JPH0666914U - ねじ棒切断装置 - Google Patents

ねじ棒切断装置

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JPH0666914U JP007908U JP790893U JPH0666914U JP H0666914 U JPH0666914 U JP H0666914U JP 007908 U JP007908 U JP 007908U JP 790893 U JP790893 U JP 790893U JP H0666914 U JPH0666914 U JP H0666914U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ねじ棒を切断した際に、ねじ棒の切断端面が
固定用ねじ刃物の側面に食い込むのを防ぐ。 【構成】 可動用ねじ刃物25と固定用ねじ刃物28と
を向かい合わせに設ける。固定用ねじ刃物28の切刃部
分28bの後方に、切刃部分28bよりも寸法Aだけ凹
んだ逃げ部36を設ける。可動用ねじ刃物25を固定用
ねじ刃物28の方向に動かしてねじ棒1を切断する。す
ると、ねじ棒1は、矢印Cとは逆の方向に撓んで切断さ
れ、切断後、撓みが矢印C方向に戻る。逃げ部36がな
い場合、ねじ棒1の切断端面が固定用ねじ刃物28の側
面に食い込むことになるが、逃げ部36により、この食
い込みを防ぐことができる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、可動用ねじ刃物と固定用ねじ刃物とを用いてねじ棒を切断するねじ 棒切断装置に係り、特にねじ棒の切断断面とねじ刃物との衝接を防止することが できるねじ棒切断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、切断端部のねじ山を潰すことなくねじ棒を切断する装置としては、図1 1に示すように、ねじ棒1と同一ピッチのねじ山2a,3aを有する可動用ねじ 刃物1および固定用ねじ刃物3を用い、可動用ねじ刃物2を、固定用ねじ刃物3 に対し往復移動させることにより、前記両ねじ刃物2,3の切刃部分2b,3b の間でねじ棒1を切断するようにしたものが提案されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
前記従来のねじ棒切断装置においては、ねじ棒1と同一ピッチのねじ山2a, 3aを有するねじ刃物2,3を用いていることから、切断端部のねじ山を潰すこ となくねじ棒1を切断することができる。しかし、ねじ棒1が細径である場合に は特に問題はないが、切断すべきねじ棒1の径が太くなると、切断時に大きな剪 断力が必要となるため、剪断の際にどうしてもねじ棒1が撓んで弾性変形するこ とになる。そしてこの撓みが、切断後に復帰するので、相手方のねじ刃物2,3 の側面に衝接して、ねじ棒1が歪んだ状態で可動用ねじ刃物2に食い込み、可動 用ねじ刃物2が元の位置に戻りにくくなるという問題がある。
【0004】 本考案は、このような点を考慮してなされたもので、径の太いねじ棒を切断す る際にも、ねじ棒の切断端面がねじ刃物の側面に食い込むおそれがないねじ棒切 断装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】 本考案は、前記目的を達成する手段として、ねじ棒と同一ピッチのねじ山を有 する可動用ねじ刃物および固定用ねじ刃物を用い、可動用ねじ刃物を、固定用ね じ刃物に対し往復移動させることにより、これら両ねじ刃物の切刃部分の間でね じ棒を切断するねじ棒切断装置において、少なくともいずれか一方の切刃部分の 後方に、切刃部分より窪んだ逃げ部を設けるようにしたことを特徴とする。
【0006】
【作用】
本考案に係るねじ棒切断装置においては、少なくともいずれか一方の切刃部分 の後方に逃げ部が設けられ、この逃げ部は、切刃部分よりも窪んでいる。このた め、切断により撓んだねじ棒の切断端面が、切断後に弾性復帰しても、逃げ部に より逃げることができ、ねじ棒の切断端面がねじ刃物の側面に食い込むおそれが ない。
【0007】
【実施例】
以下、本考案の実施例について図面を参照して説明する。
【0008】 図5および図6は、本考案に係るねじ棒切断装置の一例を示すもので、図中、 符号11は電動モータであり、モータ軸12をケーシング本体13に挿入した状 態で、ケーシング本体13の後端(図6では右端)に取付けられている。ケーシ ング本体13の内部には油の貯留される油槽14が設けられ、さらに、この油槽 14内の油を圧送するポンプ機構15が配設されている。ポンプ機構15は、モ ータ軸12の先端に形成されたカム部16と、このカム部16によりニードルベ アリングを介して往復移動させられるピストン17と、油通路中に配置された開 閉弁18とからなり、この開閉弁18は、通常は、スプリング19により油通路 を閉塞するようになっている。ケーシング本体13のほぼ中央にはシリンダ室2 0が形成され、このシリンダ室20と油槽14とは垂直壁21により仕切られて いる。ポンプ機構15により発生された圧力油は、垂直壁21に貫通して設けら れた油供給路22を通ってシリンダ室20へ送られるようになっている。
