JPH0672006A - 記録方法 - Google Patents
記録方法Info
- Publication number
- JPH0672006A JPH0672006A JP4232287A JP23228792A JPH0672006A JP H0672006 A JPH0672006 A JP H0672006A JP 4232287 A JP4232287 A JP 4232287A JP 23228792 A JP23228792 A JP 23228792A JP H0672006 A JPH0672006 A JP H0672006A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- recording
- liquid
- latent image
- image
- heating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Printing Methods (AREA)
- Duplication Or Marking (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明の目的は、個人的な印刷に用いるような
場合、簡易な構造による記録が行える記録方法を提供す
ることにある。 【構成】本発明は、内部に液体供給部18Bと加熱部1
3とを備えたペン10によって、記録体上で液体との接
触下における加熱に応じた液体に対する後退接触角を変
化させることにより潜像の書き込みおよびその確認を行
い、この潜像を可視像処理したものを記録紙22に転写
させて印刷物を得るようにしたことを特徴としている。
場合、簡易な構造による記録が行える記録方法を提供す
ることにある。 【構成】本発明は、内部に液体供給部18Bと加熱部1
3とを備えたペン10によって、記録体上で液体との接
触下における加熱に応じた液体に対する後退接触角を変
化させることにより潜像の書き込みおよびその確認を行
い、この潜像を可視像処理したものを記録紙22に転写
させて印刷物を得るようにしたことを特徴としている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録方法に関し、さら
に詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選
択的にまたは選択的かつ可逆的に加熱温度に応じた後退
接触角を示す領域を形成する方法を用いる記録方法に関
する。
に詳しくは、表面が特定性状を示す記録体の表面に、選
択的にまたは選択的かつ可逆的に加熱温度に応じた後退
接触角を示す領域を形成する方法を用いる記録方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、表面を液体付着性領域と
非液体付着領域とに区分けして画像形成に供する手段の
一つとして、水(湿し水)なし平版印刷を用いたオフセッ
ト印刷がある。
非液体付着領域とに区分けして画像形成に供する手段の
一つとして、水(湿し水)なし平版印刷を用いたオフセッ
ト印刷がある。
【0003】しかしながら、このようオフセット印刷に
あっては、原版から製版工程および刷板からの印刷工程
までを一つの装置内に組み込むことが困難であり、製版
および印刷に係る装置を小型化することが難しい場合が
多かった。
あっては、原版から製版工程および刷板からの印刷工程
までを一つの装置内に組み込むことが困難であり、製版
および印刷に係る装置を小型化することが難しい場合が
多かった。
【0004】そこで、このような問題を解決する方法と
して、特に、表面に液体付着領域と非液体付着領域とを
形成することが可能で、かつ繰返し使用が可能な記録方
式として、 (1)疎水性の光導電体層に対して外部から、帯電、露
光、現像の各工程を実行することによって疎水性部と親
水性部とを区分して形成し、親水性部のみに水性現像剤
を付着させて紙などに転写する水性現像方式。 (2)フォトクロミック材料に対する紫外線照射を行な
い、照射された部分を親水性化したフォトクロミック化
合物に変性させるフォトクロミック材料の光学反応を利
用した方式。 (3)不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を形成する内部偏倚力の
作用を利用した方式が提案されている。
して、特に、表面に液体付着領域と非液体付着領域とを
形成することが可能で、かつ繰返し使用が可能な記録方
式として、 (1)疎水性の光導電体層に対して外部から、帯電、露
光、現像の各工程を実行することによって疎水性部と親
水性部とを区分して形成し、親水性部のみに水性現像剤
を付着させて紙などに転写する水性現像方式。 (2)フォトクロミック材料に対する紫外線照射を行な
い、照射された部分を親水性化したフォトクロミック化
合物に変性させるフォトクロミック材料の光学反応を利
