JPH08138552A - 偏向コイルの二次成形装置 - Google Patents
偏向コイルの二次成形装置Info
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- JPH08138552A JPH08138552A JP30438994A JP30438994A JPH08138552A JP H08138552 A JPH08138552 A JP H08138552A JP 30438994 A JP30438994 A JP 30438994A JP 30438994 A JP30438994 A JP 30438994A JP H08138552 A JPH08138552 A JP H08138552A
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Landscapes
- Formation Of Various Coating Films On Cathode Ray Tubes And Lamps (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 偏向コイルの一次成形体における多芯平行導
線の各層間の間隙をなくし、偏向コイルの性能および生
産性を高め、安価な偏向コイルを提供するための偏向コ
イルの二次成形装置を提供することである。 【構成】 偏向コイルの二次成形装置1は、巻枠保持部
15を有する保持部24と、突条歯19が突設された二次成形
型17を有する成形部23とを有している。コイルボビン3
の内周面に多芯平行導線5を積層巻回して形成された偏
向コイル6の一次成形体を巻枠保持部15で保持し、多芯
平行導線5を通電加熱して一次成形体の頭部側から二次
成形型17のネック側を挿入し、突条歯19により多芯平行
導線5を加圧し、多芯平行導線5の各層間の隙間をなく
した状態で冷却固化して二次成形体を形成する。
線の各層間の間隙をなくし、偏向コイルの性能および生
産性を高め、安価な偏向コイルを提供するための偏向コ
イルの二次成形装置を提供することである。 【構成】 偏向コイルの二次成形装置1は、巻枠保持部
15を有する保持部24と、突条歯19が突設された二次成形
型17を有する成形部23とを有している。コイルボビン3
の内周面に多芯平行導線5を積層巻回して形成された偏
向コイル6の一次成形体を巻枠保持部15で保持し、多芯
平行導線5を通電加熱して一次成形体の頭部側から二次
成形型17のネック側を挿入し、突条歯19により多芯平行
導線5を加圧し、多芯平行導線5の各層間の隙間をなく
した状態で冷却固化して二次成形体を形成する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、テレビジョン受像機や
ディスプレイ装置等の陰極線管に装着される鞍型形状の
偏向コイルにおけるコイル巻き状態を整形する偏向コイ
ルの二次成形装置に関するものである。
ディスプレイ装置等の陰極線管に装着される鞍型形状の
偏向コイルにおけるコイル巻き状態を整形する偏向コイ
ルの二次成形装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図8には、鞍型形状のコイルボビン3の
内周面に沿って形成された鞍型形状の偏向コイル6が示
されている。同図のコイルボビン3の内周面には頭部側
とネック側を結ぶ方向に複数のコイル巻き溝4が形成さ
れ、このコイル巻き溝4は、ネック側のストレート溝
と、頭部側からストレート溝につながる分布部溝とを有
している。また、コイルボビン3の頭部側とネック側に
は渡り線部13が形成されており、この渡り線部13を介し
て各コイル巻き溝4がつながっている。
内周面に沿って形成された鞍型形状の偏向コイル6が示
されている。同図のコイルボビン3の内周面には頭部側
とネック側を結ぶ方向に複数のコイル巻き溝4が形成さ
れ、このコイル巻き溝4は、ネック側のストレート溝
と、頭部側からストレート溝につながる分布部溝とを有
している。また、コイルボビン3の頭部側とネック側に
は渡り線部13が形成されており、この渡り線部13を介し
て各コイル巻き溝4がつながっている。
【0003】このようなコイルボビン3の各コイル巻き
溝4に、多芯平行導線5が、順次適宜の巻回数に巻回さ
れて偏向コイル6の一次成形体が形成される。
溝4に、多芯平行導線5が、順次適宜の巻回数に巻回さ
れて偏向コイル6の一次成形体が形成される。
【0004】前記多芯平行導線5は、図9に示すよう
に、銅等の導体線である芯線8の表面上に、絶縁層9
と、融点が高いホットメルト樹脂等で形成される線間接
着層10と、融点が低い(線間接着層10より低い温度で溶
融する)ホットメルト樹脂等で形成される層間接着層11
とを積層して形成したものである。表面に絶縁層9を設
けた複数の芯線8を平行に配列した後、絶縁層9の表面
に線間接着層10を塗布する。この後、線間接着層10の融
点より高い温度に通電加熱して線間接着層10を溶融し、
表面に絶縁層9を設けた複数の芯線8を接着する。さら
に、線間接着層10の表面に溶融した層間接着層11を塗布
し、冷却固定化して一体化する。ここで、多芯平行導線
5の線幅Hはコイル巻き溝4の溝幅とほぼ同一か若干狭
い。
に、銅等の導体線である芯線8の表面上に、絶縁層9
と、融点が高いホットメルト樹脂等で形成される線間接
着層10と、融点が低い(線間接着層10より低い温度で溶
融する)ホットメルト樹脂等で形成される層間接着層11
とを積層して形成したものである。表面に絶縁層9を設
けた複数の芯線8を平行に配列した後、絶縁層9の表面
に線間接着層10を塗布する。この後、線間接着層10の融
点より高い温度に通電加熱して線間接着層10を溶融し、
表面に絶縁層9を設けた複数の芯線8を接着する。さら
に、線間接着層10の表面に溶融した層間接着層11を塗布
し、冷却固定化して一体化する。ここで、多芯平行導線
5の線幅Hはコイル巻き溝4の溝幅とほぼ同一か若干狭
い。
【0005】前記偏向コイル6の一次成形体は、多芯平
行導線5を層間接着層11の融点より高く、かつ、線間接
着層10の融点より低い温度に通電加熱し、層間接着層11
