JPH0670792A - ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体 - Google Patents
ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体Info
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- JPH0670792A JPH0670792A JP4247146A JP24714692A JPH0670792A JP H0670792 A JPH0670792 A JP H0670792A JP 4247146 A JP4247146 A JP 4247146A JP 24714692 A JP24714692 A JP 24714692A JP H0670792 A JPH0670792 A JP H0670792A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 プロテインキナ−ゼC又は血液凝固第V因子
等のPA認識蛋白質を抗原とせず、ホスファチジルセリ
ンを特異的に認識する抗体を抗原として調製される抗イ
ディオタイプ抗体の提供。 【構成】 ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を
有するモノクロ−ナル抗体。
等のPA認識蛋白質を抗原とせず、ホスファチジルセリ
ンを特異的に認識する抗体を抗原として調製される抗イ
ディオタイプ抗体の提供。 【構成】 ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を
有するモノクロ−ナル抗体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホスファチジルセリン
(PS)を認識し、さらにその活性化にPSを要求する
PS認識蛋白質、特にプロテインキナ−ゼC又は血液凝
固第V因子と反応性を有するモノクロ−ナル抗体に関す
るものである。
(PS)を認識し、さらにその活性化にPSを要求する
PS認識蛋白質、特にプロテインキナ−ゼC又は血液凝
固第V因子と反応性を有するモノクロ−ナル抗体に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】プロテインキナ−ゼCは1986〜19
87年にかけ相次いでクロ−ニングされ、分子量約8万
の蛋白質として知られている。プロテインキナ−ゼCは
活性化の際ホスファチジルセリンあるいはホスファチジ
ルイノシト−ルを特異的に要求する。プロテインキナ−
ゼCの構造はC1、C2の制御ドメインとC3のキナ−
ゼドメインから構成され、C1ドメインにはリン脂質及
びジアシルグリセロ−ルの、C2ドメインにはカルシウ
ムイオンの結合ドメインが存在すると考えられている。
87年にかけ相次いでクロ−ニングされ、分子量約8万
の蛋白質として知られている。プロテインキナ−ゼCは
活性化の際ホスファチジルセリンあるいはホスファチジ
ルイノシト−ルを特異的に要求する。プロテインキナ−
ゼCの構造はC1、C2の制御ドメインとC3のキナ−
ゼドメインから構成され、C1ドメインにはリン脂質及
びジアシルグリセロ−ルの、C2ドメインにはカルシウ
ムイオンの結合ドメインが存在すると考えられている。
【0003】プロテインキナ−ゼCは脳に多量に存在
し、ラット脳等よりの精製法が確立されている(J.Bio
l.Chem.、 257,13341-13348等)。プロテインキナ−ゼ
Cを抗原として免疫を行いた結果、多数のモノクロ−ナ
ル抗体が作製され、その認識部位の予測も行われている
(J.Biol.Chem.、 262,2291-2297等)。これら抗体を用
いプロテインキナ−ゼCの機能について多くの知見が得
られているが、残念ながらプロテインキナ−ゼCのリン
脂質認識様式についての厳密な分子レベルでの認識部
位、認識様式は検討がなされておらず、生体内でのプロ
テインキナ−ゼCの役割、機能解析はいまだ完成されて
