JPH0672189B2 - ポリシラン及びその製造方法 - Google Patents

ポリシラン及びその製造方法

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JPH0672189B2
JPH0672189B2 JP63800030A JP80003088A JPH0672189B2 JP H0672189 B2 JPH0672189 B2 JP H0672189B2 JP 63800030 A JP63800030 A JP 63800030A JP 80003088 A JP80003088 A JP 80003088A JP H0672189 B2 JPH0672189 B2 JP H0672189B2
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polysilane
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レイ バジャルスキ デュアン
エドワード レグロー ゲーリイ
フエイ―オイ リム トーマス
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ダウ コーニング コーポレーシヨン
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Description

【発明の詳細な説明】 米空軍契約NO.F33615−83−C−5006に従い、本発明に
関する権利は米国政府が保有する。
(産業上の利用分野) 本発明は、セラミック材料及び製品の処理においてプレ
セラミック・ポリマーとして有用なポリシランに関わる
ものである。更に、本発明はプレセラミック・ポリマー
より処理されたセラミックス同様このようなポリシラン
の処理方法にも関わるものである。
(発明が解決しようとする課題及び手段) 米国特許第4,310,651号(1982年1月12日発行)におい
てバーネー(Baney)達は((CH32Si)が0〜60モル
%ユニット存在及び(CH3Si)が40〜100モル%ユニット
存在の場合及びケイ素上の残りのボンドが他のケイ素原
子及び塩素原子又は臭素原子と結合している場合におい
ては、その一般的なポリシランの分子式は(CH3Si)
((CH32Si)であることを明らかにした。ポリシラン
は約1400℃に加熱された場合セラミック材料を含むβ炭
化ケイ素に変化する。米国特許第4,310,651号における
ポリシランは、通常、空気中において激しく反応するの
で、取扱が困難である。
米国特許第4,928,559号(1981年11月3日発行)におい
て、バニー(Baney)達は((CH32Si)が0〜60モル
%ユニット存在及び(CH3Si)が40〜100モル%ユニット
存在する場合及びケイ素上の残りのボンドが他のケイ素
原子及び1〜4個の炭素原子をもつアルキル基又はフェ
ニール基と結合している場合における一般的な分子式
(CH3Si)((CH32Si)をもつポリシランを製造し
た。加熱によりこれらポリシランは高降伏点をもつセラ
ミックスを含む炭化ケイ素になる。
米国再発行特許Re.31,447号(1983年11月22日再発行)
の中でBaney達は((CH32Si)が0〜60モル%ユニッ
ト存在及び(CH3Si)が40〜100モル%ユニット存在する
場合及びケイ素上の残留ボンドが他のケイ素原子及び1
〜4個の炭素原子をもつアルキル基又はフェニール基と
結合している場合におけるポリシランの一般的な分子式
は(CH3Si)((CH32Si)であることを明らかにし
た。セラミックスを含む炭化ケイ素はこれらポリシラン
を加熱することにより得られる。
米国特許4,314,956号(1982年2月9日発行)におい
て、バニー達は((CH32Si)が0〜60モル%ユニット
存在及び(CH3Si)が40〜100モル%ユニット存在する場
合及びケイ素上の残留ボンドがケイ素と一般分子式‐NH
R---のアミン基(R---が水素原子の場合)、1〜4個の
炭素原子をもつアルキル基及びフェニル基と結合してい
る場合、ポリシランの一般的な分子式は(CH3Si)((C
H32Si)であることを明らかにした。セラミックを含
む炭化ケイ素はこのポリシランを不活性環境又はアンモ
ニア環境の下で加熱することにより得られる。
これらのポリシランは、バニー達により有機金属(Orga
nometallics,)2,859(1983)の中で詳細に論じられて
いる。
米国特許4,546,163号(1985年10月8日発行)において
ハルスカ(Haluska)は(R2Si)が0〜60モル%ユニッ
ト、(RSi)が30〜99.5モル%ユニットで(R--d(CH2
CH)Si)が0.5〜15モル%ユニットの場合、ケイ素上の
残留ボンドが他のケイ素原子と塩素原子又は臭素原子と
結合している場合、Rが1〜4個の炭素原子を含むアル
キル基である場合、R--が1〜4個の炭素原子を含むア
ルキル基、ビニル基又はフェニル基である場合及びdが
1又は2である場合において平均分子式(RSi)(R2S
i)(R--d(CH2=CH)Si)のポリシランを作った。同じ
平均的分子式をもつポリシランであるがケイ素に結合し
ているアルキル、アリル、アルコキシ、置換されたアミ
ン及び置換されないアミン基を含むポリシランも又作ら
れた。これらポリシランを不活性環境の下で高温で焼成
しセラミックスを含む炭化ケイ素を生産する。ビニル含
有ポリシランは硬化させ、紫外線露光により焼成以前に
不溶性なものに精製する。
米国特許4,260,780号(1981年4月7日発行)において
ウェスト(West)はヂメチルジクロロシラン及びメチル
フェニルシランの金属ナトリウム還元により一般分子式
((CH32Si)(CH3(C6H5)Si)をもつポリシランを
