JPH0672404B2 - 舗装道路用冷却車 - Google Patents

舗装道路用冷却車

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JPH0672404B2
JPH0672404B2 JP1312285A JP31228589A JPH0672404B2 JP H0672404 B2 JPH0672404 B2 JP H0672404B2 JP 1312285 A JP1312285 A JP 1312285A JP 31228589 A JP31228589 A JP 31228589A JP H0672404 B2 JPH0672404 B2 JP H0672404B2
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cooling
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air
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宏祐 川口
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、アスファルト舗装工事においてアスファル
トの布設、鎮圧後、速やかにアスファルトを冷却して、
固めることができる舗装道路の冷却方法及び舗装道路用
冷却車に係り、詳しくは散水の冷却効率を改善すること
ができる舗装道路用冷却車に関するものである。
〔従来の技術〕
第13図はアスファルト舗装工事においてアスファルトの
布設、鎮圧後のアスファルトの冷却に使用される従来の
ロードローラ150の斜視図である。ロードローラ150は、
前側の1個の鎮圧ローラ152と、後ろ側の左右方向1列
で複数個の鎮圧タイヤ154とを備え、前後進自在になっ
ている。水タンク156は、ロードローラ150の後部に装備
されて、水を貯蔵し、ノズルパイプ158は、鎮圧タイヤ1
54の後ろ側において鎮圧タイヤ154のほぼ上端付近の高
さに配置され、ロードローラ150の左右方向へほぼロー
ドローラ150の左右幅だけ延びている。散水ノズル160
は、左右方向へ等間隔でロードローラ150に下向きに取
付けられ、水ポンプ(図示せず)の駆動により水タンク
156内の水をノズルパイプ158を経由して供給され、アス
ファルト面23へ散布するようになっている。
アスファルト舗装工事において、ロードローラ150は、
アスファルト面23の所定長さ範囲において前後進を繰り
返し、鎮圧ローラ152及び鎮圧タイヤ154によりアスファ
ルト面23を鎮圧する。また、布設後のアスファルトは、
高温(約80°C以上)にあって、容易に変形するため、
ロードローラ150の前後進中、散水ノズル160からアスフ
ァルト面23に散水され、アスファルト面23を冷却してい
る。
〔発明が解決しようとする課題〕
このような従来の舗装道路冷却装置の問題点を列挙する
と、次の通りである。
(a)散水ノズル160からアスファルト面23へ撒かれた
水がアスファルト面23の表面に温水膜を形成し、その温
水膜が、アスファルト面23からの熱の放射を阻害すると
ともに、後から撒かれてくる冷却水とアスファルト面23
との接触を阻害する。このため、アスファルト面23の冷
却効果が悪化し、冷却作業の時間が増大するとともに、
ロードローラ150の重量により過鎮圧状態となって、ア
スファルト面23に段差やうねりが生じることがある。ま
た、消費される冷却水の量も多大となる。
(b)散水幅が、ほぼロードローラ150の幅と小さく、
かつ左右方向へ固定的であり、アスファルト布設作業車
との連携作業にロスタイムが生じ、アスファルト舗装工
事の全体の作業時間が増大する。
(c)散水場所がロードローラ150の通過した所に限ら
れる。したがって、左右方向全体にわたってアスファル
ト面23に散水するためには、あるいは左右方向の散水場
所を変更するためには、ロードローラ150を左右方向へ