用した方式。 (3)不定形状態と結晶状態を物理的変化により形成し、
液体インクの付着・非付着領域を形成する内部偏倚力の
作用を利用した方式が提案されている。
【0005】しかし、このような方式にあっては、多く
の工程を必要としたり(水性現像方式)、あるいは、量子
効率が悪いことに原因して反応時間および記録時間が長
くなってしまったり安定性に欠けたり(フォトクロミッ
ク材料の光学反応を利用した方式)、温度変化によって
記録前の物理的構造状態が不安定になり保存性に問題が
あったり、記録された情報パターンを消去する際に煩雑
性がある(内部偏倚力を利用した方式)等の不具合があっ
た。
の工程を必要としたり(水性現像方式)、あるいは、量子
効率が悪いことに原因して反応時間および記録時間が長
くなってしまったり安定性に欠けたり(フォトクロミッ
ク材料の光学反応を利用した方式)、温度変化によって
記録前の物理的構造状態が不安定になり保存性に問題が
あったり、記録された情報パターンを消去する際に煩雑
性がある(内部偏倚力を利用した方式)等の不具合があっ
た。
【0006】そこで、このような問題に対処するため、
本発明者らは、次のような画像記録方法を提案した。す
なわち、この方法は、記録体の表面に液体、または蒸気
さらには加熱によって液体に変化する固体と接触した状
態で加熱し、加熱温度に応じて液体に対する後退接触角
を変化させて液体のぬれ性の違いを利用した潜像を形成
し、この潜像を顕色剤を含有した記録剤に接触させて顕
像化処理した可視像を記録紙に転写する方法である(特
開平3ー178478号公報)。この方法においては、
画像信号に応じて加熱することにより後退接触角が低下
した位置で、液体が弾かれることなくぬれやすくなるの
を利用して画像に応じた潜像を形成することができ、ま
た、液体が接触していない状態での加熱によって上記後
退接触角を高めることにより記録体の表面を撥液性の状
態に復帰させるようにして、選択的にまたは選択的かつ
可逆的に画像の記録を行なうことができる。
本発明者らは、次のような画像記録方法を提案した。す
なわち、この方法は、記録体の表面に液体、または蒸気
さらには加熱によって液体に変化する固体と接触した状
態で加熱し、加熱温度に応じて液体に対する後退接触角
を変化させて液体のぬれ性の違いを利用した潜像を形成
し、この潜像を顕色剤を含有した記録剤に接触させて顕
像化処理した可視像を記録紙に転写する方法である(特
開平3ー178478号公報)。この方法においては、
画像信号に応じて加熱することにより後退接触角が低下
した位置で、液体が弾かれることなくぬれやすくなるの
を利用して画像に応じた潜像を形成することができ、ま
た、液体が接触していない状態での加熱によって上記後
退接触角を高めることにより記録体の表面を撥液性の状
態に復帰させるようにして、選択的にまたは選択的かつ
可逆的に画像の記録を行なうことができる。
【0007】いま、この方法を用いた記録装置の一例
を、図7において説明すると、次のとおりである。図7
に示されている装置は、潜像形成後に現像を行なう構成
を備えている。すなわち、この記録装置1は、記録体
2、潜像形成部3、現像部4、転写部5およびクリーニ
ング部6を主要構成としており、図において記録体2
は、支持体をなすドラム状の基体表面に、記録材料、つ
まり、液体との接触下において加熱されることにより後
退接触角が低下して液体が付着しやすくなる性質をもた
せた層を設けて構成されている。そして、潜像形成部3
は、水溶液を収容した溶液タンク3Aと、上記記録体2
との間に水溶液を接触させた状態で加熱するサーマルヘ
ッド3Bとを備えて構成されている。また、現像部4
は、顕色剤である色剤を含有する現像インクを収容して
いる現像タンク4Aと、この現像タンク4A中に周面の
一部を浸漬させている現像ローラー4Bとを備え、例え
ば、現像ローラーを発泡ウレタン材料からなるスポンジ
によって構成し、現像インクを毛管現象によって記録体
2に向け汲み上げるようになっている。そして、転写部
5は、記録体2と対向して記録紙を挟持搬送できるロー
ラによって構成され、また、クリーニング部6は、イン
クを除去するためのクリーナー6Aと除像ヒーター6B
とで構成されている。従って、液体との接触下において
加熱温度に応じた後退接触角が低下した位置に付着する
液体は、現像部4において供給されるインクによって可
視像をなし、この可視像は転写部4において、記録紙S
に転写される。一方、画像転写を終えた記録体2は、ク
リーナー6Aによって、残存するインクを除去されると
共に、液体の接触下にない状態で加熱する除像ヒーター
6Bによりその記録層を、撥液性を有する元の状態に復
元される。従って、印刷機的な使用モードの場合には、
除像ヒータ6Bによる潜像の消去を行なわないようにし
て、潜像にメモリー的な機能を持たせて、現像、クリー
ニングが繰り返されることにより複数枚の印刷が行な