製造した。作られたメチルフェニルポリシランは非常に
高い軟化点(280℃以上)をもっている。
Polym.Prepr,25,4(1984)の中でウェスト達はジメチル
ジクロロシラン及びメチルフェニルジクロロシランを金
属ナトリウムで還元することにより一般的な分子式(CH
3(CH2=CHCH2)Si)(CH3(C6H5)Si)をもつポリシラ
ンが製造されることを明らかにした。これらのポリシラ
ンは紫外線照射により急速にゲル化する。
新しく発見されたものはケイ素原子に他のケイ素原子と
塩素又は臭素原子結合がある場合、Rが1〜4個の炭素
原子を含むアルキル基である場合及びR-が少くとも6個
の炭素原子をもつアルキル基、フェニル基及び下記分子
式の基から成るグループから選択される場合において、
一般分子式(R2Si)(RSi)(R-Si)をもつポリシラン
である。
AyX(3−y)Si(CH2)z この場合において A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基か
ら独立して選択され y:0〜3に等しい整数 X:塩素又は臭素 z:1か又はそれ以上の整数である。
これらのポリシラン・プレセラミック・ポリマーを不活
性環境の下で加熱焼成し、セラミック素材又は製品を製
造する。これらのポリシランは、又、セラミック素材又
は製品の技術、特にセラミック繊維の製造技術の分野に
おいて重要な発展をもたらすものである。
この発明は、25℃において固体で平均分子式(R2Si)
(RSi)(R-Si)をもつポリシランに係わるものであ
る。この場合: 各R:1〜4個の炭素原子を含むアルキル基から独自に選
択される。
R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基及び次の分子式の基 AyX(3−y)Si(CH2)z この場合において 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基
から独自に選択される。
y:0〜3の整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数 0から構成されるグループから選択される。さらに、0
〜40モル%ユニットの(R2Si)、40〜99モル%ユニット
の(RSi)及び1〜30モル%ユニットの(R-Si)の存在
し、前記式(R2Si)(RSi)(R-Si)中のケイ素原子は
ポリシラン主鎖を形成し、かつ塩素原子または臭素原子
から選ばれるハロゲン原子と結合している、ハロゲン含
有量が9〜50重量%、ガラス転移温度が111〜121℃であ
る場合における上記平均分子式をもったポリシランであ
る。
この発明は又平均分子式(R2Si)(RSi)(R-Si)のポ
リシランの製造方法に関わるものである。
この場合において、 各R:1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基から独自
に選択される。
R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基及び分子式AyX(3−y)Si(CH2)zの基からな
るグループの中から選択される。この分子式AyX
(3−y)Si(CH2)zにおいて: 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子をもつアルキル基
から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1か又はそれ以上の整数 さらに、0〜40モル%ユニットの(R2Si)、40〜99モル
%の(RSi)及び1〜30モル%ユニットの(R-Si)の存
在し、前記式(R2Si)(RSi)(R-Si)中のケイ素原子
はポリシラン主鎖を形成し、かつ塩素原子または臭素原
子から選ばれるハロゲン原子と結合している、ハロゲン
含有量が9〜50重量%、ガラス転移温度が111〜121℃で
ある場合、この製造方法が塩素含有又は臭素含有ジシラ
ンと1〜30重量%の分子式R-SiXのモノオルガノシラン
との混合物の処理を行う場合、R-が少くとも6個の炭素
原子をもつアルキル基、フェニル基及び次の分子式AyX
(3−y)Si(CH2)zの基で構成されグループの中か
ら選択される。この分子式AyX(3−y)Si(CH2)zに
おいて: 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子をもつアルキル基
の中から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数で、ポリシランが生産されるま
での間、副産物の蒸発性物質を蒸溜する際、100〜340℃
の温度で触媒の役割を行う再配列(転位)触媒を0.001
〜10%含有している。ポリシランは25℃で固型し、平均
分子式は(R2Si)(RSi)(R-Si)、この場合におい
て、 R:1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基 R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基、次の分子式 AyX(3−y)Si(CH2)z この場合において、 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル基から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数 さらに、0〜40モル%ユニットの(R2Si)、40〜99モル
%ユニットの(RSi)及び1〜30モル%ユニットの(R-S
i)の存在の場合で、又ケイ素上の残留ボンドが他のケ
イ素原子、塩素原子又は臭素原子と結合している場合に
