JPH0672147U - 偏向ヨーク - Google Patents
偏向ヨークInfo
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- JPH0672147U JPH0672147U JP1848493U JP1848493U JPH0672147U JP H0672147 U JPH0672147 U JP H0672147U JP 1848493 U JP1848493 U JP 1848493U JP 1848493 U JP1848493 U JP 1848493U JP H0672147 U JPH0672147 U JP H0672147U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向ヨークを陰極線管に装着したときに、積
層コイルの表面より突出するコイル巻き鍔が殆どない偏
向感度の良好な偏向ヨークを提供する。 【構成】 ボビン2のコイル巻き溝5内に多芯平行導線
15を積層巻回後、多芯平行導線15を通電加熱して層間接
着層を溶融する。次いで、多芯平行導線15の表面側から
加圧し、冷却固定して積層コイルの二次成形を行う。こ
の状態で、ボビン2のネック側部分および中間部部分の
多芯平行導線15の積層表面12上に保護板21を被せ、多芯
平行導線15の積層表面よりも突出しているコイル巻き鍔
3の鍔先端部分20を切断又は溶融等によって削除し、保
護板21を取り外してエポキシ樹脂等の定着剤を注入し積
層多芯平行導線15をボビン2に固定する。この偏向コイ
ルを組み立てた偏向ヨークを陰極線管に装着したとき、
多芯平行導線15の積層コイルの重心と陰極線管との距離
が短くなり、偏向ヨークの偏向感度が向上する。
層コイルの表面より突出するコイル巻き鍔が殆どない偏
向感度の良好な偏向ヨークを提供する。 【構成】 ボビン2のコイル巻き溝5内に多芯平行導線
15を積層巻回後、多芯平行導線15を通電加熱して層間接
着層を溶融する。次いで、多芯平行導線15の表面側から
加圧し、冷却固定して積層コイルの二次成形を行う。こ
の状態で、ボビン2のネック側部分および中間部部分の
多芯平行導線15の積層表面12上に保護板21を被せ、多芯
平行導線15の積層表面よりも突出しているコイル巻き鍔
3の鍔先端部分20を切断又は溶融等によって削除し、保
護板21を取り外してエポキシ樹脂等の定着剤を注入し積
層多芯平行導線15をボビン2に固定する。この偏向コイ
ルを組み立てた偏向ヨークを陰極線管に装着したとき、
多芯平行導線15の積層コイルの重心と陰極線管との距離
が短くなり、偏向ヨークの偏向感度が向上する。
Description
【0001】
本考案はテレビジョン受像機やディスプレイ装置等に装着される偏向ヨークに 関するものである。
【0002】
図8にはテレビジョン受像機やディスプレイ装置の陰極線管に装着される偏向 ヨークが示されている。この種の偏向ヨークは、朝顔状をしたボビン2の内周面 に沿ってトップ側とボトム側に水平偏向コイル(図示せず)を装着し、ボビン2 の外側には垂直偏向コイル(図示せず)とコア(図示せず)を装着したものであ る。
【0003】 図7には一般的な偏向ヨークに使用される偏向コイルのボビンの一例が示され ている。このボビン2には複数のコイル巻き溝5が設けられており、このコイル 巻き溝5に、例えば、図6に示されるようなばらばらの単線の捲線11が積層巻回 され、偏向コイルが形成される。この捲線11としては絶縁層4が施された導線( リッツ線を含む)が用いられている。
【0004】 前記コイル巻き溝5は図6に示されるようにコイル巻き鍔3を有しており、こ の鍔3は単線の捲線11がこのコイル巻き溝5内に巻回されるときに、捲線11が鍔 3の何れかに片寄って巻回されても積み上がった最上層の捲線11が鍔3を越えな いようにするために、鍔3の高さは十分に高く設定されている。
【0005】
しかしながら、捲線11を巻くときに張力の方向が変化する等によって、捲線11 はずれて片寄って巻かれたり、捲線11の順番が入れ替わったりして、設計指示通 りに巻くことができないという問題が生じ、しかも量産される各偏向コイルの捲 線11の片寄りの状態も個々の製品毎にばらつきを生じ、偏向磁界を精度よく制御 することができないという問題があった。
【0006】 本出願人はこのような問題を解決するために、従来の1本、1本の単線のコイ ル導線に替えて、図5に示すようなリボン線等の多芯平行導線を用いて形成する 偏向コイルを提案している。