いない。
し、ラット脳等よりの精製法が確立されている(J.Bio
l.Chem.、 257,13341-13348等)。プロテインキナ−ゼ
Cを抗原として免疫を行いた結果、多数のモノクロ−ナ
ル抗体が作製され、その認識部位の予測も行われている
(J.Biol.Chem.、 262,2291-2297等)。これら抗体を用
いプロテインキナ−ゼCの機能について多くの知見が得
られているが、残念ながらプロテインキナ−ゼCのリン
脂質認識様式についての厳密な分子レベルでの認識部
位、認識様式は検討がなされておらず、生体内でのプロ
テインキナ−ゼCの役割、機能解析はいまだ完成されて
いない。
【0004】血液凝固第V因子もその活性化の際、PS
を特異的に要求することが知られている。しかし、PS
認識部位の予測はされているものの、やはり厳密な分子
レベルでの認識部位、認識様式は検討はなされていな
い。
を特異的に要求することが知られている。しかし、PS
認識部位の予測はされているものの、やはり厳密な分子
レベルでの認識部位、認識様式は検討はなされていな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】プロテインキナ−ゼC
あるいは血液凝固第V因子のリン脂質認識部位あるいは
認識様式を解析をする上で、有用なツ−ルとなりうる抗
体が要望されている。
あるいは血液凝固第V因子のリン脂質認識部位あるいは
認識様式を解析をする上で、有用なツ−ルとなりうる抗
体が要望されている。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記の抗体として、例え
ば、それを作製する際、プロテインキナ−ゼC又は血液
凝固第V因子等のPA認識蛋白質を抗原とせず、ホスフ
ァチジルセリンを特異的に認識する抗体を抗原として調
製される抗イディオタイプ抗体がある。このような抗イ
ディオタイプ抗体は、PSと類似した構造(内的イメ−
ジ)を有しPS認識蛋白質のPS認識部位と交差反応す
る可能性を有しているからである。
ば、それを作製する際、プロテインキナ−ゼC又は血液
凝固第V因子等のPA認識蛋白質を抗原とせず、ホスフ
ァチジルセリンを特異的に認識する抗体を抗原として調
製される抗イディオタイプ抗体がある。このような抗イ
ディオタイプ抗体は、PSと類似した構造(内的イメ−
ジ)を有しPS認識蛋白質のPS認識部位と交差反応す
る可能性を有しているからである。
【0007】本発明者らは、PS特異的抗体を抗原とし
抗イディオタイプ抗体を作製し、PS認識蛋白質である
プロテインキナ−ゼC又は血液凝固第V因子との交差反
応性を検討した結果、これら蛋白質と交差反応性を有す
る抗体を作製することに成功し、本発明を完成させた。
抗イディオタイプ抗体を作製し、PS認識蛋白質である
プロテインキナ−ゼC又は血液凝固第V因子との交差反
応性を検討した結果、これら蛋白質と交差反応性を有す
る抗体を作製することに成功し、本発明を完成させた。
【0008】即ち本発明は、ホスファチジルセリン認識
蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体である。以
下に本発明を詳細に説明する。
蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体である。以
下に本発明を詳細に説明する。
【0009】(1)抗原 本発明のモノクロ−ナル抗体は、PSを特異的にするモ
ノクロ−ナル抗体を抗原として調製される。このような
抗原として使用されるモノクロ−ナル抗体としては、例
えば、梅田、五十嵐らにより樹立されたモノクロ−ナル
抗体でPSをその立体異性構造まで特異的に認識する抗
体であるPS4A7(J.Immunology、1989,143,2273-22
79)を例示できる。本発明のモノクロ−ナル抗体は、P
Sと類似した構造(内的イメ−ジ)を有する可能性があ
る。
ノクロ−ナル抗体を抗原として調製される。このような
抗原として使用されるモノクロ−ナル抗体としては、例
