JPH0671034U - 直動案内装置 - Google Patents
直動案内装置Info
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- JPH0671034U JPH0671034U JP018658U JP1865893U JPH0671034U JP H0671034 U JPH0671034 U JP H0671034U JP 018658 U JP018658 U JP 018658U JP 1865893 U JP1865893 U JP 1865893U JP H0671034 U JPH0671034 U JP H0671034U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 工作機械等の直動案内装置において、横方向
荷重のモーメントに対する案内レールの剛性を増大し、
また、案内レール上面のボルト孔を廃止して、レール上
面の沈みをなくし、かつベアリングブロック内部への切
粉の侵入を防止する。 【構成】 直線状の案内レール20と、この案内レール
20上を往復動するベアリングブロック40とからなる
直動案内装置であって、ベアリングブロック40は案内
レール20の転がり案内面22上を転動する多数の転動
体44,46とこれらの転動体の循環路43,45とを
備え、また、案内レール20はレール両側部にボルト孔
24を備えて、ボルト50で固定されている。
荷重のモーメントに対する案内レールの剛性を増大し、
また、案内レール上面のボルト孔を廃止して、レール上
面の沈みをなくし、かつベアリングブロック内部への切
粉の侵入を防止する。 【構成】 直線状の案内レール20と、この案内レール
20上を往復動するベアリングブロック40とからなる
直動案内装置であって、ベアリングブロック40は案内
レール20の転がり案内面22上を転動する多数の転動
体44,46とこれらの転動体の循環路43,45とを
備え、また、案内レール20はレール両側部にボルト孔
24を備えて、ボルト50で固定されている。
Description
【0001】
この考案は、工作機械、産業用ロボット等の直線往復運動機構に使用される直 動案内装置に関し、特に工作機械のテーブル送り装置に適した直動案内装置の改 良に関する。
【0002】
直動案内装置は、直線状の案内レールと、この案内レール上を往復動するベア リングブロックとを備え、ベアリングブロックに設けた循環路に多数の転動体を 挿入して循環させる構成である。案内レールを工作機械のベッド等に固定する手 段は、例えば特開昭60−139912号公報に示されるように、案内レールの 中心線に沿って適宜ボルト孔を設け、ボルトでベッドに固定する方式が一般的で ある。
【0003】 このような案内レールの固定方式の場合、固定ボルトが一列に配置されている ため、案内レールに対する横方向荷重のモーメントに比較的弱いという問題があ った。また、案内レールを固定ボルトで締め付けた際に、レール上面が沈んで取 り付け精度が低下するという問題があった。さらにまた、ベアリングブロックの 両端面には案内レール上の切粉が入らないようにワイパーが取り付けられている が、案内レール上面に位置するボルト孔に切粉が堆積してワイパーの効果が妨げ られ、あるいはワイパーの下部がボルト孔により損傷して切粉がベアリングブロ ック内部に侵入しやすくなり、このため切粉が転動体と転がり案内面の間に侵入 してベアリンクブロックの摩擦抵抗が増大して破損するという問題があった。
【0004】
本考案は、ベアリングブロックを支持する案内レールの固定方式を改良して、 横方向荷重のモーメントに対する案内レールの剛性を増大した直動案内装置の提 供を目的とする。 また本考案は、レールの取り付け方式を改良して、レール上面の沈みによる取 り付け精度の低下を防止した直動案内装置の提供を目的とする。 また本考案は、ワイパーの効果が充分に発揮され、ベアリングブロック内部に 切粉が侵入するのを防止した直動案内装置の提供を目的とする。
【0005】
上記課題は、直線状の案内レール(20)と、この案内レール(20)上を往 復動するベアリングブロック(40)とからなる直動案内装置であって、前記ベ アリングブロック(40)が前記案内レール(20)の転がり案内面(22)上 を転動する多数の転動体(44,44’,46,46’)と当該転動体の循環路 (43,43’,45,45’)とを備え、前記案内レール(20)がレール両 側部にボルト孔(24)を備え、ボルト(50)で固定されている本考案の直動 案内装置によって解決できる。