【0009】 シリンダ室20内には、ピストンフランジ23が軸線方向に摺動自在に配設さ れ、このピストンフランジ23の背面にピストンロッド24が接合されている。 ピストンロッド24は、シリンダ室20を密封するケーシング本体13の前方部 13aを貫通してケーシング本体外へ突出し、その先端には、可動用ねじ刃物2 5が固定ねじ26を介して固定されている。
【0010】 一方、前記ケーシング本体13の前方部13aには、図6に示すように、その 下前方向にあご部27が形成されており、このあご部27の前端部には、前記可 動用ねじ刃物25に対向する固定用ねじ刃物28が固定ねじ29を介して固定さ れている。そして、可動用ねじ刃物25を、固定用ねじ刃物28に対し往復移動 させることにより、ねじ棒1が両ねじ刃物25,28の間で切断されるようにな っている。これについては後に詳述する。
【0011】 前記ピストンロッド24内には、図6に示すように、リターンバルブ30が配 設され、ピストンフランジ23の前進移動(図6では左方移動)が所定距離行わ れると、ピストンフランジ23に取付けられたバルブプレート31に当接して浮 上り、圧力油を油槽14側へ逃がすようにしてある。また、ピストンフランジ2 3の背面側には戻しばね32がケーシング本体13との間に配設され、ピストン フランジ23の後退移動(図6では右方移動)を生じさせるようになっている。 このようなピストンフランジ23の後退移動を行わせる機構はすでに公知であり 、種々の形態をしたリターンバルブを採用することができる。
【0012】 前記あご部27内には、図6に示すように、連通路33を介しシリンダ室20 に連通する圧力緩衝室34が形成されており、この圧力緩衝室34内には、弾性 変形する空気袋35が配設されている。
【0013】 前記可動用ねじ刃物25および固定用ねじ刃物28は、図1ないし図4に示す ように、ねじ棒1と同一ピッチのねじ山25a,28aおよび切刃部分25b, 28bをそれぞれ有しており、可動用ねじ刃物25を、固定用ねじ刃物28に対 し往復移動させることにより、前記両切刃部分25b,28bの間でねじ棒1が 切断されるようになっている。具体的には、図3に示すように、固定用ねじ刃物 28の切刃部分28bがねじ棒1の谷部に対応した状態で、ねじ棒1が切断され るようになっている。
【0014】 この固定用ねじ刃物28の切刃部分28bの後方には、図1ないし図4に示す ように、切刃部分28bよりも寸法Aだけ窪んだ逃げ部36が設けられており、 この逃げ部36により、ねじ棒1の切断端面が固定用ねじ刃物28の側面に食い 込んで可動用ねじ刃物25が動かなくなるのを防止できるようになっている。な お、これについては後に詳述する。
【0015】 前記各ねじ刃物25,28のねじ山25a,28aは、図3に示すように、そ のフランク面37とねじ棒1のフランク面38との間に所定のバックラッシュ3 9が設けられ、かつ各ねじ刃物25,28のねじ高さは、ねじ棒1のねじ高さよ りも低く設定されている。そしてこれにより、各ねじ山25a,28aの谷部底 部のみがねじ棒1の山部頂部のみに接触し、切刃部分25b,28bの破損を防 止できるようになっている。
【0016】 前記ケーシング本体13の前方部13a前端には、図1、図2および図5に示 すように、切断すべきねじ棒1を支持するストッパ40が設けられている。この ストッパ40は、図7および図8に示すように、取付けねじ41を介し、前方部 13aに枢着される2つの平行平面を有する偏心カムで構成されており、このス トッパ40を、取付けねじ41回りに90度正逆回転させることにより、図7に 示す解除状態と図8に示す支持状態との間で切換えられるようになっている。す なわち、ストッパ40を90度回転すると、偏心位置にある2つの平行平面によ り、ねじ棒1が固定用ねじ刃物28側へ押し付けられ、固定される。
【0017】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0018】 ねじ棒1の切断に際しては、まず電動モータ11のスイッチを入れる。すると 、モータ軸12が回転駆動され、カム16が回転しピストン17が往復移動させ られる。これにより油槽14内の油が吸引圧縮されて圧力油が発生し、ポンプ機 構15から油供給路22を通ってシリンダ室20内に圧送される。シリンダ室2 0に送入された圧力油は、ピストンフランジ23のフランジ面に作用し、戻しば ね32に抗してピストンフランジ23およびピストンロッド24を図6の左方向 に移動させる。これによりピストンロッド24の先端に固設された可動用ねじ刃 物25が固定用ねじ刃物28に向けて前進し、両ねじ刃物25,28の切刃部分 25b,28bの間で、ねじ棒1が切断される。