おけるものである。
この発明に関わるポリシランは、平均的ユニット分子式
(R2Si)(RSi)(R-Si)をもつものである。
この場合 R:1〜4個の炭素原子を含有するアルキル・グループの
中から独自に選択される。
R-:少なくとも6個の炭素原子のアルキル基、フェニル
基、及び下記分子式の基 AyX(3−y)Si(CH2)z この場合において、 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル基 y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数 さらに、0〜40モル%の(R2Si)ユニット、40〜99モル
%の(CH3Si)ユニットで、また1〜30モル%の(R-S
i)ユニットの存在の場合(この場合においてはケイ素
原子はポリシラン主鎖を形成し、かつ塩素原子または臭
素原子から選ばれるハロゲン原子と結合している)もの
である。これらは、ケイ素上の残留ボンドが他のケイ素
原子と塩素原子又は臭素原子と結合している場合におけ
る塩素又は臭素原子を含むポリシランである。これら塩
素又は臭素を含むポリシランには、0〜10モル%の(R2
Si)ユニット、80〜99モル%の(RSi)ユニット及び1
〜20モル%の(R-Si)ユニットが含有されることが望ま
しい。又塩素を含有するポリシランの方がこの発明の実
用においては望ましい。
特に望ましいポリシランは、平均的分子式(CH32Si)
(CH3Si)(R-Si)の分子式をもつものである。この場
合において、R-は少なくとも6個の炭素原子をもつアル
キル基、フェニル基及び分子式AyX(3−y)Si(CH2
zの基から成るグループから選択される。この分子式Ay
X(3−y)Si(CH2)zにおいて、 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル基 y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数 さらに、0〜40モル%の((CH32Si)ユニット、40〜
99モル%の(CH3Si)ユニット及び1〜30モル%の(R-S
i)ユニットが存在する場合であり、この場合において
は、ケイ素上の残留ボンドは他のケイ素原子か又は塩素
原子と結合している。又、これら塩素又は臭素を含有す
るメチル・ポリシランが0〜10モル%の((CH32Si)
ユニット、80〜99モル%の(CH3Si)ユニット及び1〜2
0モル%の(R-Si)ユニットが含まれることが望まし
い。
この新しく発見されたポリシランは1個又はそれ以上の
塩素又は臭素を含有するジシラン40〜99重量%と1個又
はそれ以上のR-SiX3の分子式をもつモノオルガノシラン
1〜60重量%の混合物を反応させることにより製造され
る。この分子式R-SiX3において: R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基、及び分子式AyX(3−y)Si(CH2)zの基から
なるグループから選択される。分子式AyX(3−y)Si
(CH2)zにおいて 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル基の中から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 X:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数で、ポリシランが製産されるま
での間、副産物の蒸発性物質を蒸溜する際、100〜340℃
の温度で触媒の役割を行う再配列触媒を0.001〜10%含
有している。この新しく発見されたポリシランは、1個
又はそれ以上の塩素又は臭素を含むジシラン約70〜99重
量%と1個又はそれ以上のR-SiX3の分子式をもつモノオ
ルガノシラン1〜30の混合物を反応させることにより製
造されることが望ましい。この分子式において、 R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基、及び分子式AyX(3−y)Si(CH2)zの基から
なるグループから選択される。この分子式AyX
(3−y)Si(CH2)zにおいて 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含むアルキル基
から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 x:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数で、ポリシランが製造されるま
での間、副産物の蒸発性物質を蒸溜する際、100〜340℃
の温度で触媒の役割を行う再配列触媒0.001〜10%を含
有している。
ポリシランの製造に使用される塩素又は臭素を含有する
ジシランの一般的分子式は、(RbXcSi)である。この
分子式において、 R:1〜4個の炭素原子を含むアルキル基 b:0〜2.5 c:0.5〜3、b+cの合計は3 X:塩素又は臭素 上記ジシランにおけるRは、フェニル・メチル、エチ
ル、プロピル又はブチルのいずれでもよい。このジシラ
ンにはCH3Cl2SiSiCl(CH3、CH3Cl2SiSiCl2CH3、CH3
Br2SiSiBr(CH3、CH3Br2SiSiBr2CH3等が含まれる。
さらにこのジシランの場合、Rはメチル基、Xは塩素で
あることが望ましい。このジシランは、適切なシランか
ら製造されるか又はオルガノクロロシランの直接合成の
際の主要残留物であるので、そのまま利用される。この
オルガノクロロシランの直接合成は加熱されたケイ素と
触媒上を有機塩化物の上を通過させることにより行われ