細かく移動させる必要があり、ロードローラ150の運転
操作が煩雑になる。
(d)散水ノズル160の位置が高さ方向に固定的である
ため、非散水作業時におけるロードローラ150の支障の
ない移動を考慮して、散水ノズル160の高さが決定され
るので、散水作業の面からは散水ノズル160の高さは適
切な高さにより高めに設定されている。
この発明の目的は、前述(a),(b),(c)の問題
点を克服して、散水幅を舗装道路用冷却車の左右幅を超
えて増加可能であるとともに、状況に応じて散水幅を調
整できるようにするとともに舗装道路用冷却車の左右方
向に関する散水場所を冷却車の下側のみに限定されず、
側方にも設定可能にすることである。
〔課題を解決するための手段〕 この発明を、実施例に対応する図面の符号を使用して説
明する。
この発明においては舗装道路(23)への散水と並行し
て、舗装道路(23)への加圧空気を吹き付けを行なうも
のであつて、かつ舗装道路(23)の冷却車(10)は、左
右方向へ配列されて舗装道路(23)へ加圧空気を吹き付
ける複数個の空気ノズル(40)と、左右方向へ配列され
て舗装道路(23)に散水する複数個の水ノズル(44)と
を備えていて、空気ノズル(40)の列と水ノズル(44)
の列とを共に装備しかつ側方へ突出自在なノズル支持体
(124a,124b)が2個設けられており、これらノズル支
持体(124a,124b)は、左右方向相対移動手段(130)に
より左右方向へ相対変位自在となっている。而して前記
ノズル支持体(124a,124b)を共通に支持する共通支持
体(120)と、この共通支持体(120)を左右方向へ変位
させる左右方向一体移動手段(128)とを有してなる。
〔作用〕
この発明において、水は舗装道路(23)へ散布され、舗
装道路(23)を冷却し、一方、この水は、舗装道路(2
3)の表面に温水膜を形成する傾向がある。加圧空気
は、舗装道路(23)へ吹き付けられて、温水膜を舗装道
路(23)の表面から除去する。これにより、舗装道路
(23)の表面は、露出するとともに、後から散布されて
来る冷却水と接触状態になる。
左右方向へ配列された水ノズル(44)から舗装道路(2
3)へ散水が行なわれ、散布された水は、舗装道路(2
3)を冷却する。一方、この水は、舗装道路(23)の表
面に温水膜を形成する傾向がある。加圧空気は、左右方
向へ配列された空気ノズル(40)より舗装道路(23)へ
吹き付けられて、温水膜を舗装道路(23)の表面から除
去する。これにより、舗装道路(23)の表面は、露出す
るとともに、後から散布されて来る冷却水と接触状態に
なる。
左右方向相対移動手段(130)の作動により、2個のノ
ズル支持体(124a,124b)は、左右方向へ相対変位す
る。また、ノズル支持体(124a,124b)は、冷却車(1
0)の左右端を超えて側方へ突出する。これにより、散
水幅及び加圧空気吹き付け幅は、変化するとともに、冷
却車(10)の左右幅を超えて増加可能となる。
左右方向一体移動手段(128)が作動すると、共通支持
体(120)が左右方向へ変位する。2個のノズル支持体
(124a,124b)は、共通支持体(120)と一体的に左右方
向へ変位し、この結果、冷却車(10)の左右方向に関す
る散水及び加圧空気吹き付け位置は、冷却車(10)の側
方の場所へも変更可能となる。
〔実施例〕
以下、この発明を第1図ないし第12図の実施例について
説明する。
第3図は冷却車10の斜視図である。冷却車10は、前後に
それぞれ前タイヤ12及び後ろタイヤ14を備え、前後進自
在であり、前側から順番に運転席16、水タンク18及び機
械室20を有している。水タンク18内には水50(第5図)
が貯蔵され、支持装置22は冷却車10の後端に搭載され
る。
第4図は機械室20内の構造図である。冷却車10は、アス
ファルト舗装工事においてアスファルト面23の上を繰り
返し前後して、後述するように、アスファルト面23へ散
水と加圧空気吹き付けを行う。ブロワ24は、エンジン26
により駆動され、吸入ホース28を介してサイレンサ29か
