JPH0672127B2 - 星状/櫛状枝分れポリアミド及びそれからの星状/櫛状枝分れポリアミン誘導体ならびにそれらの製造方法 - Google Patents

星状/櫛状枝分れポリアミド及びそれからの星状/櫛状枝分れポリアミン誘導体ならびにそれらの製造方法

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JPH0672127B2
JPH0672127B2 JP60282124A JP28212485A JPH0672127B2 JP H0672127 B2 JPH0672127 B2 JP H0672127B2 JP 60282124 A JP60282124 A JP 60282124A JP 28212485 A JP28212485 A JP 28212485A JP H0672127 B2 JPH0672127 B2 JP H0672127B2
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、星状枝分れ及び櫛状枝分れポリアミド、それ
からの星状枝分れ及び櫛状枝分れポリアミン誘導体及び
それらの製造方法に関する。
詳しくは、本発明は、下記式(I)又は下記式(II) 式中、 Zはn価の炭化水素基であるか、 又はZは下記式(A)もしくは(B) 式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
り、 R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は連鎖停止
基であり、qは3〜20の整数であり、そしてyは3〜10
0の整数である で表わされるq価のポリマー主鎖であり、 各R1は独立して1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基
であり、 各R2は独立して水素又は炭化水素基であり、 R連鎖停止基であり、 mは2〜1000の整数であり、 nは3〜100の整数であり、そして xは0又は1である、 で表わされる星状/櫛状枝分れポリアミド(I)又は星
状/櫛状枝分れポリアミン(II)に関する。
更に本発明は、下記式(I)又は下記式(II) 式中、 Zはn価の炭化水素基であるか、 又はZは下記式(A)もしくは(B) 式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
り、 R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は連鎖停止
基であり、qは3〜20の整数であり、そしてyは3〜10
0の整数である で表わされるq価のポリマー主鎖であり、 各R1は独立して1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基
であり、 各R2は独立して水素又は炭化水素基であり、 Rは連鎖停止基であり、 mは2〜1000の整数であり、 nは3〜100の整数であり、そして xは0又は1である、 で表わされる星状/櫛状枝分れポリアミド(I)又は星
状/櫛状枝分れポリアミン(II)の製造方法であって、 n個の反応性原子又は原子団を有する炭化水素コア化合
物又は下記式(A′)もしくは(B′) 式中、R3、R4、R5、q及びyの定義は前記と同じであ
り、そしてXは反応性原子又は原子団である、 のq価のポリマー主鎖化合物と下記式 又は 式中、R1及びR2の定義は前記と同じである、 で表わされるオキサゾリン化合物(C′)又はオキサジ
ン化合物(D′)とを、オキサゾリン環又はオキサジン
環が開環反応を受けて、下記式(I) 式中、Z、R1、R2、R、m、n及びxの定義は前記と同
じである、 の星状/櫛状枝分れポリアミドを生成するのに十分な条
