JPH066674Y2 - 自励型コンバ−タの過電流保護回路 - Google Patents

自励型コンバ−タの過電流保護回路

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JPH066674Y2
JPH066674Y2 JP1986089743U JP8974386U JPH066674Y2 JP H066674 Y2 JPH066674 Y2 JP H066674Y2 JP 1986089743 U JP1986089743 U JP 1986089743U JP 8974386 U JP8974386 U JP 8974386U JP H066674 Y2 JPH066674 Y2 JP H066674Y2
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JP
Japan
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base
winding
switching transistor
transistor
capacitor
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JP1986089743U
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光恒 津村
利廣 清水
昇 加藤
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富士電気化学株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、トランスのベース巻線に過電流保護動作のた
めの補助巻線を巻き足し、ベース巻線と補助巻線の両端
間に抵抗とコンデンサの直列回路を接続して、該コンデ
ンサの端子電圧で過電流を検出し保護トランジスタによ
りスイッチングトランジスタのベース電流を引き抜くよ
うにした自励型コンバータの過電流保護回路に関するも
のである。
[従来の技術] 過電流保護回路を組み込んだ自励型コンバータの一例を
第3図に示す。コンバータの一次側はブロッキング発振
器そのものであり、トランスTの一次巻線Nと直列に
スイッチングトランジスタQが接続され、該スイッチ
ングトランジスタQのベースにはトランスTのベース
巻線Nの誘起電圧が抵抗RとコンデンサCを介し
て印加される。抵抗RはスイッチングトランジスタQ
のベースバイアス用である。
コンバータの一次側は自励発振し、トランスTの二次巻
線Nに出力が誘起される。この出力は整流ダイオード
Dで整流され平滑コンデンサCで平滑化される。自励型
コンバータ自身は出力電圧の制御性を有しないが、他の
制御性を有する回路と組み合わせることによって定電圧
化が図られる。
さて従来の過電流保護回路10は、スイッチングトラン
ジスタQのエミッタに接続された低抵抗値の過電流検
出用抵抗Rと、前記スイッチングトランジスタQ
ベース回路に接続された保護トランジスタQとからな
り、該トランジスタQを前記過電流検出用抵抗R
端子電圧でオン−オフ制御するように構成されていた。
つまりスイッチングトランジスタQのエミッタ電流を
抵抗Rの電圧降下として検出し、その端子電圧と保護
トランジスタQのベース−エミッタ間電圧VBEとを
比較するものであり、過大な電流が流れると抵抗R
電圧降下が大きくなり保護トランジスタQが導通して
スイッチングトランジスタQのベース電流を引き抜き
コレクタ電流の尖頭値を一定にし内部回路を保護するも
のである。
[考案が解決しようとする問題点] ところがこのような過電流保護回路では、過負荷時に保
護トランジスタQが導通してトランジスタQのベー
ス電流を引き抜くことによりコレクタ電流の尖頭値は一
定となるが過負荷になるに伴い出力電圧が低下するため
出力電流は増していくこととなる。
このためコンバータの出力電圧−負荷電流特性は第4図
に示すように過負荷になると「ヘ」の字型になり、負荷
短絡時に最大出力電流Iの2倍以上の短絡電流Iが流
れる。このように負荷短絡時に過大な電流Iが流れス
イッチングトランジスタQあるは整流ダイオードD等
