JPH0670847B2 - 回転磁気ヘッドの微動装置 - Google Patents

回転磁気ヘッドの微動装置

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JPH0670847B2
JPH0670847B2 JP631992A JP631992A JPH0670847B2 JP H0670847 B2 JPH0670847 B2 JP H0670847B2 JP 631992 A JP631992 A JP 631992A JP 631992 A JP631992 A JP 631992A JP H0670847 B2 JPH0670847 B2 JP H0670847B2
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明猷 寺田
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  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【産業上の利用分野】本発明は回転磁気ヘッドの微動装
置に係り、特にVTR等磁気記録再生装置等の回転磁気
ヘッドを回転中に回転軸に平行な方向などに微動させる
のに好適な微動装置に関するものである。 【0002】 【従来の技術】従来、ヘリカルスキャンVTR等におい
ては、圧電バイモルフ上に回転磁気ヘッドを載置した構
成とし、この圧電バイモルフを制御変形させ、回転磁気
ヘッドを特殊再生あるいは記録された記録跡の自動追跡
を行うよう微動させることが行われている。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、従来のこの
種の微動装置では、この圧電バイモルフの変形のために
は高電圧を印加しなければならず、家庭用のVTR等に
も用いるためには、高価で、また、信頼性に欠けるとい
う欠点があった。本発明の目的は、上記した従来技術の
欠点をなくし、作動に高電圧を必要とせず、小形、高精
度で、広範囲のヘッド移動も容易に可能で、しかも、信
頼性が高い回転磁気ヘッドの微動装置を提供することに
ある。 【0004】 【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明では、(イ)磁気回路部材(該当一実施例符
号22,40,27,28)の磁場内に挿入された可動
部材(該当一実施例符号21,25,26)をばね部材
で支持し該可動部材を電磁力で移動変位させ該可動部材
に取付けられた回転磁気ヘッドの位置を制御する回転磁
気ヘッド(該当一実施例符号6)の微動装置において、
(ロ)上記ばね部材を、曲げ変位により弾性復元力を生
ずる構成であって、上記可動部材の中心軸に平行な方向
の互いに離れた異なる平面間においてその長手方向が所
定角度で互いに交叉するように配された複数のばね部材
(該当一実施例符号23,24)を有して成る構成とす
る。 【0005】 【作用】磁気回路部材は磁場を形成し可動部材に電磁力
を与える。ばね部材は可動部材を複数段(2段)の構成
で弾性支持する。可動部材はその中心軸に平行な方向に
移動変位されて回転磁気ヘッドをともに同方向に移動変
位させる。 【0006】 【実施例】以下、本発明をVTR用回転磁気ヘッドの微
動装置に適用した場合につき、図1ないし図6を用いて
説明する。図1は電磁コイルを磁気回路部材側に固定し
て設けた微動装置の原理構成図で、VTRのシリンダに
実装した状態を示し、図2は上記図1の下面図である。
本構成は、電磁コイルへの制御給電で発生する電磁力に
よる回転磁気ヘッドの移動動作を説明するためのもので
あり、構成中、ばね部材はその一部が省略されている。
図1において、1は回転シリンダである。該回転シリン
ダ1は回転ディスク2に固定してあり、回転シャフト3
と一体となって回転するようになっている。4は固定さ
れた下シリンダである。5は本発明に係る微動装置で、
本微動装置5は、回転シリンダ1に固定されており、該
回転シリンダ1とともに回転する。6はヘッド支持板7
に固定された回転磁気ヘッドで、ヘッド支持板7は、微
動装置5のシャフト8に固定されている。シャフト8が
電磁力によってシャフト8の軸に平行な方向に微動され
ることによって、回転磁気ヘッド6をも同一の方向に微
動させるようにしてある。すなわち、本構成では、シャ