件下で反応させ、そして 必要に応じ、上記ポリアミド(I)のアミド基を加水分
解し、それによって下記式(II) ZNH-C(R2)2(CH2)xC(R2)2 m nR (II) 式中、Z、R2、R、m、n及びxの定義は前記と同じで
ある、 のアミン化合物を生成させることを特徴とする製造方法
に関する。
(従来の技術) 水溶性ポリアミン及び水溶性ポリアミドは、水性媒体の
ための有効な増粘剤又は有効な粘度調整剤であることが
知られている。たとえば、アクリルアミドポリマー及び
ポリアルキレンポリアミン(たとえばポリエチレンイミ
ン)は、水性作動流体のための増粘剤及び油の二次回収
における流体流動性調整剤として広く使用されている。
炭化水素可溶性ポリアミド及び炭化水素可溶性ポリアミ
ンは、潤滑剤における粘度調整剤及び分散剤として使用
されている。しかしながら、粘性水性流体及び炭化水素
潤滑剤のための多くの用途によくあることだが、不都合
なことにこのポリマーの溶液が高度の剪断応力を受けた
場合、そのようなポリマーは、しばしば分解する。
(発明が解決しようとする問題点) 従って、水性流体及び炭化水素流体における増粘剤とし
て作用しそして高度の剪断応力への暴露による分解に対
して耐性があるポリアミド及びそれからのポリアミン誘
導体を提供することがひじように望まれるであろう。
(問題点を解決するための手段) 1つの観点において、本発明は星状/櫛状枝分れポリア
ミドを含んで成るポリマーに関し、このポリアミドは、
コアから放射状に出る多数の枝(分枝)を有し、これら
の各枝は、該枝中に多数のアミド原子団を有し、ここで
おのおののアミド窒素は、該枝の主鎖又は鎖中にありそ
してペンダントカルボニル原子団を有しており、そして
このアミド原子団は、該枝の手鎖の開裂を伴わないで、
アミン原子団を生成するように加水分解することができ
る。そのような星状/櫛状枝分れポリマーは、水性液体
及び/又は炭化水素液体に可溶性であり、そしてそれら
の中に溶解された場合、液体の粘度を測定可能な程度増
加させるのに十分な分子量を有する。本発明の目的のた
めには、星状/櫛状枝分れポリマーは、古典的な星状枝
分れポリマーとし単一コアから発する少なくとも3つの
枝あるいは古典的な櫛状枝分れポリマーとして線状の又
は実質的に線状の主鎖から出る少なくとも3つの枝を有
するポリマーである。
もう1つの観点において、本発明は前述の星状/櫛状枝
分れポリアミドの星状/櫛状枝分れアミン誘導体に関す
る。
さらにもう1つの観点において、本発明は、複数の求電
子性原子団を有するコア化合物又は線状ポリマーと2−
置換−2−オキサゾリン又は2−置換−2−オキサジン
とを、オキサゾリン環又はオキサジン環とコア化合物の
複数の求電子性原子団とを反応せしめるのに十分な量及
び条件下で接触せしめ、それによってオキサゾリン化合
物又はオキサジン化合物を開環重合して所望の水溶性星
状/櫛状枝分れポリアミドを生成することを含んで成る
水溶性星状/櫛状枝分れポリアミドの製造方法に関す
る。
一般的にオキサゾリン化合物又はオキサジン化合物のモ
ル数は、コア化合物又は線状ポリマーのモル数の少くと
も9倍であり、そしてその反応は50℃〜150℃の温度範
囲で行なわれる。
(具体的な説明) 本発明の星状枝分れポリアミド及び星状枝分れポリアミ
ンは、ペイント増粘剤、流動流体、オイルの回収用途に
おける流動性調整剤及び破砕流体、及び潤滑剤のような
用途における増粘剤として直ちに使用される。
本発明の星状/櫛状枝分れポリアミド及び星状/櫛状枝
分れポリアミンは、コア又はポリマーから発する少なく
とも3つのコア分枝(ブランチ)を有するポリマーであ
る。
コア分枝は、星状枝分れポリマーを水溶性にし、星状枝
分れポリマーを水性媒体に添加したとき、それが増粘剤
としての性能を有するのに充分な長さを有しかつ充分な
アミド原子団又はアミン原子団を含有する。