え、そして、プリンター的な使用モードの場合には、除
像ヒータ6Bにより除像して、再度潜像を形成すること
により、新たな内容の潜像を基にした現像、転写、クリ
ーニングが繰り返される。
を、図7において説明すると、次のとおりである。図7
に示されている装置は、潜像形成後に現像を行なう構成
を備えている。すなわち、この記録装置1は、記録体
2、潜像形成部3、現像部4、転写部5およびクリーニ
ング部6を主要構成としており、図において記録体2
は、支持体をなすドラム状の基体表面に、記録材料、つ
まり、液体との接触下において加熱されることにより後
退接触角が低下して液体が付着しやすくなる性質をもた
せた層を設けて構成されている。そして、潜像形成部3
は、水溶液を収容した溶液タンク3Aと、上記記録体2
との間に水溶液を接触させた状態で加熱するサーマルヘ
ッド3Bとを備えて構成されている。また、現像部4
は、顕色剤である色剤を含有する現像インクを収容して
いる現像タンク4Aと、この現像タンク4A中に周面の
一部を浸漬させている現像ローラー4Bとを備え、例え
ば、現像ローラーを発泡ウレタン材料からなるスポンジ
によって構成し、現像インクを毛管現象によって記録体
2に向け汲み上げるようになっている。そして、転写部
5は、記録体2と対向して記録紙を挟持搬送できるロー
ラによって構成され、また、クリーニング部6は、イン
クを除去するためのクリーナー6Aと除像ヒーター6B
とで構成されている。従って、液体との接触下において
加熱温度に応じた後退接触角が低下した位置に付着する
液体は、現像部4において供給されるインクによって可
視像をなし、この可視像は転写部4において、記録紙S
に転写される。一方、画像転写を終えた記録体2は、ク
リーナー6Aによって、残存するインクを除去されると
共に、液体の接触下にない状態で加熱する除像ヒーター
6Bによりその記録層を、撥液性を有する元の状態に復
元される。従って、印刷機的な使用モードの場合には、
除像ヒータ6Bによる潜像の消去を行なわないようにし
て、潜像にメモリー的な機能を持たせて、現像、クリー
ニングが繰り返されることにより複数枚の印刷が行な
え、そして、プリンター的な使用モードの場合には、除
像ヒータ6Bにより除像して、再度潜像を形成すること
により、新たな内容の潜像を基にした現像、転写、クリ
ーニングが繰り返される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、このような
記録方法を用いた装置は、上述したように、印刷機、あ
るいはプリンタ等の比較的大量の印刷物を得るには好都
合であるものの、反面、年賀状やハガキ等、比較的少量
でしかも多品種の個人的な印刷に用いることも可能であ
るが、この場合には装置が大型過ぎることや高価になり
がちであることから、簡単に入手できなくなる虞れがあ
る。従って、個人的な印刷を行おうとする場合において
も潜像形成、現像および転写等の工程が必要であるが、
これら工程を手動により実行するようにして、装置構造
を簡略化することにより低価格のものとすることが望ま
れる。
記録方法を用いた装置は、上述したように、印刷機、あ
るいはプリンタ等の比較的大量の印刷物を得るには好都
合であるものの、反面、年賀状やハガキ等、比較的少量
でしかも多品種の個人的な印刷に用いることも可能であ
るが、この場合には装置が大型過ぎることや高価になり
がちであることから、簡単に入手できなくなる虞れがあ
る。従って、個人的な印刷を行おうとする場合において
も潜像形成、現像および転写等の工程が必要であるが、
これら工程を手動により実行するようにして、装置構造
を簡略化することにより低価格のものとすることが望ま
れる。
【0009】一方、個人的な使用の際には、一般の手書
きの場合と同様に、書き込む時点で潜像の形成が行われ
て、これを確認できるようにすることが望まれる。従っ
て、このような要求に対しては、書き込みのために用い
られる手段において、記録体表面と接触した状態で加熱
し、内容を確認できる状態で潜像形成が行なえる簡易な
書き込み手段が必要になる。
きの場合と同様に、書き込む時点で潜像の形成が行われ
て、これを確認できるようにすることが望まれる。従っ
て、このような要求に対しては、書き込みのために用い
られる手段において、記録体表面と接触した状態で加熱
し、内容を確認できる状態で潜像形成が行なえる簡易な
書き込み手段が必要になる。
【0010】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
記録方法を用いる場合、特に、個人的な印刷に用いるよ
うな場合、簡易な構造による記録が行える記録方法を提
供することにある。
記録方法を用いる場合、特に、個人的な印刷に用いるよ
うな場合、簡易な構造による記録が行える記録方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、記録体の表面に対して、液