フト8が可動部材を構成しており、回転磁気ヘッド6の
走査方向に対して直角の方向に該回転磁気ヘッド6を微
動変位させるようになっている。本構成では電磁コイル
10は可動部材としてのシャフト8上には設けられずに
回転シリンダ1側に固定した磁気回路部材側に設けられ
ている。9は、微動装置5の電磁コイル10に電流を供
給するための回転シャフト3に設けられたスリップリン
グで、ブラシ11からこのスリップリング9を通し回転
シリンダ上の微動装置内の電磁コイル10に電流を流す
構成としてある。 【0007】図3及び図4は、上記図1及び図2の構成
に、さらに永久磁石を付加した微動装置の単体構造例を
示す図で、ばね部材についてはその一部が記載され残部
は省略されている。このうち、図3はその下面図、図4
は断面図である。図4において、12は弾性支持用のば
ね部材としての板ばねで、その内周部はシャフト8側に
固定され、外周部は磁気回路部材のヨーク13に固定さ
れている。本板ばね12は例えば燐青銅等の弾性材で構
成されており、図3に示すようにシャフト8に固定され
たヘッド支持板7の先端に取り付けた回転磁気ヘッド6
に対しても適切な剛性を与えるようになっている。回転
磁気ヘッド6で記録媒体上に信号を記録し、または記録
媒体上から信号を再生する際に、ヘッド先端が受ける力
によって回転磁気ヘッド6が好ましくない変位をしない
ようにするとともに、シャフト8が受ける電磁力によっ
てシャフト8が必要な大きさだけ軸に平行な方向に変位
するようにしてある。14は、ヨーク13に固定された
ヨークであってその上端面がシャフト8の下部端面に空
隙15をはさんで対向するようにされている。16,1
7は、ヨーク13内に固定された永久磁石、18は、磁
性材料のホルダーである。シャフト8も鉄等の磁性材料
で構成され、永久磁石16,17と、ホルダー18と、
シャフト8と、ヨーク13,14とで磁気回路が構成さ
れ、ヨーク13に固定した電磁コイル10がこの磁気回
路を励磁するようにしてある。この磁気回路に永久磁石
16,17は固定バイアス磁界を与えている。19は非
磁性材料よりなるスペーサで、シャフト8の軸方向移動
のガイドとなっており、これに対してシャフト8が低摩
擦で摺動できるように材質を選んであり、かつ、摺動面
には潤滑剤を併用するようにしてある。板ばね12が十
分な剛性を有する場合は、スペーサ19とシャフト8の
空隙を十分大きくして、スペーサ19とシャフト8が通
常状態では接触しないようにすることもできる。また場
合によってはスペーサ19をなくしてしまうことも可能
である。 【0008】永久磁石16,17による固定のバイアス
磁界により、ヨーク14とシャフト8との間に吸引力が
働くが、空隙15の長さおよび板ばね12の剛性を適当
に選ぶことにより、バイアス磁界による吸引力と板ばね
12の剛性による復元力とが釣合った位置にシャフト8
を停止させることができる。そして微小な軸方向の外乱
によってシャフト8が変位するときは、空隙15の間隔
の減少による吸引力の増加分よりも板ばね12の復元力
の方が大きくなるようにしてある。このようにすること
により、微少な外乱に対し、シャフト8を介して回転磁
気ヘッド6を安定に保持することができる。なお、万
一、非常に大きな外乱が生じた場合は、吸引力が板ばね
12の復元力に打ち勝って空隙15の間隔が零になっ
て、ヨーク14とシャフト8とがくっついて離れなくな
る恐れがある。これを防止するため、シャフト8にスト
ッパ20を固定しシャフト8の空隙15が極端に小さく
なる方向の変位に対しては、ストッパ20がスペーサ1
9に、または該スペーサ19がない場合はホルダー18
に、当接され、シャフト8がヨーク14に接触するまで
変位することがないようにしてある。 【0009】図4の状態のとき、電磁コイル10に通電
すると、そのときの電流値に比例して発生する磁界が固
定バイアス磁界に重畳され、電流の方向によって合成磁
界が増減する。従って、電磁コイル10に正逆両方向の
電流を流すことにより空隙15の磁束密度がバイアス磁
界による磁束密度を中心値として制御され、ヨーク14
とシャフト8間の吸引力が制御されて増減し、これによ
りシャフト8が軸に平行な方向に微動する。この結果、
回転磁気ヘッド6がシャフト8の軸に平行な方向に微動
変位する。これは、図1より明らかなように、回転磁気