を溶融して各コイル巻き溝4および渡り線部13に積層さ
れた多芯平行導線5を一体化させ、この状態のまま冷却
固定化して偏向コイル6の二次成形体を形成する。そし
て、エポキシ樹脂等の定着剤が塗布されて偏向コイル6
がコイルボビン3に固定される。
行導線5を層間接着層11の融点より高く、かつ、線間接
着層10の融点より低い温度に通電加熱し、層間接着層11
を溶融して各コイル巻き溝4および渡り線部13に積層さ
れた多芯平行導線5を一体化させ、この状態のまま冷却
固定化して偏向コイル6の二次成形体を形成する。そし
て、エポキシ樹脂等の定着剤が塗布されて偏向コイル6
がコイルボビン3に固定される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
に二次成形された偏向コイル6において、各コイル巻き
溝4に積層された多芯平行導線5の各層の間隔は均一で
密であることが望まれる。そのために、各コイル巻き溝
4に多芯平行導線5を巻回するとき(一次成形時)に
は、コイルボビン3が変形せず、かつ、多芯平行導線5
が劣化損傷しない程度に強いテンション(張力)を多芯
平行導線5にかけながらコイル巻き溝4に巻回してい
る。この巻回速度はゆっくりであり、また、巻回途中に
巻き具合をチェックする検査工程を設けているために、
偏向コイル6の生産性が悪く、製造コストが高くなって
しまうという問題がある。
に二次成形された偏向コイル6において、各コイル巻き
溝4に積層された多芯平行導線5の各層の間隔は均一で
密であることが望まれる。そのために、各コイル巻き溝
4に多芯平行導線5を巻回するとき(一次成形時)に
は、コイルボビン3が変形せず、かつ、多芯平行導線5
が劣化損傷しない程度に強いテンション(張力)を多芯
平行導線5にかけながらコイル巻き溝4に巻回してい
る。この巻回速度はゆっくりであり、また、巻回途中に
巻き具合をチェックする検査工程を設けているために、
偏向コイル6の生産性が悪く、製造コストが高くなって
しまうという問題がある。
【0007】また、上記のように細心の注意を払って偏
向コイル6の一次成形体を形成しても、多芯平行導線5
が浮き上がって巻かれる等して各層間に隙間が生じ、二
次成形時に多芯平行導線5を通電加熱すると、多芯平行
導線5が浮き上がって弓形状に反る等したまま固化され
てしまう。このように偏向コイル6を形成している多芯
平行導線5の層間隔に浮き上がりが生じると、偏向コイ
ル6の偏向感度が悪化する。その上に、多芯平行導線5
の占積率が低下して偏向コイル6の巻き太りも生じる。
また、溶融した多芯平行導線5の層間接着層11が各層の
間の隙間を埋めることができず、空隙が生じているまま
冷却固定化されると、多芯平行導線5の位置が安定せ
ず、多芯平行導線5に交流電流を通電しているときに多
芯平行導線5が振動し、うなり音が発生するという問題
がある。
向コイル6の一次成形体を形成しても、多芯平行導線5
が浮き上がって巻かれる等して各層間に隙間が生じ、二
次成形時に多芯平行導線5を通電加熱すると、多芯平行
導線5が浮き上がって弓形状に反る等したまま固化され
てしまう。このように偏向コイル6を形成している多芯
平行導線5の層間隔に浮き上がりが生じると、偏向コイ
ル6の偏向感度が悪化する。その上に、多芯平行導線5
の占積率が低下して偏向コイル6の巻き太りも生じる。
また、溶融した多芯平行導線5の層間接着層11が各層の
間の隙間を埋めることができず、空隙が生じているまま
冷却固定化されると、多芯平行導線5の位置が安定せ
ず、多芯平行導線5に交流電流を通電しているときに多
芯平行導線5が振動し、うなり音が発生するという問題
がある。
【0008】また、例えば、21インチの受像面を持つ陰
極線管において、多芯平行導線5の層間隔が0.1 mm変化
すると、偏向コイル6の偏向磁界によるコンバーゼンス
(青、赤、緑の電子ビームの重なり)が約0.1 mmずれる
という如く、前記層間隔の僅かなずれで偏向コイル6の
コンバーゼンス特性が変化してしまう。また、陰極線管
の仕様に合わせて偏向コイル6の偏向磁界を精度良く制
御することができないという問題がある。このように、
従来の偏向コイル6の作製方式では、偏向コイル6の偏
向感度が悪化したり、コンバーゼンス特性がばらつく等
して性能の良い偏向コイル6を提供することは困難であ
った。
極線管において、多芯平行導線5の層間隔が0.1 mm変化
すると、偏向コイル6の偏向磁界によるコンバーゼンス
(青、赤、緑の電子ビームの重なり)が約0.1 mmずれる
という如く、前記層間隔の僅かなずれで偏向コイル6の
コンバーゼンス特性が変化してしまう。また、陰極線管
の仕様に合わせて偏向コイル6の偏向磁界を精度良く制
御することができないという問題がある。このように、
従来の偏向コイル6の作製方式では、偏向コイル6の偏
向感度が悪化したり、コンバーゼンス特性がばらつく等
して性能の良い偏向コイル6を提供することは困難であ
った。
【0009】本発明は上記課題を解決するためになされ
たものであり、その目的は、偏向感度が良く、コンバー
ゼンス特性が優れた性能の良い偏向コイルを作製でき、
偏向コイルの生産性を高め、安価な偏向コイルを提供す
るための偏向コイルの二次成形装置を提供することであ
る。
たものであり、その目的は、偏向感度が良く、コンバー
ゼンス特性が優れた性能の良い偏向コイルを作製でき、
偏向コイルの生産性を高め、安価な偏向コイルを提供す
るための偏向コイルの二次成形装置を提供することであ
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明の偏向コイルの二次成形装置は、鞍型形状をしたコ
イル巻枠の内周面に頭部側とネック側を結ぶ方向にコイ
ル巻き溝が形成され、このコイル巻き溝はネック側のス
トレート溝と頭部側からこのストレート溝につながる分
布部溝とを有し、このコイル巻枠のコイル巻き溝に多芯
平行導体が巻かれた偏向コイルの一次成形体のコイル巻
き状態を整形する二次成形装置であって、前記偏向コイ
ルの一次成形体を外側から保持する巻枠保持部と、前記
コイル巻枠の内周面に嵌合する鞍型形状の外周面を持
ち、この外周面にコイル巻枠のコイル巻き溝に嵌合する