えば、梅田、五十嵐らにより樹立されたモノクロ−ナル
抗体でPSをその立体異性構造まで特異的に認識する抗
体であるPS4A7(J.Immunology、1989,143,2273-22
79)を例示できる。本発明のモノクロ−ナル抗体は、P
Sと類似した構造(内的イメ−ジ)を有する可能性があ
る。
【0010】(2)免疫およびハイブリド−マの樹立 ハイブリド−マは、動物を抗原で免疫した後、脾細胞を
摘出し、公知の方法にしたがって調製できる。その一例
を示せば、モノクロ−ナル抗PS抗体PS4A7抗原と
して使用し、フロイントの完全アジュバントと共に動物
の腹腔に免疫する。数週間後、フロイントの不完全アジ
ュバントと共に同様に追加免疫し、続いて抗体を最終免
疫した後、数日後に動物から脾細胞を摘出し抗体産生細
胞を調製する。上記で調製した脾細胞を従来の細胞融合
技術(Nature,256,495-497,1975)を用いてミエロ−マ細
胞と細胞融合し、ハイブリド−マを調製できる。
摘出し、公知の方法にしたがって調製できる。その一例
を示せば、モノクロ−ナル抗PS抗体PS4A7抗原と
して使用し、フロイントの完全アジュバントと共に動物
の腹腔に免疫する。数週間後、フロイントの不完全アジ
ュバントと共に同様に追加免疫し、続いて抗体を最終免
疫した後、数日後に動物から脾細胞を摘出し抗体産生細
胞を調製する。上記で調製した脾細胞を従来の細胞融合
技術(Nature,256,495-497,1975)を用いてミエロ−マ細
胞と細胞融合し、ハイブリド−マを調製できる。
【0011】(3)1次スクリ−ニング 目的とするハイブリド−マの選択は、ELISA法(Met
h.Enzymol.70,419-439,1980)を用いてハイブリド−マ培
養上清の分析を行うことで実施できる。例えば前記のよ
うにしてハイブリド−マを調製した場合には、1次スク
リ−ニングとして抗PS抗体PS4A7のPSへの結合
を阻害する抗体を産生しているハイブリド−マを選択
し、限界希釈法によりハイブリド−マを樹立することが
できる。
h.Enzymol.70,419-439,1980)を用いてハイブリド−マ培
養上清の分析を行うことで実施できる。例えば前記のよ
うにしてハイブリド−マを調製した場合には、1次スク
リ−ニングとして抗PS抗体PS4A7のPSへの結合
を阻害する抗体を産生しているハイブリド−マを選択
し、限界希釈法によりハイブリド−マを樹立することが
できる。
【0012】(4)2次スクリ−ニング 1次スクリ−ニングで選択したハイブリド−マ培養上清
を用いプロテインキナ−ゼCあるいは血液凝固第V因子
への結合性を有しているものを選択し、以後詳細な反応
性の検討することで2次スクリ−ニングすることができ
る。
を用いプロテインキナ−ゼCあるいは血液凝固第V因子
への結合性を有しているものを選択し、以後詳細な反応
性の検討することで2次スクリ−ニングすることができ
る。
【0013】(5)抗体の回収および精製 以上のようにしてハイブリド−マを調製し、常法にした
がってこのハイブリド−マを生育培地中で培養するか、
又はハイブリド−マをこの細胞が増殖可能な実験動物
(マウスやラット等)の腹腔内に投与し生体内で培養す
ることにより抗体の産生を行う事ができる。抗体は生育
培地でハイブリド−マの増殖を行った場合には培養上清
より、実験動物の腹腔内で増殖を行った場合にはその動
物の腹水より、常法(例えば硫安分画法)により本発明
のモノクロ−ナル抗体を回収することが可能である。さ
らに、ゲル濾過法、アフィニティ−クロマトグラフィ−
等を用いたり、あるいはこれらを組み合わせることによ
り高抗体価の精製品を得ることも可能である。
がってこのハイブリド−マを生育培地中で培養するか、
又はハイブリド−マをこの細胞が増殖可能な実験動物
(マウスやラット等)の腹腔内に投与し生体内で培養す
ることにより抗体の産生を行う事ができる。抗体は生育
培地でハイブリド−マの増殖を行った場合には培養上清
より、実験動物の腹腔内で増殖を行った場合にはその動
物の腹水より、常法(例えば硫安分画法)により本発明