好ましい、星状/櫛状枝分れポリアミドは、次の式: [式中、Zはコア化合物又はポリマー主鎖の残基であ
り;各R1は独立して1〜20個の炭素原子を有する炭化水
素基、たとえばアリール、アルキル又はアリールアルキ
ルであり;各R2は独立して水素又は炭化水素基であり;m
は2〜1000の整数であり;各Rは連鎖停止基であり;xは
0又は1であり;そしてnは3〜100の整数である] によって表わされる。
好ましい、星状枝分れポリアミドにおいては、Zはn価
の炭化水素基、たとえば、 である。
櫛状枝分れポリマーにおいては、R1及びR2は、前に定義
したのと同じであり、そしてZはq価のポリマー主鎖、
たとえば、 又は [式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
り、R4は水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は上に定
義されたのと同じであり、そしてyは3〜100の整数で
ある] である。好ましくは、qは3〜20の整数でありそしてm
は2〜1000の整数である。
星状/櫛状枝分れポリアミンは、次の式: ZNH-C(R2)2(CH2)xC(R2)2 m nR (II) [式中、Z、R2、R、m、x及びnは上に定義したの同
じである] によって表わされる。
本発明の星状/櫛状枝分れポリマーは、オキサゾリン環
又はオキサジン環が開環反応を受け、次の式 の化合物を生成するのに十分な条件下で、多価コア又は
ポリマー主鎖を生じさせることができる反応性原子又は
原子団(X)を有する化合物、 たとえば、ZXn [式中、Xはハロゲン、ハロゲン化スルホニル、スルホ
ネートエステル又はトリフレートエステルであり、そし
てZ及びnは上に定義したのと同じである] と、オキサゾリン環又はオキサジン環を有する化合物、
たとえば [式中、R1及びR2は上に定義したのと同じである] とを反応せしめることによって容易に製造される。
有利には、このポリマーの重合度(mに相当する)は、
コア生成化合物に対するオキサゾリン化合物又はオキサ
ジン化合物のモル比によって調整される。たとえば、m
が3でありそしてnが3である場合、オキサゾリン化合
物又はオキサジン化合物:使用されるコア生成化合物の
モル比は、少くとも9:1〜14:1である。しかしながら、
mが6に等しくそしてnが3に等しい重合度を有する化
合物の提供が所望される場合、オキサゾリン化合物又は
オキサジン化合物:コア生成化合物又は主鎖生成化合物
のモル比は、少くとも18:1〜27:1である。
一般的にコア生成化合物又は主鎖生成化合物に対するオ
キサゾリン化合物又はオキサジン化合物のモル比は、好
ましくは、少くとも1.5(m×n)、最も好ましくは、
少くとも2(m×n)である。すなわち、前記オキサゾ
リン化合物又はオキサジン化合物のモル数は好ましくは
コア生成化合物又は主鎖生成化合物のモル数の少くとも
9倍である。なぜならば、上に定義したように“n"は、
少くとも3であり、そして“m"は、少くとも2であるか
らである。
代表的な好ましいコア生成化合物及び主鎖生成化合物
は、nは対応する多数の反応性ハロ基(これは、オキサ
ゾリン化合物との反応のために利用できる)を有するポ
リハロ炭化水素を含む。そのようなポリハロ炭化水素の
例は、テトラ(ハロメチル)メタン、テトラ(ブロモメ
チル)メタン、ヒドロキシメチルトリ(ブロモメチル)
メタン、1,2,3,4,5,6−ヘキサ(ブロモメチル)ベンゼ
ン、1,3,5−トリ(ブロモメチル)−2,4,6−トリメチル
ベンゼン、ハロゲン化ポリアリルたとえば臭化ポリアリ
ル、塩化ポリアリル及び臭化アリルとエチレンとのコポ
リマーを含む。
他の好ましいコア生成化合物及び主鎖生成化合物は、n
に対応する多数のトシル基又はトリフレート基(これら