が発熱するため、従来技術ではそれらスイッチングトラ
ンジスタや整流ダイオード等の電子部品について十分な
余裕をもたせるべく必要以上に容量の大きなものを使用
しなければならず、コストアップの要因となっていた。
本考案の目的は上記のような従来技術の欠点を解消し、
負荷短絡時の過大な電流を最大出力電流よりも小さく抑
えることができ、そのため異常発生時における主要な部
品の発熱を抑え、また部品点数もさほど多くならず小型
で且つ安価な自励型コンバータを得ることができる過電
流保護回路を提供することにある。
[問題点を解決するための手段] 上記のような目的を達成することのできる本考案は、コ
ンバータトランスの一次巻線と直列にスイッチングトラ
ンジスタを接続し、該スイッチングトランジスタのベー
スとエミッタとの間にコンバータトランスのベース巻線
を接続し自励発振させ、コンバータトランスの二次巻線
に出力を誘起させる自励型コンバータにおいて、スイッ
チングトランジスタを駆動するための前記ベース巻線に
補助巻線を巻き足し、ベース巻線と補助巻線の両端間に
抵抗とコンデンサとの直列回路を接続すると共に前記抵
抗に並列にダイオードを設け、スイッチングトランジス
タのベースと補助巻線端子との間に保護トランジスタを
配置し、該保護トランジスタのベースに前記コンデンサ
の端子電圧が印加されるように接続した過電流保護回路
である。
ここでより好ましい実施態様としては抵抗とコンデンサ
との接続点と保護トランジスタのベースとの間にダイオ
ードを接続し、該ダイオードを介してコンデンサの端子
電圧を印加する構成である。
[作用] コンバータの自励発振動作に応じて抵抗とコンデンサか
らなる時定数回路は充放電を繰り返す。スイッチングト
ランジスタが導通している期間、コンデンサの端子電圧
は徐々に上昇する。このコンデンサの端子電圧の充放電
の初期値は出力電圧に応じて変化し、出力電圧が小さく
なるとコンデンサ端子電圧の絶対値は小さくなる。その
ため保護トランジスタが導通するまでの期間(スイッチ
ングトランジスタが導通している期間)が短くなり、出
力電流は低下する。
ベース巻線に巻き足した補助巻線は出力電圧−負荷電流
特性を「フ」の字特性にする作用を果たす。もしこの補
助巻線が無いとすると、過電流が検出され保護トランジ
スタが導通しても、そのコレクタ−エミッタ間飽和電圧
(約0.4V)が残るためスイッチングトランジスタは
瞬時にはオフしきれず、損失が生じ出力電流を低減しき
れない。しかし本考案のように補助巻線を設けると、ス
イッチングトランジスタのベース−エミッタ間に逆バイ
アスを印加でき、それを瞬時にオフ状態にできる。この
ため負荷電流特性は「フ」の字型になる。
[実施例] 第1図は本考案に係る過電流保護回路を組み込んだ自励
型オン−オフ式コンバータの一実施例を示す回路図であ
る。コンバータ自身は基本的には第3図に示す従来技術
と同様であってよいので、対応する部分には同一符号を
付し、それらについての説明は省略する。
さて本考案に係る過電流保護回路20は破線で囲んだ部
分である。コンバータトランスのベース巻線Nに更に
補助巻線Nを巻き足し、該ベース巻線Nと補助巻線
の両端子a−b間に抵抗RとコンデンサCとの
直列回路を接続すると共に前記抵抗Rに並列に第1の
ダイオードDをそのカソート側が端子aを向くように
接続する。またスイッチングトランジスタQのベース
と補助巻線Nの端子bとの間に保護トランジスタQ
を設け、該保護トランジスタQのベースに前記コンデ
ンサCの端子電圧が印加されるように接続する。この
実施例では第2のダイオードDを介して接続してい
る。
正常動作時にはブロッキング発振の原理に基づきスイッ
チングトランジスタQは自励発振し、それによってト
ランスTの二次巻線Nには出力が誘起される。この出
力は整流ダイオードDで整流され平滑コンデンサCで平
滑化される。
コンデンサCの端子電圧(抵抗RとコンデンサC
との接続点Aの電圧)Vは、出力電圧をEとする
と、保護トランジスタQのエミッタを基準としてスイ
ッチングトランジスタQがオフの時には、 となる。スイッチングトランジスタQが導通すると、
コンデンサCの端子電圧VはコンデンサCと抵抗