のモノクロ−ナル抗体を回収することが可能である。さ
らに、ゲル濾過法、アフィニティ−クロマトグラフィ−
等を用いたり、あるいはこれらを組み合わせることによ
り高抗体価の精製品を得ることも可能である。
【0014】(6)モノクロ−ナル抗体のプロテインキ
ナ−ゼCへの結合性 作製したモノクロ−ナル抗体のプロテインキナ−ゼCへ
の結合性は、プロテインキナ−ゼCを固定化した系を用
い、前記ELISA法あるいは免疫沈降法後のプロテイ
ンキナ−ゼC残存活性を測定することにより行うことが
可能である。具体的な方法として、本発明の実施例に記
載した方法が例示できる。
ナ−ゼCへの結合性 作製したモノクロ−ナル抗体のプロテインキナ−ゼCへ
の結合性は、プロテインキナ−ゼCを固定化した系を用
い、前記ELISA法あるいは免疫沈降法後のプロテイ
ンキナ−ゼC残存活性を測定することにより行うことが
可能である。具体的な方法として、本発明の実施例に記
載した方法が例示できる。
【0015】(7)モノクロ−ナル抗体の血液凝固第V
因子への結合性 作製したモノクロ−ナル抗体の血液凝固第V因子への結
合性は、血液凝固第V因子を固定化した系を用い、前記
ELISA法あるいは免疫沈降法後の血液凝固第V因子
残存活性を測定することにより行うことが可能である。
具体的な方法として、本発明の実施例に記載した方法が
例示できる。
因子への結合性 作製したモノクロ−ナル抗体の血液凝固第V因子への結
合性は、血液凝固第V因子を固定化した系を用い、前記
ELISA法あるいは免疫沈降法後の血液凝固第V因子
残存活性を測定することにより行うことが可能である。
具体的な方法として、本発明の実施例に記載した方法が
例示できる。
【0016】
【実施例】以下、実施例にて本発明を更に詳細に説明す
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
るが、本発明はこれら実施例に限定されるものではな
い。
【0017】実施例1 モノクロ−ナル抗PS抗体PS4A7産生ハイブリド−
マを無血清培地にて培養し、当該モノクロ−ナル抗体を
その培養上清より回収、精製した。培養上清と等量の飽
和硫酸アンモニウム溶液(pH7.4)を加え、イムノ
グロブリンを沈殿として回収した後、高速液体クロマト
グラフィ−を用いたゲルろ過法により、SDSポリアク
リルアミドゲル電気泳動にて単一バンドとなるまで精製
した。
マを無血清培地にて培養し、当該モノクロ−ナル抗体を
その培養上清より回収、精製した。培養上清と等量の飽
和硫酸アンモニウム溶液(pH7.4)を加え、イムノ
グロブリンを沈殿として回収した後、高速液体クロマト
グラフィ−を用いたゲルろ過法により、SDSポリアク
リルアミドゲル電気泳動にて単一バンドとなるまで精製
した。
【0018】PS4A7はキャリヤ−としてKLH(キ
−ホ−ル・リンペット・ヘモシアニン)とグルタ−ルア
ルデヒドにより蛋白濃度1:2(PS4A7:KLH)
で結合させ抗原として用いた。抗原が1mg/mlとな
るようにリン酸緩衝液に溶解し、フロイントの完全アジ
ュバントと混合し、BALB/cマウス1匹あたり20
0μlを腹腔に免疫した。2週間後、同一の抗原をフロ
イントの不完全アジュバントと共に等量追加免疫し、さ
らに2週間後、同一の抗原をアジュバントと混合せず等
量最終免疫した。3日後、脾細胞を取得し、ミエロ−マ
細胞株P3-X63-Ag653とをDMEM(ダルッベコ変性培地)培
地中、50% ポリエチレングリコ−ル存在下にて細胞融合
させハイブリド−マを調製した。
−ホ−ル・リンペット・ヘモシアニン)とグルタ−ルア
ルデヒドにより蛋白濃度1:2(PS4A7:KLH)
で結合させ抗原として用いた。抗原が1mg/mlとな
るようにリン酸緩衝液に溶解し、フロイントの完全アジ
ュバントと混合し、BALB/cマウス1匹あたり20
0μlを腹腔に免疫した。2週間後、同一の抗原をフロ
イントの不完全アジュバントと共に等量追加免疫し、さ
らに2週間後、同一の抗原をアジュバントと混合せず等
量最終免疫した。3日後、脾細胞を取得し、ミエロ−マ