ら機械室20の外の空気を吸入して、吐出ホース30へ吐出
する。分岐管32は吐出ホース30の下流端を空気ホース34
a,34bへ接続している。水ポンプ36も、エンジン26に駆
動され、水タンク18内の水を吸入して、圧送する。空気
管38a,38bは、それぞれ前後に配設され、冷却車10の左
右方向へ水平に延びて、冷却車10の左右幅にほぼ等しい
長さを有している。、空気管38a,38bは、それぞれ左端
部及び右端部において空気ホース34a,34bの下流端へ接
続され、それらを介してブロワ24から加圧空気を供給さ
れる。空気ノズル40は、各空気管38a,38bの下面側にそ
れらの長手方向へ空気管38a,38bの長さ全体にわたって
等間隔に下向きに取付けられ、空気管38a,38bから供給
された加圧空気をアスファルト面23へ吹き付ける。水管
42a,42bは、各空気管38a,38bの前後において、それらに
対して平行にかつ同じ長さだけ延びるように、各空気管
38a,38bに取付けられて、水ポンプから水を送られて来
る。水ノズル44は、各水管42a,42bの下面側にそれらの
長手方向へかつそれらの長さ全体にわたって等間隔に下
向きに取付けられ、水管42a,42bから供給された水を冷
却水としてアスファルト面23へ散布する。
第5図は冷却水及び加圧空気の系統図である。ブロワ24
は、ベルト46を介してエンジン26から伝達された回転動
力により駆動される。水タンク18は内部に水50を貯蔵
し、水ポンプ36は、ベルト52を介してエンジン26から伝
達された回転動力により駆動され、ストレーナ56及び吸
水管54を介して水タンク18内の水50を吸入する。調圧弁
58は、水ポンプ36の吐出側に接続され、余剰の水50を余
水ホース60を介して水タンク18へ戻すとともに、調圧さ
れた水50を水ホース62へ導く。チーズ64は、水ホース62
の下流端を水管路66a,66bへ分岐し、電磁開閉弁68a,68b
は、それぞれ水管路66a,66bに配設されて、通電時に開
くようになっている。
シフトレバー70は、第3図の運転席16の運転座席近傍に
揺動自在に配設され、運転手により手動操作され、冷却
車10の動力伝達系の変速機の前後進ギヤを切り替えて、
冷却車10の前後進を制御する。前後進検出スイッチ72
は、シフトレバー70の前後進用の揺動に関係して切替ら
れ、バッテリ74をシフトレバー70の前進位置及び後進位
置においてそれぞれ電磁開閉弁68a,68bへ接続し、通電
する。
第6図は支持装置22の位置調整機構の構成図である。固
定案内枠76は、冷却車10の台車78の後端に下端部を回転
自在に結合し、支持棒80は、斜めに延びて、上下の端部
を回転自在に固定案内枠76の上端部及び台車78に結合
し、固定案内枠76を鉛直方向に支持する。移動枠82は、
前後から挟まれるように、固定案内枠76の間に挿入さ
れ、固定案内枠76の内面側に取付けられたローラ84によ
り前後から押圧され、上下方向へ案内される。油圧シリ
ンダ86は、起立状態で、上下の端部をそれぞれ移動枠82
の上端部及び台車78に回転自在に結合し、伸縮により移
動枠82を上下動させる。油圧ポンプ88は、ベルト90を介
して伝達されるエンジン26から回転動力により駆動さ
れ、油タンク92内の油94を吸入して、吐出する。調圧弁
96は、油圧ポンプ88の吐出側に設けられ、調圧された油
圧をライン圧油路98へ送る。上下動スイッチ100、作業
幅調整スイッチ102及び横移動スイッチ104は、運転席16
内に設けられ、それぞれバッテリ74と電磁切替弁108,電
磁切替弁108,電磁切替弁110との接続を制御する。油路1
12a,112bは油圧シリンダ86内の各油室へ接続され、電磁
切替弁106は、ライン圧油路98と油路112a,112bとの接続
を制御して、油圧シリンダ86の伸縮量を制御する。油路
114a,114bは、後述の油圧モータ130内の各油室へ接続さ
れ、電磁切替弁108は、ライン圧油路98と油路114a,114b