は、オキサゾリン化合物との反応のために利用できる)
を有するポリトシル炭化水素及びポリトリフイル炭化水
素を含む。そのようなポリトシル炭化水素及及びポリト
リフィル炭化水素の例は、テトラ(トシルメチル)メタ
ン、テトラテトラ(トリフィルメチル)メタン、ポリグ
リシドールペルトシレート、ポリグリシドールコポリマ
ーペルトシレート、ポリビニルアルコールペルトシレー
ト及びポリビニルアルコールペルトリフレートを含む。
一般的に、3又はそれより多くの(n≧3)原子又は原
子団(これは、オキサゾリン環の窒素原子によって求核
置換を受け、オキサゾリニウム陽イオン又は開始剤部位
を生じさせることができる)を有する多官能性のコア生
成化合物又は主鎖生成化合物が使用される。
このオキサゾリン置換反応から得られる化学結合が酸又
はアルカリ加水分解に対して安定している(すなわち耐
性である)ことが好ましい。
前述のコア生成化合物及び主鎖生成化合物のうち、ハロ
ゲン化物、たとえば臭化物及び沃化物がより好ましく、
そしてトシレートエステル及びトリフレートエステルが
最も好ましいものである。
本発明の実施において適切に使用することができる代表
的なオキサゾリン化合物は、2−アルキルオキサゾリ
ン、たとえば2−メチルオキサゾリン、2−エチルオキ
サゾリン及び2−プロピルオキサゾリン;他のアルキル
オキサゾリン、たとえば2,4−ジメチルオキサゾリン、
2,5−ジメチルオキサゾリン、2,4,5−トリメチルオキサ
ゾリン及び同様のもの;ヒドロキシアルキルオキサゾリ
ン、たとえば2−ヒドロキシメチルエチルオキサゾリ
ン;ハロアルキルオキサゾリン、たとえば2−(クロロ
メチル)オキサゾリン及び2−(1,1−ジクロロエチ
ル)オキサゾリン;及びアリールオキサゾリン、たとえ
ば2−フェニルオキサゾリン及び2−(p−トリル)オ
キサゾリンを含む。前述のオキサゾリンのうち、2−メ
チルオキサゾリン、2−エチルオキサゾリン、2−フェ
ニルオキサゾリン及び2−ヒドロキシメチルエチルオキ
サゾリンが好ましく、そして2−エチルオキサゾリンが
最も好まましいものである。
代表的なオキサジン化合物は、他のすべての点におい
て、前述のオキサゾリン化合物に相当するものである。
オキサジン化合物のうち、2−メチルオキサジン、2−
エチルオキサジン、2−フェニルオキサジン及び2−ヒ
ドロキシメチルエチルオキサジンが好ましく、そして2
−エチルオキサジンが最も好ましいものである。
所望の星状/櫛状枝分れポリアミドを製造するための反
応は、コア生成化合物又は主鎖生成化合物とオキサゾリ
ン化合物又はオキサジン化合物とを、ヨウ化カリウム又
は他の同様の触媒の存在下において接触せしめることに
よって実施される。
好ましくは、反応は、50℃〜150℃の範囲の温度で実施
され、そして適切な条件下又は溶媒、たとえばばジメチ
ルホルムアミド又は他の非反応性で、しかも極性の溶媒
中において成し遂げられ得る。
得られるポリアミドは、後に記載する実施例に例示され
ているような通常の方法によって容易に回収され得る。
R1がC1〜C3アルキル又はヒドロキシアルキルである場
合、得られるポリアミドは、水溶性ポリマーであり、水
性媒体に溶解したとき、増粘剤としての有用性を示す。
R1がC4又はそれよりも炭素数の大きいアルキル又はアリ
ールである場合、ポリマーは、一般的に有機液体たとえ
ば炭化水素中に溶解することができる。しかしながら親
油性ポリアミドは、アミンへの加水分解により、水溶性
ポリアミンに転化される。
ポリアミドと強酸、たとえば塩酸又は硫酸とを、アミド
基を加水分解するのに十分な条件下で接触することによ
って、ポリアミドが容易にポリアミンに転化し、それに
よってアミンが形成される。この加水分解のために使用
される条件は、アミドのアミンへの加水分解について、
当業者に良くしられているものである[たとえば、K.M.