細胞株P3-X63-Ag653とをDMEM(ダルッベコ変性培地)培
地中、50% ポリエチレングリコ−ル存在下にて細胞融合
させハイブリド−マを調製した。
【0019】ハイブリド−マのスクリ−ニングは梅田ら
の方法(J.Immunology、1989,143,2273-2279)を応用し
て行った。すなわち、ハイブリド−マ培養上清をビオチ
ン標識したPS4A7と混合し室温にて2時間反応さ
せ、PSをコ−トし牛血清アルブミンにてブロッキング
した96穴マイクロタイタ−プレ−ト(Daynateck 社
製)に移し2時間反応させた。続いてペルオキシタ−ゼ
標識ストテプトアビジンにてPSに結合したPS4A7
を検出した。ここでPS4A7のPSへの結合を阻害し
たハイブリド−マを限界希釈によりモノクロ−ン化しそ
の培養上清を常法に従い精製し反応性の検討を行った。
なお、本実施例により、8B8、8F7、9D12、1
0A8、10F4、11A2、11B4、及び12E1
1の8種類のモノクロ−ナル抗体を産生する8種類のハ
イブリド−マが調製された。
の方法(J.Immunology、1989,143,2273-2279)を応用し
て行った。すなわち、ハイブリド−マ培養上清をビオチ
ン標識したPS4A7と混合し室温にて2時間反応さ
せ、PSをコ−トし牛血清アルブミンにてブロッキング
した96穴マイクロタイタ−プレ−ト(Daynateck 社
製)に移し2時間反応させた。続いてペルオキシタ−ゼ
標識ストテプトアビジンにてPSに結合したPS4A7
を検出した。ここでPS4A7のPSへの結合を阻害し
たハイブリド−マを限界希釈によりモノクロ−ン化しそ
の培養上清を常法に従い精製し反応性の検討を行った。
なお、本実施例により、8B8、8F7、9D12、1
0A8、10F4、11A2、11B4、及び12E1
1の8種類のモノクロ−ナル抗体を産生する8種類のハ
イブリド−マが調製された。
【0020】実施例2 実施例1で調製した8種類のモノクロ−ナル抗体につい
て、ELISA法によるプロテインキナ−ゼCへの反応
性を以下の方法により検討した。ラット脳由来の精製プ
ロテインキナ−ゼCを96穴マイクロタイタ−プレ−ト
に50ngコ−トし、牛血清アルブミンにてブロッキン
グ後、1%牛血清を含む10mMトリス塩酸、150m
M塩化ナトリウム溶液(TBS)にて希釈したモノクロ
−ナル抗体と室温2時間反応させた。続いてビオチン標
識抗マウス・イムノグロブリン抗体およびペルオキシタ
−ゼ標識ストテプトアビジンにてプロテインキナ−ゼC
に結合した抗体を検出した。詳しくは、酵素基質として
ο−フェニレンジアミンを添加して酵素反応を行わせた
後、492nmの吸光度を測定した。結果を図1に示
す。
て、ELISA法によるプロテインキナ−ゼCへの反応
性を以下の方法により検討した。ラット脳由来の精製プ
ロテインキナ−ゼCを96穴マイクロタイタ−プレ−ト
に50ngコ−トし、牛血清アルブミンにてブロッキン
グ後、1%牛血清を含む10mMトリス塩酸、150m
M塩化ナトリウム溶液(TBS)にて希釈したモノクロ
−ナル抗体と室温2時間反応させた。続いてビオチン標
識抗マウス・イムノグロブリン抗体およびペルオキシタ
−ゼ標識ストテプトアビジンにてプロテインキナ−ゼC
に結合した抗体を検出した。詳しくは、酵素基質として
ο−フェニレンジアミンを添加して酵素反応を行わせた
後、492nmの吸光度を測定した。結果を図1に示
す。
【0021】その結果、図1に示す通り、抗体8F7及
び11A2は強い反応性を示し、また11B4は弱い反
応性を有していた。
び11A2は強い反応性を示し、また11B4は弱い反
応性を有していた。
【0022】実施例3 実施例2で認められた抗体8F7のプロテインキナ−ゼ
Cへの結合のリン脂質による阻害効果を以下の方法によ
り検討した。実施例2同様マイクロタイタ−プレ−トに
プロテインキナ−ゼCをコ−トし牛血清アルブミンにて
ブロッキングを行い、PS、ホスファチジルコリン(P
C)、ホスファチジルエタノ−ルアミン(PE)又はホ
スファチジルイノシト−ル(PI)のリポソ−ムを1.