との時定数に応じて充電する。このように充電の初
期値、即ちスイッチングトランジスタQがオンした直
後のコンデンサCの端子電圧は出力電圧に応じて変化
することになる。負荷短絡事故等が生じて出力電圧E
が低下すると、充電の初期値の絶対値は小さくなる。
コンデンサの充電が進行し、その端子電圧が保護トラン
ジスタQのベース−エミッタ間電圧VBEと第2のダ
イオードDの順方向電圧降下VF2との和を越えると
保護トランジスタQが導通する。これによってスイッ
チングトランジスタQのベース電流を引き込み出力を
垂下させる。一般にトランジスタのコレクタ飽和電圧は
0.4V程度であり、ベース−エミッタ間電圧は0.7
V程度である。ベース巻線Nに巻き足した補助巻線N
はスイッチングトランジスタQのエミッタ電位に対
して保護トランジスタQのエミッタ電位を負側にバイ
アスする作用を果たす。従って保護トランジスタQ
導通時にそのエミッタを基準としてコレクタ電圧は約
0.4Vであるが、スイッチングトランジスタQのエ
ミッタは高く、逆バイアスの状態となり、完全にオフ状
態にしてコレクタ電流を阻止することができるのであ
る。このため出力電圧に対する負荷電流特性は第2図に
示すように「フ」の字型となる。それ故、本考案は大き
な電流容量のコンバータに対して特に有効である。
補助巻線Nはこのフの字特性の傾斜を決める大きな要
因となる。実際には1〜2ターン程度の巻数で十分な効
果が得られている。
なお第2のダイオードDは、最小のオンタイムを設定
する機能と保護トランジスタQのベース−エミッタ間
に過大な逆バイアスが印加するのを防ぐ機能を果たす。
この第2のダイオードDは場合によっては省略するこ
ともできるし、また最小のオンタイムを長くしたい場合
にはツェナーダイオードを使用することも可能である。
[考案の効果] 本考案は上記のようにベース巻線に補助巻線を巻き足
し、それによって保護トランジスタの導通時にスイッチ
ングトランジスタのベース−エミッタ間に逆バイアスが
印加されるから、短絡電流を最大出力電流よりも小さく
し、フの字型の負荷電流特性を実現させることができる
効果がある。
従って、本考案によればコンバータの主要部品であるス
イッチングトランジスタや整流ダイオード等の発熱の問
題が解消され、装置を小型化し得るばかりでなく容量の
小さな部品を使用でき小型化低廉化を図ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる過電流保護回路を組み込んだ自
励型コンバータの一実施例を示す回路図、第2図はその
出力電圧−負荷電流特性線図、第3図は従来技術の一例
を示す回路図、第4図はその出力電圧−負荷電流特性線
図である。 10,20……過電流保護回路、T……トランス、N
……一次巻線、N……二次巻線、N……ベース巻
線、N……補助巻線、Q……スイッチングトランジ
スタ、Q……保護トランジスタ、D……第1のダイ
オード、D……第2のダイオード、C……コンデン
サ、R……抵抗。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】コンバータトランスの一次巻線と直列にス
    イッチングトランジスタを接続し、該スイッチングトラ
    ンジスタのベースとエミッタとの間にコンバータトラン
    スのベース巻線を接続して自励発振させ、コンバータト
    ランスの二次巻線に出力を誘起させる自励型コンバータ
    において、前記ベース巻線に補助巻線を巻き足し、ベー
    ス巻線と補助巻線の両端間に抵抗とコンデンサとの直列
    回路を接続すると共に前記抵抗に並列にダイオードを設
    け、スイッチングトランジスタのベースと補助巻線端子
    との間に保護トランジスタを配置し、該保護トランジス
    タのベースに前記コンデンサの端子電圧が印加されるよ
    うに接続した自励型コンバータの過電流保護回路。
JP1986089743U 1986-06-12 1986-06-12 自励型コンバ−タの過電流保護回路 Expired - Lifetime JPH066674Y2 (ja)

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