Kem,Journal of Polymer Science,17,1977〜1990(1
979)に記載されている]。
しかしながら、好ましくは、加水分解は、6N(規定)〜
12Nの濃度の強度、たとえば、塩酸又は硫酸を用いて、5
0℃〜125℃の範囲の温度で実施される。
完全な加水分解を望む場合、使用される酸の量は、好ま
しくは、ポリマー中のアミド原子団の当量当り酸の1.1
〜1.5当量である。さらに、アミドの部分的加水分解
は、アミド原子団のすべてを加水分解するために要求さ
れるよりも少量の酸(モルを基準として)、たとえばア
ミドの当量当り酸の約1.3M当量(ここで、Mは所望の加
水分解率(モル分率)に等しい)を使用することによっ
て達成され得ると思われる。
得られるポリアミンは、またひじように水溶性でありそ
して水性組成物、たとえば、ペイント、潤滑剤及び二次
回収用途に使用される液体のための増粘剤として有用で
ある。
さらに重要なことには、そのようなポリアミンは、樹木
状ポリマーの製造におけるコア生成化合物として特に有
用である。
次の実施例は、本発明の例示するためのものであって、
本発明の範囲を限定するように解釈されるべきでない。
次の実施例中のすべての部及びパーセントは、特にこと
わないかぎり重量による。
実施例1−星状枝分れポリアミドの製造 トリブロモネオペンチルアルコール(ヒドロキシメチル
トリブロモメチルメタン)9.6g(0.029モル)及びヨウ
化カリウム1.4gを85g(0.86モル)の2−エチル−2−
オキサゾリンと共に、還流冷却器、攪拌器及びマントル
ヒーターを装着した3つ口フラスコ中で混合した。
反応混合物90℃で攪拌しながら加熱し、同時に塩化カル
シウム乾燥管を用いてその混合物を湿気から保護した。
反応混合物を50時間90℃〜100℃で加熱し、125℃で流動
しそしてひじように水溶性であるオレンジがかった琥珀
色のガラス状の塊を生成した。このガラス状の、脆いポ
リマーを粉砕して淡褐色の粉末とし、そして塩化メチレ
ン30ml中にポリマー4.5gの割合で塩化メチレン中に溶解
した。この溶液を、電磁攪拌機により攪拌しながらジエ
チルエーテル80ml中にゆっくりと注いだ。初めに淡褐色
の固体が沈殿したが、これは、すべての塩化メチレン溶
液が添加された後シロプ状のガムになった。
曇った上層液をデカントし、シロップ状残留物を残し、
次にこの残留物を塩化メチレン25ml中に再び溶解した。
この溶液の半分を、攪拌しながらジエチルエーテル80ml
に滴加した。淡色の固体が沈殿した。これを濾取しそし
てジエチルエーテル10mlにより2回洗浄した。このポリ
マーは83℃〜91℃の軟化点を有する。
核磁気共鳴(NMR)及び赤外分光によるこのサンプルの
分析は分枝中にポリアミド原子団を有する星状構造を示
した。サイズ排除クロマトグラフィは、このポリマーが
全く多分散されそしてこれは多分、広範囲の重合度を持
つ枝を有する星状枝分れポリマーの存在によるものであ
るということを示した。
単分散された成分は、より長い溶離時間において認めら
れた。そしてこれは少量のホモポリマーであると思われ
る。
実施例2−星状枝分れポリアミドの製造 1,3,5−トリブロモメチルメシチレン8.76g(0.0217モ
ル)をジメチルホルムアミド203.77g(2.79モル)中に
溶解し、そして還流冷却器及び攪拌機を装備した1の
3つ口フラスコに充填した。この溶液に、2−メチルオ
キサゾリン83.198g(0.98モル)を添加した。このメチ
ルオキサゾリンに対する開始剤、すなわち1,3,5−トリ
ブロモメシチレンの割合は、メチルオキサゾリン45モル
当り開始剤1モルであった。
次に、反応混合物を周囲温度から45℃に加熱し、そして
サイズ排除クロマトグラフィにより反応の進行をモニタ
ーしながらこの温度に維持した。すべての反応物が混合
された後2、3分以内に、白色沈殿物が形成されるのを
観察した。2.5時間以内に、反応混合物は澄みそして得
られた黄色の溶液のサンプルを取り出して分析した。お
よそ7時間後、反応は50%完結に近づきそして停止され
た。反応の停止を、ポリマー残留物からすべての揮発物
を真空蒸留することによって達成した。65℃の最高温度
及び2mm水銀の最大減圧で蒸留を実施した。
得られたポリマーはサイズ排除クロマトグラフィによっ
て分析しそして有意量の閉じ込められたジメチルホルム