突条歯が形成された二次成形型と、この二次成形型をそ
の鞍型外周面を露出させて保持する成形型基台と、二次
成形型をそのネック側から一次成形体の頭部側へ挿入し
突条歯をコイル巻き溝に嵌合した状態で成形型基台を二
次成形型と共に一次成形体の頭部側からネック側へ移動
する基台移動機構とを備え、前記二次成形型のネック側
のストレート部は頭部側とネック側を結ぶ軸方向に複数
に分割され各分割部分は分布部側の分割部分と一体とな
って駒型を形成しており、各駒型は成形基台に対して所
定のストローク範囲内で前記軸方向に慴動移動が可能に
配設されており、この各駒型と成形基台との慴動領域の
成形基台側には駒型を乗り上げ慴動させて駒型を外方向
に拡げる乗り上げ凸部が形成されていることを特徴とし
て構成されている。
に、本発明は次のように構成されている。すなわち、本
発明の偏向コイルの二次成形装置は、鞍型形状をしたコ
イル巻枠の内周面に頭部側とネック側を結ぶ方向にコイ
ル巻き溝が形成され、このコイル巻き溝はネック側のス
トレート溝と頭部側からこのストレート溝につながる分
布部溝とを有し、このコイル巻枠のコイル巻き溝に多芯
平行導体が巻かれた偏向コイルの一次成形体のコイル巻
き状態を整形する二次成形装置であって、前記偏向コイ
ルの一次成形体を外側から保持する巻枠保持部と、前記
コイル巻枠の内周面に嵌合する鞍型形状の外周面を持
ち、この外周面にコイル巻枠のコイル巻き溝に嵌合する
突条歯が形成された二次成形型と、この二次成形型をそ
の鞍型外周面を露出させて保持する成形型基台と、二次
成形型をそのネック側から一次成形体の頭部側へ挿入し
突条歯をコイル巻き溝に嵌合した状態で成形型基台を二
次成形型と共に一次成形体の頭部側からネック側へ移動
する基台移動機構とを備え、前記二次成形型のネック側
のストレート部は頭部側とネック側を結ぶ軸方向に複数
に分割され各分割部分は分布部側の分割部分と一体とな
って駒型を形成しており、各駒型は成形基台に対して所
定のストローク範囲内で前記軸方向に慴動移動が可能に
配設されており、この各駒型と成形基台との慴動領域の
成形基台側には駒型を乗り上げ慴動させて駒型を外方向
に拡げる乗り上げ凸部が形成されていることを特徴とし
て構成されている。
【0011】
【作用】上記構成の本発明において、コイル巻枠のコイ
ル巻き溝に沿って多芯平行導体を巻回して偏向コイルの
一次成形体を形成し、コイル巻枠を外周面側から巻枠保
持部で保持し、このコイル巻枠の頭部側から二次成形型
のネック側を挿入し、二次成形型の突条歯とコイル巻枠
のコイル巻き溝を嵌合させる。そして、基台移動機構に
よって成形型基台と共に二次成形型をコイル巻枠の頭部
側からネック側へ移動すると、二次成形型の分布部がコ
イル巻枠の分布部に突き当たり、二次成形型の分布部の
突条歯がコイル巻き溝の分布部溝に巻回されている多芯
平行導体を表面側から押し、積層されている多芯平行導
体間の間隙をなくし、多芯平行導体の巻き状態を安定化
させ整える。
ル巻き溝に沿って多芯平行導体を巻回して偏向コイルの
一次成形体を形成し、コイル巻枠を外周面側から巻枠保
持部で保持し、このコイル巻枠の頭部側から二次成形型
のネック側を挿入し、二次成形型の突条歯とコイル巻枠
のコイル巻き溝を嵌合させる。そして、基台移動機構に
よって成形型基台と共に二次成形型をコイル巻枠の頭部
側からネック側へ移動すると、二次成形型の分布部がコ
イル巻枠の分布部に突き当たり、二次成形型の分布部の
突条歯がコイル巻き溝の分布部溝に巻回されている多芯
平行導体を表面側から押し、積層されている多芯平行導
体間の間隙をなくし、多芯平行導体の巻き状態を安定化
させ整える。
【0012】さらに、成形型基台を挿入方向に移動する
と、二次成形型はその分布部がコイル巻枠側の分布部に
突き当たっているので、二次成形型は移動せず、成形型
基台が二次成形型に対して相対的に慴動移動する。そう
すると、二次成形型の駒型が成形型基台の乗り上げ凸部
に乗り上げ、各駒型のストレート部が外方向に押し上げ
られ、各駒型のストレート部の突条歯がストレート溝の
多芯平行導体を押す。これにより、一次成形体の多芯平
行導体の分布部からストレート部にわたる各層間の間隙
をなくし、多芯平行導体の巻き状態を安定化させ整え
る。
と、二次成形型はその分布部がコイル巻枠側の分布部に
突き当たっているので、二次成形型は移動せず、成形型
基台が二次成形型に対して相対的に慴動移動する。そう
すると、二次成形型の駒型が成形型基台の乗り上げ凸部
に乗り上げ、各駒型のストレート部が外方向に押し上げ
られ、各駒型のストレート部の突条歯がストレート溝の
多芯平行導体を押す。これにより、一次成形体の多芯平
行導体の分布部からストレート部にわたる各層間の間隙
をなくし、多芯平行導体の巻き状態を安定化させ整え
る。
【0013】このような状態で多芯平行導体を通電加熱
し、各層の多芯平行導体を接着固定化して偏向コイルの
二次成形体が作製される。
し、各層の多芯平行導体を接着固定化して偏向コイルの
二次成形体が作製される。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
する。なお、本実施例の説明において、従来例と同一名
称部分には同一符号を付し、その詳細な説明は省略す
る。
【0015】図1には、本実施例の偏向コイルの二次成
形装置1の構成が、偏向コイル6の二次成形の過程状態
と共に示されている。本装置1は、成形部23と、保持部
24とを有して構成されており、成形部23は図2に、保持
部24は図5に、その詳細な図が示されている。
形装置1の構成が、偏向コイル6の二次成形の過程状態
と共に示されている。本装置1は、成形部23と、保持部
24とを有して構成されており、成形部23は図2に、保持
部24は図5に、その詳細な図が示されている。
【0016】成形部23は、図1および図2に示すよう
に、二次成形型17と、成形型基台18と、縦板26と、基台
移動機構20とを有して構成されている。図2において、
二次成形型17は、図8に示すような鞍型形状のコイル巻
枠であるコイルボビン3の内周面に嵌合するように形成
された鞍型形状の外周面16を有し、この外周面16にはコ