【0019】 ピストンフランジ23が左方移動し、所定の位置を過ぎると、バルブプレート 11がリターンバルブ30の後端に取付けられているスプリング42に当接し、 所定距離移動後リターンバルブ30を左方向へ移動させて、高圧側のシリンダ室 20と油槽14とを連通させる。これにより圧力油は油槽14へ戻され、ピスト ンフランジ23は戻しばね32の力により右方向へ後退移動する。そして、ピス トンロッド24およびピストンフランジ23が再び図6に示す位置にきたときに 、ねじ棒切断の一工程を終了する。
【0020】 ところで、ねじ棒1が太径の場合には、その切断時に大きな剪断力が必要とな る。このため、剪断の際には、どうしてもねじ棒1が図2に符号Bで示す矢印の 方向に撓むことになる。そしてこの撓みは、ねじ棒1の切断後、図1に符号Cで 示す矢印の方向に復帰することになる。
【0021】 ここで、固定用ねじ刃物28に逃げ部36が設けられていない場合には、図3 に示す位置関係から明らかなように、ねじ棒1の切断端面が固定用ねじ刃物28 の側面に食い込むことになるが、逃げ部36を設けることにより、ねじ棒1の切 断端部が逃げ部36に入り込んで、ねじ棒1の歪みが完全に解消され、可動用ね じ刃物25をスムースに元の位置まで戻すとができる。
【0022】 図9および図10は、本考案の他の実施例を示すもので、前記実施例における 逃げ部36に代えて、可動用ねじ刃物25に寸法Aの逃げ部46を設け、可動用 ねじ刃物25の切刃部分25bでねじ棒1の谷部を切断する場合に適用できるよ うにしたものである。
【0023】 すなわち、可動用ねじ刃物25の切刃部分25bの後方には、図9および図1 0に示すように、切刃部分25bよりも寸法Aだけ窪んだ逃げ部46が設けられ ている。
【0024】 なお、その他の点については、前記実施例と同一構成となっており、作用も同 一である。
【0025】 このように、可動用ねじ刃物25の切刃部分25bがねじ棒1の谷部を切断す る場合には、図10に示すように、ねじ棒1の固定用ねじ刃物28に支持されて いる側の切断端面に撓み、撓み復帰が発生することになるが、可動用ねじ刃物2 5に逃げ部46を設けることにより、前記実施例と同様の効果を得ることができ る。
【0026】 なお、前記両実施例においては、ねじ刃物25,28のいずれか一方のみに逃 げ部36,46を設ける場合について説明したが、両ねじ刃物25,28に逃げ 部をそれぞれ設けるようにしてもよい。そしてこれにより、固定用ねじ刃物28 の切刃部分28bがねじ棒1の谷部を切断する場合にも、また可動用ねじ刃物2 5の切刃部分25bがねじ棒1の谷部を切断する場合にも対応することができる 。
【0027】
【考案の効果】
以上説明したように本考案は、少なくともいずれか一方の切刃部分の後方に、 切刃部分より窪んだ逃げ部を設けるようにしているので、径の太いねじ棒を切断 する際にも、ねじ棒の切断端面がねじ刃物の側面に食い込むおそれが全くない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係るねじ棒切断装置の一例を示す要部
構成図。
【図2】ねじ棒の切断前の状態を示す図1相当図。
【図3】図1の要部拡大断面図。
【図4】可動用ねじ刃物および固定用ねじ刃物の構成を
示す斜視図。
【図5】本考案に係るねじ棒切断装置の全体構成図。
【図6】ねじ棒切断装置の要部側断面図。
【図7】ストッパの構成を示す説明図。
【図8】ストッパによるねじ棒の支持状態を示す図7相
当図。
【図9】本考案の他の実施例を示す可動用ねじ刃物およ
び固定用ねじ刃物の斜視図。
【図10】図9のねじ刃物でねじ棒を切断した状態を示
す図3相当図。
【図11】従来のねじ棒切断装置を示す図1相当図。
【符号の説明】
25 可動用ねじ刃物 25a,28a ねじ山 25b,28b 切刃部分 28 固定用ねじ刃物 36,46 逃げ部

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ねじ棒と同一ピッチのねじ山を有する可動
    用ねじ刃物および固定用ねじ刃物を用い、可動用ねじ刃
    物を、固定用ねじ刃物に対し往復移動させることによ
    り、これら両ねじ刃物の切刃部分の間でねじ棒を切断す
    るねじ棒切断装置において、少なくともいずれか一方の
    切刃部分の後方に、切刃部分より窪んだ逃げ部を設けた
    ことを特徴とするねじ棒切断装置。
JP1993007908U 1993-03-01 1993-03-01 ねじ棒切断装置 Expired - Lifetime JP2603806Y2 (ja)

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