【0006】
以下、図面に基づいて、本考案の実施例を説明する。 図1は、工作機械において、本考案の直動案内装置を用いたテーブルの案内機 構を示す。工作機械のベッド10上には、多角形の断面形状を有する案内レール 20が2本取り付けられている。2本の案内レール20は、工作機械のテーブル 30に取り付けられたベアリングブロック40をそれぞれ載置して、紙面に垂直 な方向に案内する。
【0007】 図2は、案内レール20の断面とエンドプレートを外したベアリングブロック 40の端面とを含む第1実施例の正面図を示す。 ベアリングブロック40は、ブロック本体42の内部両側面にそれぞれ転がり 案内機構を有する。これらの案内機構は、ブロック本体42の中心線に対して左 右対称であるから図示右側のみを説明する。転がり案内機構は、ブロック本体4 2およびその前後端面に取り付けられるエンドプレート(図示せず)により形成 した循環路43および45と、これらの循環路に封入された多数のローラ44お よび46を有している。循環路43および45の一部は、ブロック本体42の内 側に向けて開口し、開口部においてはローラ44、46はリテーナ48により保 持されている。第1実施例の循環路43と45の両軌道面は、ブロック本体42 の内部で立体的に交差している。ブロック本体42は、一部破断して示すように 、上部にボルト孔49が設けられ、ボルト32によって工作機械のテーブル30 に取り付けられている。
【0008】 ベアリングブロック40は、これらの転がり案内機構を介して案内レール20 に遊挿されている。案内レール20は、図2の断面図に示すように、ほぼ逆T字 形の断面を有し、中心線に対して左右対称に転がり案内面22が形成されている 。ベアリングブロック40のローラ44および46は、案内レール20の転がり 案内面22に沿って円滑に転動する。案内レール20は、両側部にボルト孔24 が設けられ、ボルト50によって工作機械のベッド10に設けられたねじ孔12 に固定されている。案内レール20に形成されたボルト孔24は、ボルト50の 径に対して調整代を有している。このため案内レール20は、ベッド10に取り 付けられた位置決めねじ52で、ベッド10の反対側に形成された位置決め面1 4に当接されることにより、正確な位置決めが可能になっている。
【0009】 図4および図5は、案内レール20の断面詳細および変形例を示す。案内レー ル20の上面の両側縁部54は、油受け溝26の外側の線に対して適当な距離d だけ外側に張り出している。案内レール20の上面は傾斜をつけて切削水および 切粉の側方への排出をよくすることもできる。また図4左側半分に示すように案 内レール20の上面に別体のライナー25をレール両端でピン25aにより取り 付けることも可能である。同様にライナー25の上面も図示のように傾斜をつけ てもよい。 さらに図5に示すように、案内レール20の両側縁部54の断面は、下面側に 切欠き54aを形成して切削水の落下の際の水切れをよくすることも可能である 。油受け溝26は、案内レール20に直接設けてもよく、また図4の左側に示す ように長手方向に沿ってプレート27を取り付けた構造の案内溝26としてもよ い。油排出溝29の断面両側には帯状ゴムなどのシール29aを設けてある。
【0010】 上記のように構成された本発明の直動案内装置の作用を説明する。本発明の案 内レール20は、上面の両側縁部54が転がり案内面22及びその下部の油受け 溝26より外方に張り出しているから、加工領域における切削水および切粉は案 内レール20上面から両側縁部54に流れ、油受け溝26の外側に落下する。こ の切削水は案内レール20の端部に設けられた回収タンク(図示せず)に回収さ れ、案内面22の潤滑油が混合することはない。この場合、図4のライナー25 のように上面に傾斜を設けると、さらに案内レール20上面の切削水および切粉 の外方への排出が良好に行われる。 また図5の側縁部54のように、下面に水切り用の切欠き24aが設けられた 場合は、切削水が側縁部54の下面に回り込んで転がり案内面22へ伝わるのが 防止され、切削水と潤滑油の分離が一層効果的に行われる。