体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変化する固
体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に
対する後退接触角を変化させて形成された潜像に顕色剤
を含有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可
視像を記録紙に転写させる記録方法において、内部に上
記加熱部と液体供給部とを有するペンによって上記潜像
を形成することを特徴としている。
め、請求項1記載の発明は、記録体の表面に対して、液
体、または蒸気あるいは加熱によって液体に変化する固
体を接触させた状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に
対する後退接触角を変化させて形成された潜像に顕色剤
を含有した記録剤を接触させて可視像を形成し、この可
視像を記録紙に転写させる記録方法において、内部に上
記加熱部と液体供給部とを有するペンによって上記潜像
を形成することを特徴としている。
【0012】請求項2記載の発明は、記録体として、基
板の表裏両面に記録材料からなる記録層を形成されてい
るものを用いる特徴としている。
板の表裏両面に記録材料からなる記録層を形成されてい
るものを用いる特徴としている。
【0013】
【作用】請求項1記載の発明においては、ペンの内部に
加熱部および液体供給部を配置し、このペンの加熱部お
よび液体供給部を記録体に当接させることにより、記録
体表面を液体の接触下において加熱部による選択的な加
熱を行うことによって手書きによる記録が行える。ま
た、請求項2記載の発明においては、ペンの加熱部およ
び液体供給部と対面する側の記録層に形成された潜像の
向きを反転させて、所謂、逆転された潜像が上記加熱部
および液体供給部と対面する側と反対側の面に形成さ
れ、この反転像が記録剤に転写された際には、その像の
向きが書き込み時点の像の向きと整合させた正転像に変
換される。
加熱部および液体供給部を配置し、このペンの加熱部お
よび液体供給部を記録体に当接させることにより、記録
体表面を液体の接触下において加熱部による選択的な加
熱を行うことによって手書きによる記録が行える。ま
た、請求項2記載の発明においては、ペンの加熱部およ
び液体供給部と対面する側の記録層に形成された潜像の
向きを反転させて、所謂、逆転された潜像が上記加熱部
および液体供給部と対面する側と反対側の面に形成さ
れ、この反転像が記録剤に転写された際には、その像の
向きが書き込み時点の像の向きと整合させた正転像に変
換される。
【0014】
【実施例】以下、図1乃至図6において、本発明の詳細
を説明する。図1は、本発明による記録方法を実行する
ために用いられる書き込み手段を示している。この書き
込み手段は、通常用いられる筆記用のボールペンと同様
な形状をなすものであり、このペン10は、円筒状をな
す樹脂製の外筒10Aの内部に液体Lを充填された内筒
10Bを装填されており、この内筒10Bの先端にはボ
ール12が設けられ、このボール12の回転によりボー
ル12と内筒内面との間の隙間から液体Lを流出させる
ようになっている。内筒10B内に充填されている液体
Lは、書き込み時にその内容を確認できるように、本実
施例においては、色剤を含ませてある。一方、内筒10
Bに位置するボール2の近傍には、その内筒10Bの外
周を囲繞した状態で加熱部材であるヒータ13が設けら
れている。このヒータ13は、その外側の周面に配置さ
れた断熱材14を介して外筒10Aに固定されている。
この断熱材14は、上述したヒータ13と外筒10Aと
の間の断熱を行うと共に、外筒10Aと内筒10Bおよ
びヒータ13との間の緩衝機能を持たせるために、例え
ば、耐熱ゴム等の弾性体が用いられている。
を説明する。図1は、本発明による記録方法を実行する
ために用いられる書き込み手段を示している。この書き
込み手段は、通常用いられる筆記用のボールペンと同様
な形状をなすものであり、このペン10は、円筒状をな
す樹脂製の外筒10Aの内部に液体Lを充填された内筒
10Bを装填されており、この内筒10Bの先端にはボ
ール12が設けられ、このボール12の回転によりボー
ル12と内筒内面との間の隙間から液体Lを流出させる
ようになっている。内筒10B内に充填されている液体
Lは、書き込み時にその内容を確認できるように、本実
施例においては、色剤を含ませてある。一方、内筒10
Bに位置するボール2の近傍には、その内筒10Bの外
周を囲繞した状態で加熱部材であるヒータ13が設けら
れている。このヒータ13は、その外側の周面に配置さ
れた断熱材14を介して外筒10Aに固定されている。
この断熱材14は、上述したヒータ13と外筒10Aと
の間の断熱を行うと共に、外筒10Aと内筒10Bおよ