アミドを含有することを確認した。
この残留ジメチルホルムアミドを除去するために、塩化
メチレン6ml中に残留物1gの割合で、塩化メチレン中に
残留物を溶解し、そしてこの溶液をジエチルエーテル20
0〜300ml中にゆっくりと滴加することによって沈殿せし
めた。ポリマーは、即座に溶液から沈殿した。これを濾
取しそして真空オーブン中で1晩乾燥した。得られた結
晶性ポリマーを走査電子クロマトグラフィによって、及
びNMRを用いて炭素13構造立体配座について分析した。
これらの分析は、mが8〜15に等しいような重合度を有
する星状枝分れポリアミドを示した。
実施例3−星状枝分れポリアミンの製造 実施例2の星状枝分れポリアミドを、次の方法によって
星状枝分れポリアミンに加水分解した。実施例2のポリ
アミド5.8g(1.37×10−3モル)を、水中36%塩酸10.5
gと混合した。
混合したとき穏和な発熱が認められた。反応混合物を還
流しながら3時間加熱した後、白色の固体生成物を観察
した。合計5時間の還流時間の後、反応生成物を脱イオ
ン水20ml中に溶解した。
十分な水酸化形イオン交換樹脂を、その反応混合物に添
加し、その混合物のpHを約8に上げた。回収された琥珀
色のシロップの重量は、3.89gであった。星状枝分れポ
リアミドが全部加水分解したときの星状枝分れアミンの
理解的重量は3.16gである。従って、星状枝分れポリア
ミドのおよそ72%がポリアミンに加水分解されたときと
推定される。得られた混合物のNMR分析は、いくらか高
い加水分解度を示しそしてNMR及び赤外分光並びにサイ
ズ排除クロマトグラフィは、ポリアミンの星状枝分れ構
造を確認する。
実施例4−櫛状枝分れポリアミドの製造 次の式: によって表わされる酸化プロピレンとグリシドールとの
ブタノール開始コポリマーを、16モルの酸化プロピレン
と9モルのt−ブチルグリシジルエーテルとを50℃でブ
タノール1モルの存在下で反応させることによって製造
した。ファーストアトム衝撃質量分光分析(fast atom
bombardment mass spectroscopy)によって測定した場
合、そのコポリマーは1594の分子量及び177の当量を有
する。
4.43g[25ミリ当量(meq)]を乾燥塩化メチレン25ml中
に溶解しそして0℃に冷却した。この溶液に、塩化トシ
ル9.54g(50.0meq)及びあらかじめ0℃に冷却した塩化
メチレン25ml中ピリジン8.0g(100meq)を添加した。得
られたわずかにオレンジ色の均質溶液を、氷浴中に冷却
しながら1時間攪拌した。その溶液を含む反応器を堅く
密栓しそして4℃で7日間貯蔵した。その貯蔵期間の
後、ピリジン塩酸塩結晶1.97gを濾過過によって溶液か
ら取り出した。
次に、この濾液を氷浴50ml中に注ぎ攪拌しそして次に分
液漏斗に移した。有機層を、50%塩酸(25℃)25mlによ
り2回洗浄し、そして次に水(25℃)25mlにより洗浄し
た。洗浄した有機層を無水硫酸ナトリウム上で乾燥し、
そして溶媒を回転蒸発器(50℃)を用いて取り除き、
粘性褐色油状物10.02gを得た。これは赤外線分析によっ
てコポリマーのトシルエステルであることが示された。
コポリマーのトシルエステルを、さらにジエチルエーテ
ル(30ml)中に溶解し、そして次に飽和炭酸水素ナトリ
ウム溶液50mlによりそれを2度抽出することによって精
製した。有機層を分離し、2時間無水硫酸ナトリウム上
で乾燥せしめ、濾取しそして溶媒を揮発して、すき通っ
たオレンジがかった褐色の粘性液体8.56gを得た。これ
は赤外線分析によって、コポリマーの完全なトシル化し
た形(ペルトシル化したコポリマー)であることが示さ
れた。
このペルトシル化したコポリマー(ペルトシル化コポリ
マー)をいくつかの部分に分けそしておのおのの部分
を、第1表に示されるように一定量の2−エチル−2−
オキサゾリン(モレキュラーシーブ上で16μgH2O/mlま
で乾燥した)と反応せしめた。
次の方法を使用してこの反応を実施した。全反応装置を
125℃で少なくとも15分間乾燥し、そして次に乾燥窒素
流中において冷却した。乾燥塩化メチレン(0.1g/ml)
中のペルトシル化コポリマーの溶液0.3mlをキャップさ
れた容量20mlのガラスビンの中に注入した。各サンプル
について適切な体積のこの溶液を乾燥した20mlのアンプ
ルに移しそして乾燥窒素流を用いて塩化メチレンを取り