【0011】 一方案内レール20の転がり案内面22に対して施された潤滑油は、案内面に 沿って案内レール20の下部の油受け溝26に落下し、適所に設けられた油排出 孔28から案内レール下面の油排出溝29に集められ、案内レール20の端部に 設けられた潤滑油回収タンク(図示せず)に回収される。この回収された潤滑油 には切削水は混合していないので、従来のように切削水によって潤滑油回収タン クがすぐにオーバーフローするようなことは防止される。また、案内レールの転 がり案内面の潤滑油は油受け溝に沿って流れ、油排出孔、油排出溝を通って潤滑 油回収タンクに集められる。したがって案内レール上面の切粉が転がり案内面に 侵入してローラとの間に噛み込むのが防止され、また切削水による潤滑油被膜の 乳化による潤滑能力の低下が防止される効果がある。さらに、切削水と潤滑油の 混合が防止され、したがってバクテリアによる腐敗のため切削水が酸性になるの が防止され、直動案内装置の防錆に効果がある。
【0012】 本考案の直動案内装置は上記のように構成されているから、案内レール20を 例えば工作機械のベッド10に取り付けるときは、案内レール20の両側のボル ト孔24とベッドのねじ孔12を一致させ、ボルト50によって取り付けること ができる。この場合、位置決め面14と位置決めねじ52によって精度の高い位 置決めが可能である。また、油排出溝29を設けたため、締付け面21の精度管 理が容易であるから、ボルト50による案内レール20の取付け精度が向上する 。 次に、工作機械のテーブル30の下面に取り付けられた各ベアリングブロック 40の転がり案内機構を案内レール20の転がり案内面22にはめ込み、ベアリ ングブロック40の両端面のエンドプレート(図示せず)を取り付けることによ って、ローラ44および46が循環路43および45内にそれぞれ安定して保持 される。
【0013】 このように構成された本考案の案内レールの横方向荷重に対する剛性を、従来 の中心線上で固定した案内レールの場合と比較する。図3において、図示左側は 従来の直動案内装置の案内レール、図示右側はこの考案による直動案内装置の案 内レールの各断面図である。各案内レールの主要な寸法および荷重をそれぞれ図 示のように想定すると、横荷重Fが上下の転動体の中間の高さBで案内レールに 作用するものとして、従来および本考案の案内レールの固定ボルトにかかる力は 次のようになる。 従来の案内レールの固定ボルトに加わる力: Q1=F・B/(A/2) 本考案の案内レールの固定ボルトに加わる力: Q2=F・B/C したがって、 Q2/Q1=A/2C 例えば、C=1.5Aとすると、 Q2/Q1=1/3 すなわち本考案のように、案内レールの両側部に固定ボルトを設けた場合、固 定ボルトに加わる力は、従来の中心線上一列の固定ボルトに加わる力の約1/3 となる。したがって、従来および本考案の各直動案内装置に同一の横荷重が作用 した場合、本考案の案内装置は約3倍の剛性を有することになる。
【0014】 なお第1実施例のローラの配置の場合、横荷重の作用線のベッド面からの高さ が従来のボールの場合に比べて低くなり、したがって横荷重モーメントF・Bも 従来より小さくなるので、同一横荷重に対する案内レールの剛性は、この点から も従来より有利となる。
【0015】 図6は図2と同様に、この考案の第2実施例を示す。この直動案内装置は、ベ アリングブロック40におけるローラの循環路および案内レールにおける転がり 案内面の各配列が、第1実施例の場合と異なる。案内レール20の転がり案内面 22’は、図示のように案内レール20の両側に対称に設けられている。ローラ 循環路43’および45’は、ブロック本体42の内部において、その両軌道面 が第1実施例のように交差しない配置となっている。リテーナ48’は、ローラ 44’および46’に対して設けられている。第2実施例においてローラ循環路 43’および45’の両軌道面を交差しない配置としたことにより、ブロック本 体42における循環路の構造が簡単になり、第1実施例の場合よりコスト面で有 利となる。その他の効果は第1実施例と同様である。
【0016】
以上説明したように本考案の直動案内装置は、案内レールの両側部に取付用ボ ルト孔を設け、2列の固定ボルトで工作機械のベッド等に固定したことにより、 横方向荷重のモーメントに対する案内レールの剛性が大幅に増し、したがって、 工作機械の加工精度が向上する。また、案内レール上面のボルト孔をなくしたこ とにより、レールをボルトで締め付けた際のレール上面の沈みがなくなるので、 案内レールの取り付け精度が向上する。さらにまた、案内レール上面のボルト孔 がなくなったので、ワイパーの効果が充分に発揮され、ベアリングブロック内部 への切粉の侵入が防止される。
