る。又、両端に
位置するポールピース16、16の外周縁に形成した凹
溝17、17にはOリング18、18を装着し、このO
リング18、18によって、上記真空用磁性流体シール
装置14の外周面と軸受ハウジング13の内周面との間
の気密保持を図っている。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述の様に
構成され使用される、真空用磁性流体シール装置に於い
ては、軸方向に複数段に亙って設けられる磁性流体1
0、10同士の間の空間19、19aに封入された空気
が膨張する事で、何れかの段に於いて磁性流体10がバ
ーストする場合がある。
構成され使用される、真空用磁性流体シール装置に於い
ては、軸方向に複数段に亙って設けられる磁性流体1
0、10同士の間の空間19、19aに封入された空気
が膨張する事で、何れかの段に於いて磁性流体10がバ
ーストする場合がある。
【0016】即ち、真空用磁性流体シール装置14を構
成する際には、上記各空間19、19a内に空気が封入
される事が避けられないが、この空気が温度上昇に伴な
って膨張した場合、当該空間19(19a)を仕切って
いる磁性流体10をバーストさせて、磁性流体10の飛
沫を周囲に飛散させてしまう。
成する際には、上記各空間19、19a内に空気が封入
される事が避けられないが、この空気が温度上昇に伴な
って膨張した場合、当該空間19(19a)を仕切って
いる磁性流体10をバーストさせて、磁性流体10の飛
沫を周囲に飛散させてしまう。
【0017】特に、最も真空空間寄り(図4の右寄り)
の空間19a内に封入された空気の膨張に伴なって、真
空空間に対向した磁性流体10がバーストした場合、こ
の磁性流体10の飛沫が上記真空空間に飛散して、この
真空空間を汚染してしまう。
の空間19a内に封入された空気の膨張に伴なって、真
空空間に対向した磁性流体10がバーストした場合、こ
の磁性流体10の飛沫が上記真空空間に飛散して、この
真空空間を汚染してしまう。
【0018】本発明の真空用磁性流体シール装置は、上
述の様な不都合を解消するものである。
述の様な不都合を解消するものである。
【0019】
【課題を解決する為の手段】本発明の真空用磁性流体シ
ール装置は、前述した従来の真空用磁性流体シール装置
と同様に、円筒状の周面を有する磁性材製の第一部材
と、この第一部材と同心に設けられ、上記第一部材に対
して相対的に回転する第二部材と、この第二部材の周面
と上記第一部材の周面との間の円筒状の空間内に挿入自
在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方向に亙って
着磁された永久磁石と、上記円筒状の空間内に挿入自在
な大きさを有する円輪状に形成され、上記永久磁石の側
面に固着されたポールピースと、このポールピースの周
縁と上記第一部材の周面との間に、上記永久磁石の磁力
により保持された磁性流体とから成り、軸方向一方の側
を真空空間に対向させた状態で使用される。
ール装置は、前述した従来の真空用磁性流体シール装置
と同様に、円筒状の周面を有する磁性材製の第一部材
と、この第一部材と同心に設けられ、上記第一部材に対
して相対的に回転する第二部材と、この第二部材の周面
と上記第一部材の周面との間の円筒状の空間内に挿入自
在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方向に亙って
着磁された永久磁石と、上記円筒状の空間内に挿入自在
な大きさを有する円輪状に形成され、上記永久磁石の側
面に固着されたポールピースと、このポールピースの周
縁と上記第一部材の周面との間に、上記永久磁石の磁力
により保持された磁性流体とから成り、軸方向一方の側
を真空空間に対向させた状態で使用される。
【0020】特に、本発明の真空用磁性流体シール装置
に於いては、上記ポールピースの周縁と上記第一部材の
周面との間には、これら周縁と周面との間に存在する円
環状の隙間の一部を塞ぐ固体シール材が設けられてお
り、上記隙間の残部でこの固体シール材が占めている空
間以外の部分にのみ、上記磁性流体が保持されており、
これら固体シール材と磁性流体とにより、上記真空空間
と大気圧部分とを隔てた事を特徴としている。
に於いては、上記ポールピースの周縁と上記第一部材の
周面との間には、これら周縁と周面との間に存在する円
環状の隙間の一部を塞ぐ固体シール材が設けられてお
り、上記隙間の残部でこの固体シール材が占めている空