びヒータ13との間の緩衝機能を持たせるために、例え
ば、耐熱ゴム等の弾性体が用いられている。
【0015】また、外筒10Aには、電源回路15に接
続されている制御回路16およびスイッチ17が設けら
れており、このうち、スイッチ17は、人によってペン
10が握られて押し込まれたときにのみ電源回路15か
らヒータ13への通電路を設定することにより、書き込
み時のみの通電を行うようにして非書き込み時での発熱
による火傷や無駄な電力の消費を抑える構成とされてい
る。
続されている制御回路16およびスイッチ17が設けら
れており、このうち、スイッチ17は、人によってペン
10が握られて押し込まれたときにのみ電源回路15か
らヒータ13への通電路を設定することにより、書き込
み時のみの通電を行うようにして非書き込み時での発熱
による火傷や無駄な電力の消費を抑える構成とされてい
る。
【0016】このような構成のペン10においては、ス
イッチ17を押し込んでヒータ13により内筒10B内
の液体Lを加熱し、この状態で記録体上で書き込みたい
位置にペン10を押し当てて内筒10B内から加熱され
た液体Lを流出させる。従って、記録体上では、液体の
接触下において加熱された状態が得られ、液体に対する
後退接触角が他の記録体上と異なることを利用して潜像
が形成されることになる。なお、上述した書き込み手順
は、予め液体を加熱したうえでその液体を記録体に接触
させるようして液体Lの温度の立上りの点で迅速性が得
られるが、これに限ることなく、ペン10を記録体上に
押し付けて液体Lを流出させたうえで、スイッチ7を押
し込んで液体との接触下にある記録体を液体Lを介して
加熱するようにしてもよい。
イッチ17を押し込んでヒータ13により内筒10B内
の液体Lを加熱し、この状態で記録体上で書き込みたい
位置にペン10を押し当てて内筒10B内から加熱され
た液体Lを流出させる。従って、記録体上では、液体の
接触下において加熱された状態が得られ、液体に対する
後退接触角が他の記録体上と異なることを利用して潜像
が形成されることになる。なお、上述した書き込み手順
は、予め液体を加熱したうえでその液体を記録体に接触
させるようして液体Lの温度の立上りの点で迅速性が得
られるが、これに限ることなく、ペン10を記録体上に
押し付けて液体Lを流出させたうえで、スイッチ7を押
し込んで液体との接触下にある記録体を液体Lを介して
加熱するようにしてもよい。
【0017】一方、図2は、上述したペン10を用いる
場合の記録体が示されており、この記録体18は、ポリ
エチレン等の樹脂基板18A上に、液体との接触下にお
いて加熱されることにより液体に対する後退接触角を変
化させる特性を有する含フッ素アクリレート材料等の記
録材が塗布された記録層18Bを設けて構成されてい
る。
場合の記録体が示されており、この記録体18は、ポリ
エチレン等の樹脂基板18A上に、液体との接触下にお
いて加熱されることにより液体に対する後退接触角を変
化させる特性を有する含フッ素アクリレート材料等の記
録材が塗布された記録層18Bを設けて構成されてい
る。
【0018】従って、このような記録体8を用いて上述
したペン10による書き込みを行う場合には、例えば、
ヒータ13に通電がなされて80℃の温度に設定された
液体との接触によって液体に対する後退接触角が低くな
り、所謂、液体の付着性が高められた部分に潜像が形成
され、この潜像を視認することができる。
したペン10による書き込みを行う場合には、例えば、
ヒータ13に通電がなされて80℃の温度に設定された
液体との接触によって液体に対する後退接触角が低くな
り、所謂、液体の付着性が高められた部分に潜像が形成
され、この潜像を視認することができる。
【0019】次に、上述したペン10および記録体18
を用いて潜像形成が行われると、この記録体上の潜像
を、例えば、ハガキ等に転写して印刷物を得ることが必
要になる。図3は、この場合を説明するための模式図で
あり、この場合には、記録体18を捲装するドラム19
とこのドラム19上の記録体18に当接可能な転写ドラ
ム20が用いられる。そして、この構成において、記録
体18上の潜像は、ドラム19上に捲装された状態でイ
ンク等の現像剤を供給するためにスポンジローラ等で構
成されたインクローラ21によって可視像処理され、転
写ドラム20上に転写される。この転写ドラム20に可
視像を転写する理由は、ペン10によって書き込まれた
記録体18上の可視像の向きを反転させ、この反転した
像をハガキ等の記録紙に再度、反転転写することによっ
て、書き込まれた像と最終的に転写された像とを、その
向きを整合させるためである。従って、転写ドラム20
上に転写された可視像は、基板上に載置されているハガ
キ等の記録紙22上に転写されることにより、書き込ん
だときの向きと同じ向きの可視像が形成されることにな
る。図3に示した印刷の際の工程を実行するための装置