【提出日】平成5年12月14日
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】考案の詳細な説明
【補正方法】変更
【0001】
この考案は、工作機械、産業用ロボット等の直線往復運動機構に使用される直 動案内装置に関し、特に工作機械のテーブル送り装置に適した直動案内装置の改 良に関する。
【0002】
直動案内装置は、直線状の案内レールと、この案内レール上を往復動するベア リングブロックとを備え、ベアリングブロックに設けた循環路に多数の転動体を 挿入して循環させるものである。案内レールを工作機械のベッド等に固定する手 段は、例えば特開昭60−139912号公報に示されるように、案内レールの 中心線に沿って適宜ボルト孔を設け、ボルトでベッドに固定する方式が一般的で ある。
【0003】 このような案内レールの固定方式の場合、固定ボルトが一列に配置されている ため、案内レールに対する横方向荷重のモーメントに比較的弱いという問題があ った。また、案内レールを固定ボルトで締め付けた際に、レール上面が沈んで取 り付け精度が低下するという問題があった。さらにまた、ベアリングブロックの 両端面には案内レール上の切粉が入らないようにワイパーが取り付けられている が、案内レール上面に位置するボルト孔に切粉が堆積してワイパーの効果が妨げ られ、あるいはワイパーの下部がボルト孔により損傷して切粉がベアリングブロ ック内部に侵入しやすくなり、このため切粉が転動体と転がり案内面の間に侵入 し、ベアリンクブロックの摩擦抵抗が増大して破損するという問題があった。
【0004】
本考案は、ベアリングブロックを支持する案内レールの固定方式を改良して、 横方向荷重のモーメントに対する案内レールの剛性を増大した直動案内装置の提 供を目的とする。 また本考案は、レールの取り付け方式を改良して、レール上面の沈みによる取 り付け精度の低下を防止した直動案内装置の提供を目的とする。 また本考案は、ワイパーの効果が充分に発揮され、ベアリングブロック内部に 切粉が侵入するのを防止した直動案内装置の提供を目的とする。
【0005】
上記課題は、直線状の案内レール(20)と、この案内レール(20)上を往 復動するベアリングブロック(40)とからなる直動案内装置であって、前記ベ アリングブロック(40)が前記案内レール(20)の転がり案内面(22)上 を転動する多数の転動体(44,44’,46,46’)と当該転動体の循環路 (43,43’,45,45’)とを備え、前記案内レール(20)がレール両 側部にボルト孔(24)を備え、ボルト(50)で固定されている本考案の直動 案内装置によって解決できる。
【0006】
以下、図面に基づいて本考案の実施例を説明する。 図1は、工作機械において、本考案の直動案内装置を用いたテーブルの案内機 構を示す。工作機械のベッド10上には、多角形の断面形状を有する案内レール 20が2本取り付けられている。2本の案内レール20は、工作機械のテーブル 30に取り付けられたベアリングブロック40をそれぞれ載置して、紙面に垂直 な方向に案内する。
【0007】 図2は、案内レール20の断面とエンドブレートを外したベアリングブロック 40の端面とを含む第1実施例の正面図を示す。 ベアリングブロック40は、ブロック本体42の内部両側面にそれぞれ転がり 案内機構を有する。これらの案内機構は、ブロック本体42の中心線に対して左 右対称であるから図示右側のみを説明する。転がり案内機構は、ブロック本体4 2およびその前後端面に取り付けられるエンドプレート(図示せず)により形成 した循環路43および45と、これらの循環路に封入された多数のローラ44お よび46を有している。循環路43および45の一部は、ブロック本体42の内 側に向けて開口し、開口部においてはローラ44、46はリテーナ48により保 持されている。第1実施例の循環路43と45の両軌道面は、ブロック本体42 の内部で立体的に交差している。ブロック本体42は、一部破断して示すように 、上部にボルト孔49が設けられ、ボルト32によって工作機械のテーブル30 に取り付けられている。