間以外の部分にのみ、上記磁性流体が保持されており、
これら固体シール材と磁性流体とにより、上記真空空間
と大気圧部分とを隔てた事を特徴としている。
【0021】
【作用】上述の様に構成される、本発明の真空用磁性流
体シール装置の場合、固体シール材と磁性流体とにより
真空空間と大気圧部分とを隔てる事で、これら真空空間
と大気圧部分との間のシール性保持を確実に図れる。
体シール装置の場合、固体シール材と磁性流体とにより
真空空間と大気圧部分とを隔てる事で、これら真空空間
と大気圧部分との間のシール性保持を確実に図れる。
【0022】又、シールの為の固体シール材並びに磁性
流体は、真空空間側にのみ設けている為、前記従来構造
に於ける空間19(図4)の様に、両側を仕切られた空
間が形成されない。従って、この空間19内に封入され
た気体の膨張に基づいて磁性流体がバーストする事もな
く、上記真空空間が磁性流体の飛沫により汚染される事
もなくなる。
流体は、真空空間側にのみ設けている為、前記従来構造
に於ける空間19(図4)の様に、両側を仕切られた空
間が形成されない。従って、この空間19内に封入され
た気体の膨張に基づいて磁性流体がバーストする事もな
く、上記真空空間が磁性流体の飛沫により汚染される事
もなくなる。
【0023】
【実施例】図1は本発明の第一実施例を示している。円
筒状の周面を有する磁性材製の第一部材である軸2の外
側には、第二部材であるハウジング1が設けられてい
る。そして、1対の転がり軸受21、21により上記軸
2を、上記ハウジング1の内側に回転自在に支持してい
る。
筒状の周面を有する磁性材製の第一部材である軸2の外
側には、第二部材であるハウジング1が設けられてい
る。そして、1対の転がり軸受21、21により上記軸
2を、上記ハウジング1の内側に回転自在に支持してい
る。
【0024】この軸2の外周面5と上記ハウジング1の
内周面4との間の円筒状の空間6内には、磁性流体シー
ル装置本体3を設けている。この磁性流体シール装置本
体3は、軸方向(図1の左右方向)に亙って着磁された
円輪状の永久磁石7を、磁性材により円輪状に造られた
1対のポールピース8、9によりサンドイッチ状に挟持
し、真空空間26に対向する一方のポールピース9の内
周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体10を、上記永
久磁石7の磁力によって保持する事により構成されてい
る。20、20は、磁性流体シール装置本体3と転がり
軸受21、21との間に設けた非磁性材製の間座であ
る。
内周面4との間の円筒状の空間6内には、磁性流体シー
ル装置本体3を設けている。この磁性流体シール装置本
体3は、軸方向(図1の左右方向)に亙って着磁された
円輪状の永久磁石7を、磁性材により円輪状に造られた
1対のポールピース8、9によりサンドイッチ状に挟持
し、真空空間26に対向する一方のポールピース9の内
周縁と軸2の外周面5との間に磁性流体10を、上記永
久磁石7の磁力によって保持する事により構成されてい
る。20、20は、磁性流体シール装置本体3と転がり
軸受21、21との間に設けた非磁性材製の間座であ
る。
【0025】大気圧部分27に対向する他方のポールピ
ース8の内周縁と軸2の外周面5との間には磁性流体を
保持せず、円環状の隙間22のまま残している。即ち、
この他方のポールピース8は、上記永久磁石7の一端面
から出た磁束が、軸2を通ってこの永久磁石7の他端面
に達する様にする、磁気通路としての役目のみを果た
す。従って、この他方のポールピース8の内周縁は、軸
2の外周面5と接触はしないが、可能な限り隙間が小さ
くなる様に近接させている。
ース8の内周縁と軸2の外周面5との間には磁性流体を
保持せず、円環状の隙間22のまま残している。即ち、
この他方のポールピース8は、上記永久磁石7の一端面
から出た磁束が、軸2を通ってこの永久磁石7の他端面
に達する様にする、磁気通路としての役目のみを果た
す。従って、この他方のポールピース8の内周縁は、軸
2の外周面5と接触はしないが、可能な限り隙間が小さ
くなる様に近接させている。
【0026】上記一方のポールピース9の内周縁で、厚
さ方向中間部には凹溝23を、全周に亙り形成し、この
凹溝23に、固体シール材であるOリング24の外周寄
り部分を係止している。そして、このOリング24の内
周縁部で上記凹溝23から突出した部分を、上記軸2の
外周面5に摺接させている。この結果、上記一方のポー
ルピース9の内周縁と軸2の外周面5との間の隙間25