イルボビン3のコイル巻き溝4に嵌合する突条歯19が突
設されている。この二次成形型17は、図3に示すよう
に、分布部ではネック側に向かうにつれ径が小さくな
り、ストレート部では径が一定である駒型25A,25C,
25Eと、分布部で駒型25Aと25Cの間に挟まれる駒型25
Bと、駒型25Cと25Eの間に挟まれる駒型25Dとが組み
合わされて形成されており、二次成形型17の駒型25B,
25D部分の外周面16は他の駒型25A,25C,25Eの外周
面16よりも僅かに落ち込んでいる。また、上記駒型25
A,25C,25Eのストレート部の底面側には図4に示す
ような凹部22が形成されている。
に、二次成形型17と、成形型基台18と、縦板26と、基台
移動機構20とを有して構成されている。図2において、
二次成形型17は、図8に示すような鞍型形状のコイル巻
枠であるコイルボビン3の内周面に嵌合するように形成
された鞍型形状の外周面16を有し、この外周面16にはコ
イルボビン3のコイル巻き溝4に嵌合する突条歯19が突
設されている。この二次成形型17は、図3に示すよう
に、分布部ではネック側に向かうにつれ径が小さくな
り、ストレート部では径が一定である駒型25A,25C,
25Eと、分布部で駒型25Aと25Cの間に挟まれる駒型25
Bと、駒型25Cと25Eの間に挟まれる駒型25Dとが組み
合わされて形成されており、二次成形型17の駒型25B,
25D部分の外周面16は他の駒型25A,25C,25Eの外周
面16よりも僅かに落ち込んでいる。また、上記駒型25
A,25C,25Eのストレート部の底面側には図4に示す
ような凹部22が形成されている。
【0017】上記二次成形型17は鞍型形状の外周面16を
露出させて底面側が成形型基板18で保持されている。た
だし、二次成形型17の駒型25A,25C,25Eと成形型基
台18との間は頭部側とネック側を結ぶ軸方向に所定のス
トローク範囲内で慴動可能に組み合わされており、駒型
25B,25Dと成形型基台18の間はねじ部(図示せず)で
固定接合されている。
露出させて底面側が成形型基板18で保持されている。た
だし、二次成形型17の駒型25A,25C,25Eと成形型基
台18との間は頭部側とネック側を結ぶ軸方向に所定のス
トローク範囲内で慴動可能に組み合わされており、駒型
25B,25Dと成形型基台18の間はねじ部(図示せず)で
固定接合されている。
【0018】また、成形型基台18のネック側端には溝40
が形成され、この溝40には、前記軸方向に基台18を移動
させる基台移動機構20の基端側が回動自在に連結されて
いる。基台移動機構20は、操作軸27と、ねじ部38と、ね
じ支持部39とを有して構成されている。ねじ支持部39
は、前記成形型基台18の溝40に、溝40の左右方向に渡し
て設置されるピン(図示せず)等で回動自在に設けられ
ており、このねじ支持部39にはねじ部38の一端側が固定
されている。また、ねじ部38の他端側は操作軸27に形成
されたねじ穴に螺合されている。上記基台移動機構20
は、操作軸27を回転操作して、操作軸27に対して相対的
に成形型基台18を進退移動させる。
が形成され、この溝40には、前記軸方向に基台18を移動
させる基台移動機構20の基端側が回動自在に連結されて
いる。基台移動機構20は、操作軸27と、ねじ部38と、ね
じ支持部39とを有して構成されている。ねじ支持部39
は、前記成形型基台18の溝40に、溝40の左右方向に渡し
て設置されるピン(図示せず)等で回動自在に設けられ
ており、このねじ支持部39にはねじ部38の一端側が固定
されている。また、ねじ部38の他端側は操作軸27に形成
されたねじ穴に螺合されている。上記基台移動機構20
は、操作軸27を回転操作して、操作軸27に対して相対的
に成形型基台18を進退移動させる。
【0019】また、成形型基台18には、図4に示すよう
に、前記凹部22に収納される乗り上げ凸部21が形成され
ている。この乗り上げ凸部21は、ネック側に緩やかな乗
り上げ面42と、頭部側に急なストッパー面43とを有す
る、例えば、三角形状や台形形状をしている。また、成
形型基台18の左右両端側には、図2に示すような嵌合凸
部28A,28Bが形成されている。
に、前記凹部22に収納される乗り上げ凸部21が形成され
ている。この乗り上げ凸部21は、ネック側に緩やかな乗
り上げ面42と、頭部側に急なストッパー面43とを有す
る、例えば、三角形状や台形形状をしている。また、成
形型基台18の左右両端側には、図2に示すような嵌合凸
部28A,28Bが形成されている。
【0020】また、成形型基台18の一端側には、該基台
18に対して垂直に、かつ、二次成形型17の頭部側と間隙
を介して縦板26が設けられ、この縦板26の左右両端側に
は嵌合凸部28C,28Dが軸方向に突設されている。この
縦板26と二次成形型17の頭部側間にはばね等の弾性体
(図示せず)が介設され、この弾性体によって、二次成
形型17にはネック側に向かう方向の力が加えられてい
る。この弾性体の力によって、図4に示すように、駒型
25A,25C,25Eの凹部22の頭部側面が、前記乗り上げ
凸部21のストッパー面43に係止して、駒型25A,25C,
25Eが成形型基台18に対して静止している。
18に対して垂直に、かつ、二次成形型17の頭部側と間隙
を介して縦板26が設けられ、この縦板26の左右両端側に
は嵌合凸部28C,28Dが軸方向に突設されている。この
縦板26と二次成形型17の頭部側間にはばね等の弾性体
(図示せず)が介設され、この弾性体によって、二次成
形型17にはネック側に向かう方向の力が加えられてい
る。この弾性体の力によって、図4に示すように、駒型
25A,25C,25Eの凹部22の頭部側面が、前記乗り上げ
凸部21のストッパー面43に係止して、駒型25A,25C,
25Eが成形型基台18に対して静止している。
【0021】保持部24は、図1に示すように、巻枠保持
部15と、一対の側板31と、巻枠保持部支持台34と、位置
調整部32と、アーム支持台33とを有して構成されてい
る。同図において、巻枠保持部15はブロック形状をして
おり、この上部面上には、図8に示すようなコイルボビ
