JPH0668424A - 薄膜磁気ヘッド - Google Patents

薄膜磁気ヘッド

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JPH0668424A
JPH0668424A JP18379291A JP18379291A JPH0668424A JP H0668424 A JPH0668424 A JP H0668424A JP 18379291 A JP18379291 A JP 18379291A JP 18379291 A JP18379291 A JP 18379291A JP H0668424 A JPH0668424 A JP H0668424A
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Japan
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core
gap
magnetic head
thin film
film magnetic
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Wataru Fujisawa
渉 藤沢
Hideji Orihara
秀治 折原
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Victor Company of Japan Ltd
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Victor Company of Japan Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B5/00Recording by magnetisation or demagnetisation of a record carrier; Reproducing by magnetic means; Record carriers therefor
    • G11B5/127Structure or manufacture of heads, e.g. inductive
    • G11B5/31Structure or manufacture of heads, e.g. inductive using thin films
    • G11B5/3109Details
    • G11B5/313Disposition of layers

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Magnetic Heads (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 下コア4,上コア9,これらを接続する中間
コア8a,8bが絶縁層3,5,11中に形成された磁
性体により構成され、各コアの接続面を含む各絶縁層の
表面が略平坦であって、下コア4,中間コア8aの接続
部にギャップ7を形成してなる薄膜磁気ヘッドの改良で
ある。コアのうちギャップ7を挟む下コア4,中間コア
8aのみを媒体対向面6に臨ませ、ギャップ7を挟むコ
ア以外の上コア9を媒体対向面6から離間させた。 【効果】 ギャップ7を挟む上コア9の接合面とギャッ
プ7を挟むコア以外の下コア4,中間コア8aの接合面
とが、媒体対向面において向かい合うことがなく、剥離
や疑似ギャップが生じることがない。したがって、コア
の剥離・コアの合わせずれによる擬似ギャップの影響が
なくなり、分解能の低下がなく、高性能で信頼性の高い
薄膜磁気ヘッドが提供される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッドに係わ
り、特に高密度磁気記録に好適な薄膜磁気ヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最初に、図9を参照して従来の薄膜磁気
ヘッド20の構造を説明する。基板21上に磁性膜を形
成し、フォトリソグラフィーやエッチングにより下コア
22を形成する。下コア22上に端部が(磁気)ギャッ
プ23となるように非磁性材24を形成する。次に、絶
縁層25,導体層を形成し、フォトリソグラフィーやエ
ッチング法等を用いて、コイルパターン26とする。コ
イルパターン26が形成され段差のついたコイル形成面
上に、絶縁層27,磁性層を形成して、上コア28とす
る。
【0003】従来の薄膜磁気ヘッド20においては、絶
縁層25と段差のあるコイルパターン26上に、絶縁層
27を形成し、さらにこの絶縁層27の上に、上コア2