が、Oリング24により塞がれる。上記Oリング24と
しては、耐摩耗性に優れ、摩擦係数の低いものを使用す
るが、例えばデュポン社製の『バイトン』、ダイキン工
業社製の『ダイエル』等の弗素系のOリングが、好まし
く利用出来る。
さ方向中間部には凹溝23を、全周に亙り形成し、この
凹溝23に、固体シール材であるOリング24の外周寄
り部分を係止している。そして、このOリング24の内
周縁部で上記凹溝23から突出した部分を、上記軸2の
外周面5に摺接させている。この結果、上記一方のポー
ルピース9の内周縁と軸2の外周面5との間の隙間25
が、Oリング24により塞がれる。上記Oリング24と
しては、耐摩耗性に優れ、摩擦係数の低いものを使用す
るが、例えばデュポン社製の『バイトン』、ダイキン工
業社製の『ダイエル』等の弗素系のOリングが、好まし
く利用出来る。
【0027】更に、上記隙間25の一部で上記Oリング
24から外れた部分には、磁性流体10を、上記永久磁
石7の磁力により保持している。これらOリング24と
磁性流体10とにより、真空空間26と大気圧部分27
とを隔てている。上記Oリング24の内周縁と軸2の外
周面5との摺動部には、磁性流体10が毛細管現象によ
り染み込み、摺動部の潤滑を行なう。従って、軸2を高
速で回転させた場合にも、上記摺動部の発熱は最小限に
抑えられ、上記Oリング24の耐久性も十分に確保され
る。
24から外れた部分には、磁性流体10を、上記永久磁
石7の磁力により保持している。これらOリング24と
磁性流体10とにより、真空空間26と大気圧部分27
とを隔てている。上記Oリング24の内周縁と軸2の外
周面5との摺動部には、磁性流体10が毛細管現象によ
り染み込み、摺動部の潤滑を行なう。従って、軸2を高
速で回転させた場合にも、上記摺動部の発熱は最小限に
抑えられ、上記Oリング24の耐久性も十分に確保され
る。
【0028】尚、磁性流体10は、上記Oリング24の
両側に設けても、或は図1に示す様に真空空間26の側
にのみ設けても良い。但し、真空空間26の側にのみ磁
性流体10を設ける場合には、図1に示す様に、ポール
ピース9の一部で真空空間26側部分の、上記磁性流体
10が保持される部分の内径を、永久磁石7側部分の内
径よりも少し小さくする事が好ましい。
両側に設けても、或は図1に示す様に真空空間26の側
にのみ設けても良い。但し、真空空間26の側にのみ磁
性流体10を設ける場合には、図1に示す様に、ポール
ピース9の一部で真空空間26側部分の、上記磁性流体
10が保持される部分の内径を、永久磁石7側部分の内
径よりも少し小さくする事が好ましい。
【0029】これに対して、Oリング24の両側に磁性
流体10を保持する場合には、上記ポールピース9の内
径は、Oリング24の両側で等しくする。この様に両側
に磁性流体10を保持する場合、凹溝23の内部に空気
が封入される場合があるが、この空気の量は極く微量で
あり、仮に膨張した場合でも磁性流体10をバーストさ
せる危険性は殆ど考えられない。従って、用途によって
は十分に使用可能である。
流体10を保持する場合には、上記ポールピース9の内
径は、Oリング24の両側で等しくする。この様に両側
に磁性流体10を保持する場合、凹溝23の内部に空気
が封入される場合があるが、この空気の量は極く微量で
あり、仮に膨張した場合でも磁性流体10をバーストさ
せる危険性は殆ど考えられない。従って、用途によって
は十分に使用可能である。
【0030】上述の様に構成される、本発明の真空用磁
性流体シール装置の場合、Oリング24と磁性流体10
とにより真空空間26と大気圧部分27とを隔てる事
で、これら真空空間26と大気圧部分27との間のシー
ル性保持を確実に図れる。又、Oリング24の摺接部よ
りも真空空間26に寄った部分に磁性流体10を設けて
いる為、仮にOリング24から摩耗粉が生じた場合で
も、この摩耗粉が真空空間26に進入する事はない。
性流体シール装置の場合、Oリング24と磁性流体10
とにより真空空間26と大気圧部分27とを隔てる事
で、これら真空空間26と大気圧部分27との間のシー
ル性保持を確実に図れる。又、Oリング24の摺接部よ
りも真空空間26に寄った部分に磁性流体10を設けて
いる為、仮にOリング24から摩耗粉が生じた場合で
も、この摩耗粉が真空空間26に進入する事はない。
【0031】又、上記真空空間26と大気圧部分27と
の間をシールする為のOリング24並びに磁性流体10
は、真空空間26側にのみ設けている為、前記従来構造