ン3の鞍型形状の外周面に嵌合するように形成された図
5に示すような鞍型形状の凹部周面14が形成されてお
り、また、巻枠保持部15の側面側には巻枠保持部15の左
右方向の位置を調整する位置調整部32が設けられてい
る。
部15と、一対の側板31と、巻枠保持部支持台34と、位置
調整部32と、アーム支持台33とを有して構成されてい
る。同図において、巻枠保持部15はブロック形状をして
おり、この上部面上には、図8に示すようなコイルボビ
ン3の鞍型形状の外周面に嵌合するように形成された図
5に示すような鞍型形状の凹部周面14が形成されてお
り、また、巻枠保持部15の側面側には巻枠保持部15の左
右方向の位置を調整する位置調整部32が設けられてい
る。
【0022】巻枠保持部15は、前記凹部周面14を露出上
面にして巻枠保持部支持台34に設置されており、巻枠保
持部支持台34には巻枠保持部15が慴動する慴動溝36が形
成されている。前記位置調整部32の調整回転棒を適宜の
方向に回転して巻枠保持部15を巻枠保持部支持台34に対
して左方向又は右方向に、前記慴動溝36に沿って慴動移
動させる。
面にして巻枠保持部支持台34に設置されており、巻枠保
持部支持台34には巻枠保持部15が慴動する慴動溝36が形
成されている。前記位置調整部32の調整回転棒を適宜の
方向に回転して巻枠保持部15を巻枠保持部支持台34に対
して左方向又は右方向に、前記慴動溝36に沿って慴動移
動させる。
【0023】また、巻枠保持部支持台34には、一対の側
板31が設けられており、この側板31の内周面には、図5
に示すような、前記成形部23の嵌合凸部28A,28B,28
C,28Dに対応する嵌合溝29A,29B,29C,29Dが形
成されており、図1に示すように、これら嵌合溝29A,
29B,29C,29Dに対応する前記嵌合凸部28A,28B,
28C,28Dをそれぞれ保持部24の頭部側からスライド挿
入し、成形部23と保持部24とを組み合わせる。また、巻
枠保持部支持台34のネック側には、アーム支持台33が上
側方向に突設されており、このアーム支持台33の上端側
には、成形部23の操作軸27と嵌合する溝35が形成されて
いる。
板31が設けられており、この側板31の内周面には、図5
に示すような、前記成形部23の嵌合凸部28A,28B,28
C,28Dに対応する嵌合溝29A,29B,29C,29Dが形
成されており、図1に示すように、これら嵌合溝29A,
29B,29C,29Dに対応する前記嵌合凸部28A,28B,
28C,28Dをそれぞれ保持部24の頭部側からスライド挿
入し、成形部23と保持部24とを組み合わせる。また、巻
枠保持部支持台34のネック側には、アーム支持台33が上
側方向に突設されており、このアーム支持台33の上端側
には、成形部23の操作軸27と嵌合する溝35が形成されて
いる。
【0024】次に、上記偏向コイルの二次成形装置1を
用いた偏向コイル6の作製動作を図面に基づいて説明す
る。
用いた偏向コイル6の作製動作を図面に基づいて説明す
る。
【0025】まず、図8に示すコイルボビン3のコイル
巻き溝4に多芯平行導体である多芯平行導線5を巻線機
(図示せず)を使用して図6に示される巻線工程で積層
巻回して偏向コイル6の一次成形体を形成する。このと
きのコイル巻き溝4の多芯平行導線5の積層状態の一例
を図7の(a)に示す。
巻き溝4に多芯平行導体である多芯平行導線5を巻線機
(図示せず)を使用して図6に示される巻線工程で積層
巻回して偏向コイル6の一次成形体を形成する。このと
きのコイル巻き溝4の多芯平行導線5の積層状態の一例
を図7の(a)に示す。
【0026】次に、多芯平行導線5が積層巻回されたコ
イルボビン3を、保持部24の巻枠保持部15の凹部周面14
に設置し、多芯平行導線5に通電するための配線を施
し、図1に示すように、保持部24と成形部23を組み合わ
せる。つまり、コイルボビン3の頭部側から二次成形型
17のネック側を挿入する。この組み合わせ時に、二次成
形型17とコイルボビン3が正確に嵌合するように、位置
調整部32によって巻枠保持部15の左右の位置合わせを行
う。
イルボビン3を、保持部24の巻枠保持部15の凹部周面14
に設置し、多芯平行導線5に通電するための配線を施
し、図1に示すように、保持部24と成形部23を組み合わ
せる。つまり、コイルボビン3の頭部側から二次成形型
17のネック側を挿入する。この組み合わせ時に、二次成
形型17とコイルボビン3が正確に嵌合するように、位置
調整部32によって巻枠保持部15の左右の位置合わせを行
う。
【0027】次に、図6に示すように、多芯平行導線5
を層間接着層11の融点より高く線間接着層10の融点より
低い温度に通電加熱して、層間接着層11を溶融する。こ
の状態で、図1に示す基台移動機構20の操作軸27を反転
させ、アーム支持台33の溝35に嵌めてアーム支持台33で
操作軸27を支持し、成形型基台18を軸方向に沿ってネッ
ク側に移動させる方向に操作軸27を回転して、成形型基
台18を二次成形型17と共にネック側に移動させる。この
ように移動させていくと、二次成形型17とコイルボビン
3はネック側に向かうにつれ径が小さくなる分布部を有
しているために、二次成形型17の外周面16の高さが高い
方の駒型25A,25C,25Eはコイルボビン3に突き当た
る。この状態で、二次成形型17には、前記弾性体によっ
てネック側方向に押す力が加えられていることから、駒
型25A,25C,25Eの分布部の突条歯19が図7の(b)
に示すように対応する分布部の多芯平行導線5の表面側
より加圧する。
を層間接着層11の融点より高く線間接着層10の融点より
低い温度に通電加熱して、層間接着層11を溶融する。こ
の状態で、図1に示す基台移動機構20の操作軸27を反転
させ、アーム支持台33の溝35に嵌めてアーム支持台33で
操作軸27を支持し、成形型基台18を軸方向に沿ってネッ
ク側に移動させる方向に操作軸27を回転して、成形型基
台18を二次成形型17と共にネック側に移動させる。この
ように移動させていくと、二次成形型17とコイルボビン
3はネック側に向かうにつれ径が小さくなる分布部を有
