JPH0669275U - 陽極酸化処理等に使用する係止具 - Google Patents
陽極酸化処理等に使用する係止具Info
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- JPH0669275U JPH0669275U JP1185793U JP1185793U JPH0669275U JP H0669275 U JPH0669275 U JP H0669275U JP 1185793 U JP1185793 U JP 1185793U JP 1185793 U JP1185793 U JP 1185793U JP H0669275 U JPH0669275 U JP H0669275U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 被酸化処理物と密接する部分が電解液に侵食
されることなく、且つ係止具の電気抵抗を変化させるこ
となく酸化処理を行うことができる陽極酸化処理等に使
用する係止具を提供することを目的とする。 【構成】 被酸化処理物8を嵌挿すべく凹状部を介して
対面した一対の支持部2,3と、該支持部2,3のいず
れかの支持部に設けられ、且つ嵌挿された被酸化処理物
8を他方の支持部側に当接するための締付体とで構成さ
れた陽極酸化処理等に使用する係止具において、他方の
支持部の少なくとも被酸化処理物8と当接する部分が係
止具本体1より酸に侵食されにくい金属で構成されてな
るにある。
されることなく、且つ係止具の電気抵抗を変化させるこ
となく酸化処理を行うことができる陽極酸化処理等に使
用する係止具を提供することを目的とする。 【構成】 被酸化処理物8を嵌挿すべく凹状部を介して
対面した一対の支持部2,3と、該支持部2,3のいず
れかの支持部に設けられ、且つ嵌挿された被酸化処理物
8を他方の支持部側に当接するための締付体とで構成さ
れた陽極酸化処理等に使用する係止具において、他方の
支持部の少なくとも被酸化処理物8と当接する部分が係
止具本体1より酸に侵食されにくい金属で構成されてな
るにある。
Description
【0001】
本考案は、陽極酸化処理等により被酸化処理物の表面に皮膜を形成する際に、 被酸化処理物を係止するための陽極酸化処理等に使用する係止具に関する。
【0002】
従来、例えばアルミニウム及びその合金を陽極酸化処理して被酸化処理物の表 面に化学的に安定した耐食性の皮膜を形成する際は、被酸化処理物を嵌挿する対 面した一対の支持部と、該支持部の一方に螺合され、且つ嵌挿された被酸化処理 物を締着するための締め付けボルトとで構成されたアルミニウム又はアルミニウ ム合金製の係止具が使用されている。
【0003】 即ち、上記係止具を使用する際は、被酸化処理物を支持部間に嵌挿せしめ、さ らに一方の支持部に螺合された締め付けボルトを締着して被酸化処理物を他方の 支持部の内側面に密接させた状態で係止する。その後該被酸化処理物を係止した 係止具を硫酸等の電解液に浸して通電することで、被酸化処理物の表面に酸化皮 膜を生成すべく使用するものである。
【0004】
しかしながら、上記従来の係止具は全体がアルミニウム又はアルミニウム合金 で構成されているので他の金属に比し価格が安価であるとともに、通電性に優れ るという利点があるものの、酸又はアルカリに侵食されやすく、且つ侵食された 面の活性化が低下するという欠点があるために、陽極酸化処理に使用すると被酸 化処理物と密接する他方の支持部の内側面が、硫酸等の電解液により侵食される こととなり、侵食された表面を研磨しなければ安定した状態で陽極酸化処理が行 えないという問題点があった。
【0005】 そこで、係止具全体をアルミニウムより酸等に対して安定したチタンで構成す ることで、硫酸等の電解液による他方の支持部の内側面の侵食を少なくすること も考えられるが、チタンはアルミニウムに比し電気抵抗が大きいために、従来の 陽極酸化処理に使用するメッキ設備を大幅に変更しなければ陽極酸化処理を行う ことができないという欠点があった。
【0006】 また、チタンがアルミニウムに比して高価であるためにチタンで構成された係 止具は高価なものとなるという欠点があった。
【0007】 それ故に、本考案は上記問題点に鑑みて考案されたもので、被酸化処理物と密 接する部分が電解液により侵食されることなく、且つ係止具の電気抵抗を変化さ せることなく酸化処理を行うことができる陽極酸化処理等に使用する係止具を提 供することを課題とする。
【0008】