除き、アンプル中にペルトシル化コポリマーを残し、そ
して次にこのアンプルをキャップにより蓋をした。乾燥
し、精製されたオキサゾリン2mlを各アンプルにキャッ
プを通して添加した。そのアンプルを塩化メチレン/ド
ライアイス浴中で冷却し、25Torr以下に排気し、窒素に
よりバック−フラッシしそして火炎で密封した。そのア
ンプルを150℃に加熱したオイル浴中に置き、そしてそ
こに40分間維持した。
ドライアイス中で冷却することによって、アンプルを開
き、そしてアンプルのガラス壁からポリマー生成物を収
縮せしめそしてある場合には、アンプルの破壊を引き起
こした。
ポリマー生成物をガラスから分離し、アルミニウム皿に
置き、160℃及び8Torrで15分間加熱し、そして、次に再
び重量を計った。重量減少の測定に基づいて、櫛状枝分
れポリアミドを形成するための重合が完結したというこ
とが見出される。
ポリマーのおのおのから溶液を調製した[−塩基性リン
酸カリウム緩衝液(pH=7)を含有する水の中のポリマ
ー0.25%]。サイズ排除クロマトグラフィによる櫛状枝
分れポリアミドの分子量は次のようであった。
サンプル番号4及び5の櫛状枝分れポリアミドを、2.6
%〜10%の範囲の濃度で水中に溶解し、そして25℃で操
作するHaake粘度計、モデルRV−21を用いて192〜2693/
秒の範囲の剪断速度を与えた。
そのような剪断応力条件下で、その溶液は、最初の非剪
断粘度の10%よりも小さな粘度の減少を示した。観察さ
れた高い剪断速度での剪断応力の減少は永久的なもので
はなく、より低い剪断速度で初期粘度にもどった。
本発明の主な構成と態様は以下の通りである。
1.コア化合物の残基から放射状に出、又は実質的に線状
のポリマーの主鎖から張り出している少なくとも3つの
枝を有し、ここで各枝は複数のアミド原子団を有し、こ
こでそのような各アミド原子団は、該枝の鎖中にそのア
ミド窒素を有し、そしてをのような各アミド窒素は、ペ
ンダントカルボニル成分を有し、前記アミド原子団が該
枝の鎖を開裂しないでアミン原子団を生成するよう加水
分解可能である星状/櫛状枝分れポリアミド。
2.次の式 [式中、Zはコア化合物の残基又はポリマー主鎖であ
り、各R1は独立して炭化水素基であり、各R2独立して水
素又は炭化水素基であり、Rは連鎖停止基であり、mは
2〜1000の整数であり、xは0又は1であり、そしてn
は3〜100の整数である] によって表わされる第1項に記載の星状/櫛状枝分れポ
リアミド。
3.Zがn価の炭化水素基であり、各R1が独立して1〜20
個の炭素原子を有するアルキル、アリール又はアルキル
アリールであり、各R2が水素であり、xが0であり、そ
してnが3〜20の範囲の整数である第2項に記載の星状
/櫛状枝分れポリアミド。
4.Zが C(CH2−)又は [式中、nは3〜6であり、そしてRは水素又はアルキ
ルである] である第3項に記載の星状/櫛状枝分れポリアミド。
5.Zが 又は [式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
り、R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は連鎖
停止基であり、qは3〜20の整数であり、そしてyは3
〜100の整数である] である第2項に記載の星状/櫛状枝分れポリアミド。
6.次の式: ZNH-C(R2)2(CH2)xC(R2)2 m nR [式中、Zはコア化合物又はポリマー主鎖の残基であ
り、各R2独立して水素又は炭化水素基であり、Rは連鎖
停止基であり、mは2〜1000の整数であり、xは0又は
1であり、そしてnは3〜100の整数である] によって表わされる星状/櫛状枝分れポリアミン。
7.Zがn価の炭化水素基であり、各R2が水素であり、x
が0であり、そしてnが3〜20の範囲の整数である第6
項に記載の星状/櫛状枝分れポリアミン。
8.Zが C(CH2−) 又は [式中、nは3〜6であり、そしてRは水素又はアルキ
ルである] である第7項に記載の星状/櫛状枝分れポリアミン。
9.Zが 又は [式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
り、R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、Rは連鎖