【0007】 前記多芯平行導線15としては、図5の(a)に示すように、絶縁層4で被覆さ れた銅やアルミニウム等の導体線を芯線10として接着剤6を用いて平行に配列し て接着したものや、同図の(b)に示すように、樹脂等の絶縁シート7の片面に 絶縁層4で被覆された芯線10を複数本平行に配列して接着剤6を用いて接着した ものや、同図の(c)に示すように、絶縁層4と接着層9が形成された複数の芯 線10を平行に配列して接着したものや、同図の(d)に示すように、絶縁層4で 被覆された芯線10を接着剤6を用いて平行に配列した帯状導体線の表裏両面に層 間接着層8を設けたもの等が使用される。
【0008】 上記多芯平行導線15の芯線10はそれぞれの多芯平行導線15内で順序よく固定さ れており、したがって、芯線10はそれぞれの多芯平行導線15内で線がずれたり、 また、線の順番が入れ替わったりすることがないので、これらの多芯平行導線15 を用い、この多芯平行導線15をコイル巻き溝5に捲線機によって積層巻回するこ とにより前記芯線10の大幅なずれ等を解消し得る偏向コイルの作製が期待できる 。
【0009】 ところで、ボビン2のコイル巻き溝5に、例えば、図5の(d)に示す層間接 着層8を備えた多芯平行導線15を積層巻回すると、図4の(a)に示されるよう に積層された各多芯平行導線15の層間には線のたわみやれじれ等のため隙間18を 生じて層の厚さはふくれ上がる。そのため、このコイル巻き溝5内に多芯平行導 線15を所定回数巻回するためにはコイル巻き溝5の鍔3の高さは多芯平行導線の 所定厚さに加え、隙間18の合計寸法分だけはどうしても余分に高くする必要があ る。この隙間18を有する状態のままの偏向コイルは寸法精度が悪く、例えば、偏 向磁界の精度が悪くなるという問題があるので、この積層された多芯平行導線を 図4の(b)に示されるように通電加熱して層間接着層8を溶融し、しかる後、 積層多芯平行導線15の表面側から加圧して固化する(これを二次成形という)と 、この偏向コイルの寸法精度は良好となるが、鍔3の高さは先端部分20がコイル 層の高さよりも約40%余分に突き出す状態となる。
【0010】 しかしながら、この偏向コイルを組み立てた偏向ヨークを図8に示すように陰 極線管1に装着したとき、積層多芯平行導線15は陰極線管1の管面24と対向する ため、図4の(b)に示されるようにコイル巻き溝5の鍔3が積層多芯平行導線 15の積層表面12よりも大幅に高いと、鍔3の先端部分20が陰極線管1の管面24に 当たり、管面24と積層表面12との間に隙間ができて、積層多芯平行導線15の重心 と陰極線管の管面24との距離が鍔先端部分20だけ遠くなり、結果として、この偏 向ヨークは偏向感度が低下するという新たな問題を生ずる。また、前記従来方式 の単線巻きの場合も鍔3の高さが高いので、同様に偏向感度が低下するという問 題があった。なお、積層コイルの重心から陰極線管までの距離の大小による偏向 感度の影響は偏向コイルのネック側16のコイルの重心位置が大きく影響し、偏向 コイルの頭部側17のコイルの重心位置は殆ど影響を与えない。
【0011】 本考案は上記従来課題を解決するためになされたものであり、その目的は、偏 向ヨークを陰極線管に装着したときに、積層コイルの表面より突出するコイル巻 き鍔の鍔先端部分が殆どない、偏向感度の良好な偏向ヨークを提供するものであ る。
【0012】
本考案は上記目的を達成するために、次のように構成されている。すなわち、 本考案の偏向ヨークは、垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備えた偏向ヨークに おいて、前記垂直偏向コイルと水平偏向コイルの一方又は両方はボビン内周面の 頭部側とネック側を結ぶ方向に形成した複数のコイル巻き鍔間のコイル巻き溝内 に多芯平行導線を積層巻回することによって形成されており、前記コイル巻き溝 内に多芯平行導線が積層巻回されて固定されている状態で、コイル巻き鍔の少な くともネック側部分の位置において多芯平行導線の積層表面よりも突出する鍔先 端部分がカットされていることを特徴として構成されている。
【0013】
ボビンのコイル巻き溝内に多芯平行導線を積層巻回して積層多芯平行導線を固 定する。この固定状態で、ボビンの少なくともネック側部分に位置するコイル巻 き鍔のうち、多芯平行導線の積層表面よりも突出する鍔先端部分を切断又は溶断 等の加工によって削除する。この偏向コイルを組み立てた偏向ヨークを陰極線管 に装着したとき積層多芯平行導線の重心と陰極線管との距離が鍔先端部分のカッ ト分だけ近づき、偏向ヨークの偏向感度の向上が図れる。
