JPH066677Y2 - 無効電力補償装置 - Google Patents

無効電力補償装置

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JPH066677Y2
JPH066677Y2 JP2591286U JP2591286U JPH066677Y2 JP H066677 Y2 JPH066677 Y2 JP H066677Y2 JP 2591286 U JP2591286 U JP 2591286U JP 2591286 U JP2591286 U JP 2591286U JP H066677 Y2 JPH066677 Y2 JP H066677Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 本考案は系統電圧を安定化するための無効電力補償装置
に関するものである。
〔技術的背景と問題点〕
無効電力補償装置(以下、SVCと称す)は、電気炉や
圧延機負荷などのように変動の大きな負荷に対して、回
路電圧(系統電圧)を一定にするように無効電力を高速
で補償する装置である。第3図はこの種の従来のSVC
の要部の構成を示す回路図である。なお、図において、
3相の系統電圧の内、いずれか1つの系統電圧に係る回
路のみが示され、他は記載が省略されている。系統電圧
はサイリスタ1及びリアクトル2の直列回路に供給され
るとともに、変換器(PT)3によって検出されたR,
S,T各相の電圧信号がサイリスタ1の制御回路4に加
えられている。サイリスタ制御回路4の出力はサイリス
タ1のゲートに加えられ、サイリスタ1の点弧角制御を
行なうものである。
以下、添付図面第4図及び第5図を参照して、従来のS
VCに用いられる制御回路について説明する。第4図は
従来のSVCに用いられている制御回路の構成を示すブ
ロック図である。変換器(PT)(第3図符号3)の電
圧信号VR,VS,VTは各相についての電圧検出回路
51,52,53に入力する。電圧検出回路51,5
2,53は、各相の電圧を検出した電圧検出信号VR,
VS,VTを減算器71,72,73の被減算入力端子
に加えられる。一方、基準電圧を設定する基準電圧設定
器6は、基準電圧(VRef)を減算器71,72,73の
減算入力端子に供給する。その結果、減算器71,7
2,73は、基準電圧(VRef)と各相についての電圧検
出信号VR,VS,VTとの差、即ち、誤差電圧Δ
VR,ΔVS,ΔVTを出力し、それぞれの相について
の無効電力決定回路(ΔV/Q)81,82,83に加
える。無効電力決定回路(ΔV/Q)81,82,83
は入力した誤差電圧ΔVR,ΔVS,ΔVTに対応し
て、SVCが発生するべき無効電力QR,QS,QTを
決定し、無効電力決定信号qR,qS,qTをゲートパ
ルス発生器(PG)91,92,93に加える。ここ
で、無効電力決定回路(ΔV/Q)には、一例として積
分回路が用いられている。ゲートパルス発生器(PG)
91,92,93はそれぞれのR,S,T相についてS
VCが発生するべき無効電力QR,QS,QTを得るた
めのサイリスタ点弧角を決定し、各相のサイリスタ(第
3図符号1)のゲートにゲートパルスを供給する。この
結果、SVCは、R,S,T各相の系統電圧を検知した
変換器PTの電圧信号VR,VS,VTを入力した制御
回路の出力するゲートパルスに応じて各相のサイリスタ
の点弧角を制御し、SVCが発生しうる無効電力の限界
(以下、限界無効電力QLと言う)以内での無効電力Q
R,QS,QTを発生して各相の系統電圧を基準電圧に
維持するものである。
しかしながら、従来のSVCは、発生すべき無効電力Q
R,QS,QTが限界無効電力(QL)を越えた場合に
ついては、下記の如き問題を有している。
以下、第5図を参照してその問題点を説明する。第5図
は、横軸をR,S,Tの各相とし、縦軸をSVCが発生
する無効電力Qとして示した説明図である。図におい
て、SVCのR相が発生すべき無効電力QRが限界無効
電力(QL)を越え、他のS相、T相についてのSVC