ヘッド6を走査方向に対して直角な方向に微動変位させ
ることになる。これにより、ヘリカルスキャン方式のV
TRの記録トラックを再生時に正しくトレースする、い
わゆるオートトラッキング、または可変速再生の機能を
実現することができる。 【0010】以上述べたように、上記構成の微動装置に
よれば、電磁コイル10に正方向または逆方向の制御電
流を流すことにより、シャフト8を所定の方向に微動変
位させ回転磁気ヘッド6を走査方向に対して直角な方向
に微動変位させるようにしてあるため、低い電圧で動作
させることができ、かつ、高精度で信頼性が高い小形の
回転磁気ヘッドの微動装置とすることができる。これに
伴い、ヘリカルスキャンVTRの記録跡の自動追跡(オ
ートトラッキング)、可変速再生または発生する信号の
時間軸変動(ジッタ)の低減等を達成することができ、
高記録密度で高画質の家庭用VTRの製作が可能にな
る。 【0011】なお、上記構成では、磁気回路部材内に永
久磁石16,17を挿入して固定バイアス磁界を発生さ
せるようにしてあるが、この代わりに、電磁コイル10
にバイアス磁界を発生させる直流のバイアス電流を流し
ておくようにしてもよい。この場合は、消費電力が増大
するという欠点があるが、永久磁石16,17を不要に
できて、全体構造が簡単になるという新たな効果が得ら
れる。その他の効果は上記と同様である。 【0012】また、上記の構成においては、電磁コイル
10への通電電流とシャフト8の変位との関係が非直線
的特性となるが、バイアス磁界に対する通電電流による
磁界を十分小さくとり、また、空隙15の間隔に対して
シャフト8の変位が十分小さくなるように設計すれば、
これをほぼ直線的特性にすることができる。 【0013】また、以上の原理構成図では、回転磁気ヘ
ッドを微動せしめる可動部材として鉄片等磁性材料が用
いられているが、通常のスピーカで用いられているごと
く、空心の電磁コイル(非磁性材の巻材(ボビン)を含
んでもよい)を可動部材中に含みまたはこれを可動部材
の全部として磁気回路部材中の空隙磁場内に可動状態で
支承し、この可動式電磁コイルを、これへの制御給電に
より、その中心軸に平行な方向に移動変位せしめる構成
が高速応答性、変位特性の直線性等被制御性等の点で特
に有利である。本発明は上記可動形の電磁コイルによる
構成も含む。 【0014】本発明の一実施例を図5、図6に示す。図
5は下面図、図6はその断面図で、図5及び図6におい
て、シャフト21は、軸方向に一定距離を隔てヨーク2
2にその外周縁を固定された板ばね23、24によっ
て、軸に平行な方向に移動自在に支持されている。この
場合、シャフト21はプラスチックのような軽い材料の
ものとするのが制御応答上好ましい。シャフト21に
は、先端に回転磁気ヘッド6を取り付けたヘッド支持板
7が固定してある他、下端には巻枠25が取り付けてあ
り、該巻枠25の外周には電磁コイル26が巻きつけて
ある。そして、該電磁コイル26は、ヨーク22と、該
ヨーク22の底面に固定された永久磁石27と、ヨーク
28とより形成される磁気回路の空隙部29に位置して
いる。本構成下で、電磁コイル26に電流を流すと、電
磁コイル26に軸方向の電磁力が働き、シャフト21が
軸方向に移動し、これに伴い回転磁気ヘッド6が軸方向
に移動する。この実施例によれば、電磁コイル26への
通電電流とシャフト21の変位との間に直線的比例関係
が成立し、また、可動部分の質量を小さくして、周波数
特性を良好にできるという利点がある。その他の効果に
ついては前記図3、図4の構成の場合と同様である。 【0015】図5において、2枚の板ばね23,24は
それぞれが電磁コイル26と同心状でかつその中心軸に
対し軸対称な形状となっている。また各ばねの長手方向
は該ばね23,24間で互に直交するようにして配置さ
れ、うち、板ばね23の長手方向は、回転磁気ヘッド6
が取り付けられた支持板7の方向と一致させてある。こ
れは回転磁気ヘッド6が記録媒体上を走査する際に受け
る外力による該ヘッド6の変位(該ヘッドの回転の半径
方向の変位、回転の接線方向の変位、回転の接線方向に
対するローリング方向の変位等)をできるだけ少なくす
る目的でなされている。回転磁気ヘッド6が受ける外力
としては、記録媒体からの接触反力や回転磁気ヘッド6
(取り付けベースも含む)自体や支持板7等に発生する
遠心力等の回転半径方向力、記録媒体上を回転磁気ヘッ