8〜125μM濃度で50μlづつ各穴に加え、2時間
反応させた。続いて0.6μg/mlの抗体8F7を5
0μlづつ各穴に加え、さらに2時間反応させた。以下
実施例2と同様にしてプロテインキナ−ゼCに結合した
抗体を検出した。結果を図2に示す。
Cへの結合のリン脂質による阻害効果を以下の方法によ
り検討した。実施例2同様マイクロタイタ−プレ−トに
プロテインキナ−ゼCをコ−トし牛血清アルブミンにて
ブロッキングを行い、PS、ホスファチジルコリン(P
C)、ホスファチジルエタノ−ルアミン(PE)又はホ
スファチジルイノシト−ル(PI)のリポソ−ムを1.
8〜125μM濃度で50μlづつ各穴に加え、2時間
反応させた。続いて0.6μg/mlの抗体8F7を5
0μlづつ各穴に加え、さらに2時間反応させた。以下
実施例2と同様にしてプロテインキナ−ゼCに結合した
抗体を検出した。結果を図2に示す。
【0023】その結果、図2に示す通り、抗体8F7の
プロテインキナ−ゼCへの結合はPSによってリン脂質
濃度約31μMにてほぼ完全に阻害された。このこと
は、抗体8F7はプロテインキナ−ゼCのPS結合部位
に結合していることを強く示唆している。
プロテインキナ−ゼCへの結合はPSによってリン脂質
濃度約31μMにてほぼ完全に阻害された。このこと
は、抗体8F7はプロテインキナ−ゼCのPS結合部位
に結合していることを強く示唆している。
【0024】実施例4 ELISA法による血液凝固第V因子への反応性を実施
例2と同様に検討した。すなわち、精製牛血液凝固第V
因子をマイクロタイタ−プレ−トに50ngコ−トし、
牛血清アルブミンにてブロッキング後、1%牛血清を含
むTBSにて希釈したモノクロ−ナル抗体と室温2時間
反応させた。続いてビオチン標識抗マウス・イムノグロ
ブリン抗体およびペルオキシタ−ゼ標識ストテプトアビ
ジンにて血液凝固第V因子(FV)に結合した抗体を検
出した。なお、検出方法は、実施例2に記載したのと同
様にして行った。また、対照として活性化血液凝固第X
因子(FXa)及びプロトロンビン(Prothrom
bin)を用いて同様の測定を行った。結果を図3に示
す。
例2と同様に検討した。すなわち、精製牛血液凝固第V
因子をマイクロタイタ−プレ−トに50ngコ−トし、
牛血清アルブミンにてブロッキング後、1%牛血清を含
むTBSにて希釈したモノクロ−ナル抗体と室温2時間
反応させた。続いてビオチン標識抗マウス・イムノグロ
ブリン抗体およびペルオキシタ−ゼ標識ストテプトアビ
ジンにて血液凝固第V因子(FV)に結合した抗体を検
出した。なお、検出方法は、実施例2に記載したのと同
様にして行った。また、対照として活性化血液凝固第X
因子(FXa)及びプロトロンビン(Prothrom
bin)を用いて同様の測定を行った。結果を図3に示
す。
【0025】その結果、図3に示す通り、抗体10F
4、11A2及び12E11は血液凝固第V因子に強い
反応性を示し、対照として活性化血液凝固第X因子およ
びプロトロンビンとは交差反応性を示さなかった。また
プロテインキナ−ゼCと強い反応性を示した8F7の血
液凝固第V因子への反応性は非常に弱いものであった。
4、11A2及び12E11は血液凝固第V因子に強い
反応性を示し、対照として活性化血液凝固第X因子およ
びプロトロンビンとは交差反応性を示さなかった。また
プロテインキナ−ゼCと強い反応性を示した8F7の血
液凝固第V因子への反応性は非常に弱いものであった。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、PS認識蛋白質である
プロテインキナ−ゼC又は血液凝固第V因子と結合性を
有する事を特徴を有するモノクロ−ナル抗体が提供され
る。このモノクロ−ナル抗体はプロテインキナ−ゼC又
は血液凝固第V因子のホスファチジルセリン認識部位あ
るいは認識部位の一部と結合性を有している。従って、
本発明により提供されるモノクロ−ナル抗体はプロテイ
ンキナ−ゼC又は血液凝固第V因子とPSの相互作用の
研究に多大の効果を有するものである。更に、本発明の
抗体は、PS認識蛋白質の検索、PS認識蛋白質の共有
するPS認識モチ−フの同定に有用であり、PS認識蛋
白質のアゴニスト又はアンタゴニストの作製に多大な効
果を有するものである。
プロテインキナ−ゼC又は血液凝固第V因子と結合性を
有する事を特徴を有するモノクロ−ナル抗体が提供され
る。このモノクロ−ナル抗体はプロテインキナ−ゼC又
は血液凝固第V因子のホスファチジルセリン認識部位あ
るいは認識部位の一部と結合性を有している。従って、
本発明により提供されるモノクロ−ナル抗体はプロテイ