本考案が、上記課題を解決するための技術的手段は、被酸化処理物8を嵌挿す べく凹状部を介して対面した一対の支持部2,3と、該支持部2,3のいずれか の支持部に設けられ、且つ嵌挿された被酸化処理物8を他方の支持部側に当接す るための締付体とで構成された陽極酸化処理等に使用する係止具において、他方 の支持部の少なくとも被酸化処理物8と当接する部分が係止具本体1より酸に侵 食されにくい金属で構成されてなることにある。
【0009】
即ち、上記係止具を使用する場合は、先ず被酸化処理物8を一対の支持部間2 ,3の凹状部に嵌挿せしめ、さらにいずれか一方の支持部に設けられた締付体を 締め付けすることで、該被酸化処理物8は他方の支持部の内側面に密接した状態 で係止されることとなる。
【0010】 次に、前記被酸化処理物8を支持部2,3間に係止した状態で電解液に浸して 陽極酸化処理等を行うと、電解液中の通電により被酸化処理物8の表面に酸化皮 膜を形成することができる。 この際、係止具本体1が電解液に侵食されることがあっても、他方の支持部の 少なくとも被酸化処理物8と密接した部分は、係止具本体1より酸に侵食されに くい金属で構成されているので、電解液に侵食されることがないのである。 従って、被酸化処理物8への陽極酸化処理等を連続して行うことができるので ある。
【0011】 しかも、他方の支持部の少なくとも被酸化処理物8と密接した部分のみを係止 具本体1より酸に侵食されにくい金属で構成することにより、係止具の電気抵抗 を変化することなく使用することができることとなるのである。
【0012】
以下、本考案の一実施例を図面に従って説明する。
【0013】 図1〜3において、1は上端側に凹状部を介して対面した一対の支持部2,3 が形成され、全体がアルミニウム合金よりなる係止具本体を示す。
【0014】 4は前記一方の支持部2に螺合された締付体としてのボルトで、先端側が円錐 状に形成されている。
【0015】 5は前記他方の支持部3に穿設された挿通孔3bに挿入部5aを嵌入し、且つ円形 状の当接面5bが内側面3aより突出された状態で支持部3に固定すべく密接状態で 打ち込まれた断面視略T字状のチタン製の係止体で、前記ボルト4と対面する位 置に設けられている。
【0016】 6は前記係止具本体1の下面に穿設された取り付け用のボルト用のネジ孔を示 す。
【0017】 本考案は以上のように構成され、次に該係止具7を使用して陽極酸化処理に使 用する場合について説明する。
【0018】 先ず、図4に示すように被酸化処理物8を係止具7の支持部2,3間に嵌挿せ しめ、さらにボルト4を螺入することで、該被酸化処理物8は他方の支持部3に 設けられた係止体5の当接面5bに当接された状態に該ボルト4の先端部により押 圧されることとなり、これにより該被酸化処理物8は支持部2,3間に係止され ることとなる。
【0019】 次に、前記係止具7に係止された被酸化処理物8を図5に示すようにメッキ槽 9に充填された硝酸等の電解液10に浸たすとともに、電解液に電流を通電するこ とで、該被酸化処理物8の表面に多孔質の陽極酸化皮膜が生成されることとなる 。 この際、アルミニウムで構成された係止具本体1は酸に侵食されやすいアルミ ニウムの欠点により電解液の酸に侵食されることとなるが、被酸化処理物8の密 接した係止体5は酸に強いチタンで構成されているために電解液の酸に侵食され ることがないのである。 従って、係止具7に係止された被酸化処理物8は、電解液10中で安定した状態 で連続して陽極酸化処理を行うことができるのである。
【0020】 しかも、係止体5のみをチタンで構成したことにより、係止具7の電気抵抗は 全体がアルミニウムで構成された場合と比し酸により変化することがないために 、従来の陽極酸化処理に使用するメッキ設備を変更することなく使用することが できるのである。
【0021】 尚、上記実施例では、被酸化処理物との密接部分を他方の支持部に穿設された 孔にチタンで構成された別体の係止体を設けることで構成したが、本考案の被酸 化処理物との当接部分の構成はこれに限定されるものでなく、例えば図6,7に 示すように、他方の支持部全体をチタンで構成してもよい。要は、支持部の被酸 化処理物との接する支持部が該係止具本体より酸に侵食されにくい金属で構成さ れていればその構成は問うものでない。
【0022】 又、上記実施例では、係止具を陽極酸化処理用に使用したが、本考案の係止具 の使用はこれに限定されるものでなく、例えば電解研磨用として使用することも 可能である。要は酸化処理する際に被酸化処理物を係止して使用することができ るならその用途は問うものでない。
【0023】 更に、上記実施例では、係止体をチタンで構成したが、本考案の係止体の材質 はこれに限定されるものでなく、例えばチタン合金で構成してもよい。要は係止 具本体より酸に侵食されにくい金属で構成されていればその材質は問うものでな い。