ド6が接触走査する時の摩擦によって生ずる回転の接線
方向の摩擦力、板ばね23,24で支持され電磁コイル
26、回転磁気ヘッド6、支持板7等から成る可動部に
作用する回転時の遠心力に基づき発生する回転接線方向
を軸としたローリング力、等がある。これらの外力に対
する回転磁気ヘッド6の変位は、板ばね23,24それ
ぞれの平面方向剛性または各ばねの組み合わせによる平
面方向剛性を増大することにより大幅に低減化される。 【0016】一方、電磁コイル26の中心軸に平行な方
向に対しては各板ばね23,24は回転磁気ヘッド6の
該方向への移動変位を容易に大きくとれるようにする必
要があるために低剛性であることが望まれている。従っ
て、板ばね23,24は柔らかい材質のものを組み合わ
せた構成によって中心軸に平行な方向の剛性は低減化す
る一方、中心軸に垂直な平面方向の剛性は高めて上記諸
外力による平面方向変位量を低減化することが必要であ
る。このためには図5に示すように板ばね23,24を
軸方向に2段に設けかつ互に直交する方向とする支持構
成が最も有効である。 【0017】なお、本発明の微動装置は、回転磁気ヘッ
ド6を走査方向と直角方向に動かし、記録媒体上の記録
トラックを正しくトレースする、いわゆるオートトラッ
キングばかりでなく、例えば、回転磁気ヘッド6を走査
方向に動かし、ヘッド回転速度のゆらぎ等に起因する再
生信号のジッタを補償するためにも用いることもでき
る。ただし、この場合は、図1に示す微動装置5のシャ
フト8の軸方向が回転磁気ヘッド6の走査方向と同一に
なるように微動装置5を回転シリンダ1に固定するよう
にする。 【0018】 【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高電圧を必要とせず、しかも、広範囲にわたるヘッドの
移動変位も容易に可能で、信頼性が高い回転磁気ヘッド
の微動装置とすることができ、高記録密度で高画質の家
庭用VTRの製作を容易に可能にするという効果があ
る。特に、ばねを簡易構造にでき組み込みも容易で回転
磁気ヘッドを高精度に支持できる。
【図面の簡単な説明】 【図1】回転磁気ヘッドの微動装置の原理構成を示す断
面図である。 【図2】図1の下面図である。 【図3】図1の微動装置の改良構造を示す下面図であ
る。 【図4】図3の構成の断面図である。 【図5】本発明の回転磁気ヘッドの微動装置の一実施例
を示す下面図である。 【図6】図5の構成の断面図である。 【符号の説明】 1…回転シリンダ、 5…回転磁気ヘッド微動装置、 6…回転磁気ヘッド、 7…ヘッド支持板、 8,21…シャフト、 10,26…電磁コイル、 12,23,24…板ばね、 13,22,14,28…ヨーク、 15,29…空隙、 16,17,27…永久磁石、 19…スペーサ、 20…ストッパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.磁気回路部材の磁場内に挿入される部分を有する可
    動部材をばね部材で支持し、該可動部材を電磁力で移動
    変位させ該可動部材に取付けられた回転磁気ヘッドの位
    置を制御する回転磁気ヘッドの微動装置において、 上記ばね部材が、 曲げ変位により弾性復元力を生ずる構成であって、上記
    可動部材の中心軸に平行な方向の互いに離れた異なる平
    面間においてその長手方向が所定角度で互いに交叉する
    ように配された複数のばね部材であることを特徴とする
    回転磁気ヘッドの微動装置。 2.上記ばね部材は、 板ばねである特許請求の範囲第1項に記載の回転磁気ヘ
    ッドの微動装置。 3.上記ばね部材は、 長手方向が回転磁気ヘッドの取付け方向と一致または略
    一致された構成である特許請求の範囲第1項または第2
    項に記載の回転磁気ヘッドの微動装置。
JP631992A 1992-01-17 1992-01-17 回転磁気ヘッドの微動装置 Expired - Lifetime JPH0670847B2 (ja)

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JPH0536044A JPH0536044A (ja) 1993-02-12
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