る。イーボーン(Eaborn)の「有機ケイ素複合材」“Or
ganosilicon Compounds、"Btterworths Scientific
Publications、1960年1ページを参照のこと。このジシ
ランCH3Cl2SiSiCl2CH3と(CH32ClSiSiCl2CH3はこの反
応の残留物の中に大量に認められる。したがって、この
直接合成プロセスの残留物は、この発明に使用されるポ
リシラン・ポリマーを製造するための非常に適した素材
である。
この発明に関わるポリシランの製造に使用されるモノオ
ルガノシランの分子式はR-SiX3である。この分子式にお
いて、 R-:少なくとも6個の炭素原子をもつアルキル基、フェ
ニル基、及び分子式Ayx(3−y)Si(CH2)の基からな
るグループから選択される。分子式Ayx(3−y)Si(C
H2)zにおいて 各A:水素原子又は1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
ル基の中から独自に選択される。
y:0〜3までの整数 x:塩素又は臭素 z:1又はそれ以上の整数で、: 分子式Ayx(3−y)Si(CH2)zにおけるA基は同一の
ものあるいは異種のいずれのものでもよい。通常モノオ
ルガノシランは、ある雰囲気においてその沸騰点は約18
0℃またはそれ以上である。このような高沸騰点は、モ
ノオルガノシランがポリシランに組入れることができる
ようになる前にモノオルガノシランを反応混合物から分
離する可能性を少なくする。適当なモノオルガノシラン
としては、フェニルトリクロロシラン、n-ヘキシルトリ
クロロシラン、n-オクチルトリクロロシラン、n-オクチ
ルトリブロモシラン、Cl3SiCH2CH2SiCl3、CH3Cl2SiCH2C
H2SiCl3、(CH32ClSiCH2CH2SiCl3、H(CH32ClSiCH
2CH2SiCl3、などを上げることができる。これらのモノ
オルガノシランのうちでフェニルトリクロロシランとn-
オクチルトリクロロシランがより好ましい。
これらのモノオルガノシランの混合物もまた使用され
る。モノオルガノシランの混合物は通常この発明を実施
するのに好ましいものであるが、特に好ましいのは、n-
オクチルトリクロロシランとフェニルトリクロロシラン
を含有するものである。これらのモノオルガノシランを
単独にせよ混合してにせよ使用すれば、ポリシランやポ
リシランから作られた他のプレセラミック・ポリマーの
軟化点やガラス転移温度も、ポリシランから作られたセ
ラミック素材やポリシランを処理した他のプレセラミッ
ク・ポリマーのケイ素と炭素の比率も共に制御すること
ができるようである。この発明において、ポリシランを
処理した他のプレセラミック・ポリマーについては、米
国特許出願第945,125号の「アルキルポリ(ポリシリ
ル)アザン・プレセラミック・ポリマー」及び第946,35
5号の「誘導アルキルポリシラン・プレセラミック・ポ
リマー」に記載されており、いずれもこの発明と同日付
で出願されている。この制御は、本発明のポリシランの
(R-Si)含有量を変えることによって行われる。通常、
プレセラミックの(R-Si)含有量が増えれば転移温度は
低下するようである。(n-オクチル‐Si)ユニットを組
み入れることによりガラス転移温度をかなり下げること
ができ、その程度は(n-オクチル‐Si)ユニットの量に
依存する。(フェニル‐Si)ユニットを組み入れること
にってもまたガラス転移温度を下げることにはなるが、
観測結果から見てその効果は(n-オクチル‐Si)ユニッ
トの場合よりも小さい。(n-オクチル‐Si)含有のプレ
セラミック・ポリマーの焼成に際し、n-オクチル基はセ
ラミック材料からオレフィンとして失われ、このため
(n-オクチル‐Si)ユニットを含有しない類似のポリマ
ーから造られたセラミック材料に比べて炭素含有量の少
ないセラミック材料が残る。少なくとも6個の炭素原子
を有するその他のアルキル基も同じように振る舞うと考
えられる。通常、フェニル基は焼成に際し失われない。
したがって、(フェニル‐Si)ユニットを含むプレセラ
ミックの構成では、よおり多くの炭素が最終セラミック
材料の中に取り入れられることができ、(フェニル‐S
i)ユニットを含まない類似のポリマーから造られたセ
ラミック材料に比較して炭素含有量の多いセラミック材
料が造られる。このように、(R-Si)ユニット(この場
合R-はn-オクチル及びフェニル)の導入により出来上が
ってくるセラミック材料のケイ素及び炭素の相対的な含
有比率を大きく制御することができる。本発明を実施す
ることにより炭素とケイ素のいずれを多く含有させるか
とともにその化学量的な含有量の制御を行うことができ
る。(CH3Si)または((CH32Si)ユニットの分子式
をもつメチル基は、一般に焼成に際し失われない。した
がって、ケイ素と炭素の相対的な比率は、この焼成にお
いて存在する他のユニットの割合により左右される。し
かし、(n-オクチル‐Si)及び(フェニル‐Si)ユニッ
トの混合は、セラミックスのケイ素と炭素の相対的な比
率を「極めて微細に調整」するために使うことができ
る。
ジシランとモノオルガノシランの混合物との反応は再配
列触媒の存在下で行われる。いくつかのジシランやいく
つかのモノオルガノシランの混合物もまた使うことがで
きる。適当な再配列触媒としては、ハロゲン化アンモニ
ウム、第3有機アミン、ハロゲン化第4アンモニウム、
ハロゲン化第4ホスホニウム、ヘキサメチルホスホルア
ミド、及びシアン化銀がある。好ましい触媒としては、
一般式がW4NX-の第4ハロゲン化アンモニウム、一般式
がW4PX-の第4ハロゲン化ホスホニウム、及びヘキサメ
チルホスホルアミドを上げることができ、式中のWはア
ルキルまたはアリル基であり、X-はハロゲンである。好