しているために、二次成形型17の外周面16の高さが高い
方の駒型25A,25C,25Eはコイルボビン3に突き当た
る。この状態で、二次成形型17には、前記弾性体によっ
てネック側方向に押す力が加えられていることから、駒
型25A,25C,25Eの分布部の突条歯19が図7の(b)
に示すように対応する分布部の多芯平行導線5の表面側
より加圧する。
【0028】さらに、操作軸27を前記と同方向に回転す
ると、二次成形型17の駒型25A,25C,25Eは移動でき
ず、成形型基台18と外周面16の高さが低い駒型25B,25
Dが共にネック側に移動し、図4に示す駒型25A,25
C,25Eのストレート部の底面44が乗り上げ凸部21の乗
り上げ面42に乗り上げ、二次成形型17の駒型25A,25
C,25Eのストレート部を、それぞれ図3に示す押し上
げ方向に押し上げ、図7の(b)に示すように二次成形
型17の全ストレート部の突条歯19が一次成形体の全スト
レート部の多芯平行導線5の表面側より加圧する。ま
た、このとき、駒型25A,25C,25Eのストレート部が
押し上げられて、各駒型25A,25C,25Eのストレート
部の間に間隙が生じて広がるに伴い、この間隙に駒型25
B,25Dのストレート部側の鋭部41が割り込み、駒型25
B,25Dがコイルボビン3の分布部側に突き当たり、駒
型25B,25Dの突条歯19が対応する多芯平行導線5の表
面側より加圧する。このようにして、一次成形体の多芯
平行導線5を全体に渡って(分布部からストレート部に
渡って)加圧した後、操作軸27の回転動作を終了する。
ると、二次成形型17の駒型25A,25C,25Eは移動でき
ず、成形型基台18と外周面16の高さが低い駒型25B,25
Dが共にネック側に移動し、図4に示す駒型25A,25
C,25Eのストレート部の底面44が乗り上げ凸部21の乗
り上げ面42に乗り上げ、二次成形型17の駒型25A,25
C,25Eのストレート部を、それぞれ図3に示す押し上
げ方向に押し上げ、図7の(b)に示すように二次成形
型17の全ストレート部の突条歯19が一次成形体の全スト
レート部の多芯平行導線5の表面側より加圧する。ま
た、このとき、駒型25A,25C,25Eのストレート部が
押し上げられて、各駒型25A,25C,25Eのストレート
部の間に間隙が生じて広がるに伴い、この間隙に駒型25
B,25Dのストレート部側の鋭部41が割り込み、駒型25
B,25Dがコイルボビン3の分布部側に突き当たり、駒
型25B,25Dの突条歯19が対応する多芯平行導線5の表
面側より加圧する。このようにして、一次成形体の多芯
平行導線5を全体に渡って(分布部からストレート部に
渡って)加圧した後、操作軸27の回転動作を終了する。
【0029】以上のように、多芯平行導線5が加圧され
ると、層間接着層11が溶融しているために、多芯平行導
線5の線巾Hがコイル巻き溝4の溝巾より若干狭いとき
には、図7の(c)に示すように、多芯平行導線5の芯
線8の山部が移動して積層相手側の多芯平行導線5の芯
線8間の谷部に入り込んで安定化し、コイル巻き状態が
整形される。あるいは、多芯平行導線5の線巾Hがコイ
ル巻き溝4の溝巾とほぼ同じときには、芯線8の山部と
積層相手側の芯線8の山部が接して多芯平行導線5の各
層間の間隙がなくなって、コイル巻き状態が整形され
る。上記状態で冷却すると、冷却過程で各層の多芯平行
導線5は層間接着層11によって一体的に接着固化され
る。そして、コイルボビン3を偏向コイルの二次成形装
置1から取り出し、最後にコイル巻き溝4にエポキシ樹
脂等の定着剤を塗布して、偏向コイル6をコイルボビン
3に定着固定する。
ると、層間接着層11が溶融しているために、多芯平行導
線5の線巾Hがコイル巻き溝4の溝巾より若干狭いとき
には、図7の(c)に示すように、多芯平行導線5の芯
線8の山部が移動して積層相手側の多芯平行導線5の芯
線8間の谷部に入り込んで安定化し、コイル巻き状態が
整形される。あるいは、多芯平行導線5の線巾Hがコイ
ル巻き溝4の溝巾とほぼ同じときには、芯線8の山部と
積層相手側の芯線8の山部が接して多芯平行導線5の各
層間の間隙がなくなって、コイル巻き状態が整形され
る。上記状態で冷却すると、冷却過程で各層の多芯平行
導線5は層間接着層11によって一体的に接着固化され
る。そして、コイルボビン3を偏向コイルの二次成形装
置1から取り出し、最後にコイル巻き溝4にエポキシ樹
脂等の定着剤を塗布して、偏向コイル6をコイルボビン
3に定着固定する。
【0030】本実施例によれば、一次成形体が形成され
たコイルボビン3の頭部側から二次成形型17のネック側
を挿入し、二次成形型17の分布部およびストレート部の
突条歯19が一次成形体の多芯平行導線5に圧力を加える
ので、一次成形体の多芯平行導線5の浮き上がりがなく
なって各層間の隙間がなくなり、二次成形体における多
芯平行導線5の各層の間の間隔が均一で密となる。この
状態の偏向コイル6は偏向感度が良く、また、個々の偏
向コイル6毎にコイル巻き状態のばらつきが生じないた
めに、偏向磁界を精度良く制御でき、陰極線管の仕様に
合わせて性能の良い偏向コイル6を提供することができ
る。
たコイルボビン3の頭部側から二次成形型17のネック側
を挿入し、二次成形型17の分布部およびストレート部の
突条歯19が一次成形体の多芯平行導線5に圧力を加える
ので、一次成形体の多芯平行導線5の浮き上がりがなく
なって各層間の隙間がなくなり、二次成形体における多
芯平行導線5の各層の間の間隔が均一で密となる。この
状態の偏向コイル6は偏向感度が良く、また、個々の偏
向コイル6毎にコイル巻き状態のばらつきが生じないた
めに、偏向磁界を精度良く制御でき、陰極線管の仕様に
合わせて性能の良い偏向コイル6を提供することができ
る。
【0031】さらに、上記の如く、陰極線管の仕様に合
わせた規格通りのコンバーゼンス特性を示す偏向コイル
6を作製することが可能となり、偏向コイル6のコンバ
ーゼンスの信頼性を高めることができ、また、偏向コイ
ル6の歩留りが向上し、価格を安価にすることができ
る。
わせた規格通りのコンバーゼンス特性を示す偏向コイル
6を作製することが可能となり、偏向コイル6のコンバ
