JPH0668078B2 - 樹脂組成物 - Google Patents

樹脂組成物

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JPH0668078B2
JPH0668078B2 JP63019563A JP1956388A JPH0668078B2 JP H0668078 B2 JPH0668078 B2 JP H0668078B2 JP 63019563 A JP63019563 A JP 63019563A JP 1956388 A JP1956388 A JP 1956388A JP H0668078 B2 JPH0668078 B2 JP H0668078B2
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resin
leather powder
leather
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resin composition
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安治 河村
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Idemitsu Petrochemical Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は皮革粉と樹脂との混練が容易であり、また皮革
粉と樹脂の接着性に優れた樹脂組成物に関する。
〔従来の技術〕
合成樹脂成形品からなるシート、フィルム、レーザー、
型物成形品などは、帯電による汚染を生じたり、吸放湿
性に劣り、またプラスチック的感触がなじめないなど、
天然物に劣る欠点を有している。
これを改良するために、特開昭53−121902号公報に樹脂
と皮革粉を配合した樹脂組成物から成形された樹脂成形
品が記載されているが、通常の皮革粉は繊維状のため粒
径を小さくしても見掛比重が0.2g/cm3以下であるため
樹脂に含有させた場合凝集し、均一分散が困難であり、
流動性が低く、また、皮革粉の充填量にも制限がある。
さらに、皮革粉と樹脂の接着性が良好でないため、皮革
粉を配合することにより得られる樹脂成形品の物性、例
えば強度、伸び、耐摩耗性等が低下するという問題点を
有している。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、樹脂と皮革粉とを容易に配合、混練すること
ができ、薄肉成形品、薄肉被覆を可能とするとともに、
樹脂と皮革粉との接着性を高め、強度、伸びの低下を防
止でき、耐摩耗性にもすぐれた各種成形品を得ることを
可能にした樹脂組成物を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は前記目的を達成するために鋭意検討を重ねた
結果、特定の粒度、見掛比重を有する皮革粉と特定の処
理剤を含有した樹脂組成物がその目的に適合することを
見出し本発明を完成するに至った。
すなわち、本発明は合成樹脂、40メッシュ篩を通過する
粒径を有し見掛比重が0.3g/cm3以上の皮革粉及びカッ
プリング剤からなる樹脂組成物を提供するものである。
本発明で用いられる樹脂としては、天然樹脂、合成樹脂
等各種のものが用いられる。合成樹脂としては、熱可塑
性樹脂及び熱硬化性樹脂のいずれも用いることができ
る。熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン(低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチ
レン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アク
リル酸系共重合体)、ポリプロピレン、ポリブテン−1
等のポリオレフィン、ポリブタジエン、ポリスチレン、
ポリ塩化ビニル(可塑剤を含有したものを含む)、ポリ
カーボネート;エチレン−プロピレンゴム、ウレタンゴ
ム、エチレン−プロピレン−ジエンゴム等の各種ゴム等
が挙げられる。熱硬化性樹脂としては、フェノール樹
脂、エポキシ樹脂、ポリウレタン、不飽和ポリエステル
樹脂、各種の熱硬化性のゴム等が挙げられる。
樹脂には必要に応じて、可塑剤、安定剤、硬化剤、触
媒、充填剤、着色剤、反応性モノマー、溶剤、分散剤、
その他の各種添加剤を含有させて樹脂コンパウンドとし
て使用することもできる。また、固体であっても、液状
であってもんよい。
本発明の皮革粉は、例えば次に示すような方法で製造す
ることができる。
原料皮革を5〜30mm以下に細片化し、これを温度100〜1