に於ける空間19(図4)の様に、両側を仕切られた空
間が形成されない。従って、この空間19内に封入され
た気体の膨張に基づいて磁性流体10がバーストする事
もなく、上記真空空間26が磁性流体10の飛沫により
汚染される事もなくなる。
の間をシールする為のOリング24並びに磁性流体10
は、真空空間26側にのみ設けている為、前記従来構造
に於ける空間19(図4)の様に、両側を仕切られた空
間が形成されない。従って、この空間19内に封入され
た気体の膨張に基づいて磁性流体10がバーストする事
もなく、上記真空空間26が磁性流体10の飛沫により
汚染される事もなくなる。
【0032】尚、図示の実施例では、永久磁石7の両側
にポールピース8、9を設け、この内の真空空間26側
のポールピース9の内周縁にのみ、Oリング24と磁性
流体10とを設けているが、これらOリング24と磁性
流体10とは、大気圧部分27側のポールピース8の内
周縁のみに設ける事も出来る。但し、永久磁石7と各ポ
ールピース8、9との間の気密保持を考えた場合、Oリ
ング24と磁性流体10とは、真空空間26側に設ける
のが好ましい。更に、Oリング24並びに磁性流体10
を設けない側のポールピースは、単に磁束通路としての
役目を果たすのみである為、永久磁石7の片端面を磁性
材製の転がり軸受21に突き当てる等により、磁束通路
を確保出来れば、Oリング24並びに磁性流体10を設
けない側のポールピースを省略しても良い。
にポールピース8、9を設け、この内の真空空間26側
のポールピース9の内周縁にのみ、Oリング24と磁性
流体10とを設けているが、これらOリング24と磁性
流体10とは、大気圧部分27側のポールピース8の内
周縁のみに設ける事も出来る。但し、永久磁石7と各ポ
ールピース8、9との間の気密保持を考えた場合、Oリ
ング24と磁性流体10とは、真空空間26側に設ける
のが好ましい。更に、Oリング24並びに磁性流体10
を設けない側のポールピースは、単に磁束通路としての
役目を果たすのみである為、永久磁石7の片端面を磁性
材製の転がり軸受21に突き当てる等により、磁束通路
を確保出来れば、Oリング24並びに磁性流体10を設
けない側のポールピースを省略しても良い。
【0033】次に、図2は本発明の第二実施例を示して
いる。本実施例の場合、軸2の外周面5でポールピース
9の内周縁中間部に対向する部分に、全周に亙って凹溝
28を形成し、この凹溝28にOリング24の内周寄り
部分を係止している。そして、このOリング24の外周
縁を、上記ポールピース9の内周縁で、厚さ方向中間部
に摺接させている。図示の例では、上記Oリング24の
両側に磁性流体10を保持している。但し、好ましく
は、上述の第一実施例の場合と同様に、Oリング24の
真空空間26側にのみ、磁性流体10を保持する。その
他の構成及び作用は、上述の第一実施例の場合と同様で
ある。
いる。本実施例の場合、軸2の外周面5でポールピース
9の内周縁中間部に対向する部分に、全周に亙って凹溝
28を形成し、この凹溝28にOリング24の内周寄り
部分を係止している。そして、このOリング24の外周
縁を、上記ポールピース9の内周縁で、厚さ方向中間部
に摺接させている。図示の例では、上記Oリング24の
両側に磁性流体10を保持している。但し、好ましく
は、上述の第一実施例の場合と同様に、Oリング24の
真空空間26側にのみ、磁性流体10を保持する。その
他の構成及び作用は、上述の第一実施例の場合と同様で
ある。
【0034】尚、図示は省略したが、本発明は、図3
(B)に示す様な、ポールピースの外周縁側に磁性流体
を保持する構造の、真空用磁性流体シール装置にも適用
出来る事は、勿論である。
(B)に示す様な、ポールピースの外周縁側に磁性流体
を保持する構造の、真空用磁性流体シール装置にも適用
出来る事は、勿論である。
【0035】
【発明の効果】本発明の真空用磁性流体シール装置は、
以上に述べた通り構成され作用する為、磁性流体が真空
空間に飛散するのを確実に防止して、この真空空間内の
清浄度を保持出来る。
以上に述べた通り構成され作用する為、磁性流体が真空
空間に飛散するのを確実に防止して、この真空空間内の
清浄度を保持出来る。
【図1】本発明の第一実施例を示す半部断面図。
【図2】本発明の第二実施例を示す半部断面図。
【図3】磁性流体シール装置の基本的構造の2例を示す
断面図。
断面図。
【図4】従来の真空用磁性流体シール装置の1例を示す
断面図。
断面図。