との接続を制御して、油圧モータ130を正逆転及び停止
させる。油路116a,116bは、後述の油圧モータ128内の各
油室へ接続され、電磁切替弁110は、ライン圧油路98と
油路116a,116bとの接続を制御して、油圧モータ128を正
逆転及び停止させる。
第7図及び第8図は支持装置22の左右方向移動機構の冷
却車10の前後方向及び左右方向の垂直断面で示した図で
ある。
第7図において、支持台118は、固定案内枠76に固定さ
れて、後方へ張り出し、固定案内枠76と一体的に上下動
する。フローティングプレート120は、支持台118内に嵌
挿されて、支持台118に取付けられた支持ローラ122に載
設され、支持ローラ122の転動により支持台118に対して
冷却車10の左右方向へ変位自在になっている。ノズル支
持体124a,124bは、それぞれ前側及び後ろ側に配設さ
れ、U字状の横断面を有し、フローティングプレート12
0の下側縁部をU字状横断面の内側に挿入され、フロー
ティングプレート120の下側縁部の上面側に回転自在に
取付けられた支持ローラ126に載設され、支持ローラ126
の転動によりフローティングプレート120に対して冷却
車10の左右方向へ変位自在になっている。空気管38a,38
bは、それぞれノズル支持体124a,124bに吊設され、ノズ
ル支持体124a,124bと一体的に左右方向へ変位する。油
圧モータ128は、支持台118の上面に固設され、第6図の
油路116a,116bを介して油圧を供給される。油圧モータ1
30は、フローティングプレート120の下面に固設され、
第6図の油路114a,114bを介して油圧を供給される。
第8図において、スプロケット132は油圧モータ128の出
力軸に一体回転的に取付けられ、一対のスプロケット13
4はスプロケット132の下方両側において支持台118の上
壁に回転自在に取付けられている。チェーン136は、両
端をフローティングプレート120の上壁の左右両端部に
係止され、スプロケット132及びスプロケット134に掛け
られている。スプロケット132の回転により、チェーン1
36がスプロケット132に対して移動し、この結果、フロ
ーティングプレート120の左右方向位置が変化する。
第9図はノズル支持体124a,124bを左右方向へ相対変位
させるチェーン機構の平面図である。スプロケット138
は、油圧モータ130の出力軸に一体回転的に取付けら
れ、2個のスプロケット140はフローティングプレート1
20の左右の両端部に回転自在に取付けられている。無端
チェーン142はスプロケット138及びスプロケット140に
掛けられ、結合具144a,144bは無端チェーン142とノズル
支持体124a,124bの端部とを結合している。スプロケッ
ト138の回転に伴って、結合具144a,144bはスプロケット
138の方へ変位し、これにより、ノズル支持体124a,124b
はそれぞれ冷却車10の左方及び右方へ突出する。第9図
の状態では、ノズル支持体124a,124bは、左右方向位置
を一致されており、空気ノズル40及び水ノズル44からの
散水幅及び加圧空気吹き付け幅は、左右方向に関して冷
却車10の左右幅にほぼ等しく、最小になっている。
第10図及び第11図はフローティングプレート120をそれ
ぞれ左方及び右方へ変位したときの冷却車10の左右中心
線Cに対するノズル支持体124a,124bの左右方向位置を
冷却車10の後方及び上方から見た状態で示した図であ
る。ノズル支持体124a,124bは、互いに左方及び右方へ
変位して、左右方向の重複寸法がわずかとなっており、
空気ノズル40及び水ノズル44からの散水幅及び加圧空気
吹き付け幅は、第9図の場合のほぼ2倍となって、最大
となる。第10図では、フローティングプレート120の中
心が冷却車10の左右中心線Cに対して左方へ変位して、
空気ノズル40及び水ノズル44からの散水位置及び加圧空
気吹き付け位置は冷却車10の左端より左方まで達してい
る。これに対し、第11図では、フローティングプレート