20℃、水分含量40〜60重量%程度の条件で10〜60分間で
蒸気加熱して膨潤させ、次いで蒸気加熱した細片を水分
が3重量%以下になるまで乾燥し、次いで乾燥した細片
を好ましくはファインビクトリーミル等を用いて粉砕
し、篩を用いて粒度40メッシュパスのものを分粒する。
原料皮革としては、クロムなめしなどの処理をされた、
牛皮、豚皮、羊皮等が好ましく用いられる。また、床
皮、シェービング屑等も用いることができる。
原料皮革には一般に原料皮の地油や皮革を加工する際に
加脂工程で加えられた油脂が含まれているため、皮革粉
の脱脂処理を行うことが好ましい。この処理は通常溶剤
を用いた抽出により行なわれるが、高温加熱を伴わない
方法が皮革粉の変質(ゼラチン化)防止のためには好ま
しい。溶剤としては、クロロホルム、ベンゼン、アセト
ン、四塩化炭素、トリクロロエチレン、ジクロルメタ
ン、トルクロルトルフルオルエタン、ジブロムテトラフ
ルオルエタン、ヘキサン、石油エーテル、石油留分(DL
N)等が用いられる。
脱脂処理は動物性油脂の含有量が好ましくは1重量%以
下、好ましくは0.8〜0.2重量%とする。この含有量が1
重量%を超えると、この皮革粉を樹脂に配合して加熱溶
融した場合に悪臭が発生し成形が困難になるとともに、
得られた成形品の色目、耐熱性などの低下、油脂のブリ
ードが生じ好ましくない。また、0.2重量%未満になる
と発泡が生じやすくなり、上記範囲にすることが好まし
い。
皮革粉の粒度が40メッシュ篩を通過しないものは、樹脂
組成物の成形性、成形品の外観に劣る。より好ましくは
60メッシュ篩を通過したものが用いられる(ASTM式標準
篩)。
また、皮革粉の見掛比重が0.3g/cm3未満であると成形
性、成形品の外観に劣り、また、樹脂に対する充填量を
多くすることができないとともに混合が非常に困難とな
る。より好ましくは0.35〜0.6g/cm3のものが用いられ
る。
尚、本発明の改質皮革粉を得るための皮革の脱脂工程は
特に制限されるものではない。たとえば、原料皮革を
粗粉砕して乾燥した後、蒸気加熱処理して乾燥した
後、微粉砕工程の後、篩分級の後などがある。この
場合を採用すれば、脱脂効率は低いものの、処理後
の固液分離性が良好であり、を採用すれば、固液分
離性は低いものの、脱脂効率が高く、また抽出溶剤の選
択によっては、脱水を同時に行える特徴がある。
尚、ここで用いられる見掛比重は、空気混入かさ比重
(Aerated Bulk Density)である。篩を振動させて皮
革粉を該篩に通して100ccの容器に投入した後、容器の
上部をすり切って秤量するもので、数値は皮革粉の重量
÷100で表示している。
樹脂に皮革粉を配合して樹脂組成物とする際の組成比
は、樹脂組成物を成形して得られる成形品の用途、形
状、要求特性により決定されるが、通常、組成物中に樹
脂又は樹脂コンパウンドが30〜98重量%、好ましくは40
〜95重量%、皮革粉が2〜70重量%、好ましくは5〜60
重量%含まれるように配合することが好ましい。皮革粉
の配合量が2重量%未満であると皮革粉を入れた効果が
得られず、70重量%を超えると樹脂に均一に分散できな
くなるとともに、強度、耐摩耗性などの物性低下が大き
くなり好ましくない。
本発明においては、樹脂と皮革粉の接着性を改良するた
めにカップリング剤を組成物中の皮革粉に対して通常、
0.1〜5重量%、好ましくは0.5〜2重量%用いる。
カップリング剤としては繊維強化プラスチックに通常用
いられているものが使用可能であり、ビニルシラン、ア
ルコキシシラン、アミノシラン、クロロシラン、エポキ
シシラン等のシラン系カップリング剤、ボラン系カップ
リング剤、チタネート系カップリング剤などが挙げられ
る。好ましくは、γ−アミノプロピルトリエトキシシラ
ン、N−β−(アミノエチル)−γ−アミノプロピルト
リメトキシシラン、N−β−(アミノエチル)−γ−ア
ミノプロピルトリエトキシシラン、N−β−(アミノエ
チル)−γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン等
のアミノ系シランカップリング剤が用いられる。またチ
タネート系カップリング剤としては、テトラオクチルビ
ス(ジトリデシルホスファイト)チタネート,ビス(ジ
オクチルパイロホスフェート)オキシアセテートチタネ
ート、イソプロピルトリ(N−アミノエチル)チタネー
ト、イソプロピルトリス(ジオクチルパイロホスフェー
トチタネートなどが用いられる。
カップリング剤は樹脂組成物に含まれていればよいが、
好ましくはカップリング剤は皮革粉の処理剤として樹脂
組成物中に含有させる。すなわち皮革粉をカップリング
剤又はカップリング剤含有溶液に含浸させ溶剤を除去す