が発生すべき無効電力QS,QTはQLを越えていない
場合を示したものである。更に、QRとQLとの差をΔ
Qより小として示したものである。S相とT相とでは無
効電力QSとQTは未だQLに達していないので、S相
とT相との系統電圧は基準電圧に維持できる。しかし、
R相については、無効電力QRはQLを越えているの
で、R相の系統電圧は基準電圧に維持できず、その結
果、R相の系統電圧と、S相、T相の系統電圧との間に
不平衡を生じてしまうという問題を生じていた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の問題点を解決するためになされたもの
で、無効電力発生容量を増加させずに、各相の系統電圧
について平衡のとれる系統電圧補償領域を拡大すること
ができ、しかも、平衡のとれた系統電圧と設定された基
準電圧との差を大きくしないようにすることのできる無
効電力補償装置を提供することを目的とする。
〔考案の概要〕
本考案は、系統電圧の代表電圧を検出し、該代表電圧と
各相の系統電圧との差を不平衡電圧として検出するとと
もに、代表電圧と基準電圧との差を誤差電圧として検出
し、該誤差電圧を不感帯要素を介して不感帯を有する誤
差電圧とし、該不感帯を有する誤差電圧と前記不平衡電
圧とを加算して制御信号を得て、発生する無効電力を制
御するようにし、各相の系統電圧についての系統電圧補
償領域を拡大するとともに平衡のとれた系統電圧と基準
電圧との差を大きくしないようにするものである。
〔考案の実施例〕
以下、本考案の一実施例を添付図面第1図及び第2図を
参照して説明する。第1図は本考案の一実施例の構成を
示すブロック図である。R,S,T各相の系統電圧を検
出する変換器PT(第3図符号3)の出力した電圧信号
VR,VS,VTは、各相の電圧検出回路51,52,
53に入力されるとともに平均電圧検出回路10に入力
される。電圧検出回路51,52,53の出力VR,V
S,VTは減算器74,75,76の被減算入力端に加
えられる。一方、平均電圧検出回路10の出力Vaは、
減算器74,75,76の減算入力端子に供給されると
ともに、基準信号発生器6の基準信号(VRef)を減算入
力端子に入力する減算器77の被減算入力端子に入力す
る。減算器74,75,76は各相について不平衡電圧
ΔVUR,ΔVUS,ΔVUTを算出し加算器121,
122,123に供給する。一方、減算器77の出力で
ある誤差電圧ΔVaは不感帯素子11を介して不感帯を
有する誤差電圧ΔVa′となり、加算器121,12
2,123に供給される。加算器121,122,12
3の出力は無効電力決定回路(ΔV/Q)81,82,
83を介して無効電力決定信号qR,qS,qTとな
り、ゲートパルス発生器(PG)91,92,93に入
力する。ゲートパルス発生器(PG)91,92,93
はR,S,Tの各相についてゲートパルスをSVCの各
相サリイスタ(第3図符号1)のゲートに供給する。こ
こで、不感帯要素11は一定入力電圧範囲については出
力電圧を発生しない入出力電圧特性を有するものであ
る。第2図は不感帯要素の入出力電圧特性図である。即
ち、不感帯要素は、入力電圧ΔVaが一定電圧ΔV+よ
り大の場合は、入力電圧ΔVaから一定電圧ΔV+差引
いた値に比例する出力電圧ΔVa′を出力する。又、入
力電圧ΔVaが一定電圧ΔV+より小で一定電圧ΔV−
より大の場合には、出力電圧ΔVa′を出力しない。更
に入力電圧ΔVaが一定電圧ΔV−より小のときは、入
力電圧から一定電圧ΔV−を差引いた値に比例する出力
電圧ΔVa′を出力する。この関係を下式に示す。
ΔVa>ΔV+のとき、 ΔVa′=K+(ΔVa−ΔV+) ΔV−<ΔVa<ΔV+のとき、ΔVa′=0 ΔVa<ΔV−のとき、 ΔVa′=K−(ΔVa−ΔV−) ここでK+,K−は比例定数である。
以下、上記実施例の動作を第1図乃至第3図を参照して
説明する。R,S,T各相の電圧信号VR,VS,VT
は変換器(第2図符号3)から制御回路に供給される。
電圧信号VR,VS,VTはそれぞれの相の電圧検出回