ンキナ−ゼC又は血液凝固第V因子とPSの相互作用の
研究に多大の効果を有するものである。更に、本発明の
抗体は、PS認識蛋白質の検索、PS認識蛋白質の共有
するPS認識モチ−フの同定に有用であり、PS認識蛋
白質のアゴニスト又はアンタゴニストの作製に多大な効
果を有するものである。
【図1】図1は実施例2の結果であり、実施例1で調製
された8種類の抗体のプロテインキナ−ゼCへの反応性
を示すものである。
された8種類の抗体のプロテインキナ−ゼCへの反応性
を示すものである。
【図2】図2は実施例3の結果であり、実施例1で得ら
れた抗体8F7とプロテインキナ−ゼCの結合の各種リ
ン脂資による阻害性を示すものである。
れた抗体8F7とプロテインキナ−ゼCの結合の各種リ
ン脂資による阻害性を示すものである。
【図3】図3は実施例4の結果であり、実施例1でえら
れら8種類の抗体の血液凝固第V因子に対する反応性を
示すものである。
れら8種類の抗体の血液凝固第V因子に対する反応性を
示すものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01N 33/53 L 8310−2J 33/573 A 9015−2J 33/577 B 9015−2J (C12P 21/08 C12R 1:91)
Claims (5)
- 【請求項1】ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性
を有するモノクロ−ナル抗体。 - 【請求項2】ホスファチジルセリン認識蛋白質がプロテ
インキナ−ゼCである請求項1に記載のモノクロ−ナル
抗体。 - 【請求項3】プロテインキナ−ゼCのリン酸化活性を阻
害する請求項2に記載のモノクロ−ナル抗体。 - 【請求項4】ホスファチジルセリン認識蛋白質が血液凝
固第V因子である請求項1に記載のモノクロ−ナル抗
体。 - 【請求項5】血液凝固第V因子の活性を阻害する請求項
4に記載のモノクロ−ナル抗体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4247146A JPH0670792A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4247146A JPH0670792A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0670792A true JPH0670792A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=17159122
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4247146A Pending JPH0670792A (ja) | 1992-08-25 | 1992-08-25 | ホスファチジルセリン認識蛋白質と反応性を有するモノクロ−ナル抗体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0670792A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030036011A (ko) * | 2001-10-30 | 2003-05-09 | 주식회사 에이.비.아이 | 암 진단을 위한 항프로테인 키나제 에이 항체를 이용한효소면역측정법 |
| CN108341877A (zh) * | 2017-01-23 | 2018-07-31 | 吴剑波 | 一种抗活化凝血因子v单克隆抗体及其制备方法和用途 |
-
1992
- 1992-08-25 JP JP4247146A patent/JPH0670792A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR20030036011A (ko) * | 2001-10-30 | 2003-05-09 | 주식회사 에이.비.아이 | 암 진단을 위한 항프로테인 키나제 에이 항체를 이용한효소면역측정법 |
| CN108341877A (zh) * | 2017-01-23 | 2018-07-31 | 吴剑波 | 一种抗活化凝血因子v单克隆抗体及其制备方法和用途 |
| CN108341877B (zh) * | 2017-01-23 | 2021-04-30 | 吴剑波 | 一种抗活化凝血因子v单克隆抗体及其制备方法和用途 |
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