【0008】 ベアリングブロック40は、これらの転がり案内機構を介して案内レール20 に遊挿されている。案内レール20は、図2の断面図に示すように、ほぼ逆T字 形の断面を有し、中心線に対して左右対称に転がり案内面22が形成されている 。ベアリングブロック40のローラ44および46は、案内レール20の転がり 案内面22に沿って円滑に転動する。案内レール20は、両側部にボルト孔24 が設けられ、ボルト50によって工作機械のベッド10に設けられたねじ孔12 に固定されている。案内レール20に形成されたボルト孔24は、ボルト50の 径に対して調整代を有している。このため案内レール20は、ベッド10に取り 付けられた位置決めねじ52で、ベッド10の反対側に形成された位置決め面1 4に当接されることにより、正確な位置決めが可能になっている。
【0009】 案内レール20の下面は、ボルト50による締付け面26を除いて、中央部分 が長手方向の下面溝28として肉抜きされている。このため平滑度を要求される 締付け面26の面積を必要最小にすることができる。下面溝28は転がり案内面 22の潤滑油の排出溝などに利用できる。
【0010】 本考案の直動案内装置は上記のように構成されているから、案内レール20を 例えば工作機械のベッド10に取り付けるときは、案内レール20の両側のボル ト孔24とベッドのねじ孔12を一致させ、ボルト50によって取り付けること ができる。この場合、位置決め面14と位置決めねじ52によって精度の高い位 置決めが可能である。また、下面溝28を設けたため、締付け面26の精度管理 が容易であるから、ボルト50による案内レール20の取付け精度が向上する。 次に、工作機械のテーブル30の下面に取り付けられた各ベアリングブロック 40の転がり案内機構を案内レール20の転がり案内面22にはめ込み、ベアリ ングブロック40の両端面のエンドプレート(図示しない)を取り付けることに よって、ローラ44および46が循環路43および45内にそれぞれ安定して保 持される。
【0011】 このように構成された本考案の案内レールの横方向荷重に対する剛性を、従来 の中心線上で固定した案内レールの場合と比較する。図3において、図示左側は 従来の直動案内装置の案内レール、図示右側はこの考案による直動案内装置の案 内レールの各断面図である。各案内レールの主要な寸法および荷重をそれぞれ図 示のように想定すると、横荷重Fが上下の転動体の中間の高さBで案内レールに 作用するものとして、従来および本考案の案内レールの固定ボルトにかかる力は 次のようになる。 従来の案内レールの固定ボルトに加わる力: Q1=F・B/(A/2) 本考案の案内レールの固定ボルトに加わる力: Q2=F・B/C したがって、 Q2/Q1=A/2C 例えば、C=1.5Aとすると、 Q2/Q1=1/3 すなわち本考案のように、案内レールの両側部に固定ボルトを設けた場合、固定 ボルトに加わる力は、従来の中心線上一列の固定ボルトに加わる力の約1/3と なる。したがって、従来および本考案の各直動案内装置に同一の横荷重が作用し た場合、本考案の案内装置はほぼ3倍の剛性を有することになる。
【0012】 なお第1実施例のローラの配置の場合、横荷重の作用線のベッド面からの高さ が従来のボールの場合に比べて低くなり、したがって横荷重モーメントFBも従 来より小さくなるので、同一横荷重に対する案内レールの剛性は、この点からも 従来より有利となる。
【0013】 図4は図2と同様に、この考案の第2実施例を示す。この直動案内装置は、ベ アリングブロック40におけるローラの循環路および案内レールにおける転がり 案内面の各配列が、第1実施例の場合と異なる。案内レール20の転がり案内面 22’は、図示のように案内レール20の両側に対称に設けられている。ローラ 循環路43’および45’は、ブロック本体42の内部において、その両軌道面 が第1実施例のように交差しない配置となっている。リテーナ48’は、ローラ 44’および46’に対して設けられている。第2実施例においてローラ循環路 43’および45’の両軌道面を交差しない配置としたことにより、ブロック本 体42における循環路の構造が簡単になり、第1実施例の場合よりコスト面で有 利となる。その他の効果は第1実施例と同様である。
【0014】
以上説明したように本考案の直動案内装置は、案内レールの両側部に取付用ボ ルト孔を設け、2列の固定ボルトで工作機械のベッド等に固定したことにより、 横方向荷重のモーメントに対する案内レールの剛性が大幅に増し、したがって、 工作機械の加工精度が向上する。また、案内レール上面のボルト孔をなくしたこ とにより、レールをボルトで締め付けた際のレール上面の沈みがなくなるので、 案内レールの取り付け精度が向上する。さらにまた、案内レール上面のボルト孔 がなくなったので、ワイパーの効果が充分に発揮され、ベアリングブロック内部 への切粉の侵入が防止される。