120の中心が冷却車10の左右中心線Cに対して右方へ変
位して、空気ノズル40及び水ノズル44からの散水位置及
び加圧空気吹き付け位置は冷却車10の右端より右方まで
達している。
第1図及び第2図はそれぞれ冷却車10が前進及び後進し
ているときの散水及び加圧空気吹き付け状態と共に機械
室20内の構造を示す図である。冷却車10の前後進が前後
進検出スイッチ72(第5図)により検出され、電磁開閉
弁68a,68b(第5図)が選択的に開かれる。こうして、
前進時では空気管38a,38bに対し冷却車10の前後方向前
側の水管42aの水ノズル44から散水が行なわれ、後進時
では空気管38a,38bに対して冷却車10の前後方向後ろ側
の水管42bの水ノズル44から散水が行われる。
実施例の作用について説明する。
アスファルト舗装工事において、アスファルトの布設、
鎮圧後、冷却を行なうアスファルト面23の場所へ冷却車
10を移動させる。
上下動スイッチ100を操作して、油圧シリンダ86を伸縮
させ、空気ノズル40及び水ノズル44をアスファルト面23
から適切な高さに位置付ける。また、作業幅調整スイッ
チ102を操作して、油圧モータ130を正逆転させ、ノズル
支持体124a,124bを左右方向へ相対移動させ、空気ノズ
ル40からの加圧空気吹き付け幅及び水ノズル44からの水
50の散布幅(以下、吹き付け幅を及び散布幅を含めて
「作業幅」という。)を変化させる。さらに、横移動ス
イッチ104を操作して、油圧モータ128を正逆転させ、フ
ローティングプレート120を支持台118に対して左右方向
へ相対移動させ、空気ノズル40からの加圧空気吹き付け
位置及び水ノズル44からの水50の散布位置(以下、吹き
付け位置を及び散布位置をを含めて「作業位置」とい
う。)を変化させる。
第12図(a)ないし(d)は作業幅L及び作業位置の種
々の例を示している。作業幅Lは、最小としての冷却車
10のほぼ左右幅から、最大としての冷却車10のほぼ左右
幅の2倍まで、調整自在である。また、フローティング
プレート120の左右方向の移動により冷却車10の左方及
び右方へ作業位置を延ばすことかできる。
冷却車10は所定範囲においてアスファルト面23の上を前
後進し、その際、空気ノズル40及び水ノズル44からアス
ファルト面23へ向けてそれぞれ加圧空気及び水50を噴出
する。冷却車10の前後進では、シフトレバー70が切り替
えられ、それに連動する電磁弁68a,68bを介して、水管
路66a,66bが選択的に開かれ、水管42a,42bへ選択的に水
50が導かれる。これにより、第1図及び第2図に示され
るように、常に冷却車10の進行方向に空気管38a,38bに
対して前側にある水管42a又は42bから水50がアスファル
ト面23へ向けて噴出される。
アスファルト面23へ散布された水50は、アスファルト面
23を冷却する一方、アスファルト面23に温水膜を形成す
る傾向がある。空気ノズル40からアスファルト面23へ吹
き付けられた加圧空気は、温水膜をアスファルト面23か
ら除去する。これにより、アスファルト面23、露出し
て、放熱を促進されるとともに、後から散布されて来る
水50と効率的に接触し、後から散布された水50によるア
スファルト面23の冷却効率が高められる。
アスファルト面23の冷却作業が終了して、冷却車10を移
動させる場合には、上下動スイッチ100を操作して、油
圧シリンダ86を伸長させ、支持装置22を高い位置に保持
して、冷却車10を走行させる。これにより、空気ノズル
40及び水ノズル44と道路上の障害物との衝突を回避し
て、冷却車10を円滑に走行させることができる。
図示の冷却車10では、第1図及び第2図に示されるよう
に、冷却車10の進行方向に関して空気管38a,38bより前
側にある水管42a又は42bから散水が行われて、散水の後
から加圧空気吹き付けが行われるようになっているが、
逆に、冷却車10の進行方向に関して空気管38a,38bより
後ろ側にある水管42b又は42bから散水を行って、加圧空