路51,52,53に入力し、各相電圧VR,VS,V
Tが検出される。また、平均電圧検出回路10は、入力
した電圧信号VR,VS,VTから平均電圧Vaを求
め、減算器74,75,76は各相電圧VR,VS,V
Tと平均電圧Vaとの差を各相について求めて不平衡電
圧ΔVUR,ΔVUS,ΔVUTを検出する。また、減
算器77は平均電圧Vaと基準電圧(VRef)との差を求
め誤差電圧ΔVaを不感帯要素10に入力する。
ここで、各相R,S,Tの系統電圧が基準電圧VRefの
近傍にある場合、即ち、ΔV−<ΔVa<ΔVTの場合
について説明する。このとき、減算器77の出力である
誤差電圧ΔVaを入力した不感帯要素11の出力Δ
Va′は零である。従って、各相の不平衡電圧Δ
VUR,ΔVUS,ΔVUTと不感帯要素出力ΔVa′
とを加算する加算器121,122,123の出力は、
不平衡電圧ΔVUR,ΔVUS,ΔVUTとなる。
無効電力決定回路(ΔV/Q)81,82,83は、入
力する不平衡電圧ΔVUR,ΔVUS,ΔVUTを補償
するための無効電力決定信号qR,qS,qTをゲート
パルス発生器(PG)91,92,93に供給するの
で、ゲートパルス発生回路91,92,93は、R,
S,T各相のサイリスタの点弧角を設定するゲートパル
スをSVCのサイリスタ(第2図符号1)のゲートに与
え、SVCは無効電力QR,QS,QTを出力して無効
電力の補償を行なうことができる。しかして、R,S,
T各相の系統電圧が、基準電圧の近傍にあるときには、
SVCは各相電圧の不平衡を補償するように制御をし、
系統電圧を基準電圧に維持する制御は特別には行なわな
い。
次に、各相R,S,Tの系統電圧が基準電圧VRefの近
傍になく、系統電圧が上昇して誤差電圧ΔVaが不感帯
要素の一定電圧ΔV+より大となった場合について説明
する。
減算器77の出力である誤差電圧ΔVaは、不感帯要素
の一定電圧ΔV+より大であるので、不感帯要素11か
らの出力ΔVa′は ΔVa′=K+(ΔVa−ΔV+) となる。その結果、加算器121,122,123の出
力はR,S,T各相についてそれぞれΔVUR+Δ
Va′,ΔVUS+ΔVa′,ΔVUT+ΔVa′とな
り無効電力決定回路(ΔV/Q)81,82,83に入
力する。無効電力決定回路81,82,83は積分回路
によって構成されているので、まず不平衡電圧Δ
VUR,ΔVUS,ΔVUTを補償するための無効電力
決定信号を決定する。同時に、無効電力決定回路81,
82,83は、各相についての電圧信号の平均値から平
均電圧Vaを基準電圧VRefの近傍に維持するための無
効電力を決定する。即ち、平均電圧Vaと基準電圧V
Refとの差である誤差電圧ΔVaを、不感帯要素の有す
る一定電圧ΔV−とΔV+との間(ΔV−<ΔVa<Δ
V+)に維持するための、三相とも同一の無効電力を決
定する。その結果、無効電力決定回路(ΔV/Q)8
1,82,83は、不平衡電圧を直すために必要な各相
個別の無効電力と、平均電圧を基準電圧近傍に維持する
ために必要な無効電力との両方の性格をもった無効電力
決定信号qR,qS,qTをゲートパルス発生器(P
G)91,92,93に供給する。しかして、SVC
は、ゲートパルス発生器(PG)91,92,93の出
力するゲートパルスに応じてサイリスタ(第3図符号
1)を点弧制御し、各相に最適な無効電力QR,QS,
QTを発生することができる。
なお、上記説明では、誤差電圧ΔVaが不感帯要素の一
定電圧ΔV+より大の場合を例として実施例の動作を説
明したが、誤差電圧ΔVaが不感帯要素の一定電圧ΔV
−より小の場合もその動作は同様である。
上記実施例を第5図を参照して従来装置と比較するに、
従来装置におけるSVCの制御回路では系統電圧が基準
電圧より大きく離れた場合には、SVCは第5図に示す
無効電力QR,QS,QTを出力し、系統電圧をR,
S,Tの三相ともに基準電圧に維持しようとする。その
結果、QRはSVCの限界無効電力QLを越えているの
で、R相の電圧を基準電圧に維持できなくなり、R相
と、S,T相との間で電圧に不平衡を生じることとな