【0014】
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。なお、本実施例の説明にお いて、提案例と同一の名称部分には同一符号を付し、その詳細な重複説明は省略 する。
【0015】 図1には本実施例の偏向ヨークに係わる偏向コイルの要部構成が示されている 。本実施例の偏向ヨークは、垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備えた偏向ヨー クであって、前記垂直偏向コイルと水平偏向コイルの一方又は両方がボビン2の 内周面の頭部側とネック側を結ぶ方向に形成した複数のコイル巻き鍔3間のコイ ル巻き溝5内に図5の(d)に示す積層接着層8を設けた多芯平行導線15を積層 巻回することによって形成されたものであり、この積層巻回された多芯平行導線 15を通電加熱して層間接着層8を溶融し、多芯平行導線15の積層表面側から加圧 して、積層コイルを冷却固定(二次成形)したものである。本実施例の特徴的な ことは、積層多芯平行導線15を二次成形後、ボビン2の少なくともネック側16部 分に位置するコイル巻き溝5の鍔3のうち、多芯平行導線15の積層表面12よりも 突出する鍔先端部分20をカットしたことである。
【0016】 次に本実施例の偏向ヨークの作製動作を図面に基づいて説明する。まず、図4 の(a)に示されるようにボビン2のコイル巻き溝5内に多芯平行導線15を図3 に示される巻線工程で捲線機によって積層巻回する。この積層多芯平行導線15を 通電加熱して図3に示すように、層間接着層8を溶融する。この状態で、図4の (b)に示すように、積層多芯平行導線15の表面側より加圧治具19によって加圧 すると、層間接着層8は溶融しているため、多芯平行導線15の芯線10の山部22は 移動して積層相手側の多芯平行導線15の芯線10間の谷部23に入り込んで安定化す る。この状態で冷却すると、冷却過程で各層の多芯平行導線15は層間接着層によ って一体的に接着固化(二次成形)される。これにより、多芯平行導線15の積層 厚は圧縮され、コイル巻き鍔3の鍔先端部分20は多芯平行導線15の積層表面12を 基準とすると、鍔3の高さの約40%積層表面12より突出する。
【0017】 次いで、図2に示されるように、ボビン2のネック側16および中間部14部分の 位置のコイル巻き鍔3を有するコイル巻き溝5を対象とし、このコイル巻き溝5 に積層されて二次成形された多芯平行導線15の積層表面12上に図1の(b)に示 すように約0.5 mm厚の保護板21を被せる。しかる後、偏向ヨークを陰極線管に装 着するときの陰極線管の中心、つまりZ軸を中心とした円(半径R4 )で、保護 板21の表面よりも突出している鍔先端部分20を切断又は溶断等の加工によって削 除する。このとき、各コイル巻き溝5のコイル最外層とカット円との距離はでき るだけ一定になるようにコイル巻き溝5を設けておく。カット後は保護板21を取 り外し、コイル巻き溝5にエポキシ樹脂等の定着剤を注入して、積層コイルをボ ビン2に定着固定する。
【0018】 本実施例によれば、ボビン2のコイル巻き溝5に多芯平行導線15を積層巻回し た後、二次成形してコイル層を固定した状態でボビン2のネック側16部分および 中間部14部分に位置するコイル巻き鍔3のうち、多芯平行導線15の積層表面より も突出する鍔先端部分20をカットする構成としたので、この偏向コイルを組み立 てた偏向ヨークを陰極線管に装着したとき、偏向コイルの重心と陰極線管の距離 が鍔先端部分20だけ短くなり、偏向感度を大幅に向上することができる。
【0019】 また、偏向コイルの重心と陰極線管との距離を短くすることにより偏向感度が 大幅に向上するので、巻線機の巻線精度を高めても僅かに偏向感度が向上するだ けのため、特別に巻線精度を高める必要がなく、巻線作業もやり易くなる。
【0020】 なお、本考案は上記実施例に限定することがなく、様々な実施の態様を採り得 る。例えば、上記実施例では、コイル巻鍔3のネック側16部分の位置および中間 部14部分の位置におけるコイル積層表面より突出する鍔先端部分20をカットした が、例えば、ネック側16部分の位置の鍔先端部分20のみをカットするだけでもよ い。あるいは、ネック部16と、中間部14およびテーパ部13の位置の各鍔先端部分 20を一緒にカットしてもよく、さらには、ネック部16とテーパ部13の鍔先端部分 20を一緒にカットしてもよい。