8を形成しているので、層を重ねるごとに、その段差は
大きくなる。例えば、通常の両コアの厚さが約5μm 、
コイルパターンの厚さが約3μm の場合、上コア形成直
前においては、段差は10μm にまで達する。
【0004】このような段差がある面上においては、フ
ォトリソグラフィーによる解像度が極端に悪くなり、段
差の大きさ程度の解像度が限度であった。そのため、コ
イルの巻数を多くするために、コイルパターン26のピ
ッチ間隔を小さく形成しようとしても解像度が悪いた
め、小さくできない。その結果、その上下に形成する上
下コア22、28の長さを大とする必要があり、磁路長
の増加により磁気抵抗が高くなり、薄膜磁気ヘッドとし
ては、性能が悪くなるという問題点があった。
【0005】このような問題点を解決したものとして、
本出願人が先に出願した特開平3−58308号公報記
載の薄膜磁気ヘッドがある。これは、図7の(A)及び
(B)に示すように、絶縁層にエッチングによりコア形
状の溝を形成し、その溝に磁性体を充填し、表面を平坦
化し、それを積み重ねて磁気回路を形成した薄膜磁気ヘ
ッド30である。31,32a,32b,33は磁性体
からなるコア、35はコイルパターン、36,37,3
8は絶縁層、39は磁気ギャップである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記薄膜磁気ヘッド3
0は上,下,中間の全てのコア31,32a,32b,
33が媒体対向面34に臨むように露出しているため、
以下のような問題点が生じて、性能の優れた信頼性の高
い薄膜磁気ヘッドを提供することが困難であった。
媒体対向面(スライダ面)34の加工時またはシステム
稼動時等に前記コアの界面で剥離が起こりやすい。また
剥離が起こった場合は勿論であるが、接合面(界面部
分)に加工変質層等があると、その部分が擬似ギャップ
として作用するため、分解能の低下を招く。 薄膜磁気ヘッド30を媒体対向面側から見れば明らか
なように(図8参照)、各コア層の合わせが一致してい
ないと例えば同図(B)のようになった場合には、下コ
ア31と上コア33の間に対向する面が生じ、疑似ギャ
ップNGとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、下コア,上コア,これらを接続する中間
コアが絶縁層中の磁性体により構成され、前記各コアの
接続面を含む前記各絶縁層の表面が略平坦であって、前
記コアの接続部にギャップを形成してなる薄膜磁気ヘッ
ドにおいて、前記コアのうちギャップを挟むコアのみを
媒体対向面に臨ませ、ギャップを挟むコア以外のコアを
媒体対向面から離間させた薄膜磁気ヘッドを提供するも
のである。
【0008】上記のように構成された薄膜磁気ヘッドで
は、ギャップを挟むコアの接合面とギャップを挟むコア
以外のコアの接合面とが、媒体対向面において向かい合
うことがなく、剥離や疑似ギャップが生じない。
【0009】
【実施例】本発明になる薄膜磁気ヘッドの一実施例を以
下図面と共に詳細に説明する。本薄膜磁気ヘッドは、絶
縁層にエッチングによりコア形状の溝を形成し、その溝
に磁性体を充填し表面を平坦化し、それを積み重ねて磁
気回路を形成するものであり、さらに、複数のコア
(層)のうち(磁気)ギャップ(層)を挟んだ2層のみ
を媒体対向面に露出させ、ギャップ層を挟んだ2層のコ
ア以外のコアは媒体対向面から引っ込んだ構造としたも
のである。
【0010】[実施例1]第1図は本発明になる薄膜磁
気ヘッド1を示す概略断面図である。同図に示すよう
に、基板2上には平坦な下部絶縁層3形成されており、
この下部絶縁層3に形成された溝に磁性材が充填され、
前記下部絶縁層と段差なく平坦に形成された下コア4を
形成している。
【0011】下部絶縁層3上には中間絶縁層5が形成さ
れており、この中間絶縁層5の端部(記録媒体対向面
6)には(磁気)ギャップ7を介して、磁性材からなる
中間コア8aが下コア4と近接するように埋設され、こ
の中間コア8aと距離を隔てた内側には磁性材からなる
中間コア8bが下コア12と直接接合するように埋設さ
れている。中間絶縁層5の内部には、平面的なコイルパ
ターン10が前記中間コア8bを取り巻くように螺旋状
に埋設されている。コイルパターン10の一端部は、上
部絶縁層11に穿設されたスルーホール内に埋められた
導体12を介して、外部のリード線13と接合し、外部
装置と電気的な接続が可能となっている。
【0012】また、前記中間絶縁層5の上には上部絶縁
層11が形成され、この上部絶縁層11には両端部が中
間コア8a及び8bと接合するように上コア9が形成さ
れ、前記下コア12と共に磁気回路を形成している。さ