ましくはWは1〜6炭素原子又はフェニル基を含み、X
は塩素または臭素である。最も好ましい触媒は臭化テト
ラ‐n-ブチルホスホニウムである。
使用される触媒の量はジシラン/モノオルガノシラン混
合物の初期重量を基準としてその0.001〜10重量%の範
囲であるが、0.1〜2.0重量%であることが望ましい。触
媒と初期物質は無水状態であることが要求され、したが
ってこの反応剤を混合するに際しては、反応系から完全
に水分が除去されていることが必須条件である。この除
去には、通常乾燥窒素またはアルゴンガスの層を反応混
合物上に流す方法を取る。
40〜99重量%のジシランまたは(複数の)ジシラン及び
1〜60重量%のモノオルガノシランまたは(複数の)モ
ノオルガノシランの混合物を、本発明による塩素または
臭素含有ポリシランができるまで、0.001〜10重量%の
再配列触媒の存在下で100〜340℃の温度で揮発性副生成
物を蒸留しつつ反応させる。反応混合物は70〜99重量%
の単数または複数のジシランと1〜30重量%の単数また
は複数のモノオルガノシランを含むことが望ましく、80
〜98重量%の単数または複数のジシランと2〜20重量%
の単数または複数のモノオルガノシランを含むことが最
も望ましい。反応剤の混合の順序は重要ではない。反応
温度は150〜300℃であることが望ましい。最終の反応温
度がモノオルガノシランの沸点よりも高い場合は、反応
温度を徐々に最終温度まで上げ、モノオルガノシランが
簡単に反応混合物から蒸発せずポリマーに十分結合する
ようにすることが望ましい。このモノオルガノシランの
結合はまた、揮発性副生成物を反応の後段においてのみ
除去することにより増大する。典型的な反応時間は1〜
48時間であるが他の時間を用いることもできる。
本発明のポリシランは、不活性雰囲気、真空またはアン
モニアを含む雰囲気内で少なくとも750℃の高温におい
てセラミック材料に転化するに十分な時間焼成すること
によりセラミック材料に転化される。焼成温度は約1000
℃から約1600℃であることが望ましい。このポリセラミ
ック・ポリマーが十分な粘性を有するかあるいは十分に
溶融温度の低いものであれば、これらは成型してから焼
成することにより繊維のようなセラミック成型製品にす
ることができる。このの発明のプレセラミック・ポリマ
ーの転化温度は50℃から300℃の範囲であることが望ま
しく、70℃から200℃の範囲であることが最も望まし
い。このような転化温度であれば公知の紡織技術によっ
てプレセラミック繊維を成型することができる。
本発明の塩素または臭素含有ポリシランはまた、本発明
と同日付の米国特許出願第945,125号及び第946,355号に
それぞれ記載の「アルキルポリ(ポリシリル)アザン・
プレセラミック・ポリマー」及び「誘導アルキルポリシ
ラン・プレセラミック・ポリマー」と題する他のプレセ
ラミック・ポリマーを調製するのに使うことができる。
この技術に熟達した人々が本発明をより良く評価し理解
するため、以下に実施例を上げる。特に指定しない限
り、百分率はすべて重量%である。これらの実施例はこ
の発明を説明するためのものであり、この発明を限定す
ることを企図していない。
下記の実施例に適用された分析法は以下の通りである。
ガラス転移温度,Tgはデュポンインスツルメンツ(DuPon
t Instruments)社製のサーモメカニカル分析器1090型
により測定された。ガラス転移温度は軟化点に関連があ
る。
炭素、水素、及び酸素は、イタリア国のカルロ・エルバ
・ストルメンタツィオーネ(Cario Erba Strumentazi
one)社製のC,H,N元素分析器 1106型により測定した。
試料は1030℃で燃焼させてから650℃の酸化クロム床及
び650℃の銅床の上を通過させた。次に、発生したN2、C
O2及びH2Oを分離し熱伝導度検知器を用いて検出した。
ケイ素の含有率は、ケイ素物質を可溶性の形のケイ素に
変えてから原子吸収分光法により可溶性物質を全ケイ素
について定量的に分析する融解法により求めた。塩素の
含有率は、試料を過酸化ナトリウムとともに融解し硝酸
銀を使って電位差滴定を行って測定した。酸素はミシガ
ン州、セントジョセフ所在のレコ社(Leco Corp.)製
の酸素測定器316(Oxygen Determinater316)(型番78
3700)及び電極炉EF100(型番77600)を備えたレコ酸素
分析器を用いて測定した。酸素の分析には、赤外線によ
るCO分析によるCOへの高温カーボサーミック(Carbothe
rmic)還元を用いた。
熱重量分析(TGA)は西ドイツ国ゼルプ所在のネッシュ
インスツルメンツ(NetzschInstruments)社製のネッシ
ュSTA429(2400℃)TGA測定器によって行った。
セラミックポリマーはアストロインダストリーズ(Astr
oIndustries)炉1000A(水冷黒鉛加熱型1000,3060−FP
−12)またはリンドバーグ(Lingberg)炉(強力SBタイ
プS4877A型)、TGA測定器のいずれかを用いて高温で焼
成した。
(実施例1) この例では(C6H5Si)ユニットを有する塩素含有メチル
ポリシランの調製を述べる。ジシランの原料は直接法の
残留物を利用したが、これには約9.0%の((CH32ClS
i)、32.9%の(CH32ClSiSiCl2CH3、57.3%の(CH3
Cl2Si)、及び0.8%の低沸点クロロシランを含んでい
た。試料Aでは、2120.5g(9.7モル)のジシランと52,5
g(0.25モル)のフェニルトリクロロジシランの反応混
合物を、室温から250℃まで2.0℃/minの速度で上昇さ
せ、蒸留により揮発制副生成物を除去しつつ45分間250
℃に保持することにより反応させた。試料Bでは、20.0
gの塩化テトラ‐n-ブチルホスホニウムの存在下で2101.