停止基であり、nは3〜20の整数であり、そしてyは3
〜100の整数である] である第6項に記載の星状/櫛状枝分れポリアミン。
10.水溶性星状/櫛状枝分れポリアミドの製造方法であ
って、複数の求電子性成分を有するコア化合物又は線状
ポリマーと2−置換−2−オキサゾリン又は2−置換−
2−オキサジンとを、オキサゾリン環又はオキサジン環
と前記コア化合物又は線状ポリマーの複数の求電子性成
分とを反応させるのに十分な量において接触せしめ、そ
れによってて前記オキサゾリン化合物又は前記オキサジ
ン化合物の開環重合を引き起こすことを含んで成る方
法。
11.前記オキサゾリン化合物又はオキサジン化合物のモ
ル数が、前記コア化合物又は線状ポリマーのモル数の少
なくとも9倍である第10項に記載の方法。
12.前記方法を、50℃〜150℃の温度範囲で行なう第10項
に記載の方法。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】下記式(I)又は下記式(II) 式中、 Zはn価の炭化水素基であるか、 又はZは下記式(A)もしくは(B) 式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
    り、 R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は連鎖停止
    基であり、 qは3〜20の整数であり、そしてyは3〜100の整数で
    ある で表わされるq価のポリマー主鎖であり、 各R1は独立して1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基
    であり、 各R2は独立して水素又は炭化水素基であり、 Rは連鎖停止基であり、 mは2〜1000の整数であり、 nは3〜100の整数であり、そして xは0又は1である、 で表わされる星状/櫛状枝分れポリアミド(I)又は星
    状/櫛状枝分れポリアミン(II)。
  2. 【請求項2】下記式(I)又は下記式(II) 式中、 Zはn価の炭化水素基であるか、 又はZは下記式(A)もしくは(B) 式中、R3はポリエーテルポリオール開始剤の残基であ
    り、 R4は、水素又はC1〜C3のアルキルであり、R5は連鎖停止
    基であり、qは3〜20の整数であり、そしてyは3〜10
    0の整数である で表わされるq価のポリマー主鎖であり、 各R1は独立して1〜20個の炭素原子を有する炭化水素基
    であり、 各R2は独立して水素又は炭化水素基であり、 Rは連鎖停止基であり、 mは2〜1000の整数であり、 nは3〜100の整数であり、そして xは0又は1である、 で表わされる星状/櫛状枝分れポリアミド(I)又は星
    状/櫛状枝分れポリアミン(II)の製造方法であって、 n個の反応性原子又は原子団を有する炭化水素コア化合
    物又は下記式(A′)もしくは(B′) 式中、R3、R4、R5、q及びyの定義は前記と同じであ
    り、そしてXは反応性原子又は原子団である、 のq価のポリマー主鎖化合物と下記式 又は 式中、R1及びR2の定義は前記と同じである、 で表わされるオキサゾリン化合物(C′)又はオキサジ
    ン化合物(D′)とを、オキサゾリン環又はオキサジン
    環が開環反応を受けて、下記式(I) 式中、Z、R1、R2、R、m、n及びxの定義は前記と同
    じである、 の星状/櫛状枝分れポリアミドを生成するのに十分な条
    件下で反応させ、そして 必要に応じ、上記ポリアミド(I)のアミド基を加水分
    解し、それによって、下記式(II) ZNH-C(R2)2(CH2 xC(R2)2 m nR (II) 式中、Z、R2、R、m、n及びxの定義は前記と同じで
    ある、 のアミン化合物を生成させることを特徴とする製造方
    法。
  3. 【請求項3】前記オキサゾリン化合物又はオキサジン化
    合物のモル数が、前記コア化合物又は線状ポリマーのモ
    ル数の少なくとも9倍である特許請求の範囲第2項に記
    載の方法。
  4. 【請求項4】前記方法を、50℃〜150℃の温度範囲で行
    なう特許請求の範囲第2項記載の方法。
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