らに、複数のコア4,8a,8b,12のうちギャップ
7を挟んだ下コア4及び中間コア8aのみを媒体対向面
6に突出(露出)し、ギャップ7を挟んだコア以外の上
コア9は媒体対向面6から引っ込んでいる(lは、記録
媒体対向面からの離間距離である)。
【0013】このように、本発明になる薄膜磁気ヘッド
1においては、平坦な3つの絶縁層、すなわち、下部絶
縁層3、中間絶縁層5、上部絶縁層11が積み重ねら
れ、これら絶縁層内の所定の個所に形成された磁性層が
接続され磁気回路を形成しているため、段差のない各絶
縁層面でフォトリソグラフィが可能となる。よって、寸
法精度の優れた小型のコイルパターン・磁気コアが得ら
れるので、磁気抵抗が低く、性能の良い薄膜磁気ヘッド
を得ることが可能となる。
【0014】さらに、ギャップ7を挟んだコア以外の上
コア9の接合面が媒体対向面6に出ることがない。よっ
て、従来の薄膜磁気ヘッドように剥離が生じることがな
い。また、第2図(A)及び(B)に示すように、ギャ
ップ7を挟む下コア4及び中間コア8aの接合面とギャ
ップ7を挟むコア以外の上コア9の接合面とが、媒体対
向面6において向かい合うことがなく、コアの合わせず
れによる擬似ギャップの影響がなくなるため分解能の低
下がない。
【0015】[実施例2]第3図は、(磁気)ギャップ
7を上コア9と中間コア8aの間に設定した薄膜磁気ヘ
ッド14である。この薄膜磁気ヘッド14では、媒体対
向面6に上コア4,中間コア8aが突出(露出)させた
構造とし、ギャップ7を挟んだコア以外の下コア4は媒
体対向面6から引っ込んだ構造としている。
【0016】[実施例3]第4図は、2層のコイルパタ
ーン10-1,10-2、2層の下中間コア8a-1,8b-
1,上中間コア8a-2,8b-2からなり、(磁気)ギャ
ップ7を下コア4と下中間コア8a-1の間に設定した薄
膜磁気ヘッド15ではある。この薄膜磁気ヘッド15
は、媒体対向面6に下コア4,下中間コア8a-1が突出
(露出)させた構造とし、ギャップ7を挟んだコア以外
の上コア9,上中間コア8a-2は媒体対向面6から引っ
込んだ構造としている。
【0017】[実施例4]第5図は、2層のコイルパタ
ーン10-1,10-2、2層の下中間コア8a-1,8b-
1,上中間コア8a-2,8b-2からなり、(磁気)ギャ
ップ7を下中間コア8a-1と上中間コア8a-2の間に設
定した薄膜磁気ヘッド16である。この薄膜磁気ヘッド
16では、媒体対向面6に下中間コア8a-1,上中間コ
ア8a-2が突出(露出)させた構造とし、ギャップ7を
挟んだコア以外の上コア9,下コア4は媒体対向面6か
ら引っ込んだ構造としている。
【0018】[実施例5]第6図は、2層のコイルパタ
ーン10-1,10-2、2層の下中間コア8a-1,8b-
1,上中間コア8a-2,8b-2からなり、(磁気)ギャ
ップ7を上コア9と上中間コア8a-2の間に設定した薄
膜磁気ヘッド17である。この薄膜磁気ヘッド17で
は、媒体対向面6に上コア9と上中間コア8a-2が突出
(露出)させた構造とし、ギャップ7を挟んだコア以外
の下コア4,下中間コア8a-1は媒体対向面6から引っ
込んだ構造としている。
【0019】実施例2〜5に示した薄膜磁気ヘッド14
〜17においても、平坦な絶縁層が積み重ねられ、これ
ら絶縁層内の所定の個所に形成された磁性層が接続され
磁気回路を形成しているため、段差のない各絶縁層面で
フォトリソグラフィが可能となる。よって、寸法精度の
優れた小型のコイルパターン・磁気コアが得られるの
で、磁気抵抗が低く、性能の良い薄膜磁気ヘッドを得る
ことが可能となる。
【0020】さらに、ギャップを挟んだコア以外のコア
の接合面が媒体対向面に出ることがない。よって、従来
の薄膜磁気ヘッドように剥離やコアの合わせずれによる
擬似ギャップの影響がなくなるため分解能の低下がな
い。
【0021】
【発明の効果】本発明になる薄膜磁気ヘッドは、下コ
ア,上コア,これらを接続する中間コアが絶縁層中の磁
性体により構成され、前記各コアの接続面を含む前記各
絶縁層の表面が略平坦であって、前記コアの接続部にギ
ャップを形成してなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記コ
アのうちギャップを挟むコアのみを媒体対向面に臨ま
せ、ギャップを挟むコア以外のコアを媒体対向面から離
間させたものであるから、ギャップを挟むコアの接合面
とギャップを挟むコア以外のコアの接合面とが、媒体対
向面において向かい合うことがなく、剥離や疑似ギャッ
プが生じることがない。したがって、従来の薄膜磁気ヘ
ッドのようにコアの剥離・コアの合わせずれによる擬似
ギャップの影響がなくなり、分解能の低下がなく、高性