ーゼンスの信頼性を高めることができ、また、偏向コイ
ル6の歩留りが向上し、価格を安価にすることができ
る。
【0032】さらに、上記の如く、二次成形時に多芯平
行導線5を加圧することで、二次成形体の多芯平行導線
5の浮き上がりがなくなり、多芯平行導線5の占積率が
高くなり、偏向コイル6の巻き太りが抑えられ、また、
偏向コイル6の機械的強度が強化される。さらに、多芯
平行導線5の位置が安定固定しているために、多芯平行
導線5の通電時に、多芯平行導線5に振動が生じ、うな
り音を発生することがない。
行導線5を加圧することで、二次成形体の多芯平行導線
5の浮き上がりがなくなり、多芯平行導線5の占積率が
高くなり、偏向コイル6の巻き太りが抑えられ、また、
偏向コイル6の機械的強度が強化される。さらに、多芯
平行導線5の位置が安定固定しているために、多芯平行
導線5の通電時に、多芯平行導線5に振動が生じ、うな
り音を発生することがない。
【0033】さらにまた、一次成形時に多芯平行導線5
が浮き上がって巻かれる等して各層間に隙間が生じて
も、二次成形時に多芯平行導線5に圧力を加えて前記隙
間をなくすことから、一次成形体のコイル巻き状態が偏
向コイル6の性能に影響を与えることはなく、多芯平行
導線5の巻回速度を上げることができ、また、巻き具合
の検査工程を削減することができ、偏向コイル6の生産
性を高めることができて価格を安価にすることができ
る。
が浮き上がって巻かれる等して各層間に隙間が生じて
も、二次成形時に多芯平行導線5に圧力を加えて前記隙
間をなくすことから、一次成形体のコイル巻き状態が偏
向コイル6の性能に影響を与えることはなく、多芯平行
導線5の巻回速度を上げることができ、また、巻き具合
の検査工程を削減することができ、偏向コイル6の生産
性を高めることができて価格を安価にすることができ
る。
【0034】本発明は上記実施例に限定されるものでは
なく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施
例では、コイルボビン3をコイル巻枠とし、このコイル
ボビン3に多芯平行導線5を巻回して直接偏向コイル6
を形成していたが、鞍型形状の金型をコイル巻枠とし、
この金型に偏向コイル6を形成してからコイルボビンに
装着する場合には、巻線機の金型保持部に二次成形装置
1の巻枠保持部としての機能を持たせ、巻線機で金型に
多芯平行導線5を連続巻回後、金型を金型保持部から取
り外さず、金型保持部に支持された状態で、上記実施例
同様に二次成形型17を用いて偏向コイル6の二次成形体
を作製する。この場合は、成形部23は巻線機に装備する
ことになる。ただし、多芯平行導線5の冷却固定化後、
偏向コイル6の二次成形体を金型から離型して偏向コイ
ル6を偏向ヨークに組み込む。
なく、様々な実施の態様を採り得る。例えば、上記実施
例では、コイルボビン3をコイル巻枠とし、このコイル
ボビン3に多芯平行導線5を巻回して直接偏向コイル6
を形成していたが、鞍型形状の金型をコイル巻枠とし、
この金型に偏向コイル6を形成してからコイルボビンに
装着する場合には、巻線機の金型保持部に二次成形装置
1の巻枠保持部としての機能を持たせ、巻線機で金型に
多芯平行導線5を連続巻回後、金型を金型保持部から取
り外さず、金型保持部に支持された状態で、上記実施例
同様に二次成形型17を用いて偏向コイル6の二次成形体
を作製する。この場合は、成形部23は巻線機に装備する
ことになる。ただし、多芯平行導線5の冷却固定化後、
偏向コイル6の二次成形体を金型から離型して偏向コイ
ル6を偏向ヨークに組み込む。
【0035】また、上記実施例では、多芯平行導線5を
層間接着層11を溶融冷却して固定化後、定着剤を塗布し
て多芯平行導線5をコイルボビン3に接着固定化してい
たが、層間接着層11を溶融固化することによって、多芯
平行導線5をコイルボビン3に接着固定化することも可
能であることから、上記定着剤を省略することができ
る。
層間接着層11を溶融冷却して固定化後、定着剤を塗布し
て多芯平行導線5をコイルボビン3に接着固定化してい
たが、層間接着層11を溶融固化することによって、多芯
平行導線5をコイルボビン3に接着固定化することも可
能であることから、上記定着剤を省略することができ
る。
【0036】
【発明の効果】本発明によれば、コイル巻枠のストレー
ト部および分布部における一次成形体の多芯平行導体に
二次成形型の突条歯が圧力を加えることで、一次成形時
に多芯平行導体が浮き上がって巻回される等して多芯平
行導体の各層の間に隙間が生じていても、この隙間をな
くすことができ、また、多芯平行導体通電時に多芯平行
導体が変形して浮き上がることを防止することができ
る。このようにして、二次成形体の多芯平行導体の各層
間の隙間がなくなり、各層間の間隔が均一に密になり、
偏向コイルの偏向感度が良くなる。
ト部および分布部における一次成形体の多芯平行導体に
二次成形型の突条歯が圧力を加えることで、一次成形時
に多芯平行導体が浮き上がって巻回される等して多芯平
行導体の各層の間に隙間が生じていても、この隙間をな
くすことができ、また、多芯平行導体通電時に多芯平行
導体が変形して浮き上がることを防止することができ
る。このようにして、二次成形体の多芯平行導体の各層
間の隙間がなくなり、各層間の間隔が均一に密になり、
偏向コイルの偏向感度が良くなる。
【0037】また、個々の製品毎にコイル巻き状態のば
らつきが生じないために、偏向磁界を精度良く制御でき
る。さらに、製品毎にコンバーゼンス特性がばらつくこ
とがなくなり、偏向コイルにおけるコンバーゼンスの信
頼性を高めることができる。さらに、以上のように、陰
極線管の仕様に合わせた規格通りの性能を有する偏向コ
イルを製造することができ、その歩留りも向上し、価格
も安価にすることができる。
らつきが生じないために、偏向磁界を精度良く制御でき
る。さらに、製品毎にコンバーゼンス特性がばらつくこ
とがなくなり、偏向コイルにおけるコンバーゼンスの信
頼性を高めることができる。さらに、以上のように、陰
極線管の仕様に合わせた規格通りの性能を有する偏向コ
イルを製造することができ、その歩留りも向上し、価格
も安価にすることができる。