0g(約9.6モル)のジシランと157.5g(0.75モル)のフ
ェニルトリクロロジシランの反応混合物を、室温から25
0℃まで2.0℃/minの速度で上昇させ、蒸留により揮発制
副生成物を除去しつつ60分間250℃に保持することによ
り反応させた。その結果、それぞれ304.1g及び320.6gの
塩素含有ポリシランA及びBがえられた。塩素含有ポリ
シランAは39.9%のケイ素、29.5%の炭素、6.03%の水
素、及び0.22%の酸素を含んでいた。塩素含有量は測定
しなかった。塩素含有ポリシランBは0.45%の酸素を含
んでいた。塩素含有ポリシランAは、試料を室温から12
00℃まで5.0℃/minの速度で上昇させ、アルゴン雰囲気
下で2時間1200℃に保持することにより焼成し収率54.6
%をえた。試料Aからのセラミック材料は70.4%のケイ
素、22.4%の炭素、及び2.2%の酸素を含んでいた。塩
素含有量は測定しなかった。
(実施例2) この例は、実施例1と同じ一般的手順を使って(CH3(C
H25Si)ユニットをもつ塩素含有メチルポリシランの
調製について述べる。実施例1の場合と同じジシラン
(436g,2.0モル)とn-ヘキシトリクロロシラン(15.6g,
0.1モル)を、4.4gの臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウ
ムの存在下で室温から110℃まで8.0℃/minの速度で上昇
させ,20分間110℃に保持し、蒸留により揮発性副生成物
を除去しつつ110℃から250℃まで2.0℃/minの速度で上
昇させることにより反応させた。反応温度が250℃に達
した後、加熱を中止し、30トルの真空を10分間かけ一切
の残留成分及び揮発性成分を除去した。約60gの塩素含
有ポリシランがえられた。このポリシランはトルエンに
可溶であり、ガラス転移温度は120.8℃であった。この
塩素含有ポリシランは、47.1%のケイ素、25.8%の炭
素、6.31%の水素、17.48%の塩素及び0.86%の酸素を
含んでいた。この塩素含有ポリシランは、アルゴン雰囲
気下で3.0℃/minの速度で1200℃までの焼成により収量
が50%のセラミック材料に転化された。このセラミック
材料は、71.0%のケイ素、24.3%の炭素、検出不能な水
素、1.0%以下の塩素及び1.26%の酸素を含んでいた。
(実施例3) この例は、実施例1と同じ一般的手順を使って(CH3(C
H27Si)ユニット及び(C6H5Si)ユニットをもつ塩素
含有メチルポリシランの調製について述べる。実施例1
の場合と同じジシラン(436g,2.0モル)とn-オクチルト
リクロロシラン(5.0g,0.2モル)、そしてフェニルトリ
クロロシラン(21.1g,0.2モル)を、4.6gの臭化テトラ
‐n-ブチルホスホニウムの存在下で室温から250℃まで
1.5℃/minの速度で上昇させて反応させ、揮発性副生成
物を除去することにより調製された。出来上がった塩素
含有ポリシランはトルエンに溶解し、過し、15分間23
0℃及び20トルでストリッピグし、60.2%の収量がえら
れた。最終的な塩素含有ポリシランは、トルエンに可溶
であり、ガラス転移温度は111.5℃であった。この塩素
含有ポリシランは、42.0%のケイ素、29.8%の炭素、6.
13%の水素、9.6%の塩素及び1.62%の酸素を含んでい
た。塩素含有ポリシランは51.6%の収量で実施例2の場
合のようにセラミック材料に転化された。このセラミッ
ク材料は64.8%のケイ素、22.8%の炭素、1.0%以下の
水素、1.0%以下の塩素及び3.91%の酸素を含んでい
た。
(実施例4) (C6H5Si)ユニットを有する塩素含有メチルポリシラン
は、22.8g(0.1モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び21.25g
(0.1モル)のフェニルトリクロロシランの反応混合物
を、0.23gの臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウムの存在
下で室温から170℃まで1.6℃/minの速度で上昇させ、7
分間170℃に保持し揮発性副生成物を除去しつつ反応さ
せることにより調製された。この塩素含有ポリシランは
170℃及び1.0トルにおいて約15分間真空ストリッピング
された。約8.1gの塩素含有ポリシランがえられた。反応
及びストリッピング過程から生じた揮発性副生成物は結
合され、ガス‐液体クロマトグラフィー(glc)で分析
された。この揮発性副生成物には0.186モルのCH3SiC
l3、0モルのジシラン、及び0.033モルのC6H5SiCl3が含
まれていた。これらの結果から、約67%のフェニルトリ
クロロシランが(C6H5Si)ユニットの形で塩素含有ポリ
シランに取り入れられたことが分かった。初期の素材と
蒸留による揮発性物質の量から、(CH3Si)(C6H5Si)a
Clbの実験式を計算することができ、式中のaは5.1、b
は3.0である。塩素含有量は計算値は33.2%である。
(実施例5) (CH3Cl2SiCH2CH2Si)を含有するいくつかの塩素含有ポ
リシランが調製された。試料Aは、22.8g(0.1モル)の
CH3Cl2SiSiCl2CH3及び27.6g(0.1モル)のCH3Cl2SiCH2C
H2SiCl3との反応混合物を0.23gの臭化テトラ‐n-ブチル
ホスホニウムの存在下で280℃まで1.2℃/minの速度で上
昇させて反応させ、蒸留により除去された揮発性副生成
物を集めることにより調製された。この塩素含有ポリシ
ランは220℃及び1.0トルにおいて約6分間真空ストリッ
ピングされた。約11.41gの塩素含有ポリシランがえられ
た。反応及びストリッピング過程から生じた揮発性副生
成物は結合され、glcで分析された。この揮発性副生成