能で信頼性の高い薄膜磁気ヘッドが提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明になる薄膜磁気ヘッドの一実施例を示す
概略断面図である。
【図2】薄膜磁気ヘッドを媒体対抗面から見た図で、コ
アのパターン合わせずれが生じた場合を説明する図であ
る。
【図3】磁気ギャップを上コアと中間コアの間に設定し
た薄膜磁気ヘッドの実施例である。
【図4】コイル(及び中間コア)を2層にして、磁気ギ
ャップを下コアと下中間コアの間に設定した薄膜磁気ヘ
ッドの実施例である。
【図5】コイル(及び中間コア)を2層にして、磁気ギ
ャップを上中間コアと下中間コアの間に設定した薄膜磁
気ヘッドの実施例である。
【図6】コイル(及び中間コア)を2層にして、磁気ギ
ャップを上コアと上中間コアの間に設定した薄膜磁気ヘ
ッドの実施例である。
【図7】従来の薄膜磁気ヘッドを示す概略断面図及び平
面図である。
【図8】従来の薄膜磁気ヘッドを媒体対抗面から見た図
で、コアのパターン合わせずれが生じた場合を説明する
図である。
【図9】従来の薄膜磁気ヘッドを示す概略断面図であ
る。
【符号の説明】
1 薄膜磁気ヘッド 2 基板 3 下部絶縁層 4 下コア 5 中間絶縁層 6 記録媒体対向面 7 (磁気)ギャップ 8 中間コア 8a-1,8b-1 下中間コア 8a-2,8b-2 上中間コア 9 上コア 10 コイルパターン 10-1,10-2 コイルパターン 12 下コア 14〜17 薄膜磁気ヘッド l 記録媒体対向面からの離間距離
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成5年8月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】特許請求の範囲
【補正方法】変更
【補正内容】
【特許請求の範囲】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄膜磁気ヘッドに係わ
り、特に高密度磁気記録に好適な薄膜磁気ヘッドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】最初に、図9を参照して従来の薄膜磁気
ヘッド20の構造を説明する。基板21上に磁性膜を形
成し、フォトリソグラフィーやエッチングにより下コア
22を形成する。下コア22上に端部が(磁気)ギャッ
プ23となるように非磁性材24を形成する。次に、絶
縁層25,導体層を形成し、フォトリソグラフィーやエ
ッチング法等を用いて、コイルパターン26とする。コ
イルパターン26が形成され段差のついたコイル形成面
上に、絶縁層27,磁性層を形成して、上コア28とす
る。
【0003】従来の薄膜磁気ヘッド20においては、絶
縁層25と段差のあるコイルパターン26上に、絶縁層
27を形成し、さらにこの絶縁層27の上に、上コア2
8を形成しているので、層を重ねるごとに、その段差は
大きくなる。例えば、通常の両コアの厚さが約5μm、
コイルパターンの厚さが約3μmの場合、上コア形成直
前においては、段差は10μmにまで達する。
【0004】このような段差がある面上においては、フ
ォトリソグラフィーによる解像度が極端に悪くなり、段
差の大きさ程度の解像度が限度であった。そのため、コ
イルの巻数を多くするために、コイルパターン26のピ
ッチ間隔を小さく形成しようとしても解像度が悪いた
め、小さくできない。その結果、その上下に形成する上
下コア22、28の長さを大とする必要があり、磁路長
の増加により磁気抵抗が高くなり、薄膜磁気ヘッドとし
ては、性能が悪くなるという問題点があった。
【0005】このような問題点を解決したものとして、
本出願人が先に出願した特開平3−58308号公報記
載の薄膜磁気ヘッドがある。これは、図7の(A)及び
(B)に示すように、絶縁層にエッチングによりコア形
状の溝を形成し、その溝に磁性体を充填し、表面を平坦
化し、それを積み重ねて磁気回路を形成した薄膜磁気ヘ
ッド30である。31,32a,32b,33は磁性体
からなるコア、35はコイルパターン、36,37,3
8は絶縁層、39は磁気ギャップである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】前記薄膜磁気ヘッド3
0は上,下,中間の全てのコア31,32a,32b,
33が媒体対向面34に臨むように露出しているため、
以下のような問題点が生じて、性能の優れた信頼性の高
い薄膜磁気ヘッドを提供することが困難であった。 媒体対向面(スライダ面)34の加工時またはシステ
ム稼動時等に前記コアの界面で剥離が起こりやすい。ま