【0038】さらに、上記の如く、加圧されて多芯平行
導体の積層間隔が密になることで、偏向コイルの巻き太
りを抑えることができ、また、偏向コイルの機械的強度
が強化される。さらに、多芯平行導体の位置が安定して
いるために、多芯平行導体の通電時に、多芯平行導体に
僅かな振動が生じ、うなり音を発生することがなくな
る。
導体の積層間隔が密になることで、偏向コイルの巻き太
りを抑えることができ、また、偏向コイルの機械的強度
が強化される。さらに、多芯平行導体の位置が安定して
いるために、多芯平行導体の通電時に、多芯平行導体に
僅かな振動が生じ、うなり音を発生することがなくな
る。
【0039】さらにまた、コイル巻き溝に多芯平行導体
を積層巻回するときに、多芯平行導体と積層相手側の多
芯平行導体の間に微小な間隙ができても、前記の如く、
二次成形時に多芯平行導体を加圧することから、前記微
小な間隙がなくなり、偏向コイルの性能に大きな影響を
与えることはない。このために、一次成形時の多芯平行
導体の巻回速度を上げることができ、また、巻き具合の
検査工程を削減することができる。このことから、偏向
コイルの生産性を高めることができ、価格を安価にする
ことができる。
を積層巻回するときに、多芯平行導体と積層相手側の多
芯平行導体の間に微小な間隙ができても、前記の如く、
二次成形時に多芯平行導体を加圧することから、前記微
小な間隙がなくなり、偏向コイルの性能に大きな影響を
与えることはない。このために、一次成形時の多芯平行
導体の巻回速度を上げることができ、また、巻き具合の
検査工程を削減することができる。このことから、偏向
コイルの生産性を高めることができ、価格を安価にする
ことができる。
【図1】本実施例の偏向コイルの二次成形装置の構成を
偏向コイルの二次成形の動作状態で示す説明図である。
偏向コイルの二次成形の動作状態で示す説明図である。
【図2】本実施例の偏向コイルの二次成形装置における
成形部を示す説明図である。
成形部を示す説明図である。
【図3】図2の二次成形型を示す説明図である。
【図4】二次成形型のストレート部に形成された凹部
と、成形型基台に形成された乗り上げ凸部との関係を示
す説明図である。
と、成形型基台に形成された乗り上げ凸部との関係を示
す説明図である。
【図5】本実施例の偏向コイルの二次成形装置における
保持部を示す説明図である。
保持部を示す説明図である。
【図6】偏向コイルの作製工程の一例を示す説明図であ
る。
る。
【図7】コイルボビンのコイル巻き溝に積層巻回された
一次成形体の多芯平行導線の一例と、加圧により整形さ
れた多芯平行導線の一例を示す説明図である。
一次成形体の多芯平行導線の一例と、加圧により整形さ
れた多芯平行導線の一例を示す説明図である。
【図8】鞍型形状のコイルボビンを用いた偏向コイルの
一例を示す説明図である。
一例を示す説明図である。
【図9】多芯平行導線の一例を示す説明図である。
1 偏向コイルの二次成形装置 3 コイルボビン 4 コイル巻き溝 5 多芯平行導線 6 偏向コイル 15 巻枠保持部 17 二次成形型 18 成形型基台 19 突条歯 20 基台移動機構 21 乗り上げ凸部
Claims (1)
- 【請求項1】 鞍型形状をしたコイル巻枠の内周面に頭
部側とネック側を結ぶ方向にコイル巻き溝が形成され、
このコイル巻き溝はネック側のストレート溝と頭部側か
らこのストレート溝につながる分布部溝とを有し、この
コイル巻枠のコイル巻き溝に多芯平行導体が巻かれた偏
向コイルの一次成形体のコイル巻き状態を整形する二次
成形装置であって、前記偏向コイルの一次成形体を外側
から保持する巻枠保持部と、前記コイル巻枠の内周面に
嵌合する鞍型形状の外周面を持ち、この外周面にコイル
巻枠のコイル巻き溝に嵌合する突条歯が形成された二次
成形型と、この二次成形型をその鞍型外周面を露出させ
て保持する成形型基台と、二次成形型をそのネック側か
ら一次成形体の頭部側へ挿入し突条歯をコイル巻き溝に
嵌合した状態で成形型基台を二次成形型と共に一次成形
体の頭部側からネック側へ移動する基台移動機構とを備
え、前記二次成形型のネック側のストレート部は頭部側
とネック側を結ぶ軸方向に複数に分割され各分割部分は
分布部側の分割部分と一体となって駒型を形成してお
り、各駒型は成形基台に対して所定のストローク範囲内
で前記軸方向に慴動移動が可能に配設されており、この
各駒型と成形基台との慴動領域の成形基台側には駒型を
乗り上げ慴動させて駒型を外方向に拡げる乗り上げ凸部
が形成されている偏向コイルの二次成形装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30438994A JPH08138552A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 偏向コイルの二次成形装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30438994A JPH08138552A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 偏向コイルの二次成形装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08138552A true JPH08138552A (ja) | 1996-05-31 |
Family
ID=17932436
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30438994A Pending JPH08138552A (ja) | 1994-11-14 | 1994-11-14 | 偏向コイルの二次成形装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08138552A (ja) |
-
1994
- 1994-11-14 JP JP30438994A patent/JPH08138552A/ja active Pending
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