物には0.182モルのCH3SiCl3、0.003モルのジシラン、及
び0.032モルのCH3Cl2SiCH2CH2SiCl3が含まれていた。こ
れらの結果から、約68%のCH3Cl2SiCH2CH2SiCl3が(CH3
Cl2SiCH2CH2Si)ユニットの形で塩素含有ポリシランに
取り入れられたことが分かった。実験式として(CH3S
i)(CH3Cl2SiCH2CH2Si)aClbがえられ、aは5.4、bは
14.5であると計算された。塩素含有量の計算値は32.3%
である。
試料Bは、171g(0.75モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び13
8g(0.5モル)のCH3Cl2SiCH2CH2SiCl3との反応混合物を
1.4gの臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウムの存在下で31
0℃まで1.28℃/minの速度で上昇させて反応させ、蒸留
により除去された揮発性副生成物を集めることにより調
製された。このポリシランはストリッピングされ、蒸留
によりその他の揮発性物質を除去した。約79.5gの塩素
含有ポリシランがえられた。揮発性副生成物は上述と同
じに分析され、1.50モルのCH3SiCl3、0モルのジシラ
ン、及び0.030モルのCH3Cl2SiCH2CH2SiCl3を含むことが
分かった。これらの結果から、約94%のCH3Cl2SiCH2CH2
SiCl3が(CH3Cl2SiCH2CH2Si)ユニットの形で塩素含有
ポリシランに取り入れられたことが分かった。実験式と
して(CH3Si)(CH3Cl2SiCH2CH2Si)aClbがえられ、a
は129、bは235であると計算された。塩素含有量の計算
値は39.6%である。
(実施例6) ((CH32ClSiCH2CH2SiCl3)を含有する塩素含有ポリ
シランは、33.9g(0.175モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び
25.6g(0.1モル)の(CH32ClSiCH2CH2SiCl3との反応
混合物を0.40gの臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウムの
存在下で330℃まで5.0℃/minの速度で上昇させて反応さ
せ、実施例5と同じ手順で調製された。約15.73gの塩素
含有ポリシランがえられた。揮発性副生成物には、0.30
モルのCH3SiCl3、0.004モルのジシラン、及び0.012モル
の(CH32ClSiCH2CH2SiCl3を含むことが分かった。こ
れらの結果から、約88%の(CH32ClSiCH2CH2SiCl3
((CH32ClSiCH2CH2Si)ユニットの形で塩素含有ポリ
シランに取り入れられたことが分かった。実験式として
(CH3Si)((CH32ClSiCH2CH2Si)aClbがえられ、a
は2.1、bは3.2であると計算される。塩素含有量の計算
値は28.6%である。
(実施例7) (Cl3SiCH2CH2Si)を含有する塩素含有ポリシランは、2
2.8g(0.1モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び29.7g(0.1モ
ル)のCl3SiCH2CH2SiCl3との反応混合物を0.23gの臭化
テトラ‐n-ブチルホスホニウムの存在下で300℃まで4.4
℃/minの速度で上昇させて反応させ、実施例5と同じ手
順で調製された。約8.2gの塩素含有ポリシランがえられ
た。揮発性副生成物には、0.19モルのCH3SiCl3、0.003
モルのジシラン、及び0.05モルの(CH32ClSiCH2CH2Si
Cl3を含むことが分かった。これらの結果から、約50%
のCl3SiCH2CH2SiCl3が(Cl3SiCH2CH2Si)ユニットの形
で塩素含有ポリシランに取り入れられたことが分かっ
た。実験式として(Cl3SiCH2CH2Si)aClbがえられ、a
は1.0、bは2.1であると計算される。塩素含有量の計算
値は46.9%である。
(実施例8) この例は単に比較の目的のためにのみ提示する。
((CH32CHCH2Si)ユニットを塩素含有ポリシランに
取り入れようとするいくつかのこころみがなされた。本
発明の方法では一般に比較的低い比率で取り入れられる
という結果になった。試料Aでは、22.8g(0.1モル)の
CH3Cl2SiSiCl2CH3及び19.2g(0.1モル)の(CH32CHCH
2SiCl3との反応混合物を0.23gの臭化テトラ‐n-ブチル
ホスホニウムの存在下で240℃まで2.4℃/minの速度で上
昇させて反応させ、実施例5と同じ手順で調製された。
わずか約50%の(CH32CHCH2SiCl3が((CH32CHCH2S
i)ユニットとしてポリシランに取り入れられた。試料
Bでは、39.9g(0.175モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び1
9.2g(0.1モル)の(CH32CHCH2SiCl3との反応混合物
を0.40gの臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウムの存在下
で422℃まで7.4℃/minの速度で上昇させて反応させ、実
施例5と同じ手順で調製された。わずか約17%の(C
H32CHCH2SiCl3が((CH32CHCH2Si)ユニットとして
ポリシランに取り入れられた。試料Cでは、68.4g(0.3
モル)のCH3Cl2SiSiCl2CH3及び38.3g(0.2モル)の(CH
32CHCH2SiCl3との反応混合物を0.68gの臭化テトラ‐n
-ブチルホスホニウムの存在下で400℃まで6.2℃/minの
速度で上昇させて反応させ、実施例5と同じ手順で調製