た剥離が起こった場合は勿論であるが、接合面(界面部
分)に加工変質層等があると、その部分が擬似ギャップ
として作用するため、分解能の低下を招く。 薄膜磁気ヘッド30を媒体対向面側から見れば明らか
なように(図8参照)、各コア層の合わせが一致してい
ないと例えば同図(B)のようになった場合には、下コ
ア31と上コア33の間に対向する面が生じ、疑似ギャ
ップNGとなる。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は上記問題点を解
決するために、下コア,上コア,これらを接続する中間
コアが絶縁層中の磁性体により構成され、前記各コアの
接続面を含む前記各絶縁層の表面が略平坦であって、前
記コアの接続部にギャップを形成してなる薄膜磁性ヘッ
ドにおいて、前記コアのうちギャップを挟むコアのみを
媒体対向面に臨ませ、ギャップを挟むコア以外のコアを
媒体対向面から離間させた薄膜磁気ヘッドを提供するも
のである。
【0008】上記のように構成された薄膜磁気ヘッドで
は、ギャップを挟むコアの接合面とギャップを挟むコア
以外のコアの接合面とが、媒体対向面において向かい合
うことがなく、剥離や疑似ギャップが生じない。
【0009】
【実施例】本発明になる薄膜磁気ヘッドの一実施例を以
下図面と共に詳細に説明する。本薄膜磁気ヘッドは、絶
縁層にエッチングによりコア形状の溝を形成し、その溝
に磁性体を充填し表面を平坦化し、それを積み重ねて磁
気回路を形成するものであり、さらに、複数のコア
(層)のうち(磁気)ギャップ(層)を挟んだ2層のみ
を媒体対向面に露出させ、ギャップ層を挟んだ2層のコ
ア以外のコアは媒体対向面から引っ込んだ構造としたも
のである。
【0010】[実施例1]第1図は本発明になる薄膜磁
気ヘッド1を示す概略断面図である。同図に示すよう
に、基板2上には平坦な下部絶縁層3形成されており、
この下部絶縁層3に形成された溝に磁性材が充填され、
前記下部絶縁層と段差なく平坦に形成された下コア4を
形成している。
【0011】下部絶縁層3上には中間絶縁層5が形成さ
れており、この中間絶縁層5の端部(記録媒体対向面
6)には(磁気)ギャップ7を介して、磁性材からなる
中間コア8aが下コア4と近接するように埋設され、こ
の中間コア8aと距離を隔てた内側には磁性材からなる
中間コア8bが下コア12と直接接合するように埋設さ
れている。中間絶縁層5の内部には、平面的なコイルパ
ターン10が前記中間コア8bを取り巻くように螺旋状
に埋設されている。コイルパターン10の一端部は、上
部絶縁層11に穿設されたスルーホール内に埋められた
導体12を介して、外部のリード線13と接合し、外部
装置と電気的な接続が可能となっている。
【0012】また、前記中間絶縁層5の上には上部絶縁
層11が形成され、この上部絶縁層11には両端部が中
間コア8a及び8bと接合するように上コア9が形成さ
れ、前記下コア12と共に磁気回路を形成している。さ
らに、複数のコア4,8a,8b,12のうちギャップ
7を挟んだ下コア4及び中間コア8aのみを媒体対向面
6に突出(露出)し、ギャップ7を挟んだコア以外の上
コア9は媒体対向面6から引っ込んでいる(1は、記録
媒体対向面からの離間距離である)。
【0013】このように、本発明になる薄膜磁気ヘッド
1においては、平坦な3つの絶縁層、すなわち、下部絶
縁層3、中間絶縁層5、上部絶縁層11が積み重ねら
れ、これら絶縁層内の所定の個所に形成された磁性層が
接続され磁気回路を形成しているため、段差のない各絶
縁層面でフォトリソグラフィが可能となる。よって、寸
法精度の優れた小型のコイルパターン・磁気コアが得ら
れるので、磁気抵抗が低く、性能の良い薄膜磁気ヘッド
を得ることが可能となる。
【0014】さらに、ギャップ7を挟んだコア以外の上
コア9の接合面が媒体対向面6に出ることがない。よっ
て、従来の薄膜磁気ヘッドように剥離が生じることがな
い。また、第2図(A)及び(B)に示すように、ギャ
ップ7を挟む下コア4及び中間コア8aの接合面とギャ
ップ7を挟むコア以外の上コア9の接合面とが、媒体対
向面6において向かい合うことがなく、コアの合わせず
れによる擬似ギャップの影響がなくなるため分解能の低
下がない。
【0015】[実施例2]第3図は、(磁気)ギャップ
7を上コア9と中間コア8aの間に設定した薄膜磁気ヘ
ッド14である。この薄膜磁気ヘッド14では、媒体対
向面6に上コア4,中間コア8aが突出(露出)させた
構造とし、ギャップ7を挟んだコア以外の下コア4は媒
体対向面6から引っ込んだ構造としている。
【0016】[実施例3]第4図は、2層のコイルパタ
ーン10−1,10−2、2層の下中間コア8a−1,