気吹き付けによりアスファルト面23の表面から温水膜を
除去した後に散水を行なうようにしてもよい。
〔発明の効果〕
この発明においては、舗装道路への散水と並行して、舗
装道路への加圧空気吹き付けが行なわれることにより、
前に撒かれた冷却水が舗装道路の表面に形成した温水膜
が除去される。したがって、舗装道路からの放熱及び舗
装道路への後から撒かれた冷却水の接触が促進され、放
熱効率及び冷却水による冷却効率が向上し、冷却作業時
間を短縮するとともに、舗装道路の過鎮圧を回避し、か
つ冷却水の消費量を低減できる。
また水ノズル及び空気ノズルの列を装備するノズル支持
体が2個設けられ、それらは左右方向相対移動手段によ
り、冷却車の側方へ突出自在かつ相対変位自在になって
いる。したがって、散水幅及び冷却車の吹き付け幅を状
況に応じて調整自在であるとともに、冷却車の幅を超え
て増加可能となり、能率的な散水及び加圧空気吹き付け
作業を行なうことができる。
更に、左右方向一体移動手段の作動によりノズル支持体
を左右方向へ移動させ、散水及び加圧空気吹き付け位置
を冷却車の側方の場所にも設定することができる。この
結果、左右方向に関する散水及び加圧空気吹き付け位置
を変更するに当たり、冷却車を一々左右方向へ移動する
手間を省略することができ、冷却車の運転操作を簡単化
し、作業能率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第12図はこの発明の実施例に関し、第1図
及び第2図はそれぞれ冷却車が前進及び後進していると
きの散水及び加圧空気吹き付け状態と共に機械室内の構
造を示す図、第3図は冷却車の斜視図、第4図は機械室
内の構造図、第5図は冷却水及び加圧空気の系統図、第
6図は支持装置の位置調整機構の構成図、第7図及び第
8図は支持装置の左右方向移動機構の冷却車の前後方向
及び左右方向の垂直断面で示した図、第9図はノズル支
持体を左右方向へ相対変位させるチェーン機構の平面
図、第10図及び第11図はフローティングプレートをそれ
ぞれ左方及び右方へ変位したときの冷却車の左右中心線
Cに対するノズル支持体の左右方向位置を冷却車の後方
及び上方から見た状態で示した図、第12図(a)ないし
(d)は作業幅L及び作業位置の種々の例を示した図、
第13図はアスファルト舗装工事においてアスファルトの
布設、鎮圧後のアスファルトの冷却に使用される従来の
ロードローラの斜視図である。 10……冷却車、23……アスファルト面(舗装道路)、40
……空気ノズル、44……水ノズル、86……油圧シリンダ
(上下方向移動手段)、120……フローティングプレー
ト(共通支持体)、124a,124b……ノズル支持体、128…
…油圧モータ(左右方向一体移動手段)、130……油圧
モータ(左右方向相対移動手段)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】舗装道路(23)への散水と並行して、舗装
    道路(23)への加圧空気を吹き付けを行うべく左右方向
    へ配列されて舗装道路(23)へ加圧空気を吹き付ける複
    数個の空気ノズル(40)と、左右方向へ配列されて舗装
    道路(23)に散水する複数個の水ノズル(44)とを備え
    る舗装道路用冷却車において、前記空気ノズル(40)の
    列と前記水ノズル(44)の列とを共に装備しかつ側方へ
    突出自在なノズル支持体(124a,124b)が2個設けら
    れ、これらノズル支持体(124a,124b)は、左右方向相
    対移動手段(130)により左右方向へ相対変位自在とな
    っていると共に、前記ノズル支持体(124a,124b)を共
    通に支持する共通支持体(120)と、この共通支持体(1
    20)を左右方向へ変位させる左右方向一体移動手段(12
    8)とを有してなることを特徴とする舗装道路用冷却
    車。
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