【0024】
本考案は、叙上のように、係止具本体に設けられた他方の支持部の少なくとも 被酸化処理物と当接する部分が該係止具本体より酸に侵食されにくい金属で構成 されてなることにより、例えば陽極酸化処理に使用した場合に、被酸化処理物と 接する部分の電解液による侵食がないので、被酸化処理物と密接する部分を研磨 するような煩雑な作業を必要とすることなく安定した状態で被酸化処理物の表面 に多孔質の酸化皮膜を生成させることができるという特別顕著な効果がある。
【0025】 また、他方の係止体の少なくとも被酸化処理物と接する部分のみを係止具本体 より酸に侵食されにくい金属で構成することで、係止具の電気抵抗が変化するこ とがないために、従来の陽極酸化処理に使用するメッキ設備を変更することなく 使用することができるという利点がある。
【0026】 さらに、酸に侵食されにくい金属、例えばチタン等で構成された部分が少ない ので、係止具のコストを安価にすることができるという利点がある。
【図1】本考案の一実施例を示す断面図。
【図2】係止具を示し(イ)は一部断面平面図、(ロ)
は正面図。
は正面図。
【図3】係止具を示し(イ)は平面図、(ロ)は底面
図、(ハ)は左側面図、(ニ)は右側面図。
図、(ハ)は左側面図、(ニ)は右側面図。
【図4】使用例を示す正面図。
【図5】使用例を示す一部断面正面図。
【図6】他実施例を示し(イ)は正面図、(ロ)は断面
図、(ハ)は平面図。
図、(ハ)は平面図。
【図7】他実施例を示し(イ)は底面図、(ロ)は左側
面図、(ハ)は右側面図。
面図、(ハ)は右側面図。
1…係止具本体 2,3…支持部 5…係止体 8…被酸化処理物
Claims (3)
- 【請求項1】 被酸化処理物(8) を嵌挿すべく凹状部を
介して対面した一対の支持部(2), (3)と、該支持部(2),
(3)のいずれかの支持部に設けられ、且つ嵌挿された被
酸化処理物(8) を他方の支持部側に当接するための締付
体とで構成された陽極酸化処理等に使用する係止具にお
いて、他方の支持部の少なくとも被酸化処理物(8) と当
接する部分が係止具本体(1) より酸に侵食されにくい金
属で構成されてなることを特徴とする陽極酸化処理等に
使用する係止具。 - 【請求項2】 被酸化処理物(8) を嵌挿すべく凹状部を
介して対面した一対の支持部(2), (3)と、該支持部(2),
(3)のいずれかの支持部に設けられ、且つ嵌挿された被
酸化処理物(8) を他方の支持部側に当接するための締付
体とで構成された陽極酸化処理等に使用する係止具にお
いて、他方の支持部の被酸化処理物(8)と対面する内側
面には係止具本体(1) より酸に侵食されにくい金属で構
成された係止体(5) が被酸化処理物(8) と密接すべく内
側面より突設してなることを特徴とする陽極酸化処理等
に使用する係止具。 - 【請求項3】 前記酸に侵食されにくい金属がチタン又
はチタン合金である請求項1又は2記載の陽極酸化処理
等に使用する係止具。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1185793U JPH0669275U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 陽極酸化処理等に使用する係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1185793U JPH0669275U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 陽極酸化処理等に使用する係止具 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0669275U true JPH0669275U (ja) | 1994-09-27 |
Family
ID=11789404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1185793U Pending JPH0669275U (ja) | 1993-03-17 | 1993-03-17 | 陽極酸化処理等に使用する係止具 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0669275U (ja) |
-
1993
- 1993-03-17 JP JP1185793U patent/JPH0669275U/ja active Pending
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