8b−1,上中間コア8a−2,8b−2からなり、
(磁気)ギャップ7を下コア4と下中間コア8a−1の
間に設定した薄膜磁気ヘッド15ではある。この薄膜磁
気ヘッド15は、媒体対向面6に下コア4,下中間コア
8a−1が突出(露出)させた構造とし、ギャップ7を
挟んだコア以外の上コア9,上中間コア8a−2は媒体
対向面6から引っ込んだ構造としている。
【0017】[実施例4]第5図は、2層のコイルパタ
ーン10−1,10−2、2層の下中間コア8a−1,
8b−1,上中間コア8a−2,8b−2からなり、
(磁気)ギャップ7を下中間コア8a−1と上中間コア
8a−2の間に設定した薄膜磁気ヘッド16である。こ
の薄膜磁気ヘッド16では、媒体対向面6に下中間コア
8a−1,上中間コア8a−2が突出(露出)させた構
造とし、ギャップ7を挟んだコア以外の上コア9,下コ
ア4は、媒体対向面6から引っ込んだ構造としている。
【0018】[実施例5]第6図は、2層のコイルパタ
ーン10−1,10−2、2層の下中間コア8a−1,
8b−1,上中間コア8a−2,8b−2からなり、
(磁気)ギャップ7を上コア9と上中間コア8a−2の
間に設定した薄膜磁気ヘッド17である。この薄膜磁気
ヘッド17では、媒体対向面6に上コア9と上中間コア
8a−2が突出(露出)させた構造とし、ギャップ7を
挟んだコア以外の下コア4,下中間コア8a−1は媒体
対向面6から引っ込んだ構造としている。
【0019】実施例2〜5に示した薄膜磁気ヘッド14
〜17においても、平坦な絶縁層が積み重ねられ、これ
ら絶縁層内の所定の個所に形成された磁性層が接続され
磁気回路を形成しているため、段差のない各絶縁層面で
フォトリソグラフィが可能となる。よって、寸法精度の
優れた小型のコイルパターン・磁気コアが得られるの
で、磁気抵抗が低く、性能の良い薄膜磁気ヘッドを得る
ことが可能となる。
【0020】さらに、ギャップを挟んだコア以外のコア
の接合面が媒体対向面に出ることがない。よって、従来
の薄膜磁気ヘッドように剥離やコアの合わせずれによる
擬似ギャップの影響がなくなるため分解能の低下がな
い。
【0021】
【発明の効果】本発明になる薄膜磁気ヘッドは、下コ
ア,上コア,これらを接続する中間コアが絶縁層中の磁
性体により構成され、前記各コアの接続面を含む前記各
絶縁層の表面が略平坦であって、前記コアの接続部にギ
ャップを形成してなる薄膜磁気ヘッドにおいて、前記コ
アのうちギャップを挟むコアのみを媒体対向面に臨ま
せ、ギャップを挟むコア以外のコアを媒体対向面から離
間させたものであるから、ギャップを挟むコアの接合面
とギャップを挟むコア以外のコア接合面とが、媒体対向
面において向かい合うことがなく、剥離や疑似ギャップ
が生じることがない。したがって、従来の薄膜磁気ヘッ
ドのようにコアの剥離・コアの合わせずれによる擬似ギ
ャップの影響がなくなり、分解能の低下がなく、高性能
で信頼性の高い薄膜磁気ヘッドが提供される。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下コア,上コア,これらを接続する中間コ
    アが絶縁層中の磁性体により構成され、前記各コアの接
    続面を含む前記各絶縁層の表面が略平坦であって、前記
    コアの接続部にギャップを形成してなる薄膜磁気ヘッド
    において、 前記コアのうちギャップを挟むコアのみを媒体対向面に
    臨ませ、ギャップを挟むコア以外のコアを媒体対向面か
    ら離間させたことを特徴とする薄膜磁気ヘッド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6515825B1 (en) 1999-08-06 2003-02-04 Alps Electric Co., Ltd. Thin film magnetic head having a bottom pole layer, a gap layer, and a top pole layer which are formed by plating
US7828985B2 (en) 2006-10-16 2010-11-09 Tdk Corporation Method of producing thin film magnetic head

Citations (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60119613A (ja) * 1983-12-02 1985-06-27 Hitachi Ltd 薄膜磁気ヘッドとその製造方法

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