【図1】本考案の概要を示す正面図である。
【図2】第1実施例の一部断面を含む正面図である。
【図3】本考案と従来の各直動案内装置の横荷重に対す
る図4,図5剛性の比較説明図である。
る図4,図5剛性の比較説明図である。
【図6】第2実施例の一部断面を含む正面図である。
10 ベッド 20 案内レール 22 転がり案内面 24 ボルト孔 30 テーブル 40 ベアリングブロック 42 ブロック本体 43,43’,45,45’ 循環路 44,44’,46,46’ ローラ 50 ボルト
【手続補正書】
【提出日】平成5年12月14日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】請求項1
【補正方法】変更
【補正内容】
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の概要を示す正面図である。
【図2】第1実施例の一部断面を含む正面図である。
【図3】本考案と従来の各直動案内装置の横荷重に対す
る剛性の比較説明図である。
る剛性の比較説明図である。
【図4】第2実施例の一部断面を含む正面図である。
【符号の説明】 10 ベッド 20 案内レール 22 転がり案内面 24 ボルト孔 30 テーブル 40 ベアリングブロック 42 ブロック本体 43,43’,45,45’ 循環路 44,44’,46,46’ ローラ 50 ボルト
【手続補正3】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図3】
【図2】
【図4】
Claims (2)
- 【請求項1】 直線状の案内レールと、この案内レール
上を往復動するベアリングブロックとからなる直動案内
装置であって、前記ベアリングブロックが前記案内レー
ルの転がり案内面上を転動する多数の転動体と当該転動
体の循環路とを備え、前記案内レールがレール両側部に
ボルト孔で備え、固定されえている直動案内装置。 - 【請求項2】 前記転動体がローラからなる、請求項1
に記載の直動案内装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP018658U JPH0671034U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 直動案内装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP018658U JPH0671034U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 直動案内装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0671034U true JPH0671034U (ja) | 1994-10-04 |
Family
ID=11977720
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP018658U Pending JPH0671034U (ja) | 1993-03-11 | 1993-03-11 | 直動案内装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0671034U (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2012154462A (ja) * | 2011-01-28 | 2012-08-16 | Nsk Ltd | リニアガイド装置およびその使用方法 |
| CN113478244A (zh) * | 2021-08-09 | 2021-10-08 | 田原建川 | 一种使用冷却切削润滑液的智能浮动硬轨滑块 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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1993
- 1993-03-11 JP JP018658U patent/JPH0671034U/ja active Pending
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