1 ハウジング 2 軸 3 磁性流体シール装置本体 4 内周面 5 外周面 6 空間 7 永久磁石 8 ポールピース 9 ポールピース 10 磁性流体 11 ケーシング 12 転がり軸受 13 軸受ハウジング 14 真空用磁性流体シール装置 15 ポールピース 16 ポールピース 17 凹溝 18 Oリング 19、19a 空間 20 間座 21 転がり軸受 22 隙間 23 凹溝 24 Oリング 25 隙間 26 真空空間 27 大気圧部分 28 凹溝
Claims (1)
- 【請求項1】 円筒状の周面を有する磁性材製の第一部
材と、この第一部材と同心に設けられ、上記第一部材に
対して相対的に回転する第二部材と、この第二部材の周
面と上記第一部材の周面との間の円筒状の空間内に挿入
自在な大きさを有する円輪状に形成され、軸方向に亙っ
て着磁された永久磁石と、上記円筒状の空間内に挿入自
在な大きさを有する円輪状に形成され、上記永久磁石の
側面に固着されたポールピースと、このポールピースの
周縁と上記第一部材の周面との間に、上記永久磁石の磁
力により保持された磁性流体とから成り、軸方向一方の
側を真空空間に対向させた状態で使用される真空用磁性
流体シール装置に於いて、上記ポールピースの周縁と上
記第一部材の周面との間には、これら周縁と周面との間
に存在する円環状の隙間の一部を塞ぐ固体シール材が設
けられており、上記隙間の残部でこの固体シール材が占
めている空間以外の部分にのみ、上記磁性流体が保持さ
れており、これら固体シール材と磁性流体とにより、上
記真空空間と大気圧部分とを隔てた事を特徴とする真空
用磁性流体シール装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241429A JPH0666375A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 真空用磁性流体シール装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4241429A JPH0666375A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 真空用磁性流体シール装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0666375A true JPH0666375A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17074174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4241429A Pending JPH0666375A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 真空用磁性流体シール装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0666375A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011155944A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
| JP2017176132A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
| CN116066566A (zh) * | 2023-01-29 | 2023-05-05 | 北京交通大学 | 一种超高真空磁性液体密封装置 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP4241429A patent/JPH0666375A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011155944A (ja) * | 2010-02-03 | 2011-08-18 | Globeride Inc | 魚釣用リール |
| JP2017176132A (ja) * | 2016-03-31 | 2017-10-05 | グローブライド株式会社 | 魚釣用スピニングリール |
| CN116066566A (zh) * | 2023-01-29 | 2023-05-05 | 北京交通大学 | 一种超高真空磁性液体密封装置 |
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