ることによりカップリング剤で処理された皮革粉が得ら
れ、樹脂と皮革粉の接着性が向上する。
上記の樹脂、皮革粉、カップリング剤は通常の混練機で
容易に混練することができ、得られた樹脂組成物はカレ
ンダー成形、押出成形、射出成形など通常の樹脂成形法
により容易に成形することができる。そして、得られた
成形品の強度、伸びなどの物性が向上し、外観も良好と
なる。
また、得られた成形品は吸放湿特性、帯電防止性、摩耗
性が優れており、そのすぐれた感触とともに天然の皮革
に似た柔軟なフイルム、シート、椅子の肘かけ、壁材、
家具、コンソールボックス、ハンドルグリップなどとし
て広く用いられる。さらに樹脂組成物は金属製品や樹脂
成形品の表面に皮革のような外観を与える塗料、被覆材
としても使用することができるなど、各種方面の用途が
期待される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例に基づいて詳細に説明するが、本
発明はこれに限定されるものではない。
実施例1 クロムなめしされた皮革片(10mm以下)を水蒸気処理後
乾燥し、ミルにより破砕し、油脂含量2.2wt%、40メッ
シュ篩通過、見掛比重0.42g/cm3の皮革粉を得、これに
アセトンを加えて抽出処理を行い、油脂含量0.3重量%
の皮革粉を得た。これをγ−アミノプロピルトリエトキ
シシラン溶液で処理して、カップリング剤を1重量%含
有する皮革粉を得た。
次に、直鎖状低密度ポリエチレン(エチレン−ブテン−
1共重合体)MI=25g/10分、密度0.915g/cm3〔出光ポ
リエチレン−L〕80重量部に上記で得られたカップリン
グ剤処理皮革粉20重量部を配合し、180℃の混練機で混
練し、0.8mm厚みのシートを圧縮成形により得た。物性
測定結果を第1表に示す。
比較例1 カップリング剤で処理しなかった以外は実施例1と同様
にしてシートを得た。物性測定結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1と同様にして、カップリング剤をN−β−(ア
ミノエチル)−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン
に変えて、40メッシュ篩通過、見掛比重0.39g/cm3のカ
ップリング剤処理皮革粉を得た。
次に、ポリ塩化ビニルコンパウンド(PVC 100重量部、
DOP 90重量部、添加剤 10重量部)200重量部に上記で
得られたカップリング剤処理皮革粉60重量部を配合し、
160℃の混練機で混練し、0.8mm厚みのシートを圧縮成形
により得た。物性測定結果を第1表に示す。
比較例2 カップリング剤で処理しなかった以外は実施例2と同様
にしてシートを得た。物性測定結果を第1表に示す。
実施例3 実施例1において、シランカップリング処理のかわり
に、ビス(ジオクチルパイロホフェート)オキシアセテ
ートチタネートを混練時に1重量%添加した以外は、実
施例1に準じて行った。結果を第1表に示す。
実施例4 実施例3において、カップリング剤としてテトラオクチ
ルビス(ジトリデシルホスファイト)チタネートを用い
た以外は実施例3に準じて行った。結果を第1表に示
す。
〔発明の効果〕 請求項1記載の樹脂組成物は樹脂と皮革粉とを容易に配
合、混練することができ、薄肉成形品、薄肉被覆を可能
とするとともに、樹脂と皮革粉との接着性を高め、強
度、特にチタネート系カップリング剤において引張伸び
が大幅に向上し、カップリング剤を使用した効果が明白
である。また、表面性も良好で、成形性、成形品の外
観、摩耗性に優れている。また、成形品の吸放湿特性に
おいても優れ、擬皮革製品としてばかりでなく多くの合
成樹脂製品として幅広く各種の用途に用いることができ
る。
請求項2記載の樹脂組成物は更に皮革粉の分散性が良好
であり、請求項3記載の樹脂組成物は更に樹脂と皮革粉
の接着性が改良される。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】合成樹脂、40メッシュ篩を通過する粒径を
    有し見掛比重が0.3g/cm3以上の皮革粉及びカップリン
    グ剤からなる樹脂組成物。
  2. 【請求項2】皮革粉が0.35〜0.60g/cm3の見掛比重を有
    している請求項1記載の樹脂組成物。
  3. 【請求項3】皮革粉がカップリング処理されている請求
    項1又は2記載の樹脂組成物。
JP63019563A 1988-02-01 1988-02-01 樹脂組成物 Expired - Lifetime JPH0668078B2 (ja)

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