の構成は図4に示されている。すなわち、図4におい
て、符号23で示すホルダは、記録体18を捲装するド
ラム19をはさんで対向する位置に転写ドラム20およ
びインクローラ21を配置し、かつ、これらローラを回
転可能に支持しており、このホルダ23は、握り棒24
を把持されることにより、記録紙22上を転写工程に相
当させて加圧しながら移動させることができるようにな
っている。次に、図1に示したペン10を用いた記録方
法の別の例を図5において説明する。図5に示した方法
は、図3に示した転写ドラムを不要にしたことを特徴と
している。すなわち、記録体18には、前述した記録層
18Bに加えてその反対側の面にも記録層18Cが形成
されており、このうちの一方の記録層18Bに対して図
1に示したペン10が対向当接されるようになっている
(図5(A)参照)。そして、この記録体18に対してペン
10による書き込みを行う場合には、記録体18の他方
の記録層8Cを、ペン10に内蔵されている液体を含浸
させたスポンジ板25上に当接させる(図5(B)参照)。
なお、スポンジ板25に含浸された液体は、敢えてペン
10に内蔵されている液体のように色剤を含ませる必要
はないものである。このように一方の記録層18Bには
ペン10が、そして他方の記録層18Cにはスポンジ板
15が当接した状態で、ペン10により80℃に加熱さ
れた液体を記録層18B上に塗布することにより、潜像
の確認が行える状態で書き込みが行われる。一方、記録
層18Bに対する潜像の書き込みに併せて他方の記録層
18Cに対しても、一方の記録層18Bからの伝熱によ
る潜像の形成が行われる。つまり、他方の記録層18C
では、スポンジ板25からの液体の接触下において伝熱
による加熱によって、ペン10の書き込み位置と同じ位
置に潜像が形成されることになる。そして、他方の記録
層18Cに形成される潜像の向きは、他方の記録層18
Cから観た場合に、一方の記録層18Bに形成される像
の向きと反転した状態のものが得られる。そして、書き
込みを終えた記録体18は、記録層を反転させた状態で
他方の記録層18Cの潜像を前述したインクローラ21
によって可視像処理し(図5(C)参照)、この記録層18
Cにハガキ等の記録紙22を当接させ、加圧ローラ26
によって加圧することにより可視像を転写される(図5
(D)参照)。その後、記録紙22を記録体8から引き剥が
すことにより印刷処理が完了する(図5(E)参照)。図5
に示した印刷の際の工程を実行するための装置の構成は
図6に示されている。すなわち、図6において、符号2
7で示すホルダは、記録体18を捲装するドラム19に
対向させてインクローラ21を配置し、かつ、これらロ
ーラを回転可能に支持しており、このホルダ27は、握
り棒28を把持されることにより、ドラム19を記録紙
22に対して加圧しながら移動させることができるよう
になっている。
を用いて潜像形成が行われると、この記録体上の潜像
を、例えば、ハガキ等に転写して印刷物を得ることが必
要になる。図3は、この場合を説明するための模式図で
あり、この場合には、記録体18を捲装するドラム19
とこのドラム19上の記録体18に当接可能な転写ドラ
ム20が用いられる。そして、この構成において、記録
体18上の潜像は、ドラム19上に捲装された状態でイ
ンク等の現像剤を供給するためにスポンジローラ等で構
成されたインクローラ21によって可視像処理され、転
写ドラム20上に転写される。この転写ドラム20に可
視像を転写する理由は、ペン10によって書き込まれた
記録体18上の可視像の向きを反転させ、この反転した
像をハガキ等の記録紙に再度、反転転写することによっ
て、書き込まれた像と最終的に転写された像とを、その
向きを整合させるためである。従って、転写ドラム20
上に転写された可視像は、基板上に載置されているハガ
キ等の記録紙22上に転写されることにより、書き込ん
だときの向きと同じ向きの可視像が形成されることにな
る。図3に示した印刷の際の工程を実行するための装置
の構成は図4に示されている。すなわち、図4におい
て、符号23で示すホルダは、記録体18を捲装するド
ラム19をはさんで対向する位置に転写ドラム20およ
びインクローラ21を配置し、かつ、これらローラを回
転可能に支持しており、このホルダ23は、握り棒24
を把持されることにより、記録紙22上を転写工程に相
当させて加圧しながら移動させることができるようにな
っている。次に、図1に示したペン10を用いた記録方
法の別の例を図5において説明する。図5に示した方法
は、図3に示した転写ドラムを不要にしたことを特徴と
している。すなわち、記録体18には、前述した記録層
18Bに加えてその反対側の面にも記録層18Cが形成
されており、このうちの一方の記録層18Bに対して図
1に示したペン10が対向当接されるようになっている
(図5(A)参照)。そして、この記録体18に対してペン
10による書き込みを行う場合には、記録体18の他方