【0021】 また、上記実施例では、多芯平行導線15として図5の(d)に示す層間接着層 8を設けた多芯平行導線15を用いたが、図5の(a)〜(c)に示される各種多 芯平行導線15のうち、何れの多芯平行導線を用いてもよい。しかし、図5の(a )と図5の(b)の多芯平行導線15を用いる場合には、層間接着剤が必要となる 。
【0022】 さらに、上記実施例では、積層多芯平行導線15を層間接着層8を溶融冷却して 固定後、エポキシ樹脂等の定着剤をコイル巻き溝5内に注入して硬化し、積層多 芯平行導線15をボビン2のコイル巻き溝5に接着固定して一体化したが、積層接 着層8を溶融固化することにより積層多芯平行導線15をボビン2のコイル巻き溝 5に接着固定して一体化することも可能であり、この場合は、エポキシ樹脂等の 定着剤を省略することができる。
【0023】
本考案はボビンのコイル巻き鍔間のコイル巻き溝内に多芯平行導線を積層巻回 して固定した後、この固定状態で、コイル巻き鍔の少なくともネック側部分の位 置において、多芯平行導線の積層表面よりも突出する鍔先端部分をカットする構 成としたので、この偏向コイルを組み立てた偏向ヨークを陰極線管に装着したと き積層された多芯平行導線の重心から陰極線管までの距離を短くすることができ 、これにより、偏向感度の大幅な向上が図れる。
【0024】 また、偏向コイルの重心と陰極線管との距離を短くすることにより、偏向感度 が大幅に向上するので、巻線機の巻線精度を高めても僅かに偏向感度をアップす るだけのため巻線精度を特別に高めるための手段や方法を用いる必要がなく、巻 線作業もやり易くなる。
【図1】本実施例の偏向ヨークに係る偏向ヨークの要部
構成の説明図である。
構成の説明図である。
【図2】本実施例の偏向コイルのコイル巻き鍔の削除位
置を示す説明図である。
置を示す説明図である。
【図3】本実施例の偏向コイルの製造工程の説明図であ
る。
る。
【図4】提案例の偏向コイルのコイル巻き状態を示す説
明図である。
明図である。
【図5】各種形態の多芯平行導線の説明図である。
【図6】従来の偏向コイルのコイル巻き状態を示す説明
図である。
図である。
【図7】従来の偏向コイルのボビンの一例の説明図であ
る。
る。
【図8】一般的な偏向ヨークの説明図である。
2 ボビン 3 コイル巻き鍔 5 コイル巻き溝 8 層間接着層 12 積層表面 15 多芯平行導線 16 ネック側 17 頭部側 20 鍔先端部分 21 保護板
Claims (1)
- 【請求項1】 垂直偏向コイルと水平偏向コイルを備え
た偏向ヨークにおいて、前記垂直偏向コイルと水平偏向
コイルの一方又は両方はボビン内周面の頭部側とネック
側を結ぶ方向に形成した複数のコイル巻き鍔間のコイル
巻き溝内に多芯平行導線を積層巻回することによって形
成されており、前記コイル巻き溝内に多芯平行導線が積
層巻回されて固定されている状態で、コイル巻き鍔の少
なくともネック側部分の位置において多芯平行導線の積
層表面よりも突出する鍔先端部分がカットされているこ
とを特徴とする偏向ヨーク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1848493U JPH0672147U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 偏向ヨーク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1848493U JPH0672147U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 偏向ヨーク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0672147U true JPH0672147U (ja) | 1994-10-07 |
Family
ID=11972919
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1848493U Pending JPH0672147U (ja) | 1993-03-19 | 1993-03-19 | 偏向ヨーク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0672147U (ja) |
-
1993
- 1993-03-19 JP JP1848493U patent/JPH0672147U/ja active Pending
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