された。わずか約12%の(CH32CHCH2SiCl3が((C
H32CHCH2Si)ユニットとしてポリシランに取り入れら
れた。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】25℃において固体であり、ユニットの平均
    的な分子式が(R2Si)(RSi)(R-Si)で表され、この
    式のRはそれぞれ1〜4個の炭素原子を含有するアルキ
    ル基から独立に選択され、R-は少なくとも6個の炭素原
    子を含有するアルキル基、フェニル基、及び分子式がAy
    X(3−y)Si(CH2)zである基から構成されるグルー
    プから選定され、Aは水素原子または1〜4個の炭素原
    子を含有するアルキル基、yは0〜3の整数、Xは塩素
    または臭素、zは1またはそれより大きい整数であり、
    且つ0〜40モル%の(R2Si)ユニット、40〜99モル%の
    (RSi)ユニット、及び1〜30モル%の(R-Si)ユニッ
    トが存在し、前記式(R2Si)(RSi)(R-Si)中のケイ
    素原子はポリシラン主鎖を形成し、かつ塩素原子または
    臭素原子から選ばれるハロゲン原子と結合している、ハ
    ロゲン含有量が9〜50重量%、ガラス転移温度が111〜1
    21℃である、ポリシラン。
  2. 【請求項2】請求項1記載のポリシランにおいて、R-
    分子式がAyX(3−y)Si(CH2)zである基であり、こ
    の式のAは水素原子または1〜4個の炭素原子を含有す
    るアルキル基から独立して選択され、yは0〜3の整
    数、Xは塩素または臭素、zは1またはそれより大きい
    整数であるポリシラン。
  3. 【請求項3】請求項1記載のポリシランにおいて、(n-
    オクチル-Si)及び(フェニル-Si)の両ユニットを含む
    ポリシラン。
  4. 【請求項4】平均的な分子式が(R2Si)(RSi)(R-S
    i)で表され、この式のRはそれぞれ1〜4個の炭素原
    子を含有するアルキル基から独立に選択され、R-は少な
    くとも6個の炭素原子を含有するアルキル基、フェニル
    基、及び分子式がAyX(3−y)Si(CH2)zである基か
    ら構成されるグループから選定され、Aは水素原子また
    は1〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、yは0〜
    3の整数、Xは塩素または臭素、zは1またはそれより
    大きい整数であり、且つ0〜40モル%の(R2Si)ユニッ
    ト、40〜99モル%の(RSi)ユニット、及び1〜30モル
    %の(R-Si)ユニットが存在し、前記式(R2Si)(RS
    i)(R-Si)中のケイ素原子はポリシラン主鎖を形成
    し、かつ塩素原子または臭素原子から選ばれるハロゲン
    原子と結合し、ハロゲン含有量が9〜50重量%であるポ
    リシランの製法において、この方法が塩素含有または臭
    素含有ジシラン及び分子式がR-SiX3の1〜60重量%のモ
    ノオルガノシランの混合物を揮発性副生成物を蒸留しつ
    つ100℃から340℃の温度で0.001〜10重量%の再配列触
    媒とともに処理することからなり、上式のR-は少なくと
    も6個の炭素原子を含有するアルキル基、フェニル基、
    及び分子式がAyX(3−y)Si(CH2)zである基から構
    成されるグループから選定され、Aは水素原子または1
    〜4個の炭素原子を含有するアルキル基、から独立に選
    択され、yは0〜3の整数、Xは塩素または臭素、zは
    1またはそれより大きい整数であり、最終的に25℃にお
    いて固体であり、ユニットの平均的な分子式が(R2Si)
    (RSi)(R-Si)で表され、この式のRはそれぞれ1〜
    4個の炭素原子を含有するアルキル基から独立に選択さ
    れ、R-は少なくとも6個の炭素原子を含有するアルキル
    基、フェニル基、及び分子式がAyX(3−y)Si(CH2
    zである基から構成されるグループから選定され、Aは
    水素原子または1〜4個の炭素原子を含有するアルキル
    基、yは0〜3の整数、Xは塩素または臭素、zは1ま
    たはそれより大きい整数であり、且つ0〜40モル%の
    (R2Si)ユニット、40〜99モル%の(RSi)ユニット、
    及び1〜30モル%(R-Si)ユニットが存在し、ケイ素上
    の残留ボンドは、ケイ素原子、塩素原子または臭素原子
    と結合しているポリシランを生成する方法。
  5. 【請求項5】請求項4記載の方法において、前記再配列
    触媒がハロゲン化アンモニウム、第3有機アミン、ハロ
    ゲン化第4アンモニウム、ハロゲン化第4ホスホニウ
    ム、ヘキサメチルホスホルアミド、及びシアン化銀から
    なるグループから選択される方法。
  6. 【請求項6】請求項5記載の方法において、再配列触媒
    が0.1〜2.0重量%のレベルで存在し、一般式がW4NX-
    ハロゲン化第4アンモニウム、一般式がW4PX-のハロゲ
    ン化第4ホスホニウム、及びヘキサメチルホスホルアミ
    ドからなるグループから選択され、上式のWはアルキル
    またはアリル基でX-はハロゲンである方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の方法において、再配列触媒
    が臭化テトラ‐n-ブチルホスホニウムまたは塩化テトラ
    ‐n-ブチルホスホニウムである方法。
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