の記録層8Cを、ペン10に内蔵されている液体を含浸
させたスポンジ板25上に当接させる(図5(B)参照)。
なお、スポンジ板25に含浸された液体は、敢えてペン
10に内蔵されている液体のように色剤を含ませる必要
はないものである。このように一方の記録層18Bには
ペン10が、そして他方の記録層18Cにはスポンジ板
15が当接した状態で、ペン10により80℃に加熱さ
れた液体を記録層18B上に塗布することにより、潜像
の確認が行える状態で書き込みが行われる。一方、記録
層18Bに対する潜像の書き込みに併せて他方の記録層
18Cに対しても、一方の記録層18Bからの伝熱によ
る潜像の形成が行われる。つまり、他方の記録層18C
では、スポンジ板25からの液体の接触下において伝熱
による加熱によって、ペン10の書き込み位置と同じ位
置に潜像が形成されることになる。そして、他方の記録
層18Cに形成される潜像の向きは、他方の記録層18
Cから観た場合に、一方の記録層18Bに形成される像
の向きと反転した状態のものが得られる。そして、書き
込みを終えた記録体18は、記録層を反転させた状態で
他方の記録層18Cの潜像を前述したインクローラ21
によって可視像処理し(図5(C)参照)、この記録層18
Cにハガキ等の記録紙22を当接させ、加圧ローラ26
によって加圧することにより可視像を転写される(図5
(D)参照)。その後、記録紙22を記録体8から引き剥が
すことにより印刷処理が完了する(図5(E)参照)。図5
に示した印刷の際の工程を実行するための装置の構成は
図6に示されている。すなわち、図6において、符号2
7で示すホルダは、記録体18を捲装するドラム19に
対向させてインクローラ21を配置し、かつ、これらロ
ーラを回転可能に支持しており、このホルダ27は、握
り棒28を把持されることにより、ドラム19を記録紙
22に対して加圧しながら移動させることができるよう
になっている。
【0020】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、液体の後
退接触角の違いを利用して潜像を形成し、この潜像を可
視像処理したものを転写する工程により印刷物を得る場
合において、液体供給部およびこの液体の接触下で加熱
を行う加熱部をペンに内蔵した書き込み手段を潜像形成
工程に用い、さらには、液体の接触下において加熱する
ことにより得られる潜像を確認できるようにしたので、
比較的少量の印刷を得る際に、簡易的な構造の書き込み
手段による印刷が可能になる。また、上述した書き込み
手段によって潜像を形成される記録体は、表裏両面に記
録層を設けて、書き込まれた潜像の向きを反転させた像
が得られるようにしたので、敢えて、像の向きを反転す
る手段を必要としないで記録紙への転写のみで書き込ま
れた像と向きを整合させたものが得られ、簡単な印刷処
理を実現することができる。
退接触角の違いを利用して潜像を形成し、この潜像を可
視像処理したものを転写する工程により印刷物を得る場
合において、液体供給部およびこの液体の接触下で加熱
を行う加熱部をペンに内蔵した書き込み手段を潜像形成
工程に用い、さらには、液体の接触下において加熱する
ことにより得られる潜像を確認できるようにしたので、
比較的少量の印刷を得る際に、簡易的な構造の書き込み
手段による印刷が可能になる。また、上述した書き込み
手段によって潜像を形成される記録体は、表裏両面に記
録層を設けて、書き込まれた潜像の向きを反転させた像
が得られるようにしたので、敢えて、像の向きを反転す
る手段を必要としないで記録紙への転写のみで書き込ま
れた像と向きを整合させたものが得られ、簡単な印刷処
理を実現することができる。
【図1】本発明による記録方法に用いられる書き込み手
段の構造を説明するための模式図である。
段の構造を説明するための模式図である。
【図2】図1に示した書き込み手段を用いた記録方法を
説明するための模式図である。
説明するための模式図である。
【図3】図1に示した書き込み手段を用いた記録装置の
概略構成を示す模式図である。
概略構成を示す模式図である。
【図4】図2に示した記録装置の全体構成を模式的に示
した斜視図である。
した斜視図である。
【図5】(A)乃至(E)は本発明の記録方法の別実施例によ
る工程を説明するための模式図である。
る工程を説明するための模式図である。
【図6】図5に示した工程に用いられる記録装置の全体
構成を概略的に説明するための斜視図である。
構成を概略的に説明するための斜視図である。
【図7】本発明による記録方法の前提となる処理工程を
実行するために用いられる記録装置の概略構成を説明す
るための配置図である。
実行するために用いられる記録装置の概略構成を説明す
るための配置図である。
【符号の説明】 10 ペン 10A 外筒 10B 液体供給部をなす内筒 12 ボール 13 加熱部 17 スイッチ 18 記録体 18B、18B 記録層 19 ドラム 20 転写ドラム 21 インクローラ 22 記録紙 23、26 ホルダ 24、27 握り棒
フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正寿 宮城県柴田郡柴田町大字中名生字神明堂3 −1・東北リコー株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】記録体の表面に対して、液体、または蒸気
あるいは加熱によって液体に変化する固体を接触させた
状態で加熱し、加熱温度に応じた液体に対する後退接触
角を変化させて形成された潜像に顕色剤を含有した記録
剤を接触させて可視像を形成し、この可視像を記録紙に
転写させる記録方法において、 内部に上記加熱部と液体供給部とを有するペンによって
上記潜像を形成することを特徴とする記録方法。 - 【請求項2】請求項1記載の記録方法において、記録体
として、基板の表裏両面に記録材料からなる記録層を形
成されているものを用いる記録方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4232287A JPH0672006A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 記録方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4232287A JPH0672006A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 記録方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672006A true JPH0672006A (ja) | 1994-03-15 |
Family
ID=16936859
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4232287A Pending JPH0672006A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 記録方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672006A (ja) |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4232287A patent/JPH0672006A/ja active Pending
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0343951B1 (en) | Coating and cleaning method using a thermo-plastic material | |
| WO2011032512A1 (zh) | 一种信息记录系统及其记录方法 | |
| US4930417A (en) | Printer for simultaneously forming planographic printing surfaces and printing ink images | |
| JPH0672006A (ja) | 記録方法 | |
| JP3129843B2 (ja) | 記録装置 | |
| JP3141296B2 (ja) | 記録方法 | |
| JP3066603B2 (ja) | 記録装置 | |
| JPH0672004A (ja) | 記録体 | |
| JP2000238426A (ja) | 画像形成記録体 | |
| JP3402529B2 (ja) | 印字方法及び印字装置 | |
| JPH06255205A (ja) | 記録装置 | |
| Nadeau | Office Copying & Printing Processes | |
| JP3093347B2 (ja) | 記録方法 | |
| JPH05212955A (ja) | 記録装置 | |
| JP3260845B2 (ja) | 記録装置 | |
| JPH11348328A (ja) | 画像形成方法、画像形成装置及び画像形成物 | |
| JP3057303B2 (ja) | 記録方法 | |
| JP3412447B2 (ja) | 記録装置 | |
| JP2000238427A (ja) | 記録体上の残留インク除去方法 | |
| JP3254490B2 (ja) | 記録装置 | |
| JP3129844B2 (ja) | 記録装置 | |
| JPH0687262A (ja) | 記録装置 | |
| JPH0648009A (ja) | 記録装置 | |
| JPH0263789A (ja) | 画像形成方法および記録体 | |
| JPH0516522A (ja) | 記録装置 |