る。一方、本実施例によれば、第5図におけるΔQに相
当する無効電力分は、不感帯要素の有する入力電圧の不
感特性によって減じられ、SVCはQR−ΔQ,QS−
ΔQ,QT−ΔQの無効電力を出力するので、各相の系
統電圧は不平衡となることがない。また、平衡化された
電圧は、基準電圧には維持できないけれども、不感帯要
素によって規定される基準電圧の近傍の値には維持する
ことができる。即ち、本実施例によれば、従来の制御回
路による場合と比較して、第2図に示したΔV+,ΔV
−に相当する分だけ系統電圧を平衡にできる領域を拡大
できることとなる。
なお、上記実施例の説明では、R,S,T各相の系統電
圧を平衡化する場合について記したが、各線間の線間電
圧の平衡化についても同様に行なうことができる。即
ち、電圧信号を線問電圧から得る様にすることにより同
様の方法で無効電力の補償を行なうことができる。
更に、三相電圧の代表電圧として平均電圧を用いる例に
ついて示したが、最大電圧、最小電圧を用いてもよいこ
とは勿論である。
〔考案の効果〕
以上の如く本考案では、三相電圧の代表電圧を検出し、
各相の系統電圧との差から不平衡電圧を得るとともに、
代表電圧と基準電圧との差である誤差電圧を不感帯要素
に供給し、不感帯要素の出力信号と、前記不平衡電圧と
を加算して制御信号を得、SVCの発生する無効電力を
制御するようにしたので、SVCの無効電力発生容量を
増加することなく系統電圧の平衡をとることのできる電
圧領域を拡張でき、平衡のとれた系統電圧と基準電圧と
の差を大きくしないようにできる無効電力補償装置を提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の構成を示すブロック図、第
2図は同実施例に用いられる不感帯要素の入出力電圧特
性図、第3図は従来の無効電力補償装置の要部の構成を
示すブロック図、第4図は従来の無効電力補償装置の制
御回路の構成を示すブロック図、第5図は同装置が発生
する各相の無効電力と限界無効電力との関係を示す説明
図である。 10……平均電圧検出回路、11……不感帯要素、5
1,52,52……電圧検出回路、74,75,76,
77……減算器、81,82,83……無効電力決定回
路、91,92,93……ゲートパルス発生器、12
1,122,123……加算器。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】三相電圧から得られる代表電圧を検出する
    代表電圧検出手段と、前記代表電圧と基準電圧との差で
    ある誤差電圧を検出する誤差電圧検出手段と、前記誤差
    電圧を入力する不感帯手段と、前記三相電圧から不平衡
    電圧を検出する不平衡電圧検出手段と、前記不感帯手段
    の出力と前記不平衡電圧とを加算する加算手段と、前記
    加算手段の加算出力によって発生する無効電力を決定す
    る無効電力決定手段とを備えたことを特徴とする無効電
    力補償装置。
  2. 【請求項2】前記代表電圧は前記三相電圧の平均値、最
    大値又は最小値のいずれかである実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の無効電力補償装置。
  3. 【請求項3】前記不平衡電圧は前記代表電圧と前記三相
    電圧の各相電圧または各線間電圧との差電圧である実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の無効電力補償装置。
JP2591286U 1986-02-25 1986-02-25 無効電力補償装置 Expired - Lifetime JPH066677Y2 (ja)

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JPS62140848U JPS62140848U (ja) 1987-09-05
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